JP2005538976A - ベンゾプロスタサイクリン中間体、及びそれらの製造方法 - Google Patents

ベンゾプロスタサイクリン中間体、及びそれらの製造方法 Download PDF

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Abstract

ベンゾプロスタサイクリン中間体、及びそれらの製造方法が開示されている。この中間体は、肺動脈疾患、及び末梢血管疾患の治療に有用な薬剤であるベラプロストを合成するのに用いることができる。この中間体を、公知のシクロペンテノンラセミ中間体である(±)−2−(2−アリルオキシ−3−ブロモフェニル)−4−ヒドロキシ−シクロペント−2−エノン(1)を出発物質とした、七つの工程からなる収束性のある手法により合成する。

Description

発明の分野
本発明はベンゾプロスタサイクリン中間体、それらの製造方法、及びそれらから得られる生成物に関するものである。
プロスタサイクリン(PGI)の発見以来、化学的及び代謝的に安定な数多くのPGI類似化合物が、臨床的に有効な抗トロンビン剤として開発されてきた。例えば、P.W. Collins and S.W. Djuric (Chem. Rev., 1993, 93, 1533)、R. Nickolson, M.H. Town and H. Vorbrueggen (Med. Res. Rev., 1985, 5)、及びP.A. Aristof (Adv. Prostaglandin, Thromboxane, Leukotriene Res., 1985, 14, 309) を参照のこと。
これらの化合物の中にはベンゾプロスタサイクリンがあり、この部類に入るものの中では、東レ(株)によって開発されたベラプロスト(化1)として知られている化合物が、より良く知られている化合物の一つであり(例えば、R. Kato, Y. Uji, K. Ono, K. Matsumoto, K. Hisano, I. Sakai, Y. Kagawa and M. Isai (Jpn. J. Clin. Pharmacol. Ther., 1986, 17, 267)、R. Kato, Y. Uji and K. Matsumoto (Jpn. J. Clin. Pharmacol. Ther., 1989, 20, 529)、Isaka, N. Handa, M. Imaizumi, K. Kimura and T. Kamada (Thromb. Haemost, (1991, 65, 344)を参照のこと)、またそれは、肺動脈疾患、及び末梢血管疾患の治療に特に有用で、しかも確立された薬剤である。
しかしながら、本発明は、様々なベンゾプロスタサイクリン化合物の合成との関連で用いることができる。
ベラプロストナトリウム(四種のジアステレオマーの混合物)
Figure 2005538976
ベラプロスト、及び同類のベンゾプロスタサイクリンは複雑な分子であって、それらに至らしめる有用な合成手法は直接的であり、しかもかなり非能率的である。
本発明は、下記の反応スキーム中で(1)として示す公知のシクロペンテノンラセミ中間体である(±)−2−(2−アリルオキシ−3−ブロモフェニル)−4−ヒドロキシ−シクロペント−2−エノン(1)を出発物質とした七つの工程からなる収束性のある手法による、ベラプロスト、及び同類のベンゾプロスタサイクリンラセミ分子の合成に関するものである。この出発物質の調製については、Y. Yushido, Y. Sato, S. Okamoto and F. Sato, J. Chem. Soc., Chem. Comm., 1995, 811、及び日本特許出願公開平7−238046号(佐藤)公報を参照のこと。
本発明には多くの態様がある。本発明の特に好ましい態様を、添付した特許請求の範囲に要約してある。より広い観点からは、本発明には、以下に記す本発明のスキームにより示される具体的な逐次合成によって例示される概括的概念の範囲内での反応条件の違い、試薬の違い、並びに具体的に記載されている分子中の付加基、置換基、及びラジカルの細目の違いを含む、本発明と同等のものが包含される。
本発明のスキームによれば、工程1において、4−ヒドロキシ基を保護する。この工程は、いかなる適切な保護基への転化によっても実施することができるが、tert−ブチルジメチルシリルクロリドとの反応によりtert−ブチルジメチルシラニルオキソ基とするのが好ましい。
本発明は、工程2において、適切に保護されたシクロペンテノン分子(2)へのアルケニル側鎖のような潜在的アルデヒド官能基の導入を利用している。銅を介在させて、適切なアルケニルグリニャール試薬を1,4(マイケル)付加させることにより、好ましくは(±)−2−(アリルオキシ−3−ブロモフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシラニルオキソ)−3−(2−メチルプロペニル)−シクロペンタノン(3)のような化合物を生成させることで、合成は都合良く進行する。
この点に関しては、好ましいアルケニル側鎖(2−メチルプロペニル)が特に利点をもたらす。適切なグリニャール試薬である2−メチル−1−プロペニルマグネシウムブロミドは市販されており、反応してEやZのような複雑さのない二重結合を生じ(そのために分析や精製が簡単になり、幾つかの化学的な工程を経て異性体混合物にさせる必要がなくなる)、また工程7での開裂では、無害な副産物(アセトン)を生成するからである。
概念的には、完全なベータ側鎖を導入するのが魅力的であり、またより収束性のある手法であろう。しかしながらこの手法は、側鎖が複雑である(キラル中心が二つある)ために排除される。8種の異性体が同じ割合で生じることが立体化学分析により実証されており、そのうち4種は不必要なものであり、そのために分離/精製が難しく手間がかかるという問題が生じるからである。本発明は、このような問題のない反応経路を提供するものである。
私達は、後でアルデヒドに転化させる目的でアルケニル側鎖を導入することを、潜在的アルデヒド官能基の導入と呼んでいる。ベラプロストの合成に用いられるこの「隠されたアルデヒド」手法の大きな長所は、ベラプロストを実際には二対のラセミ化合物とし、従って四つの立体異性体から構成させるという点である。このスキームで詳しく述べられているアルデヒド官能基の導入によって分子中に原子の正しい空間的配置が生じ、公知の(例えばヨーロッパ特許第0 084 856−A1号明細書を参照のこと)ホルナー−エモンスホスホン酸エステルの化学作用によってベータ側鎖を導入することができるようになる。そうなれば、従来から知られている方法で、ベラプロストを得ることができる。
本発明の更なる特徴は、高ジアステレオ選択性を享受して、必要とされるRアルコールを生じさせると同時にアリル保護基を除去するために発見された、新規パラジウム触媒によって引き起こされるπ−アリル還元による、スキーム中の工程3における(3)から(4)への効率的な転化に関するものである。これにより、単純な水素化ホウ素還元剤を用いて、RアルコールとSアルコールを少なくとも10:1の比率で生成させることができる。
この方法の次の工程、すなわちミツノブ反応(工程4)は、いかなるSアルコールも変化させずそのまま残し、Rアルコールのみを環化させるものであり、またS−(4)及び(5)の極性が大きく異なるので、工程3から得られる生成物を厳密に精製する必要がない。工程4の生成物の精製は容易であり、効率良く行うことができる。
工程5、工程6、及び工程7によるその後の(8)への変換は、公知の手段により、好ましくはスズキカップリング(工程5)により、オスミウムを触媒とするジヒドロキシル化(工程6)により、また過ヨウ素酸塩を用いるジオール開裂(工程7)により、高収率で行うことができる。(6)から(8)への転化は、勿論、オゾン分解により行うこともできるが、本明細書に記載した方法が、生成物の精製の観点から有利である。
このように本発明は、貴重で用途の広い中間体(8)を生成させるための効率の良い(全体で36%)方法を提供するものであり、またベラプロスト、及び同類の化合物の製造をより経済的に行えるようにするものである。
Figure 2005538976
本発明の様々な態様を、以下の非限定的な実施例によって更に説明する。
実施例1(反応スキーム中の工程1)
(±)−2−(2−アリルオキシ−3−ブロモフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシラニルオキソ)−シクロペント−2−エノン(2)
乾燥させたフラスコ中で(1)(1084.2g、3.51モル、1当量)のジクロロメタン(8.5L)溶液を調製し、それにイミダゾール(286.3g、4.21モル、1.2当量)を加え、このイミダゾールが溶けるまでアルゴン気流中で攪拌した。フラスコの内容物を0℃に冷却し、この温度を±3℃の範囲に保ちながらtert−ブチルジメチルシリルクロリド(676.6g、4.49モル、1.28当量)の溶液を滴下した。冷却浴を外して反応混合物を周囲温度に温め、アルゴン気流中で20時間攪拌した。TLCによる分析で反応が終了したことを確認した後、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(5L)を加えて20分間攪拌した。この混合物をセパレーターに移して、層分離させた。水相をジクロロメタン(2L)で抽出し、有機相を合わせて飽和ブライン溶液(2L)で洗浄した。この有機相を硫酸マグネシウム(700g)上で乾燥させた後、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させたところ、生成物(2)が次の工程で用いるのに十分に純粋な褐色のオイルとして1602.6g(108%)得られた。
得られた分光分析データは、(2)の構造と完全に一致していた。
実施例2(反応スキーム中の工程2)
(±)−2−(アリルオキシ−3−ブロモフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシラニルオキソ)−3−(2−メチルプロペニル)−シクロペンタノン(3)
乾燥アルゴン気流中でCuBr.DMS(185.5g、0.90モル、1.5当量)の懸濁液を調製し、攪拌しながら−30℃に冷却した。反応温度を−30℃に保ちながら、2−メチル−1−プロペニルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液(0.5M、1.62モル、2.7当量で3.24L)を、カニューレを用いて45分かけて添加した。この反応混合物を−30℃で更に45分間攪拌した後、(2)(254g、0.6モル、1当量)の乾燥テトラヒドロフラン(1L)溶液をクロロトリメチルシラン(510ml、4モル、6.7当量)と混合したものを、反応温度を−30〜−35℃に保ちながら、カニューレを用いて添加した。この温度で3時間(TLC分析により反応が終了したことが確認されるまで)攪拌した後、反応混合物を−40℃に冷却し、初めのうちは温度を−25℃以下に保ちつつ、飽和塩化アンモニウム溶液(合計2L)を何回かに分けて添加して反応を終結させた。この混合物を、すすぎ用の水(2.5L)、及びtert−ブチルメチルエーテル(1.6L)と共にセパレーターに移した。水相を分離し、tert−ブチルメチルエーテル(合計3.2L)で二回抽出した後、有機相を合わせて飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した(1×1.6L、5×1L)。この有機相を飽和ブライン溶液(1.6L)で洗浄し、硫酸マグネシウム(250g)を用いて乾燥させた。濾過し、減圧下、20℃で蒸発させたところ、粗生成物が褐色のオイル(299.1g)として得られた。
この粗生成物をヘプタン(0.5L)に溶かし、シリカ(2kg)のパッドに通して濾過し、ヘプタン(5L)で、次いで、ヘプタンと酢酸エチルの15:1混合液(20L)で溶離することにより精製した。生成物を含んでいる画分(TLCにより確認)を合わせて減圧下で蒸発させたところ、生成物(3)が黄色のオイル(187.4g、65%)として得られた。
得られた分光分析データは、(3)の構造と完全に一致していた。
実施例3(反応スキーム中の工程3)
(±)−2−ブロモ−6−[3−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−5−ヒドロキシ−2−(2−メチルプロペニル)−シクロペンチル]−フェノール(4)
アルゴン気流中、乾燥させたフラスコの中で(3)(634.7g、1.32モル、1当量)のメタノール(5.5L)溶液を調製した。この黄色の溶液にPd(PPh(15.3g、0.132モル、1モル%)を加え、装置に光が当たらないようにした。反応混合物を−2〜−5℃に冷却し、無水条件下で反応温度を10〜20℃に保ちながら、NaBH(合計62.4g、1.65モル、1.25当量)を55分かけて少量ずつ添加した。更に15分経過後、反応が終了したことをTLC分析により確認し、反応混合物を冷却し、飽和ブライン溶液(4.5L)を用いて反応を終結させた。この混合物を冷却せずに10分間攪拌した後、tert−ブチルメチルエーテル(6.6L)を加えて10分間攪拌し、10分間放置した。上澄み液をセパレーターに移して層を分離させ、水性層を反応フラスコに流し入れ、水(1.5L)を加えて固体を溶かした。この水性層をtert−ブチルメチルエーテルで抽出し(1×3L、1×2L)、あらゆる界面物質を水相中にとどめておいた。有機相を合わせて飽和ブライン溶液で洗浄し(2×3L)、硫酸マグネシウム(500g)を用いて乾燥させた。濾過し、減圧下で蒸発させると、生成物が黒っぽい金色のオイル(555.2g、95%)として得られた。
得られた分光分析データは、(4)の構造と完全に一致していた。
実施例4(反応スキーム中の工程4)
(±)−[7−ブロモ−3−(2−メチルプロペニル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−2−イルオキシ]−tert−ブチルジメチルシラン(5)
アルゴン気流中、乾燥させたフラスコの中で(4)(425.6g、0.964モル、1当量)の無水テトラヒドロフラン(3.9L)溶液を調製した。トリフェニルホスフィン(256g、0.97モル、1.01当量)を加えてから溶液を−30℃に冷却し、−30℃の温度で30分かけてジイソプロピルアゾジカルボキシレート(237ml、1.20モル、1.25当量)を速やかに滴下し、最後にすすぎ用の無水テトラヒドロフラン(50ml)を添加した。反応が終了したことをTLC分析で確認した後、水(50ml)を反応混合物に加えて5分間攪拌した。減圧下で溶剤を蒸発させて除去し、残留物をtert−ブチルメチルエーテル(2L)に溶かし、すすぎ用の水(2.2L)と共にセパレーターに移した。この混合物を5分間攪拌してから層分離させ、水性層を流して捨てた。有機相をtert−ブチルメチルエーテル(2L)で希釈し、得られた溶液を水(2.2L)で、次いで飽和ブライン(2.2L)で洗浄した。有機相を硫酸マグネシウム(420g)で乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で蒸発乾固させた。得られた固体をヘプタン(1.5L)で抽出し、スラリーを吸引濾過した。固体を更にヘプタンで洗浄し(3×1.5L)、濾液を蒸発させたところ、粗生成物が橙色のオイルとして得られた。
この粗生成物をヘプタン(250ml)に溶かし、シリカパッド(3kg)に通して濾過し、ヘプタンと酢酸エチルの50:1混合液(5×2L)で、次いで、ヘプタンと酢酸エチルの25:1混合液(7×2.6L)ですすぎ、2Lと2.6Lの画分を集めることにより精製した。TLC分析により生成物が含まれていることが確認された画分を合わせて減圧下で蒸発させたところ、生成物(5)が黄色のオイルとして367g(90%)得られた。
得られた分光分析データは、(5)の構造と完全に一致していた。
実施例5(反応スキーム中の工程5)
(±)−4−[2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−(2−メチルプロペニル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−7−イル]−酪酸メチルエステル(6)
攪拌器、アルゴンバブラー、温度計、セプタムキャップ、及び栓を取り付けた乾燥させたフラスコに、THF(2.48L)に溶かした9−BBN(9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン)(0.5M、1.24モル、1.5当量)を、カニューレを用いて入れた。この溶液を10℃に冷却し、無水テトラヒドロフラン(125ml)にメチル3−ブテノエート(124.1g、1.24モル、1.5当量)を溶かし予め乾燥させておいた溶液を、カニューレを用いて添加し、無水テトラヒドロフランですすいだ(2×50ml)。この反応混合物を周囲温度に温めて2時間攪拌した後、中間体が完全に生成しているのをTLC分析により確認した。無水条件下でトリフェニルアルシン(25.3g、0.0826モル、0.1当量)を、次いでPdCl(dppf)(20.25g、0.0248モル、0.03当量)を添加した。無水テトラヒドロフラン(350ml)に(5)(350g、0.826モル、1当量)を溶かし予め乾燥させておいた溶液を、カニューレを用いて反応フラスコ中に入れ、無水テトラヒドロフランですすいだ(2×50ml)。無水条件下でナトリウムメトキシド(66.9g、1.238モル、1.5当量)を添加し、セプタムキャップをアルゴンバブラー付き還流用コンデンサーセットと取り替えた。反応混合物を、攪拌しながら50〜60℃で16時間加熱した。反応が終了したことをTLC分析により確認し、反応混合物を10℃に冷却し、tert−ブチルメチルエーテル(2.5L)と飽和ブライン溶液(2.8L)を加え、得られた混合物をセパレーターに移し、tert−ブチルメチルエーテル(0.3L)ですすいだ。この混合物を攪拌し、層分離させた後、水相をtert−ブチルメチルエーテル(0.7L)で更に抽出した。有機相を合わせて飽和ブライン(0.7L)で洗浄し、硫酸マグネシウム(300g)を用いて乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させたところ、(固体を含有する)褐色のオイルが得られた。これを0〜5℃に冷却し、攪拌しながらヘプタン(1.4L)で処理した。混合物をセライト(70g)に通して濾過し、ヘプタンを少しずつ用いてすすぎ(4×350ml)、得られた濾液を減圧下で蒸発させたところ、橙色のオイルが得られた。この物質をシリカパッド(2.4kg)に通し、溶離液としてヘプタン(10L)、ヘプタンとジクロロメタンの4:1混合液(6L)、ヘプタンとジクロロメタンの3:2混合液(6L)、及びヘプタンと酢酸エチルの9:1混合液(6L)を用いて勾配溶離することにより、更に精製した。シリカに通して繰り返し精製したところ、(6)(合計282.6g、76.9%)が黄色のオイルとして得られた。
得られた分光分析データは、(6)の構造と完全に一致していた。
実施例6(反応スキーム中の工程6)
(±)−4−[2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−(1,2−ジヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−7−イル]−酪酸メチルエステル(7)
化合物(6)(294.9g、0.663モル、1当量)をテトラヒドロフラン(1.77L)に溶かして、反応フラスコの中に入れた。アルゴン気流中で水(295ml)とN−メチルモルフォリンN−オキシド(140g、1.19モル、1.8当量)を加え、混合物を攪拌しながら−5〜−10℃に冷却した。四酸化オスミウムの4%水溶液(60ml、0.008モル、0.14当量)を添加し、アルゴン気流中、周囲温度で反応混合物を62時間(TLC分析により出発物質が残っていないことが確認されるまで)攪拌した。フラスコの中に固形ヒドロ亜硫酸ナトリウム(58.9g)を入れて15分間攪拌した。この混合物を30分間放置した後、上澄み液をデカントし、セライト(20g)に通して濾過した。残留物を酢酸エチル(500ml)で希釈し、セライトパッドに通して濾過したところ、二相からなる濾液が得られた。この濾液を減圧下で蒸発させて溶剤を除去し、残留物を水(1L)とtert−ブチルメチルエーテル(1L)を用いて分配した。有機相を硫酸水素カリウムの10%溶液(450ml)で、また飽和ブライン溶液で四回(1×250ml、1×100ml、2×50ml)洗浄した。有機相を硫酸マグネシウム(100g)で乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させたところ、粗生成物が赤褐色のオイル(345.9g)として得られた。この粗生成物を4℃で一晩放置した後、部分的に結晶化した物質にヘプタン(500ml)を添加し、混合物を4℃で更に1時間放置した。吸引濾過して固体を濾別し、ヘプタンで洗浄し(2×100ml)、真空乾燥したところ、灰色がかった白色の固体(固形ジアステレオマー)が70.8g得られた。濾液を蒸発させ、シリカ(1.5kg)を用いたクロマトグラフィーにかけ、勾配溶離することにより精製した[ヘプタン(4L)、ヘプタンと酢酸エチルの4:1混合液(4L)、ヘプタンと酢酸エチルの3:1混合液(4L)、ヘプタンと酢酸エチルの2:1混合液(4L)、ヘプタンと酢酸エチルの1:1混合液(4L)、酢酸エチル(2L)、メタノールを1%含んだ酢酸エチル(2L)、メタノールを2.5%含んだ酢酸エチル、メタノールを5%含んだ酢酸エチル、メタノールを10%含んだ酢酸エチル]。シリカを用いて繰り返し精製したところ、油状のジアステレオマーが合計199.6g得られた。固体とオイルを加えた(7)の合計収量は、270.4g(85.2%)であった。
得られた分光分析データは、(7)の構造と完全に一致していた。
実施例7(反応スキーム中の工程7)
(±)−4−[2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−ホルミル−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−7−イル]−酪酸メチルエステル(8)
反応フラスコの中に(7)(259.5g、0.542モル、1当量)とテトラヒドロフラン(2.6L)を入れた。このフラスコをアルゴン気流中で攪拌し、水(0.65L)と過ヨウ素酸ナトリウム(231.9g、1.084モル、2当量)を加えた。この反応混合物を周囲温度で75分間攪拌した後、TLC分析により反応が終了したことを確認した。反応混合物をヘプタン(1L)と飽和ブライン溶液(1L)を用いて分配し、水相をヘプタンで三回(0.5L、0.4L、0.25L)抽出し、有機相を合わせて飽和ブライン溶液で二回(0.75L、0.5L)洗浄した。有機相を硫酸マグネシウム(150g)上で乾燥させてから濾過し、減圧下、浴温が25℃を超えないようにして蒸発させたところ、(8)(231.8g、101.9%)が(溶剤を微量含む)無色のオイルとして得られた。
得られた分光分析データは、(8)の構造と完全に一致していた。

Claims (20)

  1. ベンゾプロスタサイクリン合成用中間体の製造方法であって、
    以下の七つの工程:
    工程1:
    (±)−2−(2−アリルオキシ−3−ブロモフェニル)−4−ヒドロキシ−シクロペント−2−エノン(1)をtert−ブチルジメチルシリルクロリドで保護して、(±)−2−(アリルオキシ−3−ブロモフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシラニルオキソ)−シクロペント−2−エノン(2)を生成させることと、
    工程2:
    銅を介在させ、(±)−2−(アリルオキシ−3−ブロモフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシラニルオキソ)−シクロペント−2−エノン(2)に2−メチル−1−プロペニルマグネシウムブロミドを1,4付加させて、(±)−2−(アリルオキシ−3−ブロモフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシラニルオキソ)−3−(2−メチルプロペニル)−シクロペンタノン(3)を生成させることと、
    工程3:
    パラジウム触媒の存在下で、(±)−2−(アリルオキシ−3−ブロモフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシラニルオキソ)−3−(2−メチルプロペニル)−シクロペンタノン(3)を水素化物還元剤と反応させて、(±)−2−ブロモ−6−[3−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−5−ヒドロキシ−2−(2−メチルプロペニル)−シクロペンチル]−フェノール(4)を生成させることと、
    工程4:
    ミツノブの条件下で(±)−2−ブロモ−6−[3−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−5−ヒドロキシ−2−(2−メチルプロペニル)−シクロペンチル]−フェノール(4)を反応させて、(±)−[7−ブロモ−3−(2−メチルプロペニル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−2−イルオキシ]−tert−ブチルジメチルシラン(5)を生成させることと、
    工程5:
    (±)−[7−ブロモ−3−(2−メチルプロペニル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−2−イルオキシ]−tert−ブチルジメチルシラン(5)をメチル3−ブテノエート/ボラン付加物と反応させて、(±)−4−[2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−(2−メチルプロペニル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−7−イル]−酪酸メチルエステル(6)を生成させることと、
    工程6:
    (±)−4−[2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−(2−メチルプロペニル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−7−イル]−酪酸メチルエステル(6)を四酸化オスミウム、及びリオキシダントと反応させて、(±)−4−[2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−(1,2−ジヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−7−イル]−酪酸メチルエステル(7)を生成させることと、
    工程7:
    (±)−4−[2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−(1,2−ジヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−7−イル]−酪酸メチルエステル(7)を過ヨウ素酸ナトリウムと反応させて、(±)−4−[2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−ホルミル−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−7−イル]−酪酸メチルエステル(8)を生成させることとのうちの少なくとも一つを含んでなる、製造方法。
  2. 工程2の通りに、(±)−2−(アリルオキシ−3−ブロモフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシラニルオキソ)−3−(2−メチルプロペニル)−シクロペンタノン(3)を製造することを含んでなる、請求項1に記載の方法。
  3. CuBr.DMS錯体、及びクロロトリメチルシランの存在下で、(±)−2−(アリルオキシ−3−ブロモフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシラニルオキソ)−シクロペント−2−エノン(2)を2−メチル−1−プロペニルブロミドと反応させる、請求項2に記載の方法。
  4. 工程3の通りに、(±)−2−ブロモ−6−[3−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−5−ヒドロキシ−2−(2−メチルプロペニル)−シクロペンチル]−フェノール(4)を製造することを含んでなる、請求項1に記載の方法。
  5. Pd(Phの存在下で、(±)−2−(アリルオキシ−3−ブロモフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシラニルオキソ)−3−(2−メチルプロペニル)−シクロペンタノン(3)を水素化ホウ素ナトリウムと反応させる、請求項4に記載の方法。
  6. 工程4の通りに、(±)−[7−ブロモ−3−(2−メチルプロペニル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−2−イルオキシ]−tert−ブチルジメチルシラン(5)を製造することを含んでなる、請求項1に記載の方法。
  7. (±)−2−ブロモ−6−[3−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−5−ヒドロキシ−2−(2−メチルプロペニル)−シクロペンチル]−フェノール(4)をトリフェニルホスフィン、及びジイソプロピルアゾジカルボキシレートと反応させる、請求項6に記載の方法。
  8. 工程5の通りに、(±)−4−[2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−(2−メチルプロペニル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−7−イル]−酪酸メチルエステル(6)を製造することを含んでなる、請求項1に記載の方法。
  9. PdCl(dppf)、及びトリフェニルアルシンの存在下で、(±)−[7−ブロモ−3−(2−メチルプロペニル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−2−イルオキシ]−tert−ブチルジメチルシラン(5)をメチル3−ブテノエート、及び9−BBNと反応させる、請求項8に記載の方法。
  10. 工程6の通りに、(±)−4−[2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−(1,2−ジヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−7−イル]−酪酸メチルエステル(7)を製造することを含んでなる、請求項1に記載の方法。
  11. (±)−4−[2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−(2−メチルプロペニル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−7−イル]−酪酸メチルエステル(6)を四酸化オスミウム、及びN−メチルモルフォリンN−オキシドと反応させる、請求項10に記載の方法。
  12. (±)−4−[2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−ホルミル−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−7−イル]−酪酸メチルエステル(8)の製造を含んでなる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  13. ベラプロスト中間体を合成し、次いでその中間体からベラプロストを合成するための、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法を含んでなる、ベラプロストの製造方法。
  14. (±)−2−(アリルオキシ−3−ブロモフェニル)−4−(tert−ブチルジメチルシラニルオキソ)−3−(2−メチルプロペニル)−シクロペンタノン(3)化合物。
  15. (±)−2−ブロモ−6−[3−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−5−ヒドロキシ−2−(2−メチルプロペニル)−シクロペンチル]−フェノール(4)化合物。
  16. (±)−[7−ブロモ−3−(2−メチルプロペニル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−2−イルオキシ]−tert−ブチルジメチルシラン(5)化合物。
  17. (±)−4−[2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−(2−メチルプロペニル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−7−イル]−酪酸メチルエステル(6)化合物。
  18. (±)−4−[2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−(1,2−ジヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−7−イル]−酪酸メチルエステル(7)化合物。
  19. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法により製造された、ベンゾプロスタサイクリン中間体。
  20. 請求項12に記載の方法により製造された(±)−4−[2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−ホルミル−2,3,3a,8a−テトラヒドロ−1H−8−オキサ−シクロペンタ[a]インデン−7−イル]−酪酸メチルエステル(8)化合物。
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