JP2000047284A - シャッタ装置 - Google Patents

シャッタ装置

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JP2000047284A
JP2000047284A JP10215994A JP21599498A JP2000047284A JP 2000047284 A JP2000047284 A JP 2000047284A JP 10215994 A JP10215994 A JP 10215994A JP 21599498 A JP21599498 A JP 21599498A JP 2000047284 A JP2000047284 A JP 2000047284A
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light
drive pin
shutter
hole
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JP10215994A
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English (en)
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Masasuke Higuchi
正祐 樋口
Kazuyuki Iwasa
和行 岩佐
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B9/00Exposure-making shutters; Diaphragms
    • G03B9/08Shutters
    • G03B9/10Blade or disc rotating or pivoting about axis normal to its plane
    • G03B9/18More than two members
    • G03B9/22More than two members each moving in one direction to open and then in opposite direction to close, e.g. iris type

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光漏れを確実に防止すると共に飛躍的な小型化
を実現するシャッタ装置を提供する。 【解決手段】露出開口部41を有するシャッタ地板4状
に、第1の方向の回転で開口部11より露出開口部41
を開放し第2の方向の回転で露出開口部41の一部を遮
蔽する第1のセクタ1と、第2の方向の回転で露出開口
部41を開放し第1の方向の回転で露出開口部41の一
部を遮蔽する第2のセクタ2、第3のセクタ3とを回動
自在に配設し、上記第1乃至第3のセクタが駆動ピン6
により協動して露出開口部41の開放位置、遮蔽位置に
駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャッタ装置、詳
しくは、カメラ等の光学機器に用いるシャッタ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ等の光学機器に用いるシャ
ッタ装置としては種々の技術が知られている。たとえ
ば、特公昭45−35737号公報には2枚のシャッタ
羽根を用いたシャッタ技術が開示されている。
【0003】一方、近年、カメラの小型化は益々嘱望さ
れており、カメラ本体に内設されるあらゆる装置の小型
化が図られている。このような状況下にあってはシャッ
タ装置も例外ではなく、従来から小型化に関する種々の
提案がなされている。たとえば、特開昭54−1355
27号公報には、4枚のシャッタ羽根(セクタ)を用
い、鏡筒、レンズシャッタを小型化するシャッタ技術が
開示されている。この技術は、上述の2枚のシャッタ羽
根を用いたシャッタ技術では問題となっていたスペース
効率を改善し、カメラの小型化に寄与するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カメラ
等の小型機器は設計上、非常に狭い空間しか占有でき
ず、そこに配置される部材はその時代に応じて様々に変
化し、必ずしもそれまでの技術が適用できるとは限らな
い。たとえば、狭い空間の中で走るシャッタ羽根(セク
タ)が他の部材と干渉してしまう等の不具合が生じる。
【0005】さらに、上記4枚のシャッタ羽根を用いた
シャッタ技術のように羽根の数が多くなると光漏れに対
する遮蔽機能が低下しやすいという問題点も生じてく
る。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、光漏れを確実に防止すると共に飛躍的な小型
化を実現するシャッタ装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1のシャッタ装置は、複数枚のセクタに
より撮影光を通過させる、または遮蔽するシャッタ装置
において、上記撮影光を通過させるための開口部を有
し、第1の方向への移動によって上記開口部より上記撮
影光を通過させ、第2の方向への移動によって上記撮影
光の一部を遮蔽する第1のセクタと、上記第2の方向へ
の移動によって上記撮影光を通過させ、上記第1の方向
への移動によって上記撮影光の一部であって上記第1の
セクタにより遮蔽する撮影光とは異なる部分の撮影光を
遮蔽する第2のセクタと、上記第2の方向への移動によ
って上記撮影光を通過させ、上記第1の方向への移動に
よって上記撮影光の一部であって上記第1のセクタある
いは上記第2のセクタ2により遮蔽する撮影光とは異な
る部分の撮影光を遮蔽する第3のセクタと、を具備した
ことを特徴とする。
【0008】上記の目的を達成するために本発明の第2
のシャッタ装置は、上記第1のシャッタ装置において、
上記第1乃至第3のセクタが協動して上記撮影光を通過
させる、または遮蔽することを特徴とする。
【0009】上記の目的を達成するために本発明の第3
のシャッタ装置は、上記第1のシャッタ装置において、
上記第1乃至第3のセクタを移動自在に配設するととも
に露出開口部を有するシャッタ地板をさらに備え、上記
第1乃至第3のセクタが協動して上記露出開口部を開閉
することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態であ
るカメラのシャッタ装置の要部をカメラの右斜め後方よ
り見て示した要部分解斜視図である。
【0011】図1に示すように、本シャッタ装置は、中
央部に撮影レンズ48からの撮影光が通過するための露
出開口部41が穿設された略楕円形状の板状部材で形成
されるシャッタ地板4と、このシャッタ地板4の一面側
(カメラ後方側)において一側方(図中、向かって右
側)に突設された第1固定ピン42を中心に回動自在に
配設され上記露出開口部41に対応した撮影光を通過さ
せるための開口部11を有し、図中、反時計方向に最大
回転した際には撮影光を全通過させ、時計方向に回転し
た際には撮影光の一部を遮蔽する第1のセクタ1と、同
じく上記シャッタ地板4の一面側一側方に突設された第
2固定ピン43を中心に回動自在に配設され図中、時計
方向に最大回転した際には撮影光を全通過させ、反時計
方向に回転した際には撮影光の一部であって上記第1の
セクタ1によって遮蔽する撮影光とは異なる部分の撮影
光を遮蔽する第2のセクタ2と、同じく上記シャッタ地
板4の一面側一側方に突設された第3固定ピン44を中
心に回動自在に配設され図中、時計方向の回転に最大回
転した際には撮影光を全通過させ、反時計方向に回転し
た際には撮影光の一部であって上記第1のセクタ1、第
2のセクタ2によって遮蔽する撮影光とは異なる部分の
撮影光を遮蔽する第3のセクタ3と、上記シャッタ地板
4の他面側に配設され該シャッタ地板4に形成された駆
動ピン孔45からの漏れ光を遮蔽する遮光羽根5と、図
示しない駆動源により上記駆動ピン孔45に沿って駆動
され上記第1のセクタ1、第2のセクタ2、第3のセク
タ3を駆動せしめる駆動ピン6と、で主要部が構成され
ている。
【0012】シャッタ地板4は、通常の撮影機能を有す
る撮影レンズ48の後方側に配設された略楕円形状を呈
する板状部材であり、周囲に適宜フランジが形成される
とともにその中央部には上記撮影レンズ48からの撮影
光が通過するための円形の露出開口部41が穿設されて
いる。なお、この露出開口部41は撮影レンズ48から
の撮影光を全て通過するように形成される。
【0013】また、シャッタ地板4の後側面であって図
中、向かって右側方には、それぞれ上記第1のセクタ
1、第2のセクタ2、第3のセクタ3の回動支軸となる
第1固定ピン42、第2固定ピン43、第3固定ピン4
4が後方に向けて突設される。なお、これら第1固定ピ
ン42、第2固定ピン43、第3固定ピン44は、図
中、上方より第1固定ピン42、第3固定ピン44、第
2固定ピン43の順で配設される。
【0014】また、上記第1固定ピン42と第3固定ピ
ン44との間には、上記駆動ピン6が挿通し、上記第1
のセクタ1、第2のセクタ2、第3のセクタ3の回動範
囲を規定する、略長孔形状を呈する駆動ピン孔45が穿
設される。駆動ピン6は、該駆動ピン孔45に挿通さ
れ、案内されるようになっている。なお詳しくは後述す
る。
【0015】一方、シャッタ地板4の前側面であって上
記駆動ピン孔45の近傍には、遮光羽根5と係合する第
4固定ピン46がカメラの前方に向けて突設される。
【0016】第1のセクタ1は、薄厚の平板で形成さ
れ、シャッタ地板4の後側面において自在に回動し、か
つ、該シャッタ地板4との間で光り漏れを生じない程度
に密接して配設される。また、その基端部14には上記
第1固定ピン42と係合する第1軸孔12が穿設されて
おり、該第1固定ピン42に回動自在に軸支される。す
なわち第1のセクタ1は、第1固定ピン42を中心軸に
時計方向(図中、矢印A)、反時計方向(図中、矢印
B)の何れにも回動自在となる。
【0017】さらに、上記第1軸孔12の近傍(図1に
おいては、基端部14の下方側)には上記駆動ピン6が
挿通する第1長孔13が穿設される。すなわち、上記駆
動ピン6はシャッタ地板4の駆動ピン孔45に挿通する
とともに該第1長孔13にも挿通する。そして、該駆動
ピン6が駆動ピン孔45に沿って移動することにより第
1長孔13を介して第1のセクタ1が回動される。ま
た、第1のセクタ1の回動範囲は、駆動ピン孔45に沿
って移動する駆動ピン6の移動範囲により規定される。
なお、詳しくは後述する。
【0018】また、第1のセクタ1の自由端部15は略
長円形状を呈し、その上方には上記露出開口部41より
やや大きな略円形の開口部11が穿設される。そして、
第1のセクタ1を反時計方向Bに最大量回転させたと
き、該開口部11が上記露出開口部41に対向する位置
に配置されるようになっている。すなわち、第1のセク
タ1に関しては、反時計方向Bに最大量回転させたと
き、撮影光を全て通過させる位置(全開位置)に配置さ
れることになる。
【0019】一方、第1のセクタ1を時計方向Aに回転
させた場合、開口部11は上記露出開口部41から退避
するように移動し、最大量回転したとき、一部を残して
退避する。すなわち、時計方向Aに最大量回転したと
き、開口部11以外の自由端部15によりほぼ露出開口
部41を遮蔽する。
【0020】第2のセクタ2は、薄厚の平板で形成さ
れ、上記第1のセクタ1の後側面において自在に回動
し、かつ、該シャッタ地板4、第1のセクタ1との間で
光り漏れを生じない程度に密接して配設される。また、
その基端部には上記第2固定ピン43(図1において、
第1固定ピン42より下方に配置される)と係合する第
2軸孔22が穿設されており、該第2固定ピン43に回
動自在に軸支される。すなわち第2のセクタ2は、第2
固定ピン43を中心軸に時計方向(図中、矢印A)、反
時計方向(図中、矢印B)の何れにも回動自在となる。
【0021】さらに、上記第2軸孔22の近傍(図1に
おいては、基端部24の上方側)には上記駆動ピン6が
挿通する第2長孔23が穿設される。すなわち、上記駆
動ピン6は上記駆動ピン孔45、第1長孔13に挿通す
るとともに第2長孔23にも挿通する。そして、該駆動
ピン6が駆動ピン孔45に沿って移動することにより第
2長孔23を介して第2のセクタ2が回動される。ま
た、上記同様、第2のセクタ2の回動範囲は、駆動ピン
孔45に沿って移動する駆動ピン6の移動範囲により規
定される。
【0022】また、第2のセクタ2の自由端部25は略
円弧形状を呈し、上記露出開口部41の径よりやや大き
な径の湾部21を形成する。そして、第2のセクタ2を
時計方向Aに最大量回転させたとき、該湾部21が上記
露出開口部41より完全に退避する位置に配置されるよ
うになっている。すなわち、第2のセクタ2に関して
は、時計方向Aに最大量回転させたとき、撮影光を全て
通過させる位置(全開位置)に配置されることになる。
【0023】一方、この全開位置より第2のセクタ2を
反時計方向Bに回転させると、自由端部25は徐々に上
記露出開口部41を覆うように移動する。そして、反時
計方向Bに最大量回転させた場合でも、自由端部25は
露出開口部41を全て覆うことはなく撮影光の一部を遮
蔽する位置に留まる。
【0024】第3のセクタ3は、上記第2のセクタ2と
概略相似形状を呈し、薄厚の平板で形成される。そし
て、上記第2のセクタ2の後側面において自在に回動
し、かつ、該シャッタ地板4、第1のセクタ1、第2の
セクタ2との間で光り漏れを生じない程度に密接して配
設される。また、その基端部34には上記第3固定ピン
44(図1において、第1固定ピン42より下方であっ
て第2固定ピン43より上方に配置される)と係合する
第3軸孔32が穿設されており、該第3固定ピン44に
回動自在に軸支される。すなわち第3のセクタ3は、第
3固定ピン44を中心軸に時計方向(図中、矢印A)、
反時計方向(図中、矢印B)の何れにも回動自在とな
る。
【0025】さらに、上記第3軸孔32の近傍(図1に
おいては、基端部34の上方側)には上記駆動ピン6が
挿通する第3長孔33が穿設される。すなわち、上記駆
動ピン6は上記駆動ピン孔45、第1長孔13、第2長
孔23に挿通するとともに第3長孔33にも挿通する。
そして、該駆動ピン6が駆動ピン孔45に沿って移動す
ることにより第3長孔33を介して第3のセクタ3が回
動される。また、上記同様、第3のセクタ3の回動範囲
は、駆動ピン孔45に沿って移動する駆動ピン6の移動
範囲により規定される。
【0026】また、第3のセクタ3の自由端部35は、
上記第2のセクタ2における自由端部25とほぼ同型の
略円弧形状を呈し、上記露出開口部41の径よりやや大
きな径の湾部31を形成する。そして、第2のセクタ2
と同様に第3のセクタ3を時計方向Aに最大量回転させ
たとき、該湾部31が上記露出開口部41より完全に退
避する位置に配置されるようになっている。すなわち、
第3のセクタ3に関しても、第2のセクタ2と同様に時
計方向Aに最大量回転させたとき、撮影光を全て通過さ
せる位置(全開位置)に配置されることになる。
【0027】一方、この全開位置より第3のセクタ3を
反時計方向Bに回転させると、自由端部35は徐々に上
記露出開口部41を覆うように移動する。そして、反時
計方向Bに最大量回転させた場合でも、上記自由端部2
5は露出開口部41を全て覆うことはなく撮影光の一部
を遮蔽する位置に留まる。なお、この位置は上記第2の
セクタ2による遮蔽位置とは異なるが、詳しくは後述す
る。
【0028】遮光羽根5は、上記駆動ピン孔45からの
漏れ光を防止する漏光防止手段としての役目を果たす。
すなわち、遮光羽根5は、薄厚の略L字形状を呈するシ
ート状部材で形成され、シャッタ地板4における貫通孔
である駆動ピン孔45の前方に対向して、かつ、該シャ
ッタ地板4との間で光り漏れを生じないよう、図示しな
い押さえ部材で密接されて配設される。なお、該遮光羽
根5の材質としては、黒色のポリエステルシート等が望
ましい。また、上記各セクタ1、2、3も同様の材質が
望ましい。
【0029】また、遮光羽根5の基端部には上記第4固
定ピン46が摺動自在に挿通する長孔53が、自由端部
には駆動ピン6が回動自在に嵌合する軸孔52がそれぞ
れ穿設されている。ここで、上記駆動ピン6は、まず該
軸孔52に挿通し、さらに、上述したように駆動ピン孔
45、第1長孔13、第2長孔23、第3長孔33の順
に挿通する。そして、駆動ピン6が図示しない駆動源に
より駆動され上記駆動ピン孔45に沿って移動するに従
い、遮光羽根5は、第4固定ピン46を軸に長孔53内
で摺動しつつ揺動する。
【0030】次に、このように構成される本シャッタ装
置の作用について図2、図3を参照して説明する。
【0031】図2は、本実施形態のシャッタ装置が露出
開口部41を全て覆う全閉状態にあるときの、上記各セ
クタ1,2,3、シャッタ地板4、遮光羽根5をカメラ
後方から見た図である。また、図3は、同シャッタ装置
が露出開口部41を全て開放する全開状態にあるとき
の、上記各セクタ1,2,3、シャッタ地板4、遮光羽
根5をカメラ後方から見た図である。
【0032】まず、露出開口部41を覆う全閉状態につ
いて図2を参照して説明する。上記第1のセクタ1、第
2のセクタ2、第3のセクタ3等で露出開口部41を覆
う場合、駆動ピン6を図示しない駆動源で駆動し、駆動
ピン孔45に沿って図中、下方端まで移動させる。そし
て、この駆動ピン6の移動に伴い、 (1)第1のセクタ1は、その第1長孔13が駆動ピン
6の移動に追動し第1固定ピン42を軸に時計方向A
(第1の方向)に回転する。これにより、開口部11が
露出開口部41より退避する方向に移動し、自由端部1
5により露出開口部41の大部分を遮蔽する。
【0033】(2)第2のセクタ2は、その第2長孔2
3が駆動ピン6の移動に追動し第2固定ピン43を軸に
反時計方向B(第2の方向)に回転する。これにより、
自由端部25が露出開口部41を覆う方向に移動し、露
出開口部41の一部であって、上記第1のセクタ1が覆
いきれなかった部分を遮蔽する。
【0034】(3)第3のセクタ3は、その第3長孔3
3が駆動ピン6の移動に追動し第3固定ピン44を軸に
反時計方向B(第2の方向)に回転する。これにより、
自由端部35が露出開口部41を覆う方向に移動し、露
出開口部41の一部であって、上記第2のセクタ2が覆
いきれなかった部分を遮蔽する。
【0035】このように、上記第1のセクタ1、第2の
セクタ2、第3のセクタ3が駆動ピン6に移動に対して
共に協動して作用し、その自由端部により露出開口部4
1を完全に遮蔽する。すなわち、単独では露出開口部4
1の全てを覆うことはない上記第1のセクタ1、第2の
セクタ2、第3のセクタ3を適宜配置することで、互い
に補完しつつ露出開口部41を完全に覆うことを可能と
している。
【0036】また、以上の作用で露出開口部41は完全
に遮蔽されるが、シャッタ地板4には駆動ピン孔45も
穿設されており、カメラを小型化する上でこの孔からの
漏れ光も懸念される。
【0037】本実施形態では、かかる事情も考慮し、こ
の駆動ピン孔45からの漏れ光を防止するために上記遮
光羽根5を配設している。
【0038】図2に示す全閉状態の場合、すなわち、駆
動ピン6が駆動ピン孔45に沿って図中、下方端まで移
動したとき、この駆動ピン6の移動に伴い、遮光羽根5
は、軸孔52が駆動ピン6に追動し第4固定ピン46を
軸に反時計方向Bに回転する。これにより、遮光羽根5
の自由端部で駆動ピン孔45を前方から覆うことがで
き、駆動ピン孔45からの光漏れを防止する。
【0039】なお、軸孔52からの光漏れを防止するた
めに該軸孔52は駆動ピン6と(回動可能となる程度
に)嵌合する円形を呈する。そして、該遮光羽根5の揺
動に伴う移動分は長孔53で吸収される。
【0040】次に、露出開口部41を開放する全開状態
について図3を参照して説明する。上記第1のセクタ
1、第2のセクタ2、第3のセクタ3を露出開口部41
から退避させる場合、駆動ピン6を駆動ピン孔45に沿
って図中、上方端まで移動させる。そして、この駆動ピ
ン6の移動に伴い、 (1)第1のセクタ1は、その第1長孔13が駆動ピン
6の移動に追動し第1固定ピン42を軸に反時計方向B
(第2の方向)に回転する。これにより、開口部11が
露出開口部41の対向面に移動し、露出開口部41を開
放する。
【0041】(2)第2のセクタ2は、その第2長孔2
3が駆動ピン6の移動に追動し第2固定ピン43を軸に
時計方向A(第1の方向)に回転する。これにより、自
由端部25が露出開口部41から完全に退避し、露出開
口部41を開放する。
【0042】(3)第3のセクタ3は、その第3長孔3
3が駆動ピン6の移動に追動し第3固定ピン44を軸に
時計方向A(第1の方向)に回転する。これにより、自
由端部35が露出開口部41から完全に退避し、露出開
口部41を開放する。
【0043】このように、上記第1のセクタ1、第2の
セクタ2、第3のセクタ3が駆動ピン6に移動に対して
共に協動して作用し、露出開口部41を開放するよう移
動する。
【0044】なお、遮光羽根5は、この駆動ピン6の移
動に伴い軸孔52が駆動ピン6に追動し第4固定ピン4
6を軸に時計方向Aに回転して駆動ピン孔45の前方か
ら退避するが、全開状態のときは駆動ピン孔45を覆う
必要もないため、問題とはならない。
【0045】このように、本実施形態のシャッタ装置に
よると、単独では露出開口部を全て覆うことはできない
程度に小型な3枚のセクタ(シャッタ羽根)を、一の駆
動源により協動させ、かつ、適宜配置することで、光漏
れを防止しつつ省スペース化を実現することができる。
【0046】また、露出開口部近傍に穿設された駆動ピ
ンのための孔からの光漏れに対しても、上記と同一の駆
動源により協動する遮光羽根を設けたことで、確実に防
止することを可能とする。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
漏れを確実に防止すると共に飛躍的な小型化を実現する
シャッタ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるカメラのシャッタ装
置の要部をカメラの右斜め後方より見て示した要部分解
斜視図である。
【図2】上記実施形態のシャッタ装置において、露出開
口部を全て覆う全閉状態のときの、第1乃至第3セク
タ、シャッタ地板、遮光羽根をカメラ後方から見た図で
ある。
【図3】上記実施形態のシャッタ装置において、露出開
口部を全て開放する全開状態のときの、第1乃至第3セ
クタ、シャッタ地板、遮光羽根をカメラ後方から見た図
である。
【符号の説明】
1…第1のセクタ 11…開口部 12…第1軸孔 13…第1長孔 14…基端部 15…自由端部 2…第2のセクタ 21…湾部 22…第2軸孔 23…第2長孔 24…基端部 25…自由端部 3…第3のセクタ 31…湾部 32…第3軸孔 33…第3長孔 34…基端部 35…自由端部 4…シャッタ地板 41…露出開口部 42…第1固定ピン 43…第2固定ピン 44…第3固定ピン 45…駆動ピン孔 46…第4固定ピン 48…撮影レンズ 5…遮光羽根 52…軸孔 52…ポジション規定部 53…長孔 6…駆動ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のセクタにより撮影光を通過させ
    る、または遮蔽するシャッタ装置において、 上記撮影光を通過させるための開口部を有し、第1の方
    向への移動によって上記開口部より上記撮影光を通過さ
    せ、第2の方向への移動によって上記撮影光の一部を遮
    蔽する第1のセクタと、 上記第2の方向への移動によって上記撮影光を通過さ
    せ、上記第1の方向への移動によって上記撮影光の一部
    であって上記第1のセクタにより遮蔽する撮影光とは異
    なる部分の撮影光を遮蔽する第2のセクタと、 上記第2の方向への移動によって上記撮影光を通過さ
    せ、上記第1の方向への移動によって上記撮影光の一部
    であって上記第1のセクタあるいは上記第2のセクタ2
    により遮蔽する撮影光とは異なる部分の撮影光を遮蔽す
    る第3のセクタと、 を具備したことを特徴とするシャッタ装置。
  2. 【請求項2】 上記第1乃至第3のセクタが協動して上
    記撮影光を通過させる、または遮蔽することを特徴とす
    る請求項1記載のシャッタ装置。
  3. 【請求項3】 上記第1乃至第3のセクタを移動自在に
    配設するとともに露出開口部を有するシャッタ地板をさ
    らに備え、 上記第1乃至第3のセクタが協動して上記露出開口部を
    開閉することを特徴とする請求項1記載のシャッタ装
    置。
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