JP2003146042A - 懸架装置 - Google Patents

懸架装置

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JP2003146042A
JP2003146042A JP2001347837A JP2001347837A JP2003146042A JP 2003146042 A JP2003146042 A JP 2003146042A JP 2001347837 A JP2001347837 A JP 2001347837A JP 2001347837 A JP2001347837 A JP 2001347837A JP 2003146042 A JP2003146042 A JP 2003146042A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングを切った状態でもエアスプリン
グを円滑に伸縮できる、特に車高調整式として用いられ
る懸架装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 緩衝装置2と、コイルスプリング3と、
上板部材11と下板部材12と上下板部材11,12の間に介設
される弾性膜10を有するエアスプリング4とを、備え、
コイルスプリング3の上部に、エアスプリング4を、直
列的に配設し、緩衝装置2のロッド2aが、上板部材11
の孔部11a及び下板部材12の孔部12aを貫通して、緩衝
装置2が、車体6と車軸8を連結しており、エアスプリ
ング4の内圧を、ロッド2aと摺接する両孔部11a,12
aに内嵌されたパッキン9で密封し、両孔部11a,12a
の軸心Oに対してロッド2aの軸心Lが偏心可能となる
ように両孔部11a,12aとロッド2aとの間に隙間Gを
設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車輪懸架
装置に係り、特に車高調整式の懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、懸架装置(サスペンション)を
構成する緩衝装置のロッドの先端は、ピローボール若し
くはラバーブッシュで構成された軸受部を介して、車体
に取り付けられる。
【0003】ピローボールで構成された軸受部は、懸架
装置と車体の接点部分の剛性を向上させ懸架装置の動き
をダイレクトに伝える効果があるため、レーシングカー
やスポーツタイプの乗用車で好んで使われることもある
が、ラバーブッシュの軸受部に比べて、乗り心地が悪い
ことや、金属音がするなどの理由でファミリーカーなど
のワゴンタイプの乗用車などではあまり使われない。ま
た、ラバーブッシュの軸受部に比べて、高価であること
も敬遠される理由である。
【0004】一方、ラバーブッシュで構成された軸受部
は、ステアリングを切っても緩衝装置が回転したり大き
く振れたりしないダブルウィッシュボーン式サスペンシ
ョンでは特に工夫は必要ないが、車高調整式のストラッ
ト式サスペンションの場合、以下のような問題点が発生
する。
【0005】ここで、従来の車高調整式懸架装置は、図
6に例示するように、緩衝装置42と、コイルスプリング
43と、上板部材45と下板部材46と上下板部材45,46の間
に介設される弾性膜47を有するエアスプリング44とを、
備え、コイルスプリング43の上部に、エアスプリング44
を、直列的に配設し、緩衝装置42のロッド42aが、上板
部材45の孔部45a及び下板部材46の孔部46aを貫通し、
エアスプリング44の内圧を、ロッド42aと摺接する両孔
部45a,46aに内嵌されたOリング48で密封している。
そして、緩衝装置42のロッド42a先端は、防振ゴム(ラ
バーブッシュ)41を内装したストラットマウント40を介
して車体6に取り付けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
懸架装置では、ステアリングを切ると緩衝装置42は回転
しながらストラットマウント40を支点に左右に振れ、そ
の振れに伴いエアスプリング44も一緒に振れることがで
きれば問題はないが、エアスプリング44はスラストベア
リング49を介してストラットマウント40と当接している
ために左右に振れることができない。しかも、ロッド42
aと両孔部45a,46aとの隙間は、Oリング48の場合通
常0.05mm程度しかとれないので、その結果、ロッド42a
が両孔部45a,46aに当接し、ロッド42aに曲げ方向の
力が加わってしまう。さらに、その状態でエアスプリン
グ44に加圧エアを充填するとロッド42aに対して下板部
材46が円滑に摺動することができないなどの不具合が発
生する。
【0007】そこで、本発明は、ステアリングを切った
状態でもエアスプリングを円滑に伸縮できる、特に車高
調整式として用いられる懸架装置を提供することを目的
とする。また、本発明は、車の乗り心地を改善し、低価
格な、かつ、簡素な構造の懸架装置を提供することを、
他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る懸架装置は、緩衝装置と、コイルス
プリングと、上板部材と下板部材と該上下板部材の間に
介設される弾性膜を有するエアスプリングとを、備え、
上記コイルスプリングの上部に、上記エアスプリング
を、直列的に配設し、上記緩衝装置のロッドが、上記上
板部材の孔部及び上記下板部材の孔部を貫通して、該緩
衝装置が、車体と車軸を連結しており、上記エアスプリ
ングの内圧を、上記ロッドと摺接する上記両孔部に内嵌
されたパッキンで密封し、該両孔部の軸心に対して上記
ロッドの軸心が偏心可能となるように該両孔部と該ロッ
ドとの間に隙間を設けたものである。
【0009】また、エアスプリングにエアを出し入れす
ることで車高を調整するよう構成されたものである。ま
た、両孔部の内径を、ロッドの外径よりも、1mm〜5mm
大きく形成したものである。また、パッキンの形状を横
断面略V字状乃至略U字状としたものである。
【0010】また、下板部材の中央部を上方突隆状に形
成して、該下板部材の孔部を上板部材の孔部に接近する
ように形成したものである。また、コイルスプリング
と、エアスプリングの下板部材との間に、スラストベア
リングを介設したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて詳説する。
【0012】図1は、本発明に係る自動車の車輪懸架装
置の実施の一形態を示したものであり、本懸架装置1
は、緩衝装置(ダンパー)2とコイルスプリング3とエ
アスプリング4とを備え、コイルスプリング3の上部に
直列的に、エアスプリング4を配設し、緩衝装置2のロ
ッド2aが、エアスプリング4を貫通して、緩衝装置2
が、車体6と車軸8を連結しているものである。即ち、
本懸架装置1は、自動車5の車体6と車軸8との間に装
着されている。ここで、「直列的」とは、車体6側と車
軸8側の間の力の伝達が、一方のみを介して伝達される
ことが無く、必ず両者を介して伝達されるような配置を
言う。
【0013】具体的に述べると、図1と図2に示すよう
に、緩衝装置2のストラット本体2bの下部は、車輪
7,7間に架け渡された車軸8に取り付けられ、かつ、
緩衝装置2のロッド2aは、軸受部14を介して車体6に
連結される。
【0014】軸受部(ストラットマウント)14は、車体
6に(ボルト等の)固着具にて離脱自在に固定される取
付板14aと、取付板14aに装着されてロッド2aを保持
する防振ゴム(ラバーブッシュ)14bと、を備えてお
り、ロッド2aがあらゆる方向に対して弾性支持される
ことにより、地面等からの衝撃・振動の伝達を緩和させ
ることができる。また、ステアリングを切ると緩衝装置
2は回転しながら振れるが、その振れを許容する働きも
ある。ここで、「振れ」とは、ロッド2aが軸受部14を
支点として揺動すること、若しくは、ロッド2aが平行
移動することをいう。
【0015】コイルスプリング3は、緩衝装置2の中間
部を包囲するように配設され、コイルスプリング3の下
部は、緩衝装置2のストラット本体2bに当接乃至取り
付けられ、かつ、コイルスプリング3の上部は、エアス
プリング4の下部にスラストベアリング13を介して当接
乃至取り付けられている。
【0016】エアスプリング4は、上板部材11と下板部
材12と上下板部材11,12の間に介設される弾性膜10とを
有している。即ち、ビア樽型乃至円筒型の(ゴム製)弾
性膜10の上・下開口部を、水平状の(金属製)上板部材
11と下板部材12にて、塞ぐように挾んでいる。
【0017】エアスプリング4は、緩衝装置2のロッド
2aの一部を包囲するように配設され、コイルスプリン
グ3と、エアスプリング4の下板部材12との間に、スラ
ストベアリング13を介設しており、ステアリングを切っ
たときに、ストラット本体2b及びコイルスプリング3
が回転しても、エアスプリング4は回転しないようにな
っている。
【0018】また、スラストベアリング13は径方向に若
干の余裕代をもって介設されており、ステアリングを切
ったときの緩衝装置2及びコイルスプリング3の振れ
が、エアスプリング4へ伝達することを防止している。
【0019】エアスプリング4の上板部材11は、(ゴム
・発泡ウレタン等の)環状の弾性体16を介して、軸受部
14の取付板14aに当接しており、エアスプリング4が安
定した姿勢で車体6を支持することができ、かつ、地面
等から車体6への衝撃・振動を緩和することができる。
【0020】そして、緩衝装置2のロッド2aは、上板
部材11の孔部11a及び下板部材12の孔部12aを貫通し
て、エアスプリング4の内圧を、ロッド2aと摺接する
両孔部11a,12aの夫々に内嵌された(環状の)パッキ
ン9,9で密封している。即ち、上板部材11に貫設され
たエア出入口15よりエアスプリング4に(加圧)エアを
出し入れすることで、エアスプリング4が伸縮して、車
高を調整するように構成されている。
【0021】図2、図3及び図4に示すように、両孔部
11a,12aの軸心Oに対してロッド2aの軸心Lが偏心
可能となるように両孔部11a,12aとロッド2aとの間
に隙間Gを設けている。言い換えると、両孔部11a,12
aは、ステアリングを切ったとき等のロッド2aの最大
の振れ幅を許容できる大きさに形成されている。ここ
で、「偏心」とは、ロッド2aの軸心Lが、両孔部11
a,12aの軸心Oに対して、揺動(図4(ロ)参照)乃
至平行移動(図4(イ)の状態から軸心Lと軸心Oが平
行を保ったままで離れるように移動)した状態をいう。
【0022】両孔部11a,12aの内径Dを、ロッド2a
の外径dよりも、1mm〜5mm大きく形成しており、(言
い換えると、隙間Gを 0.5mm〜 2.5mmに設定してお
り、)ロッド2aの偏心を確実に許容できる。即ち、1
mm未満では、ロッド2aの軸心Lの偏心を許容できず、
ロッド2aと孔部12aが当ってスムーズな下板部材12の
作動が妨げられる。他方、5mmを越えると、孔部11a,
12aが無駄に大きくなり、パッキン9にてエアスプリン
グ4の内圧を確実に密封することができない。
【0023】パッキン9は、横断面略V字状乃至略U字
状に形成され、パッキン9の溝がエアスプリング4内の
内圧を受け得るように、両孔部11a,12aに形成された
凹周溝に夫々装着されている。即ち、図3と図4に示す
ように、パッキン9の自由状態での張り代Mを、十分に
大きくすることができる形状とする。
【0024】このように構成することで、図4(イ)に
示すように、孔部12aの軸心Oに対してロッド2aの軸
心Lが略一致した状態から、ステアリングを切った際等
に、図4(ロ)に示すように、孔部12aの軸心Oに対し
てロッド2aの軸心Lが偏心するが、ロッド2aは孔部
12aに当接(干渉)せず、しかも、パッキン9のシール
リップはロッド2aに密着したままである。なお、図4
には下板部材12側を示したが、上板部材11側のロッド2
aの偏心量(偏心幅)は、下板部材12側のロッド2aの
偏心量に比べて、同等乃至小さくなるため、当然に、ロ
ッド2aの偏心を許容でき、かつ、エアスプリング4の
密封状態を保持できる。
【0025】さらに、図2に示すように、下板部材12の
中央部を上方突隆状に形成して、下板部材12の孔部12a
を上板部材11の孔部11aに接近するように形成してい
る。即ち、軸受部14から下板部材12の孔部12a(及びパ
ッキン9)までの距離を極力近くするように形成するこ
とで、ロッド2aが軸受部14を支点に振れたときに、ロ
ッド2aの振れ幅(偏心量)を少しでも小さくすること
ができ、孔部12aの内径Dを極力小さくして、隙間Gを
減少し、パッキン9の隙間Gからのハミ出しを防止す
る。
【0026】次に、本懸架装置1にて車高を調整する方
法を説明すると、エアスプリング4の内圧が無いとき
は、上板部材11の中央下部が、下板部材12の中央上部に
載置された(ゴム・発泡ウレタン等の)弾性体17に当接
して、車体6等の荷重を、エアスプリング4の弾性膜10
にかけず、弾性体17にて受け持つようにしている。
【0027】そして、エアスプリング4のエア出入口15
から、エアを供給すると、エアスプリング4内に加圧空
気が充填され、エアスプリング4は鉛直方向に弾発付勢
力を発生し、車体6等の荷重と釣り合う高さまで伸び、
車体6と車軸8(図1参照)の間隔を広げ、車高をアッ
プすることができる。なお、車高の最大上昇量は、下板
部材12の中央下部とロッド2aに外嵌されたストッパー
18との間の距離にて決定される。
【0028】なお、図示省略するが、エアスプリング4
のエア出入口15への加圧エアの供給は、コンプレッサか
らエアタンク、電磁弁、及び、配管等を介して行われ、
運転席のスイッチにて、電磁弁を開閉させることで、エ
アスプリング4への加圧エアの出し入れを行うようにす
る。また、コンプレッサの電源は、バッテリーより供給
する。
【0029】次に、ステップワゴンのフロントに(図2
の)本懸架装置を取り付けた実施例と、ステップワゴン
のフロントに(図6の)懸架装置を取り付けた従来例
と、を比べると、従来例では、ステアリングを切った状
態で、エアスプリング44内にエアを出し入れし車高の上
げ下げを行ったところ、エアスプリング44がスムーズに
鉛直方向に伸長しなかった。また、試験後分解してみる
と下板部材46及びロッド42aに傷がついていた。これに
対して、本発明の実施例では、ステアリングを切った状
態でも、エアスプリング4がスムーズに鉛直方向に伸長
することができ、試験後分解しても下板部材12及びロッ
ド2aともに全く傷がついていなかった。
【0030】なお、図5にパッキン9の他の実施の形態
を示し、図3と比較すると、パッキン9の大気(低圧)
側内面に小リップ部19が付設されている点が相違する。
即ち、小リップ部19は、ロッド2aの上下摺動の際にロ
ッド2aに付着するゴミを取り除く役目と、パッキン9
を安定した姿勢でロッド2aに接触させる役目と、を担
う。
【0031】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されず、例えば、パッキン9、上板部材11、下板部材12
等の形状等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変
更可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以下に記載するような著大な
効果を奏する。
【0033】(請求項1によれば、)ステアリングを切
った状態でも、緩衝装置2のロッド2aが両孔部11a,
12aに当接(干渉)しないため、エアスプリング4を円
滑に伸縮できる。特に、ロッド2aと車体6とを連結す
る軸受部14がラバーブッシュタイプの場合に、エアスプ
リング4を適用できるようになり、乗り心地や低価格を
重視する被験者の使用選択の幅を広げることができる。
【0034】また、コイルスプリング3とエアスプリン
グ4を直列的に配置しているため、全体のばね定数が小
さくなり、一層、地面等からの衝撃を和らげ、乗り心地
を向上させる。また、エアスプリング4の内圧や受圧有
効面積を変えることで、全体のばね定数を変化させ、様
々な乗り心地を楽しむことができる。
【0035】(請求項2によれば、)エアを出し入れす
るだけで、車高の調整が容易となり、さらに、全体のば
ね定数を変化させ、様々な乗り心地を楽しむことができ
る。具体的に述べると、車両の見栄えや走行性能を重視
する場合、通常はエアスプリング4に加圧エアを充填せ
ずに車高が低い状態で走行し、段差等がある場合にエア
スプリング4に加圧エアを充填して車高を上昇させて段
差を乗り越えるようにする。また、例えば、雪国で使用
する場合、エアスプリング4に加圧エアを充填していな
いときの車高を標準的な車高に設定しておき、冬場など
わだちが目立つようになると、エアスプリング4に加圧
エアを充填して、通常よりも車高を高くして走行するな
どの利用も可能である。
【0036】(請求項3によれば、)緩衝装置2のロッ
ド2aが両孔部11a,12aに当接(干渉)するのを防止
すると共に、パッキン9のハミ出し等を防いで寿命を延
ばし、エアスプリング4内の密封性を確保することがで
きる。 (請求項4によれば、)ロッド2aの軸心Lが偏心──
─平行移動や揺動による偏心───しても、確実にロッ
ド2aに密着して、密封性を保持することができる。
【0037】(請求項5によれば、)ロッド2aの軸心
Lの偏心幅を小さく設定でき、両孔部11a,12aとロッ
ド2aとの隙間Gを減少でき、パッキン9の密封性を確
保できる。 (請求項6によれば、)ステアリングを切ったときに生
じる緩衝装置2及びコイルスプリング3の回転に伴うエ
アスプリング4の回転運動(弾性膜10の捩れ等の変形)
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す取付説明図であ
る。
【図2】要部拡大断面図である。
【図3】要部構成説明図である。
【図4】要部作用説明図である。
【図5】パッキンの他の実施の形態を示す横断面図であ
る。
【図6】従来例を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
2 緩衝装置 2a ロッド 3 コイルスプリング 4 エアスプリング 6 車体 8 車軸 9 パッキン 10 弾性膜 11 上板部材 11a 孔部 12 下板部材 12a 孔部 13 スラストベアリング O 軸心 L 軸心 D 内径 d 外径 G 隙間
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16J 15/32 F16F 9/32 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緩衝装置2と、コイルスプリング3と、
    上板部材11と下板部材12と該上下板部材11,12の間に介
    設される弾性膜10を有するエアスプリング4とを、備
    え、上記コイルスプリング3の上部に、上記エアスプリ
    ング4を、直列的に配設し、上記緩衝装置2のロッド2
    aが、上記上板部材11の孔部11a及び上記下板部材12の
    孔部12aを貫通して、該緩衝装置2が、車体6と車軸8
    を連結しており、上記エアスプリング4の内圧を、上記
    ロッド2aと摺接する上記両孔部11a,12aに内嵌され
    たパッキン9で密封し、該両孔部11a,12aの軸心Oに
    対して上記ロッド2aの軸心Lが偏心可能となるように
    該両孔部11a,12aと該ロッド2aとの間に隙間Gを設
    けたことを特徴とする懸架装置。
  2. 【請求項2】 エアスプリング4にエアを出し入れする
    ことで車高を調整するよう構成された請求項1記載の懸
    架装置。
  3. 【請求項3】 両孔部11a,12aの内径Dを、ロッド2
    aの外径dよりも、1mm〜5mm大きく形成した請求項1
    又は2記載の懸架装置。
  4. 【請求項4】 パッキン9の形状を横断面略V字状乃至
    略U字状とした請求項1、2又は3記載の懸架装置。
  5. 【請求項5】 下板部材12の中央部を上方突隆状に形成
    して、該下板部材12の孔部12aを上板部材11の孔部11a
    に接近するように形成した請求項1、2、3又は4記載
    の懸架装置。
  6. 【請求項6】 コイルスプリング3と、エアスプリング
    4の下板部材12との間に、スラストベアリング13を介設
    した請求項1、2、3、4又は5記載の懸架装置。
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