JP2003137326A - 蓋部を開いた状態に固定可能にした液体注出容器 - Google Patents
蓋部を開いた状態に固定可能にした液体注出容器Info
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Abstract
成樹脂製のヒンジ蓋体に於いて、開口部を密閉する蓋部
を開いた状態に固定可能に形成した液体注出容器を提供
する。 【解決手段】 溶液を収容した中空容器本体1の口頸部
に装着されたヒンジ蓋体2の蓋体本体部3に、容器の注
出開口部を密閉する蓋部4を三点支持構造のヒンジ部5
を介して連接した開閉自在なヒンジ蓋体2を装着した液
体注出容器を形成すると共に、内溶液を注出するために
前記ヒンジ蓋体の蓋部4を開いた際に、前記ヒンジ部5
の弾性帯5bがくの字状に屈曲した部分を係合して固定
する係合凹部3aを、前記蓋体本体3の筒状壁部3bの
ヒンジ部下方に形成して、前記くの字状に屈曲した弾性
帯部5bを前記蓋体本体3の係合凹部3aに嵌合せしめ
て係止して、蓋部4を開いた状態に固定可能にしたヒン
ジ蓋体2を構成する。
Description
なる液状の内容物を収容する中空容器の口頸部に螺着ま
たは嵌着されて、容器の開口部を開閉自在に密閉する合
成樹脂製のヒンジ蓋体に係わるもので、中でも、開口部
を密閉する蓋部が、口頸部に螺着された蓋体の本体部に
ヒンジを介して開閉自在に連結されてなる蓋部を開いた
状態に固定可能にしたヒンジ蓋体を装着した液体注出容
器に関するものである。
空容器の口頸部先端の開口を密閉するには、容器の口頸
部の内外周壁面に各種の蓋体を螺着または嵌着して密閉
するようにした中空容器が知られている。このような液
体を収容した中空容器の中で、簡単に開封して注出する
ことができて、また、途中で最密閉することができるも
のとしては、各種のネジ式の蓋体を口頸部に螺着したも
のが一般に広く使用されている。しかし、そのような容
器に於いては、液体の内容物を注出する際に、蓋体を容
器の口頸部から外して容器を傾けて注出しなくてはなら
ないので、外しておいた蓋体を不注意がもとで落下させ
て汚したり、紛失したりする等の不祥事を生ずることが
度々ある。
で、簡単に蓋体を開閉できるようにした液体注出容器と
して、中空容器の口頸部に螺着した円筒状の蓋体本体の
一端に、薄肉のヒンジを介して容器の開口部に密着して
密閉する蓋部の一端を連結して、蓋部を開閉自在となし
たヒンジ蓋体を用いた各種の容器が、従来から一般に広
く使用されている。これらのヒンジ蓋体を用いた従来の
中空容器は、蓋部がヒンジを介して容器側に連結されて
いるので、内容物を注出する際に、開いた蓋部が落下し
て汚れたり、紛失したりするような不都合はないが、し
かし、容器の本体部を持ったままで容器を傾けて注出し
ようとすると、場合によっては、蓋部がぶらぶら揺れて
注出の邪魔になるようなことがある。
るヒンジ蓋体を用いた液体注出容器に於いて、前記した
ような欠点を除いたものとして、特開平7−22366
0号公報や実開平5−46758号公報等に見られるよ
うに、ヒンジ蓋体の蓋部の外周壁面と蓋体本体部の外周
壁面とに係合する凹凸部をそれぞれ設けておいて、蓋部
を開いた際には、蓋部を容器側に固定できるようにした
ヒンジ蓋体が色々と提案されている。例えば、図7に示
すように、合成樹脂を射出成形して容器本体部31を成
形する際に、同時に容器の上端開口周壁面に縦方向に平
行な凸条を形成して、凹溝状の係合部33を設けると共
に、前記係合部を設けた開口縁部にヒンジ34aを介し
て開閉可能な蓋部34を連接して形成すると同時に、該
蓋部34の外壁面に前記係合部に係合可能な突条34c
と鍔部34cを形成して、開閉可能なヒンジ蓋体32が
形成されている。
着した液体注出容器に於いて、内溶液を注出して使用す
る際に、鍔部34bに指先を掛けて蓋部34を押し上げ
て開いてから、ヒンジ部34aを中心にして180度回
転させると、蓋部34に設けられた突条34cが容器本
体31に設けられた係合溝33に係合して蓋部34が固
定された状態になるので、容器を逆さまに傾けて内容物
を注出しようとしても、蓋部が振れて内容物の注出する
のを妨げるようなことがない。しかし、上記した従来の
ヒンジ蓋体は、いずれも蓋部を開閉自在に連結するヒン
ジ部は薄肉ヒンジで形成されていて、蓋部やヒンジ蓋本
体部あるいは容器本体部の外側壁面にわざわざ凹凸状を
した係合部を形成したものであるから、蓋体の外見が複
雑な形状を呈すると共に見苦しさを感じたり、また、そ
の成形金型もその外形に合わせてやや複雑になり、製造
コストが嵩むことにもなる。そこで、従来から一般に用
いられているヒンジ蓋体の形状を変更しなくても、内容
物を注出する際には、ヒンジ蓋体の蓋部を開いた状態で
固定できるようにした安価なヒンジ蓋体が望まれる。
開閉することができるヒンジ蓋体が装着さた液体注出容
器に於いて、ヒンジ蓋体の蓋部を開いて内容物を注出す
る時に、蓋部を回動せしめて開いた状態にして蓋体本体
に簡単に固定できて、蓋部が邪魔にならずに注出できる
ようにすると共に、前記ヒンジ蓋体を、従来から一般に
用いられているヒンジ蓋体の形状を実質的に変更するこ
となしに、合成樹脂を用いて簡単に成形できるようにし
て、製造コストを安価に抑えて製造することができて、
使用性に優れたヒンジ蓋体を提供することを目的とす
る。
問題点を解決すべく鋭意努力した結果、ヒンジ蓋体の蓋
部を開いた際に、屈曲して突出するヒンジ部の一部が嵌
合、固定される凹部を蓋体本体に設けるだけで、開いた
蓋部をそのままの状態で簡単に固定できることを知り得
た。即ち、従来から一般に用いられているヒンジ蓋体の
中でも、蓋部を開いた時にヒンジ部の弾性帯部が外側に
くの字状に屈曲するように形成された三点支持構造のヒ
ンジ蓋体に於いて、中空容器の口頸部に螺着されている
蓋体本体の前記ヒンジ部下の筒状壁に、前記ヒンジ部の
弾性帯がくの字に屈曲して突出した一部分を嵌合して係
止可能にした係合凹部を形成して、中空容器内の内容物
を注出しようとして前記蓋部を180度開いた際に、前
記くの字に屈曲して突出したヒンジ部が蓋体本体の係合
凹部に嵌合、係止して、開いた状態に固定できるように
した蓋体を、従来の三点支持構造のヒンジ蓋体の形状を
実質的に変更することなしに、熱可塑性合成樹脂の射出
成形により成形する。
空容器の口頸部1aにヒンジ蓋体2を被着して注出口6
を開閉するように形成した注出容器に於いて、前記ヒン
ジ蓋体2を、口頸部に螺着せしめて固定する筒状をした
蓋体本体部3と、注出口を密閉する蓋部4とをヒンジ部
5を介して連結して開閉可能に形成すると共に、前記ヒ
ンジ部5を開かれた蓋部4の反転を容易にした弾性帯
(片)5bとその両側に設けた薄肉ヒンジ(片)5aと
から形成して、前記蓋部4の開閉を容易な構造にして、
更に、前記ヒンジ部を設けた蓋体本体部3の下端部に前
記弾性帯5bを係合する係合凹部3aを形成して、開い
た蓋部4を開いたままの状態で固定できるように構成す
る。
体が収容された中空容器1の口頸部1aに被着して液体
注出容器を形成した後、該容器から内溶液を注出して使
用するには、注出口6を密閉するヒンジ蓋体2の蓋部4
を開いてから、前記蓋部をヒンジ部5を中心にして18
0度強に回動させると、前記薄肉ヒンジ(片)5aが反
転して折れ曲がり、それと同時に、前記弾性帯(片)5
bの中央部がくの字状に屈曲すると共に、該屈曲部分が
前記係合凹部3aに係合されて、蓋部4が開いたままの
状態で、図4に示すように固定される。このようにして
蓋部4が固定された液体注出容器は、図5に示すよう
に、容器本体1を逆さまにして容器の胴壁部を押圧する
と内溶液は注出されるが、蓋部4は蓋体本体部3に固定
されているので、蓋部4が注出口側に反転して注出の妨
げることもなしに、内溶液は適量だけが的確に注出され
る。
注出容器について、一つの最適な実施例に基づいて、図
面を参照しつつ詳細に説明する。本願発明は、図1に示
すように、容器の吐出口6を密閉する蓋部4がヒンジ部
5により蓋体本体3に連接されて一体に成形されると共
に、蓋部4が開いた状態に固定できるように形成されて
なるヒンジ蓋体2を、液体が収容された中空容器本体1
の口頸部に装着せしめて液体注出容器となしたものであ
る。上記したヒンジ蓋体2は、図2に示されるように、
中空容器本体1の肩部1cに係合する外筒部3bと、該
外筒部に連接した頂壁部3dと、該頂壁部に突設して開
口する吐出口6と、前記頂壁部の下部に垂設されて容器
の口頸部1a外周のネジ部1bに螺合するネジが設けら
れた螺合筒部3cおよび前記口頸部の内周に密着する内
筒部3gとからなる蓋体本体3と、蓋体本体3の上端部
にヒンジ部5を介して開閉自在に連結されて前記吐出口
6を密閉する蓋部4とから構成されている。
るように、液体を収容した中空容器本体1の口頸部1a
に螺着または嵌着した筒状の蓋体本体3の一端部に、容
器の吐出口6を密閉する蓋部4をヒンジ部5を介して連
結して一体に形成したものに於いて、前記ヒンジ部5
を、蓋部4を開閉自在に連結する薄肉ヒンジ5aと開い
た蓋部4を閉じる方向へ付勢する弾性帯5bとからなる
三点支持構造のヒンジに形成すると共に、前記ヒンジ部
の弾性帯5bが屈曲した部分が係合、固定する係合凹部
3aを、前記筒状の蓋体本体3の下端部分に形成して構
成されている。
体2を、各種の試薬や目薬、調味料その他種々の溶液を
収容してなる中空容器1の口頸部1aに螺着または嵌着
して吐出口を開閉自在に密閉すると、図1に示したよう
に、内溶液を注出可能にした液体注出容器が形成され
る。上記のように形成された本願発明の液体注出容器に
於いて、容器本体内の溶液を注出して使用するには、ヒ
ンジ蓋体2の蓋部4を完全に開けてから吐出口6の開口
が下に向くように容器を傾けた後で、容器本体1の胴壁
を押圧して注出しなくてはならない。
部4aに指先を掛けて蓋部4を押し上げると、該蓋部は
ヒンジ部を中心として回転して、図2に示すように、薄
肉ヒンジ5aは折れ曲がって反転すると同時に、弾性帯
5bはくの字状に屈曲して突出して開くので、更に、蓋
部4を180度強に回転させると、図4に示すように、
弾性変形してくの字状に屈曲した弾性帯5bは前記蓋体
本体の係合凹部3aに嵌合して、蓋部4は開いた状態で
固定される。
状態で固定された液体注出容器は、図5に示すように、
吐出口6が下向きになるように容器本体1を手中に持っ
て逆さまにしても蓋部が吐出口側へ傾斜することがない
ので、逆さまにした容器本体の胴壁部を指先で押圧する
ことにより、前記蓋部4が注出の邪魔になることもなく
容器内の溶液が吐出口6から押し出されるので、必要と
する量だけを簡単に注出することができる。このように
して溶液の注出が終わったら、前記蓋部4を閉じる方向
へ指先で押してやると、弾性帯5bが前記蓋体本体の係
合凹部3aから外れると同時に、押圧変形されていた弾
性復元力によりて反転して吐出口6を密閉して、液体注
出容器は、図1に示すように最初の状態に戻る。
いて液体中空容器1から内溶液を注出する際に、蓋部4
が液体注出の邪魔にならないように開いた状態に保つた
めに、蓋部4を大きく開いてヒンジ部5の弾性帯5bが
くの字に屈曲した部分を嵌合、固定する係合凹部3a
を、容器の口頸部1aに螺着した蓋体本体3の下端部に
離して設けた構造に形成したが、本願発明は、ヒンジ部
5の弾性帯5b部を係合して保持する前記係合手段をヒ
ンジ部5と一体に形成された構造に形成して、蓋部4を
開いた状態に保つようにすることも可能である。また、
上記実施例のヒンジ蓋体は、蓋体本体の頂壁部に吐出口
を突設させて形成されているが、本願発明は、容器本体
に注出ノズルを突設して設けた液体注出容器に対して
も、同じように適用できるようにすることが可能であ
る。
ように、中空容器の開口部を密閉する蓋部14がヒンジ
部15により蓋体本体13に連接されて一体に成形され
ると共に、蓋部14が開いた状態に固定できるように形
成されてなるヒンジ蓋体12を、液体が収容された中空
容器11の口頸部に設けた注出ノズルが突出するように
装着せしめて液体注出容器を形成することができる。前
記ヒンジ蓋体12は、図7に示すように、中空容器本体
の肩部11cに係合する外筒部13b、該外筒部に連接
して容器本体11の注出ノズル16を突出させる開口部
13eを設けた頂壁部13dおよび該頂壁部の下部に垂
設されて容器の口頸部11a外周に嵌着または螺着する
内筒部13cからなる蓋体本体13と、該蓋体本体の上
端部にヒンジ部15を介して開閉自在に連結されて前記
吐出口ノズル16の開口部を密閉する蓋部14とから形
成される。
に見るように、略四角形の角部に丸みを有するように形
成された筒状の液体を収容する中空容器本体11の上端
の肩部11cに嵌着された略四角形状の蓋体本体13
と、該蓋体本体の上端部にヒンジ部15を介して容器の
開口部を密閉する蓋部14を開閉自在に連結して一体に
形成されたヒンジ蓋体に於いて、前記ヒンジ部15は、
蓋部14の頂壁面14cと蓋体本体13の下端部13h
とを連結して蓋部14を閉じる方向へ付勢する弾性帯1
5bと、該弾性帯の両側に設けられて蓋部14と蓋体本
体13との接合端面を開閉自在に連結した薄肉ヒンジ1
5aとからなる三点支持構造で形成されると共に、前記
ヒンジ部の弾性帯15bの下端部は蓋体本体13の下部
に設けた内側へ窪んだ凹壁部13aに連結、固定するよ
うに形成されて、前記弾性帯15bはくの字状に大きく
屈曲するように形成されていて、そして、ヒンジ蓋体の
蓋部12を開いた際に、前記弾性帯15bの屈曲する部
分が前記蓋体本体13の凹壁部13aを形成した側壁面
に係合、固定できるように一体に形成されている。
各種の薬液や調味料その他の溶液が収容された中空容器
本体11の口頸部11aに嵌着して、容器の吐出ノズル
や開口部を開閉自在に密閉できるように形成して、図6
に示したような内溶液を注出可能となした液体注出容器
が構成されて、前記弾性帯15bの下端部が連結する蓋
体本体13の下端部13hの位置を変えることにより、
蓋部14の開く角度を調節することができる。このよう
に構成された液体注出容器は、容器内の溶液を注出しよ
うとして前記蓋部14の鍔部14aに指先を掛けて蓋部
を押し上げると、該蓋部14はヒンジ部分を中心として
回転されるから、その結果、薄肉ヒンジ15a部は反転
して折れ曲がると同時に、弾性帯15b部はくの字状に
屈曲されて前記蓋部は開かれるので、更に、前記蓋部1
4を180度を越える位置まで回転させると、図7に示
したように、前記弾性帯15bはくの字状に屈曲して前
記蓋体本体13の窪んだ凹壁部13a内に押し込まれ
て、くの字状に屈曲した弾性帯15bは凹壁部の側壁面
に係合して固定されるので、蓋部は開いた状態に保持さ
れる。
た状態に保持された液体注出容器は、注出ノズル16が
下向きになるように逆さまに持ってから容器の胴壁部を
押圧すると、容器内の溶液は吐出ノズル16の開口から
押し出されるので、必要な量だけ溶液を注出することが
できる。このようにして注出が終わったら、前記蓋部1
4を閉じる方向へ指先で押し上げてやると、弾性帯15
bが前記蓋体本体の凹壁部13aから外れると同時に、
蓋部14は押圧されていた弾性帯15bの付勢力により
て反転されて吐出ノズル16を塞ぐので、液体注出容器
は図5に示すような最初の状態に戻る。
ンジ部15を三点支持構造に形成すると共に、前記ヒン
ジ部の弾性帯15bの下端部を、蓋体本体13に設けた
内側に窪んだ凹壁部13aに連結して、蓋部12を開い
た際に、弾性帯がくの字に屈曲するように一体に形成し
て、該弾性帯がくの字に屈曲した部分を前記蓋体本体1
3の凹壁部13aの側壁面に係合して固定できるように
形成してある。即ち、上記発明は、ヒンジ蓋体12の蓋
体本体13に設けた凹壁部13aにヒンジ部15の弾性
帯15bが連結すると共に、該弾性帯がくの字に屈曲し
た部分を前記凹壁部13aにに係合して固定できるよう
に一体に形成したものであるから、従来のヒンジ蓋体の
ように、開いた蓋部を係止するための係合手段をヒンジ
蓋体や容器本体等の壁面に特別に設ける必要がなくて、
簡単な構造に形成することができる。
すような従来のヒンジ蓋体のように、開いた蓋部を係止
するための凹凸状に形成した係合手段を、ヒンジ蓋体1
2や容器本体等の壁面に特別に設けることなしに、従来
から用いられていた三点支持構造のヒンジ蓋体に於い
て、ヒンジ部と一体または近傍に弾性帯を係合、固定で
きるようにして、蓋部を開いた状態に保てるようにし
て、ヒンジ蓋体の基本的な形状や構造を変更せずに成形
できるようにしたものであるから、蓋部を開いた状態に
簡単に保持できるヒンジ蓋体を、安いコストで簡単に製
造することができるようになった。また、上記した実施
例では、注出容器本体およびヒンジ蓋体の形状を略四角
形の角部に丸みを付けた形状をした中空容器について説
明したが、本願の発明は、このような形状に限定される
ものではなくて、ヒンジ蓋体の本体部分に、ヒンジ部の
弾性帯がくの字状に屈曲する部分を係合して固定する凹
壁部を一体に形成可能な形状をしたものであれば、容器
本体はどのような形状であってもよい。
出口を開閉する蓋部を、三点支持構造にしたヒンジ部に
より蓋体本体に開閉自在に連結して、ヒンジ部の弾性帯
により開いた蓋部を注出口を閉じる方向に付勢して、蓋
部が閉じ易く形成されているが、蓋部の開く角度が18
0度よりも大きくなるように開くことにより、前記弾性
帯がくの字状に大きく屈曲されると、屈曲した弾性帯が
蓋体本体の係合凹部内に係合されて、蓋部が開いた状態
で確実に固定されるので、容器を逆さまにして内部の溶
液を注出する際に、蓋部が吐出口側へ反転して吐出口か
らの液体の注出を邪魔するようなことがないので、内容
液をスムーズに注出することができる。また、本願の発
明は、容器本体の口頸部に吐出ノズルを設けたもの、お
よび、口頸部には吐出ノズルを設けずに蓋体に設けた構
造の液体注出容器であっても、従来のヒンジ蓋体の構造
を実質てきには変更することなしに、ヒンジ部またはそ
の下方部に弾性帯がくの字状に大きく屈曲した部分が係
合される係合凹部を設けるだけで、ヒンジ蓋体を形成す
ることができるようにしたものであるから、ヒンジ蓋体
の構造が簡単で、容易に成形することができるので、ヒ
ンジ蓋体を安いコストで製造することができる。
図である。
分断面図である。
る状態を示す斜視図である。
の部分断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 液体を収容する中空容器の口頸部に装着
した蓋体本体の一端部に、容器の吐出開口部を密閉する
蓋部を三点支持構造のヒンジ部を介して開閉自在に連接
して一体に形成したヒンジ蓋体を備えた液体注出容器に
於いて、前記蓋部を開いた際に、前記ヒンジ部の弾性帯
が屈曲した部分が係合して固定される係合凹部が、前記
蓋体本体の筒状壁の下端部に形成されてなることを特徴
とする蓋部を開いた状態に固定可能にした液体注出容
器。 - 【請求項2】 前記ヒンジ蓋体は、容器の肩部に係合す
る外筒部と、該外筒部に連接した頂壁部と、該頂壁部に
突設した吐出口と、前記頂壁部の下面に垂設されて容器
の口頸部外周のネジ部に螺合する螺合筒部および前記口
頸部内周面に密着する内筒部とから形成されてなる蓋体
本体の上端部に、三点支持構造のヒンジ部を介して前記
吐出口を密閉する蓋部が開閉自在に連結されてなること
を特徴とする請求項1に記載する蓋部を開いた状態に固
定可能にした液体注出容器。 - 【請求項3】 液体を収容する中空容器の口頸部に装着
した蓋体本体の一端部に、容器の吐出開口部を密閉する
蓋部を三点支持構造のヒンジ部を介して開閉自在に連接
して一体に形成したヒンジ蓋体を備えた液体注出容器に
於いて、前記ヒンジ部の弾性帯の下端部を蓋体本体のヒ
ンジ部の下部に形成した凹壁部に連結して蓋部を開閉可
能に形成して、前記蓋部を開いた際に、前記弾性帯の屈
曲した部分が前記蓋体本体の凹壁部の側壁面に係合して
固定されるように一体に形成してなることを特徴とする
蓋部を開いた状態に固定可能にした液体注出容器。 - 【請求項4】 前記ヒンジ蓋体は、容器の肩部に係合す
る外筒部と、該外筒部に連接して中空容器の注出ノズル
を突出させる開口部を設けた頂壁部と、該頂壁部の下面
に垂設されて容器の口頸部外周に嵌着する内筒部からな
る蓋体本体の下部に、三点支持構造のヒンジ部を介して
前記注出ノズルの開口部を密閉する蓋部が開閉自在に連
結されてなることを特徴とする請求項3に記載する蓋部
を開いた状態に固定可能にした液体注出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001335861A JP4294242B2 (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 蓋部を開いた状態に固定可能にした液体注出容器 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003137326A true JP2003137326A (ja) | 2003-05-14 |
JP4294242B2 JP4294242B2 (ja) | 2009-07-08 |
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JP (1) | JP4294242B2 (ja) |
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