JP2003136588A - 密封中空容器の製造方法 - Google Patents

密封中空容器の製造方法

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JP2003136588A
JP2003136588A JP2001333699A JP2001333699A JP2003136588A JP 2003136588 A JP2003136588 A JP 2003136588A JP 2001333699 A JP2001333699 A JP 2001333699A JP 2001333699 A JP2001333699 A JP 2001333699A JP 2003136588 A JP2003136588 A JP 2003136588A
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hollow container
mold
head
opening
blow
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JP2001333699A
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Kazuo Isaki
一夫 伊崎
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Kyoraku Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空容器本体の密封作業を確実かつ簡単に行
なえるようにする。 【解決手段】 胴部2および口部3からなる中空容器本
体と、中空容器本体の開口部となる部分4に連設された
頭部5と、頭部5に狭小筒状部7を介して連結されてい
るとともに連通された膨出部6とを備えた密封前の中空
容器1の外周面を規制する形状のキャビティ11a、1
2aを有する金型11、12を用い、型開きした金型1
1、12間にパリスン21を配置したのち型閉じして少
なくとも狭小筒状部7をほぼ形成し、ついでパリスン2
1の膨出部6となる部分に吹込孔8を開口させて加圧流
体を導入して膨張させ、続いて膨出部6に排出孔9を開
口させて加圧流体を排出させて密封前の中空容器1をブ
ロー成形する。そののち、膨出部6を狭小筒状部7の部
分で切除するとともに頭部5側に生じた開口を閉塞して
密封する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、食品や医薬品等の
被収容物を収容するためのものであって、被収容物を充
填する前には開口部が閉塞されており、被収容物を充填
する際に開口部を開口させて被収容物を充填するように
構成された、内部に雑菌や異物が侵入しない密封中空容
器を製造するための密封中空容器の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、次に説明するような内部が密封さ
れたブローボトルが知られている。 【0003】図6の(a)、(b)に示すように、この
従来のブローボトル100は、ボトル本体101と、ボ
トル本体101に連設された口部102と、口部102
の開口部となる部分に連設された除去頭部104とを有
しており、除去頭部104のの窪み面105に、ブロー
成形時に吹込針115および中空針116を突き刺すこ
とで生じた吹込孔113および排気孔114を閉塞した
閉塞部106、107を形成することによって内部が密
封されている。そして、被収容物を充填する際に、除去
頭部104を切除して口部102の開口部を開口させて
被収容物を充填する(特開平9−58645号公報参
照)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
ブローボトルの内部を密封するためには、除去頭部に形
成された吹込孔および排気孔の2個の孔を閉塞しなけれ
ばならず孔の閉塞作業が煩雑である。また、除去頭部が
口部の開口部となる部分に直接連設されているため、除
去頭部とボトル本体との連通部の開口面積が大きく、吹
込針や中空針を突き刺した際に飛散したパリスンの小片
等の異物がボトル本体に侵入するおそれがある。 【0005】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであって、ブロー成形された中空
容器本体の密封作業を確実かつ簡単に行なうことができ
るとともに、内部に異物が侵入するおそれのない密封中
空容器の製造方法を実現することを目的とするものであ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の密封中空容器の製造方法は、中空容器本体
と、前記中空容器本体の開口部となる部分に連設された
頭部と、前記頭部に狭小筒状部を介して連結されている
とともに連通された膨出部とを有する密封前の中空容器
の外周面を規制する形状のキャビティを備えた分割形式
の金型を用い、型開きした前記金型間に溶融したパリス
ンを配置したのち型閉じして少なくとも前記狭小筒状部
をほぼ形成し、ついで前記パリスンの前記膨出部となる
部分に吹込孔を開口させて加圧流体を前記パリスン内に
導入して前記キャビティに沿う形状に膨張させ、続いて
前記膨出部に排出孔を開口させて前記加圧流体を排出す
ることによって前記密封前の中空容器をブロー成形した
のち、前記密封前の中空容器の前記膨出部を前記狭小筒
状部の部分で切除するとともに前記頭部側に生じた開口
を閉塞することによって前記中空容器本体を密封するこ
とを特徴とするものである。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。 【0008】先ず、使用する金型について説明する。図
2および図3に示すように、金型は、一方の金型11と
他方の金型12からなる分割形式のものであって、一方
の金型11のキャビティ11aと他方の金型12のキャ
ビティ12aとは、型閉じ時に密封前の中空容器1の外
周面を規制する形状を有する。すなわち、一方の金型1
1のキャビティ11aと他方の金型12のキャビティ1
2aとは、図1に示すような、胴部2および胴部2に連
設された口部3からなる中空容器本体と、口部3の上端
の開口部となる部分4に連設された頭部5と、頭部5に
狭小筒状部7を介して連結されているとともに連通され
た膨出部6とを有する密封前の中空容器1の外周面を規
制する形状を備えている。 【0009】(1)図2に示すように、一方の金型11
と他方の金型12とを型開きしておき、押出機の押出ヘ
ッド20より熱可塑性樹脂からなる溶融したパリスン2
1を押し出して前記金型11、12間に配置したのち、
型閉じしてパリスン21を挟持する。 【0010】ここで、一方の金型11のキャビティ11
aと他方の金型12のキャビティ12aとは、型閉じ時
に密封前の中空容器1の外周面を規制する形状に構成さ
れている。このため、型閉じが完了すると、少なくとも
膨出部6と頭部5とを連結するとともに連通させる挟小
筒状部7がほぼ形成される。 【0011】(2)上記(1)ののち、図3に示すよう
に、他方の金型12に設けられた吹込ノズル挿入孔13
を介して吹込ノズル15をパリスン21の膨出部6とな
る部分の側面へ向けて突き入れて吹込孔8を穿孔し、パ
リスン21内へ加圧流体を導入することにより、キャビ
ティ11a、12aに沿う形状に膨張させる。つまり、
本工程において、パリスン21は密封前の中空容器1の
形状にまで膨張され、軟化状態の密封前の中空容器1が
形成される。 【0012】本工程において、パリスン21の膨出部6
となる部分の側面に吹込孔8が形成される際に、パリス
ンの小片が飛散したとしても、膨出部6と頭部5とを連
結するとともに連通させる狭小筒状部7を通して中空容
器本体側へ加圧流体が圧入されるため、飛散したパリス
ンの小片はパリスン21の膨出部6となる部分や狭小筒
状部7の内壁面に付着して中空容器本体側へ侵入するお
それがない。 【0013】(3)上記(2)に続いて、他方の金型1
2に設けられた排出ノズル挿入孔14を介して排出ノズ
ル16を膨出部6の側面へ向けて突き入れて排出孔9を
穿孔し、軟化状態の密封前の中空容器1内の加圧流体を
排気することによって内圧を低減させるとともに、取り
出し可能な温度まで金型中で冷却する。 【0014】本工程によって、軟化状態の密封前の中空
容器1の内部で加圧流体が滞留することなく流動して外
部へ排出されるため、急速に冷却され、金型中における
冷却時間が短縮される。 【0015】(4)上記(3)ののち、型開きを行なっ
て、ブロー成形された密封前の中空容器1を取り出し、
バリ22を切除し、さらに図4に示すように、狭小筒状
部7における頭部5の近傍部分を第1切断線L1 に沿っ
て切断して膨出部6を切除するとともに、頭部5側に残
存する狭小筒状部7の部位に生じた開口を閉塞すること
により、密封中空容器Pを製造する。 【0016】本工程において、例えば、ブロー成形材料
として用いられている熱可塑性樹脂の溶融温度以上〜熱
分解温度以下の温度に加熱した切断刃を用い、狭小筒状
部の軸方向と交差する方向へ切断することにより、膨出
部6の切除とともに頭部5側に残存する狭小筒状部7の
部分を溶融させて閉塞部10を形成し、頭部5側に生じ
た開口を閉塞するとよい。 【0017】(5)被収容物を充填する際には、図5の
(a)に示すように、密封中空容器Pの口部3の開口部
となる部分4に連設された頭部5を、第2切断線L2
沿って切断して、図5の(b)に示すように、口部3の
図示上端の開口部4aを形成し、該開口部4aに充填ノ
ズル30を挿入して被収容物Wを充填したのち、口部3
のねじ部3aにキャップ31を螺着する。 【0018】なお、本発明は、上記実施の形態に示した
胴部2および胴部2に連設された口部3からなる中空容
器本体を有する密封中空容器に限らず、口部を有しない
上端面が開放された筒状の中空容器本体を有する密封中
空容器等の開口面積の大きなものの製造にも有効である
ことはいうまでもない。 【0019】本発明において、膨出部6の狭小筒状部7
の部分での切除および頭部5側に残存する狭小筒状部7
の部位に生じた開口の閉塞は、上記実施の形態における
上記工程(4)に限らず、型閉じされた金型中におい
て、上記所定の温度に加熱される切断刃をスライドさせ
ることによって狭小筒状部7を第1切断線L1 に沿って
切断するとともに頭部5側に残存する狭小筒状部7を溶
融させて閉塞部10を形成し、頭部5側に生じた開口を
閉塞するように変更することができる。 【0020】また、吹込ノズルを突き入れて吹込孔を開
口するものに限らず、吹込ノズルの先端にパリスンの側
壁を真空吸着させて吹込口を開口させるような他の吹込
手段を用いることができる。さらに、排出ノズルを突き
入れて排出孔を開口するものに限らず、パリスン内に導
入された加圧流体の内圧によって排出孔を開口させるよ
うな、他の排気手段を用いることができる。 【0021】 【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載するような効果を奏する。 【0022】密封前の中空容器は、ブロー成形する際
に、加圧流体の導入に続いて加圧流体の排出を行なって
金型中における冷却時間を短縮するものであって、加圧
流体の導入による吹込孔および加圧流体の排出による排
出孔が生じる膨出部が、狭小筒状部を介して中空容器本
体の開口部となる切断部に連設された頭部に連結されて
いるとともに連通されている。 【0023】このため、膨出部を狭小筒状部の部分で切
除するとともに頭部側に生じた開口に閉塞部を形成して
閉塞するだけで中空容器本体を密封することができ、密
封作業を確実かつ簡単に行なうことができる。また、吹
込孔や排出孔が形成される際に膨出部内にパリスンの小
片等の異物が飛散しても、飛散したパリスンの小片等の
異物は狭小筒状部の内壁面等に付着し、中空容器本体内
へ侵入するおそれがない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る密封中空容器の製造方法におけ
る、ブロー成形された密封前の中空容器の一例を示す模
式正面図である。 【図2】図1に示す密封前の中空容器をブロー成形する
際の一工程を示す説明図である。 【図3】図1に示す密封前の中空容器をブロー成形する
際の他の工程を示す説明図である。 【図4】図1に示すブロー成形された密封前の中空容器
において、狭小筒状部を切断するとともに閉塞部を形成
して密封中空容器を得る工程を示す説明図である。 【図5】本発明によって製造された密封中空容器におい
て、開口部を形成して被収容物を充填する作業の説明図
であって、(a)は口部の開口部となる部分に連設され
た頭部を切断線L2 に沿って切断する工程を示し、
(b)は開口された開口部を通して被収容物を充填する
工程を示し、(c)は被収容物の充填後にキャップを螺
合して開口部を閉鎖する工程を示す。 【図6】従来の密封ボトルの一例を示し、(a)は主要
部の部分斜視図、(b)はブロー成形用金型の模式断面
図である。 【符号の説明】 1 密封前の中空容器 2 胴部 3 口部 3a ねじ部 4 開口部となる部分 5 頭部 6 膨出部 7 狭小筒状部 8 吹込孔 9 排出孔 10 閉塞部 11、12 金型 13 吹込ノズル挿入孔 14 排出ノズル挿入孔 15 吹込ノズル 16 排出ノズル 20 押出ヘッド 21 パリスン 22 バリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 AA02 BA13 CA19 DA01 DA03 DB01 DD01 FA03 4F202 AG07 AH55 CA15 CB01 CK11 CK90 CP01 4F208 AG07 AH55 LA01 LA05 LA07 LA09 LB01 LG03 LG22 LJ09 LN10 LN23

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 中空容器本体と、前記中空容器本体の開
    口部となる部分に連設された頭部と、前記頭部に狭小筒
    状部を介して連結されているとともに連通された膨出部
    とを有する密封前の中空容器の外周面を規制する形状の
    キャビティを備えた分割形式の金型を用い、型開きした
    前記金型間に溶融したパリスンを配置したのち型閉じし
    て少なくとも前記狭小筒状部をほぼ形成し、ついで前記
    パリスンの前記膨出部となる部分に吹込孔を開口させて
    加圧流体を前記パリスン内に導入して前記キャビティに
    沿う形状に膨張させ、続いて前記膨出部に排出孔を開口
    させて前記加圧流体を排出することによって前記密封前
    の中空容器をブロー成形したのち、前記密封前の中空容
    器の前記膨出部を前記狭小筒状部の部分で切除するとと
    もに前記頭部側に生じた開口を閉塞することによって前
    記中空容器本体を密封することを特徴とする密封中空容
    器の製造方法。
JP2001333699A 2001-10-31 2001-10-31 密封中空容器の製造方法 Pending JP2003136588A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014231231A (ja) * 2013-04-24 2014-12-11 東洋製罐株式会社 流動性内容物に対する滑り性に優れたブロー成形容器
JP2019064006A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 キョーラク株式会社 中空容器の製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014231231A (ja) * 2013-04-24 2014-12-11 東洋製罐株式会社 流動性内容物に対する滑り性に優れたブロー成形容器
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