JP2007106190A - ボールジョイント及び車両用スタビライザ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】揺動角が増大した場合に復元力を発生するボールジョイント、及び、簡単な構成によってスタビライザバーの車幅方向の移動を防止した車両用スタビライザ装置を提供する。
【解決手段】軸部241b及び軸部241bの一端部に形成された球状部241aを有するボールスタッド241と、ボールスタッド241の球状部241aが挿入される開口242aが形成されたソケット242とを備えるボールジョイント240を、反発性を有する材料によって形成され、ボールスタッド241のソケット242に対する揺動角が所定の角度以上となった際に、ボールスタッド241の軸部241bとソケット242の開口242aの内周縁部との間に挟まれて圧縮されるストッパ部243bを備える構成とし、車両用スタビライザ装置200は、このボールジョイント240をスタビライザリンク230の少なくとも一方の端部に備える構成とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ボールジョイント及び車両用スタビライザ装置に関するものである。
自動車等の車両に備えられるスタビライザ装置は、バネ鋼等の弾性を有する材料を用いて形成された一種の捻りバネであるスタビライザバーによって、左右のサスペンションのバネ下部分を連結するとともに、その中間部を車体側に固定したものである。このようなスタビライザ装置は、サスペンションのバネ定数等を変えることなくロール剛性を向上させることができ、車両の操縦安定性の向上に有用である。
スタビライザバーは、ロッド部の両端に揺動可能なジョイント部を設けた連結部材であるスタビライザリンクを介してサスペンション側と接続したものが知られている。
このようなジョイント部として、ボールスタッドに形成された球状部をソケットの内径側に配置されたベアリング部によって回転可能に支持したボールジョイントを用いることが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
ボールジョイントを備えたスタビライザリンクは、車両の走行条件等に起因してスタビライザバーが横方向(車幅方向)に移動し、ボールジョイントの揺動角が大きくなると、スタビライザリンクの軸方向力の横方向分力が大きくなって、スタビライザバーの移動を助長するおそれがある。スタビライザバーは、過度に移動すると他の部品等と干渉するおそれがあることから、その移動を制限することが要求される。
特開2000−309214号公報 特開2000−110826号公報
スタビライザバーの車幅方向の移動を制限するため、例えば車体側との取付部にストッパ等を設けることも考えられるが、この場合、部品点数が増加して車両の組立工程が煩雑となる。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、揺動角が増大した場合に復元力を発生するボールジョイントを提供すること、及び、簡単な構成によってスタビライザバーの移動を制限する車両用スタビライザ装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1の発明は、軸部及び前記軸部の一端部に形成された球状部を有するボールスタッドと、前記ボールスタッドの前記球状部が挿入される開口が形成されたソケットとを備えるボールジョイントにおいて、反発性を有する材料によって形成され、前記ボールスタッドの前記ソケットに対する揺動角が所定の角度以上となった際に、前記ボールスタッドの前記軸部と前記ソケットの前記開口の内周縁部との間に挟まれて圧縮されるストッパ部を備えることを特徴とするボールジョイントである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のボールジョイントにおいて、前記ストッパ部は、前記ソケットの前記開口の内周縁部に設けられ、その内径側に突き出して形成された凸部を備えることを特徴とするボールジョイント。
請求項3の発明は、請求項2に記載のボールジョイントにおいて、前記ボールスタッドの前記軸部の外周面と前記ソケットの前記開口との間にわたして設けられる筒状のブーツ部を備え、前記ストッパ部は、前記ブーツ部と一体に形成されることを特徴とするボールジョイントである。
請求項4の発明は、左右のサスペンションにわたして設けられる車両用スタビライザ装置において、弾性を有する材料によって形成され、車幅方向に延在して配置されたスタビライザバーと、前記スタビライザバーの両端部にそれぞれ設けられ、前記サスペンションのバネ下側に設けられるサスペンション側取付部と前記スタビライザバーとを接続するスタビライザリンクとを備え、前記スタビライザリンクは、その前記サスペンション側取付部との接続部、前記スタビライザバーとの接続部の少なくとも一方に、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のボールジョイントを備えることを特徴とする車両用スタビライザ装置である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)ボールスタッドのソケットに対する揺動角が増大した際に、ストッパ部がボールスタッドの軸部とソケットの開口の内周縁部との間に挟まれて圧縮されることによって反発力が生じ、この反発力はこれらを離間させる方向に作用するから、ボールスタッドの揺動角を低減させる復元力を得ることができる。
(2)ストッパ部は、ソケットの開口の内周縁部から内径側に突き出した凸部を設けることによって、ボールスタッドの揺動角が大きくなった場合の圧縮しろを確保することができ、復元力を確実に得ることができる。
(3)ストッパ部をブーツ部と一体に形成することによって、部品点数を低減し、ボールジョイントの組立工程を簡素化することができる。
(4)揺動角が増大した場合に復元力を発生するボールジョイントをスタビライザリンクに設けることによって、スタビライザバーが車幅方向に移動した場合に、ボールジョイントの復元力がこれをもとの位置に戻す力として作用するから、スタビライザバーの車幅方向の移動を防止することができる。
本発明は、揺動角が増大した場合に復元力を発生するボールジョイントを提供するという課題を、ボールスタッドが挿入されるソケットの開口の内周縁部に、その内径側に突き出して形成され、反発性を有する材料によって形成されたストッパ部を設けることによって解決する。
また、本発明は、簡単な構成によってスタビライザバーの移動を制限する車両用スタビライザ装置を提供するという課題を、スタビライザバーとサスペンションのバネ下側とを接続するスタビライザリンクに、上述したボールジョイントを設けることによって解決する。
以下、本発明を適用したボールジョイントを備えた車両用スタビライザ装置の実施例について説明する。
図1は、本実施例の車両用スタビライザ装置の配置を示す模式図である。
本実施例において、車両1は例えば乗用車であって、スタビライザ装置200は、左右のリアホイール10を支持するリアサスペンション部100に備えられるものである。
図2は、左側のリアサスペンション部100を車両の床下側でありかつ後方側から見た状態を示す図である。
リアサスペンション部100は、図2に示すように、サブフレーム110、リアアーム120、アッパリンク130、フロントロワリンク140、リアロワリンク150、ショックアブソーバユニット160を備えている。
サブフレーム110は、車両1の後部床下側に装着され、枠状に形成された構造部材であって、各アーム、リンク類が取り付けられる基部である。サブフレーム110は、図示しない防振ゴムを介して車両1のフロアパネル部に接続されている。
また、サブフレーム110は、後述するリアディファレンシャル310が装着されている。
リアアーム120は、車両の略前後方向に延在して配置された部材であって、その後端部にリアホイール10を支持するハブベアリングが収容されるハウジング部が形成され、その前端部に設けられた図示しないゴムブッシュ部を支点として揺動可能として、車両1のサイドメンバーに支持されている。
アッパリンク130、フロントロワリンク140、リアロワリンク150は、それぞれ略車幅方向に延在して配置され、サブフレーム110とリアアーム120のハウジング部の周辺部分とにそれぞれわたして設けられている。これらのアッパリンク130、フロントロワリンク140、リアロワリンク150は、それぞれロッド状に形成された本体部の両端にゴムブッシュ、ピローボールジョイント等の可動ジョイントを備え、サブフレーム110及びリアアーム120に対してそれぞれ揺動可能となっている。
アッパリンク130は、リアアーム120のハウジング部の上部において接続されている。
フロントロワリンク140、リアロワリンク150は、それぞれリアアーム120のハウジング部の下部において接続され、車両の前後方向に離間して略平行に配置されている。
ショックアブソーバユニット160は、油圧式の緩衝装置(ダンパ)であるショックアブソーバと、このショックアブソーバと略同軸に配置されたコイルバネであるサスペンションスプリングとを備え、その上下端部をサブフレーム110及びリアアーム120にそれぞれ接続されている。
スタビライザ装置200は、スタビライザバー210、ブラケット220、スタビライザリンク230を備えている。
スタビライザバー(アンチロールバー)210は、例えばバネ鋼等の弾性を有する材料によって形成された棒状の部材である。スタビライザバー210は、その長手方向における中間部211が略車幅方向に延在し、サブフレーム110の後方側に配置されている。また、スタビライザバー210の中間部211を挟んだ両側に設けられる側部212は、車両前方側に向けて屈曲させて形成されている。
ブラケット220は、スタビライザバー210をサブフレームに固定するものであって、スタビライザバー210の中間部211に、車幅方向に離間して例えば1対が設けられている。ブラケット220は、ゴムブッシュを介してスタビライザバー210をその中心軸回りに回転可能に支持するものである。
スタビライザリンク230は、スタビライザバー210とリアサスペンション部100のリアアーム120とを接続するものである。
図3は、スタビライザリンク230の構成を示す模式図である。
スタビライザリンク230は、スタビライザバー210の両端部にそれぞれ設けられ、アッパボールジョイント240、ロワボールジョイント250、ロッド部260を備えている。
アッパボールジョイント240は、スタビライザバー210の側部212における突端部とスタビライザリンク230との接続部に設けられている。
ロワボールジョイント250は、リアアーム120とスタビライザリンク230との接続部に設けられている。
ロッド部260は、アッパボールジョイント240とロワボールジョイント250とを接続する部分であって、これらをそれぞれ支点として、スタビライザバー210及びリアアーム120に対して揺動可能となっている。
なお、アッパボールジョイント240の詳細な構成については後に詳しく説明する。
さらに、車両1は、図2に示すように、リアディファレンシャル310、ドライブシャフト320、ブレーキキャリパ330を備えている。
リアディファレンシャル310は、車両の前方側に設けられた図示しないトランスミッションから図示しないプロペラシャフトを介して入力された駆動力を左右後輪に分配するものであって、左右のリアホイール10の回転数差を吸収する公知の差動機構を備えている。
ドライブシャフト320は、リアディファレンシャル310から図示しない左右のホイールハブに駆動力を伝達する回転軸部であって、その両端部にリアサスペンション部100のストロークに追従して揺動する等速ジョイントを備えている。
ブレーキキャリパ330は、リアアーム120に固定され、ホイール10とともに回転する図示しないディスクロータを挟持して制動力を発生するものである。このブレーキキャリパ330は、上述したスタビライザバー210の側部212に対して車幅方向に対向して配置されている。
次に、アッパボールジョイント240の詳細な構成について説明する。
図4は、アッパボールジョイント240の拡大断面図である。
アッパボールジョイント240は、ボールスタッド241、ソケット242、ストッパ付ブーツ243を備えている。
ボールスタッド241は、球状部241aと、この球状部241aに一体形成された略円柱状の軸部241bとを備えている。
軸部241bは、その球状部241aとは反対側の端部に、スタビライザバー210との接続に用いられる図示しないネジ部が形成されている。
また、軸部241bは、その長手方向における中間部に、ストッパ付ブーツ243の軸部241b側の端部が装着されるブーツ装着部241cが形成されている。ブーツ装着部241cは、軸部241bの外周面に周方向にわたって形成された溝部241dと、この溝部241dに隣接して形成され、軸部241bの外周面からつば状に突き出して形成されたフランジ部241eとを備えている。
ソケット242は、ボールスタッド241の球状部241aが挿入される開口242aを備えている。開口242aは、その内周面部に、球状部241aがその中心回りに回転可能に支持される図示しないベアリング部を備えている。
また、ソケット242は、開口242aの端部に、ブーツ装着部242bが形成されている。
ブーツ装着部242bは、ソケット242におけるボールスタッド241の軸部241bが突き出す側の端面から突出して形成され、ソケット242の外周面に沿って環状に延在する突条である。
ストッパ付ブーツ243は、ブーツ部243a、ストッパ部243bを備え、例えばゴム系材料等の反発性及び弾性を有する材料によって一体に形成されている。
ブーツ部243aは、可撓性を有するベローズ状に形成され、一方の端部がボールスタッド241の軸部241bに形成されたブーツ装着部241cに固定され、他方の端部がソケット242に形成されたブーツ装着部242bに固定されている。
ブーツ部243aは、ボールスタッド241側の端部を、その内周縁部を上述した溝部241d内に嵌め込むことによってボールスタッド241に固定されている。
また、ブーツ部243aは、ソケット242側の端面に、周方向に延在する環状溝が形成され、この環状溝にソケット242側のブーツ装着部242bを挿入することによってソケット242に固定されている。
ストッパ部243bは、ブーツ部243aのソケット242側の端部の内周縁部に形成され、ソケット242に形成された開口242aの内径側に突き出し、その周方向にわたって延在する突条状に形成されている。ストッパ部243bの突端部(内周縁部)は、ボールスタッド241の軸部241bに対して、ボールスタッド241のソケット242に対する揺動角が小さい状態においては間隔を隔てて対向し、この揺動角が所定の角度まで増大した際に当接するようになっている。そして、この状態からさらに揺動角が大きくなると、ストッパ部243は、ソケット242のブーツ装着部242と、ボーススタッド241の軸部241bとの間に挟まれて圧縮変形するようになっている。
また、スタビライザリンク230のロワボールジョイント250も上述したアッパボールジョイント240と同様の構成を備えている。
次に、上述した本実施例の効果を、本発明の比較例である車両用スタビライザ装置及びボールジョイントと比較して説明する。
比較例の車両用スタビライザ装置は、スタビライザリンクのアッパボールジョイント及びロワボールジョイントとして、以下説明するボールジョイントを用いた点で上述した実施例と相違する。
図5は、比較例のボールジョイント270の断面図である。
ホールジョイント270は、ボールスタッド271、ソケット272、ブーツ273を備えている。
ボールスタッド271は、実施例のボールスタッド241と略同様の球状部271a、軸部271b、ブーツ装着部271cを備え、さらにそのソケット272に対する揺動角を規制するテーパ面部271fが形成されている。
テーパ面部271fは、軸部271bの球状部271a側の端部における外周面に形成され、球状部271aからの軸方向の距離に応じてその外径が大きくなるように形成されている。
ソケット272は、開口272aを備え、その内周縁部にボールスタッド271のテーパ面部271fと対向して配置されたテーパ面部272cが形成されている。
テーパ面部272cは、ボールスタッド271のソケット272に対する揺動角が所定の最大揺動角となった際に、ボールスタッド271側のテーパ面部271fと線接触するように形成されている。
ブーツ273は、実施例のようなストッパ部を備えないベローズ状に形成され、そのソケット272側の端部は、ソケット272の外周面を凹ませて形成された周方向溝に嵌め込まれ、ブーツ273の外周面に周方向に沿って配置されるクリップ273cによって固定されている。
比較例のボールジョイント270は、例えばスタビライザ装置200のスタビライザバー210が車幅方向に移動し、ボールスタッド271のソケット272に対する揺動角が所定の角度まで増大した場合には、ボールスタッド271のテーパ面部271fとソケット272のテーパ面部272cとが当接することによって、それ以上揺動角が増大することは防止されるが、この揺動角を小さくする復元力は発生しないから、スタビライザバー210をもとの位置に復帰させる効果は期待できず、次第にスタビライザバー210の移動量(ずれ量)が大きくなってブレーキキャリパ330等の他の部品に干渉するおそれがある。
これに対して、スタビライザバー210が他の部品と干渉しない程度にボールジョイント270の最大揺動角を小さく設定することも考えられるが、この場合、スタビライザ装置200の本来の機能を発揮するのに必要な揺動角が不足するおそれがある。
これに対し、本実施例のボールジョイント及び車両用スタビライザ装置によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)アッパボールジョイント240は、ボールスタッド241のソケット242に対する揺動角が増大してストッパ付ブーツ243のストッパ部243bが圧縮変形すると、その反発力はストッパ部243bを挟持するボールスタッド241の軸部241bとソケット242のブーツ装着部242bとを離間させる方向に作用するから、ソケット242に対するボールスタッド241の揺動角を低減させる復元力を得ることができる。
(2)ストッパ部243bは、ソケット242の開口242aの内周縁部から内径側に突き出した凸部状に形成されているから、ボールスタッド241の揺動角が大きくなった場合にストッパ部243bが押し潰される際の圧縮しろを確保することができ、復元力を確実に得ることができる。
(3)ストッパ部243bをブーツ部243aと一体に形成することによって、部品点数及び製造コストを低減し、アッパボールジョイント240の組立工程を簡素化することができる。
(4)揺動角が増大した場合に復元力を発生するアッパボールジョイント240及びロワボールジョイント250を有するスタビライザリンク230を介して、スタビライザバー210をリアサスペンション部100に接続することによって、スタビライザバー210が車幅方向に移動した場合に、各ボールジョイント240,250の復元力がスタビライザバー210をもとの位置に戻す力として作用するから、スタビライザバー210の車幅方向の移動を制限することができる。
この場合、例えばスタビライザバーの車体側との取付部にその横方向移動を防止するストッパを設ける場合と比較して、部品点数を低減し、車両の組立時における作業工程を簡素化することができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)実施例のボールジョイントは、例えば車両用スタビライザ装置のスタビライザリンクに備えられるものであったが、これに限らず、他の用途にも用いることができる。
(2)実施例の車両用スタビライザ装置は、スタビライザリンクの両端部にそれぞれストッパ部を有するボールジョイントを備えるものであるが、本発明はこれに限らず、このようなボールジョイントを一方の端部にのみ備える構成としてもよい。
(3)車両用スタビライザ装置の構成は、実施例のものに限らず、適宜変更することができる。例えば、実施例はスタビライザリンクのサスペンション側の端部を、ハブベアリングが装着されるリアアーム部に接続しているが、これに限らず、例えばサスペンションアーム、ハブナックル、ストラットケース等、いわゆるバネ下側(サスペンションのストロークに応じて車体に対して相対変位する部分)であればどのような箇所に接続してもよい。
また、スタビライザバーも中実棒を用いるものに限らず、中空のパイプを用いるものであってもよい。さらに、スタビライザバーは、その中間部分にアクチュエータが備えられたアクティブスタビライザ用のものであってもよい。
(4)実施例のボールジョイントのストッパ部は、ブーツ部と一体に形成されているが、本発明はこれに限らず、ストッパ部をブーツ部とは別部品としてもよい。
本発明を適用した車両用スタビライザ装置の実施例の配置を示す模式図である。 図1の車両のリアサスペンション部を床下側から見た状態を示す図である。 図1の車両におけるスタビライザリンクの構成を示す模式図である。 図1の車両のスタビライザリンクに備えられるボールジョイントの断面図である。 本発明の比較例であるボールジョイントの断面図である。
符号の説明
1 車両
10 リアホイール
100 リアサスペンション部
110 サブフレーム
120 リアアーム
130 アッパリンク
140 フロントロワリンク
150 リアロワリンク
160 ショックアブソーバユニット
200 スタビライザ装置
210 スタビライザバー
220 ブラケット
230 スタビライザリンク
240 アッパボールジョイント
250 ロワボールジョイント
260 ロッド部
310 リアディファレンシャル
320 ドライブシャフト
330 ブレーキキャリパ


Claims (4)

  1. 軸部及び前記軸部の一端部に形成された球状部を有するボールスタッドと、
    前記ボールスタッドの前記球状部が挿入される開口が形成されたソケットと
    を備えるボールジョイントにおいて、
    反発性を有する材料によって形成され、前記ボールスタッドの前記ソケットに対する揺動角が所定の角度以上となった際に、前記ボールスタッドの前記軸部と前記ソケットの前記開口の内周縁部との間に挟まれて圧縮されるストッパ部を備えること
    を特徴とするボールジョイント。
  2. 請求項1に記載のボールジョイントにおいて、
    前記ストッパ部は、前記ソケットの前記開口の内周縁部に設けられ、その内径側に突き出して形成された凸部を備えること
    を特徴とするボールジョイント。
  3. 請求項2に記載のボールジョイントにおいて、
    前記ボールスタッドの前記軸部の外周面と前記ソケットの前記開口との間にわたして設けられる筒状のブーツ部を備え、
    前記ストッパ部は、前記ブーツ部と一体に形成されること
    を特徴とするボールジョイント。
  4. 左右のサスペンションにわたして設けられる車両用スタビライザ装置において、
    弾性を有する材料によって形成され、車幅方向に延在して配置されたスタビライザバーと、
    前記スタビライザバーの両端部にそれぞれ設けられ、前記サスペンションのバネ下側に設けられるサスペンション側取付部と前記スタビライザバーとを接続するスタビライザリンクと
    を備え、
    前記スタビライザリンクは、その前記サスペンション側取付部との接続部、前記スタビライザバーとの接続部の少なくとも一方に、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のボールジョイントを備えること
    を特徴とする車両用スタビライザ装置。



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