JP4010795B2 - 産業車両の冷却構造 - Google Patents

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、産業車両の冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
産業車両は一般に、トルクコンバータ、あるいは、作業機等を作動させるための油圧装置を備えており、その油圧装置のオイルを冷却するオイルクーラを備えている。例えば、図5に示す、産業車両であるフォークリフト10においては、エンジン20により駆動される冷却ファン7の後方にラジエータ5とオイルクーラ1とを併設した冷却構造となっており、冷却風によってエンジン20の冷却水と図示しない油圧装置のオイルとを冷却している。このような冷却構造においては、冷却効率を維持するため、図5のフォークリフト10の冷却構造の拡大図である図6に示すように、ラジエータ5とオイルクーラ1の隙間部Sをあまり広くすることはできない。
【0003】
図6に示すように、オイルクーラ1はラジエータ5の後面部等に固定されているため、ラジエータ5とオイルクーラ1に挟まれた隙間部Sの清掃を行うことは大変困難である。このため、ここに堆積したり、オイルクーラ1等に付着したごみや塵埃によって、オイルクーラ1の冷却性能の低下をまねいている。そこで、図7に示すように、ラジエータ5とオイルクーラ1の間に、清掃時に必要なスペースを確保するため、オイルクーラ1を二点鎖線で示した102の位置まで傾斜させることができる構造が考えられている。また,図8に示すように、清掃性を向上させるため、オイルクーラ1を二点鎖線で示した103の位置まで、上方へ移動させる構造が知られている。(例えば、実用新案登録2511268号公報参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の、オイルクーラ1を斜めに傾ける構造については、オイルクーラ1を倒し込むスペースが必要であるが、特に小型の産業車両においては、図7に示すように、倒し込む側にウェイト17やマフラー18等が配設されているケースが多い。従って、清掃に必要な十分なスペースを得ることができず、ブラシ等を使用する清掃には不向きである。また、オイルクーラ1を上方に移動させる構造については、オイルクーラ1を上方に移動させることにより、ノズルやブラシを使用する清掃作業は可能となるものの、図8に示すように、オイルクーラ1が上方、即ち二点鎖線で示す103の位置に移動するときに、オイルクーラ1に接続されているホース等の配管19も一緒に上方に移動するので、必要な配管長さは長くなり、配管19は上方に引張られる。そして、このため、ホースの口金部に無理がかかり、ホースの耐久性が低下する。従って、この構造においては、細く、かつ、フレキシブルなホース等を使用しなければならないので、オイルクーラ1へのオイルの流量が制限される結果となり、十分な冷却性能が得られないという問題が生じる。
【0005】
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであり、オイルクーラとラジエータの間に堆積したり、オイルクーラ等に付着したごみや塵埃を容易に除去することが可能な産業車両の冷却構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、第1の発明は、冷却ファンと、ラジエータと、オイルクーラとを一方から他方に向けて並設してなり、前記オイルクーラの他方側に構造物が並設される産業車両の冷却構造において、
前記オイルクーラは、オイルクーラに対向するラジエータの面に沿ってオイルクーラを上下方向に回動自在とする部材により支持されていることを特徴としている。
また冷却ファンと、ラジエータと、オイルクーラとを並設してなる産業車両の冷却構造において、
前記オイルクーラに対向する前記ラジエータの面に略垂直である回動中心軸を有する回動部を備え、
前記回動部は、前記オイルクーラを当該オイルクーラに対向する前記ラジエータの面に沿って上下方向に回動自在に支持することを特徴としている。
【0007】
第1の発明によると、オイルクーラは、通常時には、ラジエータに並設されているが、清掃時には、オイルクーラを回動させて上方に移動することによってラジエータとの重なり部がなくなり、ブラシやエアノズルを使用して、オイルクーラに付着したごみや塵埃等を容易に除去することができる。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、オイルクーラはオイルの流入口および流出口を有し、該流入口に一端を接続した第1の配管と、前記第1の配管の他端に接続した第1のスイベルジョイントとを備えるとともに、該流出口に一端を接続した第2の配管と、前記第2の配管の他端に接続した第2のスイベルジョイントとを備え、第1のスイベルジョイント、および第2のスイベルジョイントは、そのそれぞれの回動中心軸が前記オイルクーラの回動中心軸と軸心が一致する位置に配設されている構成としている。
【0009】
第2の発明によると、オイルクーラを回動して上方に移動させると、第1の配管、および第2の配管はスイベルジョイントを中心に回動すると共に、第1の配管、および第2の配管の取付長さは変化しない。従って、使用する配管の材質や太さを制限する必要はなく、オイルクーラに十分な油量を供給でき、その結果、良好な冷却性能を確保しながら、オイルクーラとラジエータの間に堆積したり、オイルクーラ等に付着したごみや塵埃を容易に除去することが可能となる。
【0010】
第3の発明は、冷却ファンと、ラジエータと、オイルクーラとを並設してなる産業車両の冷却構造において、
前記オイルクーラは、オイルクーラをラジエータの面に沿って上下方向に回動自在とする部材により支持されており、
オイルクーラはオイルの流入口および流出口を有し、該流入口に一端を接続したフレキシブルな第1の配管と、前記第1の配管の他端に接続した第1のスイベルジョイントとを備えるとともに、該流出口に一端を接続したフレキシブルな第2の配管と、前記第2の配管の他端に接続した第2のスイベルジョイントとを備え、第1のスイベルジョイント、および第2のスイベルジョイントのそれぞれの回動中心軸は、前記オイルクーラの回動中心軸に平行で、かつ、近接する位置に配設されている構成としている。
【0011】
第3の発明によると、オイルクーラを回動して上方に移動させると、第1の配管および第2の配管はスイベルジョイントを中心に上方に回動すると共に、その取付長さの変化は小さく、フレキシブルな、第1の配管および第2の配管は、取付長さの変化を吸収できる。従って、使用する配管の材質や太さを制限する必要はなく、オイルクーラに十分な油量を供給でき、その結果、良好な冷却性能を確保しながら、オイルクーラとラジエータの間に堆積したり、オイルクーラ等に付着したごみや塵埃を容易に除去することが可能となる。
【0012】
第4の発明は、冷却ファンと、ラジエータと、オイルクーラとを並設してなる産業車両の冷却構造において、
前記オイルクーラは、オイルクーラをラジエータの面に沿って上下方向に回動自在とする部材により支持されており、
オイルクーラはオイルの流入口および流出口を有し、該流入口に一端を接続したフレキシブルな第1の配管と、前記第1の配管の他端に接続した第1のスイベルジョイントとを備えるとともに、該流出口に一端を接続したフレキシブルな第2の配管と、前記第2の配管の他端に接続した第2のスイベルジョイントとを備え、第1のスイベルジョイントは前記オイルクーラの回動中心の上方に、第2のスイベルジョイントは前記オイルクーラの回動中心の下方に位置し、第1のスイベルジョイントおよび第2のスイベルジョイントのそれぞれの回動中心軸は、前記オイルクーラの回動中心軸に平行で、かつ、近接する位置に配設されている構成としている。
【0013】
第4の発明によると、オイルクーラを回動して上方に移動させると、第1の配管、および第2の配管はスイベルジョイントを中心に上方に回動すると共に、その取付長さの変化は非常に小さく、フレキシブルな、第1の配管および第2の配管は、取付長さの変化を吸収できる。従って、使用する配管の材質や太さを制限する必要はなく、オイルクーラに十分な油量を供給でき、その結果、良好な冷却性能を確保しながら、オイルクーラとラジエータの間に堆積したり、オイルクーラ等に付着したごみや塵埃を容易に除去することが可能となる。
【0014】
第5の発明は、冷却ファンと、ラジエータと、オイルクーラとを並設してなる産業車両の冷却構造において、
前記オイルクーラは、オイルクーラをラジエータの面に沿って上下方向に回動自在とする部材により支持されており、
オイルクーラはオイルの流入口および流出口を有し、該流入口に一端を接続したフレキシブルな第1の配管と、該流出口に一端を接続したフレキシブルな第2の配管を備え、第1の配管、および第2の配管はそれぞれ前記オイルクーラの回動中心軸に平行な直線部を有し、かつ、そのそれぞれの直線部はオイルクーラの回動中心軸に近接する位置に配設されていることを特徴とする。
【0015】
第5の発明によると、オイルクーラを回動して上方に移動させると、第1の配管、および第2の配管の直線部は捩られながら上方に移動すると共に、その取付長さの変化は小さ小さく、フレキシブルな、第1の配管および第2の配管は、取付長さの変化を吸収できる。従って、使用する配管の材質や太さを制限する必要はないので、オイルクーラに十分な油量を供給でき、その結果、良好な冷却性能を確保しながら、オイルクーラとラジエータの間に堆積したり、オイルクーラ等に付着したごみや塵埃を容易に除去することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係わる産業車両の冷却構造について、実施の形態を図面を参照して説明する。なお、従来の技術と同一のものには、同一の符号を付す。
【0017】
第1実施例を図1により説明する。図1において、オイルクーラ1Aを上下方向に回動自在とする部材である、上部フレーム2は、ラジエータ5の後面部を通り、ラジエータ5端部近くで前方に折れ曲がり、ラジエータ5前面近くでラジエータ5に平行に左へ折れ曲がって、ラジエータ5に平行に配設し、そして、その一端にはボス2aを設け、ボス2aと車体側の一方に設けたボス13とに嵌入したピン4を中心に、車体に対して回動自在に軸支されている。一方、上部フレーム2の他端にはボス2bを設け、ボス2bは蝶ねじ6によって車体側の他方に設けた取付部9に固定されている。
【0018】
オイルクーラ1Aの上面は上部プレート11を有し、上部プレート11を介して上部フレーム2にボルト3によって固定され、下面は下部プレート12を有し、下部プレート12を介して車体側の下部フレーム8に設けられたU字形の把持部材81に嵌脱自在に挟持されている。把持部材81の内面にはオイルクーラの下部プレート12を確実に把持するため、ゴム製のシート等(図示せず)が貼着されている。
【0019】
さらに、オイルクーラ1Aはオイルの流入口14aおよび流出口14bを有し、流入口14aは一端を接続した第1の配管15aと、第1の配管15aの他端に接続した第1のスイベルジョイント16aとを備えている。流出口14bは一端を接続した第2の配管15bと、第2の配管15bの他端に接続した第2のスイベルジョイント16bとを備えている。
【0020】
第1のスイベルジョイント16aと第2のスイベルジョイント16bは車体側に固定された、配管170aおよび配管170bにそれぞれ接続されており、第1のスイベルジョイント16aの回動中心軸C1、および第2のスイベルジョイント16bの回動中心軸C2は、オイルクーラ1Aの回動中心軸C、即ち、上部フレーム2のボス2aに嵌入されたピン4の中心軸に一致するよう、同一直線状になる位置に配設されている。つまり、第1のスイベルジョイント16aの回動中心軸C1、および第2のスイベルジョイント16bの回動中心軸C2は、オイルクーラ1Aの回動中心軸Cと軸心が一致している。なお、ここで言う中心軸が一致とは完全に一致していなくても実用上差し支えない範囲でほぼ一致していれば良いことは言うまでもない。
【0021】
また、第1の配管15a、および第2の配管15bはフレキシブルなホースでも、成形したゴムホースでも、成形した金属パイプでも良い。
【0022】
上記構成によると、図1において、蝶ねじ6をはずし、上部フレーム2をピン4を中心に上方へ回動させることによって、上部フレーム2と共にオイルクーラ1Aはラジエータ5の面に沿って回動し、ラジエータ5の上方の位置101(二点鎖線で示す)に容易に移動させることができる。この結果、オイルクーラ1Aはラジエータ5と重ならない位置となる。従って、オイルクーラ1Aとラジエータ5の間に堆積したり、オイルクーラ1A等に付着したごみや塵埃を除去するため、ノズルやブラシを使用する清掃作業が容易に行える。
【0023】
また、前述のような清掃作業を行うために、オイルクーラ1Aを回動して上方に移動させると、第1の配管15aおよび第2の配管15bは、オイルクーラ1Aの回動中心軸Cと同一線上に回動中心軸を有するスイベルジョイント16aの回動中心軸C1およびスイベルジョイント16bの回動中心軸C2を中心に回動しながら上方に移動するので、第1の配管15aおよび第2の配管15bの取付長さは変化しない。従って、使用する配管の材質や太さを制限する必要はなく、オイルクーラ1Aに十分な油量を供給でき、その結果、良好な冷却性能を確保でき、かつ、オイルクーラ1Aを回動させて、オイルクーラ1Aとラジエータ5の間に堆積したり、オイルクーラ1A等に付着したごみや塵埃を容易に除去することが可能となる。
【0024】
第2実施例は、図2に示すように、オイルクーラ1Aを上下方向に回動自在とする部材である、上部フレーム21は、ラジエータ5の後面を通り、ラジエータに平行に配設し、その一端にはボス2aを設け、ボス2aと車体側の一方に設けたボス13とに嵌入したピン4を中心に、車体に対して回動自在に軸支されている。なお、上部フレーム21の他端を車体側に固定する構造、およびオイルクーラ1Aを上部フレーム21と下部フレーム8へ固定する構造は、図1に示す第1実施例と同様なので省略する。
【0025】
オイルクーラ1Aはオイルの流入口14aおよび流出口14bを有し、流入口14aは一端を接続したフレキシブルなホースである第1の配管151aと、第1の配管151aの他端に接続した第1のスイベルジョイント16aとを備えている。流出口14bは一端を接続したフレキシブルなホースである第2の配管151bと、第2の配管151bの他端に接続した第2のスイベルジョイント16bとを備えている。
【0026】
そして、第1のスイベルジョイント16aと第2のスイベルジョイント16bは、車体側に固定された、配管171aおよび配管171bにそれぞれ接続されており、第1のスイベルジョイント16aの回動中心軸C11および第2のスイベルジョイント16bの回動中心軸C21は、それぞれがオイルクーラ1の回動中心軸C0に平行で、かつ、近接する位置に配設されている。なお、ここで言う中心軸に平行とは完全に平行でなくても実用上差し支えない範囲でほぼ平行であれば良いことは言うまでもない。以下に言う中心軸に平行も同様である。
【0027】
このため、オイルクーラ1Aを回動して上方に移動させるとき、第1の配管151aおよび第2の配管151bは第1のスイベルジョイント16aおよび第2のスイベルジョイント16bを中心に上方に回動するが、第1の配管151aおよび第2の配管151bの取付長さの変化は小さいので、フレキシブルなホ―スである第1の配管151aおよび第2の配管151bは、取付長さの変化を吸収することができる。従って、第1実施例と同様に、使用する配管の材質や太さを制限する必要はなく、オイルクーラ1Aに十分な油量を供給でき、その結果、良好な冷却性能を確保でき、かつ、オイルクーラ1Aを回動させて、オイルクーラ1Aとラジエータ5の間に堆積したり、オイルクーラ1A等に付着したごみや塵埃を容易に除去することが可能となる。
【0028】
さらに、上部フレーム21は折り曲げ部は必要なく加工コストが低くできる。また、オイルクーラ1Aの回動軸部分と、第1のスイベルジョイント16aと、第2のスイベルジョイント16bとは上下に配置されるので前後方向の取付スペースが短くて済む。
【0029】
第3実施例は、図3に示すように、オイルクーラ1Aの車体への取付構造は第2実施例と同一であり説明を省略する。そして、第2実施例と同様に、オイルクーラ1Aはオイルの流入口14aおよび流出口14bを有し、流入口14aは一端を接続したフレキシブルなホースである第1の配管152aと、第1の配管152aの他端に接続した第1のスイベルジョイント16aとを備えている。流出口14bは一端を接続したフレキシブルなホースである第2の配管152bと、第2の配管152bの他端に接続した第2のスイベルジョイント16bとを備えている。
【0030】
そして、第1のスイベルジョイント16aと第2のスイベルジョイント16bは、車体側に固定された、配管172aおよび配管172bにそれぞれ接続されている。第1のスイベルジョイント16aは前記オイルクーラ1Aの回動中心軸C0の上方に、第2のスイベルジョイント16bが前記オイルクーラ1Aの回動中心軸C0の下方に位置し、第1のスイベルジョイント16aの回動中心軸C11および第2のスイベルジョイント16bの回動中心軸C21は、それぞれがオイルクーラ1の回動中心軸C0に平行で、かつ、近接する位置に配設されている。
【0031】
このため、オイルクーラ1Aを回動して上方に移動させると、フレキシブルなホースである第1の配管152aおよび第2の配管152bは、第1のスイベルジョイント16aおよび第2のスイベルジョイント16bを中心に上方に回動するが、第1の配管152aおよび第2の配管152の取付長さの変化は非常に小さいので、フレキシブルなホ―スである第1の配管152aおよび第2の配管152bは、取付長さの変化を吸収することができる。
【0032】
従って、第1実施例、および第2実施例と同様に、使用する配管の材質や太さを制限する必要はなく、オイルクーラ1Aに十分な油量を供給でき、その結果、良好な冷却性能を確保でき、かつ、オイルクーラ1Aを回動させて、オイルクーラ1Aとラジエータ5の間に堆積したり、オイルクーラ1A等に付着したごみや塵埃を容易に除去することが可能となる。
【0033】
さらに、第2実施例と同様に、上部フレーム21は折り曲げ部は必要なく加工コストが低くでき、また、オイルクーラ1Aの回動軸部分と、第1のスイベルジョイント16aと、第2のスイベルジョイント16bとは上下に配置されるので前後方向の取付スペースが短くて済む。
【0034】
第4実施例は、図4に示すように、オイルクーラ1Aの車体への取付構造は第2実施例と同一であるので説明を省略する。図4において、オイルクーラ1Aはオイルの流入口14aおよび流出口14bを有し、流入口14aは一端を接続したフレキシブルな第1の配管153aを備え、流出口14bは一端を接続したフレキシブルな第2の配管153bを備えている。フレキシブルなゴムホースである、第1の配管153aおよび第2の配管153bは、ピン4に近接する位置を通る直線部Pおよび直線部Qを有し、かつ、その直線部Pおよび直線部Qは、該位置でオイルクーラ1Aの回動中心軸C0に平行になるように図示しないクランプ等車体に固定して配設されている。
【0035】
そのため、ピン4を中心にオイルクーラ1Aを回動して上方に移動させると、第1の配管153aおよび第2の配管153bは捩られながら上方に移動し、その取付長さの変化は小さく、フレキシブルな、第1の配管153aおよび第2の配管153bは取付長さの変化を吸収できる。従って、第1、第2、および第3実施例と同様に、使用する配管の材質や太さを制限する必要はないので、オイルクーラ1Aに十分な油量を供給でき、その結果、良好な冷却性能を確保でき、かつ、オイルクーラ1Aを回動させて、オイルクーラ1Aとラジエータ5の間に堆積したり、オイルクーラ1A等に付着したごみや塵埃を容易に除去することが可能となる。
【0036】
また、フレキシブルなホースを用い、スイベルジョイントを必要としないので、コストが低くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す斜視図。
【図2】第2実施例を示す斜視図。
【図3】第3実施例を示す斜視図。
【図4】第4実施例を示す斜視図。
【図5】従来の冷却構造の一般的な構成を示すフォークリフトの側面図。
【図6】図5の冷却構造部の部分拡大図
【図7】本発明に係わる、従来の技術を示す一部断面図
【図8】本発明に係わる、従来の技術を示す一部断面図
【符号の説明】
1A…オイルクーラ、2,21…上部フレーム、2a,2b…ボス、3…ボルト、4…ピン、5…ラジエータ、6…蝶ねじ、7…ファン、8…下部フレーム、11…上部プレート、12…下部プレート、13…ボス、14a…流入口、14b…流出口、15a,151a,152a,153a…第1の配管、15b,151b,152b,153b…第2の配管、16a…第1のスイベルジョイント、16b…第2のスイベルジョイント、C,C0…オイルクーラの回動中心軸、C1,C11…第1のスイベルジョイントの回動中心軸、C2,C21…第2のスイベルジョイントの回動中心軸、P,Q…直線部。

Claims (6)

  1. 冷却ファンと、ラジエータと、オイルクーラとを一方から他方に向けて並設してなり、前記オイルクーラの他方側に構造物が並設される産業車両の冷却構造において、
    前記オイルクーラは、オイルクーラに対向するラジエータの面に沿ってオイルクーラを上下方向に回動自在とする部材により支持されていることを特徴とする産業車両の冷却構造。
  2. 冷却ファンと、ラジエータと、オイルクーラとを並設してなる産業車両の冷却構造において、
    前記オイルクーラに対向する前記ラジエータの面に略垂直である回動中心軸を有する回動部を備え、
    前記回動部は、前記オイルクーラを当該オイルクーラに対向する前記ラジエータの面に沿って上下方向に回動自在に支持することを特徴とする産業車両の冷却構造。
  3. 前記オイルクーラはオイルの流入口および流出口を有し、該流入口に一端を接続した第1の配管と、前記第1の配管の他端に接続した第1のスイベルジョイントとを備えるとともに、該流出口に一端を接続した第2の配管と、前記第2の配管の他端に接続した第2のスイベルジョイントとを備え、第1のスイベルジョイント、および第2のスイベルジョイントは、そのそれぞれの回動中心軸が前記オイルクーラの回動中心軸と軸心が一致する位置に配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の産業車両の冷却構造。
  4. 冷却ファンと、ラジエータと、オイルクーラとを並設してなる産業車両の冷却構造において、
    前記オイルクーラは、オイルクーラをラジエータの面に沿って上下方向に回動自在とする部材により支持されており、
    前記オイルクーラはオイルの流入口および流出口を有し、該流入口に一端を接続したフレキシブルな第1の配管と、前記第1の配管の他端に接続した第1のスイベルジョイントとを備えるとともに、該流出口に一端を接続したフレキシブルな第2の配管と、前記第2の配管の他端に接続した第2のスイベルジョイントとを備え、第1のスイベルジョイント、および第2のスイベルジョイントのそれぞれの回動中心軸は、前記オイルクーラの回動中心軸に平行で、かつ、近接する位置に配設されていることを特徴とする産業車両の冷却構造。
  5. 冷却ファンと、ラジエータと、オイルクーラとを並設してなる産業車両の冷却構造において、
    前記オイルクーラは、オイルクーラをラジエータの面に沿って上下方向に回動自在とする部材により支持されており、
    前記オイルクーラはオイルの流入口および流出口を有し、該流入口に一端を接続したフレキシブルな第1の配管と、前記第1の配管の他端に接続した第1のスイベルジョイントとを備えるとともに、該流出口に一端を接続したフレキシブルな第2の配管と、前記第2の配管の他端に接続した第2のスイベルジョイントとを備え、第1のスイベルジョイントは前記オイルクーラの回動中心の上方に、第2のスイベルジョイントは前記オイルクーラの回動中心の下方に位置し、第1のスイベルジョイント、および第2のスイベルジョイントのそれぞれの回動中心軸は、前記オイルクーラの回動中心軸に平行で、かつ、近接する位置に配設されていることを特徴とする産業車両の冷却構造。
  6. 冷却ファンと、ラジエータと、オイルクーラとを並設してなる産業車両の冷却構造において、
    前記オイルクーラは、オイルクーラをラジエータの面に沿って上下方向に回動自在とする部材により支持されており、
    前記オイルクーラはオイルの流入口および流出口を有し、該流入口に一端を接続したフレキシブルな第1の配管と、該流出口に一端を接続したフレキシブルな第2の配管とを備え、第1の配管、および第2の配管は、それぞれ前記オイルクーラの回動中心軸に平行な直線部を有し、かつ、そのそれぞれの直線部はオイルクーラの回動中心軸に近接する位置に配設されていることを特徴とする産業車両の冷却構造。
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