JP2003141613A - 自動販売システム、自動販売装置及び自動販売方法 - Google Patents

自動販売システム、自動販売装置及び自動販売方法

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JP2003141613A
JP2003141613A JP2001331224A JP2001331224A JP2003141613A JP 2003141613 A JP2003141613 A JP 2003141613A JP 2001331224 A JP2001331224 A JP 2001331224A JP 2001331224 A JP2001331224 A JP 2001331224A JP 2003141613 A JP2003141613 A JP 2003141613A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多くの小銭を持ち歩かずとも、気軽に商品を購
入できるようにする。 【解決手段】指紋データと金額情報とを含む利用者情報
を複数記憶したデータベースを備えたサーバ装置とネッ
トワークを介して接続されて、商品販売を行なう自動販
売機1で、商品を購入しようとする利用者の指紋を検出
する指紋センサ22と、現金を入力する金銭管理部24と、
入金され、商品の購入に際して発生した残金の金額情報
を指紋センサ22より入力した指紋データと共に上記デー
タベースに転送して記憶させる一方、指紋センサ22で検
出された利用者の認証情報に基づいて上記データベース
より指紋データに対応して記憶されている金額情報を読
出し、現金入力と併せて利用者の商品購入に供する制御
部21を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種商品を販売す
る自動販売システム、自動販売装置及び自動販売方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、清涼飲料水をはじめとしてタ
バコや各種の商品を無人販売する自動販売機が広く一般
に普及している。この種の自動販売機は、一部の構内シ
ステムに対応した機種を除いて、基本的に現金、特にコ
インを使用して商品を購入することが前提になったもの
が主であり、現金、例えば100円玉2枚の計200円
を投入して110円のジュースを購入した場合には、9
0円の釣り銭が得られることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、自動販売機
を多用するにあたっては、常に適切な数及び種類のコイ
ンを持ち歩く必要があるもので、そのために小銭入れや
ポケットは時に小銭で溢れてしまうことにもなる。
【0004】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、無駄に多くの小銭
を持ち歩くことなく、気軽に各種商品を購入することが
可能な自動販売システム、自動販売装置及び自動販売方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
認証情報と金額情報とを含む利用者情報を複数記憶した
データベースを備えたサーバ装置と、このサーバ装置と
ネットワークを介して接続された、それぞれ商品販売を
行なう複数の自動販売端末機とを有した自動販売システ
ムであって、上記自動販売端末機は、商品を購入しよう
とする利用者の認証情報を入力する認証入力手段と、現
金を入力する入金手段と、この入金手段により入力され
た金額情報を上記認証入力手段より入力した認証情報と
共に上記サーバ装置のデータベースに転送して記憶させ
る一方、上記認証入力手段で入力された利用者の認証情
報に基づいて上記サーバ装置のデータベースより該認証
情報に対応して記憶されている金額情報を読出し、上記
入金手段より入力される現金と併せて利用者の商品購入
に供する金銭管理手段とを備えていることを特徴とす
る。
【0006】このようなシステム構成とすれば、1度目
の利用時にある程度の金額をサーバ装置のデータベース
に記憶させておけば、2度目以降の利用に際してはその
都度無駄な小銭等を用意することなく気軽に希望する商
品を購入することが可能となる。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記入金手段により入力され、商品の
購入に際して発生した残金の金額情報を上記認証入力手
段より入力した認証情報と共に上記サーバ装置のデータ
ベースに転送して記憶させることを特徴とする。
【0008】このようなシステム構成とすれば、上記請
求項1記載の発明の作用に加えて、釣り銭の金額情報を
そのままサーバ装置のデータベースに転送して記憶させ
ることができるため、小銭を持ち歩く必要がなく、いつ
でも気軽に商品を購入できる。
【0009】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記認証情報は、認証番号情報でな
り、上記自動販売端末機は、上記認証番号情報を記載し
たカードを発行するカード発行手段をさらに備え、上記
認証入力手段は、上記カード発行手段で発行されたカー
ドに記載された認証番号情報を読取る読取機構でなるこ
とを特徴とする。
【0010】このようなシステム構成とすれば、上記請
求項1記載の発明の作用に加えて、発行されるカードに
は認証番号情報が記載されるだけで、金銭に関する具体
的な内容はサーバ装置側でのみ管理されるため、カード
から金銭に関する情報が偽造されるようなことがなく、
発行が容易でセキュリティの面でも比較的安全に運用で
きる。
【0011】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記認証情報は、利用者の身分証明書
に記載された番号情報でなり、上記自動販売端末機に備
えられる認証入力手段は、利用者の身分証明書から番号
情報を読取る読取機構でなることを特徴とする。
【0012】このようなシステム構成とすれば、上記請
求項1記載の発明の作用に加えて、利用者の年齢等を勘
案して商品を販売できるため、タバコやアルコール類な
ど年齢制限のある商品でも確実に利用者を選択して時間
帯に関係なく販売することができる。
【0013】請求項5記載の発明は、認証情報と金額情
報とを含む利用者情報を複数記憶したデータベースを備
えたサーバ装置とネットワークを介して接続されて、商
品販売を行なう自動販売装置であって、商品を購入しよ
うとする利用者の認証情報を入力する認証入力手段と、
現金を入力する入金手段と、この入金手段により入力さ
れ、商品の購入に際して発生した残金の金額情報を上記
認証入力手段より入力した認証情報と共に上記サーバ装
置のデータベースに転送して記憶させる一方、上記認証
入力手段で入力された利用者の認証情報に基づいて上記
サーバ装置のデータベースより該認証情報に対応して記
憶されている金額情報を読出し、上記入金手段より入力
される現金と併せて利用者の商品購入に供する金銭管理
手段とを備えることを特徴とする。
【0014】このような構成とすれば、1度目の利用時
にある程度の釣り銭をサーバ装置のデータベースに記憶
させておけば、2度目以降の利用に際してはその都度無
駄な小銭等を用意することなく気軽に希望する商品を購
入することが可能となる。
【0015】請求項6記載の発明は、認証情報と金額情
報とを含む利用者情報を複数記憶したデータベースを備
えたサーバ装置とネットワークを介して接続されて、商
品販売を行なう自動販売端末機での自動販売方法であっ
て、商品を購入しようとする利用者の認証情報を入力す
る認証入力工程と、現金を入力する入金工程と、この入
金工程で入力された金額情報を上記認証入力工程で入力
した認証情報と共に上記サーバ装置のデータベースに転
送して記憶させる利用者登録工程と、上記認証入力工程
で入力された利用者の認証情報に基づいて上記サーバ装
置のデータベースより該認証情報に対応して記憶されて
いる金額情報を読出し、上記入金工程で入力される現金
と併せて利用者の商品購入に供する金銭管理工程とを有
したことを特徴とする。
【0016】このような方法とすれば、1度目の利用時
にある程度の釣り銭をサーバ装置のデータベースに記憶
させておけば、2度目以降の利用に際してはその都度無
駄な小銭等を用意することなく気軽に希望する商品を購
入することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下本発明
を無線ネットワークを利用した広域対応可能な自動販売
システムに適用した場合の第1の実施の形態について図
面を参照して説明する。
【0018】図1は、端末となる自動販売機1を除くシ
ステム全体の構成を示すものである。同図で、2は上記
自動販売機1の最寄りに設置された無線基地局であり、
他の多数の図示しない無線基地局と同様に無線回線網3
に接続されている。
【0019】そして、この無線回線網3に対して、この
自動販売システムのサービス事業者が運営管理するセン
タ装置4が接続される。このセンタ装置4には、自動販
売機1の利用に際して利用者情報の送受を司るサーバ機
4aと、多数の利用者情報を記憶保持するデータベース
(DB)4bとが備えられる。
【0020】図2は、上記データベース4bに記憶保持
される利用者情報の内容を例示するものである。ここで
は、シリアル番号に続けて、指紋の紋様画像データと貯
金額、及び利用履歴の各情報を1組の利用者情報とし
て、多数の利用者情報を一括管理することで、複数の自
動販売機1において同一の利用者がどこでも自己の貯金
額に応じた商品購入を行なうことができるようになるも
のである。
【0021】次に、図3により上記無線回線網3と無線
接続される自動販売機1の外観構成を例示する。自動販
売機1は、外観上は通常のスタンドアロン型の自動販売
機と同様に、その前面に商品見本11a〜11h、商品
選択ボタン12a〜12h、金額表示部13、コイン投
入口14、紙幣投入口15、返金ボタン16、及び商品
取出し口17を配設すると共に、指紋認証/貯金ボタン
18を設ける。商品取出し口17内には、ここでは図示
しないが返金トレイ部も有するものとする。
【0022】上記指紋認証/貯金ボタン18は、後述す
る指紋センサと操作ボタンとを一体に構成したものとな
っており、操作信号を得ると共に、当接された手指の指
紋の紋様画像を読取る構成となっている。
【0023】加えて、自動販売機1の側面上部には、上
記無線基地局2と無線接続するための送受信アンテナ1
9が取付けられる。
【0024】続いて図4により、この自動販売機1内に
設けられる電子回路の構成について説明する。
【0025】図中、21がこの自動販売機1全体の制御
動作を実行する制御部であり、この制御部21に対して
指紋センサ22、ボタン入力部23、金銭管理部24、
通信部25、表示部26、記憶部27、及び商品管理部
28が接続される。
【0026】指紋センサ22は、上記指紋認証/貯金ボ
タン18の一部を構成するものであり、検出した指紋の
紋様画像データを2値化して制御部21へ送出する。
【0027】ボタン入力部23は、上記商品選択ボタン
12a〜12h、返金ボタン16、指紋認証/貯金ボタ
ン18よりなり、利用者による操作に応じた操作信号を
制御部21へ出力する。
【0028】金銭管理部24は、利用者により上記コイ
ン投入口14及び紙幣投入口15から入金された金額
と、後述する貯金額とを併せて管理する一方、その時点
で累積保持している現金の総額も管理する。
【0029】通信部25は、上記送受信アンテナ19と
制御部21との間に接続され、上記無線基地局2との間
でのデータの送受信を行なう。
【0030】表示部26は、上記金額表示部13で表示
すべき金額に対応した表示駆動を行なう一方、必要によ
り上記商品見本11a〜11h、商品選択ボタン12a
〜12hを個別に点灯表示し、その時点で購入可能とな
っている商品のみを利用者に認知させる。
【0031】記憶部27は、通信部25が上記無線基地
局2とデータの送受信を行なうに際しての各種プロトコ
ルなどを記憶する一方、制御部21のワークエリアとし
ても機能する。
【0032】商品管理部28は、自動販売機1内に格納
している商品の残量や購入に際しての排出動作を管理す
る。
【0033】次に上記実施の形態の動作について説明す
る。図5及び図6は、主として自動販売機1の制御部2
1から見た、商品の購入に関する一連の処理内容を例示
するものである。
【0034】その当初には、指紋認証/貯金ボタン18
が操作されたか否かを判断し(ステップA01)、操作
されないと次にコイン投入口14または紙幣投入口15
より現金が投入されたか否かを判断して(ステップA0
6)、商品の購入が可能となったか否かを判断する(ス
テップA08)、という処理を繰返し実行する。
【0035】はじめに指紋認証/貯金ボタン18が操作
された場合、制御部21では、指紋センサ22より指紋
の紋様画像データを検出して(ステップA02)、これ
を通信部25、送受信アンテナ19により、無線基地局
2、無線回線網3を介してセンタ装置4へ送信し、デー
タベース4bに記憶されている利用者情報に同様のデー
タが登録されているか否かをサーバ機4aに照合しても
らい、その照合結果の通知をサーバ機4aから受けるこ
とで、上記指紋認証/貯金ボタン18を操作した利用者
がデータベース4bに登録されているか否かを判断する
(ステップA03)。
【0036】ここで、サーバ機4aから、対応する指紋
のデータは登録されていないとの通知を受けた場合に
は、制御部21は上記指紋認証/貯金ボタン18の操作
は無効であるものとしてそのまま上記ステップA06に
進む。
【0037】また、サーバ機4aから対応する指紋のデ
ータが登録されているものとして、上記図2でも示した
貯金額の情報も合わせて通知を受けた場合には、制御部
21はその貯金額の情報に基づいて表示部26により金
額表示部13でその利用者が貯金している金額を表示さ
せる(ステップA04)。
【0038】このとき同時に制御部21は、サーバ機4
aに対して貯金額の情報を受信したことを応答すること
で、データベース4bに登録されている当該利用者情報
中の貯金額の情報を一時的にクリアして「0(ゼロ)」
に更新設定させ(ステップA05)、それから上記ステ
ップA06に進んで、さらなる現金の投入を受付ける。
【0039】しかるに、ステップA06で現金の投入の
有無を判断し、あればその投入された金額に応じて金額
表示部13で表示している金額を更新設定させながら
(ステップA07)、その時点で金額表示部13に表示
されている金額により商品を購入することができるか否
かを判断する(ステップA08)、という処理を繰返し
実行することで、商品の購入が可能な金額となるのを待
機する。
【0040】そして、購入が可能となった時点でステッ
プA08においてこれを判断し、商品選択ボタン12a
〜12hを表示部26により点灯駆動させると共にその
操作を有効化する(ステップA09)。
【0041】その後、その有効化された商品選択ボタン
12a〜12hのうちのいずれかの操作により商品が選
択されたか否か(ステップA10)、商品の購入に伴な
って金額表示部13で表示している残金が「0(ゼ
ロ)」となったか否か(ステップA13)、返金ボタン
16が操作されたか否か(ステップA14)、あるいは
指紋認証/貯金ボタン18が操作されたか否か(ステッ
プA15)、を順次判断して、いずれも該当しない場合
には再び上記ステップA06からの処理に戻る、という
処理を繰返すことにより、これらのいずれかが該当する
のを待機する。
【0042】ステップA10で商品選択ボタン12a〜
12hのうちのいずれかの操作により商品が選択された
と判断した場合、制御部21は商品管理部28によりそ
の選択された商品を排出して商品取出し口17へ出力さ
せる(ステップA11)。
【0043】これと共に制御部21は、その選択された
商品の金額分だけそれまで金額表示部13で表示してい
た金額から減算した額をあらたな金額として更新設定し
てあらためて金額表示部13で表示させ(ステップA1
2)、それから上記ステップA13に進む。
【0044】ステップA13で、商品の購入に伴なって
金額表示部13で表示している残金がちょうど「0(ゼ
ロ)」となったと判断した場合には、その時点で以上の
一連の処理を終了して、この図5及び図6の処理を終了
する。
【0045】また、上記ステップA14で返金ボタン1
6が操作されたと判断した場合には、その時点で金額表
示部13に表示されている金額分だけを残金として金銭
管理部24により商品取出し口17内の返金トレイ部よ
り返金出力させ(ステップA20)、以上で一連の処理
を終了して、この図5及び図6の処理を終了する。
【0046】さらに、ステップA15で指紋認証/貯金
ボタン18が操作されたと判断した場合、制御部21で
は、指紋センサ22より指紋の紋様画像データを検出し
て(ステップA16)、これを通信部25、送受信アン
テナ19により、無線基地局2、無線回線網3を介して
センタ装置4へ送信し、データベース4bに記憶されて
いる利用者情報に同様のデータが登録されているか否か
をサーバ機4aに照合してもらい、その照合結果の通知
をサーバ機4aから受けることで、上記指紋認証/貯金
ボタン18を操作した利用者がデータベース4bにすで
に登録されているか否かを判断する(ステップA1
7)。
【0047】ここで、サーバ機4aから、対応する指紋
のデータは登録されていないとの通知を受けた場合に
は、制御部21はあらためてその指紋のデータを、その
時点で金額表示部13に表示している金額を貯金額情報
として組合わせてデータベース4bに新規に利用者情報
を登録すべく依頼し(ステップA19)、以上で一連の
処理を終了して、この図5及び図6の処理を終了する。
【0048】また、ステップA17で、サーバ機4aか
ら対応する指紋のデータが登録されているものとして通
知を受けた場合には、制御部21はその時点で金額表示
部13に表示している金額とその時点で上記利用者情報
中に貯金額情報として記憶されている金額とを加算し、
その和をあらためて貯金額情報としてデータベース4b
に更新設定すべく依頼し(ステップA18)、以上で一
連の処理を終了して、この図5及び図6の処理を終了す
る。
【0049】このように、1度目の利用時に指紋認証/
貯金ボタン18を操作することで、ある程度の釣り銭を
センタ装置4側のデータベース4bに記憶させておく。
【0050】したがって、2度目以降の利用に際して利
用者は、その都度多くの小銭を用意する必要はなく、デ
ータベース4bの記憶内容を共用する自動販売機1を数
多く設置することにより、そのいずれを利用する際でも
気軽に希望する商品を購入することが可能となる。
【0051】また、特に自動販売機1の利用者の認証に
際しては、指紋認証/貯金ボタン18を操作することで
利用者の手指の指紋の紋様画像を用いることとし、これ
に対応して貯金額の情報をデータベース4bに登録する
ものとした。
【0052】これにより、指紋は「終生不変」で「万人
不同」な認証情報であり、利用者は手指をシステムの端
末機となる自動販売機1の指紋認証/貯金ボタン18へ
当接操作するだけの動作により利用者としての認証を得
ることができるので、他に自己の認証を得るための証明
書等を持ち歩く必要がなく、したがって盗難や他人の
「なりすまし」等の心配もなしに、確実且つ速やかに利
用者の認証を実行して、希望する商品を購入することが
できる。
【0053】(第2の実施の形態)以下本発明を無線ネ
ットワークを利用した広域対応可能な自動販売システム
に適用した場合の第2の実施の形態について図面を参照
して説明する。
【0054】なお、端末となる自動販売機を除くシステ
ム全体の構成は上記図1と、自動販売機の外観構成は上
記図3と、そして自動販売機内の電子回路の構成は上記
図4と、それぞれ基本的に同様であるので、同一部分に
は同一符号を付してその図示及び説明は省略する。
【0055】なお、この実施の形態では、センタ装置4
のデータベース4bに記憶される利用者情報に関して
は、上記図2で示した内容中の指紋データに代えて、自
動販売機1が発行するカードに記載されている認証番号
の情報を記憶するものとする。
【0056】すなわち、データベース4bに記憶される
利用者情報は、シリアル番号に続けて、認証番号と貯金
額、及び利用履歴の各情報を1組の利用者情報として、
多数の利用者情報を一括管理するものとする。
【0057】また、自動販売機1の外観構成において、
指紋認証/貯金ボタン18に代えて、カード投入口と
「貯金」ボタンとを個別に設けるものとする。
【0058】これに対応して、上記図4に示した自動販
売機1の回路構成では、指紋センサ22に代えて上記カ
ード投入口より投入されたカードに光学的あるいは磁気
的に記載された認証番号を読取るカードリーダを設け、
さらにこのカードリーダと一体的にして、新規のカード
を発行するカード発行部を設けるものとする。
【0059】次に上記実施の形態の動作について説明す
る。図7及び図8は、主として自動販売機1の制御部2
1から見た、商品の購入に関する一連の処理内容を例示
するもので、その当初には、カード投入口よりカードが
投入されたか否かを判断し(ステップB01)、投入さ
れていないと判断すると、次にコイン投入口14または
紙幣投入口15より現金が投入されたか否かを判断して
(ステップB06)、商品の購入が可能となったか否か
を判断する(ステップB08)、という処理を繰返し実
行する。
【0060】始めにカード投入口よりカードが投入され
た場合、制御部21では、上述したカードリーダにより
カードに記載されている認証番号を光学的あるいは磁気
的に読出して(ステップB02)、これを通信部25、
送受信アンテナ19により、無線基地局2、無線回線網
3を介してセンタ装置4へ送信し、データベース4bに
記憶されている利用者情報に同様の入出力番号の利用者
情報が登録されているか否かをサーバ機4aに照合して
もらい、その照合結果の通知をサーバ機4aから受ける
ことで、上記カード投入口よりカードを投入した利用者
がデータベース4bに登録されているか否かを判断する
(ステップB03)。
【0061】ここで、サーバ機4aから、対応する入出
力番号の利用者情報は登録されていないとの通知を受け
た場合には、制御部21はカードの投入は無効であるも
のとしてそのまま上記ステップB06に進む。
【0062】また、サーバ機4aから対応する入出力番
号の利用者情報が登録されているものとして、上記図2
でも示した貯金額の情報も合わせて通知を受けた場合に
は、制御部21はその貯金額の情報に基づいて表示部2
6により金額表示部13でその利用者が貯金している金
額を表示させる(ステップB04)。
【0063】このとき同時に制御部21は、サーバ機4
aに対して貯金額の情報を受信したことを応答すること
で、データベース4bに登録されている当該利用者情報
中の貯金額の情報を一時的にクリアして「0(ゼロ)」
に更新設定させ(ステップB05)、それから上記ステ
ップB06に進んで、さらなる現金の投入を受付ける。
【0064】しかるに、ステップB06で現金の投入の
有無を判断し、あればその投入された金額に応じて金額
表示部13で表示している金額を更新設定させながら
(ステップB07)、その時点で金額表示部13に表示
されている金額により商品を購入することができるか否
かを判断する(ステップB08)、という処理を繰返し
実行することで、商品の購入が可能な金額となるのを待
機する。
【0065】そして、購入が可能となった時点でステッ
プB08においてこれを判断し、商品選択ボタン12a
〜12hを表示部26により点灯駆動させると共にその
操作を有効化する(ステップB09)。
【0066】その後、その有効化された商品選択ボタン
12a〜12hのうちのいずれかの操作により商品が選
択されたか否か(ステップB10)、商品の購入に伴な
って金額表示部13で表示している残金が「0(ゼ
ロ)」となったか否か(ステップB13)、返金ボタン
16が操作されたか否か(ステップB14)、あるいは
上述した貯金ボタンが操作されたか否か(ステップB1
5)、を順次判断して、いずれも該当しない場合には再
び上記ステップB06からの処理に戻る、という処理を
繰返すことにより、これらのいずれかが該当するのを待
機する。
【0067】ステップB10で商品選択ボタン12a〜
12hのうちのいずれかの操作により商品が選択された
と判断した場合、制御部21は商品管理部28によりそ
の選択された商品を排出して商品取出し口17へ出力さ
せる(ステップB11)。
【0068】これと共に制御部21は、その選択された
商品の金額分だけそれまで金額表示部13で表示してい
た金額から減算した額をあらたな金額として更新設定し
てあらためて金額表示部13で表示させ(ステップB1
2)、それから上記ステップB13に進む。
【0069】ステップB13で、商品の購入に伴なって
金額表示部13で表示している残金がちょうど「0(ゼ
ロ)」となったと判断した場合には、その時点で以上の
一連の処理を終了して、この図7及び図8の処理を終了
する。
【0070】また、上記ステップB14で返金ボタン1
6が操作されたと判断した場合には、その時点で金額表
示部13に表示されている金額分だけを残金として金銭
管理部24により商品取出し口17内の返金トレイ部よ
り返金出力させ(ステップB22)、以上で一連の処理
を終了して、この図7及び図8の処理を終了する。
【0071】さらに、ステップB15で上述した貯金ボ
タンが操作されたと判断した場合、制御部21では、次
に上記カード投入口よりすでに投入されているカードが
あるか否かを判断する(ステップB16)。
【0072】ここで、すでにカードが投入されていると
判断すると、その投入されているカードから再度認証番
号を光学的または磁気的に読出し(ステップB17)、
これを通信部25、送受信アンテナ19により、無線基
地局2、無線回線網3を介してセンタ装置4へ送信し、
データベース4bに記憶されている利用者情報に同様の
データが登録されているか否かをサーバ機4aに照合し
てもらい、その照合結果の通知をサーバ機4aから受け
ることで、上記指紋認証/貯金ボタン18を操作した利
用者がデータベース4bにすでに登録されているか否か
を判断する(ステップB18)。
【0073】ここで、サーバ機4aから、対応する認証
番号の利用者情報は登録されていないとの通知を受けた
場合には、制御部21はあらためてその登録されていな
い認証番号を使用し、その時点で金額表示部13に表示
している金額を貯金額情報として組合わせてデータベー
ス4bに新規に利用者情報を登録すべく依頼し、併せて
投入されていたカードを返却して(ステップB21)、
以上で一連の処理を終了して、この図7及び図8の処理
を終了する。
【0074】また、ステップB18で、サーバ機4aか
ら対応する認証番号の利用者情報が登録されているもの
として通知を受けた場合には、制御部21はその時点で
金額表示部13に表示している金額とその時点で上記利
用者情報中に貯金額情報として記憶されている金額とを
加算し、その和をあらためて貯金額情報としてデータベ
ース4bに更新設定すべく依頼し(ステップB19)、
以上で一連の処理を終了して、この図7及び図8の処理
を終了する。
【0075】さらに、上記ステップB16で貯金ボタン
が操作された際に投入されているカードはないものと判
断した場合には、カード発行部によりあらたな認証番号
が記載されたカードを新規に発行すると共に、そのあら
たな認証番号に、その時点で上記金額表示部13に表示
されている金額を貯金額情報として組合わせてデータベ
ース4bに新規の利用者情報を登録設定すべくサーバ機
4aに依頼し(ステップB20)、以上で一連の処理を
終了して、この図7及び図8の処理を終了する。
【0076】このように、1度目の利用時に貯金ボタン
を操作することで、ある程度の釣り銭をセンタ装置4側
のデータベース4bに認証番号と共に記憶させておき、
利用者には認証番号のみが記載されたカードを発行して
おく。
【0077】したがって、2度目以降の利用に際して利
用者は、カードを所持していればその都度多くの小銭を
用意する必要はなく、データベース4bの記憶内容を共
用する自動販売機1を数多く設置することにより、その
いずれを利用する際でも気軽に希望する商品を購入する
ことが可能となる。
【0078】加えて、利用者の認証を行なうものとして
カードを発行し、且つ発行されるカードには認証番号の
情報が記載されるだけで、金銭に関する具体的な内容は
サーバ装置側でのみ管理されるため、カードから金銭に
関する情報が偽造されるようなことがなく、発行が容易
でセキュリティの面でも比較的安全に運用できる。
【0079】(第3の実施の形態)以下本発明を無線ネ
ットワークを利用した広域対応可能な自動販売システム
に適用した場合の第3の実施の形態について図面を参照
して説明する。
【0080】なお、端末となる自動販売機を除くシステ
ム全体の構成は上記図1と、自動販売機の外観構成は上
記図3と、そして自動販売機内の電子回路の構成は上記
図4と、それぞれ基本的に同様であるので、同一部分に
は同一符号を付してその図示及び説明は省略する。
【0081】なお、この実施の形態では、センタ装置4
のデータベース4bに記憶される利用者情報に関して
は、上記図2で示した内容中の指紋データに代えて、利
用者の所持する運転免許証に記載されている免許証番号
の情報を記憶するものとする。
【0082】すなわち、データベース4bに記憶される
利用者情報は、シリアル番号に続けて、免許証番号と貯
金額、及び利用履歴の各情報を1組の利用者情報とし
て、多数の利用者情報を一括管理するものとする。
【0083】また、自動販売機1の外観構成において、
指紋認証/貯金ボタン18に代えて、運転免許証を載置
してその免許証番号を読取る免許証提示部と「貯金」ボ
タンとを個別に設けるものとする。
【0084】これに対応して、上記図4に示した自動販
売機1の回路構成では、指紋センサ22に代えて上記免
許証提示部に載置された運転免許証から光学的に少なく
とも免許証番号と生年月日とを読取るOCR(Opti
cal CharacterReader:光学式文字
読取り装置)部を設けるものとする。
【0085】さらに、自動販売機1においては、複数の
販売商品中の一部に、例えばタバコやアルコール飲料な
ど、未成年への販売を制限するような商品を混在してい
るものとする。
【0086】次に上記実施の形態の動作について説明す
る。図9及び図10は、主として自動販売機1の制御部
21から見た、商品の購入に関する一連の処理内容を例
示するものである。
【0087】その当初には、免許証提示部に運転免許証
が載置されたか否かを判断し(ステップC01)、載置
されていないと判断すると、次にコイン投入口14また
は紙幣投入口15より現金が投入されたか否かを判断し
て(ステップC06)、商品の購入が可能となったか否
かを判断する(ステップC08)、という処理を繰返し
実行する。
【0088】始めに免許証提示部に運転免許証が載置さ
れた場合、制御部21では、OCR部により運転免許証
の免許証番号と生年月日とを読出して(ステップC0
2)、これを記憶部27に記憶保持させると共に、該免
許証番号を通信部25、送受信アンテナ19により、無
線基地局2、無線回線網3を介してセンタ装置4へ送信
し、データベース4bに記憶されている利用者情報に同
様の免許証番号が登録されているか否かをサーバ機4a
に照合してもらい、その照合結果の通知をサーバ機4a
から受けることで、上記免許証提示部に運転免許証を載
置した利用者がデータベース4bに登録されているか否
かを判断する(ステップC03)。
【0089】ここで、サーバ機4aから、対応する免許
証番号は登録されていないとの通知を受けた場合には、
制御部21は少なくともこの時点での運転免許証の提示
は無効であるものとして、読取った免許証番号を記憶部
27に記憶保持させた後に、そのまま上記ステップC0
6に進む。
【0090】また、サーバ機4aから対応する免許証番
号が登録されているものとして、上記図2でも示した貯
金額の情報も合わせて通知を受けた場合には、制御部2
1はその貯金額の情報に基づいて表示部26により金額
表示部13でその利用者が貯金している金額を表示させ
る(ステップC04)。
【0091】このとき同時に制御部21は、サーバ機4
aに対して貯金額の情報を受信したことを応答すること
で、データベース4bに登録されている当該利用者情報
中の貯金額の情報を一時的にクリアして「0(ゼロ)」
に更新設定させ(ステップC05)、それから上記ステ
ップC06に進んで、さらなる現金の投入を受付ける。
【0092】なお、上記ステップC02で免許証提示部
での運転免許証からの読取り動作が終了した後には、利
用者が免許証提示部に運転免許証を載置したことを忘れ
てしまうことのないように、例えば 「運転免許証の読取りを終了しました とり忘れのないように、必ず運転免許証をしまってくだ
さい」 のような音声ガイドメッセージを出力するものとしても
よい。
【0093】しかるに、ステップC06で現金の投入の
有無を判断し、あればその投入された金額に応じて金額
表示部13で表示している金額を更新設定させながら
(ステップC07)、その時点で金額表示部13に表示
されている金額により商品を購入することができるか否
かを判断する(ステップC08)、という処理を繰返し
実行することで、商品の購入が可能な金額となるのを待
機する。
【0094】そして、購入が可能となった時点で上記ス
テップC08においてこれを判断し、次に利用者が、販
売商品を制限せざるを得ない未成年の可能性があるか否
かを、上記ステップC01で運転免許証の提示があった
と判断し、且つその生年月日の内容から利用者が成人で
あったかどうかにより判断する。
【0095】ここで、上記ステップC01での運転免許
証の提示がなく、現金のみで商品を購入する利用者の場
合か、または上記ステップC01で運転免許証は提示し
たものの、生年月日の記載から未成年であると判断した
利用者の場合には、販売する商品を制限せざるを得ない
ので、年齢制限のない商品の商品選択ボタンのみを表示
部26により点灯駆動させると共にその操作を有効化す
る(ステップC10)。
【0096】また、上記ステップC01で運転免許証を
提示し、生年月日の記載から未成年ではないと判断した
利用者の場合には、販売する商品を制限する必要はない
ので、すべての商品の商品選択ボタンを表示部26によ
り点灯駆動させると共にその操作を有効化する(ステッ
プC11)。
【0097】その後、その有効化された商品選択ボタン
のうちのいずれかの操作により商品が選択されたか否か
(ステップC12)、商品の購入に伴なって金額表示部
13で表示している残金が「0(ゼロ)」となったか否
か(ステップC15)、返金ボタン16が操作されたか
否か(ステップC16)、あるいは貯金ボタンが操作さ
れたか否か(ステップC18)、を順次判断して、いず
れも該当しない場合には再び上記ステップC06からの
処理に戻る、という処理を繰返すことにより、これらの
いずれかが該当するのを待機する。
【0098】ステップC12で有効化されている商品選
択ボタンのいずれかの操作により商品が選択されたと判
断した場合、制御部21は商品管理部28によりその選
択された商品を排出して商品取出し口17へ出力させる
(ステップC13)。
【0099】これと共に制御部21は、その選択された
商品の金額分だけそれまで金額表示部13で表示してい
た金額から減算した額をあらたな金額として更新設定し
てあらためて金額表示部13で表示させ(ステップC1
4)、それから上記ステップC15に進む。
【0100】ステップC15で、商品の購入に伴なって
金額表示部13で表示している残金がちょうど「0(ゼ
ロ)」となったと判断した場合には、その時点で以上の
一連の処理を終了して、この図9及び図10の処理を終
了する。
【0101】また、上記ステップC16で返金ボタン1
6が操作されたと判断した場合には、その時点で金額表
示部13に表示されている金額分だけを残金として金銭
管理部24により商品取出し口17内の返金トレイ部よ
り返金出力させ(ステップC18)、以上で一連の処理
を終了して、この図9及び図10の処理を終了する。
【0102】さらに、ステップC17で貯金ボタン18
が操作されたと判断した場合、制御部21では、上記ス
テップC01での運転免許証の提示があったかどうかを
判断する(ステップC19)。
【0103】ここで、運転免許証の提示がなかったと判
断した場合には、貯金ボタンの操作により該当する免許
証番号と対応させて残金を貯金額として登録することは
できないので、上記ステップC16で返金ボタン16が
操作されたと判断した場合と同様に、その時点で金額表
示部13に表示されている金額分だけを残金として金銭
管理部24により商品取出し口17内の返金トレイ部よ
り返金出力させ(ステップC18)、以上で一連の処理
を終了して、この図9及び図10の処理を終了する。
【0104】また、上記ステップC19で運転免許証の
提示があったと判断した場合には、次いで上記ステップ
C02でその運転免許証から読取り、記憶部27に記憶
保持させておいた免許証番号を通信部25、送受信アン
テナ19により、無線基地局2、無線回線網3を介して
センタ装置4へ送信し、データベース4bに記憶されて
いる利用者情報に同様の免許証番号が登録されているか
否かをサーバ機4aに照合してもらい、その照合結果の
通知をサーバ機4aから受けることで、上記貯金ボタン
を操作した利用者がデータベース4bにすでに登録され
ているか否かを判断する(ステップC20)。
【0105】ここで、サーバ機4aから、対応する免許
証番号は登録されていないとの通知を受けた場合には、
制御部21はあらためてその免許証番号を、その時点で
金額表示部13に表示している金額を貯金額情報として
組合わせてデータベース4bに新規に利用者情報を登録
すべく依頼し(ステップC22)、以上で一連の処理を
終了して、この図9及び図10の処理を終了する。
【0106】また、ステップC20で、サーバ機4aか
ら対応する免許証番号が登録されているものとして通知
を受けた場合には、制御部21はその時点で金額表示部
13に表示している金額とその時点で上記利用者情報中
に貯金額情報として記憶されている金額とを加算し、そ
の和をあらためて貯金額情報としてデータベース4bに
更新設定すべく依頼し(ステップC21)、以上で一連
の処理を終了して、この図9及び図10の処理を終了す
る。
【0107】このように、運転免許証を提示した利用者
が1度目の利用時に貯金ボタンを操作することで、ある
程度の釣り銭をセンタ装置4側のデータベース4bに免
許証番号と共に記憶させておくことができる。
【0108】したがって、2度目以降の利用に際して利
用者は、運転免許証を所持していればその都度多くの小
銭を用意する必要はなく、データベース4bの記憶内容
を共用する自動販売機1を数多く設置することにより、
そのいずれを利用する際でも気軽に希望する商品を購入
することが可能となる。
【0109】加えて、上記第3の実施の形態では、利用
者の認証を行なうものとして運転免許証を用いるものと
して説明したが、このように運転免許証を含む身分証明
書を利用者の認証に用いることとすれば、利用者の年齢
等を勘案して商品を販売できるため、タバコやアルコー
ル類など年齢制限のある商品でも確実に利用者を選択し
て時間帯に関係なく販売することができる。
【0110】なお、第1乃至第3の実施の形態は、いず
れも無線ネットワークを利用した広域に対応可能な自動
販売システムに適用した場合について説明したものであ
るが、無線による高域対応可能なネットワークに限ら
ず、有線により、ある程度範囲を限定した領域内でのネ
ットワークにより、センタ装置4の構成を小規模化して
実施することも可能であるし、あるいはセンタ装置4の
サーバ機4aとデータベース4bの機能を複数の自動販
売機1のうちの1つに集約して一体に構成するものとし
てもよい。
【0111】さらに、上記図2で示した如く、センタ装
置4のデータベース4bでは、本システムの利用の履歴
を利用者情報に付加して記憶更新設定するものとしてい
るので、自動販売機の位置情報と併せて利用者の嗜好の
リサーチや商品展開等に活用することも可能となる。
【0112】その他、本発明は上記実施の形態に限ら
ず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施す
ることが可能であるものとする。
【0113】さらに、上記実施の形態には種々の段階の
発明が含まれており、開示される複数の構成要件におけ
る適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。
【0114】例えば、実施の形態に示される全構成要件
からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決し
ようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解
決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なく
とも1つが得られる場合には、この構成要件が削除され
た構成が発明として抽出され得る。
【0115】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、1度目の
利用時にある程度の釣り銭をサーバ装置のデータベース
に記憶させておけば、2度目以降の利用に際してはその
都度無駄な小銭等を用意することなく気軽に希望する商
品を購入することが可能となる。
【0116】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、釣り銭の金額情報をその
ままサーバ装置のデータベースに転送して記憶させるこ
とができるため、小銭を持ち歩く必要がなく、いつでも
気軽に商品を購入できる。
【0117】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、発行されるカードには認
証番号情報が記載されるだけで、金銭に関する具体的な
内容はサーバ装置側でのみ管理されるため、カードから
金銭に関する情報が偽造されるようなことがなく、発行
が容易でセキュリティの面でも比較的安全に運用でき
る。
【0118】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、利用者の年齢等を勘案し
て商品を販売できるため、タバコやアルコール類など年
齢制限のある商品でも確実に利用者を選択して時間帯に
関係なく販売することができる。
【0119】請求項5記載の発明によれば、1度目の利
用時にある程度の釣り銭をサーバ装置のデータベースに
記憶させておけば、2度目以降の利用に際してはその都
度無駄な小銭等を用意することなく気軽に希望する商品
を購入することが可能となる。
【0120】請求項6記載の発明によれば、1度目の利
用時にある程度の釣り銭をサーバ装置のデータベースに
記憶させておけば、2度目以降の利用に際してはその都
度無駄な小銭等を用意することなく気軽に希望する商品
を購入することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る自動販売シス
テム全体の構成を示す図。
【図2】同実施の形態に係るセンタ装置側のデータベー
スに記憶される利用者情報の構成を例示する図。
【図3】同実施の形態に係る自動販売機(端末)の外観
構成を示す図。
【図4】同実施の形態に係る自動販売機(端末)の内部
回路構成を示すブロック図。
【図5】同実施の形態に係る自動販売機での商品販売に
かかる一連の処理内容を示すフローチャート。
【図6】同実施の形態に係る自動販売機での商品販売に
かかる一連の処理内容を示すフローチャート。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る自動販売機で
の商品販売にかかる一連の処理内容を示すフローチャー
ト。
【図8】同実施の形態に係る自動販売機での商品販売に
かかる一連の処理内容を示すフローチャート。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る自動販売機で
の商品販売にかかる一連の処理内容を示すフローチャー
ト。
【図10】同実施の形態に係る自動販売機での商品販売
にかかる一連の処理内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…自動販売機 2…無線基地局 3…無線回線網 4…センタ装置 4a…サーバ機 4b…データベース(DB) 11a〜11h…商品見本 12a〜12h…商品選択ボタン 13…金額表示部 14…コイン投入口 15…紙幣投入口 16…返金ボタン 17…商品取出し口 18…指紋認証/貯金ボタン 19…送受信アンテナ 21…制御部 22…指紋センサ 23…ボタン入力部 24…金銭管理部 25…通信部 26…表示部 27…記憶部 28…商品管理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】認証情報と金額情報とを含む利用者情報を
    複数記憶したデータベースを備えたサーバ装置と、この
    サーバ装置とネットワークを介して接続された、それぞ
    れ商品販売を行なう複数の自動販売端末機とを有した自
    動販売システムであって、 上記自動販売端末機は、 商品を購入しようとする利用者の認証情報を入力する認
    証入力手段と、 現金を入力する入金手段と、 この入金手段により入力された金額情報を上記認証入力
    手段より入力した認証情報と共に上記サーバ装置のデー
    タベースに転送して記憶させる一方、上記認証入力手段
    で入力された利用者の認証情報に基づいて上記サーバ装
    置のデータベースより該認証情報に対応して記憶されて
    いる金額情報を読出し、上記入金手段より入力される現
    金と併せて利用者の商品購入に供する金銭管理手段とを
    備えていることを特徴とする自動販売システム。
  2. 【請求項2】上記入金手段により入力され、商品の購入
    に際して発生した残金の金額情報を上記認証入力手段よ
    り入力した認証情報と共に上記サーバ装置のデータベー
    スに転送して記憶させることを特徴とする請求項1記載
    の自動販売システム。
  3. 【請求項3】上記認証情報は、認証番号情報でなり、 上記自動販売端末機は、上記認証番号情報を記載したカ
    ードを発行するカード発行手段をさらに備え、 上記認証入力手段は、上記カード発行手段で発行された
    カードに記載された認証番号情報を読取る読取機構でな
    ることを特徴とする請求項1記載の自動販売システム。
  4. 【請求項4】上記認証情報は、利用者の身分証明書に記
    載された番号情報でなり、 上記自動販売端末機に備えられる認証入力手段は、利用
    者の身分証明書から番号情報を読取る読取機構でなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動販売システム。
  5. 【請求項5】認証情報と金額情報とを含む利用者情報を
    複数記憶したデータベースを備えたサーバ装置とネット
    ワークを介して接続されて、商品販売を行なう自動販売
    装置であって、 商品を購入しようとする利用者の認証情報を入力する認
    証入力手段と、 現金を入力する入金手段と、 この入金手段により入力され、商品の購入に際して発生
    した残金の金額情報を上記認証入力手段より入力した認
    証情報と共に上記サーバ装置のデータベースに転送して
    記憶させる一方、上記認証入力手段で入力された利用者
    の認証情報に基づいて上記サーバ装置のデータベースよ
    り該認証情報に対応して記憶されている金額情報を読出
    し、上記入金手段より入力される現金と併せて利用者の
    商品購入に供する金銭管理手段とを備えることを特徴と
    する自動販売装置。
  6. 【請求項6】認証情報と金額情報とを含む利用者情報を
    複数記憶したデータベースを備えたサーバ装置とネット
    ワークを介して接続されて、商品販売を行なう自動販売
    端末機での自動販売方法であって、 商品を購入しようとする利用者の認証情報を入力する認
    証入力工程と、 現金を入力する入金工程と、 この入金工程で入力された金額情報を上記認証入力工程
    で入力した認証情報と共に上記サーバ装置のデータベー
    スに転送して記憶させる利用者登録工程と、 上記認証入力工程で入力された利用者の認証情報に基づ
    いて上記サーバ装置のデータベースより該認証情報に対
    応して記憶されている金額情報を読出し、上記入金工程
    で入力される現金と併せて利用者の商品購入に供する金
    銭管理工程とを有したことを特徴とする自動販売方法。
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