JP2000070591A - 全自動電気洗濯機 - Google Patents
全自動電気洗濯機Info
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- JP2000070591A JP2000070591A JP10259236A JP25923698A JP2000070591A JP 2000070591 A JP2000070591 A JP 2000070591A JP 10259236 A JP10259236 A JP 10259236A JP 25923698 A JP25923698 A JP 25923698A JP 2000070591 A JP2000070591 A JP 2000070591A
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- Japan
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- water
- washing machine
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- fully automatic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】外槽の外壁を伝わって電気系統に水が入り込み
床まで水が通じて人が感電する恐れがあるので、電気部
品や電気配線部品にも水が付かないように電気的絶縁を
完全に行なわなければならなかつた。そのため、製造原
価のかからない外槽に非常溢水路を得られるようにする
こと。 【解決手段】外槽2の上部から溢れ出る水を外槽2の側
壁を伝わって流れ落ちる際に、水が側壁に広まらないよ
うに溢れ出る水の両側に仕切板11を外槽2の底部より
長く延長して設けると同時に、外槽2より延長した両仕
切板11の間には補足板部10を設けた表面とによる非
常溢水路15を構成するもので溢水した水はこの水路を
通って床上に流れ落ちるものである。
床まで水が通じて人が感電する恐れがあるので、電気部
品や電気配線部品にも水が付かないように電気的絶縁を
完全に行なわなければならなかつた。そのため、製造原
価のかからない外槽に非常溢水路を得られるようにする
こと。 【解決手段】外槽2の上部から溢れ出る水を外槽2の側
壁を伝わって流れ落ちる際に、水が側壁に広まらないよ
うに溢れ出る水の両側に仕切板11を外槽2の底部より
長く延長して設けると同時に、外槽2より延長した両仕
切板11の間には補足板部10を設けた表面とによる非
常溢水路15を構成するもので溢水した水はこの水路を
通って床上に流れ落ちるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は全自動電気洗濯機が何
らかの原因で排水できなくなり、外槽に備えつけてある
電気系統と床におりた水を通じて人が感電を引き起こす
ことを防止するための全自動電気洗濯機に関する
らかの原因で排水できなくなり、外槽に備えつけてある
電気系統と床におりた水を通じて人が感電を引き起こす
ことを防止するための全自動電気洗濯機に関する
【0002】
【従来の技術】全自動電気洗濯機(以下、全自動電気洗
濯機を洗濯機と呼ぶ)はある設定の水位で洗濯するよう
になつているが、外槽には上部に跳ねあがつた水や排水
装置が故障したときに水が外槽の上段まで溢れる異常溢
水の水を排水する排水機構はどの洗濯機にも備え付けて
ある。
濯機を洗濯機と呼ぶ)はある設定の水位で洗濯するよう
になつているが、外槽には上部に跳ねあがつた水や排水
装置が故障したときに水が外槽の上段まで溢れる異常溢
水の水を排水する排水機構はどの洗濯機にも備え付けて
ある。
【0003】しかし、それらの排水機構が何らかの原因
で詰まった場合に外槽の水が外槽の外部に流れでて側壁
を伝わって外槽の底部に入り込み電気系統に水がつなが
り電気系統の絶縁が低下して床の水と通じて人が感電す
る恐れがある。
で詰まった場合に外槽の水が外槽の外部に流れでて側壁
を伝わって外槽の底部に入り込み電気系統に水がつなが
り電気系統の絶縁が低下して床の水と通じて人が感電す
る恐れがある。
【0004】そのため、電気系統に水が付かないように
するために電気系統部の絶縁を強化させておくか。
するために電気系統部の絶縁を強化させておくか。
【0005】又は、それらの排水機構が詰まって水が外
槽から溢れでた水が外槽の更に一段高い外槽の部分、又
は、外槽に取り付けた槽カバー部分から水を床に直に放
出させるようにした洗濯機を図4で示すもので、この洗
濯機は異常溢水口20の他にもう一つの、非常溢水口3
0を外槽に備えて溢れる水を床上に放出させるように設
けてある。
槽から溢れでた水が外槽の更に一段高い外槽の部分、又
は、外槽に取り付けた槽カバー部分から水を床に直に放
出させるようにした洗濯機を図4で示すもので、この洗
濯機は異常溢水口20の他にもう一つの、非常溢水口3
0を外槽に備えて溢れる水を床上に放出させるように設
けてある。
【0006】前記した何方かの方法で洗濯機の異常溢水
に対する処置を行なっているものである。
に対する処置を行なっているものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】外槽又は槽カバーに独
立した非常溢水口を設けないと、外槽の外壁を伝わって
電気系統に水が入り込み床まで水が通じて人が感電する
恐れがあった。
立した非常溢水口を設けないと、外槽の外壁を伝わって
電気系統に水が入り込み床まで水が通じて人が感電する
恐れがあった。
【0008】外槽の下部は各電気部品や電気配線に水が
かからないようにするためには、例えば、モータのハウ
ジング部分をモルードしたものを使用し更に他の電気部
品にも水が付かないように電気的絶縁を完全に行なわな
ければならなかつた。
かからないようにするためには、例えば、モータのハウ
ジング部分をモルードしたものを使用し更に他の電気部
品にも水が付かないように電気的絶縁を完全に行なわな
ければならなかつた。
【0009】そのため、外槽の水が直に床に落ちるよう
に非常溢水口を設けていたが、非常溢水口を設けるには
余分なパイプなどの部品を必要とし、そのうえ製造でも
組立工程を余分に必要としたため製造原価が高くなる欠
点があった。
に非常溢水口を設けていたが、非常溢水口を設けるには
余分なパイプなどの部品を必要とし、そのうえ製造でも
組立工程を余分に必要としたため製造原価が高くなる欠
点があった。
【0010】従って、本発明の目的は外槽に非常溢水路
を設けることで非常溢水口を付けた場合と同じ役目をは
たすことによって製造原価を低減することのできる非常
溢水路を設けた洗濯機を提供することにある。
を設けることで非常溢水口を付けた場合と同じ役目をは
たすことによって製造原価を低減することのできる非常
溢水路を設けた洗濯機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】外槽に設けた異常溢水す
る部分より更に高い部分に異常溢水口とは別に溢水部分
を設けた部分から外槽の外壁に二つの仕切板を設けその
二つの仕切の間を通って水が流れるようにして、更に外
槽の壁面から外槽の底部に水が入り込まないように二つ
の仕切板を長く設けると同時に、二つの仕切板の底には
外槽と一体に補足板部を設けることによつてできる非常
溢水路を設けて非常溢水の水を直に床に放出するように
するものである。
る部分より更に高い部分に異常溢水口とは別に溢水部分
を設けた部分から外槽の外壁に二つの仕切板を設けその
二つの仕切の間を通って水が流れるようにして、更に外
槽の壁面から外槽の底部に水が入り込まないように二つ
の仕切板を長く設けると同時に、二つの仕切板の底には
外槽と一体に補足板部を設けることによつてできる非常
溢水路を設けて非常溢水の水を直に床に放出するように
するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明は洗濯機の製造原価を低
減するために非常溢水口と同等の働きを生じる非常溢水
路を設けることにあり、非常溢水路の溢水部分は非常溢
水路の溢水部分から非常溢水口と同じように水が流れて
放出するように設けるものである。
減するために非常溢水口と同等の働きを生じる非常溢水
路を設けることにあり、非常溢水路の溢水部分は非常溢
水路の溢水部分から非常溢水口と同じように水が流れて
放出するように設けるものである。
【0013】溢水部分から出た水が外槽の外壁に広がり
流れ落ちて、外槽の底部に入り込まないように、溢水部
分は外槽の外壁の両側に外槽と一体に二つの仕切板を設
けた内部を水が流れ落ちると同時に、その水が外槽の底
部に入り込まないように外槽に外槽の底部より長くした
補足板部を設けると、溢水した水は外槽に設けた二つの
仕切板で挟まれた間を通り補足板部を通って水は床上に
流れ落ちる非常溢水路を得ることができるものである。
流れ落ちて、外槽の底部に入り込まないように、溢水部
分は外槽の外壁の両側に外槽と一体に二つの仕切板を設
けた内部を水が流れ落ちると同時に、その水が外槽の底
部に入り込まないように外槽に外槽の底部より長くした
補足板部を設けると、溢水した水は外槽に設けた二つの
仕切板で挟まれた間を通り補足板部を通って水は床上に
流れ落ちる非常溢水路を得ることができるものである。
【0014】
【実施例】本発明を図1から図3に基づいて説明する
と、外枠1の内部に外槽2と脱水槽3と回転翼4などを
備え、外槽2の底部にはモータ5、排水弁6などの電気
部品と配線部品8を備え、それらの電気部品をコントロ
ールするコントローラなどをトツプカバー7の内部に収
納し、更に、異常溢水口20Aをパイプ13で排水弁の
出口側に結合した洗濯機の外槽2において、外槽2上部
から流れでる水を外槽2の底部の電気部品や電気配線部
品8に水がかからないように、外槽2の上部に設けた溢
水出口9から水が流れ出るように、外槽2と一体に溢水
出口9の付近の両側に仕切板11を設けると同時に、仕
切板11と仕切板11の間を外槽2と一体に設けて塞い
だ補足板部10の表面を水が流れる水路を設けて全自動
洗濯機の非常溢水路15を構成する。
と、外枠1の内部に外槽2と脱水槽3と回転翼4などを
備え、外槽2の底部にはモータ5、排水弁6などの電気
部品と配線部品8を備え、それらの電気部品をコントロ
ールするコントローラなどをトツプカバー7の内部に収
納し、更に、異常溢水口20Aをパイプ13で排水弁の
出口側に結合した洗濯機の外槽2において、外槽2上部
から流れでる水を外槽2の底部の電気部品や電気配線部
品8に水がかからないように、外槽2の上部に設けた溢
水出口9から水が流れ出るように、外槽2と一体に溢水
出口9の付近の両側に仕切板11を設けると同時に、仕
切板11と仕切板11の間を外槽2と一体に設けて塞い
だ補足板部10の表面を水が流れる水路を設けて全自動
洗濯機の非常溢水路15を構成する。
【0015】非常溢水路15とは外槽2の上部から溢れ
出る水を外槽2の側壁を伝わって流れ落ちる際に、水が
側壁に広まらないように溢れ出る水の両側に仕切板11
を外槽2の底部より長く延長して設けると同時に、外槽
2より延長した両仕切板11の間には補足板部10を設
けた表面とによる水路を構成するもので溢水した水はこ
の水路を通って床上に流れ落ちるものである。
出る水を外槽2の側壁を伝わって流れ落ちる際に、水が
側壁に広まらないように溢れ出る水の両側に仕切板11
を外槽2の底部より長く延長して設けると同時に、外槽
2より延長した両仕切板11の間には補足板部10を設
けた表面とによる水路を構成するもので溢水した水はこ
の水路を通って床上に流れ落ちるものである。
【0016】このように構成した非常溢水路において洗
濯機は殆ど水平に取付けされるようになっているが、脱
水運転が正常に行なわれている範囲の傾きでは仕切板1
1を乗り越えて水が飛び散る心配はなく、仕切板11を
乗り越える心配となる場合は仕切板11の外槽2の径方
向に対し仕切板11を高くなるように設ければその効用
を発揮することができる。
濯機は殆ど水平に取付けされるようになっているが、脱
水運転が正常に行なわれている範囲の傾きでは仕切板1
1を乗り越えて水が飛び散る心配はなく、仕切板11を
乗り越える心配となる場合は仕切板11の外槽2の径方
向に対し仕切板11を高くなるように設ければその効用
を発揮することができる。
【0017】図3の非常溢水路は外槽2に直に設けない
で槽カバー12Aを介して図3のように設けても図1と
同じようになり、又、外槽2の底部近くは外槽2の径が
一般に小さくなるので外槽2の底部から直に補足板部1
0Aと仕切板11Aを長く設けることができる。
で槽カバー12Aを介して図3のように設けても図1と
同じようになり、又、外槽2の底部近くは外槽2の径が
一般に小さくなるので外槽2の底部から直に補足板部1
0Aと仕切板11Aを長く設けることができる。
【0018】仕切板と補足板部は外槽2の底部から離し
て設けてもその効用を発揮することができるものであ
る。
て設けてもその効用を発揮することができるものであ
る。
【0019】従来の非常溢水口はパイプとパイプを取り
付ける取付具を使用して成り立っていたが、本発明によ
ればそれらの部品は必要なくなり、外槽2の形状と一体
で成形することができて洗濯機の製造価格を低減するこ
とができるものである。
付ける取付具を使用して成り立っていたが、本発明によ
ればそれらの部品は必要なくなり、外槽2の形状と一体
で成形することができて洗濯機の製造価格を低減するこ
とができるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0021】従来の非常溢水口は外槽と別体のパイプと
取付具などの部品の原価や更に非常溢水口の入口にパイ
プを接続する製造原価が全くかからなくすることができ
るようになつた。
取付具などの部品の原価や更に非常溢水口の入口にパイ
プを接続する製造原価が全くかからなくすることができ
るようになつた。
【0022】又、従来の洗濯機で非常溢水口を設けない
ものにあつては、電気部品や配線部品などの電気系統の
絶縁関係を必要以上に強化するため製造原価が高くなっ
ていたものが、本発明により製造原価を低減することが
できるようになつた。
ものにあつては、電気部品や配線部品などの電気系統の
絶縁関係を必要以上に強化するため製造原価が高くなっ
ていたものが、本発明により製造原価を低減することが
できるようになつた。
【図1】本発明の全自動電気洗濯機の非常溢水路を説明
する要部断面図
する要部断面図
【図2】図1の外槽を示す要部拡大斜視図
【図3】本発明の他の応用実施例を示す非常溢水路を説
明する要部断面図。
明する要部断面図。
【図4】従来の全自動電気洗濯機の非常溢水口を説明す
る要部断面図。
る要部断面図。
1…外枠 2…外槽 3…脱水槽 5…モータ
8…配線部品 9、9A…溢水出口 10、10A…補足板部 1
1、11A…仕切板 12、12A…槽カバー 15…非常溢水路 2
0、20A…異常溢水口
8…配線部品 9、9A…溢水出口 10、10A…補足板部 1
1、11A…仕切板 12、12A…槽カバー 15…非常溢水路 2
0、20A…異常溢水口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月9日(1998.10.
9)
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 全自動電気洗濯機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は全自動電気洗濯機が何
らかの原因で排水できなくなり、外槽に備えつけてある
電気系統と床におりた水を通じて人が感電を引き起こす
ことを防止するための全自動電気洗濯機に関する
らかの原因で排水できなくなり、外槽に備えつけてある
電気系統と床におりた水を通じて人が感電を引き起こす
ことを防止するための全自動電気洗濯機に関する
【0002】
【従来の技術】全自動電気洗濯機(以下、全自動電気洗
濯機を洗濯機と呼ぶ)はある設定の水位で洗濯するよう
になつているが、外槽には上部に跳ねあがつた水や排水
装置が故障したときに水が外槽の上段まで溢れる異常溢
水の水を排水する排水機構はどの洗濯機にも備え付けて
ある。
濯機を洗濯機と呼ぶ)はある設定の水位で洗濯するよう
になつているが、外槽には上部に跳ねあがつた水や排水
装置が故障したときに水が外槽の上段まで溢れる異常溢
水の水を排水する排水機構はどの洗濯機にも備え付けて
ある。
【0003】しかし、それらの排水機構が何らかの原因
で詰まった場合に外槽の水が外槽の外部に流れでて側壁
を伝わって外槽の底部に入り込み電気系統に水がつなが
り電気系統の絶縁が低下して床の水と通じて人が感電す
る恐れがある。
で詰まった場合に外槽の水が外槽の外部に流れでて側壁
を伝わって外槽の底部に入り込み電気系統に水がつなが
り電気系統の絶縁が低下して床の水と通じて人が感電す
る恐れがある。
【0004】そのため、電気系統に水が付かないように
するために電気系統部の絶縁を強化させておくか。
するために電気系統部の絶縁を強化させておくか。
【0005】又は、それらの排水機構が詰まって水が外
槽から溢れでた水が外槽の更に一段高い外槽の部分、又
は、外槽に取り付けた槽カバー部分から水を床に直に放
出させるようにした洗濯機を図4で示すもので、この洗
濯機は異常溢水口20の他にもう一つの、非常溢水口3
0を外槽に備えて溢れる水を床上に放出させるように設
けてある。
槽から溢れでた水が外槽の更に一段高い外槽の部分、又
は、外槽に取り付けた槽カバー部分から水を床に直に放
出させるようにした洗濯機を図4で示すもので、この洗
濯機は異常溢水口20の他にもう一つの、非常溢水口3
0を外槽に備えて溢れる水を床上に放出させるように設
けてある。
【0006】前記した何方かの方法で洗濯機の非常溢水
に対する処置を行なっているものである。
に対する処置を行なっているものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】外槽又は槽カバーに独
立した非常溢水口を設けないと、外槽の外壁を伝わって
電気系統に水が入り込み床まで水が通じて人が感電する
恐れがあった。
立した非常溢水口を設けないと、外槽の外壁を伝わって
電気系統に水が入り込み床まで水が通じて人が感電する
恐れがあった。
【0008】外槽の下部は各電気部品や電気配線に水が
かからないようにするためには、例えば、モータのハウ
ジング部分をモルードしたものを使用し更に他の電気部
品にも水が付かないように電気的絶縁を完全に行なわな
ければならなかつた。
かからないようにするためには、例えば、モータのハウ
ジング部分をモルードしたものを使用し更に他の電気部
品にも水が付かないように電気的絶縁を完全に行なわな
ければならなかつた。
【0009】そのため、外槽の水が直に床に落ちるよう
に非常溢水口を設けていたが、非常溢水口を設けるには
余分なパイプなどの部品を必要とし、そのうえ製造でも
組立工程を余分に必要としたため製造原価が高くなる欠
点があった。
に非常溢水口を設けていたが、非常溢水口を設けるには
余分なパイプなどの部品を必要とし、そのうえ製造でも
組立工程を余分に必要としたため製造原価が高くなる欠
点があった。
【0010】従って、本発明の目的は外槽に非常溢水路
を設けることで非常溢水口を付けた場合と同じ役目をは
たすことによって製造原価を低減することのできる非常
溢水路を設けた洗濯機を提供することにある。
を設けることで非常溢水口を付けた場合と同じ役目をは
たすことによって製造原価を低減することのできる非常
溢水路を設けた洗濯機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】外槽に設けた異常溢水す
る部分より更に高い部分に異常溢水口とは別に非常溢水
部分を設けた部分から外槽の外壁に二つの仕切板を設け
れば、水は外槽の外壁の壁面と二つの仕切の間を通って
水が流れ落ちるようになる。更に外槽の壁面から外槽の
底部に水が入り込まないように二つの仕切板を長く設け
ると同時に、二つの仕切板が長くなって空間部となる部
分を補足板部で塞いで外槽と一体に設けることによつて
できる非常溢水路を設けて非常溢水の水を直に床に放出
するようにするものである。
る部分より更に高い部分に異常溢水口とは別に非常溢水
部分を設けた部分から外槽の外壁に二つの仕切板を設け
れば、水は外槽の外壁の壁面と二つの仕切の間を通って
水が流れ落ちるようになる。更に外槽の壁面から外槽の
底部に水が入り込まないように二つの仕切板を長く設け
ると同時に、二つの仕切板が長くなって空間部となる部
分を補足板部で塞いで外槽と一体に設けることによつて
できる非常溢水路を設けて非常溢水の水を直に床に放出
するようにするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明は洗濯機の製造原価を低
減するために非常溢水口と同等の働きを生じる非常溢水
路を設けることにあり、非常溢水路の溢水部分は非常溢
水路の溢水部分から非常溢水口と同じように水が流れて
放出するように設けるものである。
減するために非常溢水口と同等の働きを生じる非常溢水
路を設けることにあり、非常溢水路の溢水部分は非常溢
水路の溢水部分から非常溢水口と同じように水が流れて
放出するように設けるものである。
【0013】溢水部分から出た水が外槽の外壁に広がり
流れ落ちて、外槽の底部に入り込まないように、溢水部
分は外槽の外壁の両側に外槽と一体に二つの仕切板を設
けた内部を水が流れ落ちると同時に、その水が外槽の底
部に入り込まないように外槽に外槽の底部より長くした
補足板部を設けると、溢水した水は外槽に設けた二つの
仕切板で挟まれた間を通り補足板部を通って水は床上に
流れ落ちる非常溢水路を得ることができるものである。
流れ落ちて、外槽の底部に入り込まないように、溢水部
分は外槽の外壁の両側に外槽と一体に二つの仕切板を設
けた内部を水が流れ落ちると同時に、その水が外槽の底
部に入り込まないように外槽に外槽の底部より長くした
補足板部を設けると、溢水した水は外槽に設けた二つの
仕切板で挟まれた間を通り補足板部を通って水は床上に
流れ落ちる非常溢水路を得ることができるものである。
【0014】
【実施例】本発明を図1から図3に基づいて説明する
と、図1は外枠1の内部に外槽2と脱水槽3と回転翼4
などを備え、外槽2の底部にはモータ5、排水弁6など
の電気部品と配線部品8を備え、それらの電気部品をコ
ントロールするコントローラなどをトツプカバー7の内
部に収納し、更に、異常溢水口20Aをパイプ13で排
水弁の出口側に結合した洗濯機の外槽2において、外槽
2の上部から流れでる水を外槽2の底部の電気部品や電
気配線部品8に水がかからないように、外槽2の上部に
設けた溢水出口9から水が流れ出るように、外槽2と一
体に溢水出口9の付近に位置する両側に仕切板11を設
けると同時に、仕切板11と仕切板11の間を外槽2と
一体に設けて塞いだ補足板部10の表面を水が流れる水
路を設けて全自動洗濯機の非常溢水路15を構成する。
と、図1は外枠1の内部に外槽2と脱水槽3と回転翼4
などを備え、外槽2の底部にはモータ5、排水弁6など
の電気部品と配線部品8を備え、それらの電気部品をコ
ントロールするコントローラなどをトツプカバー7の内
部に収納し、更に、異常溢水口20Aをパイプ13で排
水弁の出口側に結合した洗濯機の外槽2において、外槽
2の上部から流れでる水を外槽2の底部の電気部品や電
気配線部品8に水がかからないように、外槽2の上部に
設けた溢水出口9から水が流れ出るように、外槽2と一
体に溢水出口9の付近に位置する両側に仕切板11を設
けると同時に、仕切板11と仕切板11の間を外槽2と
一体に設けて塞いだ補足板部10の表面を水が流れる水
路を設けて全自動洗濯機の非常溢水路15を構成する。
【0015】非常溢水路15とは外槽2の上部から溢れ
出る水を外槽2の側壁を伝わって流れ落ちる際に、水が
側壁に広まらないように溢れ出る水の両側に仕切板11
を外槽2の外壁と補足板部10とからなる壁面に設けて
できる水路を構成するもので、溢水した水はこの水路を
通って床上に流れ落ちるものである。
出る水を外槽2の側壁を伝わって流れ落ちる際に、水が
側壁に広まらないように溢れ出る水の両側に仕切板11
を外槽2の外壁と補足板部10とからなる壁面に設けて
できる水路を構成するもので、溢水した水はこの水路を
通って床上に流れ落ちるものである。
【0016】このように構成した非常溢水路において洗
濯機は殆ど水平に取付けされるようになっているが、脱
水運転が正常に行なわれている範囲の傾きでは仕切板1
1を乗り越えて水が飛び散る心配はなく、仕切板11を
乗り越える心配となる場合は仕切板11の外槽2の径方
向に対し仕切板11を高くなるように設ければその効用
を発揮することができる。
濯機は殆ど水平に取付けされるようになっているが、脱
水運転が正常に行なわれている範囲の傾きでは仕切板1
1を乗り越えて水が飛び散る心配はなく、仕切板11を
乗り越える心配となる場合は仕切板11の外槽2の径方
向に対し仕切板11を高くなるように設ければその効用
を発揮することができる。
【0017】図3の非常溢水路15Aは他の応用実施例
を示すものであって、外槽2に直に設けないで槽カバー
12Aを介して図3のように設けても図1と同じように
なり、又、外槽2の底部近くは外槽2の径が一般に小さ
くなるので外槽2の底部から直に補足板部10Aと仕切
板11Aを長く設けることができる。
を示すものであって、外槽2に直に設けないで槽カバー
12Aを介して図3のように設けても図1と同じように
なり、又、外槽2の底部近くは外槽2の径が一般に小さ
くなるので外槽2の底部から直に補足板部10Aと仕切
板11Aを長く設けることができる。
【0018】仕切板と補足板部は外槽2の底部から離し
て設けてもその効用を発揮することができるものであ
る。
て設けてもその効用を発揮することができるものであ
る。
【0019】従来の非常溢水口はパイプとパイプを取り
付ける取付具を使用して成り立っていたが、本発明によ
ればそれらの部品は必要なくなり、外槽2の形状と一体
で成形することができて洗濯機の製造価格を低減するこ
とができるものである。
付ける取付具を使用して成り立っていたが、本発明によ
ればそれらの部品は必要なくなり、外槽2の形状と一体
で成形することができて洗濯機の製造価格を低減するこ
とができるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0021】従来の非常溢水口では外槽と別体のパイプ
と取付具などの部品を必要としたので製造原価が高くな
つたり、更に、非常溢水口の入口にパイプを接続する製
造に手間がかかり製造原価が高価になったものが、本発
明により全くかからなくなったので、洗濯機の製造厭価
を安くすることができるようになつた。
と取付具などの部品を必要としたので製造原価が高くな
つたり、更に、非常溢水口の入口にパイプを接続する製
造に手間がかかり製造原価が高価になったものが、本発
明により全くかからなくなったので、洗濯機の製造厭価
を安くすることができるようになつた。
【0022】又、従来の洗濯機で非常溢水口を設けない
ものにあつては、電気部品や配線部品などの電気系統の
絶縁関係を必要以上に強化するため製造原価が高くなっ
ていたものが、本発明により製造原価を低減することが
できるようになつた。
ものにあつては、電気部品や配線部品などの電気系統の
絶縁関係を必要以上に強化するため製造原価が高くなっ
ていたものが、本発明により製造原価を低減することが
できるようになつた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全自動電気洗濯機の非常溢水路を説明
する要部断面図
する要部断面図
【図2】図1の外槽を示す要部拡大斜視図
【図3】本発明の他の応用実施例を示す非常溢水路を説
明する要部断面図。
明する要部断面図。
【図4】従来の全自動電気洗濯機の非常溢水口を説明す
る要部断面図。
る要部断面図。
【符号の説明】 1…外枠 2…外槽 3…脱水槽 5…モータ
8…配線部品 9、9A…溢水出口 10、10A…補足板部 1
1、11A…仕切板 12、12A…槽カバー 15、15A…非常溢水路
20、20A…異常溢水口
8…配線部品 9、9A…溢水出口 10、10A…補足板部 1
1、11A…仕切板 12、12A…槽カバー 15、15A…非常溢水路
20、20A…異常溢水口
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
Claims (2)
- 【請求項1】外槽の底部に電気部品と配線部品を備えた
全自動電気洗濯機において、異常溢水口より高い部分に
異常溢水する水を直に床上に放出させる溢水部分を設け
た部分の付近から外槽の外壁に二つの仕切板を外槽の底
部より長く設け、前記二つの仕切板と前記二つの仕切板
の間を補足板部で外槽と一体に形成して非常溢水路を設
けたことを特徴とする全自動電気洗濯機。 - 【請求項2】(請求項2)において、二つの仕切板とそ
の間の補足板部は外槽の壁面と部分的に離して非常溢水
路を設けたことを特徴とする全自動電気洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10259236A JP2000070591A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 全自動電気洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10259236A JP2000070591A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 全自動電気洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000070591A true JP2000070591A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17331307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10259236A Pending JP2000070591A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 全自動電気洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000070591A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005137642A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-06-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ドラム式洗濯機及びドラム式洗濯乾燥機 |
JP2006262924A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-10-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 洗濯乾燥機 |
JP2007135807A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 洗濯乾燥機 |
US20100175436A1 (en) * | 2009-01-13 | 2010-07-15 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Tub with overflow and washing machine having the same |
US20130014547A1 (en) * | 2011-07-15 | 2013-01-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Washing machine |
CN104233699A (zh) * | 2013-06-20 | 2014-12-24 | 株式会社东芝 | 洗衣机 |
CN109518428A (zh) * | 2017-09-20 | 2019-03-26 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 一种洗衣机溢水结构及洗衣机 |
-
1998
- 1998-08-28 JP JP10259236A patent/JP2000070591A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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