JP2003138728A - 浴室の床部防水構造 - Google Patents

浴室の床部防水構造

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JP2003138728A
JP2003138728A JP2001336832A JP2001336832A JP2003138728A JP 2003138728 A JP2003138728 A JP 2003138728A JP 2001336832 A JP2001336832 A JP 2001336832A JP 2001336832 A JP2001336832 A JP 2001336832A JP 2003138728 A JP2003138728 A JP 2003138728A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室の組立を簡易化し、防水処理の向上を図
った浴室の床部防水構造を提供する。 【解決手段】 浴室の床面を形成する防水パン30は、
該防水パン30の辺縁立ち上がり部33に、防水シート
22が接着される防水シート接着面36と、仕上げ部材
24が当接される仕上げ部材当接面35とを備え、さら
に、仕上げ部材当接面35の下端部に仕上げ部材24の
下端を載置可能な仕上げ部材支持部37と、防水シート
接着面36の上端部に石膏ボード21の下端を載置可能
な下地材支持部38とを有する。これにより、防水シー
ト22は、防水パン30および石膏ボード21表面上で
屈曲のない略平坦な連続した面を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室の床面を形成
する防水パンと、浴室の壁を形成する下地材、該下地材
への防水を行う防水シート、および浴室の仕上げ壁とな
る仕上げ部材を含む浴室の壁面とを防水接続する浴室の
床部防水構造に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、住宅等の建物建設には、プレハ
ブユニット工法が多用されている。このプレハブユニッ
ト工法は、予め工場生産された略箱型形状の建物ユニッ
トを建設現場で配列積層することで建物を建設するもの
である。プレハブ建物において浴室を設置する場合に
も、ユニット化された防水パンを用いて防水性能の向上
と施行の簡略化が図られている。特に、防水パンの辺縁
立ち上がり部に予め防水シートを接続しておき、浴室部
分に設置された際に、防水シートを壁面に接続するもの
が利用されている(特開2000−160856)。図
7、8は上記公報における浴室10の床部防水構造を示
すものであって、図7は、浴室床パネル11の縦断面
図、図8は、浴室床パネル11の分解断面図をそれぞれ
示すものである。従来の浴室10の床部防水構造につい
て、図7および図8を参照しながら説明する。
【0003】この浴室10の床部防水構造は、浴室10
の床面を形成する防水パン30と、浴室10の壁を形成
する下地材21、該下地材21への水の浸入を防ぐため
の防水シート22、防水シート22と同様に防水性を担
保するバスシート26、および浴室10の仕上げ壁とな
る仕上げ部材24を含む浴室の壁部材とを備えて構成さ
れている。具体的には、防水パン30は、四角枠状の外
枠材80の内側に固定され、該防水パン30の外縁周囲
には、室外側に延出する水平部30Bが設けられてい
る。防水シート22は、室内側および室外側の両面に粘
着剤を塗布した粘着部22A、22Bを備えており、室
内側粘着部22Aにて防水シート22の下端が防水パン
30の水平部30Bに接着固定される。なお、外枠材8
0、防水パン30および防水シート22は、予め工場等
にて上記のように一体化されて浴室床パネル11を形成
し、建築現場に搬送される。
【0004】そして、建築現場にて、一体化された外枠
材80、防水パン30および防水シート22を浴室10
に建物の床を形成する床パネル60に当接するように、
基礎土台50に載置し、基礎土台50から立設されるボ
ルト(図示省略)を外枠材80の貫通穴(図示省略)に
貫通させ、さらに、浴室10の周囲に立設される壁パネ
ル70を貫通させた後、ナット(図示省略)にて締め付
けることにより、基礎土台50に対して床パネル60、
浴室10の床面を形成する防水パン22、および壁パネ
ル70を固定している。
【0005】さらに、浴室床パネル11を建物躯体に固
定した後、下地材21を、防水パン30の水平部30B
に接着固定された防水シート22の上面に載置する。次
に、防水シート22を下地材21角部にて略直角に屈曲
し、水平部30Bの室内側の端部から下地材21の室内
側の表面に延長させ、室外側粘着部22Bにてしわ、た
るみがないように接着固定する。そして、防水シート2
2の室内側粘着部22Aにバスシート15および浴室1
0の仕上げ壁となる仕上げ部材24を貼り付けて、浴室
10の床部防水構造を形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構造では、防水シートは、該防水シートの下端室内側を
防水パンの水平部に接着固定し、この接着固定された防
水シートの下端上面に載置された下地材角部で略直角に
屈曲させて立ち上げているので、防水シートの自由端側
を、防水パンの外縁から引き離す方向に引っ張って下地
材に貼り付ける際に、防水シートの屈曲部が破損しない
ように、貼付作業を十分慎重に行わなければならず、手
間がかかっていた。また、防水シートは、室内側の面が
防水パンの水平部に貼り付けられ、室外側の面が下地材
に貼り付けられるので、防水シートは、両面に粘着部を
必要とし、防水シートの取り扱いが煩雑なものになると
ともに、防水シートの貼付作業も煩雑なものになるとい
う問題があった。
【0007】本発明の目的は、浴室の組立を簡易化し、
防水処理の向上を図った浴室の床部防水構造を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の浴室の床部防水
構造は、図面を参照して説明すると、浴室10の床面を
形成する防水パン30と、浴室10の壁を形成する下地
材21、該下地材21への防水を行う防水シート22、
および浴室10の仕上げ壁となる仕上げ部材24とを含
んで構成される浴室10壁面を防水接続する浴室10の
床部防水構造であって、前記防水パン30は、該防水パ
ン30の辺縁立ち上がり部33に、防水シート22が接
着される防水シート接着面36と、前記仕上げ部材24
が当接される仕上げ部材当接面35とを備え、前記防水
シート22は、前記防水パン30および前記下地材21
上にて、略平坦に連続した面を形成するように接着され
ることを特徴とするものである。
【0009】このような本発明において、防水パンは、
辺縁立ち上がり部に、防水シートが接着される防水シー
ト接着面と、仕上げ部材が当接される仕上げ部材当接面
とを備えているので、下地材への水の浸入を防ぐ目的と
して使用される防水シートは、防水パンおよび下地材上
に、屈曲部のない略平坦に連続した面を形成するように
貼り付けることができる。したがって、防水シートの防
水パンに接着されていない自由端を防水パンの外縁から
引き離す方向に引っ張って下地材に貼り付ける場合で
も、従来の屈曲部による防水シートの破損を気にするこ
となく、貼り付けることができ、貼付作業を容易に行え
るとともに、浴室の防水処理を向上できる。また、防水
シートの防水パンに接着される接着面と、下地材に接着
される接着面は同一面上にあるため、防水シートには、
片面に粘着部を形成すればよく、従来の防水シートの取
り扱いおよび貼付作業の煩雑さを改善することができ、
本発明の目的が達成される。
【0010】ここで、防水シート接着面36は、仕上げ
部材当接面35から防水シート22の厚み分室外側に位
置されていることが望ましい。このような構成では、防
水シート接着面が仕上げ部材当接面から防水シートの厚
み分室外側に位置しているので、防水シートを防水パン
の防水シート接着面に接着した後に、仕上げ部材を防水
シートの室内側の面に当接させた際に、仕上げ部材と防
水パンとの間には隙間がなく、仕上げ部材を仕上げ部材
当接面に密着させることができ、防水シートへの水の浸
入を抑え、防水性を向上させることができる。また、防
水シートの下端部が水に浸かった状態となることもな
い。したがって、下地材に水が浸入することを抑えるこ
とができ、防水性の向上に繋がる。
【0011】さらに、防水パン30は、仕上げ部材当接
面35の下端部に、該仕上げ部材24の下端を載置可能
な仕上げ部材支持部37が設けられていることが望まし
い。このような構成では、防水パンの仕上げ部材当接面
の下端部に、仕上げ部材の下端を載置可能な仕上げ部材
支持部が設けられているので、仕上げ部材支持部が、仕
上げ部材の荷重を担保し、仕上げ部材を防水パンの辺縁
立ち上げ部に載置することができる。
【0012】さらにまた、防水パン30は、防水シート
接着面36の上端部に、下地材21の下端を載置可能な
下地材支持部38が設けられていることが望ましい。こ
のような構成では、防水パンの防水シート接着面の上端
部に、下地材の下端を載置可能な下地材支持部が設けら
れているので、下地材支持部が、下地材の荷重を担保
し、下地材を防水パンの辺縁立ち上げ部に載置すること
ができ、防水シートと下地材とを隙間なく接着すること
ができる。
【0013】また、下地材支持部38は、室外側に水平
に延出して形成されていることが望ましい。このような
構成では、下地材支持部が、防水シート接着面の上端部
に室外側に水平に延出して形成されているので、下地材
の荷重が大きくても下地材支持部の面を広く形成するこ
とで、下地材をしっかりと支持することができる。
【0014】また、前記下地材21と前記仕上げ部材2
4との間には、防湿シート23を備え、該防湿シート2
3の下端部は、前記防水シート22の室内側に接着され
ることが望ましい。このような構成では、下地材と仕上
げ部材との間に、防湿シートを備えているので、浴室内
と下地材との間での湿気の流通を防ぎ、結露を防止する
ことができる。また、下地材と仕上げ部材との間に、防
水シートと防湿シートを備えているので、防水および防
湿の両面から、浴室内にて発生する水滴や水蒸気などの
水分が壁部材に悪影響を与えないようにすることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。本実施形態は、防水シートを用い
て構成された浴室の床部防水構造である。本実施形態に
係る浴室10は、図1に示すように、箱状に形成され、
浴室10の床面を形成する防水パン30と、防水パン3
0の周縁に立設される複数枚の壁部材20と、この壁部
材20上に取り付けられた天井部材(図示省略)とから
構成されている。
【0016】浴室10の床面を形成する防水パン30
は、図2に示すように、例えば、繊維強化プラスチック
(FRP)から形成され、浴槽を形成する浴槽床部31
と、この浴槽に隣接し、洗い場となる洗い場床部32と
を備えて構成されている。浴槽床部31は、矩形状の床
面からその端部に沿って延出した辺縁立ち上がり部33
を備えて箱状に形成され、辺縁立ち上がり部33のうち
洗い場に隣接する辺縁立ち上がり部33は、他の辺縁立
ち上がり部33よりも低く、その上端部は、断面略コ字
状に屈曲させて形成されている。また、矩形状の床面に
は、排水口(図示省略)が設けられ、浴槽床部に溜まっ
た水を外部に排出できるようになっている。
【0017】洗い場床部32は、浴槽床部と同様に、矩
形状の床面からその端部に沿って延出した辺縁立ち上が
り部33を備えて箱状に形成され、辺縁立ち上がり部3
3のうち浴槽に隣接する辺縁立ち上がり部33は、他の
辺縁立ち上がり部33よりも高く、その上端部は、断面
略L字状に屈曲させて形成されている。また、洗い場の
周縁部分には、洗い場の水を排水口に導くための溝(図
示省略)が形成されている。この際、浴槽床部31と洗
い場床部32とは、図3に示すように、浴槽床部の断面
略コ字状に形成された辺縁立ち上がり部33と、洗い場
床部32の断面略L字状に形成された辺縁立ち上がり部
33とを当接させて浴槽の仕切り部34を形成し、建物
躯体に固定される矩形板状体の防水パン支持部40にそ
れぞれ脚部41を介して固定することで、浴室10の床
面は形成される。
【0018】このような防水パン30で構成される浴室
10の床面の建物躯体への固定構造として、図3に示す
ように、本実施形態の浴室10を固定すべき建物躯体
は、基礎土台50に調整金具51を介して載置固定され
るとともに、建物の床を形成する床パネル60と、部屋
の周囲に立設される壁パネル70とを備えて形成され
る。床パネル60は、上端角部にその辺縁に沿って断面
L字状に形成された受け材61が固定されているととも
に、この受け材61を補強する断面L字状の補強部材6
2が固定されている。この受け材61は、浴室床面を形
成する防水パンを支持する防水パン支持部40の端縁に
沿って固定された断面略L字状の受け材42を支持する
ことで、浴室10床面を建物躯体に対して固定するよう
になっている。また、浴室10の床面を形成する防水パ
ン30の洗い場床部32上面の高さは、浴室10の出入
り口となる部屋の床面を形成する床パネル60の上面の
高さと略同一としている。
【0019】壁部材20は、図1ないしは図3に示すよ
うに、積層構造を有し、浴室10室内側に露出する仕上
げ部材24と、この仕上げ部材24の外面に貼設された
石膏ボード21と、これら仕上げ部材24と石膏ボード
21との間に、浴室10内から石膏ボード21への水密
性を確保するための防水シート22および防湿シート2
3を備えて構成されている。ここで、仕上げ部材24
は、ウッドパウダーを熱可塑成形した木質材で形成され
ており、仕上げ部材24の下端は、浴室の床面を形成す
る防水パン30の床面近傍まで延長して固定されてい
る。また、防水パン30の浴槽床部31の辺縁立ち上が
り部33と交差して配置される仕上げ部材24は、図2
に示すように、切り欠き部25が形成され、浴室10の
組立の際に、浴槽の仕切り部34に対して切り欠き部2
5を嵌合して配置できるようになっている。さらに、図
3に示すように、浴槽の仕切り部34を形成する、洗い
場床部32の浴室10内側端面にも、仕上げ部材24は
接着固定され、壁面と一体感を与えている。なお、仕上
げ部材24は、上記ウッドパウダーを熱可塑成形した木
質材に限らず、タイル等で形成されてもよい。また、防
水シート22および防湿シート23は、仕上げ部材24
と下地材21との間に位置し、浴室10室外側だけに粘
着剤が塗布され、それぞれ粘着部22A、23Aを備
え、防水シート22上端部の浴室10室内側端面に防湿
シート23下端部の浴室10室外側端面を重ねて貼り付
けられている。
【0020】天井部材(図示省略)は、複数の接合治具
によって壁部材20に取り付けられている。なお、天井
部材の構造は、壁部材と同様に積層構造を有している。
【0021】そして、浴室10内から建物躯体への防水
構造として、壁部材20の積層構造に対応して、防水パ
ン30の外縁周囲の辺縁立ち上げ部33には、図4また
は図5に示すように、仕上げ部材24が当接される仕上
げ部材当接面35と、防水シート22が接着固定される
防水シート接着面36とを備えている。この際、防水シ
ート接着面36は、仕上げ部材当接面35よりも防水シ
ート22の厚み分、室外側に形成されている。また、仕
上げ部材当接面35の下端部には、仕上げ部材24を支
持するための仕上げ部材支持部37が形成され、防水シ
ート接着面36の上端部には、室外側に水平に延出して
石膏ボード21を支持するための下地材支持部38が形
成されている。
【0022】ここで、浴槽床部32における防水構造と
しては、図4に示すように、防水シート接着面36は、
浴槽内に溜まった水が仕上げ部材24下端部から浸入し
た際に、防水シート22下端部が水に浸かることを防ぐ
ために、仕上げ部材支持部37より上方に位置し、防水
シート接着面36の下端部の高さは、浴槽の仕切り部3
4の高さと略同一としている。また、防水シート22
は、仕上げ部材24下端部から浸入した水が毛管現象等
により上方に浸入してもよいように、防水シート接着面
36から十分上方まで延長して石膏ボード21に貼り付
けられており、さらに、防水シート22上端部の室内側
には、防湿シート23が貼り付けられ、防水シート22
上端部と防湿シート23下端部とが重なった状態で、建
物躯体への水の浸入を防いでいる。
【0023】一方、洗い場床部32における防水構造と
しては、図5に示すように、防水シート接着面36は、
仕上げ部材支持部37より上方に位置しているが、浴槽
の仕切り部34の高さより低い位置に設定され、全体と
して洗い場床部32の浴槽の仕切り部34を除く、辺縁
立ち上がり部33は、低く形成されている。これは、洗
い場床部32側面に設置される浴室の出入り口(図示省
略)下部の防水処理を行うためにこのような構造として
いる。具体的には、浴室出入り口が設置される壁に立設
して接着固定される防水シート22の浴室出入り口両端
側に切り込みを入れ、浴室出入り口に接する防水シート
22を浴室10と反対側、すなわち洗面脱衣室側に向か
って折り返して浴室出入り口下部を覆う。これにより、
浴室出入り口下部の防水性を担保することができる。
【0024】したがって、上記のような浴室10の床部
防水構造を持つ浴室10の取付手順としては、先ず、予
め工場において、防水パン30の浴槽床部31および洗
い場床部32を浴槽の仕切り部34を形成するように固
定し、さらに、仕上げ部材24を浴槽の仕切り部34を
形成する洗い場床部32の辺縁立ち上がり部33の浴室
10室内側端面に接着固定する。また、防水シート22
を浴槽床部31に形成された防水シート接着面36に接
着固定するとともに、洗い場床部32に形成された防水
シート接着面36に接着固定する。さらに、一体化され
た防水パン30を防水パン支持部40に脚部41を介し
て載置固定した状態で、建築現場へと搬送する。この
際、防水シート22は、防水パン30の防水シート接着
面36に接着固定された状態で、接着固定されていない
自由端側を折り畳んで、防水パン30の内側に収容し
て、建築現場へと搬送する。このように、防水シート2
2を防水パン30の内側に折り畳んで搬送することで、
搬送時の防水シート22の破損を抑えることができる。
【0025】次に、搬送された浴室10床面を、浴室1
0部分に、防水パン支持部材40に固定された受け材4
2を床パネルに固定された受け材61に載置するように
設置することにより、基礎土台50に対して床パネル6
0、浴室10の床面を形成する防水パン30、および壁
パネル70が固定される。
【0026】次に、防水パン30の下地材支持部38に
石膏ボード21を立設させた後、折り畳まれた防水シー
ト22を防水シート接着面36から引き離す方向に立設
させて、立設した防水シート22の粘着部22Aを石膏
ボード21の浴室10内側の表面に貼付する。その際、
防水シート22は、浴室10の石膏ボード21により形
成された入隅コーナー側より順に貼り付けることによ
り、表面にしわができずにきれいに貼ることができる。
このように貼り付けることで、防水シート22は、屈曲
せずに略平坦に連続して貼り付けることができる。ま
た、浴室出入り口が設置される壁に立設して接着固定さ
れる防水シート22の浴室出入り口両端側に切り込みを
入れ、浴室出入り口に接する防水シート22を浴室10
と反対側、すなわち洗面脱衣室側に向かって折り返して
浴室出入り口下部を覆う。これにより、浴室出入り口下
部の防水性を担保することができる。さらに、防湿シー
ト23の粘着部23Aを、防水シート22上端部に重な
るように貼り付けるとともに、石膏ボード21の浴室1
0内側の表面に貼付する。
【0027】次に、防水シート22および防湿シート2
3を石膏ボード21の浴室10内側の表面に貼付した
後、仕上げ部材24を、防水パン30の仕上げ部材支持
部37に載置するとともに、仕上げ部材当接面35に当
接させるように立設させ、防水シート22および防湿シ
ート23の浴室10内側の表面に貼り付ける。この際、
浴槽の仕切り部34と交差する面に配置される仕上げ部
材24は、仕上げ部材24に形成された切り欠き部25
を仕切り部34に嵌合させて配置し、防水シート22お
よび防湿シート23の浴室10内側の表面に貼り付け
る。
【0028】そして、天井部材(図示省略)を複数の接
合治具により壁部材20に取り付けることにより、浴室
10の取付作業が終了する。
【0029】以上のような本実施形態によれば、以下の
ような効果がある。 (1) 防水パン30は、辺縁立ち上がり部33に、防水
シート22が接着される防水シート接着面36と、仕上
げ部材24が当接される仕上げ部材当接面35とが形成
されているので、建物躯体への水の浸入を防ぐ目的とし
て使用される防水シート22は、屈曲部のない略平坦に
連続した面を形成するように貼り付けることができる。
したがって、折り畳まれた防水シート22の自由端を防
水パン30の防水シート接着面36から引き離す方向に
引っ張って石膏ボード21に貼り付ける際、従来のよう
に防水シート22の屈曲部によって生じる破損を気にす
ることなく、貼り付けることができ、貼付作業を容易に
行えるとともに、浴室の防水処理を向上できる。
【0030】(2) 仕上げ部材当接面35の下端部に
は、仕上げ部材24を支持するための仕上げ部材支持部
37が形成され、防水シート接着面36の上端部には、
室外側に水平に延出して石膏ボード21を支持するため
の下地材支持部38が形成されていることにより、仕上
げ部材支持部37および下地材支持部38が、それぞれ
仕上げ部材24および下地材21の荷重を担保し、仕上
げ部材24および下地材21を防水パン30の辺縁立ち
上げ部33に載置することができる。 (3) 防水シート22の防水パン30に接着される接着
面と、石膏ボード21に接着される接着面は同一面上に
あるため、防水シート22には、片面に粘着部22Aを
形成すればよく、従来の両面に粘着部が形成された防水
シートの取り扱いおよび貼付作業の煩雑さを改善するこ
とができる。
【0031】(4) 防水パン30の浴槽床部31の防水
シート接着面36は、仕上げ部材支持部37より上方に
位置し、防水シート接着面36の下端部の高さは、浴槽
の仕切り部34の高さと略同一としていることにより、
浴槽に溜まった水が仕上げ部材24下端部から浸入して
も、防水シート22下端部が水に浸かることはなく、建
物躯体への防水処理を向上させている。 (5) 防水シート22は、防水シート接着面36から十
分上方まで延長して石膏ボード21に貼り付けられてい
ることにより、毛管現象等により仕上げ部材24下端部
より浸入した水が上方で建物躯体へと浸入することを防
ぎ、建物躯体への防水処理をさらに向上させている。
【0032】(6) 防水シート22上端部の室内側に
は、防湿シート23が貼り付けられ、防水シート22上
端部と防湿シート23下端部とが重なった状態で貼り付
けられていることにより、浴室10と石膏ボード21と
の間での湿気の流通を防ぎ、結露を防止することができ
る。また、浴室10内にて発生した水滴や水蒸気などの
水分が建物躯体に悪影響を与えないようにすることがで
きる。 (7) 防水パン30には、浴槽を形成する浴槽床部31
を有していることにより、従来のように、別途浴槽を防
水パン上に載置する必要がなく、コスト削減に繋がると
ともに、浴室の組立作業の作業効率向上に繋がる。
【0033】(8) 浴室10の床面を形成する防水パン
30の洗い場床部32の上面の高さは、浴室の出入り口
となる部屋の床面を形成する床パネル60の上面の高さ
と略同一としていることにより、浴室の出入り口下部の
仕切りの高さを低くし、浴室の出入りにおける移動をス
ムーズなものにすることができる。
【0034】なお、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での
変形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、
前記実施形態では、浴室の仕上げ壁となる仕上げ部材2
4は、防水パン30に形成された仕上げ部材支持部37
に立設するように載置されている場合を説明したが、こ
の仕上げ部材24の載置は、図6に示すように、防水パ
ン30の洗い場床部32において、仕上げ部材24が排
水溝39に立設するように載置する構成、つまり、洗い
場床部32において、仕上げ部材支持部37を形成しな
いような構成でもよい。また、前記実施形態では、石膏
ボード21は、防水パン30の防水シート接着面36上
端部が室外側に水平に延出して形成された下地材支持部
38に立設するように載置されている場合を説明した
が、この下地材支持部38は、図6に示すように、室外
側に延出しない構成でもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、防水パ
ンは、辺縁立ち上がり部に、防水シートが接着される防
水シート接着面と、仕上げ部材が当接される仕上げ部材
当接面とを備えているので、下地材への水の浸入を防ぐ
目的として使用される防水シートは、防水パンおよび下
地材上に、屈曲部のない略平坦に連続した面を形成する
ように貼り付けることができるという効果がある。した
がって、防水シートの防水パンに接着されていない自由
端を防水パンの外縁から引き離す方向に引っ張って下地
材に貼り付ける場合でも、屈曲部による防水シートの破
損を気にすることなく、貼り付けることができ、貼付作
業を容易に行えるとともに、浴室の防水処理を向上でき
るという効果がある。また、防水シートの防水パンに接
着される接着面と、下地材に接着される接着面は同一面
上にあるため、防水シートには、片面に粘着部を形成す
ればよく、従来の防水シートの取り扱いおよび貼付作業
の煩雑さを改善することができるという効果がある。
【0036】請求項2に記載の発明によれば、防水シー
ト接着面が仕上げ部材当接面から防水シートの厚み分室
外側に位置しているので、防水シートを防水パンの防水
シート接着面に接着した後に、仕上げ部材を防水シート
の室内側の面に当接させた際に、仕上げ部材と防水パン
との間には隙間がなく、仕上げ部材を仕上げ部材当接面
に密着させることができ、防水シートへの水の浸入を抑
え、防水性を向上させることができるという効果があ
る。また、防水シートの下端部が水に浸かった状態とな
ることもなく、壁部材に水が浸入することを抑えること
ができ、防水性の向上に繋がるという効果がある。
【0037】請求項3に記載の発明によれば、防水パン
の仕上げ部材当接面の下端部に、仕上げ部材の下端を載
置可能な仕上げ部材支持部が設けられているので、仕上
げ部材支持部が、仕上げ部材の荷重を担保し、仕上げ部
材を防水パンの辺縁立ち上げ部に載置することができる
という効果がある。
【0038】請求項4に記載の発明によれば、防水パン
の防水シート接着面の上端部に、壁部材の下端を載置可
能な壁部材支持部が設けられているので、壁部材支持部
が、壁部材の荷重を担保し、壁部材を防水パンの辺縁立
ち上げ部に載置することができ、防水シートと壁部材と
を隙間なく接着することができるという効果がある。
【0039】請求項5に記載の発明によれば、壁部材支
持部が、防水シート接着面の上端部に室外側に水平に延
出して形成されているので、壁部材の荷重が高くても壁
部材支持部の面を広く形成することで、壁部材をしっか
りと支持することができるという効果がある。
【0040】請求項6に記載の発明によれば、壁部材と
仕上げ部材との間に、防湿シートを備えているので、浴
室と壁部材との間での湿気の流通を防ぎ、結露を防止す
ることができるという効果がある。また、壁部材と仕上
げ部材との間に、防水シートと防湿シートを備えている
ので、防水および防湿の両面から、浴室内にて発生する
水滴や水蒸気などの水分が壁部材に悪影響を与えないよ
うにすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る浴室を上方から見た
全体斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る浴室の分解斜視図で
ある。
【図3】本発明の一実施形態に係る浴室の床部防水構造
を表す縦断面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図1におけるV−V線断面図である。
【図6】本発明の変形例を示す図である。
【図7】従来の浴室の床部防水構造を示す、浴室床パネ
ルの縦断面図である。
【図8】従来の浴室の床部防水構造を示す、浴室床パネ
ルの分解断面図である。
【符号の説明】
10 浴室 21 下地材である石膏ボード 22 防水シート 23 防湿シート 24 仕上げ部材 30 防水パン 35 仕上げ部材当接面 36 防水シート接着面 37 仕上げ部材支持部 38 下地材支持部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴室の床面を形成する防水パンと、浴室の
    壁を形成する下地材、該下地材への防水を行う防水シー
    ト、および浴室の仕上げ壁となる仕上げ部材とを含む浴
    室壁面とを防水接続する浴室の床部防水構造であって、 前記防水パンは、該防水パンの辺縁立ち上がり部に、前
    記防水シートが接着される防水シート接着面と、前記仕
    上げ部材が当接される仕上げ部材当接面とを備え、 前記防水シートは、前記防水パンおよび前記下地材上に
    て、略平坦に連続した面を形成するように接着されるこ
    とを特徴とする浴室の床部防水構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の浴室の床部防水構造にお
    いて、 前記防水シート接着面は、前記仕上げ部材当接面から防
    水シートの厚み分室外側に位置されていることを特徴と
    する浴室の床部防水構造。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の浴室の床
    部防水構造において、 前記防水パンは、前記仕上げ部材当接面の下端部に、前
    記仕上げ部材の下端を載置可能な仕上げ部材支持部を有
    していることを特徴とする浴室の床部防水構造。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    浴室の床部防水構造において、 前記防水パンは、前記防水シート接着面の上端部に、前
    記下地材の下端を載置可能な下地材支持部を有している
    ことを特徴とする浴室の床部防水構造。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の浴室の床部防水構造にお
    いて、 前記下地材支持部は、室外側に水平に延出して形成され
    ていることを特徴とする浴室の床部防水構造。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項5のいずれかに記載の
    浴室の床部防水構造において、 前記下地材と前記仕上げ部材との間には、防湿シートを
    備え、 該防湿シートの下端部は、前記防水シートの室内側の面
    に接着されることを特徴とする浴室の床部防水構造。
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JP2013072192A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Sekisui Chem Co Ltd 浴室用建物ユニットおよび浴室の形成方法
CN111705894A (zh) * 2020-05-27 2020-09-25 中博建设工程集团有限公司 一种浴室防水结构及其施工方法

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