JP2003135133A - 物品運搬用把持補助具およびその製造方法 - Google Patents

物品運搬用把持補助具およびその製造方法

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JP2003135133A JP2001332419A JP2001332419A JP2003135133A JP 2003135133 A JP2003135133 A JP 2003135133A JP 2001332419 A JP2001332419 A JP 2001332419A JP 2001332419 A JP2001332419 A JP 2001332419A JP 2003135133 A JP2003135133 A JP 2003135133A
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Mineo Niimoto
峰雄 新本
Tadatsugu Sekine
忠継 関根
Kesashi Suzuki
今朝志 鈴木
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TOMY KIKAI KOGYO KK
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    • A45F2005/1066Details
    • A45F2005/1073Retaining means for controlled release of the carrying element

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムバック等の物品収納手段の把持部の
着脱を容易に行うことができるとともに、運搬の際の把
持部の揺動を規制することができ、さらに、補助具の手
への圧接を緩和してより安全な物品の運搬を行うことが
できる物品運搬用把持補助具およびその製造方法を提供
すること。 【解決手段】 管状体2の切り欠き3を挟んだ両側端部
6a,6bの形状を、管状体2内への把持部5の嵌入を
容易ならしめるとともにこの両側端部6a,6bによる
手への圧接を緩和すべく角を有しない曲面状に形成し、
前記管状体2の内周面に、前記管状体2内における前記
把持部5の摺動を防止するための複数の皺部7を形成し
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品運搬用把持補助具
およびその製造方法に係り、特に、スーパーマーケット
その他各種の店舗において購買者が購入した物品を収納
するためのフィルムバックを用いて物品を運搬する場合
等において、物品による負荷から手指を保護するのに好
適な物品運搬用把持補助具およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、スーパーマーケットその他各
種の店舗においては、購買者が購入した商品を収納する
ためのフィルムバックが提供されていた。
【0003】このフィルムバックは、可撓性樹脂材料を
いわゆるチューブラフィルム成型機と称される成型機に
よって溶融成形して幅方向の両側縁に折り込み部分が形
成された長尺なチューブラフィルムを製造し、続いて、
前記チューブラフィルムの中央部を長手方向の一定間隔
毎に打ち抜いた後、この中央部の前記打ち抜きによって
打ち抜かれなかった残余部分、および予め設定されたバ
ックの底となる部分とを幅方向に適宜な手段によりシー
ルし、前記シール部分を切断する。その結果、打ち抜き
の残余部分が把手となるように構成されている。
【0004】このようにして形成されたフィルムバック
は、軽量かつ適度な強度を有するので、物品を収納する
ための容器として極めて便利なものである。
【0005】しかしながら、上記のフィルムバックに物
品を収納して運搬する際、前記物品が相当の重量を有す
る場合には、前記把手部を把持した手指に、前記物品の
全重量が作用するので、把手部分が指に食い込み、その
結果、手指が痛くなって長時間把持することができない
といった問題が生じていた。
【0006】かかる問題を解決すべく、本発明者等は鋭
意研究を行った結果、実願平11−007525号に示
すフィルムバックの手指保護用パイプを考案した。当該
考案によれば、可撓性発泡樹脂をU字形状に構成したパ
イプにフィルムバックの把手部分を嵌入して使用すると
いう極めて簡単な構造により、相当の重量を有する物品
を収容したフィルムバックを安全に運搬することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
手指保護用パイプに関する更なる懸案事項として、パイ
プ内へのフィルムバックの把持部の嵌入をさらに容易に
して取扱性を向上するとともに、さらに安全かつ安定的
な物品の運搬を行うことが挙げられる。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たもので、フィルムバック等の物品収納手段の把持部の
着脱を容易に行うことができるとともに、運搬の際の把
持部の揺動を規制することができ、さらに、補助具の手
への圧接を緩和してより安全な物品の運搬を行うことが
できる物品運搬用把持補助具およびその製造方法を提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の請求項1に係る物品運搬用把持補助具の特徴
は、前記管状体の前記切り欠きを挟んだ両側端部の形状
を、管状体内への前記把持部の嵌入を容易ならしめると
ともにこの両側端部による手への圧接を緩和すべく角を
有しない曲面状に形成し、前記管状体の内周面に、前記
管状体内における前記把持部の摺動を防止するための複
数の皺部を形成してなる点にある。
【0010】そして、このような構成を採用したことに
より、管状体の切り欠きを挟んだ両側端部の形状を角を
有しない曲面状に形成するため、物品収納具の把持部を
管状体に対して着脱し易くすることができるとともに、
この管状体を把持する際の側端部による手への圧接を緩
和して手指をより有効に保護することができ、また、管
状体の内周面に皺部を形成することによって、筒体内に
おける把持部の摺動を防止して物品の安定的な運搬に供
することができる。
【0011】請求項2に係る物品運搬用把持補助具の特
徴は、請求項1において、前記管状体の、前記両側端部
側の所定範囲の部位は、管状体の径方向内側に向かって
凹入するように湾曲あるいは屈曲されている点にある。
【0012】そして、このような構成を採用したことに
より、特に、把持部の管状体内への嵌入をさらに容易な
らしめることができ、また、この管状体を把持する際の
側端部による手への圧接をさらに有効に緩和することが
できる。
【0013】請求項3に係る物品運搬用把持補助具の特
徴は、請求項1または請求項2において、前記管状体お
よびこの管状体に形成された前記曲面状の両側端部なら
びに前記皺部は、高分子材料の成形工程において長尺な
筒状の基材を扁平に畳んで一体的に重ね合わせるととも
に、これを湾曲あるいは屈曲させることによって形成さ
れてなる点にある。
【0014】そして、このような構成を採用したことに
より、基材を扁平に畳んで重ね合わせる際に、この重ね
合わされた基材の両側端部には、それぞれ基材の折り返
し部分が形成されるのであるが、この折り返し部分によ
って前記管状体の前記曲面状の両側端部を容易に形成す
ることができ、また、前記重ね合わされた基材のうち、
管状体の内周面側となる一方の基材は、外周面側となる
他方の基材に比べて湾曲あるいは屈曲の際の径寸法差に
基づく周方向の寸法余り部分を有するのであるが、この
寸法余り部分に湾曲あるいは屈曲の際に弛みや縮みを生
じさせることによって前記皺部を容易に形成することが
でき、さらに、扁平に畳まれた上記基材は、基材の二重
構造を有するのであるが、この二重構造によって頑丈な
管状体を形成することができる。
【0015】請求項4に係る物品運搬用把持補助具の特
徴は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、
前記管状体に、前記切り欠きに交差する切り込み部を所
定の深さにわたって形成し、これら切り欠きおよび切り
込み部の交差部位に沿った交差状の把持部を前記管状体
に嵌入可能とされてなる点にある。
【0016】そして、このような構成を採用したことに
より、例えば、物品収納具として、長尺な紐を用いて本
や新聞等のような複数の物品を十字掛けにして縛る場
合、この紐からなる物品収納具の把持部は、交差状の形
態を呈するのであるが、このような交差状の把持部を有
する物品収納具を用いる場合においても、前記切り欠き
および前記切り込み部によって把持部を管状体内に嵌入
させることができるため、このような物品収納具の運搬
を安全かつ安定的に行うことができる。
【0017】請求項5に係る物品運搬用把持補助具の特
徴は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、
前記高分子材料は、可撓性発砲樹脂である点にある。
【0018】そして、このような構成を採用したことに
より、管状体をさらに安定的に把持することができる。
【0019】請求項6に係る物品運搬用把持補助具の特
徴は、前記管状体の長手方向両縁部の前記切り欠きに対
向する位置に、この管状体の長手方向に凹入された一対
の切り欠き部を形成した点にある。
【0020】そして、このような構成を採用したことに
より、前記一対の切り欠き部に把持部を嵌入させること
によって管状体内における把持部の摺動をさらに効果的
に防止することができる。
【0021】請求項7に係る物品運搬用把持補助具の製
造方法の特徴は、前記高分子材料からなる長尺な筒状の
基材を扁平に畳んで一体的に重ね合わせた後、これを湾
曲あるいは屈曲させることによって、前記基材の二重構
造からなる管状体を形成するとともに、この管状体の前
記切り欠きを挟んだ両側端部の形状を、管状体内への前
記把持部の嵌入を容易ならしめるとともにこの両側端部
による手への圧接を緩和すべく角を有しない曲面状に形
成し、前記管状体の内周面に、前記管状体内における前
記把持部の摺動を防止するための前記基材からなる複数
の皺部を形成する点にある。
【0022】そして、このような方法を採用したことに
より、筒状の基材を扁平に畳む際に当該基材の両側端部
に基材の折り返し部分からなる前記管状体の曲面状の両
側端部を容易に形成することができ、また、この基材を
湾曲あるいは屈曲させることによって、前記皺部を容易
に形成することができ、さらに、基材の二重構造により
頑丈な管状体を形成することができる。
【0023】請求項8に係る物品運搬用把持補助具の製
造方法の特徴は、請求項7において、前記管状体に、前
記切り欠きに交差する他の切り欠きを所定の深さにわた
って形成し、これら切り欠きおよび切り込み部の交差部
位に沿った交差状の把持部を前記管状体に嵌入ならしめ
る点にある。
【0024】そして、このような方法を採用したことに
より、例えば、物品収納具として、長尺な紐を用いて本
類のような複数の物品を十字掛けにして縛る場合、この
紐からなる物品収納具の把持部は、交差状の形態を呈す
るのであるが、このような交差状の把持部を有する物品
収納具を用いる場合においても、前記切り欠きおよび前
記切り込み部によって把持部を管状体内に嵌入させるこ
とができるため、このような物品収納具の運搬を安全か
つ安定的に行う物品運搬用把持補助具を製造することが
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る物品運搬用把
持補助具の第1実施形態を図1乃至図3を参照して説明
する。
【0026】図1に示すように、本第1実施形態におけ
る物品運搬用把持補助具1は、例えば可撓性発砲樹脂等
の樹脂材料や、ゴム等の高分子材料からなる長尺な管状
体2を有している。
【0027】図2に示すように、前記管状体2は、長手
方向に直交する切断面による断面形状が、一部に切り欠
き3を有する略円形に形成されており、この切り欠き3
を介して例えばフィルムバック等の物品収納具4の把持
部5を管状体2内に嵌入することができるようになって
いる。なお、前記管状体2は、その断面形状が略円形の
ものに限らず、例えば六角形等の多角形状であってもよ
い。
【0028】本実施形態において、前記切り欠き3を挟
んだ前記管状体2の両側端部6a,6bは、角を有しな
い曲面状に形成されている。このため、前記切り欠き3
を介して把持部5を管状体2内に嵌入する際に、前記把
持部5が前記管状体2の両側端部6a,6bに引っ掛か
ってしまうことを防止することができるようになってい
る。同様に、前記把持部5を管状体2から取り外す際に
おいても、前記管状体2の両側端部6a,6bへの把持
部5の引っ掛かりを防止することができるようになって
いる。
【0029】さらに、図2に示すように、管状体2に物
品収納具4を取り付けた状態で前記管状体2を把持する
際に、前記両側端部6a,6bによる手への圧接を緩和
することができるようになっている。
【0030】従って、前記管状体2の曲面状の側端部6
a,6bによって、管状体2内への把持部5の嵌入およ
び管状体2からの把持部5の離脱を円滑に行うことがで
きるとともに、管状体2を長時間把持することによって
手指が痛んでしまうことを防止することができ、ひいて
は物品の安全かつ安定的な運搬に供することができるよ
うになっている。
【0031】なお、前記曲面形状の曲率は、設計コンセ
プトに応じて種々変更し得るものである。
【0032】また、図3に示すように、前記管状体2の
内周面には、この管状体2の長手方向に沿うようにして
複数の皺部7が形成されており、これらの皺部7によっ
て、管状体2内に嵌入された把持部5が物品収納具4の
運搬の際に管状体2の内周面に沿って周方向に摺動して
しまうことを防止することができるようになっている。
【0033】従って、物品収納具4の運搬をさらに安定
的に行うことができるようになっている。
【0034】さらに、本実施形態において、前記管状体
2の長手方向両縁部の前記切り欠き3に対向する位置に
は、この管状体2の長手方向に凹入された略U字状の一
対の切り欠き部20が形成されている。
【0035】このため、これら一対の切り欠き部20に
把持部5を嵌入させることによってこの把持部5を保持
することができるため、管状体2内における把持部5の
摺動をより効果的に防止することができ、さらに安定的
な物品の運搬を実現することができるようになってい
る。なお、この切り欠き部20は、必要に応じて設ける
ようにすればよい。
【0036】次に、本発明に係る物品運搬用把持補助具
1の製造方法の実施形態について説明する。なお、本実
施形態においては、便宜上、高分子材料として可撓性発
泡樹脂を用いた物品運搬用把持補助具1の製造について
説明するが、本発明は、これに限るものではなく、例え
ば可撓性発泡樹脂材料の他の樹脂材料や、ゴム等の高分
子材料にも適用できるものである。
【0037】まず、一般的な樹脂成形用ダイ(図示せ
ず)を用いた可撓性発泡樹脂の押出成形およびインフレ
ーションによって、図4に示すように長尺な円筒状の基
材9を成形し、その後1対の安定板の間を通して徐々に
扁平に変形させ、その後回転する1対のピンチロールに
よって挟持して引き取ることにより、基材9を図5に示
すように扁平に畳んで互いに重ね合わせ、当該基材9の
互いに重なり合った両壁部9a,9bを熱溶着等によっ
て互いに固着させる。このとき、重ね合わされた基材9
の折り幅の両側端部には、それぞれ基材9の折り返し部
分が形成されるのであるが、この折り返し部分が、前記
曲面状の両側端部6a,6bに相当するものとなる。こ
のため、前記筒状体2の切り欠き3を挟んだ両側端部6
a,6bを、簡易な方法によって曲面状に形成すること
ができる。
【0038】続いて、この互いに一体的に重ね合わされ
た基材9を、その両側端部を介して円形に湾曲させる。
このとき、例えば、ダイから押し出された基材9の搬送
ライン(図示せず)上に略円筒状の型を設置することに
よって、基材9が搬送ラインに沿って前記型を通過する
のにともなって前記基材9を自動的に湾曲させるように
してもよい。
【0039】そして、前記基材9を湾曲させる際に、前
記管状体2の内周面側となる基材9の上側の壁部9a
は、外周面側となる下側の壁部9bに比べて、湾曲の際
の半径寸法差に基づく周方向の寸法余りを有するのであ
るが、この寸法余り部分に弛みや縮みが生じることによ
って前記皺部7を形成することができる。このため、前
記管状体2の曲面状の両側端部6a,6bおよび前記皺
部7を簡易に形成することができる。また、扁平に畳ま
れた上記基材9は、図5に示す上下の壁部9a,9bか
らなる二重構造を有するので、頑丈な管状体2が形成さ
れる。
【0040】次に、本発明に係る物品運搬用把持補助具
の第2実施形態を図6について説明する。
【0041】本第2実施形態における物品運搬用把持補
助具11は、基本的構成については、前述した第1実施
形態と異なるところはない。ただ、本実施形態における
物品運搬用把持補助具11は、切り欠き3を挟んだ管状
体2の両側端部6a,6bが、この管状体2の半径方向
内側に向かって凹入するように形成されている。
【0042】このため、第1実施形態に示す場合より
も、前記管状体2内に、フィルムバック等の物品収納具
4の把持部5をさらに容易に嵌入することができるとと
もに、管状体2を把持する際の切り欠き3を挟んだ管状
体2の両側端部6a,6bによる手への圧接を完全に回
避することができるようになっている。
【0043】従って、手指をさらに有効に保護すること
ができ、より安全かつ安定的な物品収納具4の運搬を行
うことができる。
【0044】次に、本発明に係る物品運搬用把持補助具
の第3実施形態を図7および図8について説明する。
【0045】本第3実施形態における物品運搬用把持補
助具12,13は、基本的構成については、前述した第
1実施形態および第2実施形態における物品運搬用把持
補助具1,11と異なるところはない。ただ、本第3実
施形態における物品運搬用把持補助具12,13は、図
7または図8に示すように、前記管状体2に、前記切り
欠き3に交差する切り込み部15が所定の深さにわたっ
て形成されている。従って、物品収納具4として、例え
ば、図9に示すように長尺な紐16を用いて本等のよう
な複数の物品を十字掛けにして縛る場合、この紐からな
る物品収納具の把持部5は、交差状の形態を呈するので
あるが、このような交差状の把持部5を有する物品収納
具4を用いる場合においても、前記切り欠き3および前
記切り込み部15によって把持部5を管状体2内に嵌入
させることができる。
【0046】このため、交差状の把持部5を有する物品
収納具4を安全かつ安定的に運搬することができるた
め、より多様な形態の物品収納具4の運搬に供すること
ができる。
【0047】また、本第3実施形態における物品運搬用
把持補助具12,13を製造するには、前記第1および
第2実施形態に示す物品運搬用把持補助具1,11の管
状体2の成形を経た後、この管状体2の前記切り欠き3
が形成された外周壁の部位に対して、この切り欠き3に
交差する切り込み部15を所定の深さにわたって形成す
ればよい。このため、多様な形態の物品収納具4の運搬
に適した本第3実施形態における物品運搬用把持補助具
12,13を簡易かつ迅速に製造することができる。
【0048】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0049】例えば、前記管状体2の外周面に、例えば
商号等の宣伝広告用の識別情報を付すようにしてもよ
い。かかる場合、前記物品運搬用把持補助具を使用する
顧客は、必然的に識別情報を目視するため、宣伝広告の
ための有効な効果を得ることができる。
【0050】さらに、前記管状体2の前記長手方向に沿
った切り欠き3に交差する切り込み部15の形成位置や
形成数は、物品収納具4の把持部5の形態に応じて適宜
変更することができる。
【0051】また、前記物品収納具4は前述したフィル
ムバックや紐に限る必要はなく、例えば、図10に示す
ような紙袋であってもよい。この場合においても同図1
0に示すように、紙袋の把持部5を管状体2内に嵌入さ
せた状態で把持部5を把持することができるため、この
紙袋の運搬を安全かつ安定的に行うことができる。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1に
係る物品運搬用把持補助具によれば、物品を運搬する際
に手指を有効に保護することができ、物品の安全かつ安
定的な運搬を行うことができるとともに、管状体に対す
る物品収納具の着脱を容易に行うことができ、利便性を
向上することができる。
【0053】請求項2に係る物品運搬用把持補助具によ
れば、請求項1に係る物品運搬用把持補助具の効果に加
えて、さらに有効に手指を保護することができるととも
に、把持部の管状体内への嵌入をさらに容易ならしめる
ことができる。
【0054】請求項3に係る物品運搬用把持補助具によ
れば、請求項1または請求項2に係る物品運搬用把持補
助具の効果に加えて、さらに管状な物品運搬用把持補助
具を簡易に形成することができる。
【0055】請求項4に係る物品運搬用把持補助具によ
れば、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に係る物品
運搬用把持補助具の効果に加えて、多様な形態の物品収
納具を用いた物品の運搬に柔軟に対応することができ
る。
【0056】請求項5に係る物品運搬用把持補助具によ
れば、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に係る物品
運搬用把持補助具の効果に加えて、さらに安定的な物品
の運搬を行うことができる。
【0057】請求項6に係る物品運搬用把持補助具によ
れば、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に係る物品
運搬用把持補助具の効果に加えて、さらに安定的な物品
の運搬を実現することができる。
【0058】請求項7に係る物品運搬用把持補助具の製
造方法によれば、手指を有効に保護し、物品を安全かつ
安定的に運搬することができる物品運搬用把持補助具を
簡易かつ迅速に製造することができ、製造効率を向上す
ることができる。
【0059】請求項8に係る物品運搬用把持補助具の製
造方法によれば、請求項7に係る物品運搬用把持補助具
の製造方法の効果に加えて、多様な形態の物品収納具を
用いた物品の運搬に柔軟に対応し得る物品運搬用把持補
助具を簡易かつ迅速に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る物品運搬用把持補助具の第1実
施形態を示す斜視図
【図2】 本発明に係る物品運搬用把持補助具の使用状
態を示した図
【図3】 本発明に係る物品運搬用把持補助具の第1実
施形態を示す断面図
【図4】 本発明に係る物品運搬用把持補助具の製造方
法の実施形態において、円筒状の基材の成形状態を示し
た図
【図5】 本発明に係る物品運搬用把持補助具の製造方
法の実施形態において、図3に示す円筒状の基材を扁平
に畳んで重ね合わせた二重構造からなる基材の成形状態
を示した図
【図6】 本発明に係る物品運搬用把持補助具の第2実
施形態を示した斜視図
【図7】 本発明に係る物品運搬用把持補助具の第3実
施形態を示した斜視図
【図8】 本発明に係る物品運搬用把持補助具の第3実
施形態を示した図6と異なる図
【図9】 本発明に係る物品運搬用把持補助具の第3実
施形態の使用状態を示した図
【図10】 本発明に係る物品運搬用把持補助具の実施
形態において図2と異なる他の物品収納具を用いた使用
状態を示す図
【符号の説明】
1,11,12,13 物品運搬用把持補助具 2 管状体 3 切り欠き 4 物品収納具 5 把持部 6a,6b 両側端部 7 皺部 15 切り込み部 20 切り欠き部
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 今朝志 東京都品川区小山4丁目16番4号 トミー 機械工業株式会社内 Fターム(参考) 3E064 EA09 HJ10 HK10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子材料からなるとともに、その長手
    方向に直交する断面形状が一部に切り欠きを有する略円
    形あるいは多角形状に形成された長尺な管状体を有し、
    この管状体内に、前記切り欠きを介して把持部を有する
    物品収納具の当該把持部を嵌入させることによって、前
    記管状体の外周面を把持した状態で前記物品収納具を運
    搬し得るように形成されてなる物品運搬用把持補助具に
    おいて、 前記管状体の前記切り欠きを挟んだ両側端部の形状を、
    管状体内への前記把持部の嵌入を容易ならしめるととも
    にこの両側端部による手への圧接を緩和すべく角を有し
    ない曲面状に形成し、前記管状体の内周面に、前記管状
    体内における前記把持部の摺動を防止するための複数の
    皺部を形成してなることを特徴とする物品運搬用把持補
    助具。
  2. 【請求項2】 前記管状体の、前記両側端部側の所定範
    囲の部位は、管状体の径方向内側に向かって凹入するよ
    うに湾曲あるいは屈曲されていることを特徴とする請求
    項1に記載の物品運搬用把持補助具。
  3. 【請求項3】 前記管状体およびこの管状体に形成され
    た前記曲面状の両側端部ならびに前記皺部は、高分子材
    料の成形工程において長尺な筒状の基材を扁平に畳んで
    一体的に重ね合わせるとともに、これを湾曲あるいは屈
    曲させることによって形成されてなることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の物品運搬用把持補助
    具。
  4. 【請求項4】 前記管状体に、前記切り欠きに交差する
    切り込み部を所定の深さにわたって形成し、これら切り
    欠きおよび切り込み部の交差部位に沿った交差状の把持
    部を前記管状体に嵌入可能とされてなることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の物品運
    搬用把持補助具。
  5. 【請求項5】 前記高分子材料は、可撓性発砲樹脂であ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1
    項に記載の物品運搬用把持補助具。
  6. 【請求項6】 前記管状体の長手方向両縁部の前記切り
    欠きに対向する位置に、この管状体の長手方向に凹入さ
    れた一対の切り欠き部を形成したことを特徴とする請求
    項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の物品運搬用把
    持補助具。
  7. 【請求項7】 高分子材料の成形によって、その長手方
    向に直交する断面形状が一部に切り欠きを有する略円形
    あるいは多角形状となる長尺な管状体を形成し、この管
    状体の前記切り欠きを介して前記管状体内に把持部を有
    する物品収納具の当該把持部を嵌入させることによっ
    て、前記管状体の外周面を把持した状態で前記物品収納
    具を運搬し得る物品運搬用把持補助具の製造方法におい
    て、 前記高分子材料からなる長尺な筒状の基材を扁平に畳ん
    で一体的に重ね合わせた後、これを湾曲あるいは屈曲さ
    せることによって、前記基材の二重構造からなる管状体
    を形成するとともに、この管状体の前記切り欠きを挟ん
    だ両側端部の形状を、前記管状体内への前記把持部の嵌
    入を容易ならしめるとともにこの両側端部による手への
    圧接を緩和すべく角を有しない曲面状に形成し、前記管
    状体の内周面に、前記管状体内における前記把持部の摺
    動を防止するための前記基材からなる複数の皺部を形成
    することを特徴とする物品運搬用把持補助具の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記管状体に、前記切り欠きに交差する
    切り込み部を所定の深さにわたって形成し、これら切り
    欠きおよび切り込み部の交差部位に沿った交差状の把持
    部を前記管状体に嵌入可能とすることを特徴とする請求
    項7に記載の物品運搬用把持補助具の製造方法。
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