JP2003132765A - レバースイッチ - Google Patents
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- Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
- Switches With Compound Operations (AREA)
Abstract
関し、小型化が図れ、安定した接点の接触が得られると
共に、製作も容易なものを提供することを目的とする。 【解決手段】 ケース11の内底面中央に共通接点1
2、対向する両内側壁に固定接点13,14を各々植設
し、この共通接点12に略M字状の弾性金属製の可動接
点15の中間部15Aを常時弾接させると共に、中間部
15A両端から左右に延出した第一のアーム部15B先
端に設けられた折返部15Cを介して形成された第二の
アーム部15D先端の接点部15Eを、ケース11内側
壁に各々弾接させ、レバー16の回動によって摺動体1
7がケース11の内底面を摺動し、両端の押圧部17A
が可動接点15の接点部15Eを、固定接点13,14
に接離させるようにしてレバースイッチを構成する。
Description
いて、記録媒体の有無やメカニズムの動作検出等に用い
られるレバースイッチに関するものである。
スク等の記録媒体の有無、或いは様々なメカニズムの動
作検出等に用いられる検出用のレバースイッチとして
は、弾性金属薄板製の可動接点と固定接点を組合わせ
た、所謂リーフスイッチが広く知られている。
て、図7〜図9を用いて説明する。
り、同図において、1は前面開放で上面に開口部1Aを
有する絶縁樹脂製の箱形のケース、2は中間の軸部2A
がケース1に回動可能に装着されたレバーで、ケース1
内に収納されたレバー2の下端には駆動部2B,2Cが
設けられ、上端の操作部2Dはケース1の開口部1Aか
ら上方に突出している。
4は可動接点3の左右に配置された一対の弾性金属薄板
製の固定接点で、各々ケース1の開口部1Aと対向する
底面に植設され、可動接点3の上端がレバー2の駆動部
2B,2Cの間に挿入されると共に、可動接点3の中間
部と対向した固定接点4の上端には内方に湾曲した接点
部4Aが設けられている。
納したケース1の前面をカバー(図示せず)が覆い、レ
バー2の軸部2Aを左右方向に回動可能に保持してレバ
ースイッチが構成されている。
Dを例えば右方向に回動操作すると、図8の断面図に示
すように、軸部2Aを支点として駆動部2C下端が左方
向に回動するため、駆動部2Cによって可動接点3が上
端を押されて左方向に撓み、中間部が左側の固定接点4
の接点部4Aに接触する。
定のストロークまで回動すると、図9の断面図に示すよ
うに、可動接点3の上端がさらに左方向に移動して中間
部が接点部4Aを押圧するため、これによって固定接点
4も左方向に撓み、可動接点3と固定接点4が安定した
接触圧力で接触した状態となる。
解除すると、可動接点3や固定接点4の弾性復帰力によ
って、駆動部2Cが右方向に押圧されてレバー2が回動
し、操作部2Dが図7の中立状態に復帰する。
回動操作した場合には、駆動部2Bが可動接点3上端を
右方向に押圧し、可動接点3を右方向に撓ませて右側の
固定接点4と接触するように構成されているものであっ
た。
のレバースイッチにおいては、板状の可動接点3を左右
方向に撓ませて左右の固定接点4と接触させているた
め、可動接点3の許容応力を充分なものにするために
は、可動接点3に所定の長さが必要となって、スイッチ
全体の小型化を図ることが困難になると共に、レバー2
が所定のストロークだけ回動した後に固定接点4も撓
み、可動接点3との安定した接触圧力が得られる構成と
なっているため、レバー2が操作途中の状態では接点の
接触が不安定なものになり易いという課題があった。
るものであり、小型化が図れ、安定した接点の接触が得
られるレバースイッチを提供することを目的とする。
に本発明は、以下の構成を有するものである。
の内底面中央に共通接点、対向する両内側壁に固定接点
を各々植設し、この共通接点に略M字状の弾性金属製の
可動接点の中間部を常時弾接させると共に、中間部両端
から左右に延出した第一のアーム部先端に設けられた折
返部を介して形成された第二のアーム部先端の接点部
を、ケース内側壁または固定接点に各々弾接させ、レバ
ーの回動によって摺動体がケースの内底面を摺動し、両
端の押圧部が可動接点の接点部を固定接点に接離させる
ようにしてレバースイッチを構成したものであり、可動
接点を中間部及び第一のアーム部、折返部、第二のアー
ム部からなる略M字状に形成し、この全体を撓めて中間
部と両端の接点部を共通接点と固定接点に弾接させてい
るため、可動接点の許容応力を大きなものとすることが
でき、スイッチ全体の小型化を図ることが可能になると
共に、可動接点の接点部が、ケースの内側壁または固定
接点上を弾接摺動して固定接点との接離を行う構成であ
るため、レバーが操作途中の状態でも接点の一定の接触
圧力が確保できて安定した接触が得られ、また、可動接
点やレバー、摺動体等の各構成部品をケースの内底面に
対して順次重ねて組立てが行えるため、製作も容易なレ
バースイッチを得ることができるという作用を有する。
発明において、ケースの内底面中央部に、可動接点の第
一のアーム部に当接する保持部を設けたものであり、保
持部によって可動接点を確実に保持できるため、組立て
時の可動接点の変形等を防止できると共に、ケースへの
各部品の組立ても容易に行うことができるという作用を
有する。
発明において、可動接点の中間部に延出する弾性部を設
け、この弾性部によって上記可動接点の中間部を共通接
点に弾接させたものであり、弾性部によって可動接点の
中間部が共通接点に所定の力で弾接しているため、可動
接点と共通接点の接触を安定したものとすることができ
るという作用を有する。
発明において、可動接点の中間部に延出する舌片部を設
け、この舌片部先端を共通接点に弾接させたものであ
り、可動接点の動作に伴って舌片部先端が共通接点上を
摺動するため、共通接点表面の埃や炭化物等の異物が除
去され、接点の接触を安定したものとすることができる
という作用を有する。
て、図1〜図6を用いて説明する。
本発明の特に請求項1〜3記載の発明について説明す
る。
バースイッチの断面図、図2は同分解斜視図であり、同
図において、11は前面開放で上面に開口部11Aを有
する絶縁樹脂製の箱型のケースで、ケース11の下内側
壁中央には内底面に植設された導電金属製の共通接点1
2の先端が、これに隣接し対向する左右の内側壁には同
じく導電金属製の一対の固定接点13,14が、各々イ
ンサート成形等によって植設固定されている。
の弾性金属薄膜製の略M字状の可動接点で、中間部15
A下面の円弧状の突部が共通接点12に弾接すると共
に、中間部15A両端から左右に延出し、ケース11中
央部に突出した保持部11Bに当接して外方に広がっ
た、第一のアーム部15B先端には折返部15Cが設け
られ、この折返部15Cから延出した第二のアーム部1
5D先端の外方に湾曲した接点部15Eが、ケース11
の左右の内側壁に弾接している。
方へ延出する略L字状の弾性部15Fが設けられると共
に、この弾性部15Fが撓められ先端がケース11中央
部の保持部11B下面に弾接することによって、中間部
15A下面の突部が共通接点12に安定した力で弾接し
ている。
端の操作部16Aがケース11の開口部11Aから上方
に突出し、円孔状の軸部16Bがケース11内底面中央
の円柱状の軸部11Cに回動可能に装着されると共に、
下端には歯車状の当接部16Cが設けられている。
方向へ摺動可能にケース11内に収納されると共に、両
端の押圧部17Aが可動接点15の折返部15C近傍に
当接し、上面の歯形の係合部17Bがレバー16下端の
当接部16Cと噛合っている。
6、摺動体17等が収納されたケース11の前面を、カ
バー18が覆ってレバースイッチが構成されている。
ら、レバー16の操作部16Aを例えば右方向に回動操
作すると、図3の断面図に示すように、軸部16Bを支
点としてレバー16が回動するため、上面の係合部17
Bがレバー16下端の当接部16Cと噛合った摺動体1
7が、ケース11内底面上を左方向へ摺動する。
可動接点15の折返部15C近傍の第一のアーム部15
Bを押圧するため、左側の第一のアーム部15Bや第二
のアーム部15Dが撓み、左側の接点部15Eがケース
11の左内側壁面を下方向に弾接摺動する。
に回動すると、図4の断面図に示すように、可動接点1
5の接点部15Eがさらに下方向に弾接摺動し、固定接
点13に接触することによって、可動接点15を介した
固定接点13と共通接点12との電気的接続が行われ
る。
作力を解除すると、第一のアーム部15Bや第二のアー
ム部15Dが撓められた可動接点15の弾性復帰力によ
って、接点部15Eが上方向に弾接摺動して固定接点1
3から離れると共に、可動接点15に押圧された摺動体
17が中央方向へ摺動し、これによってレバー16が回
動して、操作部16Aが図1の中立状態に復帰する。
に回動操作した場合には、摺動体17が右方向へ摺動し
て、可動接点15の右側の接点部15Eが下方向に弾接
摺動し、固定接点14に接触することによって、可動接
点15を介した固定接点14と共通接点12との電気的
接続が行われる。
点15を中間部15A及び第一のアーム部15B、折返
部15C、第二のアーム部15Dからなる略M字状に形
成し、この全体を撓めて中間部15Aと両端の接点部1
5Eを共通接点12と固定接点13,14に弾接させて
いるため、可動接点15の許容応力を大きなものとする
ことができ、スイッチ全体の小型化を図ることが可能に
なると共に、可動接点15の接点部15Eが、ケース1
1の内側壁上を弾接摺動して固定接点13,14との接
離を行う構成であるため、レバー16が操作途中の状態
でも接点の一定の接触圧力が確保でき、接触が安定した
レバースイッチを得ることができるものである。
体17等の各構成部品をケース11の内底面に対して順
次重ねて組立てが行える構成となっているため、製作も
容易に行うことができ、安価なレバースイッチを得るこ
とができる。
5の第一のアーム部15Bに当接する保持部11Bを設
けることによって、この保持部11Bによって可動接点
15を確実に保持できるため、組立て時の可動接点15
の変形等を防止できると共に、スイッチ組立て時に保持
部11Bによって、可動接点15を予め所定の位置まで
撓めた状態でレバー16や摺動体17を組込むことがで
きるため、ケース11への各部品の組立てをさらに容易
に行うことができる。
方へ延出する弾性部15Fを設け、この弾性部15Fに
よって可動接点15の中間部15A下面の突部が共通接
点12に所定の力で弾接しているため、可動接点15と
共通接点12の接触を安定したものとすることができ
る。
本発明の特に請求項1及び4記載の発明について説明す
る。
分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
バースイッチの断面図であり、同図において、絶縁樹脂
製の箱型のケース21の内底面中央に導電金属製の共通
接点22が、対向する左右の内側壁に一対の固定接点1
3,14が、各々インサート成形等によって植設固定さ
れていることや、略M字状の可動接点15がケース21
内に収納されていることは実施の形態1の場合と同様で
ある。
ケース21の開口部21Aから上方に突出していること
や、中間の軸部26Bがケース21の軸部21Bに回動
可能に装着されていることも実施の形態1の場合と同様
であるが、レバー26下端には略円形の当接部26Cが
設けられている。
に収納された摺動体27の上面には、凹状の係合部27
Bが設けられ、この係合部27Bにレバー26下端の当
接部26Cが挿入されている。
には上方に延出する舌片部15Gが設けられ、この舌片
部15G先端が共通接点22に弾接して、レバースイッ
チが構成されている。
ら、レバー26の操作部26Aを右方向に回動操作する
と、図6の断面図に示すように、軸部26Bを支点とし
てレバー26が回動するため、上面の係合部27Bにレ
バー26下端の当接部26Cが挿入された摺動体27
が、ケース21内底面上を左方向へ摺動する。
が、可動接点15の折返部15C近傍の第一のアーム部
15Bを押圧するため、左側の第一のアーム部15Bや
第二のアーム部15Dが撓み、左側の接点部15Eがケ
ース21の左内側壁面を下方向に弾接摺動して、固定接
点13に接触し、可動接点15を介した固定接点13と
共通接点22との電気的接続が行われる。
Aに上方に延出して設けられた舌片部15G先端は、上
記のような可動接点15の動作に伴って、共通接点22
上を左方向へ弾接摺動する。
と、可動接点15の弾性復帰力によってレバー26が図
5の中立状態に復帰することや、レバー26の操作部2
6Aを左方向に回動操作した場合には、摺動体27が右
方向へ摺動して、可動接点15を介した固定接点14と
共通接点22との電気的接続が行われることは実施の形
態1の場合と同様である。
26下端の略円形の当接部26Cを、摺動体27上面の
凹状の係合部27Bに挿入した構成となっているため、
レバー16下端の歯車状の当接部16Cを、摺動体17
上面の歯形の係合部17Bに噛合わせた実施の形態1の
場合に比べ、レバー26や摺動体27の加工が容易にな
ると共に、スイッチの製作をさらに容易に行うことがで
き、スイッチ組立ての自動化等も容易に図れるレバース
イッチを得ることができるものである。
に上方に延出する舌片部15Gを設け、この舌片部15
G先端を共通接点22に弾接させることによって、可動
接点15の動作に伴って舌片部15G先端が共通接点2
2上を摺動するため、共通接点22表面の埃や炭化物等
の異物が除去され、接点の接触を安定したものとするこ
とができる。
レバー16や26の回動操作によって、可動接点15両
端の接点部15Eを固定接点13,14に接触させる、
所謂ノーマルオフタイプのものとして説明したが、レバ
ー16や26が中立状態で接点部15Eが固定接点1
3,14に接触し、レバー16や26を回動操作すると
接点部15Eが固定接点13,14から離れる、所謂ノ
ーマルオンタイプのレバースイッチとしても本発明の実
施は可能である。
加工等によって製作がし易い弾性金属薄板製として説明
したが、銅合金等の円形の金属線材等をフォーミング加
工して形成してもよい。
図れ、安定した接点の接触が得られると共に、製作も容
易なレバースイッチを実現できるという有利な効果が得
られる。
チの断面図
チの断面図
Claims (4)
- 【請求項1】 内底面中央に共通接点、及び対向する両
内側壁に固定接点が各々植設された上面開口の箱型のケ
ースと、略M字状で中間部が上記共通接点に常時弾接
し、中間部両端から左右に延出した第一のアーム部先端
に折返部が設けられると共に、折返部を介して第二のア
ーム部が形成され、この第二のアーム部先端の接点部が
上記ケース内側壁または上記固定接点に各々弾接した弾
性金属製の可動接点と、上面に係合部を有し、両端の押
圧部が上記可動接点の折返部近傍に当接した摺動体と、
操作部が上記ケース開口部から突出し、軸部がケースに
回動可能に装着されると共に、下端の当接部が上記摺動
体の係合部に当接したレバーからなり、上記レバーの回
動によって上記摺動体が上記ケースの内底面を摺動し、
上記可動接点の接点部を上記固定接点に接離させるレバ
ースイッチ。 - 【請求項2】 ケースの内底面中央部に、可動接点の第
一のアーム部に当接する保持部を設けた請求項1記載の
レバースイッチ。 - 【請求項3】 可動接点の中間部に延出する弾性部を設
け、この弾性部によって上記可動接点の中間部を共通接
点に弾接させた請求項1記載のレバースイッチ。 - 【請求項4】 可動接点の中間部に延出する舌片部を設
け、この舌片部先端を共通接点に弾接させた請求項1記
載のレバースイッチ。
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