JP2003131013A - レンズアレイ基板及び液晶表示装置 - Google Patents
レンズアレイ基板及び液晶表示装置Info
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Abstract
しつつ、液晶表示パネル等の温度上昇を抑制することが
できるレンズアレイ基板と画像表示装置を提供する。 【解決手段】 ガラス基板76の上にレンズ樹脂層78
と封止樹脂層79を設け、互いに屈折率の異なるレンズ
樹脂層78と封止樹脂層79との界面にレンズアレイ8
0を形成する。封止樹脂層79の上に設けたカバー基板
81の表面に、レンズアレイ80を構成する各レンズの
境界エッジ部77と対向する領域に沿って、AlやAg
等の光反射率の高い材料からなる遮光部材82を形成
し、遮光部材82の上からカバー基板81の全面に透明
電極83を形成する。
Description
及び液晶表示装置に関する。特に、プロジェクタ用途に
用いられる液晶表示装置や、該装置に用いられるレンズ
アレイ基板に関するものである。
示パネル及び光源装置(バックライト)によって構成さ
れている。図1は、このような液晶表示パネル1の内部
構造を示す概略分解斜視図である。透過型の液晶表示パ
ネル1は、裏面側基板2と表面側基板3との間に液晶層
4を挟んで封止した構造を有している。裏面側基板2
は、ガラス基板5の表面の各画素領域毎に画素電極6及
びTFT(薄膜トランジスタ)7を形成したものであ
り、その上には配向膜8が形成されている。また、表面
側基板3は、ガラス基板9の裏面に赤(R)、緑
(G)、青(B)の三原色のカラーフィルタ10が形成
され、その裏面全面に透明電極(ITO)11が形成さ
れ、その上に配向膜12が形成されたものである。液晶
層4は、表面側基板3の配向膜12と裏面側基板2の配
向膜8との間に形成された空間内に充填されており、周
囲は封止用のスペーサ(図示せず)によって封止されて
いる。また、裏面側基板2の裏面と表面側基板3の表面
には、それぞれ偏光板13、14が対向させられてい
る。
源装置によって光を照射し、TFT7によって各画素電
極6と透明電極11との間の印加電圧のON、OFFを
制御することにより、液晶表示パネル1の各画素の光透
過状態と遮光状態を制御し、画像を生成する。
コントラストを向上させて画像をくっきりとさせるた
め、カラーフィルタ10とカラーフィルタ10の間の間
隙部分をブラックマトリクス15で覆い、光源装置から
の光がカラーフィルタ10間を通過しないようにしてい
る。ブラックマトリクス15の材料としては、光吸収性
の樹脂やクロム膜が用いられており、印刷法によってブ
ラックマトリクス15を形成したり、蒸着やスパッタ法
によってブラックマトリクス15を成膜した後、フォト
リソグラフィ法を用いてブラックマトリクス15をパタ
ーニングしている。
ュータ(PC)、携帯端末(PDA)、携帯電話等の画
像表示部以外にも、液晶プロジェクタなどのプレゼンテ
ーションツールとしての応用が試みられ、商品化されて
いる。特に、液晶プロジェクタは、会議における説明資
料投影用やデジタルシネマ等として一般的に用いられる
ようになっている。
を説明する図である。リフレクタを備えたハロゲンラン
プ等の光源装置22の前方には、青色光34Bのみを透
過させ、赤色光34R及び緑色光34Gを反射させるダ
イクロイックミラー23が斜め45°の角度で設置され
ている。ダイクロイックミラー23の光透過方向には、
同じく斜め45°の角度で全反射ミラー24が設置され
ており、全反射ミラー24の光反射方向には、青色画像
を生成させるための単色用の液晶表示パネル25が設置
され、液晶表示パネル25は2方向の反射面を有するプ
リズム26の側面に対向している。また、ダイクロイッ
クミラー23の光反射方向には、緑色光34Gを反射さ
せ、赤色光34Rを透過させるダイクロイックミラー2
7が斜め45°の角度で設置されており、ダイクロイッ
クミラー27の光反射方向には、緑色画像を生成させる
ための単色用の液晶表示パネル28が設置され、液晶表
示パネル28は前記プリズム26の背面に対向してい
る。また、ダイクロイックミラー27の光透過側には全
反射ミラー29が斜め45°の角度で設置され、全反射
ミラー29の光反射側には、−45°の角度で全反射ミ
ラー30が設置されており、全反射ミラー30の光反射
方向には、赤色画像を生成させるための単色用の液晶表
示パネル31が設置され、液晶表示パネル31は前記プ
リズム26の異なる側面に対向している。さらに、前記
プリズム26の前面には投射レンズ32が設けられてい
る。
色光のうち、青色光34Bはダイクロイックミラー23
を透過し、全反射ミラー24で全反射された後、液晶表
示パネル25を照射する。液晶表示パネル25に青色光
が照射されると、液晶表示パネル25を透過した光によ
って青色画像が生成され、この青色画像は前記プリズム
26の反射面で前方へ反射される。また、光源装置22
から出射された白色光のうち、緑色光34Gはダイクロ
イックミラー23で反射され、さらにダイクロイックミ
ラー27で反射された後、液晶表示パネル28を照射す
る。液晶表示パネル28に緑色光34Gが照射される
と、液晶表示パネル28を透過した光によって緑色画像
が生成され、この緑色画像は前記プリズム26を透過す
る。また、光源装置22から出射された白色光のうち、
赤色光34Rはダイクロイックミラー23で反射され、
ダイクロイックミラー27を透過した後、全反射ミラー
29、30で全反射され、液晶表示パネル31を照射す
る。液晶表示パネル31に赤色光34Rが照射される
と、液晶表示パネル31を透過した光によって赤色画像
が生成され、この赤色画像は前記プリズム26の反射面
で前方へ反射される。
された青色画像と、液晶表示パネル28で生成された緑
色画像と、液晶表示パネル31で生成された赤色画像と
は、プリズム26によって重ね合わされることによって
カラー画像となり、投射レンズ32に照射される。投射
レンズ32を通過したカラー画像は、前方のスクリーン
33の上に結像され、スクリーン33にカラー画像が映
し出される。
使用上の利便性と画像品質を高めるため、より小型化と
高輝度化が求められている。また、液晶プロジェクタや
パーソナルコンピュータの高分解能化のニーズも高く、
それに応じて液晶表示パネルの画素数も非常に大きくな
ってきている。画素数を増大させるために画素面積を小
さくしても、各画素内のTFTやその配線を小さくする
ことは困難であるため、画素数を大きくして画素面積を
微小化するにつれて画素開口部の比率(開口率)は次第
に小さくなる。従って、画素開口率が小さくなっても画
面の明るさをそれ以前よりも低下させないためには、光
源装置の光量をより大きくする必要がある。
画像表示用の液晶表示装置の光源装置は、次第に大光量
化してきている。しかし、光源装置の光量が大きくなる
と、TFTやその配線に照射される光量も大きくなるの
で、光によってキャリアが励起され易くなり、TFTの
動作不安定や誤動作が起き易くなる。
の光量の増大を抑制する方法として、裏面側基板にレン
ズアレイを設けたものが用いられる。図3は裏面側基板
42にレンズアレイ47を設けた液晶表示パネル41を
示す概略断面図である。この液晶表示パネル41の裏面
側基板42では、ガラス基板44の上に形成されたレン
ズ樹脂層45の表面にレンズ状パターンを形成し、レン
ズ樹脂層45の上に封止樹脂層46を塗布して表面を平
らにしている。レンズ樹脂層45と封止樹脂層46とは
屈折率が異なっており、レンズ樹脂層45と封止樹脂層
46との界面にレンズアレイ47が形成されている。さ
らに、封止樹脂層46の上にはガラス製のカバー基板6
4が貼り付けられ、カバー基板64の全面には透明電極
(ITO)48が形成され、透明電極48の表面には配
向膜49が設けられている。裏面側基板42には、周囲
をスペーサ50で封止された液晶層51を挟んで表面側
基板43が貼り合わされている。表面側基板43では、
ガラス基板52の裏面にカラーフィルタ53及びブラッ
クマトリクス54が形成され、その上に画素電極55及
びTFT56が形成され、その上に配向膜57が形成さ
れている。さらに、表面側基板43の表面と裏面側基板
42の裏面には、それぞれ偏光板58、59が配設され
ている。
によれば、光源装置から出射され裏面側基板42に入射
した光は、図4に示すように、レンズアレイ47を透過
する際に、レンズアレイ47によって各画素開口60
(画素電極55及びカラーフィルタ53の部分)に集光
させられて画素開口60を透過する。この結果、光源装
置の光は、ブラックマトリクス54により遮蔽されるこ
となく、ほぼ100%の光が画素開口60を通過して前
方へ出射され、光の利用効率が非常に高くなる。また、
レンズアレイ47を通過した光が画素開口60に集まる
ことによってTFT56やその配線に光が照射されにく
くなり、TFT56の動作不安定や誤動作が防止され
る。
形することは困難であるため、実際には、レンズアレイ
を構成する各レンズ間の境界エッジ部が鈍化して丸みを
帯びることにより、レンズアレイを通過した光がTFT
やTFT配線に照射しており、十分にTFTの動作不安
定や誤動作を解消することは困難であった。
では、図5に示すように、裏面側基板42の封止樹脂層
46の上にガラス製のカバー基板62を重ね、カバー基
板62とその上の透明電極48との間において、レンズ
アレイ47の境界エッジ部と対応する位置に遮光部材6
3(これもブラックマトリクスと呼ばれることがあ
る。)を設け、TFT56に光が照射されるのを防止し
ている。
晶表示パネルにおいては、TFTに照射される光量をで
きるだけ少なくしてTFTの動作不安定や誤動作を少な
くするための工夫がされているが、TFTに光が照射す
るのを防止するために用いる遮光部材としては、光反射
率の小さなCr(クロム)単層膜(光反射率は60%程
度)が用いられている。
は、同時に光吸収率が高いため、図5のような構造の液
晶表示パネルでは、光源装置からの光照射により遮光部
材の温度が上昇し、液晶表示パネル全体の温度上昇の原
因となる。このような温度上昇は、液晶や配向膜に影響
を与え、液晶表示パネルの品質や寿命にも悪影響を及ぼ
す。例えば、液晶表示パネルの温度が60℃〜70℃程
度に達すると、液晶の分解や配向膜の特性変化などが生
じて液晶の配向の仕方が変わり、液晶表示パネルの特性
が劣化する恐れがある。特に、近年においては、上記の
ように液晶表示パネルの画素の高精細化が進んでいるた
め、それに応じてブラックマトリクスや遮光部材の占め
る面積の割合が増加しており、また、液晶表示パネルの
輝度向上のために照射される光量も大きくなっており、
液晶表示パネルの温度上昇は大きな問題となってきてい
る。
なされたものであり、その目的とするところは、TFT
等の素子の動作不安定や誤動作を防止しつつ、液晶表示
パネル等の温度上昇を抑制することができるレンズアレ
イ基板と液晶表示装置を提供することにある。
数のレンズを配列させたレンズアレイを有するレンズア
レイ基板であって、前記レンズどうしの境界に対応する
領域に沿って遮光部材が設けられ、該遮光部材の光入射
側の面は、光の高反射率面となっていることを特徴とし
ている。典型的な場合には、高反射率面とは、70%以
上の光反射率を有する面、より好ましくは、80〜90
%以上の光反射面を有する面である。遮光部材の高反射
率面と反対側の面は、同じく高反射率面となっていても
よく、高吸収率面となっていてもよく、拡散面でもよ
く、その他任意の面であっても差し支えない。
イを構成する各レンズによって入射光を集光させること
ができる。また、レンズどうしの境界に対応する領域に
沿って遮光部材を設けているので、レンズどうしの境界
部分を通過した光を遮光部材によって遮断することがで
き、レンズ境界部分の成形誤差や鈍りによってレンズ境
界部分を通過した光が不規則な方向へ出射されるのを防
止することができる。しかも、この遮光部材の光入射側
の面は光反射率の高い面となっているので、遮断する光
を吸収して温度上昇しにくく、レンズアレイ基板の温度
上昇を小さくすることができる。
材がAl又はAgによって形成されているので、Al又
はAgによって光反射率の高い高反射率面を形成するこ
とができる。よって、遮光部材の取り扱いが容易で、コ
ストも比較的安価にすることができる。特に、Agを用
いた場合には、約98%という高い光反射率を得ること
ができる。
遮光部材にあっては、該遮光部材が接している部材に含
まれている組成のうち少なくとも1つの組成と同じ成分
を添加されている。よって、遮光部材が接している部材
に含まれている成分が、該部材から遮光部材に拡散によ
って移動しにくくなり、遮光部材の膜質変化を抑制で
き、レンズアレイ基板の信頼性が向上する。例えば、遮
光部材がガラス面に接している場合であれば、遮光部材
にSiを添加すればよく、Alを主材料とする遮光部材
の場合には、Al−Si−CuやAl−Si等によって
遮光部材を形成すればよい。
前記遮光部材を支持する部材と該遮光部材との間に、両
者の密着性を高めるための層を形成しているので、遮光
部材が遮光部材を支持する部材から剥離しにくくなり、
レンズアレイ基板の信頼性を向上させることができる。
遮光部材の光出射側の面は光の高吸収率面となっている
ので、遮光部材の光入射側の面が光の高反射率面とな
り、光出射側の面が光の高吸収率面となっている。よっ
て、レンズアレイ基板を透過した光が前方で反射して戻
ってきても、遮光部材で吸収することができる。よっ
て、レンズアレイ基板を透過した光が前方で反射して戻
ってきても、遮光部材で再び反射して迷光となるのを防
止できる。
るためには、遮光部材の光出射側の面をCr、酸化物
(例えばクロム酸化物など)、ポリマーなどによって形
成すればよい。クロム酸化物を用いれば、Crよりも光
吸収率を高くすることができ、また、Crの表面にクロ
ム酸化物を形成してもよい。また、ポリマーを用いれ
ば、大気中において室温プロセスで高吸収率面を形成す
ることが可能になる。さらに、ポリマーとして感光性ポ
リイミド等の感光性ポリマーを用いれば、フォトリソグ
ラフィプロセスを用いて高吸収率面を形成することがで
きる。
遮光部材は、前記高反射率面を構成する層と前記高吸収
率面を構成する層との間にエッチングストップ層を有し
ている。このような実施態様によれば、高反射率面を構
成する層と高吸収率面を構成する層のうち上層をエッチ
ングしてパターニングする際、エッチングストップ層の
存在によって下層がエッチングされることがないので、
下層がオーバーエッチングされてサイドエッチングによ
りパターン幅が狭くなり過ぎるのを防ぐことができる。
前記高吸収率面を構成する層を、光入射方向を向いたガ
ラス面に形成し、該高吸収率面を構成する層の上に前記
光反射率面を構成する層を形成している。すなわち、高
反射率面と高吸収率面を有する遮光部材を光入射方向を
向いたガラス面に形成すれば、高吸収率面を構成する層
がガラス面に接合されることになる。高吸収率面を構成
するCr等の層は、高反射率面を構成するAl等の層よ
りもガラスとの密着性がよいので、遮光部材を光入射方
向を向いたガラス面に形成すれば、簡単な構造で遮光部
材とガラス面との密着性を向上させることができる。
挟んで請求項1ないし12に記載のレンズアレイ基板と
対向基板とを対向させ、前記レンズアレイを構成する各
レンズに対向させて前記レンズアレイ基板又は前記対向
基板のうちいずれか一方に画素電極を形成し、前記レン
ズアレイ基板又は前記対向基板のうち他方に透明電極を
形成したことを特徴としている。
ンズアレイを構成する各レンズによって入射光を集光さ
せ、入射光を画素電極に集めることができるので、光の
利用効率が向上する。また、レンズどうしの境界に対応
する領域に沿って遮光部材を設けているので、レンズど
うしの境界部分を通過した光を遮光部材によって遮断す
ることができ、レンズ境界部分の成形誤差や鈍りによっ
てレンズ境界部分を通過した光がTFT等の素子に入射
して素子の動作を不安定にするのを防止することができ
る。しかも、この遮光部材の光入射側の面は光反射率の
高い面となっているので、遮断する光を吸収して温度上
昇しにくく、液晶表示装置の温度上昇を小さくすること
ができる。
は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明の一実施形態による液晶表示パネルの構造を示す
概略断面図であり、図6(b)は図6(a)のX1部拡
大図である。この液晶表示パネル71は、裏面側に光源
装置(バックライト)を設置され、例えば図2に示した
ような構成の液晶プロジェクタとして用いられたり、携
帯電話等の携帯端末やパソコンなどの液晶ディスプレイ
として用いられたりするものである。
側基板(対向基板)72と裏面側基板(レンズアレイ基
板)73との間に液晶層74を挟み込み、液晶層74の
周囲をスペーサ75によって封止している。裏面側基板
73においては、ガラス基板76の上に形成された透明
なレンズ樹脂層78の表面にレンズ状パターンを成形
し、レンズ樹脂層78と屈折率の異なる透明樹脂からな
る封止樹脂層79をレンズ樹脂層78の上に塗布して表
面を平らにしている。よって、互いに屈折率の異なるレ
ンズ樹脂層78と封止樹脂層79との界面には、レンズ
アレイ80が形成されている。さらに、封止樹脂層79
の上にはガラス製のカバー基板81が重ねられており、
カバー基板81の上には遮光部材82が形成されてい
る。遮光部材82は、図7に示すように、レンズアレイ
80の各レンズ間の境界エッジ部77に沿って格子状に
パターニングされており、光反射率が高い材料、例えば
光反射率が65%以上の金属材料、具体的にはAl(ア
ルミニウム)等で形成されている。カバー基板81の全
面には、遮光部材82の上からITO等の透明電極83
が形成されており、遮光部材82は透明電極83とカバ
ー基板81との間に挟み込まれている。透明電極83の
表面には配向膜84が設けられている。
5の裏面にカラーフィルタ86とブラックマトリクス8
7が形成され、その上に画素電極88とTFT(TFT
配線を含む。)89が形成され、その上に配向膜90が
形成されている。さらに、表面側基板72の表面と裏面
側基板73の裏面には、それぞれ偏光板91、92が配
設されている。
るように、ガラス基板76の上には、凸レンズ状のレン
ズ樹脂層78を形成しているが、図8に示すように、凹
レンズ状のレンズ樹脂層78をガラス基板76の上に形
成し、凹レンズ状のレンズアレイ80の各レンズ間の境
界エッジ部77に沿って対向するように遮光部材82を
形成してもよい。また、レンズ樹脂層78や封止樹脂層
79に用いる樹脂は、光(紫外線)硬化樹脂でもよく、
熱硬化性樹脂でもよい。
ば、光源装置から出射されて裏面側基板73に入射した
光は、図9に示すように、レンズアレイ80によって画
素電極88及びカラーフィルタ86からなる画素開口に
集光させられて画素開口を透過するので、光源装置から
の光の利用効率を向上させることができるとともにTF
T89やその配線に光が照射するのを防止することがで
きる。また、レンズアレイ80とTFT89との間に
は、遮光部材82が設けられており、しかも、この遮光
部材82はTFT89とその配線に対向するように設け
られているので、図9に示すように、レンズアレイ80
の境界エッジ部77が丸みを帯びていたりした場合で
も、TFT89側へ向けて出射された光は遮光部材82
によって反射され、図9に2点鎖線で示す光のようにT
FT89を照射しにくくなる。よって、この液晶表示パ
ネル71によれば、TFT89が動作不安定になった
り、誤動作したりするのをより効果的に防ぐことができ
る。
高い材質で形成されているので、光の吸収によって温度
が上昇しにくく、ひいては、液晶表示パネル71の温度
が上昇しにくくなっている。よって、液晶表示パネル7
1の温度上昇による液晶の分解や配向膜の機能低下とい
った不具合が起きにくくなっている。
してCr膜の場合と、光反射率の高い遮光部材(本発
明)としてAlの場合とを比較して説明する。図10
は、300nm〜700nmの波長域における、光波長
とAl、Crの光反射率との関係を表した図である。こ
の図から分かるように、温度上昇に寄与する長波長域で
は、Crの光反射率が60%程度であるのに対し、Al
では90%程度になっている。
のにランプの光を照射し、照射時間(0〜10分)とC
r膜の表面温度との関係(表面温度の経時変化)を調べ
た。同様に、基板の全面にAl膜を形成したものにラン
プの光を照射し、照射時間(0〜10分)とAl膜の表
面温度との関係を調べた。光の照射方法としては、15
0Wのランプから出射された光をプロジェクタ用光学系
を通してCr膜及びAl膜に照射した。この結果を図1
1に示す。図11においては、横軸が光の照射時間
(分)を示し、縦軸がCr膜又はAl膜の表面温度
(℃)を表している。この図から分かるように、Cr膜
からなる遮光部材では、光反射率の高いAl膜からなる
遮光部材に比べて約10℃ほど表面温度が高くなってい
る。この結果からも光反射率の高い遮光部材を用いるこ
とにより、遮光部材の温度上昇を抑制し、液晶表示パネ
ルの温度上昇を防止できることが分かる。
板73の製造工程を説明する。図12(a)〜(h)
は、フォトポリマー法(2P法)による裏面側基板73
の製造工程を示している。この製造工程においては、厚
さ1mm程度のガラス基板76の上に紫外線硬化樹脂9
3を所定量滴下し(図12(a))、紫外線硬化樹脂9
3の上からガラス基板76にスタンパ94を押しつけて
加圧し、スタンパ94とガラス基板76との間隙に紫外
線硬化樹脂93を押し広げる(図12(b))。スタン
パ94の下面にはレンズアレイの反転パターン95が形
成されているので、スタンパ94とガラス基板76の間
に紫外線硬化樹脂93を挟み込むと、紫外線硬化樹脂9
3がガラス基板76の表面に密着すると共に、反転パタ
ーン95によって紫外線硬化樹脂93の表面にレンズア
レイ80のパターンが転写される。
化樹脂93に紫外線(UV光)を照射すると、紫外線硬
化樹脂93が光硬化し(図12(c))、スタンパ94
を取り除くと、ガラス基板76の上に厚さ数10μmの
レンズ樹脂層78が成形される(図12(d))。さら
に、レンズ樹脂層78の上に、レンズ樹脂層78と屈折
率の異なる高屈折率樹脂(接着剤)を介して厚手のカバ
ー基板81を貼り合わせ、該高屈折率樹脂によって厚さ
数10μmの封止樹脂層79を形成する(図12
(e))。この後、カバー基板81の上面を研磨し、カ
バー基板81を所望の厚み(例えば、厚さ数μm〜数1
0μm)になるまで薄くする(図12(f))。
板81の全面に、Al等の光反射率の高い金属材料を堆
積させて膜厚が数100Å〜数1000Åの遮光部材8
2を成膜する。Al等の遮光部材82を成膜する方法
は、特に限定されるものではないが、例えば、真空蒸着
法、スパッタリング法、CVD法などを用いることがで
きる。この後、フォトリソグラフィ技術により遮光部材
82の上にフォトレジストパターンを作製し、フォトレ
ジストパターンを通して遮光部材82を部分的にエッチ
ング除去し、格子状パターンとなるように遮光部材82
をパターニングする(図12(g))。このときのエッ
チング法としては、例えば反応性イオンエッチング(R
IE)法やスパッタエッチング法といった半導体プラズ
マによるドライエッチング法を用いてもよく、例えばリ
ン酸+硝酸+酢酸混合溶液を用いたウエットエッチング
を用いてもよい。さらに、遮光部材82の上からカバー
基板81の全面に、真空蒸着法、スパッタリング法、C
VD法などの成膜法を用いて、ITOからなる厚さ15
00Å程度の透明電極83を形成し(図12(h))、
透明電極83の上に配向膜を84を形成する。
は、裏面側基板73の別な製造方法であって、ドライエ
ッチング法による裏面側基板73の製造工程を示してい
る。この製造工程においては、ガラス基板76の上にレ
ジスト96を塗布する。このとき、レジスト96は、ガ
ラス基板76の表面において、互いに間隙をあけてレン
ズアレイ80の各レンズ位置に島状に塗布される(図1
3(a))。ついで、レジスト96を塗布したガラス基
板76を高温でポストベークすると、レジスト96が溶
融し、溶融したレジスト96の表面張力によって各レジ
スト96がレンズ形状になり、レジスト96をそのまま
で冷却させることによってレンズ樹脂層78が形成され
る(図13(b))。
イエッチングしてガラス基板76の厚みを薄くし(図1
3(c))、ガラス基板76及びレンズ樹脂層78の上
に封止樹脂層79(高屈折率樹脂の接着剤)を介してカ
バー基板81を貼り合わせる(図13(d))。つい
で、カバー基板81の上面を研磨し、カバー基板81を
所望の厚みになるまで薄くする(図13(e))。
全面に、Al等の光反射率の高い金属材料を堆積させて
遮光部材82を成膜した後、フォトリソグラフィ技術と
エッチング法を用いて遮光部材82を一部除去し、格子
状のパターンとなるようにパターニングする(図13
(f))。さらに、遮光部材82の上からカバー基板8
1の全面にITO等からなる透明電極83を形成し(図
13(g))、透明電極83の上に配向膜を84を形成
する。
ンズアレイ80を有する裏面側基板73も、同様にして
フォトポリマー法などにより製造することができる。ま
た、凹レンズ状のレンズアレイ80を有する裏面側基板
73を製造する場合には、図14(a)〜(h)のよう
なウエットエッチング法を用いることもできる。ただ
し、この製造方法では、レンズ樹脂層は用いられておら
ず、ガラス基板76の上面に直接レンズアレイパターン
を成形し、ガラス基板76の上に形成された封止樹脂層
79とガラス基板76の界面にレンズアレイ80が形成
される。
面をポリSiからなる保護膜97で覆う(図14
(a))。ついで、レンズアレイ80の各レンズを形成
しようとする位置において、フォトリソグラフィ法を用
いて保護膜97に比較的小さな開口98をあける(図1
4(b))。この開口98を通してガラス基板76をウ
エットエッチングすると、ガラス基板76は開口98を
中心として等方的にエッチングされるので、各開口98
の下に凹レンズ状をした凹部99が形成される(図14
(c))。
た(図14(d))後、ガラス基板76の上面に封止樹
脂層79(高屈折率樹脂の接着剤)を介して厚手のカバ
ー基板81を貼り合わせる(図14(e))。ついで、
カバー基板81の上面を研磨し、カバー基板81を所望
の厚みになるまで薄くする(図14(f))。
全面に、Al等の光反射率の高い金属材料を堆積させて
遮光部材82を成膜した後、フォトリソグラフィ技術と
エッチング法を用いて遮光部材82を一部除去し、格子
状のパターンとなるようにパターニングする(図14
(g))。さらに、遮光部材82の上からカバー基板8
1の全面にITO等からなる透明電極83を形成し(図
14(h))、透明電極83の上に配向膜を84を形成
する。
は、光反射率の高い遮光部材82としてAlを用いた場
合を説明したが、遮光部材82の材料としては、Alに
限るものではない。例えば、遮光部材82の材料として
はAg(銀)を用いることもできる。Agを用いた遮光
部材82の膜厚としては、例えば数100Å〜数100
0Å程度とすればよい。遮光部材82としてAg(銀)
を用いた場合には、Alよりもさらに光反射率を向上さ
せることができ、光反射率は98%程度となる。
合にも、上記製造工程と同様にして裏面側基板73を製
作することができる。その場合、カバー基板81等の上
に遮光部材82を成膜する方法として、真空蒸着法、ス
パッタリング法、CVD法以外にも、電解メッキ法、無
電解メッキ法なども用いることができる。さらに、その
遮光部材をエッチングする際には、RIE法やスパッタ
エッチング法などのドライエッチングを用いてもよく、
Agエッチング液によるウエットエッチングを用いても
よい。あるいは、リフトオフ法によって所望パターンの
遮光部材82を形成してもよい。
た、光反射率の高い遮光部材82の材料としては、Al
−Si−Cu(Si及びCuを添加されたAl)、Al
−Si(Siを添加されたAl)のように光反射率の高
い金属材料等に少なくともSiを添加したものを用いて
もよい。Al−Si−Cu、Al−Si等からなる遮光
部材82の膜厚としても、例えば1000Å程度のもの
を用いることができる。遮光部材82としてAl−Si
−Cu、Al−Si等を用いれば、Alを用いた場合と
同程度の光反射率を保証しつつ、カバー基板81との密
着性をAlよりも向上させることができる。また、遮光
部材82としてAlを用いた場合には、カバー基板81
(ガラス)からAlの遮光部材82へSiが拡散して遮
光部材82の膜質変化が起きるが、遮光部材82として
Al−Si−CuやAl−Siのように少なくともSi
を添加されたAl等を用いればカバー基板81から遮光
部材82へのSiの拡散を抑制することができ、遮光部
材82の膜質変化を防止することができ、これにより裏
面側基板73ないし液晶表示パネル71の信頼性を向上
させることができる。
場合も、真空蒸着法、スパッタリング、CVD法などに
よって成膜することができる。また、Al−Si−Cu
やAl−Siの遮光部材をエッチングによりパターニン
グする際にも、RIE法やスパッタエッチング法などの
ドライエッチングを用いてもよく、リン酸+硝酸+酢酸
混合溶液を用いてウエットエッチングしてもよい。
の別な実施形態による液晶表示パネル100の概略断面
図、図15(b)は図15(a)のX2部拡大図であ
る。この液晶表示パネル100も図6(a)に示した液
晶表示パネル71と同様な構造を有しているが、この液
晶表示パネル100にあっては、Al、Ag、Al−S
i−Cu、Al−Siなどの光反射率の高い材料によっ
て形成された遮光部材82の下に、厚さ100Å〜20
0Å程度のSiO2層101を設けている。
O2層101を介してカバー基板81の上に遮光部材8
2を設けるようにすれば、SiO2層101とカバー基
板81との密着性が高いため、カバー基板81の上に直
接遮光部材82を設ける場合と比較して、カバー基板8
1に対する遮光部材82の接合強度が高くなり、遮光部
材82の剥離などが起こりにくくなる。
で、遮光部材82に向けて入射した光は、SiO2層1
01を透過して遮光部材82により反射される。よっ
て、遮光部材82の下にSiO2層101を設けていて
も、遮光部材82の機能が損なわれることがなく、入射
した光を遮光部材82によって反射させることができ
る。
も、第1の実施形態による液晶表示パネル71と同様に
して製造することができる(図12、図13、図14を
参照)。ただし、遮光部材82の下にSiO2層101
を設けるので、遮光部材82を成膜する工程では、適宜
変更が必要となる。
(e)に示すようにして作製される。すなわち、レンズ
樹脂層78の上に封止樹脂層79を介してカバー基板8
1を貼り合わせた後、カバー基板81の全面にSiO2
層101を形成する(図16(a))。SiO2層10
1の成膜には、スパッタリング法、CVD法等を用いる
ことができる。ついで、半導体フォトリソグラフィ技術
により作製されたフォトレジストパターンを用いてSi
O2層101をエッチングし、目的とするパターンに形
成する(図16(b))。SiO2層101のエッチン
グ方法としては、例えばRIE法やスパッタエッチング
法といった半導体プラズマドライエッチング法や、例え
ばHF溶液を用いたウエットエッチング法により行う。
この後、パターニングされたSiO2層101の上から
カバー基板81の全面に遮光部材82を成膜する(図1
6(c))。遮光部材82の成膜には、真空蒸着法、ス
パッタリング法、CVD法、電解メッキ法、無電解メッ
キ法等を用いることができる。ついで、半導体フォトリ
ソグラフィ技術により作製されたフォトレジストパター
ンを用いて遮光部材82をエッチングし、SiO2層1
01と同様にパターニングする(図16(d))。遮光
部材82のエッチングには、半導体プラズマドライエッ
チング法や、ウエットエッチング法、リフトオフ法など
を用いる。こうして、SiO2層101の上に遮光部材
82が形成されたら、その上から真空蒸着法、スパッタ
リング法、CVD法等により透明電極83を設ける(図
16(e))。
るような順序で遮光部材82を形成してもよい。レンズ
樹脂層78の上に封止樹脂層79を介してカバー基板8
1を貼り合わせた後、カバー基板81の上にSiO2層
101を成膜する(図17(a))。SiO2層101
の成膜には、スパッタリング法、CVD法等を用いるこ
とができる。ついで、SiO2層101の上に遮光部材
82を成膜する(図17(b))。遮光部材82の成膜
には、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、電解
メッキ法、無電解メッキ法等を用いることができる。こ
の後、半導体フォトリソグラフィ技術により作製された
フォトレジストパターンを用いて遮光部材82をエッチ
ングし、目的とするパターンに形成する(図17
(c))。遮光部材82のエッチングには、半導体プラ
ズマドライエッチング法、ウエットエッチング法、リフ
トオフ法などを用いる。ついで、半導体フォトリソグラ
フィ技術により作製されたフォトレジストパターンを用
いて、あるいはパターニングされた遮光部材82をマス
クパターンとしてSiO2層101をエッチングし、遮
光部材82と同様にパターニングする(図17
(d))。SiO2層101のエッチング方法として
は、例えばRIE法やスパッタエッチング法といった半
導体プラズマドライエッチング法や、例えばHF溶液を
用いたウエットエッチング法により行う。こうして、S
iO2層101と遮光部材82が形成されたら、その上
から真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法等により
透明電極83を設ける(図17(e))。
によれば、SiO2層101と遮光部材82をin situ
に形成することができるので、SiO2層101と遮光
部材82との密着性と膜質をともに向上させることがで
きる。また、エッチングによりパターニングされた遮光
部材82を下層のSiO2層101のエッチング用マス
クに用いることにより、フォトリソグラフィ工程を短縮
でき、同時にセルフアライメント方式により薄膜どうし
のアライメント精度が向上する。
のさらに別な実施形態による液晶表示パネル102の概
略断面図、図18(b)は図18(a)のX3部拡大図
である。この液晶表示パネル102も図6(a)に示し
た液晶表示パネル71と同様な構造を有しているが、こ
の液晶表示パネル102にあっては、遮光部材82が複
数層の薄膜によって形成されている。図18に示す液晶
表示パネル102では、2層によって遮光部材82が構
成されているが、3層以上であってもよい。遮光部材8
2のうち、もっとも裏面側(光入射側)の薄膜82Aは
光反射率の高い材料、例えばAl、Ag、Al−Si−
Cu、Al−Siなどの材料によって形成されている。
また、遮光部材82のうち、もっとも表面側(光出射
側)の薄膜82Bは、光吸収率の高い材料、例えばCr
によって形成されている。
の作用説明図である。光源装置から液晶表示パネル10
2に入射した光のうち、レンズアレイ80の境界エッジ
部77などを通過して遮光部材82へ向かった光は、光
反射率の高い裏面側の薄膜82Aにより全反射され、T
FT89に入射するのを妨げられる。このとき光は、遮
光部材82に吸収されにくいので、液晶表示パネル10
2の温度上昇を抑制できる。
入射した場合などにおいて、表面側基板72へ到達した
光が、TFT89や画素電極88等で反射もしくは拡散
され、遮光部材82に入射し、この光が図19に2点鎖
線で示すように遮光部材82でさらに反射されると、反
射した光が迷光となって液晶表示パネルの動作不良の原
因となったり、画像のコントラストを低下させる原因と
なったりする。しかし、この液晶表示パネル102で
は、遮光部材82の表面側の薄膜82Bは光吸収率が高
くなっているので、TFT89や画素電極88等で反射
もしくは拡散された後に遮光部材82に入射しても、こ
の光は遮光部材82で吸収され、迷光となるのを防止さ
れる。よって、液晶表示パネル102内部の迷光により
液晶表示パネル102が動作不良を起こしたり、画像の
コントラストを低下させたりするのを防止することがで
きる。
も、第1の実施形態による液晶表示パネル71と同様に
して製造することができる(図12、図13、図14を
参照)。ただし、遮光部材82は、複数層によって構成
されているので、遮光部材82を成膜する工程では、適
宜変更が必要となる。例えば、Alからなる薄膜82A
とCrからなる薄膜82Bとで遮光部材82が構成され
ている場合であれば、図20(a)〜(e)に示すよう
に行えばよい。
脂層79を介してカバー基板81を貼り合わせた後、カ
バー基板81の上にAl薄膜82Aを成膜する(図20
(a))。Al薄膜82Aの成膜には、真空蒸着法、ス
パッタリング法、CVD法等を用いることができる。つ
いで、半導体フォトリソグラフィ技術により作製された
フォトレジストパターンを用いてAl薄膜82Aをエッ
チングし、目的とするパターンに形成する(図20
(b))。Al薄膜82Aのエッチング方法としては、
例えばRIE法やスパッタエッチング法といった半導体
プラズマドライエッチング法や、例えばリン酸+硝酸+
酢酸混合溶液を用いたウエットエッチング法により行
う。この後、パターニングされたAl薄膜82Aの上に
Cr薄膜82Bを成膜する(図20(c))。Cr薄膜
82Bの成膜には、真空蒸着法、スパッタリング法、C
VD法、電解メッキ法、無電解メッキ法等を用いること
ができる。ついで、半導体フォトリソグラフィ技術によ
り作製されたフォトレジストパターンを用いてCr薄膜
82Bをエッチングし、Al薄膜82Aと同様にパター
ニングする(図20(d))。Cr薄膜82Bのエッチ
ングには、例えばRIE法やスパッタエッチング法とい
った半導体プラズマドライエッチング法や、例えば水酸
化ナトリウム+フェリシアン化カリウム水溶液を用いた
ウエットエッチング法を用いる。こうして、Al薄膜8
2AとCr薄膜82Bからなる遮光部材82が形成され
たら、その上から真空蒸着法、スパッタリング法、CV
D法等により透明電極83を設ける(図20(e))。
るような順序で遮光部材82を形成してもよい。レンズ
樹脂層78の上に封止樹脂層79を介してカバー基板8
1を貼り合わせた後、カバー基板81の上にAl薄膜8
2Aを成膜する(図21(a))。Al薄膜82Aの成
膜には、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法等を
用いることができる。ついで、Al薄膜82Aの上にC
r薄膜82Bを成膜する(図21(b))。Cr薄膜8
2Bの成膜には、真空蒸着法、スパッタリング法、CV
D法、電解メッキ法、無電解メッキ法等を用いることが
できる。この後、半導体フォトリソグラフィ技術により
作製されたフォトレジストパターンを用いてCr薄膜8
2Bをエッチングし、目的とするパターンに形成する
(図21(c))。Cr薄膜82Bのエッチングには、
例えばRIE法やスパッタエッチング法といった半導体
プラズマドライエッチング法や、例えば水酸化ナトリウ
ム+フェリシアン化カリウム水溶液を用いたウエットエ
ッチング法を用いる。ついで、半導体フォトリソグラフ
ィ技術により作製されたフォトレジストパターンを用い
て、あるいはパターニングされたCr薄膜82Bをマス
クパターンとしてAl薄膜82Aをエッチングし、Cr
薄膜82Bと同様にパターニングする(図21
(d))。Al薄膜82Aのエッチング方法としては、
例えばRIE法やスパッタエッチング法といった半導体
プラズマドライエッチング法や、例えばリン酸+硝酸+
酢酸混合溶液を用いたウエットエッチング法により行
う。こうして、Al薄膜82AとCr薄膜82Bからな
る遮光部材82が形成されたら、その上から真空蒸着
法、スパッタリング法、CVD法等により透明電極83
を設ける(図21(e))。
によれば、複数層の薄膜をin situに形成することがで
きるので、薄膜と薄膜との密着性と膜質をともに向上さ
せることができる。また、エッチングによりパターニン
グされた上層の薄膜(Cr薄膜)を下層の薄膜(Al薄
膜)のエッチング用マスクに用いることにより、フォト
リソグラフィ工程を短縮でき、同時にセルフアライメン
ト方式により薄膜どうしのアライメント精度が向上す
る。
のさらに別な実施形態による液晶表示パネル103の概
略断面図、図22(b)は図22(a)のX4部拡大図
である。この液晶表示パネル103も図6(a)に示し
た液晶表示パネル71と同様な構造を有しているが、こ
の液晶表示パネル103にあっては、遮光部材82が3
層の薄膜によって形成されている。図22に示す液晶表
示パネル103では、裏面側に位置する最下層の薄膜は
光反射率の高い材料、例えばAl、Ag、Al−Si−
Cu、Al−Siなどの材料によって形成されている。
また、その上の層の薄膜82Bは、光吸収率の高いCr
によって形成されている。さらに、最上層の薄膜82C
は、クロム酸化物、例えばCr2O3、Cr5O12等
によって形成されている。
よれば、Cr薄膜82Bの表面をさらにクロム酸化物薄
膜82Cで覆うことにより、遮光部材82の表面側にお
ける光吸収能をより高めることができ、TFT89等で
反射した光が迷光となるのを効果的に防止できる。
も、第1の実施形態による液晶表示パネル71と同様に
して製造することができる(図12、図13、図14を
参照)。ただし、遮光部材82の形成方法は、例えば図
23(a)〜(f)に示すように変更する必要がある。
脂層79を介してカバー基板81を貼り合わせた後、カ
バー基板81の上にAl薄膜82Aを成膜する(図23
(a))。Al薄膜82Aの成膜には、真空蒸着法、ス
パッタリング法、CVD法等を用いることができる。つ
いで、半導体フォトリソグラフィ技術により作製された
フォトレジストパターンを用いてAl薄膜82Aをエッ
チングし、目的とするパターンに形成する(図23
(b))。Al薄膜82Aのエッチング方法としては、
例えばRIE法やスパッタエッチング法といった半導体
プラズマドライエッチング法や、例えばリン酸+硝酸+
酢酸混合溶液を用いたウエットエッチング法により行
う。この後、パターニングされたAl薄膜82Aの上に
Cr薄膜82Bを成膜する(図23(c))。Cr薄膜
82Bの成膜には、真空蒸着法、スパッタリング法、C
VD法、電解メッキ法、無電解メッキ法等を用いること
ができる。ついで、Cr薄膜82Bの上にCr2O3等
のクロム酸化物薄膜82Cを成膜する(図23
(d))。Cr2O3等のクロム酸化物薄膜82Cの成
膜には、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法等を
用いることができる。次に、半導体フォトリソグラフィ
技術により作製されたフォトレジストパターンを用いて
クロム酸化物薄膜82C及びCr薄膜82Bを同時にエ
ッチングし、Al薄膜82Aと同様にパターニングする
(図23(e))。クロム酸化物薄膜82C及びCr薄
膜82Bのエッチングには、例えばRIE法やスパッタ
エッチング法といった半導体プラズマドライエッチング
法や、例えば水酸化ナトリウム+フェリシアン化カリウ
ム水溶液を用いたウエットエッチング法を用いる。こう
して、Al薄膜82AとCr薄膜82Bとクロム酸化物
薄膜82Cからなる遮光部材82が形成されたら、その
上から真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法等によ
り透明電極83を設ける(図23(f))。
るような順序で遮光部材82を形成してもよい。レンズ
樹脂層78の上に封止樹脂層79を介してカバー基板8
1を貼り合わせた後、カバー基板81の上にAl薄膜8
2Aを成膜する(図24(a))。Al薄膜82Aの成
膜には、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法等を
用いることができる。ついで、Al薄膜82Aの上にC
r薄膜82Bを成膜する(図24(b))。Cr薄膜8
2Bの成膜には、真空蒸着法、スパッタリング法、CV
D法、電解メッキ法、無電解メッキ法等を用いることが
できる。さらに、Cr薄膜82Bの上にクロム酸化物薄
膜82Cを成膜する(図24(c))。クロム酸化物薄
膜82Cの成膜には、真空蒸着法、スパッタリング法、
CVD法等を用いることができる。この後、半導体フォ
トリソグラフィ技術により作製されたフォトレジストパ
ターンを用いてクロム酸化物薄膜82C及びCr薄膜8
2Bを同時にエッチングし、目的とするパターンに形成
する(図24(d))。クロム酸化物薄膜82C及びC
r薄膜82Bのエッチングには、例えばRIE法やスパ
ッタエッチング法といった半導体プラズマドライエッチ
ング法や、例えば水酸化ナトリウム+フェリシアン化カ
リウム水溶液を用いたウエットエッチング法を用いる。
ついで、半導体フォトリソグラフィ技術により作製され
たフォトレジストパターンを用いて、あるいはパターニ
ングされたクロム酸化物薄膜82C及びCr薄膜82B
をマスクパターンとしてAl薄膜82Aをエッチング
し、クロム酸化物薄膜82C及びCr薄膜82Bと同様
にパターニングする(図24(e))。Al薄膜82A
のエッチング方法としては、例えばRIE法やスパッタ
エッチング法といった半導体プラズマドライエッチング
法や、例えばリン酸+硝酸+酢酸混合溶液を用いたウエ
ットエッチング法により行う。こうして、Al薄膜82
AとCr薄膜82Bとクロム酸化物薄膜82Cからなる
遮光部材82が形成されたら、その上から真空蒸着法、
スパッタリング法、CVD法等により透明電極83を設
ける(図24(f))。
によれば、複数層の薄膜をin situに形成することがで
きるので、薄膜と薄膜との密着性と膜質をともに向上さ
せることができる。また、エッチングによりパターニン
グされた上層の薄膜(クロム酸化物薄膜、Cr薄膜)を
下層の薄膜(Al薄膜)のエッチング用マスクに用いる
ことにより、フォトリソグラフィ工程を短縮でき、同時
にセルフアライメント方式により薄膜どうしのアライメ
ント精度が向上する。
うな順序で遮光部材82を形成することもできる。レン
ズ樹脂層78の上に封止樹脂層79を介してカバー基板
81を貼り合わせた後、カバー基板81の上にAl薄膜
82Aを成膜する(図25(a))。Al薄膜82Aの
成膜には、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法等
を用いることができる。ついで、Al薄膜82Aの上に
Cr薄膜82Bを成膜する(図25(b))。Cr薄膜
82Bの成膜には、真空蒸着法、スパッタリング法、C
VD法、電解メッキ法、無電解メッキ法等を用いること
ができる。この後、半導体フォトリソグラフィ技術によ
り作製されたフォトレジストパターンを用いてCr薄膜
82Bをエッチングし、目的とするパターンに形成する
(図25(c))。Cr薄膜82Bのエッチングには、
例えばRIE法やスパッタエッチング法といった半導体
プラズマドライエッチング法や、例えば水酸化ナトリウ
ム+フェリシアン化カリウム水溶液を用いたウエットエ
ッチング法を用いる。ついで、半導体フォトリソグラフ
ィ技術により作製されたフォトレジストパターンを用い
て、あるいはパターニングされたCr薄膜82Bをマス
クパターンとしてAl薄膜82Aをエッチングし、Cr
薄膜82Bと同様にパターニングする(図25
(d))。Al薄膜82Aのエッチング方法としては、
例えばRIE法やスパッタエッチング法といった半導体
プラズマドライエッチング法や、例えばリン酸+硝酸+
酢酸混合溶液を用いたウエットエッチング法により行
う。この後、パターニングされているCr薄膜82Bの
表面を、例えばO2プラズマ処理により酸化させ、Cr
2O3からなるクロム酸化物薄膜82Cを得る(図25
(e))。こうして、Al薄膜82AとCr薄膜82B
とクロム酸化物薄膜82Cからなる遮光部材82が形成
されたら、その上から真空蒸着法、スパッタリング法、
CVD法等により透明電極83を設ける(図25
(f))。
によっても、複数層の薄膜をin situに形成することが
できるので、薄膜と薄膜との密着性と膜質をともに向上
させることができる。また、エッチングによりパターニ
ングされた上層の薄膜(クロム酸化物薄膜、Cr薄膜)
を下層の薄膜(Al薄膜)のエッチング用マスクに用い
ることにより、フォトリソグラフィ工程を短縮でき、同
時にセルフアライメント方式により薄膜どうしのアライ
メント精度が向上する。さらには、この方法によれば、
クロム酸化物薄膜82CをCr薄膜82Bの表面の酸化
工程により得ることができるので、工程を短縮すること
ができ、材料費も低減し、アライメント工程も不要にす
ることができる。
のさらに別な実施形態による液晶表示パネル104の概
略断面図、図26(b)は図26(a)のX5部拡大図
である。この液晶表示パネル104も図6(a)に示し
た液晶表示パネル71と同様な構造を有しているが、こ
の液晶表示パネル104にあっては、遮光部材82を構
成する光反射率の高い薄膜82Aと光吸収率の高い薄膜
82Bとの間にエッチングストップ層105を設けてい
る。裏面側に位置する光反射率の高い薄膜82Aは、例
えばAl、Ag、Al−Si−Cu、Al−Siなどの
材料によって形成されており、光吸収率の高い薄膜82
BはCrによって形成されている。また、エッチングス
トップ層105は、例えばSiO2によって形成されて
いる。
104の製造工程のうち、遮光部材82を作製する部分
を表している。レンズ樹脂層78の上に封止樹脂層79
を介してカバー基板81を貼り合わせた後、カバー基板
81の上にAl薄膜82Aを成膜する(図27
(a))。Al薄膜82Aの成膜には、真空蒸着法、ス
パッタリング法、CVD法等を用いることができる。つ
いで、Al薄膜82Aの全面にSiO2からなるエッチ
ングストップ層105を成膜する(図27(b))。S
iO2の成膜には、スパッタリング法、CVD法等を用
いることができる。さらに、エッチングストップ層10
5の上にCr薄膜82Bを成膜する(図27(c))。
クロム酸化物薄膜82Cの成膜には、真空蒸着法、スパ
ッタリング法、CVD法、電解メッキ法、無電解メッキ
法等を用いることができる。
より作製されたフォトレジストパターンを用いてCr薄
膜82Bをエッチングし、目的とするパターンに形成す
る(図27(d))。Cr薄膜82Bのエッチングに
は、例えばRIE法やスパッタエッチング法といった半
導体プラズマドライエッチング法や、例えば水酸化ナト
リウム+フェリシアン化カリウム水溶液を用いたウエッ
トエッチング法を用いる。ついで、半導体フォトリソグ
ラフィ技術により作製されたフォトレジストパターンを
用いて、あるいはパターニングされたCr薄膜82Bを
マスクパターンとしてエッチングストップ層105をエ
ッチングし、Cr薄膜82Bと同様にパターニングする
(図27(e))。SiO2のエッチング方法として
は、例えばRIE法やスパッタエッチング法といった半
導体プラズマドライエッチング法や、例えばHF溶液を
用いたウエットエッチング法により行う。
より作製されたフォトレジストパターンを用いて、ある
いはパターニングされたCr薄膜82Bをマスクパター
ンとしてAl薄膜82Aをエッチングし、Cr薄膜82
Bと同様にパターニングする(図27(f))。Al薄
膜82Aのエッチング方法としては、例えばRIE法や
スパッタエッチング法といった半導体プラズマドライエ
ッチング法や、例えばリン酸+硝酸+酢酸混合溶液を用
いたウエットエッチング法により行う。こうして、Al
薄膜82Aとエッチングストップ層105とCr薄膜8
2Bからなる遮光部材82が形成されたら、その上から
真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法等により透明
電極83を設ける(図27(g))。
ば、図27(d)のように上層であるCr薄膜82Bを
エッチングする時に、エッチングストップ層105の存
在によって下層のAl等の薄膜82Aがエッチングされ
ることがないので、Al等の薄膜82Aがオーバーエッ
チングとなってCr薄膜82Bよりも線幅が細くなるの
を防ぐことができる。よって、エッチングによって遮光
部材82がダメージを受けるのを防ぐことができ、製造
工程を安定化することができる。
膜の表面(光出射側の面)を酸化させてAl2O3薄膜
を形成し、高反射率のAl薄膜と高吸収率のAl2O3
によって遮光部材82を形成してもよい。
のさらに別な実施形態による液晶表示パネル106の概
略断面図、図28(b)は図28(a)のX6部拡大図
である。この液晶表示パネル106も図6(a)に示し
た液晶表示パネル71と同様な構造を有しているが、こ
の液晶表示パネル106にあっては、Al、Ag、Al
−Si−Cu、Al−Si等の高光反射率の薄膜82A
と、その上に形成されたポリマー層82Dによって遮光
部材82を構成している。ポリマー層82Dの材質は、
Al等に比べて光吸収能の高いものであればよく、特に
その種類は問わない。
は、ポリマー層82DによってCr薄膜と同様な光吸収
効果を持たせることができる。すなわち、第3の実施形
態(図18)の場合と同様、TFT89や画素電極88
等で反射もしくは拡散された後に遮光部材82に入射し
ても、この光はポリマー層82Dで吸収され、迷光とな
るのを防止される。よって、液晶表示パネル102内部
の迷光により液晶表示パネルが動作不良を起こしたり、
画像のコントラストを低下させたりするのを防止するこ
とができる。また、ポリマー層82Dを形成する工程で
は、大気中における室温プロセスを採用することができ
るので、裏面側基板73ないし液晶表示パネル106の
製造工程を簡易化し、安定化することができる。
も、第1の実施形態による液晶表示パネル71と同様に
して製造することができる(図12、図13、図14を
参照)。ただし、遮光部材82の形成方法は、例えば図
29(a)〜(d)に示すようになる。
脂層79を介してカバー基板81を貼り合わせた後、カ
バー基板81の上にAl薄膜82Aを成膜する(図29
(a))。Al薄膜82Aの成膜には、真空蒸着法、ス
パッタリング法、CVD法等を用いることができる。つ
いで、半導体フォトリソグラフィ技術により作製された
フォトレジストパターンを用いてAl薄膜82Aをエッ
チングし、目的とするパターンに形成する(図29
(b))。Al薄膜82Aのエッチング方法としては、
例えばRIE法やスパッタエッチング法といった半導体
プラズマドライエッチング法や、例えばリン酸+硝酸+
酢酸混合溶液を用いたウエットエッチング法により行
う。この後、パターニングされたAl薄膜82Aの上に
樹脂を塗布してポリマー層82Dを成膜する(図29
(c))。ポリマー層82Dは、印刷法、スクリーンプ
リント法などのパターン印刷法を用いて、直接Al薄膜
82Aの上面のみに成膜されるので、ポリマー層82D
の不要部分を除去する工程は必要ない。こうして、Al
薄膜82Aとポリマー層82Dからなる遮光部材82が
形成されたら、その上から真空蒸着法、スパッタリング
法、CVD法等により透明電極83を設ける(図29
(d))。
が、特に、感光性ポリイミドのような感光性樹脂を用い
てもよい。ポリマー層82Dに感光性樹脂を用いれば、
TFT89等で反射された光を吸収して迷光を防止する
ほか、下層の薄膜82Aと同じようにパターニングする
場合でもエッチング工程を省くことができるので、工程
を簡易化し、安定化させることができる。
Dに感光性樹脂を用いた場合の、遮光部材82の製造工
程を説明している。レンズ樹脂層78の上に封止樹脂層
79を介してカバー基板81を貼り合わせた後、カバー
基板81の上にAl薄膜82Aを成膜する(図30
(a))。Al薄膜82Aの成膜には、真空蒸着法、ス
パッタリング法、CVD法等を用いることができる。つ
いで、半導体フォトリソグラフィ技術により作製された
フォトレジストパターンを用いてAl薄膜82Aをエッ
チングし、目的とするパターンに形成する(図30
(b))。Al薄膜82Aのエッチング方法としては、
例えばRIE法やスパッタエッチング法といった半導体
プラズマドライエッチング法や、例えばリン酸+硝酸+
酢酸混合溶液を用いたウエットエッチング法により行
う。この後、パターニングされたAl薄膜82Aの上に
感光性ポリイミド等を塗布してポリマー層82Dを成膜
する(図30(c))。感光性ポリイミド等の塗布方法
としては、スプレー(噴霧)法、塗布(転写)法、スピ
ナー法、スクリーンプリント法などを用いることができ
る。この場合もスクリーンプリント法などを用いる場合
には、感光性ポリイミドをAl薄膜82Aの上面のみに
選択的に塗布することができる。また、スピナー法等に
よってAl薄膜82Aの上からカバー基板81の全面に
感光性ポリイミドを塗布する場合には、マスクパターン
を用いた露光と現像によって感光性ポリイミド膜をAl
薄膜82Aと同じようにパターニングする。ついで、半
導体フォトリソグラフィ技術によりポリマー層82Dを
加工して、Al薄膜82Aと同様にパターニングする
(図30(d))。こうして、Al薄膜82AとCr薄
膜82Bとクロム酸化物薄膜82Cからなる遮光部材8
2が形成されたら、その上から真空蒸着法、スパッタリ
ング法、CVD法等により透明電極83を設ける(図3
0(e))。
にAl、Ag等の高光屈折率の薄膜82Aを形成し、そ
の上にCr等の高光吸収率の薄膜82Bを形成し、その
上にポリイミド等のポリマー層を形成してもよい。
のさらに別な実施形態による液晶表示パネル107の概
略断面図、図31(b)は図31(a)のX7部拡大図
である。この液晶表示パネル107も図6(a)に示し
た液晶表示パネル71と同様な構造を有しているが、こ
の液晶表示パネル107にあっては、Al、Ag、Al
−Si−Cu、Al−Si等の高光反射率材料からなる
遮光部材82をカバー基板81の裏面(カバー基板81
と封止樹脂層79の界面)に設けている。
レンズアレイ80に近い位置に形成されるので、遮光部
材82の遮光効果をより高めることができる。
態による液晶表示パネル108の概略断面図、図31
(b)は図31(a)のX8部拡大図である。この液晶
表示パネル108では、Al、Ag、Al−Si−C
u、Al−Si等の高光反射率を有する薄膜82AとC
r等の高光吸収率を有する薄膜82Bとからなる遮光部
材82をカバー基板81の裏面に設けている。光反射率
の高い薄膜82Aは光入射側となり、光吸収率の高い薄
膜82Bは光出射側となるので、Cr等の薄膜82Bが
カバー基板81の裏面に密着している。
が優れているので、この液晶表示パネル108のように
遮光部材82をカバー基板81の裏面に設けるようにす
れば、Cr薄膜82Bをカバー基板81側に位置させる
ことができ、カバー基板81に対する遮光部材82の密
着強度を高くすることができる。
おける遮光部材82の製作工程を表している。図32の
液晶表示パネル108を例にとって説明する。まず、紫
外線硬化樹脂又は熱硬化性樹脂を用いてガラス基板76
の上にレンズ樹脂層78を成形しておく(図33
(a))。一方で、カバー基板81の上にCr薄膜82
Bを成膜する(図33(b))。Cr薄膜82Bの成膜
には、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、電解
メッキ法、無電解メッキ法等を用いることができる。つ
いで、半導体フォトリソグラフィ技術により作製された
フォトレジストパターンを用いてCr薄膜82Bをエッ
チングし、目的とするパターンに形成する(図33
(c))。Cr薄膜82Bのエッチングには、例えばR
IE法やスパッタエッチング法といった半導体プラズマ
ドライエッチング法や、例えば水酸化ナトリウム+フェ
リシアン化カリウム水溶液を用いたウエットエッチング
法を用いる。この後、Cr薄膜82Bの上にAl薄膜8
2Aを成膜する(図33(d))。Al薄膜82Aの成
膜には、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法等を
用いることができる。ついで、半導体フォトリソグラフ
ィ技術により作製されたフォトレジストパターンを用い
てAl薄膜82Aをエッチングし、Cr薄膜82Bと同
様にパターニングする(図33(e))。Al薄膜82
Aのエッチング方法としては、例えばRIE法やスパッ
タエッチング法といった半導体プラズマドライエッチン
グ法や、例えばリン酸+硝酸+酢酸混合溶液を用いたウ
エットエッチング法により行う。こうして、カバー基板
81の裏面に、Cr薄膜82BとAl薄膜82Aからな
る遮光部材82が形成されたら、封止樹脂層79(接着
剤)を介してレンズ樹脂層78の上にカバー基板81を
貼り合わせる(図33(f))。このとき、遮光部材8
2がカバー基板81の裏面と封止樹脂層79との界面に
位置するように、カバー基板81を貼り合わせる。この
後、カバー基板81の上に真空蒸着法、スパッタリング
法、CVD法等により透明電極83を設ける(図33
(g))。
るような順序で遮光部材82を形成してもよい。まず、
紫外線硬化樹脂又は熱硬化性樹脂を用いてガラス基板7
6の上にレンズ樹脂層78を成形しておく(図34
(a))。一方で、カバー基板81の上にCr薄膜82
Bを成膜する(図34(b))。Cr薄膜82Bの成膜
には、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、電解
メッキ法、無電解メッキ法等を用いることができる。つ
いで、Cr薄膜82Bの上にAl薄膜82Aを成膜する
(図34(c))。Al薄膜82Aの成膜には、真空蒸
着法、スパッタリング法、CVD法等を用いることがで
きる。この後、半導体フォトリソグラフィ技術により作
製されたフォトレジストパターンを用いてAl薄膜82
Aをエッチングし、目的とするパターンに形成する(図
34(d))。Al薄膜82Aのエッチング方法として
は、例えばRIE法やスパッタエッチング法といった半
導体プラズマドライエッチング法や、例えばリン酸+硝
酸+酢酸混合溶液を用いたウエットエッチング法により
行う。ついで、半導体フォトリソグラフィ技術により作
製されたフォトレジストパターンを用いて、あるいはパ
ターニングされたAl薄膜82Aをマスクパターンとし
てCr薄膜82Bをエッチングし、Al薄膜82Aと同
様にパターニングする(図34(e))。Cr薄膜82
Bのエッチングには、例えばRIE法やスパッタエッチ
ング法といった半導体プラズマドライエッチング法や、
例えば水酸化ナトリウム+フェリシアン化カリウム水溶
液を用いたウエットエッチング法を用いる。こうして、
カバー基板81の裏面に、Cr薄膜82BとAl薄膜8
2Aからなる遮光部材82が形成されたら、封止樹脂層
79(接着剤)を介してレンズ樹脂層78の上にカバー
基板81を貼り合わせる(図34(f))。このとき、
遮光部材82がカバー基板81の裏面と封止樹脂層79
との界面に位置するように、カバー基板81を貼り合わ
せる。この後、カバー基板81の上に真空蒸着法、スパ
ッタリング法、CVD法等により透明電極83を設ける
(図34(g))。
によれば、Al薄膜82AとCr薄膜82Bをin situ
に形成することができるので、Al薄膜82AとCr薄
膜82Bとの密着性と膜質をともに向上させることがで
きる。また、エッチングによりパターニングされたAl
薄膜82AをCr薄膜82Bのエッチング用マスクに用
いることにより、フォトリソグラフィ工程を短縮でき、
同時にセルフアライメント方式により薄膜どうしのアラ
イメント精度が向上する。
アレイ80よりも表面側に遮光部材82を配置したが、
レンズアレイ80よりも裏面側に遮光部材82を配置し
ても差し支えない。
ンズどうしの境界に対応する領域に沿って遮光部材を設
けているので、レンズどうしの境界部分を通過した光を
遮光部材によって遮断することができ、レンズ境界部分
の成形誤差や鈍りによってレンズ境界部分を通過した光
が不規則な方向へ出射されるのを防止することができ
る。しかも、この遮光部材の光入射側の面は光反射率の
高い面となっているので、遮断する光を吸収して温度上
昇しにくく、レンズアレイ基板の温度上昇を小さくする
ことができる。
ンズアレイを構成する各レンズによって入射光を集光さ
せ、入射光を画素電極に集めることができるので、光の
利用効率が向上する。また、レンズどうしの境界に対応
する領域に沿って遮光部材を設けているので、レンズど
うしの境界部分を通過した光を遮光部材によって遮断す
ることができ、レンズ境界部分の成形誤差や鈍りによっ
てレンズ境界部分を通過した光がTFT等の素子に入射
して素子の動作を不安定にするのを防止することができ
る。しかも、この遮光部材の光入射側の面は光反射率の
高い面となっているので、遮断する光を吸収して温度上
昇しにくく、液晶表示装置の温度上昇を小さくすること
ができる。
図である。
ある。
晶表示パネルの構造を示す概略断面図である。
作用を説明するための図である。
の液晶表示パネルの構造を示す概略断面図である。
ネルの構造を示す概略断面図、(b)は(a)のX1部
拡大図である。
の境界エッジ部と格子状の遮光部材との対応を示す斜視
図である。
と格子状の遮光部材との対応を示す斜視図である。
る。
光波長とAl、Crの光反射率との関係を表した図であ
る。
度と、ランプ照射時間との関係を示す図である。
用いられている裏面側基板の製造工程を説明するための
断面図である。
用いられている裏面側基板の別な製造工程を説明するた
めの断面図である。
用いられている裏面側基板のさらに別な製造工程を説明
するための断面図である。
示パネルの概略断面図、(b)は(a)のX2部拡大図
である。
用いられている裏面側基板の製造工程を説明するための
断面図である。
に用いられている裏面側基板の別な製造工程を説明する
ための断面図である。
液晶表示パネルの概略断面図、(b)は(a)のX3部
拡大図である。
用説明図である。
に用いられている裏面側基板の製造工程を説明するため
の断面図である。
に用いられている裏面側基板の別な製造工程を説明する
ための断面図である。
液晶表示パネルの概略断面図、(b)は(a)のX4部
拡大図である。
用いられている裏面側基板の製造工程を説明するための
断面図である。
に用いられている裏面側基板の別な製造工程を説明する
ための断面図である。
に用いられている裏面側基板のさらに別な製造工程を説
明するための断面図である。
液晶表示パネルの概略断面図、(b)は(a)のX5部
拡大図である。
用いられている裏面側基板の製造工程を説明するための
断面図である。
液晶表示パネルの概略断面図、(b)は(a)のX6部
拡大図である。
用いられている裏面側基板の製造工程を説明するための
断面図である。
に用いられている裏面側基板の別な製造工程を説明する
ための断面図である。
液晶表示パネルの概略断面図、(b)は(a)のX7部
拡大図である。
液晶表示パネルの概略断面図、(b)は(a)のX8部
拡大図である。
用いられている裏面側基板の製造工程を説明するための
断面図である。
に用いられている裏面側基板の別な製造工程を説明する
ための断面図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 複数のレンズを配列させたレンズアレイ
を有するレンズアレイ基板であって、 前記レンズどうしの境界に対応する領域に沿って遮光部
材が設けられ、該遮光部材の光入射側の面は、光の高反
射率面となっていることを特徴とするレンズアレイ基
板。 - 【請求項2】 前記高反射率面における光反射率は、7
0%以上であることを特徴とする、請求項1に記載のレ
ンズアレイ基板。 - 【請求項3】 前記遮光部材は、Al又はAgからなる
ことを特徴とする、請求項1に記載のレンズアレイ基
板。 - 【請求項4】 前記遮光部材は、該遮光部材が接してい
る部材に含まれている組成のうち少なくとも1つの組成
と同じ成分を添加されていることを特徴とする、請求項
1に記載のレンズアレイ基板。 - 【請求項5】 前記遮光部材を支持する部材と該遮光部
材との間に、両者の密着性を高めるための層を形成した
ことを特徴とする、請求項1に記載のレンズアレイ基
板。 - 【請求項6】 前記遮光部材の光出射側の面は、光の高
吸収率面となっていることを特徴とする、請求項1に記
載のレンズアレイ基板。 - 【請求項7】 前記遮光部材の光出射側の面をCrによ
って形成したことを特徴とする、請求項6に記載のレン
ズアレイ基板。 - 【請求項8】 前記遮光部材の光出射側の面を酸化物に
よって形成したことを特徴とする、請求項6に記載のレ
ンズアレイ基板。 - 【請求項9】 前記遮光部材の光出射側の面をポリマー
によって形成したことを特徴とする、請求項6に記載の
レンズアレイ基板。 - 【請求項10】 前記ポリマーは、感光性ポリマーであ
ることを特徴とする、請求項8に記載のレンズアレイ基
板。 - 【請求項11】 前記遮光部材は、前記高反射率面を構
成する層と前記高吸収率面を構成する層との間にエッチ
ングストップ層を有していることを特徴とする、請求項
6に記載のレンズアレイ基板。 - 【請求項12】 前記高吸収率面を構成する層を、光入
射方向を向いたガラス面に形成し、該高吸収率面を構成
する層の上に前記光反射率面を構成する層を形成したこ
とを特徴とする、請求項6に記載のレンズアレイ基板。 - 【請求項13】 液晶層を挟んで請求項1ないし12に
記載のレンズアレイ基板と対向基板とを対向させ、前記
レンズアレイを構成する各レンズに対向させて前記レン
ズアレイ基板又は前記対向基板のうちいずれか一方に画
素電極を形成し、前記レンズアレイ基板又は前記対向基
板のうち他方に透明電極を形成したことを特徴とする液
晶表示装置。
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