JP2003139368A - 排気中油分除去装置 - Google Patents

排気中油分除去装置

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JP2003139368A
JP2003139368A JP2001334291A JP2001334291A JP2003139368A JP 2003139368 A JP2003139368 A JP 2003139368A JP 2001334291 A JP2001334291 A JP 2001334291A JP 2001334291 A JP2001334291 A JP 2001334291A JP 2003139368 A JP2003139368 A JP 2003139368A
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oil
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Masayuki Ohira
正行 大平
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Horkos Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理排気中の油分を長時間に亘って効率的
且つ安定的に除去できるものとなす。 【解決手段】 排気ダクト6を通じて被処理排気を上向
きへ吸引するものとした縦向きの排気吸引筒11と、こ
の排気吸引筒11の下端部を被処理排気の流通可能なよ
うに被覆し内方に水を貯留するための水槽部12とを備
え、前記排気吸引筒11の下部内を縦向き仕切板13、
13を介して多孔板通気部14と油水分離除去部15と
に区分し、前記多孔板通気部14は内方空間の特定高さ
位置に水平状の多孔板16、16を固設したものとな
し、前記油水分離除去部15は下端部を多孔板通気部1
4よりも前記水槽部12の底面に近接させて水槽部12
内に開放させたものとなし、さらに前記多孔板16、1
6上に溜まった水を前記油水分離室部15内に溢流させ
るための溢流手段17を設けた構成となす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨房内などから排
出される排気中油分除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】厨房内などから排出される排気中油分は
排気ダクトや排気ファンを汚染するのみならず火災発生
の要因をなすため、これを除去する必要がある。これが
ための装置として、例えば特開平10−216447号
が存在しているのであって、その概要は、水槽部内に貯
留させた水を特定循環経路上で循環させる手段を備え、
被処理排気を前記循環経路の途中で前記水に接触させて
被処理排気中の油分をその水に混入させるものとなされ
ている。
【0003】さらに詳細には、水平な多孔板を有し且つ
この多孔板上に前記水槽部内の水を供給されるものとし
た多孔板通気部を備え、油分除去作動中には、前記多孔
板上に存在する水が多孔板の透孔から流下すると同時
に、前記多孔板上に常に層状に溜まった状態を保持され
る構成となされている。
【0004】上記除去装置では、排気ファンにより厨房
内などから排気ダクト内へ向けて吸引される被処理排気
が、前記多孔板の多数の透孔及びこれの上方に存在する
層状の水をその下側から上側へ通過し、この通過のとき
に水を激しく撥ね散らして水幕や水滴を生じさせて、こ
の水幕や水滴と効果的に接触するのであり、これによ
り、排気中の油分は水に混入して排気中から除去され、
水中で分離固形化され或いは分離液状化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の除去装
置においては、使用時間の経過に伴って水槽部と多孔板
上との間で循環される水に含まれる油分の濃度が漸次に
上昇するため、使用時間の経過と共に油分の除去効率が
低下するのであり、また水槽部と多孔板上との間の水の
循環を安定的に行わせることが困難であるため、油分除
去を安定的に継続させることが難しいのである。
【0006】なお、上記した従来の除去装置をさらに発
展させるべく、多孔板上の水を水槽部内に流下させるた
めの縦向き管路を形成したものがあるが、このものでは
縦向き管路内に油分が溜まり、この油分が冷却されて硬
化し、管路を閉塞するという現象が生じてしまい、やは
り、上記問題点は十分に解決されていないのが実情であ
る。本発明は上記した問題点を解消させ得るものとした
排気中油分除去装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は次のようなものとなす。即ち、請求項1に記載
した発明では、被処理排気を上向きへ吸引するものとし
た縦向きの排気吸引筒と、この排気吸引筒の下端部を被
処理排気の流通可能なように被覆し内方に水を貯留する
ための水槽部とを備え、前記排気吸引筒の下部内を縦向
き仕切板を介して多孔板通気部と油水分離除去部とに区
分し、前記多孔板通気部は内方空間の特定高さ位置に水
平状の多孔板を固設したものとなし、前記油水分離除去
部は下端部を多孔板通気部よりも前記水槽部の底面に近
接させて水槽部内に開放させたものとなし、さらに前記
多孔板上に溜まった水を前記油水分離室部内に溢流させ
るための溢流手段を設けた構成となす。
【0008】これによれば、前記排気吸引筒に吸引され
る被処理排気が、前記水槽部内に貯留された水をその勢
力により撥ね飛ばして前記多孔板上に移送するのであ
り、この移送された水は前記多孔板上で層状に溜まった
状態となる。この後、被処理排気は請求項2記載の発明
の場合と同様に水幕や水滴と効果的に接触し、この接触
により被処理排気中の油分がそれら水幕や水滴に効率的
に混入する。
【0009】また前記溢流手段は多孔板上の水の層厚を
一定化させ、水槽部と多孔板上との間の水の循環を安定
的となす。また前記油水分離除去部が前記多孔板通気部
内で混入した油分を除去するため、多孔板上に循環的に
移送される水に含まれる油分濃度は使用時間の経過に拘
わらず過度に大きくならないのであり、これにより、水
循環経路上に油分が詰まることに起因した水循環障害は
生じ難くなる。この際、前記水槽部内の水は被処理排気
の勢力と重力作用により、前記多孔板及び前記溢流手段
及び前記油水分離除去部をこの順に経るものとした水循
環経路上を循環流動されるものとなり、水循環のための
格別なポンプは不要となる。
【0010】この発明は次のように具体化することがで
きる。即ち、請求項2に記載したように、前記縦向き仕
切板を前記排気吸引筒内の上方に延長した整流板を設
け、この整流板の上部を前記多孔板通気部の側へ屈曲さ
せる。これによれば、前記多孔板通気部を通過した被処
理排気の流動方向が前記整流板により前記多孔板通気部
の上部で横方へ屈曲されるため、油分の混入した水滴は
被処理排気により前記排気吸引筒の外方へ運び出される
ことなく、前記多孔板通気部内に重力作用により落下す
るものとなる。また前記整流板は前記多孔板通気部内で
撥ね散った水が前記油水分離除去部内に直接に流入する
のを抑制して、前記油水分離除去部による安定的な油水
分離を可能となす。
【0011】また請求項3に記載したように前記溢流手
段は、前記多孔板よりも高い位置の前記縦向き仕切板部
分に形成された任意数の透孔である構成となす。これに
よれば、前記溢流手段が前記多孔板上の水の層厚を一定
化させて、被処理排気中の油分除去作用を安定的とな
す。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る排気中油分除
去装置を装着した厨房内を示す側面視説明図、図2は前
記排気中油分除去装置の正面視断面図、図3は前記排気
中油分除去装置の部分斜視図、図4は前記排気中油分除
去装置の部分拡大図である。
【0013】図1に於いて、1は厨房で、内側面壁2、
外側面壁3及び天井壁4で囲まれている。5は内張り天
井であり、6は排気ダクトである。この排気ダクト6は
内張り天井5と天井壁4との間に配置されると共に、天
井壁4に吊設された排気ファン7と接続されている。そ
して、排気ファン7はモータ8の回転を入力されること
により排気ダクト6内の空気を吸引して排気口9から排
出するものとなされている。
【0014】10は本発明に係る排気中油分除去装置
で、排気ダクト6に接続されており、その詳細は次のよ
うになされている。即ち、前記排気ダクト6の空気吸引
口6aに接続された縦向きの排気吸引筒11を備えてお
り、この排気吸引筒11は図2及び図3に示すように、
四角枠状となされた周壁部11aと、この周壁部11a
の上面を覆う上面板11bとを有し、上面板11bの中
央箇所に前記空気吸引口6aと接続される接続口部11
cを形成されると共に、前記周壁部11aの前後向き下
端縁a、aに多数の縦向きのスリットbを並設されたも
のとなされている。
【0015】前記排気吸引筒11の下方には水槽部12
が配設してあり、この水槽部12は底面12aと周壁部
12bを有し、前記排気吸引筒11の下端部外周囲をこ
れと適当に離間した状態で被覆するように位置され、周
壁部12bの上縁を前記スリットbより僅かに高くなさ
れている。
【0016】前記排気吸引筒11の下部内方は左右一対
の縦向き仕切板13、13を介して2つの多孔板通気部
14、14と1つの油水分離除去部15とに区分してお
り、前記各多孔板通気部14は前記排気吸引筒11の周
壁部11aと縦向き仕切板13とで囲まれた内方空間の
特定高さ位置に、多数の小さな透孔cを有する水平状の
多孔板16を固設したものとなしてあり、また前記油水
分離除去部15は前記排気吸引筒11の周壁部11aと
前記左右一対の縦向き仕切板13、13とで囲まれた縦
向き空間dを有すると共に、前記一対の縦向き仕切板1
3、13の下端縁を前記スリットbの下端よりも低くな
すことにより、各多孔板通気部14、14よりも前記水
槽部12の底面12a側に近接して前記水槽部12内に
開放させたものとなされている。そして、前記排気吸引
筒11の上部内方は前記空気吸引口6aが開口された排
気吸引室eとなされている。
【0017】前記各多孔板通気部14と前記油水分離除
去部15との間には前者14から後者15へ向かう水
(油分の含まれるものをも含む概念であり、以下単に
「水」と表現したときはこれと同義とする)の溢流を形
成するための溢流手段17を設けるのであって、図示例
では前記多孔板16よりも高い各縦向き仕切板13部分
に溢流手段としての複数の透孔17を設けたものとなさ
れている。この際、複数の透孔17に代えて、横方向へ
長い単一の透孔となすことも差し支えない。
【0018】各縦向き仕切板13の上端部はそれぞれの
仕切板13に接した前記多孔板通気部14の側へ向けて
張り出させた水平部13aとなされており、この水平部
13aの先端に整流板18が固着されている。各整流板
18はこれに対応した縦向き仕切板13を上方へ延長す
るものとなされ、上部18aをこれに接した前記多孔板
通気部14の側へ屈曲され、下端縁18bをその対応す
る前記水平部13aよりも下方へ垂下されて制水部とな
されている。
【0019】このような構成となされた前記排気中油分
除去装置10には図1に示すように、さらに前記水槽部
12に給水するための給水手段19、前記水槽部12内
の水を排出するための排水手段20、及び、油水分離除
去部15内の特定高さに達した液状の油分などを排出す
る排水手段21が付加される。
【0020】前記給水手段19は水道管22を接続され
た遠隔操縦盤23から給水管24を延出させ、この給水
管24の先端を前記水槽部12内に導き、この先端に、
前記水槽部12内の水位が特定高さ以下になったときに
のみ自動的に開放される自動開閉弁25を装着されたも
のとなされている。この自動開閉弁25は例えば水位を
検出するフロート26などのセンサと、このセンサの検
出情報に関連して開閉作動される開閉弁27とで形成し
たものとなされる。
【0021】そして、前記排水手段20は前記水槽部1
2の底面12aからグリーストラップ28に至る排水管
29を形成し、この排水管29の途中に遠隔制御開閉弁
30を装着したものとなされている。
【0022】さらに前記排水手段21は前記排水管29
から前記油水分離除去部15の内方の特定高さ位置まで
立ち上げた縦向き排水管31を設け、この排水管31の
上端開口上よりオーバーフローして排出管29へ流れる
ものとなっている。なお、33は厨房1内に設置された
レンジであり、34は前記グリーストラップ28で油分
を除去された後の水を他所へ向け流出させるための排水
路である。
【0023】次に上記した本発明装置などの使用例及び
各部の作用について説明する。先ず、遠隔操縦盤23の
所要の操作部材を操作して、水道管22内の水を給水管
24に流入させる。これにより開放状態の自動開閉弁2
5を通じて水槽部12内に水が供給され、水槽部12内
の水位が図2に示す既定レベルh1に達したとき、自動
開閉弁25が自動的に閉鎖し水槽部12内への給水は停
止される。以後は必要時に自動開閉弁25が自動的に開
閉することにより、水槽部12内の水位が前記既定レベ
ルh1に保持される。
【0024】この後、排気ファン7を作動させるのであ
り、これにより排気ファン7の吸引力が排気ダクト6を
通じて排気吸引筒11内に及ぶものとなり、この吸引力
により、厨房1内の空気は被処理排気として多数のスリ
ットbを通じて多孔板通気部14の下部に流入し、さら
に多孔板16の多数の透孔cを通じて多孔板通気部14
の上部に移行し、排気ダクト6、排気ファン7を経て大
気に放出される。
【0025】上記した被処理排気はスリットb内を高速
で通過するのであり、この通過時にスリットb周辺の水
を吹き散らして微細化させ多孔板16の多数の透孔cを
通じて多孔板16上に移行し、さらに排気吸引筒11内
の上方へと移行する。このように流動される被処理排気
に含まれる比較的大きな水滴は整流板18の上部18a
により流れ方向を屈曲されることにより、それ以上の上
昇を規制されて多孔板16上に落下し漸次滞留してい
き、一定時間が経過したとき多孔板16上の水は図2に
示すように一定深さh2以上となって縦向き仕切板13
の透孔17から油水分離除去部15内へ向けて溢れ出す
ものとなる。以後はこの溢れ出し状態が定常的に継続さ
れる。なお多孔板16上の一部の水はそれに形成された
多数の透孔cからも重力作用により水槽部12内に落下
する。
【0026】このような作動状態の下で、被処理排気は
排気ファン7により吸引排出されるため、常に、多孔板
16の各透孔cを通過し、さらに多孔板16上の水層を
通過するものとなり、これにより多孔板16上の水は図
4に示すように被処理排気の流動勢力により、無数の気
泡の混在した状態となると共に上方へ撥ね飛ばされて大
小の水滴や水幕を生成される。
【0027】従って、水は被処理排気と広い面積で効果
的に接触するものとなるのであり、これにより被処理排
気中の油分は冷却されて効果的に水に混入していき、水
中で分離固形化及び分離液状化されるのであり、これら
水中の油分は水に運ばれて多孔板16上の水と混合攪拌
された状態となる。
【0028】また多孔板16上においては整流板18の
下端縁である制水部18bが多孔板16上の水に浸漬し
た状態となるため、多孔板16上の水は制水部18bの
下側を通って透孔17に達する。この際、制水板18b
と縦向き仕切板13との間の多孔板16上に到達した水
は多孔板16の透孔cを通過する被処理排気による攪拌
作用を受けず、しかも多孔板16上で飛び散った水の影
響も受けず、比較的静かに透孔17から溢れ出るものと
なる。
【0029】こうして溢れ出た水は油水分離除去部15
の縦向き空間dに滞留し、ここで比重差による油水分離
作用を受け、水中の油分は縦向き空間dの上層に浮上
し、油分を除去された後の水は下方へ移行して水槽部1
2内に流れ込むものとなる。水槽部12内に流れ込んだ
水は再び被処理排気に運ばれて多孔板16上に移送さ
れ、既述のように水槽部12内に環流されることを繰り
返すのである。こうして水槽部12から多孔板通気部1
4、溢流手段17及び油水分離除去部15を経て水槽部
12に至る特定水循環経路が確立される。
【0030】上記した被処理排気の処理は厨房1内で煮
炊きを行っている間中、継続されるのであり、この処理
中、油水分離除去部15の縦向き空間dに浮上した油分
の量は次第に増大する。そして、この油分が既定レベル
よりも高くなったときは縦向き排水管31の上端開口か
らオーバーフローして排水管29内へ流出させる。従っ
て、油水分離除去部15内の油分が過度に溜まって水槽
部12内に流れ込むといった現象は生じない。
【0031】一方、多孔板16上の水は上記のように油
水分離除去部15において油分を除去されるため、使用
時間が経過してもその油分濃度は一定程度以上に増大し
ないのであり、従って被処理排気中の油分は常に効率的
に水に混入し得るものとなる。
【0032】厨房1内での一日の作業が終了したときな
ど、被処理排気の処理が不必要となったときは、排気フ
ァン7の作動を停止させる。この停止により、多孔板1
6上の水は多孔板16の透孔cを通じて水槽部12内に
落下し、その全てが水槽部12内に回収される。この
後、遠隔操縦盤23の操作部材を操作することにより、
水道管22から給水管24への水供給を停止させ、さら
に遠隔制御開閉弁30を一時的に開放させて水槽部12
内の水を全て排水管29内に流出させる。これにより、
排気吸引筒11内や水槽部12内の水は完全に排出され
た状態となる。
【0033】なお、排出管29内に流入した水はグリー
ストラップ28に移行し、ここで油分を除去された後、
排水路34を通じて他所へ流出する。そしてグリースト
ラップ28内に溜まった油分は作業者により或いは機械
的に回収される。
【0034】上記実施例においては油水分離除去部15
の左右側に多孔板通気部14、14を形成したが、これ
に限定するものではなく、例えば、排気吸引筒11の下
部を単一の縦向き仕切板13で区分することにより、一
つの多孔板通気部14と一つの油水分離除去部15とを
形成したものとなすことも差し支えない。
【0035】
【発明の効果】以上のように構成した本発明によれば次
のような効果が得られる。即ち、請求項1記載のものに
よれば、簡易な構造により、水循環経路上に油分が詰ま
ることなく、被処理排気中の油分を何時までも効率的に
除去することができる。
【0036】請求項2に記載したものによれば、油分の
混入した水滴が被処理排気により排気吸引筒の外方へ運
び出されるのを簡易且つ効果的に防止することができる
のであり、また多孔板通気部内で撥ね散った水が油水分
離除去部内に直接に流入するのを阻止して、油水分離除
去部による安定的な油水分離を行わせることができる。
【0037】請求項3に記載したものによれば、多孔板
上の水の層厚を一定化させて、被処理排気中の油分を安
定的に除去させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排気中油分除去装置を装着した厨
房内を示す側面視説明図である。
【図2】前記排気中油分除去装置の正面視断面図であ
る。
【図3】前記排気中油分除去装置の部分斜視図である。
【図4】前記排気中油分除去装置の部分拡大図である。
【符号の説明】
6 排気ダクト 11 排気吸引筒 12 水槽部 13 縦向き仕切板 14 多孔板通気部 15 油水分離除去部 16 多孔板 17 透孔(溢流手段) 18 整流板 c 多孔板の透孔 e 排気吸引室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24C 15/20 F24C 15/20 H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ダクトを通じて被処理排気を上向き
    へ吸引するものとした縦向きの排気吸引筒と、この排気
    吸引筒の下端部を被処理排気の流通可能なように被覆し
    内方に水を貯留するための水槽部とを備え、前記排気吸
    引筒の下部内を縦向き仕切板を介して多孔板通気部と油
    水分離除去部とに区分し、前記多孔板通気部は内方空間
    の特定高さ位置に水平状の多孔板を固設したものとな
    し、前記油水分離除去部は下端部を多孔板通気部よりも
    前記水槽部の底面に近接させて水槽部内に開放させたも
    のとなし、さらに前記多孔板上に溜まった水を前記油水
    分離室部内に溢流させるための溢流手段を設けたことを
    特徴とする排気中油分除去装置。
  2. 【請求項2】 前記縦向き仕切板を前記排気吸引筒内の
    上方に延長した整流板を設け、この整流板の上部を多孔
    板通気部の側へ屈曲させたことを特徴とする請求項1記
    載の排気中油分除去装置。
  3. 【請求項3】 前記溢流手段が前記多孔板よりも高い位
    置の前記縦向き仕切板部分に形成された任意数の透孔で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の排気中油分
    除去装置。
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Cited By (5)

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