JP3892561B2 - 密封中空容器の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内容物充填前には密封しておくことによって雑菌や異物の混入を防止し、内容物充填時に開口させて内容物を充填するように構成された密封中空容器の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の内部が密封されたボトルの一例を示す。図4の(a)に示すように、このボトル100は、ボトル本体101と、ボトル本体101に連設された外周面にねじ部103を有する口部102と、口部102の開口部となる部分に連設された内容物の充填時に除去される除去頭部104を備え、除去頭部104に設けられた窪み面105には、各空気穴を閉鎖した閉鎖部106,107が形成されている。
【0003】
このボトル100の閉鎖部106,107は、図4の(b)に示すように、分割金型111,112によってパリスンを挟持し、中空針115,116を除去頭部104の窪み面105に突き刺してボトル100をブロー成形したのち、ボトル100から前記吹込針114,115を引き抜いて窪み面105の空気穴113,114の周囲から外方へ突出する樹脂に熱板を当接することにより溶融させて形成したものである(特開平9−58645号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、閉鎖部を形成するための空気穴の周囲から外方へ突出する樹脂は肉厚が薄くて樹脂量が少量であるため、形成された閉鎖部は、肉厚の薄い機械的強度の小さいものとなり、場合によっては、空気穴を完全に閉鎖するだけの樹脂量を確保できず、密封が不完全な不良品が発生して製造時における歩留まりが悪くなるという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであって、肉厚が厚くて機械的強度の大きな閉鎖部によって吹込孔が完全に封止された密封中空容器を歩留まりよく製造することができる密封中空容器の製造方法を実現することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の密封中空容器の製造方法は、胴部と、前記胴部に連設された口部と、前記口部に連設された内容物充填時に除去される頭部と、前記頭部のパーティングライン上以外の部位に形成された頭部室内側へ窪んだ窪み部とを有する中空容器の外面を規制するキャビティと、前記窪み部の底面から頭部室外側へ向けて突設された吹込用筒状部を形成するための吹込ノズルをとり囲む環状の凹所とを備えた分割型式の金型を用い、型開きされた前記金型間に溶融したパリスンを配置したのち型閉じを行って挟持し、ついで前記凹所内を真空吸引することによって、前記凹所内に前記パリスンの一部が2重に折り込まれた状態に引き込んで薄肉の底壁を有する厚肉の吹込用筒状部を形成し、ついで前記吹込ノズルを介して加圧流体を供給して前記吹込用筒状部の底壁に吹込孔を開口させてパリスン内に導入して前記キャビティにならう形状の中空容器をブロー成形したのち、前記吹込用筒状部を加熱して圧潰することによって吹込孔を封止する閉鎖部を形成することを特徴とするものである。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の製造方法によって製造された密封中空容器の一例を示す。この密封中空容器1は、胴部2と、胴部2に連設された外周面にねじ部3bを有する口部3と、口部3の開口部になる部分3aに連設された内容物充填時に除去される頭部4とをブロー成形したのち、頭部4に形成された吹込孔を後述する閉鎖部6によって封止したものである。
【0009】
閉鎖部6は、頭部4のパーティングライン上以外の部位に形成された頭部室内側へ窪んだ窪み部5の底面5aから頭部室外側へ向けて突設された厚肉の基部6aおよび基部6aの先端に連設された鍔状の膨出部6bからなる。
【0010】
この閉鎖部6は、図2および図3に示すように、ブロー成形時に頭部4におけるパーティングライン上以外の部位に、頭部室内側へ窪んだ窪み部5およびその底面5aから頭部室外側へ向けて突設された厚肉の吹込用筒状部7を形成し、該吹込用筒状部7の内径部を通して加圧流体を圧入した際に薄肉の底壁に生じた吹込孔7bを、ブロー成形後に吹込用筒状部7を加熱して圧潰することによって形成されたものである。
【0011】
次に、図1に示した密封中空容器の製造方法について説明する。
【0012】
先ず、使用する金型について説明すると、図2に示すように、金型は、一方の金型11と他方の金型12からなる分割形式のものであって、以下に説明するように構成されている。
【0013】
一方の金型11のキャビティ面11aと他方の金型12のキャビティ面12aとは、型閉じ時に後述する吹込用筒状部7を有する中空容器20の外面を規制するキャビティを形成するものであって、一方の金型11のキャビティ面11aには、頭部4のパーティングライン上以外の部位に室内側へ窪んだ窪み部5を形成するための突出部13が設けられている。
【0014】
突出部13にはパーティングラインLに対して直交方向に貫通する挿入孔18が設けられており、該挿入孔18には中心部に挿入された吹込ノズル15との間に環状の吸引通路16が形成される内径を有する吸引ノズル14が嵌挿されている。そして吸引ノズル14の内径部における先端より所定距離内側部位には前記吸引通路16を塞ぐように通気性部材17が嵌着されている。その結果、突出部13の先端面には、吸引ノズル14および吹込ノズル15の先端部と通気性部材17とによって囲まれた環状の凹所21が形成され、該凹所21によって、前記窪み部5の底面5aから頭部室外側へ向けて突設された厚肉の吹込用筒状部7の外面が規制される。
【0015】
なお、凹所21における吸引ノズル14の内径面と吹込ノズル15の外面との間の間隙(幅)をパリスン30の肉厚の約2倍に設定しておくとよい。
【0016】
続いて、工程について説明する。
【0017】
(1) 図2の(a)に示すように、一方の金型11と他方の金型12とを型開きしておき、図示しない押出機の押出ヘッドより熱可塑性樹脂からなる溶融したパリスン30を押し出して前記金型11,12間に配置したのち、型閉じしてパリスン30を挟持する。
【0018】
本工程において、型閉じ完了時にパリスン30の外周面が一方の金型の突出部13の先端面に当接するようにパリスン30の外径を設定しておくとよい。
【0019】
(2) 上記(1)ののち、図2の(b)に示すように、吸引通路16を介して図示しない真空発生源により真空吸引を行なうと、凹所21内にパリスン30の一部が2重に折り込まれた状態で引き込まれ、肉厚の薄い底壁7aを有する厚肉の吹込用筒状部7が形成される。
【0020】
(3) 上記(2)ののち、図2の(c)に示すように、吹込ノズル15を介して図示しない加圧流体供給源より加圧流体を供給すると、前記底壁7aに吹込孔7bが開口されてパリスン30内に加圧流体が導入されて前記パリスン30が前記キャビティ面11a,12aに沿って膨張し、中空容器20がブロー成形される。
【0021】
本工程において、吹込孔7bは肉厚の薄い底壁7aに開口されるため、頭部4の室内側へ溶融樹脂が突出することもなく吹込孔7bを開口させることができる。
【0022】
(4) 上記(3)ののち、金型中で冷却したのち型開きし、中空容器20を取り出してバリ30aを除去し、図3の(a)に示すように、中空容器20をその頭部4の反窪み部側を下向きにして治具40上に載置し、吹込用筒状部7を図示しない熱風、ヒータ、高周波加熱等の加熱手段にて、吹込用筒状部7と熱源とが非接触状態で間接的に加熱したのち、加熱されていない低い温度の押圧具41により軸方向へ圧潰することによって上述した閉鎖部6を形成して吹込孔7bを完全に封止した密封中空容器1を得る。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記載するような効果を奏する。
【0024】
厚肉の吹込用筒状部を加熱して圧潰することによって形成した機械的強度の大きな閉鎖部によって吹込孔が完全に封止された密封中空容器を製造することができ、かつ、製造時における歩留まりも著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によって製造された密封中空容器の一例を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線に沿う部分断面図である。
【図2】 本発明に係る密封中空容器の製造方法における、吹込孔を閉鎖する前の中空容器のブロー成形工程を示す説明図である。
【図3】 本発明に係る密封中空容器の製造方法における、ブロー成形された中空容器の吹込孔を封止する封止工程を示す説明図である。
【図4】 従来の密封されたボトルの一例を示し(a)は主要部の部分斜視図、(b)はブロー成形用金型の模式断面図である。
【符号の説明】
1 密封中空容器
2 胴部
3 口部
3a 開口部になる部分
3b ねじ部
4 頭部
5 窪み部
5a 底面
6 閉鎖部
6a 基部
6b 膨出部
7 吹込用筒状部
7a 底壁
7b 吹込孔
11 一方の金型
12 他方の金型
11a,12a キャビティ面
13 突出部
14 吸引ノズル
15 吹込ノズル
16 吸引通路
17 通気性部材
18 挿入孔
20 中空容器
30 パリスン
30a バリ
40 治具
41 押圧具
Claims (1)
- 胴部と、前記胴部に連設された口部と、前記口部に連設された内容物充填時に除去される頭部と、前記頭部のパーティングライン上以外の部位に形成された頭部室内側へ窪んだ窪み部とを有する中空容器の外面を規制するキャビティと、前記窪み部の底面から頭部室外側へ向けて突設された吹込用筒状部を形成するための吹込ノズルをとり囲む環状の凹所とを備えた分割型式の金型を用い、
型開きされた前記金型間に溶融したパリスンを配置したのち型閉じを行って挟持し、ついで前記凹所内を真空吸引することによって、前記凹所内に前記パリスンの一部が2重に折り込まれた状態に引き込んで薄肉の底壁を有する厚肉の吹込用筒状部を形成し、ついで前記吹込ノズルを介して加圧流体を供給して前記吹込用筒状部の底壁に吹込孔を開口させてパリスン内に導入して前記キャビティにならう形状の中空容器をブロー成形したのち、前記吹込用筒状部を加熱して圧潰することによって吹込孔を封止する閉鎖部を形成することを特徴とする密封中空容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36715397A JP3892561B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 密封中空容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36715397A JP3892561B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 密封中空容器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11189231A JPH11189231A (ja) | 1999-07-13 |
JP3892561B2 true JP3892561B2 (ja) | 2007-03-14 |
Family
ID=18488602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP36715397A Expired - Lifetime JP3892561B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 密封中空容器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3892561B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2408479B (en) * | 2003-11-25 | 2008-03-26 | Linpac Mouldings Ltd | Method of blow-moulding and blow-moulded product |
JP4934182B2 (ja) * | 2009-10-06 | 2012-05-16 | 花王株式会社 | 自立袋の製造方法 |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP36715397A patent/JP3892561B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH11189231A (ja) | 1999-07-13 |
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