JP2003146279A - 二輪車搭載車両および二輪車の車載方法 - Google Patents
二輪車搭載車両および二輪車の車載方法Info
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Abstract
ースの専有を最小限に抑えられる二輪車の車載方法を提
供する。 【解決手段】 四輪車の最後部座席5の後方へ搭載した
二輪車のシートポストを所定の回転軸207を中心に前
方へ引き起こしたときに、二輪車のシート203が四輪
車の座席のバックレストとして機能し、二輪車のシート
バック204が四輪車の座席のヘッドレストとして機能
するように構成する。
Description
び二輪車の車載方法に係り、特に、前後方向へ短縮して
収納できる電動二輪車の搭載に好適な二輪車搭載車両お
よび二輪車の車載方法に関する。
搭載する方法として、特開平7−228284号公報で
は、チェーンを廃して足踏みレバーによる駆動方式を採
用し、さらにハンドルを折り畳んでコンパクト化した状
態でトランクへ収納する方法が提案されている。
は限界があり、また折り畳みによる更なるコンパクト化
は複雑な折り畳み機構を必要とするため、重量の増加や
折り畳み/組み立て作業の複雑化を招いてしまうという
技術課題があった。
を解決し、折り畳みに依存することなく、トランクスペ
ースの専有を最小限に抑えられる二輪車搭載車両および
二輪車の車載方法を提供することにある。
ために、本発明は、車両に搭載された二輪車の一部が当
該四輪車の一部として機能するようにしたことを特徴と
する。
を搭載する車両が機能部品の一部を共有化できるので、
複雑な折り畳み機構を採用することなく、省スペース化
および軽量化を達成できる。
ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本
発明の一実施形態である短縮収納式の電動二輪車の斜視
図であり、図2に示したように、前輪FWおよびその操
舵機構を支持するフロントフレーム1と、駆動輪である
後輪RWおよびその駆動機構を支持するリヤフレーム2
と、前記フロントおよびリヤの各フレーム1,2を前後
方向への摺動を許容して前後方向へ伸縮自在に支持する
センタフレーム3とを主要な構成とする。
ら片持ちに支持するフロントフォーク106と、このフ
ロントフォーク106の上端107に連結されたハンド
ルブリッジ108と、ハンドルブリッジ108の両端で
上下に摺動可能に支持された左右一対のハンドルシャフ
ト102(R,L)と、前記ハンドルシャフト102
(R,L)の上端に割り締めされた左右一対のハンドル
グリップ(R,L)と、前記ハンドルシャフト102
(R,L)の上部を回動自在に支持するメータユニット
101と、前記フロントフォーク106を操舵自在に支
持し、後方へ延びる2本のヘッドパイプシャフト部10
3(R,L)を含む音叉状のヘッドパイプ103とを主
要な構成とする。
後輪RWを左側から片持ちに支持するスイングアーム2
01と、前記スイングアーム201を揺動自在に軸支す
るスイングシャフト207と、前記スイングシャフト2
07により回動自在に支持されたシートポスト202
と、前記スイングシャフト207を支持する左右一対の
サイドコンポーネント208とを主要な構成とする。前
記シートポスト202には、シート203およびバック
レスト204が装着されている。
L)は、前後方向に上下で貫通した2つの開口205,
206を備える。前記シート203の下部には、後に詳
述するように、駆動源としての二次電池や制御ユニット
が収容されている。各サイドコンポーネント208
(R,L)の外側両側面には、リヤフレーム2とセンタ
フレーム3とを電気的に接続するコネクタ対の一方24
5(R,L)が設けられている。
ボディ301(R,L)を平行配置して構成され、それ
ぞれの上部前方に一対のガイドローラ302(R,L)
が固定されている。下部前方には、ステップ303
(R,L)が上方への回動による収容が可能なように設
けられている。フレームボディ301(R,L)後部の
両側面には、前記センタフレーム3とリヤフレーム2と
を電気的に接続するために前記コネクタ対の一方245
(R,L)と嵌合される他方345(R,L)が設けら
れている。
ム1のシャフト部103(R,L)がセンタフレーム3
のガイドローラ302(R,L)の開口部に挿入され、
前記リヤフレーム2のサイドコンポーネント208の開
口部205,206には、前記センタフレーム3のアッ
パフレームパイプ313およびロアフレームパイプ31
4が、それぞれ挿貫される。
ットと共に収容(図37参照)され、このバッテリ接続
された電源ラインおよび制御ユニットに接続された信号
ラインを含む配線L1,L2のうち、車体左側でフレー
ムに沿って引き回される配線L2は、スイッチ209を
介してスイングアーム201内の駆動モータへ接続され
ると共に、一対のコネクタ245,345を介してセン
タフレーム3内に達する。
02(L)およびヘッドパイプシャフト部103(L)
の後端のそれぞれに設けられて相互に勘合する一対のコ
ネクタ161,162(図20参照)を介して、フロン
トフレーム1のヘッドパイプシャフト部103(L)に
達する。さらに、配線L2はハンドルシャフト102
(L)の先端およびハンドルブリッジ108の両端のそ
れぞれに設けられて相互に嵌合する一対のコネクタ19
1,192を介して、メータユニット101へ接続され
る。
他方の配線L1も、スイッチ209に接続されない点以
外は同様にして、センタフレーム3内およびフロントフ
レーム1内へ達する。
車両への収容方法について説明する。本実施形態の電動
二輪車は、いわゆる1ボックスカーあるいは2ボックス
カーのように、車室の天井高が車両後部まで保持される
車両の最後部座席の後方に確保されたトランクスペース
に、車体を前後方向へ短縮させた状態で収容される。
席後方のトランクスペースに収納された状態を、車両左
側の後部上方から見下ろした斜視図であり、図4は、そ
の側面図である。
ンクスペースには、収納パネル4が搭載されている。本
実施形態では、左右に並べて2台の電動二輪車を収容可
能であり、収納パネル4の左右には、車輪誘導溝401
および車輪受け402がそれぞれ設けられている。
トバック枠52と、前記座面51の両側に設けられたホ
ールドバー53とから構成され、バックレストおよびヘ
ッドレストが装備されない軽量構造となっている。最後
部座席5では、後方に収容された電動二輪車のシートポ
スト202を前方へ引き起こすことにより、そのシート
203がバックレストとして機能し、バックレスト20
4がヘッドレストとして機能することになる。
一性を持たせるために、図5に示したように、最後部座
席5と他の座席7との座面51,71同士、シートバッ
ク枠52,72同士およびホールドバー53,73同士
を共通のデザインにすると共に、他の座席7に固定的に
装着されるバックレスト703およびヘッドレスト70
4を、前記二輪車のシート203およびバックレスト2
04と共通のデザインとしている。このため、トランク
スペースに収容した二輪車のシートポスト202を引き
起こした状態での最後部座席5のデザインと前方の他の
座席7のデザインとの統一性が確保される。
動二輪車の車両への搭載方法について説明する。
れる車両8の後部ハッチは、上方へ跳ね上がる上ハッチ
851と、下方へ開く下ハッチ852との二扉構成であ
ることが望ましく、下ハッチ852の開状態における地
上高h1は、電動二輪車の車軸高h2と同等であることが
望ましい。
際は、図7に示したように、初めにハンドルグリップ1
04を持って前輪FWを下ハッチ852上に引き上げ、
次いで後輪RWを下ハッチ852上に引き上げるように
しても良いし、あるいは電動二輪車のセンターフレーム
3を持って車体全体を持ち上げ、そのままトランクスペ
ースへ搬入するようにしても良い。
記した電動二輪車の収納方法について説明する。なお、
ここでは収容動作の概要のみを説明し、簡易収納を実現
するための各部の構造に関しては、後に詳述する。
る。前輪FWを収納パネル4の車輪誘導溝401に挿貫
させて車輪受け402に突き当てた後、後述するハンド
ルロックを解除する。さらに左右のL型パンドルシャフ
ト102を内側に90°回転させ、同図(b)に示したよ
うに、ハンドルシャフト102をメータユニット101
ごと下方へ押し下げる。このとき、コネクタ191
(R,L),192(R.L)の嵌合が解除されて両者
が離反するので、電源/信号ラインとメータユニット1
01およびヘッドライトユニット105との電気的接続
が断たれる。
るフロントロックを解除させ、前記フロントフレーム1
のシャフト部103(R,L)を前記センタフレーム3
のガイドローラ302に沿って後退させる。このとき、
フロントフレーム1とセンタフレーム3とを電気的に接
続するコネクタコネクタ161,162(図20参照)
の嵌合が解除されて両者が離反するので、各フレーム間
の電気的接続が断たれる。
リヤロックを解除させたのち、サイドコンポーネント2
08に設けられた前進スイッチ209を操作して、後輪
RWを前進方向へ低速駆動させて前記リヤフレーム2を
前進させる。このとき、後輪RWが車輪誘導溝401内
を前進するように、フレームの方向を四輪車両の前後方
向に一致させておく。
ず、例えばハンドルシャフト102をメータユニット1
01ごと下方へ押し下げた状態[図8(b) ]で車体をト
ランクスペースの収納パネル4上へ搭載し、前輪FWを
車輪受け402に付き当てた状態で前進スイッチ209
を操作してもよい。この場合には、フロントフレーム1
に対してリヤフレーム2およびセンタフレーム3が同時
に前進することになる。
と、最後に、図9(b),11に示したように、前記スイ
ングシャフト207を中心にしてシートポスト202を
引き起こし、そのシート203およびバックレスト20
4を、それぞれ後部座席5のバックレスト位置およびヘ
ッドレスト位置まで回動させる。
のフレーム1,2,3で構成し、センタフレーム3に対
してフロントフレーム1およびリヤフレーム2を前後方
向へ摺動自在としたので、収納状態における二輪車の全
長を従来よりもさらに短縮させることが可能になる。そ
して、このような前後方向への更なる短縮を可能にした
ことにより、二輪車を、その前後方向が四輪車の前後方
向と一致するようにトランクスペースへ収容できる。し
たがって、二輪車のシートポスト202を回動させるだ
けで、そのシート203およびバックレスト204を、
最後部座席5のバックレストおよびヘッドレストとして
機能させることができる。
クスペースに収容した電動二輪車のシート203および
バックレスト204を、当該車両の後部座席の一部とし
て機能させることで機能部品を共有化させたので、省ス
ペース化および軽量化が達成される。
させる動作に連動して各部の電気的な接続が遮断される
ので、コンパクト化時の作業が簡素化されるのみなら
ず、遮断のし忘れを防止できる。
ト207の回動操作に連動して、図3および図9(b)に
示したように、センタフレーム3のサイドコンポーネン
ト底部から、後に詳述する締結具323が下方へ突き出
し、さらに収納パネル4の開口403を貫通して、車体
側に装備された締結具の他方(図示せず)と連結され
る。
点が設けられており、この締結により、両者が機械的に
固定されると同時に、充電電流が車両側の電源ラインか
ら電動二輪車側へ供給され、電動二輪車の二次電池が充
電される。
および相互の連結機構について詳細に説明する。
およびリヤフレーム2との連結機構を示した展開図、図
13は、センタフレーム3の骨格構造を示した図であ
り、前記と同一の符号は同一または同等部分を表してい
る。
明したように、平行配置された左右一対のフレームボデ
ィ301(R,L)を、その前方下部においてプレート
ブリッジ304により相互に連結して構成される。前記
フレームボディ301は、図13に示したように、略U
字状のフロントボディフレーム311およびリヤボディ
フレーム312を、アッパフレームパイプ313および
ロアフレームパイプ314で連結して構成した略台形状
のループ形状である。
ム3が左右一対のループ形状のフレームボディ301
(R,L)により構成されるので、フレームの強度およ
び剛性を高めることができるのみならず、これを車両に
搭載する場合などの運搬が容易になる。
上部には、フロントフレーム1のヘッドパイプ103を
摺動自在に支持する左右一対のガイドローラ302
(R,L)が装着されている。
08(R,L)は、その上下で前後方向に貫通した2つ
の開口316,317(図12)を備え、当該開口31
6,317に前記アッパフレームパイプ313およびロ
アフレームパイプ314が予め摺動自在に挿貫される。
これにより、リヤフレーム2がセンタフレーム3に対し
て前後方向への摺動自在に支持される。サイドコンポー
ネント208(R,L)において、左右方向に貫通した
開口319には、前記スイングシャフト207が軸支さ
れている。
側面では、前記スイングシャフト207とクランク機構
322,320,321を介して連結された締結具32
3が、ガイドストッパ324,325により上下動を許
容して収容されている。この締結具323は、前記図3
および図9(b)に関して説明したように、シートポスト
202を引き上げる際の前記スイングシャフト207の
回動に連動して上下動する。
ャフト207の回動に連動して二輪車と四輪車とが締結
具323により締結されるので、締結操作が不要になる
のみならず、二輪車が四輪車に対して締結されていない
まま放置されてしまうことを防止できる。また、前記締
結具323に電気接点を設け、この締結具323を介し
て二輪車のバッテリが四輪車の電源により充電されるよ
うにしたので、別途に充電装置を接続することなく、移
動時間を利用した充電が可能になる。
は、ステップ303の出し入れ動作に連動して、ロアフ
レームパイプ314に対する前記サイドコンポーネント
208の摺動をロックおよびアンロックするためのリヤ
ロック機構が内蔵されている。このロック機構は、ロッ
クシャフト331、ロックラバー333およびラバーケ
ース332を主要な構成とし、前記ステップ303を操
作子とする。
面[同図(a) ]および側面[同図(b) ]を示した図であ
り、先端部近傍には前記ステップ303が挿貫される小
径部351が形成され、後端部近傍にカム384が形成
されている。ロックシャフト331は、その両端におい
て回動自在に軸支され、前記ステップ303の出し入れ
操作に連動して回動する。前記カム384は、ステップ
303が収容位置にあるときに横臥し、取り出されたと
きに直立する。
[同図(a) ]および側面[同図(b)]を示した図であ
り、図16は、前記ロックラバー333の表面[同図
(a) ]、側面[同図(b) ]および裏面[同図(c) ]を示
した図である。
332の内表面に内接する円弧形状の弾性体により形成
され、表面および裏面の中央に、それぞれ表面突起38
2および裏面突起383を備えている。ロックラバー3
33は、その表面突起382が前記ラバーケース332
の開口部381から外側へ突出するように、当該ラバー
ケース332の内側に装着固定される。
るフロントロック機構によるロック動作を説明するため
の図である。
態では、図17に示したように、カム384の長手方向
が垂直に向く直立姿勢をとるため、カム384の両端部
によりロックラバー333の裏面突起383が押し出さ
れ、その表面突起382がラバーケース332の開口部
381から外方へ大きく突出する。突出した表面突起3
82は、ロアフレームパイプ314の開口部385(図
12)を貫通して、前記サイドコンポーネント208に
設けられた開口部386(図12)に係合し、その摺動
を阻止する。
では、図18に示したように、カム384の長手方向が
水平に向く横臥姿勢をとるため、ロックラバー333の
表面突起382が内部に収容される。したがって、サイ
ドコンポーネント208の前記ロアフレームパイプ31
4に沿った摺動が可能になる。
3の出し入れ操作に連動して、センタフレーム3に対す
るリヤフレーム2の摺動がロックまたはアンロックされ
るので、ロック/アンロックの専用操作が不要になる。
よび前記センタフレーム3との連結機構について説明す
る。
るヘッドパイプ103の展開図である。ヘッドパイプ1
03は、前記フロントフォーク106を操舵自在に支持
する貫通孔113を備えたベース部103(c)と、こ
のベース部103(c)から平行に後方へ延びた左右一
対のシャフト部103(R,L)とから構成され、全体
として音叉形状を有している。各シャフト部103
(R,L)の後端部には、伸張状態すなわち走行状態お
いてセンタフレーム3に対する当該フロントフレーム1
の摺動を禁止するフロントロック機構の操作子141
(R,L)が組み付けられている。
プ151、ベースプレート152、レバープレート15
3、レバー154、係止ピン155およびカバー156
を主要な構成とする。操作子の他方141(L)は、前
記係止ピン155の代わりに、係止内筒157,同外筒
158および当該内筒157および外筒158間で挟持
される係止ボール159からなる係合筒160が装備さ
れている点で異なる。
に示したように、ヘッドパイプシャフト部103(R,
L)は予めセンタフレーム3のガイドローラ302へ挿
貫され、その後、前記操作子141が各ヘッドパイプシ
ャフト部103(R,L)の後端部へ組み付けられる。
よびフロントフレーム1の操作子141には、伸張時に
各フレーム1,2間の電気的接続を確保し、短縮時に両
者を電気的に遮断するための雄コネクタ162および雌
コネクタ161が、それぞれ設けられている。前記雌コ
ネクタ161は、取り付け部材163を介してガイドロ
ーラ302の上部にネジ止め固定される。雄コネクタ1
62は、操作子141のベースプレート152にネジ止
め固定される。
状態におけるヘッドパイプシャフト部103(R,L)
とガイドローラ302との位置関係を示した図である。
前記雌コネクタ161はガイドローラ302と共にカバ
ー341で覆われ、雄コネクタ162はカバー149で
覆われている。
2がシャフト部103(R,L)の前方に位置し、前記
雄コネクタ162と雌コネクタ161とが離間されるの
で、フロントフレーム1とセンタフレーム3とが電気的
に遮断される。操作子141は直立姿勢となる。
すなわち走行可能状態までフレームを伸張させると、ガ
イドローラ302がシャフト部103(R,L)の終端
部まで摺動され、前記雄コネクタ162と雌コネクタ1
61とが嵌合する。これにより、両者が電気的に接続さ
れるので、フロントフレーム1とセンタフレーム3との
電気的接続が確保される。
縮される収容状態では各部の電気的な接続が遮断される
ので、収容状態で誤ってスイッチ等が操作されても電装
機器が作動してしまうことがない。
気的接続は車体フレームの最大伸張位置でのみ確保され
るので、最大伸張位置以外すなわち不完全な伸張状態の
ままでの走行を防止できる。
の嵌合状態を示した斜視図である。各コネクタ161,
162の上部には、嵌合時に両者を適正位置まで相対的
に誘導するための誘導部材164,163が形成されて
いる。図24に示したように、誘導部材164は貫通孔
163bを具備し、その開口端には、誘導部材163の
ピン部材163aを貫通口163b内へ導き易くするた
めのテーパ部164aが形成されている。
の嵌合状態における断面図であり、前記と同一の符号は
同一または同等部分を表している。
ト152(図20)に対して、ボス193およびスプリ
ング194を介してネジ195により弾性的に装着され
ている。このような装着方法によれば、コネクタ162
は、スプリング194により弾発されるボス193によ
り、前記ベースプレート152に対して常に弾性的なフ
ローティング状態を維持できる。したがって、図22に
示したように、ガイドローラ302がシャフト部103
(R,L)の終端部まで摺動されたときに、コネクタ1
61,162の相対位置に多少の誤差が生じていても、
この誤差が吸収されるので良好な嵌合が可能になる。
4,163のみならず、コネクタ161,162の嵌合
部にも、両者を嵌合し易くするためのテーパ部161
a,162aが形成されているので、コネクタ161,
162の相対位置に多少の誤差が生じていても、両者が
相対的に正規の嵌合位置まで誘導されるので良好な嵌合
が可能になる。
接点195がスプリングピンであり、図47に拡大して
示したように、接点195の先端から弾性的に突出した
スプリングピン196が、コネクタ162の接点197
の先端に設けられた凹部197aに対して弾性的に押し
つけられる。したがって、コネクタ161,162間の
振動や位置ずれが吸収されるので、フレーム連結部にお
ける電気接続を常に良好に維持できる。
の断面図である。ガイドローラ302を、図22に示し
たようにヘッドパイプシャフト部103(R,L)の終
端部まで摺動されたのち、各操作子141を左右の手で
それぞれ掴み、同図(a)の直立姿勢から同図(b)の横臥姿
勢まで、右側の操作子141(R)は反時計方向、左側
の操作子141(L)は時計方向へ90°だけ回転させ
る。
掴み、同図(c)に示したように、内側へスライドさせ
る。このとき、右側の操作子141Rでは開口148
(R)から係止ピン155が突出し、左側の操作子14
1Lでは開口148(L)から係止筒160が突出し、
係止筒160内に係止ピン155が挿貫されて前記係止
ボール159により相互に係止される。これにより、図
27に示したように、左右のシャフト部103(R,
L)が機械的に連結されるので、走行時のフレーム剛性
が向上する。
態では、図25に示したように、ヘッドパイプシャフト
部103(R,L)内のフックパイプ151(図19参
照)が内側へ90°回動し、シャフト部103(R,
L)の側部開口191およびガイドローラ302の側部
開口391と係合する。これにより、ガイドローラ30
2とシャフト部103(R,L)とがロックされて両者
の相対的な摺動が禁止される。
141を回動させるだけで、フロントフレーム1をセン
タフレーム3に対してロックできるのみならず、操作子
が近接配置されているので、ロック/アンロック操作が
容易になる。
機構について説明する。図28は、ハンドルシャフト1
02とハンドルブリッジ108とのロック機構を示した
部分透過斜視図であり、図29,30は、このハンドル
ロック機構をハンドルブリッジ108の裏側から見込ん
だ図である。このハンドルロック機構は、ハンドルシャ
フト102の左右にそれぞれ設けられるが、ここでは右
側のハンドルシャフト102(R)に設けられた機構を
例にして説明する。
81、ロッド182、偏心クランク183、ロッド18
4および押子185および押子ガイド186により構成
される。図31に示した伸張状態では、図29に示した
ように、L型操作レバー181がハンドルブリッジ10
8の裏側に押し込まれるので、押子185の先端がL型
ハンドルシャフト102の側部に設けられた開口187
に侵入し、その摺動が阻止される。
き出すと、図30に示したように、偏心クランク183
が反時計回りに回動し、前記ロッド184を介して押子
185が引き出される。したがって、左右のL型操作レ
バー181を操作してハンドルロックを解除し、その状
態でハンドルシャフト102を押し下げれば、図32に
示したように、ハンドルシャフト102がハンドルブリ
ッジ108に対して下方へ摺動する。
ンドルシャフト102(R,L)の下端には、前記フロ
ントフレーム1とセンタフレーム3とを電気的に接続す
るコネクタ161,162と同等のコネクタ191
(R,L),192(R,L)が設けられており、前記
摺動により前記各コネクタ191(R,L),192
(R,L)の嵌合が解除されて離反されると、ハンドル
ブリッジ108とハンドルシャフト102とが電気的に
遮断される。
であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表し
ている。
ロントホイール134、ディスクロータ135およびタ
イヤ137を主要な構成とし、ディスクロータ135は
フロントホイール134に対してネジ止め固定される。
前記前輪FWは、左右のホイールキャップ131,13
8と共に、フロントフォーク106の先端から延びた前
輪軸199に挿貫されて片持ち支持され、ナット132
により締結される。ブレーキキャリパ136は、ホイー
ルキャップ138と共にフロントフォーク106に対し
てネジ止め固定される。キャリパカバー139はホイー
ルキャップ138に固定される。
であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表し
ている。
39および後輪軸240を備え、その外周にステータ2
31がネジ止め固定される。後輪ホイール237側に
は、センサ235およびマグネットロータ233が同軸
状に挿貫されてクリップ232により固定される。図3
5は、後輪RWの他の構成を示した展開図Wであり、前
記と同一の符号は同一または同等部分を表している。後
輪FWは、後輪タイヤ236およびそのホイール237
と、後輪ホイール237の内側に収容される駆動モータ
226と、ディスクロータ229およびそのキャリパ2
88とを主要な構成とし、前記駆動モータ226は、ス
テータ226Sおよび当該ステータの外側を回転するマ
グネットロータ226Rを含む。
ト281および左右のベアリング225,282を介し
て後輪シャフト286により支持されている。後輪シャ
フト286には、左右のダストシール224,283、
カラー284およびブラケット223が挿貫され、ナッ
ト222によりリヤフォーク289に対して締め付け固
定される。
6のステータ226Sは、前記ブラケット223を介し
てリヤフォーク289に固定する。前記ディスクロータ
229は後輪ホイール237の右側にネジ230により
締め付け固定される。ブレーキキャリパ288は、キャ
リパーステー285により前記リヤフレーム2に対して
ネジ287により締め付け固定される。前記リヤフォー
ク289は、図36に示したように、その一端をスイン
グシャフト207に連結固定される。したがって、本実
施形態ではリヤフォーク289が車体フレームに対して
揺動することなく固定される。
れた電源収容部244の構成を示した図である。電源収
容部244には、複数の単セルを俵状に並べてシュリン
クパックすることにより一体化された2組のバッテリユ
ニット251(R,L)が、遮断スイッチ247,24
8、DC−DCコンバータを含むコントロールユニット24
2および大容量コンデンサ243と共に収容されてい
る。
5の斜視図、図39は、ヘッドライトユニット105に
内蔵された光源部175の斜視図、図40は、前記光源
部175の正面図、図41はその側面図である。
1に示したように、ベース部材189と、このベース部
材189に装着される基板178と、ベース部材189
により三次元に保持される複数のLED177とを含
む。
ス面176に多数の開口を行列方向に設けられ、各開口
の底部には階段状の付き当て面188が形成されてい
る。白色の高輝度LED177は、その一部がベース面
176から所定の長さだけ前方へ露出するように前記開
口内に収容されている。各LED177は、その裏面が
前記付き当て面188に突き当たるまで押し込まれた状
態で、その電極ピンを前記基板178に対して半田付け
固定される。したがって、各LED177の露出長は前
記各付き当て面188の段差により規定される。前記基
板178上には、前記LED177を点灯させるドライ
ブ回路が搭載されている。
板を用いることなくLEDを三次元的に配置することが
できるようになる。また、LEDの高さや指向が回路基
板178とLED電極との半田付けに依存しないため、
LEDを高い配光精度で、かつ個体差なく三次元的に配
置できるようになる。
構成を示した部分透過図である。ハンドルパイプ170
には、後に詳述するウインカユニット166が装着さ
れ、その周囲にグリップ104が装着されている。グリ
ップ104の内側端部すなわち当該グリップを右手で握
ったときに、その親指が届く範囲には、ブレーキレバー
167およびアクセルレバー168が設けられている。
アクセルレバー168の開度はアクセル開度センサ16
9により検知される。
斜視図であり、図44は、その断面図[同図(a)]およ
び端部正面図[同図(b)]である。
図44に示したように、前記ハンドルパイプ170に挿
貫される支持パイプ171、基板179、支持パイプ1
71の一端において中央が球面状に膨らんだ円形支持部
173および5つの高輝度LED174を含み、LED
174が露出する端部は、図43に示したように、透明
キャップ172で覆われている。
つを中心にして、その周囲に他の4つのLEDを90°
間隔で、かつ光軸を中心軸からそれぞれ外方へ若干ずら
して、前記基板179に固定されている。各LED17
4の光軸調整は、各LED174を、その底面が支持板
173の球面部に付き当たるまで挿入し、その電極を基
板179に固着することにより行われる。
特性を円形支持部173の形状で正確に規定できるよう
になる。また、ウインカをハンドル端部において小型に
形成できるので、ハンドルの操作性がウインカにより損
なわれてしまうことがない。
前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
2(R,L)の後部に、多数の赤色LEDを三次元的に
配置してブレーキランプ361(R,L)を構成し、そ
の下側には、橙色LEDを三次元的に配置してウインカ
ランプ362(R,L)を構成している。シート203
の後方にはナンバープレート6は配置されている。
ト、ブレーキランプおよびウインカの光源としてLED
を採用することにより、電動車両には必須の省電力化を
実現できる。また、LEDを光源として採用することに
より設計上の制約が緩和されるので、美観を向上させる
ことができる。
成される。 (1)二輪車を3つのフレームで構成し、センターフレー
ムに対してフロントフレームおよびリヤフレームを前後
方向へ摺動自在としたので、複雑な折り畳み機構を採用
することなく、収納状態における二輪車の全長を従来よ
りもさらに短縮させることが可能になる。 (2)二輪車の収容時における前後方向への更なる短縮を
可能にしたことにより、二輪車を、その前後方向が四輪
車の前後方向と一致するようにトランクスペースへ収容
できる。したがって、二輪車のシートポストを回動させ
るだけで、そのシートおよびバックレストを、車両の後
部座席の一部として機能させることができ、機能部品の
共有化による省スペース化および軽量化が達成される。 (3) 二輪車の一部を四輪車の一部として機能させるため
に当該二輪車の一部を変位させる操作に連動して、二輪
車と四輪車とが締結具により締結されるようにしたの
で、締結操作が不要になるのみならず、二輪車が四輪車
に対して締結されていないまま放置されてしまうことを
防止できる。 (4)前記締結具に電気的接点を設け、この締結具を介し
て二輪車のバッテリが四輪車の電源により充電されるよ
うにしたので、別途に充電装置との接続を行うことな
く、移動時間を利用した充電が可能になる。 (5)二輪車のシートおよびシートバックがバックレスト
およびヘッドレストとして機能する最後部座席の当該バ
ックレストおよびヘッドレストを含むデザインを、最後
部以外の座席のデザインと共通にしたので、デザインに
統一性を持たせることができる。 (6)車両のリヤハッチを、上方へ開く上ハッチおよび下
方へ開く下ハッチで構成したので、リヤハッチの開閉時
の操作性を損なうことなく開口部の面積を広く、かつ低
い位置まで確保できるようになる。 (7)下ハッチの開状態における地上高てら二輪車の車軸
高と同等にしたので、二輪車の収容が容易になる。
図である。
る。
スに収納された状態を後部上方から見下ろした斜視図で
ある。
スに収納された状態の側面図である。
ている様子を示した図である。
である。
である。
である。
である。
1)である。
2)である。
ムとの連結機構を示した図である。
る。
る。
ある。
ク)である。
ック)である。
ト部とガイドローラとの位置関係を示した図である。
ト部とガイドローラとの位置関係を示した図である。
た斜視図である。
る。
した図である。
る。
裏側から見込んだ図(ロック)である。
裏側から見込んだ図(アンロック)である。
ある。
ある。
た図である。
透過図である。
る。
フレーム,4…収納パネル,5…最後部座席,101…
メータユニット,102…ハンドルシャフト,103…
ヘッドパイプシャフト部,106…フロントフォーク,
107…ハンドルポスト,108…ハンドルブリッジ,
141…操作子,151…フックパイプ,157…係止
内筒,158…係止外筒,159…係止ボール,160
…係合筒,161…雌コネクタ,162…雄コネクタ,
201…スイングアーム,202…シートポスト,20
3…シート,204…バックレスト,207…スイング
シャフト,208…サイドコンポーネント,301…フ
レームボディ,302…ガイドローラ,303…ステッ
プ,313…アッパフレームパイプ,314…ロアフレ
ームパイプ,331…ロックシャフト,332…ラバー
ケース,333…ロックラバー,361…ブレーキラン
プ,362…ウインカランプ
Claims (12)
- 【請求項1】 車両に搭載された二輪車の一部が当該車
両の一部として機能することを特徴とする二輪車搭載車
両。 - 【請求項2】 二輪車のシートが車両の座席のバックレ
ストとして機能することを特徴とする請求項1に記載の
二輪車搭載車両。 - 【請求項3】 二輪車のシートバックが車両の座席のヘ
ッドレストとして機能することを特徴とする請求項1に
記載の二輪車搭載車両。 - 【請求項4】 前記二輪車のシートは、これを支持する
シートポストが所定の回転軸を中心に前方へ引き起こさ
れた状態で前記車両の座席のバックレストとして機能す
ることを特徴とする請求項2に記載の二輪車搭載車両。 - 【請求項5】 前記二輪車のシートバックは、これを支
持するシートポストが所定の回転軸を中心に前方へ引き
起こされた状態で前記車両の座席のヘッドレストとして
機能することを特徴とする請求項2に記載の二輪車搭載
車両。 - 【請求項6】 前記二輪車を車両の後部座席後方のトラ
ンクスペースに搭載することを特徴とする請求項1ない
し5のいずれかに記載の二輪車搭載車両。 - 【請求項7】 前記二輪車は、シートポストの引き起こ
しに連動して下方へ突出する締結具を具備し、当該締結
具を介して両者が締結されることを特徴とする請求項4
または5に記載の二輪車搭載車両。 - 【請求項8】 前記二輪車は電動二輪車であり、前記締
結具は電源ラインと接続された電気接点を具備し、前記
締結状態において、車両側から前記電気接点を介して充
電されることを特徴とする請求項7に記載の二輪車搭載
車両。 - 【請求項9】 前記車両は、前後方向に複数列の座席を
備え、 前記二輪車のシートおよびシートバックが、それぞれ最
後部座席のバックレストおよびヘッドレストとして機能
し、 前記最後部座席のバックレストおよびヘッドレストを含
むデザインが、他の座席のバックレストおよびヘッドレ
ストを含むデザインと共通であることを特徴とする請求
項1に記載の二輪車搭載車両。 - 【請求項10】 前記車両のリヤハッチは、上方へ開く
上ハッチおよび下方へ開く下ハッチを含むことを特徴と
する請求項1ないし9のいずれかの記載の二輪車搭載車
両。 - 【請求項11】 前記下ハッチの開状態における地上高
が前記二輪車の車軸高と同等であることを特徴とする請
求項10に記載の二輪車搭載車両。 - 【請求項12】 二輪車を車両に搭載する方法におい
て、 二輪車を、その一部が車両の一部として機能するように
搭載することを特徴とする二輪車の車載方法。
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