JP2835142B2 - 洗濯機 - Google Patents
洗濯機Info
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- JP2835142B2 JP2835142B2 JP2129380A JP12938090A JP2835142B2 JP 2835142 B2 JP2835142 B2 JP 2835142B2 JP 2129380 A JP2129380 A JP 2129380A JP 12938090 A JP12938090 A JP 12938090A JP 2835142 B2 JP2835142 B2 JP 2835142B2
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- Japan
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- water
- tub
- drainage
- washing machine
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- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は異常溢水構造を改良した洗濯機に関する。
(従来の技術) 従来より、洗濯機においては、排水ホースが異物等で
詰まった状態で給水を続けた場合、槽内では水位が異常
に上昇し、やがてその上縁より溢水するようになってい
る。
詰まった状態で給水を続けた場合、槽内では水位が異常
に上昇し、やがてその上縁より溢水するようになってい
る。
しかしてこのものの場合、例えばタイマーといった電
装品を内設したパネルは、その電装品の下端が槽の上縁
より高く位置するように配設しており、それによって、
上述のように異常溢水するときの水が電装品にかからな
いようにし、電気的な安全性を確保するようにしてい
る。
装品を内設したパネルは、その電装品の下端が槽の上縁
より高く位置するように配設しており、それによって、
上述のように異常溢水するときの水が電装品にかからな
いようにし、電気的な安全性を確保するようにしてい
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述のものの場合、パネルが高く位置
することになって、洗濯機全体の高さが大になり、よっ
て包装体積も大になって、コスト高になるという問題点
を有していた。
することになって、洗濯機全体の高さが大になり、よっ
て包装体積も大になって、コスト高になるという問題点
を有していた。
そこで、パネルを低く設けることが考えられている
が、しかし、この場合にはパネル内部の電装品も低く位
置することになって、異常溢水するときの水がかかる心
配があるから、パネル内部には水が入らぬよう、パネル
を厳重な水密構造にする必要を生じ、部品点数の増加、
組立性の悪化等を招来して、コストの低廉化を所望には
達成できないという問題点を有していた。
が、しかし、この場合にはパネル内部の電装品も低く位
置することになって、異常溢水するときの水がかかる心
配があるから、パネル内部には水が入らぬよう、パネル
を厳重な水密構造にする必要を生じ、部品点数の増加、
組立性の悪化等を招来して、コストの低廉化を所望には
達成できないという問題点を有していた。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従
ってその目的は、全体の高さを増さず、又、パネルを厳
重な水密構造にする必要も生じずに、脱水槽の排水経路
が詰まった状況での、パネル内部の電装品について安全
な異常溢水を行なわしめ得、併せて洗濯機設置面等の濡
れ等を極力避けることのできる優れた洗濯機を提供する
にある。
ってその目的は、全体の高さを増さず、又、パネルを厳
重な水密構造にする必要も生じずに、脱水槽の排水経路
が詰まった状況での、パネル内部の電装品について安全
な異常溢水を行なわしめ得、併せて洗濯機設置面等の濡
れ等を極力避けることのできる優れた洗濯機を提供する
にある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の洗濯機において
は、脱水かごを内設した脱水槽を具えると共に、電装品
を内設して該電装品の下端が前記脱水槽の上縁とほゞ同
等もしくはそれより低く位置するように配設したパネル
を具えたものにあって、その脱水槽に上記電装品の下端
より低く位置させて水抜き孔を設け、且つこの水抜き孔
を覆うカバーを設けると共に、上記水抜き孔に連通して
先端が上記脱水槽の排水経路から独立して洗濯機下端で
開放し、上記水抜き孔より溢出される水を専用に排出す
る排水経路を設けたことを特徴とするものである。
は、脱水かごを内設した脱水槽を具えると共に、電装品
を内設して該電装品の下端が前記脱水槽の上縁とほゞ同
等もしくはそれより低く位置するように配設したパネル
を具えたものにあって、その脱水槽に上記電装品の下端
より低く位置させて水抜き孔を設け、且つこの水抜き孔
を覆うカバーを設けると共に、上記水抜き孔に連通して
先端が上記脱水槽の排水経路から独立して洗濯機下端で
開放し、上記水抜き孔より溢出される水を専用に排出す
る排水経路を設けたことを特徴とするものである。
この場合、脱水槽に洗濯槽が並設されたものにあって
は、水抜き孔とは別に、その両槽間の仕切部上縁部に水
抜き孔より低い導水部を設けると良い。
は、水抜き孔とは別に、その両槽間の仕切部上縁部に水
抜き孔より低い導水部を設けると良い。
(作用) 脱水かごを内設した脱水槽には、給水をして例えばす
すぎを行なうことがある。この給水に対して、脱水槽に
は、普通、水位スイッチが設けられておらず、従って脱
水槽の排水経路が詰まった状態でその給水が続けられ、
水位が異常上昇するという可能性が大であり、そのとき
に、この脱水槽にパネル内部の電装品の下端より低く位
置させて水抜き孔を設けると共に、上記水抜き孔に連通
して先端が上記脱水槽の排水経路から独立して洗濯機下
端で開放し、上記水抜き孔より溢出される水を専用に排
出する排水経路を設けたものにおいては、異常水位上昇
したその水を、パネル内部の電装品に触れさすことな
く、水抜き孔から溢出させて脱水槽の排水経路とは別の
経路で機外に排出することができる。又、この場合、パ
ネルは、電装品の下端が脱水槽の上縁とほゞ同等もしく
はそれより低く位置するように配設し得るものであり、
このように配設したものでは、その高さ、ひいては洗濯
機全体の高さも低く抑えることができる。更にこの場
合、異常に水位が上昇したときのその水が触れることの
ないパネルは、厳重な水密構造にする必要もないもので
あり、よってその部品点数を少なく留め得、組立性も良
好なものに留めることができる。
すぎを行なうことがある。この給水に対して、脱水槽に
は、普通、水位スイッチが設けられておらず、従って脱
水槽の排水経路が詰まった状態でその給水が続けられ、
水位が異常上昇するという可能性が大であり、そのとき
に、この脱水槽にパネル内部の電装品の下端より低く位
置させて水抜き孔を設けると共に、上記水抜き孔に連通
して先端が上記脱水槽の排水経路から独立して洗濯機下
端で開放し、上記水抜き孔より溢出される水を専用に排
出する排水経路を設けたものにおいては、異常水位上昇
したその水を、パネル内部の電装品に触れさすことな
く、水抜き孔から溢出させて脱水槽の排水経路とは別の
経路で機外に排出することができる。又、この場合、パ
ネルは、電装品の下端が脱水槽の上縁とほゞ同等もしく
はそれより低く位置するように配設し得るものであり、
このように配設したものでは、その高さ、ひいては洗濯
機全体の高さも低く抑えることができる。更にこの場
合、異常に水位が上昇したときのその水が触れることの
ないパネルは、厳重な水密構造にする必要もないもので
あり、よってその部品点数を少なく留め得、組立性も良
好なものに留めることができる。
そして、上記水抜き孔を覆ったカバーにより、脱水運
転時の水沫やあるいは清掃のためにかける水が水抜き孔
にかかることを阻止でき、従ってそれらが水抜き孔から
出ることも阻止できて、その水抜き孔から出る水の行き
先である例えば洗濯機設置面の通常時での濡れ等を避け
ることができる。
転時の水沫やあるいは清掃のためにかける水が水抜き孔
にかかることを阻止でき、従ってそれらが水抜き孔から
出ることも阻止できて、その水抜き孔から出る水の行き
先である例えば洗濯機設置面の通常時での濡れ等を避け
ることができる。
一方、脱水槽に洗濯槽が並設されたもので、水抜き孔
とは別に、その両槽間の仕切部上縁部に水抜き孔より低
い導水部を設けたものにおいては、脱水槽内で異常水位
上昇したその水を水抜き孔から溢出させる前に、導水部
から洗濯槽内に溢出させて、水抜き孔からの溢出を極力
避けることができ、従って又、異常時であっても、その
溢出する水の行き先である前記洗濯機設置面等の濡れ等
を極力避けることができる。又、上記導水部は、洗濯槽
で異常水位上昇があったときにも有効なもので、その洗
濯槽の上縁から溢水させる前に、該導水部から脱水槽内
に溢水させ得、洗濯槽上縁を越えるまでの異常水位上昇
を避けることができ、そして更にその脱水槽内で水抜き
孔の高さまで水位上昇するようであれば、その水を水抜
き孔から溢出させ得、パネル内部の電装品にその水がか
かることを確実に防止することができる。
とは別に、その両槽間の仕切部上縁部に水抜き孔より低
い導水部を設けたものにおいては、脱水槽内で異常水位
上昇したその水を水抜き孔から溢出させる前に、導水部
から洗濯槽内に溢出させて、水抜き孔からの溢出を極力
避けることができ、従って又、異常時であっても、その
溢出する水の行き先である前記洗濯機設置面等の濡れ等
を極力避けることができる。又、上記導水部は、洗濯槽
で異常水位上昇があったときにも有効なもので、その洗
濯槽の上縁から溢水させる前に、該導水部から脱水槽内
に溢水させ得、洗濯槽上縁を越えるまでの異常水位上昇
を避けることができ、そして更にその脱水槽内で水抜き
孔の高さまで水位上昇するようであれば、その水を水抜
き孔から溢出させ得、パネル内部の電装品にその水がか
かることを確実に防止することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例につき、図面を参照して説明
する。
する。
まず第2図には洗濯機の外箱1を示しており、この外
箱1内に第3図に示す洗濯槽2と脱水槽3とを並設して
いる。このうち、洗濯槽2内には撹拌体4を配設してお
り、一方、脱水槽3内には中心部に散水筒5を有する脱
水かご6を配設していて、撹拌体4を、洗濯槽2の外下
方部に配設したモータ7によりベルト伝動機構8を介し
て回転させ、脱水かご6を、脱水槽3の外下方部に配設
したモータ9により直接的に回転させるようにしてい
る。又、洗濯槽2には、底部に排水口10を、側部の上部
に溢水口11をそれぞれ形成していて、その排水口10を排
水弁12を介して排水ホース13に接続し、溢水口11を排水
ホース13に直接接続している。これに対して、脱水槽3
には、底部に排水口14を形成しており、それを排水ホー
ス13に直接接続している。従って、排水ホース13は洗濯
槽2の排水経路を構成すると共に、脱水槽3の排水経路
を構成している。更に、洗濯槽2及び脱水槽3には、上
方からそれぞれ給水弁15,16により給水をするようにし
ている。
箱1内に第3図に示す洗濯槽2と脱水槽3とを並設して
いる。このうち、洗濯槽2内には撹拌体4を配設してお
り、一方、脱水槽3内には中心部に散水筒5を有する脱
水かご6を配設していて、撹拌体4を、洗濯槽2の外下
方部に配設したモータ7によりベルト伝動機構8を介し
て回転させ、脱水かご6を、脱水槽3の外下方部に配設
したモータ9により直接的に回転させるようにしてい
る。又、洗濯槽2には、底部に排水口10を、側部の上部
に溢水口11をそれぞれ形成していて、その排水口10を排
水弁12を介して排水ホース13に接続し、溢水口11を排水
ホース13に直接接続している。これに対して、脱水槽3
には、底部に排水口14を形成しており、それを排水ホー
ス13に直接接続している。従って、排水ホース13は洗濯
槽2の排水経路を構成すると共に、脱水槽3の排水経路
を構成している。更に、洗濯槽2及び脱水槽3には、上
方からそれぞれ給水弁15,16により給水をするようにし
ている。
上記給水弁15,16は、洗濯槽2内及び脱水槽3内に臨
ませて第2図に示すようにそれらの上方部に配設した平
坦状のパネル17の内部に配設しており、このパネル17に
は又、回動摘み18やあるいはスライド摘み19によって操
作される例えば第1図に示すタイマー等の電装品20を、
その下端20aが洗濯槽2及び脱水槽3の上縁とほゞ同等
の高さに位置するように配設している。なお、この電装
品20はその下端20aが洗濯槽2及び脱水槽3の上縁より
低く位置するように配設しても良い。
ませて第2図に示すようにそれらの上方部に配設した平
坦状のパネル17の内部に配設しており、このパネル17に
は又、回動摘み18やあるいはスライド摘み19によって操
作される例えば第1図に示すタイマー等の電装品20を、
その下端20aが洗濯槽2及び脱水槽3の上縁とほゞ同等
の高さに位置するように配設している。なお、この電装
品20はその下端20aが洗濯槽2及び脱水槽3の上縁より
低く位置するように配設しても良い。
ここで、上記パネル17の下方には、脱水槽3の上縁後
部に第4図及び第5図にも示すように形成した平坦部21
が位置しており、この平坦部21に第1の凹部22を形成
し、更にその前部に該第1の凹部22より深底で脱水槽3
内に開放する第2の凹部23を形成している。しかして、
第1の凹部22の底部には、その上下に突出する筒状部24
によって、前記電装品20の下端20aより低く位置する水
抜き孔25を形成しており、一方、第2の凹部23の底部
は、段部26として、脱水槽3内に向かって漸次下降する
傾斜状に形成している。なお、水抜き孔25には、筒状部
24の下部に接続して図示しない先端を洗濯機下端で開放
させた異常溢水パイプ27が連通している。従って、この
異常溢水パイプ27は、前記脱水槽3の排水経路を構成し
た排水ホース13に対し、独立した排水経路を構成するも
のである。
部に第4図及び第5図にも示すように形成した平坦部21
が位置しており、この平坦部21に第1の凹部22を形成
し、更にその前部に該第1の凹部22より深底で脱水槽3
内に開放する第2の凹部23を形成している。しかして、
第1の凹部22の底部には、その上下に突出する筒状部24
によって、前記電装品20の下端20aより低く位置する水
抜き孔25を形成しており、一方、第2の凹部23の底部
は、段部26として、脱水槽3内に向かって漸次下降する
傾斜状に形成している。なお、水抜き孔25には、筒状部
24の下部に接続して図示しない先端を洗濯機下端で開放
させた異常溢水パイプ27が連通している。従って、この
異常溢水パイプ27は、前記脱水槽3の排水経路を構成し
た排水ホース13に対し、独立した排水経路を構成するも
のである。
更に、水抜き孔25に対しては、第1の凹部22から第2
の凹部23のほゞ上半部にかけ嵌合されて水抜き孔25を覆
うカバー28を設けている。そして、このカバー28内に
は、上記第1の凹部22と第2の凹部23との境界部分に位
置して、第6図に示すように脱水かご6の回転方向(上
方から見て反時計回り)の先方側である図中左側半分ほ
どを塞ぐ防水リブ29を設けている。
の凹部23のほゞ上半部にかけ嵌合されて水抜き孔25を覆
うカバー28を設けている。そして、このカバー28内に
は、上記第1の凹部22と第2の凹部23との境界部分に位
置して、第6図に示すように脱水かご6の回転方向(上
方から見て反時計回り)の先方側である図中左側半分ほ
どを塞ぐ防水リブ29を設けている。
加えて、前記洗濯槽2と脱水槽3との第7図及び第3
図に示す仕切部30の上縁部には、上記水抜き孔25より低
い高さで導水部31を形成している。
図に示す仕切部30の上縁部には、上記水抜き孔25より低
い高さで導水部31を形成している。
次に、上記構成のものの作用を述べるに、まず、脱水
槽3には、給水弁16から脱水かご6内の散水筒5に給水
し、それと、モータ9により脱水かご6を回転させるこ
とを例えば交互に行なって、洗濯後の洗濯物のすすぎを
行なう。このための上記給水弁16による給水に対して、
脱水槽3には、普通、水位スイッチが設けられておら
ず、従って排水ホース13が詰まった状態でその給水が続
けられ、水位が異常上昇するという可能性が大である。
このように水位が異常上昇するとき、それが水抜き孔25
部分に達すれば、以後、その水は水抜き孔25から異常溢
水パイプ27を通じて溢出され排水ホース13とは別の経路
で機外に排出される。このとき、水抜き孔25はパネル17
内部の電装品20の下端20aより低く位置するから、溢出
する水が電装品20にかかるということがなく、かくして
その電装品20の絶縁性を良好に保ち得、電気的な安全性
を確保することができる。そして又、この場合、パネル
17は、電装品20の下端20aが脱水槽3の上縁とほゞ同等
もしくはそれより低く位置するように配設し得るもので
あり、このように配設したものでは、その高さ、ひいて
は洗濯機全体の高さを低く抑え得るから、包装体積も小
さく留めることができ、コストを安く抑えることができ
る。更にこの場合、上述のごとく異常に水位が上昇した
ときのその水が触れることのないパネル17は、厳重な水
密構造にする必要もないものであり、よってその部品点
数を少なく留め得、組立性も良好なものに留め得て、こ
の場合にもコストを安く抑えることができる。
槽3には、給水弁16から脱水かご6内の散水筒5に給水
し、それと、モータ9により脱水かご6を回転させるこ
とを例えば交互に行なって、洗濯後の洗濯物のすすぎを
行なう。このための上記給水弁16による給水に対して、
脱水槽3には、普通、水位スイッチが設けられておら
ず、従って排水ホース13が詰まった状態でその給水が続
けられ、水位が異常上昇するという可能性が大である。
このように水位が異常上昇するとき、それが水抜き孔25
部分に達すれば、以後、その水は水抜き孔25から異常溢
水パイプ27を通じて溢出され排水ホース13とは別の経路
で機外に排出される。このとき、水抜き孔25はパネル17
内部の電装品20の下端20aより低く位置するから、溢出
する水が電装品20にかかるということがなく、かくして
その電装品20の絶縁性を良好に保ち得、電気的な安全性
を確保することができる。そして又、この場合、パネル
17は、電装品20の下端20aが脱水槽3の上縁とほゞ同等
もしくはそれより低く位置するように配設し得るもので
あり、このように配設したものでは、その高さ、ひいて
は洗濯機全体の高さを低く抑え得るから、包装体積も小
さく留めることができ、コストを安く抑えることができ
る。更にこの場合、上述のごとく異常に水位が上昇した
ときのその水が触れることのないパネル17は、厳重な水
密構造にする必要もないものであり、よってその部品点
数を少なく留め得、組立性も良好なものに留め得て、こ
の場合にもコストを安く抑えることができる。
そして、上記水抜き孔25をカバー28で覆ったことによ
り、脱水運転時の水沫やあるいは清掃のためにかける水
が水抜き孔25にかかることを阻止でき、従ってそれらが
水抜き孔25から出ることも阻止できて、その水抜き孔25
から出る水の行き先である例えば洗濯機設置面の通常時
での濡れ等を避けることができる。なお、この場合、カ
バー28内に設けた防水リブ29によって、水抜き孔25部分
への特に脱水運転時の水沫の浸入をより確実に防止する
ことができる。
り、脱水運転時の水沫やあるいは清掃のためにかける水
が水抜き孔25にかかることを阻止でき、従ってそれらが
水抜き孔25から出ることも阻止できて、その水抜き孔25
から出る水の行き先である例えば洗濯機設置面の通常時
での濡れ等を避けることができる。なお、この場合、カ
バー28内に設けた防水リブ29によって、水抜き孔25部分
への特に脱水運転時の水沫の浸入をより確実に防止する
ことができる。
一方、前述のように脱水槽3に洗濯槽2が並設された
もので、水抜き孔25とは別に、その両槽3,2間の仕切部3
0上縁部に水抜き孔25より低い導水部31を設けたものに
おいては、脱水槽3内で異常水位上昇したその水を水抜
き孔25から溢出させる前に、導水部31から洗濯槽2内に
溢出させて、水抜き孔25からの溢出を極力避けることが
できる。この場合、排水ホース13の詰まりが脱水槽3の
排水口14に対してのみであれば、洗濯槽2内に溢出させ
た水をその洗濯槽2の排水口10から排水弁12及び排水ホ
ース13を通じて排出できるもので、又、排水ホース13の
詰まりが脱水槽3の排水口14並びに洗濯槽2の排水口10
に対してであれば、洗濯槽2内に溢出させた水を溢水口
11から排水ホース13を通じて排出できるものであり、そ
して排水ホース13の詰まりが脱水槽3の排水口14,洗濯
槽2の排水口10並びに洗濯槽2の溢水口11の全部に対し
てであるときのみ、洗濯槽2及び脱水槽3の双方で導水
部31以上に水位を上げて、上記水抜き孔25から溢出させ
ることができる。このように水抜き孔25からの溢水を極
力避け得ることにより、異常時であっても、水抜き孔25
から溢出した水の行き先である前記洗濯機設置面等の濡
れ等を極力避けることができる。更に、導水部31は、排
水ホース13の詰まりが洗濯槽2の排水口10及び溢水口11
に対してであって、洗濯槽2で最初に異常水位上昇する
ときにも有効なもので、その洗濯槽2の上縁から溢水さ
せる前に、該導水部31から脱水槽3内に溢水させ得、洗
濯槽2の上縁を越えるまでの異常水位上昇を避けること
ができる。この場合、排水ホース13が脱水槽3の排水口
14に対して通じていれば、脱水槽3内に溢出した水をそ
の排水口14から排水ホース13を通じて排出し得、排水ホ
ース13が脱水槽3の排水口14に対してまで詰まっている
ときにのみ、脱水槽3内で水位上昇させる。そして、そ
の水位上昇が水抜き孔25の高さまで達すれば、水を前述
のごとく水抜き孔25から溢出させ得るものであり、かく
してパネル17内部の電装品20にその水がかかることを確
実に防止することができる。
もので、水抜き孔25とは別に、その両槽3,2間の仕切部3
0上縁部に水抜き孔25より低い導水部31を設けたものに
おいては、脱水槽3内で異常水位上昇したその水を水抜
き孔25から溢出させる前に、導水部31から洗濯槽2内に
溢出させて、水抜き孔25からの溢出を極力避けることが
できる。この場合、排水ホース13の詰まりが脱水槽3の
排水口14に対してのみであれば、洗濯槽2内に溢出させ
た水をその洗濯槽2の排水口10から排水弁12及び排水ホ
ース13を通じて排出できるもので、又、排水ホース13の
詰まりが脱水槽3の排水口14並びに洗濯槽2の排水口10
に対してであれば、洗濯槽2内に溢出させた水を溢水口
11から排水ホース13を通じて排出できるものであり、そ
して排水ホース13の詰まりが脱水槽3の排水口14,洗濯
槽2の排水口10並びに洗濯槽2の溢水口11の全部に対し
てであるときのみ、洗濯槽2及び脱水槽3の双方で導水
部31以上に水位を上げて、上記水抜き孔25から溢出させ
ることができる。このように水抜き孔25からの溢水を極
力避け得ることにより、異常時であっても、水抜き孔25
から溢出した水の行き先である前記洗濯機設置面等の濡
れ等を極力避けることができる。更に、導水部31は、排
水ホース13の詰まりが洗濯槽2の排水口10及び溢水口11
に対してであって、洗濯槽2で最初に異常水位上昇する
ときにも有効なもので、その洗濯槽2の上縁から溢水さ
せる前に、該導水部31から脱水槽3内に溢水させ得、洗
濯槽2の上縁を越えるまでの異常水位上昇を避けること
ができる。この場合、排水ホース13が脱水槽3の排水口
14に対して通じていれば、脱水槽3内に溢出した水をそ
の排水口14から排水ホース13を通じて排出し得、排水ホ
ース13が脱水槽3の排水口14に対してまで詰まっている
ときにのみ、脱水槽3内で水位上昇させる。そして、そ
の水位上昇が水抜き孔25の高さまで達すれば、水を前述
のごとく水抜き孔25から溢出させ得るものであり、かく
してパネル17内部の電装品20にその水がかかることを確
実に防止することができる。
[発明の効果] 本発明の洗濯機は以上説明したとおりのもので、下記
の効果を奏する。
の効果を奏する。
脱水かごを内設した脱水槽を具えると共に、電装品を
内設して該電装品の下端が前記脱水槽の上縁とほゞ同等
もしくはそれより低く位置するように配設したパネルを
具えたものにあって、その脱水槽に上記電装品の下端よ
り低く位置させて水抜き孔を設け、且つこの水抜き孔を
覆うカバーを設けると共に、上記水抜き孔に連通して先
端が上記脱水槽の排水経路から独立して洗濯機下端で開
放し、上記水抜き孔より溢出される水を専用に排出する
排水経路を設けたことにより、全体の高さを増さず、
又、パネルを厳重な水密構造にする必要も生じずに、脱
水槽の排水経路が詰まった状況での、パネル内部の電装
品について安全な異常溢水処理を行なわしめ得、併せて
通常時での洗濯機設置面等の濡れ等を避けることができ
る。
内設して該電装品の下端が前記脱水槽の上縁とほゞ同等
もしくはそれより低く位置するように配設したパネルを
具えたものにあって、その脱水槽に上記電装品の下端よ
り低く位置させて水抜き孔を設け、且つこの水抜き孔を
覆うカバーを設けると共に、上記水抜き孔に連通して先
端が上記脱水槽の排水経路から独立して洗濯機下端で開
放し、上記水抜き孔より溢出される水を専用に排出する
排水経路を設けたことにより、全体の高さを増さず、
又、パネルを厳重な水密構造にする必要も生じずに、脱
水槽の排水経路が詰まった状況での、パネル内部の電装
品について安全な異常溢水処理を行なわしめ得、併せて
通常時での洗濯機設置面等の濡れ等を避けることができ
る。
又、上記構成のもので、更に脱水槽に洗濯槽が並設さ
れたものにあっては、水抜き孔とは別に、その両槽間の
仕切部上縁部に水抜き孔より低い導水部を設けたことに
より、異常溢水の発生を極力避けることができ、従って
又、その異常溢出した水の行き先である前記洗濯機設置
面等の濡れ等を、異常時であっても極力避けることがで
きる。
れたものにあっては、水抜き孔とは別に、その両槽間の
仕切部上縁部に水抜き孔より低い導水部を設けたことに
より、異常溢水の発生を極力避けることができ、従って
又、その異常溢出した水の行き先である前記洗濯機設置
面等の濡れ等を、異常時であっても極力避けることがで
きる。
図面は本発明の一実施例を示したもので、第1図は第4
図のI−I線に沿う主要部分の縦断側面図、第2図は洗
濯機上部の斜視図、第3図は洗濯機内部構成の概略縦断
正面図、第4図は水抜き孔及びカバー部分の平面図、第
5図は同部分の分解斜視図、第6図は第4図のVI方向か
ら見た同部分の正面図、第7図は導水部部分の斜視図で
ある。 図面中、2は洗濯槽、3は脱水槽、6は脱水かご、13は
排水ホース(脱水槽の排水経路)、17はパネル、20は電
装品、25は水抜き孔、27は異常溢水パイプ(水抜き孔専
用排水経路)、28はカバー、31は導水部を示す。
図のI−I線に沿う主要部分の縦断側面図、第2図は洗
濯機上部の斜視図、第3図は洗濯機内部構成の概略縦断
正面図、第4図は水抜き孔及びカバー部分の平面図、第
5図は同部分の分解斜視図、第6図は第4図のVI方向か
ら見た同部分の正面図、第7図は導水部部分の斜視図で
ある。 図面中、2は洗濯槽、3は脱水槽、6は脱水かご、13は
排水ホース(脱水槽の排水経路)、17はパネル、20は電
装品、25は水抜き孔、27は異常溢水パイプ(水抜き孔専
用排水経路)、28はカバー、31は導水部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 39/08 311 D06F 39/12
Claims (2)
- 【請求項1】脱水かごを内設した脱水槽を具えると共
に、 電装品を内設して該電装品の下端が前記脱水槽の上縁と
ほゞ同等もしくはそれより低く位置するように配設した
パネルを具えたものであって、 その脱水槽に前記電装品の下端より低く位置させて水抜
き孔を設け、 且つこの水抜き孔を覆うカバーを設けると共に、 前記水抜き孔に連通して先端が前記脱水槽の排水経路か
ら独立して洗濯機下端で開放し、前記水抜き孔より溢出
される水を専用に排出する排水経路を設けたことを特徴
とする洗濯機。 - 【請求項2】脱水槽に洗濯槽が並設され、水抜き孔とは
別に、その両槽間の仕切部上縁部に水抜き孔より低い導
水部を設けたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2129380A JP2835142B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2129380A JP2835142B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 洗濯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0424100A JPH0424100A (ja) | 1992-01-28 |
JP2835142B2 true JP2835142B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=15008150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2129380A Expired - Fee Related JP2835142B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2835142B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015002836A (ja) * | 2013-06-20 | 2015-01-08 | 株式会社東芝 | 洗濯機 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5441579Y2 (ja) * | 1974-05-17 | 1979-12-05 | ||
JPS5156860U (ja) * | 1974-10-29 | 1976-05-04 | ||
JPS5533159U (ja) * | 1978-08-25 | 1980-03-03 |
-
1990
- 1990-05-18 JP JP2129380A patent/JP2835142B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0424100A (ja) | 1992-01-28 |
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