JP2003146957A - バリオールアミン製造法およびその中間体 - Google Patents

バリオールアミン製造法およびその中間体

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JP2003146957A
JP2003146957A JP2001345259A JP2001345259A JP2003146957A JP 2003146957 A JP2003146957 A JP 2003146957A JP 2001345259 A JP2001345259 A JP 2001345259A JP 2001345259 A JP2001345259 A JP 2001345259A JP 2003146957 A JP2003146957 A JP 2003146957A
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hydrogen atom
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Takeshi Masagaki
武志 正垣
Taku Yagi
卓 八木
Takao Kakita
孝雄 柿田
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Sawai Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Sawai Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バリオールアミンの低コストかつ安全な製造法
の提供、およびバリオールアミン等の製造に有用な化合
物の提供。 【解決手段】式: 【化1】 (式中、R1、R2、R3およびR4は、それぞれ同一また
は異なっていてもよく、水素原子または水酸基の保護基
を示し、Xは−CH=CH2または−CH2OHを示す)
で表される化合物を中間体とするバリオールアミン製造
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバリオールアミンの
新規製造法およびバリオールアミンを製造するための新
規中間体に関する。
【0002】
【従来の技術】バリオールアミンはグルコシダーゼ阻害
剤(例えば、ボグリボースなどのバリオールアミンN置
換誘導体(特公平2−38580号公報)の重要な中間
体であり、その有用性から数多くの合成法が存在する。
バリオールアミンの合成法としては、例えば、バリダマ
イシンを発酵法によって分解し、分解によって得られる
バリエナミンを原料として合成する方法(特公平1−1
8904号公報)が挙げられる。直接発酵法によるバリ
オールアミンの製造法には、原料のバリダマイシンが農
薬として用いられているために原料の価格が非常に高価
となるというコスト面での課題、ならびに工業的製法と
しての収量の面での課題がある。他の合成法としては、
D−グルコノ−1,5−ラクトン誘導体を原料とする製
造法(特許第2528332号)、アミノシクリトール
を中間体とする製造法(特公平1−18904号公
報)、イノソース誘導体(特公平7−84403号公
報)を中間体とする製造法(特許第2699912
号)、ならびに上記イノソース誘導体を擬似ハロ誘導体
から調製してバリオールアミンおよびその誘導体を合成
する方法(特許第2593677号)などが挙げられ
る。しかしながら、上記のバリオールアミン製造法(特
に、特許第2528332号および特許第259367
7号)には、ブチルリチウムなどの危険で不安定な試薬
を用いて低温で反応を行わなければならないといった問
題、ならびにDMSO酸化における臭気などの問題があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、バリオールアミンの低コストかつ安全な新規製造法
を提供することである。また、本発明の課題は、バリオ
ールアミン等の製造に有用な新規化合物を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意研究を行った結果、式:
【0005】
【化11】
【0006】(式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞ
れ同一または異なっていてもよく、水素原子または保護
基を示し、Xは−CH=CH2または−CH2OHを示
す)で表される化合物を中間体とするバリオールアミン
の新規な製造法を見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、
【0008】[1] 式:
【0009】
【化12】
【0010】(式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞ
れ同一または異なっていてもよく、水素原子または保護
基を示し、Xは−CH=CH2または−CH2OHを示
す)で表される化合物、
【0011】[2] 式:
【0012】
【化13】
【0013】(式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞ
れ同一または異なっていてもよく、水素原子または保護
基を示し、Xは−CH=CH2または−CH2OHを示
す)で表される化合物、
【0014】[3] 式:
【0015】
【化14】
【0016】(式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞ
れ同一または異なっていてもよく、水素原子または保護
基を示す)で表される化合物を還元反応に付すことを特
徴とするバリオールアミンの製造法、
【0017】[4] 式:
【0018】
【化15】
【0019】(式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞ
れ同一または異なっていてもよく、水素原子または保護
基を示す)で表される化合物を酸化反応に付すことを特
徴とする、式:
【0020】
【化16】
【0021】(式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞ
れ同一または異なっていてもよく、水素原子または保護
基を示す)で表される化合物の製造法、
【0022】[5] 式:
【0023】
【化17】
【0024】(式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞ
れ同一または異なっていてもよく、水素原子または保護
基を示す)で表される化合物をアジド化することを特徴
とする、式:
【0025】
【化18】
【0026】(式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞ
れ同一または異なっていてもよく、水素原子または保護
基を示す)で表される化合物の製造法、
【0027】[6] 項目[3]〜[5]に記載の工程
を少なくとも1つ含むことを特徴とするバリオールアミ
ンの製造法、
【0028】[7] 以下の工程(a)、(b)および
(c)を包含することを特徴とするバリオールアミンの
製造法: (a) 式:
【0029】
【化19】
【0030】(式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞ
れ同一または異なっていてもよく、水素原子または保護
基を示す)で表される化合物をアジド化して式:
【0031】
【化20】
【0032】(式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞ
れ同一または異なっていてもよく、水素原子または保護
基を示す)で表される化合物を得る工程、(b) 工程
(a)で得られる化合物を酸化反応に付して式:
【0033】
【化21】
【0034】(式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞ
れ同一または異なっていてもよく、水素原子または保護
基を示す)で表される化合物を得る工程、および(c)
工程(b)で得られる化合物を還元反応に付してバリ
オールアミンを得る工程、に関する。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の製造法によるバリオール
アミン合成の反応スキームを図1に示す。
【0036】図1に示すように、本発明のバリオールア
ミン製造法は、式:
【0037】
【化22】
【0038】(式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞ
れ同一または異なっていてもよく、水素原子または保護
基を示し、Xは−CH=CH2または−CH2OHを示
す)で表される化合物(図1において、中間体8および
9の化合物)を中間体として使用するものである。
【0039】本発明において、R1、R2、R3およびR4
における保護基としては、公知の任意の適切な水酸基の
保護基を使用することができ、好ましくは、ベンジル基
または置換ベンジル基(例えば、2,6−ジクロロベン
ジル基、3−ブロモベンジル基、2−ニトロベンジル基
および4−ジメチルカルバモイルベンジル基など)、シ
リル基(トリメチルシリル基、トリエチルシリル基およ
びt−ブチルジメチルシリル基など)ならびにテトラヒ
ドロピラニル基などであるがこれらに限定されない。特
に好ましいものはベンジル基である。
【0040】図1におけるR5は、水素または各工程に
適した任意の保護基であり、メチル基、エチル基、イソ
プロピル基などのC1-4のアルキル基およびアセチル基
などのC1-4のアルカノイル基などを示すがこれらに限
定されない。
【0041】図1を参照して、目的のバリオールアミン
は、グルコースから化合物1を調製し、次いで、Ferrie
r転位を介して化合物1を化合物2および3に変換し、
その後、工程B〜Eまたは工程Fを経て化合物7へと誘
導し、この化合物7から上記の中間体(化合物8および
9)を経て容易に合成することができる。
【0042】即ち、中間体8および9を経由することが
本発明の特徴であり、これによりバリオールアミンを容
易に合成することができる。また、本発明の特徴は、安
価なグルコースを原料として用いること、およびFerrie
r転位によって得られる化合物2および3の両方を無駄
なく使用することにある。さらに、以下の各反応工程の
説明ならびに参考例および実施例に示すように、本発明
の製造法は、臭気を発するDMSO酸化、ブチルリチウ
ムなどの危険な試薬を用いず、温和な条件下でバリオー
ルアミンが合成できることを特徴とする。
【0043】以下に各反応工程を説明する。
【0044】(各反応工程の説明)図1を参照し、好ま
しい実施態様を挙げながら各工程を詳説する。各反応工
程の説明において引用される文献は本明細書中に参考と
して援用される。
【0045】まず、文献(J. Org. Chem. 1994, 59, 31
35-41、J. Chem. Soc. Perkin. Trans. 1, 1980, 2866-
9)に記載の製造方法に従ってグルコースから化合物1
(R1、R2、R3はそれぞれ同一または異なっていても
よく、水素原子または上記の保護基であり、特にベンジ
ル基が好ましく、R5は、水素原子または上記の保護基
であり、特にメチル基が好ましい)を得る。
【0046】(工程A) (Ferrier転位)Tetrahedron Lett., 1996, 37, 649-65
2に記載されるように、パラジウム塩を用いたFerrier転
位を利用して化合物1から化合物2および3の混合物を
得ることができる。パラジウム塩としては、酢酸パラジ
ウムおよび塩化パラジウムが挙げられるが、これらに限
定されない。特に、塩化パラジウムが好ましい。
【0047】この反応に用いる溶媒としては、ジオキサ
ン、水、これらの混合溶媒が挙げられるが、なかでも混
合溶媒が好ましく、特に、ジオキサン−水(2:1)が
好ましい。
【0048】また、Ferrier転位に関して、触媒とし
て、酢酸水銀(Tetrahedron(1994), 50(35), 10443-5
8、Synlett(1992), 12, 969-71)および塩化水銀(Tetr
ahedron(1994), 50(14), 4125-36)を用いた方法を利用
することも可能である。
【0049】化合物2および3を次の工程に用いるため
に、通常、当業者に公知の方法によって単離精製する。
【0050】(工程B) (カルボニル基のビニル化)例えば、ビニルマグネシウ
ムクロリド、ビニルマグネシウムブロミドなどのグリニ
ヤール試薬を用いて化合物2のカルボニル基をビニル化
して化合物4を得ることができる。この工程において、
例えば、Carbohydrate Research, 205 (1990) 283-291
に記載の方法を用いることができる。
【0051】(工程C〜E) (C4立体配置の反転)工程C〜Eを経由して化合物5
から7を誘導することができる。すなわち、工程C〜E
は、化合物4の4位に存在する水酸基の立体配置を反転
させる工程である。
【0052】(工程C)工程Cにおいて、塩基の存在下
に酸ハロゲン化物:R6Y(Yは塩素などのハロゲンを
示す)を滴下することによって、化合物4の4位の水酸
基を脱離可能な基R6で保護し、化合物5を調製する。
【0053】塩基としては、トリエチルアミン、ジイソ
プロピルエチルアミン、ジメチルアミノピリジン、ピリ
ジン、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどが挙げら
れ、ピリジンが好ましい。
【0054】酸ハロゲン化物:R6Yとしては、p−ト
ルエンスルホニルクロリド、トリフルオロメタンスルホ
ニルクロリド、ノナフルオロブタンスルホニルクロリド
およびメタンスルホニルクロリドが挙げられる(ただ
し、これらに限定されない)。すなわち、化合物5にお
ける脱離可能な基R6としては、p−トルエンスルホニ
ル基、トリフルオロメタンスルホニル基、ノナフルオロ
ブタンスルホニル基、メタンスルホニル基などが挙げら
れる。
【0055】反応温度は、特に限定されないが、好まし
くは−78℃〜100℃、より好ましくは0℃〜60℃
である。
【0056】反応時間は、反応温度により差異がある
が、通常数分〜1時間程度である。
【0057】(工程D)工程Dにおいて、化合物5の−
OR6基を−OR7基で置換することによって化合物6を
調製する。
【0058】例えば、Chemistry Lett., 1984, 1555-15
56に記載の方法を参考にし、クラウンエーテルの存在下
で酢酸セシウムを用いてアルコール反転を行うことがで
きる。この場合、化合物6における保護基R7はアセチ
ル基となる。他にもアルコール反転を行う反応は多くあ
り、これらを用いてもよい。
【0059】クラウンエーテルとしては、15−クラウ
ン−5、12−クラウン−4および18−クラウン−6
が挙げられ、18−クラウン−6が好ましい(ただし、
これらに限定されない)。
【0060】溶媒として、テトラヒドロフラン、塩化メ
チレン、アセトニトリル、トルエン、ヘキサン、エーテ
ルおよびベンゼンが挙げられ、ベンゼンが好ましい(た
だし、これらに限定されない)。
【0061】反応温度は、特に限定されないが、好まし
くは40℃〜200℃、より好ましくは50℃〜110
℃である。
【0062】反応時間は、反応温度により差異がある
が、通常数分〜24時間程度である。
【0063】(工程E)工程Eにおいて、保護基R7
みを加水分解により脱保護して化合物7を得る。加水分
解条件は、塩基性条件下(例えば、メタノール中、ナト
リウムメトキシドを使用)が好ましい。
【0064】(工程F) (カルボニル基のビニル化)工程Fによれば、化合物7
を化合物3から別途合成することが可能である。すなわ
ち、工程Bと同様に、化合物3をビニルグリニヤール試
薬(ビニルマグネシウムクロリドまたはビニルマグネシ
ウムブロミドなど)と反応させて化合物7を得ることが
できる。
【0065】(工程G) (C4水酸基のアジド化)化合物7をアジド化し、バリ
オールアミン合成の中間体(化合物8)、即ち[化2]
においてXが−CH=CH2の化合物を得ることができ
る。アジド化は、アンモニウムアジド、アジ化ナトリウ
ム、アジ化水素などを用いて行われる。化合物7をトリ
フラート化し、そのトリフラート体をアジ化ナトリウム
と反応させる工程を含むアジド化が好ましい。好ましく
は、工程Gは、塩基の存在下で化合物7に無水トリフル
オロメタンスルホン酸を滴下し、そのトリフラート体を
アジ化ナトリウムと反応させる工程を包含する。
【0066】工程Gで用いる塩基として、トリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジメチルアミノピ
リジン、ピリジン、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム
などが挙げられるが、これらに限定されない。好ましい
塩基はピリジンである。
【0067】工程Gの反応温度は、特に限定されない
が、好ましくは−78℃〜200℃、より好ましくは0
℃〜100℃である。
【0068】工程Gで用いる溶媒として、ベンゼン、へ
キサン、酢酸エチル、クロロホルム、塩化メチレン、四
塩化炭素、テトラヒドロフランおよびDMFなどの非プ
ロトン性溶媒が挙げられるが、これらに限定されない。
好ましい溶媒はDMFである。
【0069】工程Gの反応時間は、反応温度により差異
があるが、数分〜3時間程度である。
【0070】(工程H) (C2ビニル基の酸化反応)工程Gで得られる化合物8
を酸化反応に付して、バリオールアミン合成の中間体
(化合物9)、即ち、[化2]においてXが−CH2
Hの化合物を得ることができる。酸化反応としては、オ
スミウム酸化およびオゾン酸化が挙げられる。オゾン酸
化を経由した二重結合の酸化反応が好ましい。オゾン酸
化は、例えば、Tetrahedron Lett., 1990, 31, 3007-30
10に記載の方法を参考することができる。好ましくは、
溶媒中、化合物8の存在下に装置:石井理化機器製作所
のオゾン装置を用いて、80Vの電圧でオゾンを発生さ
せることにより行うことができる。酸化反応後、還元剤
を用いて還元反応を行い、化合物9を得る。
【0071】工程Hで用いる溶媒として、メタノール、
エタノール、クロロホルム、ジメチルスルホキシド、へ
キサンおよび塩化メチレン−メタノールが挙げられる
が、これらに限定されない。溶媒として、塩化メチレン
−メタノール(4:1)が特に好ましい。
【0072】工程Hの反応温度は、特に限定されない
が、オゾン酸化反応では、好ましくは−78℃〜室温
(約25℃)、より好ましくは−78℃であり、還元反
応では好ましくは−10〜60℃、より好ましくは室温
(約25℃)である。
【0073】工程Hにおいて用いることができる還元剤
として、水素化リチウムアルミニウム、シアノ水素化ホ
ウ素ナトリウム、水素化ジイソブチルアルミニウムおよ
び水素化ホウ素ナトリウムが挙げられるが、これらに限
定されない。好ましい還元剤は水素化ホウ素ナトリウム
である。
【0074】工程Hの反応時間は、反応温度により差異
があるが、オゾン酸化反応の場合は、原料の量にも依る
が、数分〜24時間程度であり、還元反応の場合は、数
分〜3時間程度である。
【0075】(工程I) (還元反応)工程Hで得られる化合物9を還元反応(特
に、接触還元反応)に付し、ワンポットでバリオールア
ミンを合成する。すなわち、化合物9の保護基R1
2、R 3およびR4の脱離と、アジド基のアミノ基への
還元とをワンポットで同時に行う。溶媒中、接触還元触
媒の存在下に水素を添加して化合物9を還元反応に付
す。接触還元触媒として、パラジウム黒、パラジウム炭
素(Pd/C)および水酸化パラジウム(Pd(OH)
2)が挙げられるが、これらに限定されない。触媒とし
て水酸化パラジウムを使用することが好ましい。
【0076】還元反応(特に、接触還元反応)で使用す
る溶媒として、酢酸、エタノール、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、ジメチルホルムアミドおよびメタノール
が挙げられるが、これらに限定されない。好ましい溶媒
はメタノールである。
【0077】還元反応(特に、接触還元反応)の反応温
度は、特に限定されないが、好ましくは−10℃〜10
0℃、より好ましくは0℃〜60℃である。
【0078】還元反応(特に、接触還元反応)の反応時
間は、反応温度により差異があるが、通常数分〜24時
間程度である。
【0079】(グルコシダーゼ阻害活性を有するバリオ
ールアミン誘導体の合成)上記の新規中間体(化合物8
および9)を経て得たバリオールアミンからグルコシダ
ーゼ阻害活性を有する化合物を誘導することが可能であ
る。1実施態様において、グルコシダーゼ阻害活性を有
する化合物として公知であるボグリボースの合成を後記
参考例7において例示するが、ボグリボースだけでな
く、それ以外のグルコシダーゼ阻害活性を有する化合物
(例えば、特公平2−38580号公報に記載されるよ
うな化合物)を調製することも可能である。
【0080】
【実施例】以下、参考例および実施例を示して本発明を
より具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定
されるものではない。
【0081】(参考例1:[2S−(2α,3β,4
α,5α)]−5−ヒドロキシ−2,3,4−トリス
(フェニルメトキシ)−シクロヘキサノンおよび[2S
−(2α,3β,4α,5β)]−5−ヒドロキシ−
2,3,4−トリス(フェニルメトキシ)−シクロヘキ
サノンの合成)
【0082】
【化23】
【0083】文献(J. Org. Chem. 1994, 59, 3135-4
1、J. Chem. Soc. Perkin. Trans. 1,1980, 2866-9)に
記載の製造方法に従ってグルコースから得たメチル6−
デオキシ−2,3,4−トリス−O−(フェニルメチ
ル)−α−D−キシロ−5−ヘキセノピラノシド 1
4.0gを1,4−ジオキサン−水(2:1)150m
Lに溶解し、塩化パラジウム 278mgを加え、60
℃で2.5時間反応させた。反応混合物に水100mL
を加え、酢酸エチル100mLで抽出した。飽和食塩水
100mLで洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、その後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
(ヘキサン−酢酸エチル=65:35)で精製し、[2
S−(2α,3β,4α,5α)]−5−ヒドロキシ−
2,3,4−トリス(フェニルメトキシ)−シクロヘキ
サノンを6.7g(収率50.0%)、その5β体を
2.71g(収率20.0%)で得た。それぞれNM
R、IR、MSの値より表題化合物であることを確認し
た。
【0084】(参考例2:3−デオキシ−2−C−エテ
ニル−1,5,6−トリス−O−(フェニルメチル)−
D−エピ−イノシトールの合成)
【0085】
【化24】
【0086】窒素気流下、上記参考例1で得た化合物
(5α体)7.82gの乾燥THF25mL溶液に0℃
で1.6M ビニルマグネシウムクロリド THF溶液
57mL(90.5mmol)を滴下し、室温で5時間
反応させた。反応混合物に飽和塩化アンモニウム溶液を
加え、酢酸エチル200mLで抽出した。有機層を水1
00mL、飽和食塩水100mLで洗浄した後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、その後、溶媒を留去した。残渣
をシリカゲルカラム(ヘキサン−酢酸エチル=8:2)
で精製し、表題化合物を6.43g(収率77.2%)
で得た。NMR、IR、MSの値より表題化合物である
ことを確認した。
【0087】(参考例3:3−デオキシ−2−C−エテ
ニル−4−O−(メタンスルホニル)−1,5,6−ト
リス−O−(フェニルメチル)−D−エピ−イノシトー
ルの合成)
【0088】
【化25】
【0089】上記参考例2で得た化合物1.64gをピ
リジン15mLに溶解し、この溶液にメタンスルホニル
クロリド0.42mLを氷冷下で加え、室温で1時間反
応させた。反応混合物を水100mLに注ぎ、酢酸エチ
ル100mLで抽出した。有機層を水100mL、飽和
食塩水100mLで洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、その後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカ
ラム(ヘキサン−酢酸エチル=6:4)で精製し、表題
化合物を1.67g(収率87.1%)で得た。NM
R、IR、MSの値より表題化合物であることを確認し
た。
【0090】(参考例4:3−デオキシ−2−C−エテ
ニル−4−O−アセチル−1,5,6−トリス−O−
(フェニルメチル)−D−ミオ−イノシトールの合成)
【0091】
【化26】
【0092】上記参考例3で得た化合物1.67gと1
8−クラウン−6(822mg)をベンゼン20mLに
溶解し、この溶液に酢酸セシウム3.0gを加え、12
時間加熱還流を行った。反応混合物に水100mLを加
え、酢酸エチル100mLで抽出した。有機層を水50
mL、飽和食塩水50mLで洗浄した後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、その後、溶媒を留去した。残渣をシリ
カゲルカラム(ヘキサン−酢酸エチル=85:15)で
精製し、表題化合物を1.12g(収率71.8%)で
得た。NMR、IR、MSの値より表題化合物であるこ
とを確認した。
【0093】(参考例5:3−デオキシ−2−C−エテ
ニル−1,5,6−トリス−O−(フェニルメチル)−
D−ミオ−イノシトールの合成)
【0094】
【化27】
【0095】上記参考例4で得た化合物1.12gをメ
タノール20mLに溶解し、この溶液にナトリウムメト
キシド60mgを加え、2時間反応させた。反応混合物
の溶媒を留去し、その残渣を酢酸エチル100mLに溶
解し、水50mL、飽和食塩水50mLで洗浄した後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣を
シリカゲルカラム(ヘキサン−酢酸エチル=7:3)で
精製し、表題化合物を975mg(収率95.1%)で
得た。NMR、IR、MSの値より表題化合物であるこ
とを確認した。
【0096】(参考例6:3−デオキシ−2−C−エテ
ニル−1,5,6−トリス−O−(フェニルメチル)−
D−ミオ−イノシトールの合成)
【0097】
【化28】
【0098】上記参考例1で得た化合物(5β体)4.
22gの乾燥THF 20mL溶液に、窒素気流下0℃
で1.6M ビニルマグネシウムクロリド THF溶液
30.5mLを滴下し、室温で5時間反応させた。反応
混合物に飽和塩化アンモニウム溶液を加え、酢酸エチル
200mLで抽出した。有機層を水100mL、飽和食
塩水100mLで洗浄した後に無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、その後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ム(ヘキサン−酢酸エチル=8:2)で精製し、表題化
合物を1.20g(収率26.7%)で得た。NMR、
IR、MSの値より表題化合物であることを確認した。
【0099】(実施例1:4−アジド−3,4−ジデオ
キシ−2−C−エテニル−1,5,6−トリス−O−
(フェニルメチル)−D−エピ−イノシトールの合成)
【0100】
【化29】
【0101】上記参考例6で得た化合物500mgをピ
リジン10mLに溶解し、氷冷下で無水トリフルオロメ
タンスルホン酸0.35mLを滴下し、室温で30分間
反応させた。反応混合物に水20mLを加え、酢酸エチ
ル50mLで抽出した。有機層を水20mL、飽和食塩
水20mLで洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去した。残渣をDMF10mLに溶解し、
アジ化ナトリウム 354mgを加え、90℃で2.5
時間反応させた。反応混合物に水50mLを加え、酢酸
エチル50mLで抽出した。有機層を水50mL、飽和
食塩水50mLで洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム(ヘキ
サン−酢酸エチル=8:2)で精製し、表題化合物を4
76mg(収率90.0%)で得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3,ppm):
1.56(dd,1H,J=4.0,15.5Hz),
1.97(dd,1H,J=3.0,15.5Hz),
2.99(br.s,1H,O),3.31(d,1
H,J=9.5Hz),3.60(dd,1H,J=
9.0,10.0Hz),3.99(ddd,1H,J
=3.0,4.0,4.0Hz),4.12(dd,1
H,J=9.5,10.0Hz),4.62(d,1
H,J=11.0Hz,PhC 2),4.75(d,
1H,J=12.0Hz,PhC 2),4.79
(d,1H,J=12.0Hz,PhC 2),4.8
1(d,2H,J=10.5Hz,PhC 2),4.
92(d,1H,J=10.5Hz,PhC 2),
5.17(dd,1H,J=1.0,11.0Hz,オ
レフィンC 2),5.45(dd,1H,J=1.
0,16.5Hz,オレフィンC 2),5.72(d
d,1H,J=11.0,16.5Hz,オレフィンC
),7.25−7.40(m,15H,Ph)。 IR(cm-1,ニート):2116,1454,127
6,1093,1071,736,697。 FAB HRMS(NBA+Na);C29H31N3
O4+Na+(M+Na+)に対する計算値 m/z=5
08.2213、実測値 m/z=508.2211。
【0102】(実施例2:4−アジド−3,4−ジデオ
キシ−2−C−(ヒドロキシメチル)−1,5,6−ト
リス−O−(フェニルメチル)−D−エピ−イノシトー
ルの合成)
【0103】
【化30】
【0104】上記実施例1で得た化合物453mgを塩
化メチレン−メタノール(4:1)25mLに溶解し、
−78℃でO3を約7時間導入した(石井理化機器製作
所のオゾン装置を用いた)。反応混合物に水素化ホウ素
ナトリウム 130mgを加え、室温(約25℃)で1
時間反応させた。反応混合物に1M塩酸水溶液20mL
を加え、酢酸エチル50mLで抽出した。有機層を水5
0mL、飽和食塩水50mLで洗浄した後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、その後、溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲルカラム(ヘキサン−酢酸エチル=6:4)で精
製し、白色固体の表題化合物を416mg(収率91.
4%)で得た。融点=122.5〜124.0℃。1 H−NMR(500MHz,CDCl3,ppm):
1.62(dd,1H,J=4.0,15.3Hz),
1.97(dd,1H,J=4.0,15.3Hz),
3.27(d,1H,J=11.0Hz),3.33
(d,1H,J=11.0Hz),3.37(d,1
H,J=9.5Hz),3.59(dd,1H,J=
3.5,9.0Hz),3.99(ddd,1H,J=
3.5,4.0,4.0Hz),4.17(dd,1
H,J=9.0,9.0Hz),4.66(d,1H,
J=11.5Hz),4.74(d,1H,J=12.
0Hz),4.78(d,1H,J=12.5Hz),
4.83(d,1H,J=11.0Hz),4.94
(d,1H,J=11.5Hz),4.95(d,1
H,J=10.0Hz),7.27−7.39(m,1
5H,Ph)。 IR(cm-1,KBr):3412,2107,106
4,1038,1029,1015,695。 FAB HRMS(NBA+Na);C28H31N3
O5+Na+(M+Na+)に対する計算値 m/z=5
12.2162、実測値 m/z=512.2162。
【0105】(実施例3:4−アミノ−3,4−ジデオ
キシ−2−C−(ヒドロキシメチル)−D−エピ−イノ
シトール(バリオールアミン)の合成)
【0106】
【化31】
【0107】上記実施例2で得た化合物430mgをメ
タノールに溶解し、この溶液に20% 水酸化パラジウ
ム(400mg)を加え、水素を添加して20時間、室
温で接触還元を行った。反応混合物をセライトろ過する
ことにより触媒を除き、その後、濾液を濃縮した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム−メタノー
ル−28%アンモニア水=8:9:3)で精製し、バリ
オールアミン(白色泡状固体)を153mg(収率9
0.0%)で得た。1 H−NMR(500MHz,D2O,ppm):1.7
1(dd,1H,J=4.0,15.5Hz),1.9
1(dd,1H,J=3.0,15.5Hz),3.3
3−3.39(m,1H),3.43(d,1H,J=
9.0Hz,2.5,3.5,4.0Hz),3.47
(d,1H,J=11.0Hz),3.54(d,1
H,J=11.5Hz),3.60(dd,1H,J=
4.5,10.0Hz),3.85(t,1H,J=
9.0,10.0Hz)。 IR(cm-1,ニート):3369,2928,163
2,1572,1476,1392,1096,104
9。 FAB HRMS(NBA+Na);C7H15NO5
+H+(M+H+)に対する計算値 m/z=194.0
950、実測値 m/z=194.1015。比旋光
度:(c=1.00,H2O);[α]D 24=+21.8
°(文献値=+19.6°)。
【0108】(参考例7:バリオールアミンからのグル
コシダーゼ阻害剤の合成)3,4−ジデオキシ−4−
[[2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチ
ル]アミノ]−2−C−(ヒドロキシメチル)−D−エ
ピ−イノシトール(ボグリボース)の合成
【0109】
【化32】
【0110】特公平2−38580号公報に記載の方法
を参照してボグリボースを合成する。上記実施例3の工
程で得られるバリオールアミンをDMFに溶解し、この
溶液にジヒドロキシアセトン(ダイマー)、2M 塩
酸、次いで、シアノ水素化ホウ素ナトリウムを加え、6
5℃で16時間反応させた。反応混合物に水を加え、2
M 塩酸で酸性(約pH 1)とし、氷冷下で30分間
攪拌した。続いて1M水酸化ナトリウムを用いてpHを
約pH 4.5に調整し、強酸性イオン交換樹脂(商品
名:DOWEX 50w×8)に加えた。樹脂を十分水
洗した後、1MNH4OHで溶出した。溶出液を濃縮し
た後、強塩基性イオン交換樹脂(商品名:AMBERL
ITE CG50)(NH4 +型)カラムで精製(溶出液
水)した。溶出画分を濃縮した後に凍結乾燥を行っ
た。得られた粘状物にエタノールを加え、30分間還流
した後にろ過を行い、白色固体のボグリボースを得た。
【0111】
【発明の効果】本発明によれば、低コストかつ安全な方
法によるバリオールアミンの製造法およびバリオールア
ミン等の製造に有用な化合物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に従う新規なバリオールアミン
製造法の反応スキームを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿田 孝雄 大阪市旭区赤川1丁目4番25号 沢井製薬 株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AB29 AB84 AC41 AC52 AC59 AC80 BA25 BE20 BE23 BE31 4H039 CA60 CA71 CA73 CB30 CC40 CE50

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ同一または
    異なっていてもよく、水素原子または保護基を示し、X
    は−CH=CH2または−CH2OHを示す)で表される
    化合物。
  2. 【請求項2】 式: 【化2】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ同一または
    異なっていてもよく、水素原子または保護基を示し、X
    は−CH=CH2または−CH2OHを示す)で表される
    化合物。
  3. 【請求項3】 式: 【化3】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ同一または
    異なっていてもよく、水素原子または保護基を示す)で
    表される化合物を還元反応に付すことを特徴とするバリ
    オールアミンの製造法。
  4. 【請求項4】 式: 【化4】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ同一または
    異なっていてもよく、水素原子または保護基を示す)で
    表される化合物を酸化反応に付すことを特徴とする、
    式: 【化5】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ同一または
    異なっていてもよく、水素原子または保護基を示す)で
    表される化合物の製造法。
  5. 【請求項5】 式: 【化6】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ同一または
    異なっていてもよく、水素原子または保護基を示す)で
    表される化合物をアジド化することを特徴とする、式: 【化7】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ同一または
    異なっていてもよく、水素原子または保護基を示す)で
    表される化合物の製造法。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5に記載の工程を少なくとも
    1つ含むことを特徴とするバリオールアミンの製造法。
  7. 【請求項7】 以下の工程(a)、(b)および(c)
    を包含することを特徴とするバリオールアミンの製造
    法: (a) 式: 【化8】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ同一または
    異なっていてもよく、水素原子または保護基を示す)で
    表される化合物をアジド化して式: 【化9】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ同一または
    異なっていてもよく、水素原子または保護基を示す)で
    表される化合物を得る工程、 (b) 工程(a)で得られる化合物を酸化反応に付し
    て式: 【化10】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ同一または
    異なっていてもよく、水素原子または保護基を示す)で
    表される化合物を得る工程、および (c) 工程(b)で得られる化合物を還元反応に付し
    てバリオールアミンを得る工程。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006232688A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Tokuyama Corp バリオールアミンの製造方法
KR100714197B1 (ko) * 2006-04-05 2007-05-02 한미약품 주식회사 보글리보스의 제조방법
KR100740458B1 (ko) * 2006-05-08 2007-07-18 대화제약 주식회사 보글리보스의 제조방법
CN109232322A (zh) * 2018-10-30 2019-01-18 常州博海威医药科技股份有限公司 一种井冈霉醇胺关键中间体的合成方法

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