JP2003146089A - 産業車両の冷却構造 - Google Patents

産業車両の冷却構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルクーラとラジエータの間に堆積した
り、オイルクーラ等に付着したごみや塵埃を、容易に清
掃、取り除くことが可能な産業車両の冷却構造を提供す
ること。 【解決手段】 冷却ファンと、ラジエータと、オイルク
ーラとを並設してなる産業車両の冷却構造において、前
記オイルクーラは、オイルクーラをラジエータの面に沿
って上下方向に回動自在となるよう部材により支持され
ていることを特徴とする産業車両の冷却構造としたこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業車両の冷却構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】産業車両は一般に、トルクコンバータ、
あるいは、作業機等を作動させるための油圧装置を備え
ており、その油圧装置のオイルを冷却するオイルクーラ
を備えている。例えば、図5に示す、産業車両であるフ
ォークリフト10においては、エンジン20により駆動
される冷却ファン7の後方にラジエータ5とオイルクー
ラ1とを併設した冷却構造となっており、冷却風によっ
てエンジン20の冷却水と図示しない油圧装置のオイル
とを冷却している。このような冷却構造においては、冷
却効率を維持するため、図5のフォークリフト10の冷
却構造の拡大図である図6に示すように、ラジエータ5
とオイルクーラ1の隙間部Sをあまり広くすることはで
きない。
【0003】図6に示すように、オイルクーラ1はラジ
エータ5の後面部等に固定されているため、ラジエータ
5とオイルクーラ1に挟まれた隙間部Sの清掃を行うこ
とは大変困難である。このため、ここに堆積したり、オ
イルクーラ1等に付着したごみや塵埃によって、オイル
クーラ1の冷却性能の低下をまねいている。そこで、図
7に示すように、ラジエータ5とオイルクーラ1の間
に、清掃時に必要なスペースを確保するため、オイルク
ーラ1を二点鎖線で示した102の位置まで傾斜させる
ことができる構造が考えられている。また,図8に示す
ように、清掃性を向上させるため、オイルクーラ1を二
点鎖線で示した103の位置まで、上方へ移動させる構
造が知られている。(例えば、実用新案登録25112
68号公報参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の、オイ
ルクーラ1を斜めに傾ける構造については、オイルクー
ラ1を倒し込むスペースが必要であるが、特に小型の産
業車両においては、図7に示すように、倒し込む側にウ
ェイト17やマフラー18等が配設されているケースが
多い。従って、清掃に必要な十分なスペースを得ること
ができず、ブラシ等を使用する清掃には不向きである。
また、オイルクーラ1を上方に移動させる構造について
は、オイルクーラ1を上方に移動させることにより、ノ
ズルやブラシを使用する清掃作業は可能となるものの、
図8に示すように、オイルクーラ1が上方、即ち二点鎖
線で示す103の位置に移動するときに、オイルクーラ
1に接続されているホース等の配管19も一緒に上方に
移動するので、必要な配管長さは長くなり、配管19は
上方に引張られる。そして、このため、ホースの口金部
に無理がかかり、ホースの耐久性が低下する。従って、
この構造においては、細く、かつ、フレキシブルなホー
ス等を使用しなければならないので、オイルクーラ1へ
のオイルの流量が制限される結果となり、十分な冷却性
能が得られないという問題が生じる。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、オイルクーラとラジエータの間に堆積し
たり、オイルクーラ等に付着したごみや塵埃を容易に除
去することが可能な産業車両の冷却構造を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1の発明は、冷却ファンと、ラ
ジエータと、オイルクーラとを並設してなる産業車両の
冷却構造において、前記オイルクーラは、オイルクーラ
をラジエータの面に沿って上下方向に回動自在とする部
材により支持されている構成としている。
【0007】第1の発明によると、オイルクーラは、通
常時には、ラジエータに並設されているが、清掃時に
は、オイルクーラを回動させて上方に移動することによ
ってラジエータとの重なり部がなくなり、ブラシやエア
ノズルを使用して、オイルクーラに付着したごみや塵埃
等を容易に除去することができる。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、オイ
ルクーラはオイルの流入口および流出口を有し、該流入
口に一端を接続した第1の配管と、前記第1の配管の他
端に接続した第1のスイベルジョイントとを備えるとと
もに、該流出口に一端を接続した第2の配管と、前記第
2の配管の他端に接続した第2のスイベルジョイントと
を備え、第1のスイベルジョイント、および第2のスイ
ベルジョイントは、そのそれぞれの回動中心軸が前記オ
イルクーラの回動中心軸と軸心が一致する位置に配設さ
れている構成としている。
【0009】第2の発明によると、オイルクーラを回動
して上方に移動させると、第1の配管、および第2の配
管はスイベルジョイントを中心に回動すると共に、第1
の配管、および第2の配管の取付長さは変化しない。従
って、使用する配管の材質や太さを制限する必要はな
く、オイルクーラに十分な油量を供給でき、その結果、
良好な冷却性能を確保しながら、オイルクーラとラジエ
ータの間に堆積したり、オイルクーラ等に付着したごみ
や塵埃を容易に除去することが可能となる。
【0010】第3の発明は、第1の発明において、オイ
ルクーラはオイルの流入口および流出口を有し、該流入
口に一端を接続したフレキシブルな第1の配管と、前記
第1の配管の他端に接続した第1のスイベルジョイント
とを備えるとともに、該流出口に一端を接続したフレキ
シブルな第2の配管と、前記第2の配管の他端に接続し
た第2のスイベルジョイントとを備え、第1のスイベル
ジョイント、および第2のスイベルジョイントのそれぞ
れの回動中心軸は、前記オイルクーラの回動中心軸に平
行で、かつ、近接する位置に配設されている構成として
いる。
【0011】第3の発明によると、オイルクーラを回動
して上方に移動させると、第1の配管および第2の配管
はスイベルジョイントを中心に上方に回動すると共に、
その取付長さの変化は小さく、フレキシブルな、第1の
配管および第2の配管は、取付長さの変化を吸収でき
る。従って、使用する配管の材質や太さを制限する必要
はなく、オイルクーラに十分な油量を供給でき、その結
果、良好な冷却性能を確保しながら、オイルクーラとラ
ジエータの間に堆積したり、オイルクーラ等に付着した
ごみや塵埃を容易に除去することが可能となる。
【0012】第4の発明は、第1の発明において、オイ
ルクーラはオイルの流入口および流出口を有し、該流入
口に一端を接続したフレキシブルな第1の配管と、前記
第1の配管の他端に接続した第1のスイベルジョイント
とを備えるとともに、該流出口に一端を接続したフレキ
シブルな第2の配管と、前記第2の配管の他端に接続し
た第2のスイベルジョイントとを備え、第1のスイベル
ジョイントは前記オイルクーラの回動中心の上方に、第
2のスイベルジョイントは前記オイルクーラの回動中心
の下方に位置し、第1のスイベルジョイントおよび第2
のスイベルジョイントのそれぞれの回動中心軸は、前記
オイルクーラの回動中心軸に平行で、かつ、近接する位
置に配設されている構成としている。
【0013】第4の発明によると、オイルクーラを回動
して上方に移動させると、第1の配管、および第2の配
管はスイベルジョイントを中心に上方に回動すると共
に、その取付長さの変化は非常に小さく、フレキシブル
な、第1の配管および第2の配管は、取付長さの変化を
吸収できる。従って、使用する配管の材質や太さを制限
する必要はなく、オイルクーラに十分な油量を供給で
き、その結果、良好な冷却性能を確保しながら、オイル
クーラとラジエータの間に堆積したり、オイルクーラ等
に付着したごみや塵埃を容易に除去することが可能とな
る。
【0014】第5の発明は、第1の発明において、オイ
ルクーラはオイルの流入口および流出口を有し、該流入
口に一端を接続したフレキシブルな第1の配管と、該流
出口に一端を接続したフレキシブルな第2の配管を備
え、第1の配管、および第2の配管はそれぞれ前記オイ
ルクーラの回動中心軸に平行な直線部を有し、かつ、そ
のそれぞれの直線部はオイルクーラの回動中心軸に近接
する位置に配設されていることを特徴とする。
【0015】第5の発明によると、オイルクーラを回動
して上方に移動させると、第1の配管、および第2の配
管の直線部は捩られながら上方に移動すると共に、その
取付長さの変化は小さ小さく、フレキシブルな、第1の
配管および第2の配管は、取付長さの変化を吸収でき
る。従って、使用する配管の材質や太さを制限する必要
はないので、オイルクーラに十分な油量を供給でき、そ
の結果、良好な冷却性能を確保しながら、オイルクーラ
とラジエータの間に堆積したり、オイルクーラ等に付着
したごみや塵埃を容易に除去することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係わる産業車両の冷却構
造について、実施の形態を図面を参照して説明する。な
お、従来の技術と同一のものには、同一の符号を付す。
【0017】第1実施例を図1により説明する。図1に
おいて、オイルクーラ1Aを上下方向に回動自在とする
部材である、上部フレーム2は、ラジエータ5の後面部
を通り、ラジエータ5端部近くで前方に折れ曲がり、ラ
ジエータ5前面近くでラジエータ5に平行に左へ折れ曲
がって、ラジエータ5に平行に配設し、そして、その一
端にはボス2aを設け、ボス2aと車体側の一方に設け
たボス13とに嵌入したピン4を中心に、車体に対して
回動自在に軸支されている。一方、上部フレーム2の他
端にはボス2bを設け、ボス2bは蝶ねじ6によって車
体側の他方に設けた取付部9に固定されている。
【0018】オイルクーラ1Aの上面は上部プレート1
1を有し、上部プレート11を介して上部フレーム2に
ボルト3によって固定され、下面は下部プレート12を
有し、下部プレート12を介して車体側の下部フレーム
8に設けられたU字形の把持部材81に嵌脱自在に挟持
されている。把持部材81の内面にはオイルクーラの下
部プレート12を確実に把持するため、ゴム製のシート
等(図示せず)が貼着されている。
【0019】さらに、オイルクーラ1Aはオイルの流入
口14aおよび流出口14bを有し、流入口14aは一
端を接続した第1の配管15aと、第1の配管15aの
他端に接続した第1のスイベルジョイント16aとを備
えている。流出口14bは一端を接続した第2の配管1
5bと、第2の配管15bの他端に接続した第2のスイ
ベルジョイント16bとを備えている。
【0020】第1のスイベルジョイント16aと第2の
スイベルジョイント16bは車体側に固定された、配管
170aおよび配管170bにそれぞれ接続されてお
り、第1のスイベルジョイント16aの回動中心軸C
1、および第2のスイベルジョイント16bの回動中心
軸C2は、オイルクーラ1Aの回動中心軸C、即ち、上
部フレーム2のボス2aに嵌入されたピン4の中心軸に
一致するよう、同一直線状になる位置に配設されてい
る。つまり、第1のスイベルジョイント16aの回動中
心軸C1、および第2のスイベルジョイント16bの回
動中心軸C2は、オイルクーラ1Aの回動中心軸Cと軸
心が一致している。なお、ここで言う中心軸が一致とは
完全に一致していなくても実用上差し支えない範囲でほ
ぼ一致していれば良いことは言うまでもない。
【0021】また、第1の配管15a、および第2の配
管15bはフレキシブルなホースでも、成形したゴムホ
ースでも、成形した金属パイプでも良い。
【0022】上記構成によると、図1において、蝶ねじ
6をはずし、上部フレーム2をピン4を中心に上方へ回
動させることによって、上部フレーム2と共にオイルク
ーラ1Aはラジエータ5の面に沿って回動し、ラジエー
タ5の上方の位置101(二点鎖線で示す)に容易に移
動させることができる。この結果、オイルクーラ1Aは
ラジエータ5と重ならない位置となる。従って、オイル
クーラ1Aとラジエータ5の間に堆積したり、オイルク
ーラ1A等に付着したごみや塵埃を除去するため、ノズ
ルやブラシを使用する清掃作業が容易に行える。
【0023】また、前述のような清掃作業を行うため
に、オイルクーラ1Aを回動して上方に移動させると、
第1の配管15aおよび第2の配管15bは、オイルク
ーラ1Aの回動中心軸Cと同一線上に回動中心軸を有す
るスイベルジョイント16aの回動中心軸C1およびス
イベルジョイント16bの回動中心軸C2を中心に回動
しながら上方に移動するので、第1の配管15aおよび
第2の配管15bの取付長さは変化しない。従って、使
用する配管の材質や太さを制限する必要はなく、オイル
クーラ1Aに十分な油量を供給でき、その結果、良好な
冷却性能を確保でき、かつ、オイルクーラ1Aを回動さ
せて、オイルクーラ1Aとラジエータ5の間に堆積した
り、オイルクーラ1A等に付着したごみや塵埃を容易に
除去することが可能となる。
【0024】第2実施例は、図2に示すように、オイル
クーラ1Aを上下方向に回動自在とする部材である、上
部フレーム21は、ラジエータ5の後面を通り、ラジエ
ータに平行に配設し、その一端にはボス2aを設け、ボ
ス2aと車体側の一方に設けたボス13とに嵌入したピ
ン4を中心に、車体に対して回動自在に軸支されてい
る。なお、上部フレーム21の他端を車体側に固定する
構造、およびオイルクーラ1Aを上部フレーム21と下
部フレーム8へ固定する構造は、図1に示す第1実施例
と同様なので省略する。
【0025】オイルクーラ1Aはオイルの流入口14a
および流出口14bを有し、流入口14aは一端を接続
したフレキシブルなホースである第1の配管151a
と、第1の配管151aの他端に接続した第1のスイベ
ルジョイント16aとを備えている。流出口14bは一
端を接続したフレキシブルなホースである第2の配管1
51bと、第2の配管151bの他端に接続した第2の
スイベルジョイント16bとを備えている。
【0026】そして、第1のスイベルジョイント16a
と第2のスイベルジョイント16bは、車体側に固定さ
れた、配管171aおよび配管171bにそれぞれ接続
されており、第1のスイベルジョイント16aの回動中
心軸C11および第2のスイベルジョイント16bの回
動中心軸C21は、それぞれがオイルクーラ1の回動中
心軸C0に平行で、かつ、近接する位置に配設されてい
る。なお、ここで言う中心軸に平行とは完全に平行でな
くても実用上差し支えない範囲でほぼ平行であれば良い
ことは言うまでもない。以下に言う中心軸に平行も同様
である。
【0027】このため、オイルクーラ1Aを回動して上
方に移動させるとき、第1の配管151aおよび第2の
配管151bは第1のスイベルジョイント16aおよび
第2のスイベルジョイント16bを中心に上方に回動す
るが、第1の配管151aおよび第2の配管151bの
取付長さの変化は小さいので、フレキシブルなホ―スで
ある第1の配管151aおよび第2の配管151bは、
取付長さの変化を吸収することができる。従って、第1
実施例と同様に、使用する配管の材質や太さを制限する
必要はなく、オイルクーラ1Aに十分な油量を供給で
き、その結果、良好な冷却性能を確保でき、かつ、オイ
ルクーラ1Aを回動させて、オイルクーラ1Aとラジエ
ータ5の間に堆積したり、オイルクーラ1A等に付着し
たごみや塵埃を容易に除去することが可能となる。
【0028】さらに、上部フレーム21は折り曲げ部は
必要なく加工コストが低くできる。また、オイルクーラ
1Aの回動軸部分と、第1のスイベルジョイント16a
と、第2のスイベルジョイント16bとは上下に配置さ
れるので前後方向の取付スペースが短くて済む。
【0029】第3実施例は、図3に示すように、オイル
クーラ1Aの車体への取付構造は第2実施例と同一であ
り説明を省略する。そして、第2実施例と同様に、オイ
ルクーラ1Aはオイルの流入口14aおよび流出口14
bを有し、流入口14aは一端を接続したフレキシブル
なホースである第1の配管152aと、第1の配管15
2aの他端に接続した第1のスイベルジョイント16a
とを備えている。流出口14bは一端を接続したフレキ
シブルなホースである第2の配管152bと、第2の配
管152bの他端に接続した第2のスイベルジョイント
16bとを備えている。
【0030】そして、第1のスイベルジョイント16a
と第2のスイベルジョイント16bは、車体側に固定さ
れた、配管172aおよび配管172bにそれぞれ接続
されている。第1のスイベルジョイント16aは前記オ
イルクーラ1Aの回動中心軸C0の上方に、第2のスイ
ベルジョイント16bが前記オイルクーラ1Aの回動中
心軸C0の下方に位置し、第1のスイベルジョイント1
6aの回動中心軸C11および第2のスイベルジョイン
ト16bの回動中心軸C21は、それぞれがオイルクー
ラ1の回動中心軸C0に平行で、かつ、近接する位置に
配設されている。
【0031】このため、オイルクーラ1Aを回動して上
方に移動させると、フレキシブルなホースである第1の
配管152aおよび第2の配管152bは、第1のスイ
ベルジョイント16aおよび第2のスイベルジョイント
16bを中心に上方に回動するが、第1の配管152a
および第2の配管152の取付長さの変化は非常に小さ
いので、フレキシブルなホ―スである第1の配管152
aおよび第2の配管152bは、取付長さの変化を吸収
することができる。
【0032】従って、第1実施例、および第2実施例と
同様に、使用する配管の材質や太さを制限する必要はな
く、オイルクーラ1Aに十分な油量を供給でき、その結
果、良好な冷却性能を確保でき、かつ、オイルクーラ1
Aを回動させて、オイルクーラ1Aとラジエータ5の間
に堆積したり、オイルクーラ1A等に付着したごみや塵
埃を容易に除去することが可能となる。
【0033】さらに、第2実施例と同様に、上部フレー
ム21は折り曲げ部は必要なく加工コストが低くでき、
また、オイルクーラ1Aの回動軸部分と、第1のスイベ
ルジョイント16aと、第2のスイベルジョイント16
bとは上下に配置されるので前後方向の取付スペースが
短くて済む。
【0034】第4実施例は、図4に示すように、オイル
クーラ1Aの車体への取付構造は第2実施例と同一であ
るので説明を省略する。図4において、オイルクーラ1
Aはオイルの流入口14aおよび流出口14bを有し、
流入口14aは一端を接続したフレキシブルな第1の配
管153aを備え、流出口14bは一端を接続したフレ
キシブルな第2の配管153bを備えている。フレキシ
ブルなゴムホースである、第1の配管153aおよび第
2の配管153bは、ピン4に近接する位置を通る直線
部Pおよび直線部Qを有し、かつ、その直線部Pおよび
直線部Qは、該位置でオイルクーラ1Aの回動中心軸C
0に平行になるように図示しないクランプ等車体に固定
して配設されている。
【0035】そのため、ピン4を中心にオイルクーラ1
Aを回動して上方に移動させると、第1の配管153a
および第2の配管153bは捩られながら上方に移動
し、その取付長さの変化は小さく、フレキシブルな、第
1の配管153aおよび第2の配管153bは取付長さ
の変化を吸収できる。従って、第1、第2、および第3
実施例と同様に、使用する配管の材質や太さを制限する
必要はないので、オイルクーラ1Aに十分な油量を供給
でき、その結果、良好な冷却性能を確保でき、かつ、オ
イルクーラ1Aを回動させて、オイルクーラ1Aとラジ
エータ5の間に堆積したり、オイルクーラ1A等に付着
したごみや塵埃を容易に除去することが可能となる。
【0036】また、フレキシブルなホースを用い、スイ
ベルジョイントを必要としないので、コストが低くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す斜視図。
【図2】第2実施例を示す斜視図。
【図3】第3実施例を示す斜視図。
【図4】第4実施例を示す斜視図。
【図5】従来の冷却構造の一般的な構成を示すフォーク
リフトの側面図。
【図6】図5の冷却構造部の部分拡大図
【図7】本発明に係わる、従来の技術を示す一部断面図
【図8】本発明に係わる、従来の技術を示す一部断面図
【符号の説明】
1A…オイルクーラ、2,21…上部フレーム、2a,
2b…ボス、3…ボルト、4…ピン、5…ラジエータ、
6…蝶ねじ、7…ファン、8…下部フレーム、11…上
部プレート、12…下部プレート、13…ボス、14a
…流入口、14b…流出口、15a,151a,152
a,153a…第1の配管、15b,151b,152
b,153b…第2の配管、16a…第1のスイベルジ
ョイント、16b…第2のスイベルジョイント、C,C
0…オイルクーラの回動中心軸、C1,C11…第1の
スイベルジョイントの回動中心軸、C2,C21…第2
のスイベルジョイントの回動中心軸、P,Q…直線部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却ファンと、ラジエータと、オイルク
    ーラとを並設してなる産業車両の冷却構造において、前
    記オイルクーラは、オイルクーラをラジエータの面に沿
    って上下方向に回動自在とする部材により支持されてい
    ることを特徴とする産業車両の冷却構造。
  2. 【請求項2】 前記オイルクーラはオイルの流入口およ
    び流出口を有し、該流入口に一端を接続した第1の配管
    と、前記第1の配管の他端に接続した第1のスイベルジ
    ョイントとを備えるとともに、該流出口に一端を接続し
    た第2の配管と、前記第2の配管の他端に接続した第2
    のスイベルジョイントとを備え、第1のスイベルジョイ
    ント、および第2のスイベルジョイントは、そのそれぞ
    れの回動中心軸が前記オイルクーラの回動中心軸と軸心
    が一致する位置に配設されていることを特徴とする請求
    項1記載の産業車両の冷却構造。
  3. 【請求項3】 前記オイルクーラはオイルの流入口およ
    び流出口を有し、該流入口に一端を接続したフレキシブ
    ルな第1の配管と、前記第1の配管の他端に接続した第
    1のスイベルジョイントとを備えるとともに、該流出口
    に一端を接続したフレキシブルな第2の配管と、前記第
    2の配管の他端に接続した第2のスイベルジョイントと
    を備え、第1のスイベルジョイント、および第2のスイ
    ベルジョイントのそれぞれの回動中心軸は、前記オイル
    クーラの回動中心軸に平行で、かつ、近接する位置に配
    設されていることを特徴とする請求項1記載の産業車両
    の冷却構造。
  4. 【請求項4】 前記オイルクーラはオイルの流入口およ
    び流出口を有し、該流入口に一端を接続したフレキシブ
    ルな第1の配管と、前記第1の配管の他端に接続した第
    1のスイベルジョイントとを備えるとともに、該流出口
    に一端を接続したフレキシブルな第2の配管と、前記第
    2の配管の他端に接続した第2のスイベルジョイントと
    を備え、第1のスイベルジョイントは前記オイルクーラ
    の回動中心の上方に、第2のスイベルジョイントは前記
    オイルクーラの回動中心の下方に位置し、第1のスイベ
    ルジョイント、および第2のスイベルジョイントのそれ
    ぞれの回動中心軸は、前記オイルクーラの回動中心軸に
    平行で、かつ、近接する位置に配設されていることを特
    徴とする請求項1記載の産業車両の冷却構造。
  5. 【請求項5】 前記オイルクーラはオイルの流入口およ
    び流出口を有し、該流入口に一端を接続したフレキシブ
    ルな第1の配管と、該流出口に一端を接続したフレキシ
    ブルな第2の配管とを備え、第1の配管、および第2の
    配管は、それぞれ前記オイルクーラの回動中心軸に平行
    な直線部を有し、かつ、そのそれぞれの直線部はオイル
    クーラの回動中心軸に近接する位置に配設されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の産業車両の冷却構造。
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