JP2003140016A - レンズ鏡筒の遮光構造 - Google Patents

レンズ鏡筒の遮光構造

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JP2003140016A JP2001337573A JP2001337573A JP2003140016A JP 2003140016 A JP2003140016 A JP 2003140016A JP 2001337573 A JP2001337573 A JP 2001337573A JP 2001337573 A JP2001337573 A JP 2001337573A JP 2003140016 A JP2003140016 A JP 2003140016A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設計上の制約が少ない構造で、光路外光を確
実に遮光できるレンズ鏡筒の遮光構造を得る。 【構成】 レンズ保持部材と、レンズ保持部材をレンズ
光軸方向に沿って移動自在に支持する支持部材と、レン
ズ保持部材の外方に配置された、レンズ光軸を中心とし
て回動する回動部材とを備えたレンズ鏡筒において、レ
ンズ保持部材と共に移動し、且つ、回動部材と共に回動
する遮光部材を設け、この遮光部材によって、支持部材
とレンズ保持部材の間に進入した光路外光を遮光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、レンズ鏡筒の遮光構造に
関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】カメラの交換レンズの中
には、絞り羽根を開閉させる回動部材を備えたものがあ
る。図8は、従来の一般的な2群タイプのズームレンズ
100を模式的に示している。ズームレンズ100は、
固定鏡筒130に対して回転可能なズーム操作環140
と、第1群レンズ110を支持する第1レンズ枠210
及び第2群レンズ120を支持する第2レンズ枠220
を移動自在に保持するカム環160と、このカム環16
0をズーム操作環140に連動させるズームレバー15
0とを備え、ズーム操作環140の回転に応じてカム環
160を回動させることにより、第1群レンズ110及
び第2群レンズ120を光軸Oに沿って移動させてい
る。
【0003】このズームレンズ100において、絞り羽
根180は、第2レンズ枠220に軸支され、絞り開閉
リング180aの回転によって開閉動作する。レリーズ
レバー190は、この絞り開閉リング180aを回転駆
動するもので、第2レンズ枠220と固定鏡筒130と
の間に配置されている。このレリーズレバー190は、
マウント環170から外方に突出していて、カメラ側か
らの動力により回動される。そのため、通常は、レリー
ズレバー190の回転を干渉しないように、第2レンズ
枠220と固定鏡筒130との間に逃げ部分が確保され
ている。しかし、この逃げ部分があるためにレリーズレ
バー190と第2レンズ枠220の間から光路外光40
0が漏れてしまい、この光路外光400がフィルム面に
達して撮影に悪影響を及ぼすという弊害が生じていた。
特に、テレ側(図8(b))では、ワイド側(図8
(a))よりも被写体側に第2レンズ枠220が移動さ
れるため、漏光がひどくなる。
【0004】そこで従来では、以下のような遮光対策が
採られている。先ず、最も一般的な対策は、光路外光を
遮光する固定絞りをレンズ鏡筒内に設けることである。
図9に示す従来例では、マウント環170の先端位置に
固定された鏡筒固定絞り171と、第2レンズ枠220
の後端位置に固定されたレンズ固定絞り221とが備え
られている。この場合には、第2レンズ枠220が被写
体側に移動してレリーズレバー190と第2レンズ枠2
20の間に光路外光400が進入しても、鏡筒固定絞り
171及びレンズ固定絞り221によって遮られる(図
9(b)参照)。これで十分な効果が得られない場合に
は、上述の固定絞り171、221の替わりに、レンズ
枠と共に光軸方向へ移動する可動絞り枠(絞り値は一
定)を設けることができる。図10に示す従来例では、
第2レンズ枠220とマウント環170との間に可動絞
り枠191を設け、可動絞り枠191をカム環160に
よって移動可能に保持させている。この場合には、第2
レンズ枠220が被写体側に移動すると可動絞り枠19
1も連動して移動するため、可動絞り枠191により光
路外光400を遮光することができる(図10(b)参
照)。
【0005】しかしながら、例えば図11に示すように
第2群レンズ120’(フィルム側のレンズ)が大きい
場合や、レンズ移動量が大きい場合には、上述の遮光対
策を採ることが設計的に困難であった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記問題意識に鑑み、設計上
の制約が少ない構造で、光路外光を確実に遮光できるレ
ンズ鏡筒の遮光構造を得ることを目的とする。
【0007】
【発明の概要】本発明は、レンズ保持部材と、該レンズ
保持部材をレンズ光軸方向に沿って移動自在に支持する
支持部材と、前記レンズ保持部材の外方に配置された、
レンズ光軸を中心として回動する回動部材とを備えたレ
ンズ鏡筒において、前記レンズ保持部材と共に移動し、
且つ、前記回動部材と共に動作する遮光部材を設け、該
遮光部材によって、前記支持部材とレンズ保持部材の間
に進入した光路外光を遮光することを特徴としている。
【0008】この構成によれば、レンズ位置が変化して
も回動部材が回動しても確実に光路外光を遮光すること
ができる。さらに、従来の遮光構造よりも省スペースで
済むから、設計上の制約から従来の遮光構造をとれない
場合に有効である。
【0009】遮光部材は、レンズ保持部材と嵌合する開
口と、回動部材と嵌合する切欠部とを有するリング状に
形成することができる。
【0010】また本発明の別形態としては、レンズ保持
部材と、該レンズ保持部材をレンズ光軸方向に沿って移
動自在に支持する支持部材と、前記レンズ保持部材の外
方に配置され、レンズ光軸を中心として回動する複数の
回動部材とを備え、これら複数の回動部材がそれぞれ独
立して回動可能なレンズ鏡筒において、前記レンズ保持
部材と共にレンズ光軸方向に沿って移動し、且つ、前記
複数の回動部材の1つと共に回動する遮光部材を、前記
複数の回動部材にそれぞれ対応させて設け、該複数の遮
光部材によって、前記支持部材とレンズ保持部材との間
に進入した光路外光を遮光することを特徴としている。
【0011】この構成によれば、回動部材が2つ以上備
えられている場合でも、確実に光路外光を遮光できると
共に、従来の遮光構造よりも省スペース化を図ることが
できる。
【0012】各遮光部材は、レンズ保持部材と嵌合する
開口と、対応する1つの回動部材と嵌合する切欠部と、
残りの回動部材の回動動作を許容する許容部とを有する
リング状に形成することができる。
【0013】複数の遮光部材が切欠部を介して複数の回
動部材にそれぞれ嵌合されている状態では、各遮光部材
の許容部は他の遮光部材によって遮光されることが好ま
しい。この場合には、複数の回動部材は、切欠部に嵌合
する回動部を少なくとも有し、それぞれの回動範囲がレ
ンズ光軸からの距離が等しい同一円周上であって、且
つ、重複しないように設けられている。
【0014】レンズ鏡筒に絞り羽根と手動により回転操
作される絞り環とが備えられている場合は、複数の回動
部材を、カメラボディ側からの動力によりレンズ光軸を
中心に回動して絞り羽根を開閉させるレリーズレバー
と、絞り環の回転に連動してレンズ光軸を中心に回動し
て絞り羽根を開閉させる絞りレバーとすることができ
る。なお、絞り羽根は、レンズ保持部材と共に移動す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による遮光構造を
適用したズームレンズの第1実施形態を示している。ズ
ームレンズ10は、被写体側(図1の左方)から順に、
第1群レンズ11と第2群レンズ12とを備えた2群タ
イプのズームレンズである。ズームレンズ10の鏡筒部
分は、固定鏡筒13、固定鏡筒13に対して回転可能な
ズーム操作環14、ズームレバー15を介してズーム操
作環14と一体に回動されるカム環16及び固定鏡筒1
3に固定されたマウント環17から構成されている。こ
のズームレンズ10は、マウント環17を介してカメラ
ボディ(不図示)のマウントに着脱可能となっている。
【0016】固定鏡筒13には、第1群レンズ11を支
持する第1レンズ枠21と、第2群レンズ12を支持す
る第2レンズ枠22とが直進移動可能に保持されてい
て、カム環16の回動により第1群レンズ11及び第2
群レンズ12が光軸Oに沿って移動する。第2レンズ枠
22は、第2群レンズ12を支持する支持部22aと、
支持部22aから被写体側に延出させた絞り収納部22
bとからなる。支持部22aには、遮光板23とその抜
止用押えリング24とが嵌合されていて、絞り収納部2
2bには、第2群レンズ12の前方に位置させて、絞り
羽根18が装着されている。
【0017】絞り羽根18は、絞り開閉リング18aの
回転によって開閉動作する。絞り開閉リング18aは、
第2レンズ枠22と固定鏡筒13の間に配置されたレリ
ーズレバー(回動部材)19によって回転駆動される。
レリーズレバー19は、マウント環17を貫通して外方
に突出した第1腕部19aと、固定鏡筒13と第2レン
ズ枠22の間に挿通され、光軸Oと平行に延びる第2腕
部19bとを有している。このレリーズレバー19は、
光軸Oを中心として円運動可能となっていて、ズームレ
ンズ10が装着されるカメラボディ側の動力により回動
し、絞り開閉リング18aを介して絞り羽根18を開閉
させる。
【0018】以上のズームレンズ10には、第2レンズ
枠22と固定鏡筒13の間に進入した光路外光(レンズ
枠外の光)40(図1(b)参照)を遮光する遮光板2
3が、第2レンズ枠22と固定鏡筒13の間に設けられ
ている。図2は、遮光板23を単体で示す平面図であ
る。遮光板23は、薄い金属またはプラスティックで形
成することができる。
【0019】遮光板23は、開口23aと切欠部23b
とを有するリング状に形成されている。切欠部23b
は、レリーズレバー19の第2腕部19bの断面形状に
対応させて形成してある。遮光板23は、開口23aが
第2レンズ枠22の支持部22aに回転自在に嵌合され
た後、支持部22aに嵌合される抜止用押えリング24
によって抜け止めされる。切欠部23bにはレリーズレ
バー19が嵌合される。このように遮光板23が取付け
られると、第2レンズ枠22と固定鏡筒13との間は遮
光板23及びレリーズレバー19によって塞がれ、第2
レンズ枠22と固定鏡筒13との間に進入した光路外光
40を遮光することができる。そして遮光板23は、ズ
ーム操作環14が回転操作された場合は第2レンズ枠2
2と共に光軸Oに沿って移動し、また、レリーズレバー
19が回転操作された場合はレリーズレバー19と共に
光軸Oを回転中心として回転する。これにより、第2レ
ンズ枠22の位置に拘わらず確実に光路外光40を遮光
することができ、また遮光板23がレリーズレバー19
の動作を干渉することもない。
【0020】このように第1実施形態では、遮光板23
をレリーズレバー19と共に回動させ、且つ、第2レン
ズ枠22と共に移動させるように構成したので、従来の
遮光構造よりも省スペースで済み、設計上の制約が少な
くなる。従って、前述した従来の遮光対策(図9、図1
0)が採れない場合(図11)でも、確実に光路外光を
遮光することができ、良好な撮影を行うことができるよ
うになる。
【0021】図3は、本発明を適用したズームレンズの
第2実施形態を示している。この実施形態では、絞りを
手動調整するための絞り環25を備え、この絞り環25
に連動する絞りレバー26と上述のレリーズレバー19
とを回動部材として第2レンズ枠22と固定鏡筒13と
の間に備えている。図3では、図1の第1実施形態と同
じ構成要素に、図1と同一符号を付してある。
【0022】絞りレバー26は、一端部が絞り環25に
軸支され、絞り環25の回転に連動して光軸Oを中心に
回動してマニュアルカム板27を開閉させる。マニュア
ルカム板27は、絞り羽根18と同様の機能を有するも
ので、絞り羽根18よりも第2群レンズ12側の位置で
第2レンズ枠22の絞り収納部22bに装着されてい
る。
【0023】この絞りレバー26とレリーズレバー19
は、光軸Oからの距離rが等しい同一円周上をそれぞれ
独立して回動する。図4は、レリーズレバー19及び絞
りレバー26の回動範囲を示している。レリーズレバー
19は第1の位置P1から第2の位置P2までの間が回
動範囲となっていて、絞りレバー26は第1の位置S1
から第2の位置S2までの間が回動範囲となっている。
これら2つの回動範囲は、図4からも分かるように、光
軸Oに対して略相対的となっていて重複していない。別
言すれば、レリーズレバー19及び絞りレバー26は、
それぞれの回動範囲が同一円周上にあって、且つ、重複
しないように設けられている。なお、レリーズレバー1
9の第2腕部19bと絞りレバー26は、図4に示すよ
うに、同一外形(断面長方形状)を有している。
【0024】以上のズームレンズ10’にも、第1の実
施形態と同様、第2レンズ枠22と固定鏡筒13との間
に進入した光路外光40を遮光する遮光部材として、第
1の遮光板31及び第2の遮光板32が設けられてい
る。第1の遮光板31は、第2レンズ枠22と共に移動
し、且つ、絞りレバー26の動作を干渉することなくレ
リーズレバー19と共に回動する。一方、第2の遮光板
32は、第2のレンズ枠22と共に移動し、且つ、レリ
ーズレバー19の動作を干渉することなく絞りレバー2
6と共に回動する。本実施形態では、第1及び第2の遮
光板31、32として、同一形状の遮光板30を使用し
ている。図5は遮光板30(31、32)単体を示す平
面図である。遮光板30は、薄い金属またはプラスティ
ックで形成することができる。
【0025】遮光板30は、図5(a)に示すように、
第2レンズ枠22(支持部22a)に嵌合する開口30
aと、レリーズレバー19又は絞りレバー26に嵌合す
る切欠部30bと、レリーズレバー19又は絞りレバー
26の動作を許容する許容部30cとを有するリング状
をなしている。切欠部30bは、レリーズレバー19及
び絞りレバー26の形状に対応させて形成してある。許
容部30cは、レリーズレバー19の回動範囲及び絞り
レバー26の回動範囲に対応させて設けてある。なお、
図5(b)において、ハッチングを付した部分は光路外
光40の漏れの原因となる逃げ部分を示している。
【0026】この遮光板30は、開口30aを介して第
2レンズ枠22の支持部22aに回転自在に嵌合され、
その後、支持部22aに嵌合される抜止用押えリング2
4によって抜け止めされる。切欠部30bには、レリー
ズレバー19又は絞りレバー26が嵌合される。図6
(a)〜(d)は、レリーズレバー19又は絞りレバー
26のいずれか一方のみに遮光板30を装着した状態を
示している。
【0027】レリーズレバー19に遮光板30(第1の
遮光板31)を装着した状態では、レリーズレバー19
が第1の位置P1に位置する場合(図6(a))も第2
の位置P2に位置する場合(図6(b))も、絞りレバ
ー26の回動範囲が、許容部30cによって動作が許容
される許容範囲に含まれていることがわかる。同様に、
絞りレバー26に遮光板30(第2の遮光板32)を装
着した状態では、絞りレバー26が第1の位置S1に位
置する場合(図6(c))も第2の位置S2に位置する
場合(図6(d))も、レリーズレバー19の回動範囲
が、許容部30cの許容範囲に含まれていることがわか
る。このように許容部30cの許容範囲にレリーズレバ
ー19及び絞りレバー26の回動範囲が含まれている
と、レリーズレバー19の動作が第2の遮光板32によ
って干渉されることがなく、また、絞りレバー26の動
作が第1の遮光板31によって干渉されることがない。
これにより、レリーズレバー19と絞りレバー26は、
それぞれ独立して動作することが可能となっている。
【0028】図7(a)〜(d)は、レリーズレバー1
9と絞りレバー26の両方に遮光板30(第1の遮光板
31、第2の遮光板32)を装着した状態を示してい
る。この状態では、一方の遮光板の許容部が他方の遮光
板によって塞がれるため、漏光の原因となる逃げ部分
(図5(b)のハッチング部分)を無くすことができ
る。すなわち、第2レンズ枠22と固定鏡筒13との間
は、第1の遮光板31、第2の遮光板32、レリーズレ
バー19及び絞りレバー26を介して塞がれ、第2レン
ズ枠22と固定鏡筒13との間に進入した光路外光40
を遮光することができる。
【0029】このように第2の実施形態では、第1及び
第2の遮光板31、32を第2レンズ枠22と共に移動
させ、且つ、第1の遮光板31を絞りレバー26の動作
を干渉することなくレリーズレバー19と共に回動させ
ると共に、第2の遮光板32をレリーズレバー19の動
作を干渉することなく絞りレバー26と共に回動させる
構成にしてある。これにより、第2レンズ枠22と固定
鏡筒13の間に回動部材が2つある場合でも、確実に光
路外光を遮光することができ、良好な撮影を行うことが
できるようになる。また、従来の遮光構造よりも省スペ
ースで済むので設計上の制約が少なくなり、第2群レン
ズが第1群レンズに比して大きい場合やレンズ移動量が
多い場合でも確実に遮光することができる。
【0030】以上では、回動部材を2つ備えたズームレ
ンズ10’に本発明を適用した実施形態について説明し
たが、本発明は、回動部材の動作範囲がレンズ光軸Oか
らの距離が等しい同一円周上にあり、且つ、重複しない
ことを条件として、3つ以上の独立した回動部材を備え
た場合にも適用可能である。
【0031】以上の各実施形態では、本発明を2群タイ
プのズームレンズ10(10’)に適用しているが、単
レンズや3群以上のタイプのズームレンズ10に適用す
ることも可能である。
【0032】以上、図示実施形態を参照して本発明を説
明したが、本発明の遮光構造は図示実施形態に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、設計上の制約が少ない
構造で、光路外光を確実に遮光できるレンズ鏡筒の遮光
構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したズームレンズの第1の実施形
態を示す模式図である。(a)はワイド位置を示し、
(b)はテレ位置を示している。
【図2】図1のズームレンズに設けた遮光板を単体で示
す平面図である。
【図3】本発明を適用したズームレンズの第2の実施形
態を示す模式図である。(a)はワイド位置を示し、
(b)はテレ位置を示している。
【図4】図3のズームレンズに設けたレリーズレバーと
絞りレバーの回動範囲を示す図である。
【図5】図3のズームレンズに設けた遮光板を単体で示
す平面図である。
【図6】(a)レリーズレバーに遮光板を設けた状態で
あって、レリーズレバーが第1の位置にある場合を示す
図である。 (b)レリーズレバーに遮光板を設けた状態であって、
レリーズレバーが第2の位置にある場合を示す図であ
る。 (c)絞りレバーに遮光板を設けた状態であって、絞り
レバーが第1の位置にある場合を示す図である。 (d)絞りレバーに遮光板を設けた状態であって、絞り
レバーが第2の位置にある場合を示す図である。
【図7】レリーズレバーと絞りレバーの両方に遮光板を
設けた状態を示す図である。 (a)レリーズレバーが第1の位置にあって、且つ絞り
レバーが第1の位置にある場合を示す図である。 (b)レリーズレバーが第2の位置にあって、且つ絞り
レバーが第1の位置にある場合を示す図である。 (c)レリーズレバーが第1の位置にあって、且つ絞り
レバーが第2の位置にある場合を示す図である。 (d)レリーズレバーが第2の位置にあって、且つ絞り
レバーが第2の位置にある場合を示す図である。
【図8】従来の一般的なズームレンズ(2群タイプ)を
示す模式図である。(a)はワイド位置を示し、(b)
はテレ位置を示している。
【図9】図8のズームレンズに従来の遮光対策を施した
一例を示す模式図である。(a)はワイド位置を示し、
(b)はテレ位置を示している。
【図10】図8のズームレンズに従来の別の遮光対策を
施した一例を示す模式図である。(a)はワイド位置を
示し、(b)はテレ位置を示している。
【図11】従来の遮光対策が困難なタイプのズームレン
ズの一例を示す模式図である。(a)はワイド位置を示
し、(b)はテレ位置を示している。
【符号の説明】
10 100 ズームレンズ 11 110 第1群レンズ 12 120 第2群レンズ 13 130 固定鏡筒(支持部材) 14 140 ズーム操作環 15 150 ズームレバー 16 160 カム環 17 170 マウント環 18 180 絞り羽根 18a 180a 絞り開閉リング 19 190 レリーズレバー(回動部材) 19a 第1腕部 19b 第2腕部 21 210 第1レンズ枠 22 220 第2レンズ枠(レンズ保持部材) 22a 支持部 22b 絞り収納部 23 遮光板(遮光部材) 23a 開口 23b 切欠部 24 抜止用押えリング 25 絞り環 26 絞りレバー 27 マニュアルカム板 30 遮光板(遮光部材) 30a 開口 30b 切欠部 30c 許容部 31 第1の遮光板(遮光部材) 32 第2の遮光板(遮光部材) 40 400 光路外光 171 鏡筒固定絞り 191 可動絞り枠 221 レンズ固定絞り

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ保持部材と、 該レンズ保持部材をレンズ光軸方向に沿って移動自在に
    支持する支持部材と、前記レンズ保持部材の外方に配置
    され、レンズ光軸を中心として回動する回動部材とを備
    えたレンズ鏡筒において、 前記レンズ保持部材と共にレンズ光軸方向に沿って移動
    し、且つ、前記回動部材と共に回動する遮光部材を設
    け、該遮光部材によって、前記支持部材とレンズ保持部
    材の間に進入した光路外光を遮光することを特徴とする
    レンズ鏡筒の遮光構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレンズ鏡筒の遮光構造に
    おいて、前記遮光部材は、前記レンズ保持部材と嵌合す
    る開口と、前記回動部材と嵌合する切欠部とを有するリ
    ング状に形成されているレンズ鏡筒の遮光構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のレンズ鏡筒の遮光構造に
    おいて、前記レンズ鏡筒は、さらに、絞り羽根を有する
    絞り装置を備え、 前記回動部材は、カメラボディ側からの動力を受けて前
    記絞り羽根を開閉させるレリーズレバーであるレンズ鏡
    筒の遮光構造。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のレンズ鏡筒の遮光構造に
    おいて、前記レンズ鏡筒は、さらに、絞り羽根と、手動
    により回転操作される絞り環とを備え、 前記回動部材は、前記絞り環の回転に連動して絞り羽根
    を開閉させる絞りレバーであるレンズ鏡筒の遮光構造。
  5. 【請求項5】 レンズ保持部材と、 該レンズ保持部材をレンズ光軸方向に沿って移動自在に
    支持する支持部材と、 前記レンズ保持部材の外方に配置され、レンズ光軸を中
    心として回動する複数の回動部材とを備え、これら複数
    の回動部材が独立して動作可能なレンズ鏡筒において、 前記複数の回動部材の1つと共に回動する遮光部材を、
    前記複数の回動部材にそれぞれ対応させて設け、該複数
    の遮光部材によって、前記支持部材とレンズ保持部材と
    の間に進入した光路外光を遮光することを特徴とするレ
    ンズ鏡筒の遮光構造。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のレンズ鏡筒の遮光構造に
    おいて、前記各遮光部材は、前記レンズ保持部材と嵌合
    する開口と、前記対応する1つの回動部材と嵌合する切
    欠部と、残りの回動部材の回動動作を許容する許容部と
    を有するリング状に形成されているレンズ鏡筒の遮光構
    造。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のレンズ鏡筒の遮光構造に
    おいて、前記遮光部材が前記切欠部を介して前記複数の
    回動部材にそれぞれ嵌合されている状態では、前記各遮
    光部材の許容部は他の遮光部材によって遮光されるレン
    ズ鏡筒の遮光構造。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のレンズ鏡筒の遮光構造に
    おいて、前記複数の回動部材は、前記切欠部に嵌合する
    回動部を少なくとも有し、それぞれの回動範囲がレンズ
    光軸からの距離が等しい同一円周上であって、且つ、重
    複しないように設けられているレンズ鏡筒の遮光構造。
  9. 【請求項9】 請求項5ないし8のいずれか一項に記載
    のレンズ鏡筒の遮光構造において、前記レンズ鏡筒は、
    さらに、絞り羽根と手動により回転操作される絞り環と
    を備えていて、 前記複数の回動部材には、カメラボディ側からの動力に
    よりレンズ光軸を中心に回動し、前記絞り羽根を開閉さ
    せるレリーズレバーと、前記絞り環の回転に連動してレ
    ンズ光軸を中心に回動し、前記絞り羽根を開閉させる絞
    りレバーとが少なくとも含まれているレンズ鏡筒の遮光
    構造。
  10. 【請求項10】 請求項3又は9記載のレンズ鏡筒の遮
    光構造において、前記絞り羽根は、レンズ保持部材と共
    にレンズ光軸方向に沿って移動するレンズ鏡筒の遮光構
    造。
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