JP2015002836A - 洗濯機 - Google Patents

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Daisuke Akiba
大輔 秋葉
浅沼 勝彦
Katsuhiko Asanuma
勝彦 浅沼
敏雄 荒川
Toshio Arakawa
敏雄 荒川
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Abstract

【課題】水槽からの溢水を水槽の下方に存在する電装品にかかるようなことなく排出処理できる洗濯機を提供する。【解決手段】外箱2に水槽4を有する洗濯機において、水槽4の溢水設定位置で該水槽4の内部から外箱2の外部に通じて溢水する溢水口Mを設けた。これにより、水槽4の内部からは溢水口Mを通じて外箱2の外部へ溢水がなされるので、水槽4から溢出した水が基台1の内部で跳ねるということがなくなり、基台1内の脱水用モータ19や洗濯用モータ15といった電装品にかかることもなくなって、それらの電気絶縁性を脅かすおそれをなくすことができる。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は洗濯機に関する。
従来より、洗濯機、中でも洗濯用の水槽と脱水用の水槽とを外箱の内部に並設した二槽式洗濯機においては、それらの水槽からの排水をする排水ホースが詰まって排水できない状況となったとき、水槽への給水を続けると、水槽内で水位が上昇する。
これに対して、脱水用の水槽の最上部に溢水用の水抜き孔を形成し、この水抜き孔から水槽外に溢水させて水槽の下方に落とし、前記外箱下の基台内部を通して基台外部(機外)に排出するようにしたものが供されている(例えば特許文献1参照)。
特開平4−24100号公報
しかしながら、上記基台の内部には脱水用のモータや洗濯用のモータを初めとした電装品が配設されているもので、それに対し、前記水槽の下方に落下した水が基台内部で跳ね、上記電装品にかかって、それらの電気絶縁性を脅かすおそれを有していた、
そこで、水槽からの溢水を水槽の下方に存在する電装品にかかるようなことなく排出処理できる洗濯機を提供する。
本実施形態の洗濯機は、外箱に水槽を有する洗濯機において、前記水槽の溢水設定位置で該水槽の内部から前記外箱の外部に通じて溢水する溢水口を設けたことを特徴とする。
一実施形態を示す洗濯機全体の、一部を破断した背面図 洗濯機全体の縦断正面図 外箱の孔を形成した部分の背面図 溢水キャップ単体の斜視図 溢水キャップ単体の下側からの斜視図 主要部分の縦断側面図 主要部分の破断斜視図 主要部分の外観斜視図 主要部分の横断平面図 主要部分の斜視図 給水口部分の斜視図 主要部分の横断平面図
以下、一実施形態につき、図面を参照して説明する。
まず、図2には、洗濯機、特には二槽式洗濯機の全体構成を示しており、基台1上に外箱2を載置して結合している。外箱2は、プラスチック製で、左側に洗濯用の水槽3を、右側に脱水用の水槽4を、ともに一体に有している。中でも、それらの水槽3,4は、外側の周壁(洗濯用の水槽3は図示の左側と図示しない前側及び後側の周壁、脱水用の水槽4は図示の右側と図示しない前側及び後側の周壁)が、外箱2の側壁(図示の左右両側と図示しない前側及び後側の側壁)とそれぞれ1枚壁で兼ねている。又、洗濯用の水槽3の右側の周壁と脱水用の水槽4の左側の周壁は共通となっていて、両槽3,4間の仕切壁となっている。
洗濯用の水槽3には、奥側の一箇所に溢水ストレーナ5を装着しており、内下部に撹拌体6を回転可能に配設している。撹拌体6の下方に位置して洗濯用の水槽3の底部には排水口7を形成しており、この排水口7には、前記基台1内に配設した排水路8及び排水弁9を順に介して、図1に示す排水ホース10を連ねている。排水ホース10は、先端部が機外に臨んでおり、中間部に、溢水ホース11を介して前記溢水ストレーナ5が覆った図示しない溢水口を接続している。この構成により、洗濯用の水槽3内で水位上昇した水は、溢水ストレーナ5から図示しない溢水口、溢水ホース11、及び排水ホース10を順に経て機外に排出されるようになっている。
前記基台1内に位置して洗濯用の水槽3の外下面部には、軸受機構12を設けており、この軸受機構12で支承した軸13の上端部を、洗濯用の水槽3の底部を水密且つ回転可能に貫通させて該水槽3の内下部に突出させ、その突出部分に前記撹拌体6を取付けている。
一方、軸13の下端部には、洗濯用の水槽3の外下方に位置させて従動プーリ14を取付けており、他方、洗濯用の水槽3外下方の、従動プーリ14からやゝ離間した位置には洗濯用モータ15を配置して基台1に取付け、この洗濯用モータ15の回転軸15aに取付けた駆動プーリ16と従動プーリ14との間に伝動ベルト17を張架している。
この結果、撹拌体6は、洗濯用モータ15により、駆動プーリ16、伝動ベルト17、及び従動プーリ14のベルト伝動機構、並びに軸受機構12を順に介して回転駆動、特には時計回りと反時計回りの正逆両方向に交互に低速回転駆動され、その回転により、洗濯用の水槽3に収容した図示しない洗濯物を図示しない洗濯水と共に撹拌して洗濯水流を生成し、洗濯をするようになっている。
脱水用の水槽4の内部には、脱水かご18を回転可能に配設している。脱水かご18は、周側部に環状の補強リブ18aと脱水孔18bをともに多数、多段に有するものであり、この脱水かご18を回転駆動する脱水用モータ19と、その回転を制止するブレーキ装置20とを脱水用の水槽4外下方の基台1内に配設している。
この結果、脱水かご18は、脱水用モータ19により直に回転駆動、中でも一方向に高速回転駆動され、その回転により、脱水かご18内に収容した図示しない洗濯物の遠心脱水をするようになっている。なお、脱水用の水槽4にも、底部には排水口21を形成しており、この排水口21を図示しない接続管で前記排水ホース10に連ねている。
このほか、外箱2上(洗濯用の水槽3及び脱水用の水槽4上)には、その全周にわたる矩形枠状のトップカバー22を被着しており、このトップカバー22上の後部に操作パネル23を設け、この操作パネル23に、洗濯用タイマーの操作つまみ24と、洗濯用の水流強度切換え及び排水選択用の操作つまみ25、脱水用タイマーの操作つまみ26、給水口27、及び両槽3,4に対する給水切換え用操作つまみ28を設けている。更に、洗濯用の水槽3上には蓋29を着脱可能に設け、脱水用の水槽4上には蓋30を開閉可能に軸支して設けている。
以上に対して、図3には、前記脱水用の水槽4の内部から外箱2の外部に通じるように形成した孔31を示しており、詳細には、脱水用の水槽4の後側の周壁と前記外箱1の後側の側壁とを兼ねる一枚壁部分に形成していて、この場合、矩形であり、脱水用の水槽4の溢水設定位置に存在している。そして、この孔31には図1に示す溢水キャップ32を装着している。
上記溢水キャップ32は、詳細には図4及び図5に示すように、基体部32aに出口部32bを一体に形成したもので、そのうちの基体部32aは、下端部と上端部とが開放して内部がストレートに上下に開通するほゞ矩形筒状を成し、これに、後部のやゝ下寄りの部分で出口部32bが連なっている。この出口部32bは、基体部32aとの連接部分に連通口33を有しており、基体部32aより突出した部分の下部に出口34を下方に指向する形態で有している。又、この出口部32bの上壁部から後壁部にかけての中間部には、曲成部35を有している。
更に、この溢水キャップ32の流水路である基体部32a内の下部(出口34とほゞ同高さ位置)には、異物止め手段として、この場合、格子状にて基体部32a内を上下に隔てる通水可能な隔壁36を一体に形成して設けている。又、基体部32aの内側面部には、複数条の補強リブ37を形成している。
このほか、出口部32bの出口34前縁部と基体部32aとの間には溝部38を形成しており、基体部32aの出口部32bより上方の部分の後壁部には切欠部39を形成し、基体部32aの左右の両側面部の後部には上下に延びるリブ状の突起40を形成している。
加えて、基体部32aの左右の両側面部の上部には補強リブ41を形成しており、基体部32aの左側面部の上記突起40よりやゝ前方の位置には、防水リブ42を形成している。この防水リブ42は、基体部32aの左側面部を上下に延びており、先端縁側に前方への返し部42aを有する横断面へ字状を成している。
更に、防水リブ42に連ねて基体部32aの左側面部の上部には、凸部43を形成している。この凸部43は平面形がほゞ三角形で、先端の角部に更に三角形の突起44を有しており、凸部43の上面から前面側にかけてはリブ45を形成している。又、凸部43の上面部と基体部32aの左側面部との間にも、溝部46を形成している。
以上の構成で、溢水キャップ32を前記孔31に装着するには、まず、溢水キャップ32を脱水用の水槽4の内部から外部後方に向けて孔31に、突起40が孔31の左右の両側縁部に衝止され、且つ切欠部39の存した後壁部が外箱2の孔31上の部分に衝止されるまで嵌め込んで挿通し、次いで、溢水キャップ32を下げ、溝部38を図6、図7、及び図8に示すように孔31の下縁部に嵌めて係合させる。
このとき、図9及び図10に示すように、凸部43及び突起44を、前記脱水用の水槽4の上部に形成した隔壁リブ47に当接させて合わせ、且つ、それとは反対側の溢水キャップ32の側面部を、同じく脱水用の水槽4の上部に形成した隔壁リブ48に当接させて合わせることにより、孔31に装着した溢水キャップ32の左右の振れ止めをするようにする。
このようにして前記孔31に溢水キャップ32を装着しており、それによって、前記脱水用の水槽4の溢水設定位置で該水槽4の内部から前記外箱2の外部に通じる溢水口Mを構成して設けている。
ここで、脱水用の水槽4の上記隔壁リブ47,48のそれぞれ外側には、水槽4材料削減(いわゆる肉盗み)用の孔49,50を形成しており、脱水用の水槽4内の水は溢水口Mから溢出するほかに隔壁リブ47,48を越えて孔49,50を通じ溢出する可能性もあるもので、孔31は隔壁リブ47,48の各高さよりも低い位置に形成している。すなわち、孔31は脱水用の水槽4上部の溢水する可能性のある部位のうちで最も低い位置に存在しており、その孔31と溢水キャップ32とで構成した溢水口Mも又同様である。
なお、隔壁リブ48は前記操作パネル23内の洗濯用タイマーの操作つまみ24や、洗濯用の水流強度切換え及び排水選択用の操作つまみ25、脱水用タイマーの操作つまみ26、給水口27、及び給水切換え用操作つまみ28が位置する空間を形成している。
又、図11には、給水口27を示しており、この給水口27は、図示しない水道の蛇口から給水ホースを接続して、給水切換え用操作つまみ28の切換えに応じ、洗濯用の水槽3内又は脱水用の水槽4内に給水するためのもので、これの通水断面積より溢水キャップ32の通水断面積、ひいては溢水口Mの通水断面積を大きくしている。具体的には、溢水口Mが、給水口27を通じて供給される例えば毎秒20リットルの流量のある水圧の水道水を溢水キャップ32を通じて出し得る充分な断面積を有しているのである。
この後、外箱2上(洗濯用の水槽3及び脱水用の水槽4上)に、前記トップカバー22を被着する。トップカバー22には、図6及び図7に示すように、孔31に装着した溢水キャップ32の前壁部に前側で重なる部分51を有しており、更に、図示はしないが、同溢水キャップ32の前記溝部46に差し込む部分を有していて、それらにより前記孔31に前記嵌め込み方式で装着した溢水キャップ32を、外箱2に被着するトップカバー22で抜け止め固定するようにしている。又、トップカバー22自体は、後部の左右2箇所に形成した取付部22aを、外箱1の対応個所に形成した取付けボス52に図示しないねじによって取付け固定している。
更に、図12には、孔31に装着した溢水キャップ32の防水リブ42の部分を示しており、この防水リブ42は、この図12で明らかなように、前記脱水かご18の回転方向(矢印R)に相対する面に存している。
そして、図1には、前記外箱2の背面部に形成した通水溝53を示しており、この通水溝53は溢水口M(詳細には、孔31であって、且つ溢水口Mの出口でもある溢水キャップ32の出口34)から下方へ直線状に延びており、前記基台1の背面部に同じく下方へ直線状に延ばして形成した通水溝54に連通していて、ともに、基台1内の前記洗濯用モータ15や脱水用モータ19など内部構造を点検するための点検口55を避けている。なお、点検口55には裏蓋56を取外し可能に装着している。
次に、本実施形態のものの作用、効果を述べる。
既述の、排水ホース10の詰まり等で、脱水用の水槽4内で水位が上昇し、孔31の存する溢水設定位置を超えるようになると、図6に矢印Wで示すように、溢水キャップ32の基体部32aの下端部の開放口から基体部32a内に入った水が隔壁36を通過して連通口33から出口部32bに至り、そして、出口34から外箱2の外部に排出される。このようにして水槽4の内部から外箱2の外部への溢水が溢水口Mを通じてなされることにより、水槽4から溢出した水が基台1の内部で跳ねるということがなくなり、基台1内の脱水用モータ19や洗濯用モータ15といった電装品にかかることもなくなって、それらの電気絶縁性を脅かすおそれをなくすことができる。
又、本実施形態のものにおいては、溢水口Mを、上述の孔31とこれに装着した溢水キャップ32とで構成しており、それによって、溢水口Mを例えば見栄え良く設けることができる。
又、本実施形態のものにおいては、外箱2の側壁と脱水用の水槽4の周壁とが一枚壁で兼ねており、その一枚壁部分に溢水口Mを設けている。これにより、外箱2の側壁と脱水用の水槽4の周壁とが別々に存在するものより、溢水口Mの形成が一枚壁を貫通するだけの形態で容易にできる。
又、本実施形態のものにおいては、溢水口Mが、出口34を下方に指向する形態で有している。これにより、溢水口Mを通じて出る水を下方へ確実に流し、外箱2の背面部で散らすことがないので、基台1内の上記電装品にかかることの一層ないようにできる。
又、本実施形態のものにおいては、外箱2が、外面部に、溢水口Mから下方へ延びる通水溝53を有している。これにより、溢水口Mを通じて出た水を図1に矢印Wで示すように通水溝53を通して下方へ確実にガイドして流し、外箱2の背面部で散らすことがないので、基台1内の電装品にかかることの更に一層ないようにすることができる。
又、本実施形態のものにおいては、溢水キャップ32が孔31に嵌め込み方式で装着され、この溢水キャップ32を、外箱2に被着するトップカバー22で抜け止め固定するようにしている。これにより、孔31に対する溢水キャップ32の装着から固定がより簡単且つ確実にでき、又、溢水キャップ32の外れがないので、溢水キャップ32を通じて出た水が基台1内の上記電装品にかかることの一層ないようにできる。
又、本実施形態のものにおいては、溢水キャップ32が、水槽4の内部から外箱2の外部に通じる流水路である内部に、異物止め手段として、格子状の隔壁36を有しており、ひいては溢水口Mがその異物止め手段を有している。これにより、溢水口Mにおける異物の通過を阻止でき、外箱2の外部からのごみなど異物の侵入を防ぐことができる。この場合、異物止め手段は外箱2の外部からの手指の侵入を防止するのにも効果がある。
又、本実施形態のものにおいては、溢水キャップ32が、上下に開通する部分として、基体部32aを有している。これにより、溢水キャップ32が水圧により浮く力が加わることを防止できると共に、溢水キャップ32を通じて水を流れやすくでき、水槽4の内部から外箱2の外部への溢水をより円滑にできるようになる。なお、溢水キャップ32の上下に開通する部分は、ストレートに開通するものに限られず、途中部や端部等に多少狭い部分を有していても良い。
又、本実施形態のものにおいては、溢水口Mが、水槽4上部の溢水する可能性のある部位のうちで最も低い位置に存在するようにしている。これにより、溢水口M以外の、溢水口Mより高い位置にある隔壁リブ47,48等を越えて水槽4の水が機外に溢れ出ることを防止でき、水槽4内から機外への溢水を溢水口Mを通じて確実に行わしめることができる。
又、本実施形態のものにおいては、溢水口Mの通水断面積を、洗濯用の水槽3内又は脱水用の水槽4内に給水するための給水口27の通水断面積より大きくしている。これにより、給水口27を通じて供給される水を溢水口Mで余すことになく出すことができ、水槽4内から溢水口Mを越えて他の部位から溢水することのないようにできる。
そして、本実施形態のものにおいては、水槽4の内部に洗濯物の遠心脱水をする脱水かご18が存し、溢水キャップ32が、図12に矢印Rで示した脱水かご18の回転方向に相対する面に防水リブ42を有している。この場合、回転する脱水かご18から出される水は脱水かご18の回転方向に沿って出されるもので、出された水は溢水キャップ32を装着した孔31の周縁部に向かう。それに対して、溢水キャップ32の防水リブ42は、脱水かご18の回転方向に相対する面に存在することで、孔31の周縁部に向かった水を止め、孔31の周縁部からの水の滲出を防止する。
特に防水リブ42には先端縁側に前方への返し部42aを有しており、この返し部42aで、孔31の周縁部に向かった水を有効に止め得るだけでなく、孔31の周縁部から遠ざかる方向に返すことすらできるので、孔31の周縁部からの水の滲出を一段と確実に防止することができる。
以上説明した洗濯機は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、例えば溢水口Mは脱水用の水槽4にではなく洗濯用の水槽3に設けるようにしても良いし、洗濯機全体としても、脱水用の水槽4を具えず、洗濯用の水槽3のみを具えるものであっても良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
又、溢水口Mは、孔31のように水槽の内部から外箱の外部に通じる孔のみによって形成するものであっても良く、従って、溢水キャップ32は必ずしも必要とはしない。更に、そのような場合、異物止め手段は、溢水口Mに対して隔壁36相当のものをトップカバー22から垂下させて設けるようにすれば良く、あるいは隔壁36相当のものを別体で溢水口Mに装着するようにしても良い。
そのほか、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、2は外箱、3は洗濯用の水槽、4は脱水用の水槽、18は脱水かご、22はトップカバー、27は給水口、31は孔、32は溢水キャップ、32aは基体部(上下に開通する部分)、34は出口、36は隔壁(異物止め手段)、42は防水リブ、53は通水溝、Mは溢水口を示す。

Claims (11)

  1. 外箱に水槽を有する洗濯機において、
    前記水槽の溢水設定位置で該水槽の内部から前記外箱の外部に通じて溢水する溢水口を設けたことを特徴とする洗濯機。
  2. 前記水槽の溢水設定位置で該水槽の内部から前記外箱の外部に通じる孔を形成し、
    この孔に、前記水槽の内部と前記外箱の外部とを連通させる溢水キャップを装着することにより、前記溢水口を構成したことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記外箱の側壁と前記水槽の周壁とが一枚壁で兼ねており、その一枚壁部分に前記溢水口を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯機。
  4. 前記溢水口が、出口を下方に指向する形態で有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の洗濯機。
  5. 前記外箱が、外面部に、前記溢水口を通じて出た水を下方へガイドして通す通水溝を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の洗濯機。
  6. 前記溢水キャップが前記孔に嵌め込み方式で装着され、この溢水キャップを、前記外箱に被着するトップカバーで抜け止め固定するようにしたことを特徴とする請求項2から5のいずれか一項記載の洗濯機。
  7. 前記溢水口の異物の通過を阻止する異物止め手段を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の洗濯機。
  8. 前記溢水キャップが、上下に開通する部分を有することを特徴とする請求項2から7のいずれか一項記載の洗濯機。
  9. 前記溢水口が、前記水槽上部の溢水する可能性のある部位のうちで最も低い位置に存在することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載の洗濯機。
  10. 前記溢水口の通水断面積を、水槽内に給水するための給水口の通水断面積より大きくしたことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項記載の洗濯機。
  11. 前記水槽の内部に洗濯物の遠心脱水をする脱水かごを有し、前記溢水キャップが、前記脱水かごの回転方向に相対する面に、該溢水キャップを装着した前記孔の周縁部からの水の滲出を防止する防水リブを有することを特徴とする請求項2から10のいずれか一項記載の洗濯機。
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