JP2007171802A - 液晶装置、及び投射型表示装置 - Google Patents

液晶装置、及び投射型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】偏光素子の光学特性を低下させることなく、当該偏光素子を一体化させた液晶装置を提供する。
【解決手段】一対の基板1a,2a間に液晶層50を挟持してなり、前記一対の基板1a,2aのうち少なくとも一方の基板2aの液晶層50側にワイヤーグリッド構造体33が形成され、該ワイヤーグリッド構造体33のさらに前記液晶層50側に、当該ワイヤーグリッド構造体33を覆う形で電極21が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶装置、及び投射型表示装置に関する。
プロジェクタ等の投射型表示装置における光変調装置として、液晶装置が用いられている。このような液晶装置としては、対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持された構成のものが知られており、この一対の基板の内側には、液晶層に電圧を印加するための電極がそれぞれ形成されている。そして、一対の基板の外側(液晶層に対向する面とは異なる面側)には偏光板が配設されており、液晶層に対して所定の偏光が入射される構成となっている。
近年、プロジェクタは様々な場所で多岐にわたる用途で利用されていることから、小型で持ち運び易く、携帯性の高いものが望まれている。そこで、例えば液晶装置の内部、すなわち対向基板の液晶層と接する面に、ワイヤーグリッド型の偏光素子を備えることでプロジェクタの小型化を図った技術がある(例えば、特許文献1参照)。このようなワイヤーグリッド型の偏光素子は、その光学特性がグリッド(導電部材)間に介在する材質に影響を受けることが知られており、前記グリッド間には屈折率が1となる材料、すなわち空気(若しくは真空雰囲気)が介在した状態とすることが望ましい。
特開平9−160013号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、グリッド間に液晶が充填された状態となっているので、グリッド間に屈折率が1以上となる材質が介在した状態となっている。したがって、このワイヤーグリッド型の偏光素子は光学特性が低いものとなってしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、偏光素子の光学特性を低下させることなく、当該偏光素子を一体化した液晶装置を提供することを目的とし、併せて装置の小型化を図ることを目的としている。また、本発明は、そのような液晶装置を備えた投射型表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の液晶装置は、一対の基板間に液晶層を挟持してなる液晶装置であって、前記一対の基板のうち少なくとも一方の基板の前記液晶層側にワイヤーグリッド構造体が形成され、該ワイヤーグリッド構造体のさらに前記液晶層側に、当該ワイヤーグリッド構造体を覆う形で電極が形成されていることを特徴とする。
本発明の液晶装置によれば、例えば当該液晶装置を投射型表示装置における光源からの光を変調する光変調装置として利用した場合、一対の基板(以下、それぞれの基板を第1の基板及び第2の基板とも言う)の少なくとも一方に設けられたワイヤーグリッド構造体を偏光板として用いることができる。このように液晶層を挟持する基板と偏光板とが一体となった構造を有しているので、従来の投射型表示装置では必要となっていた偏光板保持部材が不要となり投射型表示装置の構成部品数が少なくなる。したがって、この液晶装置を備える投射型表示装置を薄型で軽量なものとすることができる。
そして、特に本発明の液晶装置では、ワイヤーグリッド構造体の液晶層側に当該ワイヤーグリッド構造体を覆う形で電極が形成されているために、ワイヤーグリッド構造体内に液晶が侵入することがない。その結果、グリッド間を真空ないし空気層で構成することが可能となり、グリッド間に屈折率が1以上となる材質が介在した状態となることを防止し、ひいては偏光素子として高い光学特性(透過率、コントラスト等)を備えた液晶装置を提供することが可能となる。
本発明の液晶装置において、前記一対の基板が素子基板と対向基板であって、これらの基板のうち前記対向基板にのみ前記ワイヤーグリッド構造体が形成され、当該対向基板には、前記電極として前記基板全面にベタ状に配設された共通電極が形成されているものとすることができる。
このような構成により、対向基板側の偏光素子をワイヤーグリッド構造体により基板と一体化することができ、しかも共通電極によりグリッド間を好適にカッパリングすることが可能となる。
また、上記液晶装置においては、前記ワイヤーグリッド構造体が、誘電体部材と、該誘電体部材上に縞状に設けられた導電部材とから構成されているのが好ましい。
このような構成によりワイヤーグリッド構造体が好適に偏光素子として機能することとなり、また、ワイヤーグリッド構造体を構成する縞状の導電部材の各々の隙間に液晶が侵入することを防止することができるようになる。
また、上記液晶装置においては、前記縞状に形成された導電部材の前記液晶層側には、当該縞状の導電部材を覆う形で前記電極が形成されており、前記縞状の導電部材と前記電極によって囲まれた領域に空隙部が形成されているものとすることができる。
このような空隙部を形成することで、導電部材間に屈折率が1以上となる材質が介在した状態となることを防止し、ひいては偏光素子として高い光学特性を備えた液晶装置を提供することが可能となる。特に、空隙部を真空若しくは空気により構成すれば、導電部材間の屈折率を1に近づけることが可能となり、偏光素子としての光学特性が一層高いものとなる。
一方、前記一対の基板のうちの一方の基板を光入射側の基板とし、該光入射側の基板がマイクロレンズを備えるとともに、前記ワイヤーグリッド構造体が前記マイクロレンズよりも前記液晶層側に形成されているものとすることができる。
このようにすれば、基板内に入射する光をマイクロレンズにより集光可能となるため、光の利用効率が高い液晶装置となる。また、ワイヤーグリッド構造体をマイクロレンズよりも液晶層側に形成するものとしているため、例えばマイクロレンズを前記誘電体部材として構成すれば、当該液晶装置の構成部品の削減に寄与することも可能となる。
前記一対の基板のうちの一方の基板を光入射側の基板とし、該光入射側の基板がマイクロレンズアレイを備えるとともに、前記マイクロレンズアレイの前記液晶層側には、アレイ状に形成された各マイクロレンズの境界部と重畳する位置に配設された遮光膜と、該遮光膜で囲まれた領域に配設された前記導電部材とが形成されているものとすることができる。
このようにすれば、基板内に入射する光をマイクロレンズアレイにより集光可能となるため、光の利用効率が高い液晶装置となる。また、ワイヤーグリッド構造体をマイクロレンズアレイよりも液晶層側に形成するものとしているため、例えばマイクロレンズアレイを前記誘電体部材として構成すれば、当該液晶装置の構成部品の削減に寄与することも可能となる。さらに、各マイクロレンズの境界部と重畳する位置に遮光膜を配設すれば、コントラストを向上させることができ、その遮光膜間に上述の導電部材を配設することで、当該液晶装置の一層の小型化を図ることが可能となる。
前記遮光膜と前記導電部材とからなる機能層の前記液晶層側が面一で構成され、当該面一の機能層上に前記電極が形成されているものとすることができる。この場合、液晶層の挟持面が面一となるため、段差によるコントラスト低下を防止ないし抑制することが可能となる。
次に、上記課題を解決するために、本発明の投射型表示装置は、光源と、該光源から出射した光を変調する光変調装置と、該光変調装置により変調された光を投射する投射装置とを備えた投射型表示装置において、前記光変調装置が上記の液晶装置によって構成されてなることを特徴とする。
本発明の投射型表示装置によれば、対向配置された基板の少なくとも一方に、偏光素子として機能するワイヤーグリッド構造体が一体に設けられた液晶装置を光変調装置として備えたことにより、従来のように偏光板を保持するための部材が不要となり、したがって当該投射型表示装置を薄くて小型なものとすることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の液晶装置及び投射型表示装置の実施形態について説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせてある。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態では、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;TFT)を画素スイッチング素子として備えたアクティブマトリクス型の液晶装置を例に挙げて説明する。この液晶装置は、例えば投射型表示装置のライトバルブ(光変調装置)として好適に用いることができるものである。
まず、本発明の液晶装置の一実施形態について説明する。図1は、液晶装置の概略構成を示す平面図であり、図中符号100は液晶装置である。図2は、液晶装置100の画像表示領域においてマトリクス状に形成された複数の画素における各種素子、配線等の等価回路を示す図である。また、図3は、液晶装置100の側断面の概略構成を示す図である。
液晶装置100は、図1に示すように、TFTアレイ基板(第1の基板)1aと対向基板(第2の基板)2aとがシール材52によって貼り合わされ、このシール材52によって区画された領域内に液晶層50が封入されている。なお、図1中においては対向基板2aに形成されたワイヤーグリッド構造体(後述)の図示を省略している。
前記シール材52の形成領域の内側の領域には、遮光性材料からなる遮光膜(周辺見切り)53が形成されている。シール材52の外側の領域には、データ線駆動回路201および外部回路実装端子202がTFTアレイ基板1aの一辺に沿って形成されており、この一辺に隣接する2辺に沿って走査線駆動回路204が形成されている。TFTアレイ基板1aの残る一辺には、画像表示領域の両側に設けられた走査線駆動回路204の間を接続するための複数の配線205が設けられている。また、対向基板2aの角部においては、TFTアレイ基板1aと対向基板2aとの間で電気的導通をとるための基板間導通材206が配設されている。
なお、データ線駆動回路201および走査線駆動回路204をTFTアレイ基板1aの上に形成する代わりに、例えば、駆動用LSIが実装されたTAB(Tape Automated Bonding)基板とTFTアレイ基板1aの周辺部に形成された端子群とを異方性導電膜を介して電気的および機械的に接続するようにしてもよい。
このような構造を有する液晶装置100の画像表示領域においては、図2に示すように、複数のドット100aがマトリクス状に構成されているとともに、これらのドット100aの各々には、画素スイッチング用のTFT30が形成されており、画素信号S1、S2、…、Snを供給するデータ線6aがTFT30のソースに電気的に接続されている。データ線6aに書き込む画素信号S1、S2、…、Snは、この順に線順次で供給してもよく、相隣接する複数のデータ線6a同士に対して、グループ毎に供給するようにしてもよい。
また、TFT30のゲートには走査線3aが電気的に接続されており、所定のタイミングで、走査線3aにパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmをこの順に線順次で印加するように構成されている。画素電極9は、TFT30のドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だけオン状態とすることにより、データ線6aから供給される画素信号S1、S2、…、Snを各画素に所定のタイミングで書き込む。このようにして画素電極9を介して液晶に書き込まれた所定レベルの画素信号S1、S2、…、Snは、図3に示す対向基板2aの対向電極(共通電極)21との間で一定期間保持される。また、保持された画素信号S1、S2、…、Snがリークするのを防ぐために、画素電極9と対向電極21との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量60が付加されている。符号3bは蓄積容量60を構成する容量線である。
液晶装置100は、図3に示すように、上下に対向配置された透明のガラス等からなるTFTアレイ基板1a及び対向基板2aの間に液晶層50が挟持された基本構造を具備している。前記液晶層50における液晶モードとしては、TN(Twisted Nematic)モードが採用されているが、その他にもSTN(Super Twisted Nematic)モード、ECB(Electrically Controlled Birefringence)モード等を採用することができる。
TFTアレイ基板1aは、ガラスや石英等の透光性の基板から構成された防塵ガラス10Aと、防塵ガラス10Aの内面側(液晶層50が設けられた側)に設けられた石英基板(屈折率n=1.6)10と、石英基板10の内面側に形成されたTFT30及びITO等の透明導電膜からなる画素電極9と、画素電極9の内面側に形成された配向膜45とを有して構成されている。なお、実際にはデータ線6a、走査線3a等の配線が形成されているが、図3中ではこれらの図示を省略している。
一方、対向基板2aは、TFTアレイ基板10aと同様、ガラスや石英等の透光性の基板から構成された防塵ガラス20Aと、防塵ガラス20Aの内面側(液晶層50が設けられた側)に設けられたマイクロレンズアレイ29と、マイクロレンズアレイ29の内面側に設けられたワイヤーグリッド構造体33及び遮光膜23と、これらワイヤーグリッド構造体33及び遮光膜23の内面側に設けられ且つ基板全面ベタ状に形成された対向電極21と、対向電極21の内面側に形成された配向膜46とを有して構成されている。
マイクロレンズアレイ29は、防塵ガラス20A側に配設された石英部材(屈折率n=1.5)20と、石英部材20の内面側に配設された硬化樹脂(屈折率n=1.6)からなるレンズ部28とを具備している。また、ワイヤーグリッド構造体33は、一部をマイクロレンズアレイ29と一体化して構成されており、誘電体部材たるレンズ部28と、レンズ部28の内面側に配設された導電部材たるグリッド部12とを具備している。なお、本実施の形態におけるワイヤーグリッド構造体33は偏光素子としての機能を具備した偏光板を構成している。
ここで、遮光膜23は、TFT30や配線等(データ線6a、走査線3a等)が形成される各画素100aの縁に沿って、格子状に設けられている。また、レンズ部28は画素100aに光を集光させる機能を具備しており、各レンズ部28の境界部に重畳して遮光膜23が形成されている。つまり、遮光膜23によって照明光が遮られる領域が非照明領域(非画素領域)であり、遮光膜23の開口部を通して照明光が透過する領域が照明領域(画素領域)である。
また、グリッド部12は、図8及び図9を参照して後述するように、微細な縞状パターンを有しており、当該縞状に構成された各グリッド部12の間隙には空隙部11が形成されている。さらに、グリッド部12は前記遮光膜23と同一面に形成され、当該遮光膜23とともに機能層24を構成している。そして、グリッド部12の内面側に配設された対向電極21は、当該グリッド部12を覆う形で形成されており、縞状の各グリッド部12と対向電極21によって囲まれた領域に空隙部11が形成されている。したがって、空隙部11は対向電極21で保護されており、当該空隙部11内に液晶等が混入することが防止ないし抑制されている。なお、ここでは空隙部11は真空層とされているが、例えば空気を混入した空気層とすることも可能である。
なお、図3には省略してあるが、TFTアレイ基板1a側にも偏光素子を形成している。ここでは、防塵ガラス10Aの外面側にワイヤーグリッド構造体を具備させるものとしているが、例えば当該液晶装置100と別体の偏光板を設けるものとしても良い。
これらの基板1a,2aの間には、液晶層50が保持されており、本実施の形態では、図示した矢印の通り対向基板2a側から入射した光は、液晶層50を透過し、さらにTFTアレイ基板1a側から射出される。液晶層50を構成する液晶材料としては、ネマチック液晶、スメクチック液晶など配向し得るものであればいかなる液晶材料を用いても構わないが、TN型液晶パネルの場合、ネマチック液晶を形成させるものが好ましく、例えば、フェニルシクロヘキサン誘導体液晶、ビフェニル誘導体液晶、ビフェニルシクロヘキサン誘導体液晶、テルフェニル誘導体液晶、フェニルエーテル誘導体液晶、フェニルエステル誘導体液晶、ビシクロヘキサン誘導体液晶、アゾメチン誘導体液晶、アゾキシ誘導体液晶、ピリミジン誘導体液晶、ジオキサン誘導体液晶、キュバン誘導体液晶等が挙げられる。さらに、これらネマチック液晶分子にモノフルオロ基、ジフルオロ基、トリフルオロ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基などのフッ素系置換基を導入した液晶分子も含まれる。
図3に示したように、液晶装置100は前記対向基板2aの液晶層50側に偏光素子として機能するワイヤーグリッド構造体33を備えている。ここで、図8及び図9を参照してワイヤーグリッド構造体33について説明する。図8は前記ワイヤーグリッド構造体33を模式的に示す斜視図及び平面図であって、図9はワイヤーグリッド構造体33を光が透過する際の作用について説明する図である。
本実施形態における、ワイヤーグリッド構造体33は、上述した通り、対向基板2aのマイクロレンズアレイ29を構成するレンズ部(誘電体部材)28と、該レンズ部28上に縞状に設けられたグリッド部(導電部材)12とを有して構成されている。なお、グリッド部12は例えばアルミニウムや銀により構成することができる。
具体的に、図8(a)に示す通り、前記ワイヤーグリッド構造体33は、誘電体部材としてのマイクロレンズアレイ29上に、例えばアルミ等からなるグリッド部12が縞状に配置されている。このように、格子状の構成により、いわゆるワイヤーグリッド型の偏光素子として機能するようになっている。
すなわち、液晶装置100は対向基板2aに偏光素子(偏光板)の機能を一体に備えたものとなっている。なお、ワイヤーグリッド構造体としては、本実施形態の構造に限定されることが無く、例えば誘電体(SiO)からなる石英基板上にグリッド部材12を形成することにより、石英基板とグリッド部12との間でワイヤーグリッド構造体を形成してもよい。
なお、図8(b)に示すように、各グリッド部12は平面視した状態で縞状に配置されており、各グリッド部12は例えば140nm程度のピッチPでマイクロレンズアレイ29上に配置されている。また、各グリッド部12の幅は、例えば70nm程度に設定されていることから、図8(a)に示したように各グリッド部12間には70nmの間隙11が空いた状態となっている。さらに、グリッド部12の高さは150nm程度となっていて、当該グリッド部12のアスペクト比は2.1程度となっている。なお、前記グリッド部12の幅は、ワイヤーグリッド構造体33に入射する光の波長の1/10程度にするとより好ましい。
次に、図9を参照しワイヤーグリッド構造体33を光が透過する際の作用について説明する。図9に示すように、ワイヤーグリッド構造体33は、グリッド部12の屈折率nと、グリッド部12間に介在する間隙11の屈折率nとが異なるため、ワイヤーグリッド構造体33に入射した光の偏光方向により、偏光選択を行なっている。具体的には、グリッド部12の延在方向と垂直な方向に偏光軸を有する直線偏光Xを透過させ、グリッド部12の延在方向と平行な方向に偏光軸を有する直線偏光Yを反射している。したがって、本実施形態のワイヤーグリッド構造体33は、光反射型偏光子と同じ作用、すなわち光軸(透過軸)と平行な偏光を透過させ、垂直な偏光に対しては反射させる作用を有している。すなわち、本実施形態におけるワイヤーグリッド構造体33は、光反射型偏光素子として機能するものである。
以上のような本実施の形態の液晶装置100は、後述するようにプロジェクタの光変調装置として用いられるものである。よって、前記液晶装置100は上述したように偏光素子として機能するワイヤーグリッド構造体33が対向基板2aと一体に設けられた構造となっているので、従来のプロジェクタで必要となっていた偏光板の保持部材を不要にでき、当該プロジェクタの小型化を図ることが可能となる。もちろん、TFTアレイ基板1a側にもワイヤーグリッド構造体33を一体形成することができ、その場合もプロジェクタの小型化を図ることが可能となる。
また、グリッド部12は対向電極21によって覆われているため、そのグリッド部12間の空隙部11に液晶が侵入することはない。したがって、グリッド部12の空隙部11が真空層若しくは空気層として保たれ、すなわち屈折率が1若しくは概ね1となり、当該ワイヤーグリッド構造体33は、偏光素子として透過率及びコントラスト等の偏光特性が優れたものとなる。
ここで、液晶装置100の製造方法について説明する。ただし、当該製造方法は対向基板2aの製造方法に特徴があるため、TFTアレイ基板1aの製造方法は公知の方法を採用することとし、これら製造したTFTアレイ基板1aと対向基板2aとをシール材52を介して貼り合わせ、その後、液晶を注入して液晶装置を製造する点に関しては説明を省略し、対向基板2aの製造方法について図4及び図5を参照して説明することとする。
図4及び図5は対向基板2aの製造工程の一部を示す断面模式図である。
対向基板2aの作成にあたっては、まず図4(a)に示すように、石英基板20を用意し、当該石英基板20上にポリシリコン膜35を成膜する。その後、図4(b)に示すようにレーザー光Lを照射してポリシリコン膜35に開口パターン36を形成する。ここで、開口パターン36は後のマイクロレンズパターンに対応して形成するものとしている。
そして、図4(c)に示すように、開口パターン36を有したポリシリコン膜35をマスクとして石英基板20をウェットエッチングすることで、等方性エッチングに起因して凹状パターン37が形成される。続いて、図4(d)に示すように、ポリシリコン膜35をエッチングにより除去し、さらに図4(d)に示すように、紫外線硬化樹脂からなるレンズ部28を凹状パターン37上に形成する。以上の工程により、マイクロレンズアレイ29が完成する。
次に、図5(a)に示すように、作成したマイクロレンズアレイ29上にワイヤーグリッド構造体33を構成するグリッド部12を形成する。ここでは、以下のような方法を採用している。すなわち、マイクロレンズアレイ29上に金属薄膜を膜厚150nm程度に形成する。このような薄膜を構成する材料としては、Al、Ag、Au、Cu、Ta、Cr、Moから選択される金属若しくはこれらの金属を含む複合金属からなる膜が好適に採用でき、本実施形態ではスパッタや真空蒸着等の成膜方法によってAl層を成膜する。そして、このAl層上に縞状のパターンを有したレジストを膜厚150nm〜250nm程度で形成する。このようなレジストの形成方法としては、スピンコート法によりレジスト樹脂(ポジ型のレジスト樹脂)をマイクロレンズアレイ29上に均一塗布した後、これを多光束干渉露光(2光束ないしそれ以上の光束による干渉光)法として、例えば二光束干渉露光を用いることにより、縞状に構成された所定間隔の溝パターンをレジスト樹脂に形成している。このような多光束干渉露光を用いることで、通常のマスク露光を採用することができないような微細な露光パターンを形成する場合、多光束干渉露光によって、所望の周期の干渉縞を金属ガラス層2上に生じさせて、微細な露光パターン(干渉縞)を形成することが可能となる。
この二光束干渉露光法におけるレーザー光の照射工程では、前述したグリッド部12を配置するピッチ(140nm)Pに対応した溝パターン部分となるレジスト樹脂上を選択的に露光している。2光束干渉露光では、第1のレーザー光源(図示略)から射出されるレーザー光と第2のレーザー光源(図示略)から射出されるレーザー光とを干渉させることにより、干渉光(二光束干渉光)によるエネルギー分布をレジスト樹脂上に生じさせ、上述したような縞状の溝パターンをレジスト樹脂に対して露光する。そして、現像工程を行うことで前記溝パターンが形成されたレジスト樹脂が形成される。
なお、上述した多光束干渉露光法に代えて、レジスト樹脂に対して縞状の突起物を有した型を押し当てて、当該突起物に対応した縞状の溝パターンを形成するナノインプリントリソグラフィにより前記溝パターンを形成するようにしてもよい。
次に、上記の溝パターンを有したレジスト樹脂をマスクとして、前記Al層をエッチングすることによりマイクロレンズアレイ29上にグリッド部12を形成する。このようにして、マイクロレンズアレイ29のレンズ部28と、該レンズ部28上に縞状に設けられたグリッド部12とからなるワイヤーグリッド構造体33を形成できる。
さらに、図5(b)に示すように、フォトリソグラフィ法によりレジスト13を形成する。ここでは、遮光膜23の形成位置に対応した開口部13aを有した形でレジスト13を形成するものとしており、該レジスト形成の後、図5(c)に示すようにレジスト13をマスクとして蒸着若しくはスパッタ法によりクロムを成膜し、レジスト13の開口パターン13aに対応したパターンの遮光膜23を形成する。
上述のように遮光膜23を形成した後、図5(d)に示すように、レジスト13をエッチングにより剥離し、さらに図5(e)に示すように、ITOを遮光膜23及びグリッド部12上に蒸着若しくはスパッタ法により成膜し、対向電極21を形成する。この対向電極21により各グリッド部12が覆われ、空隙部11が形成される。なお、各グリッド部12の間隔(つまり空隙部11の幅)は70nm程度とされているため、蒸着若しくはスパッタ法によりITOを成膜した場合に、各グリッド部12の間にITOが侵入することはなく、各グリッド部12の表層に連続したベタ膜としてITOが成膜されることとなる。
その後、図3に示すように配向膜46をSiO等の無機材料の斜方蒸着により形成し、また石英基板20に対して防塵ガラス20Aを接着して、対向基板2aを得るものとしている。そして、上述した通り、別途作成したTFTアレイ基板1aとシール材52を介して貼り合わせ、さらにシール材52に設けた注入口から液晶を注入して本実施の形態の液晶装置100を得るものとしている。
[第2の実施の形態]
続いて、液晶装置の第2の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態における液晶装置は、前記第1の実施形態の液晶装置と対向基板の構成のみが異なっている。したがって、対向基板以外の構成については前記第1の実施形態と同一の構成となっているので、その説明を簡略化する。
図6は、本実施形態の液晶装置200の断面構造を模式的に示した図であり、図7は当該液晶装置200の製造工程の一部について示す説明図である。
図6に示すように、対向基板2aは、第1の実施形態と同様、防塵ガラス20A、石英基板20、及びレンズ部28を備え、石英基板20とレンズ部28がマイクロレンズアレイ29を構成している。
また、マイクロレンズアレイ29の内面側には、各レンズ部28の境界部に重畳して第1の実施形態と同様、遮光膜23が形成されている。なお、本実施形態では遮光膜23がレンズ部28に一部埋設した形で形成されている。一方、マイクロレンズアレイ29の内面側であって、遮光膜23で囲まれた領域にはグリッド部12が形成されている。ここでは、グリッド部12は遮光膜23と同一面を形成するように、つまり一部がレンズ部28に埋設された遮光膜23の液晶層側表層と、グリッド部12の液晶層側表層とが面一に構成されている。
このような面一の遮光膜23とグリッド部12の液晶層50側に、対向電極21が形成され、さらに対向電極21の液晶層50側に配向膜46が形成されている。本実施形態では、対向電極21の液晶層側表層が面一で平坦化されているため、液晶層50においてディスクリネーションが生じ難く、それに起因するコントラスト低下を防止ないし抑制することが可能となる。
以上のような第2の実施形態の液晶装置200の製造方法について説明する。当該液晶装置200は、上述した第1の実施形態と同様の方法で概ね製造することができるが、ここでは対向基板2aの製造工程のみ第1の実施形態と異なる方法を採用している。したがって、対向基板2aの製造工程について図7を参照して説明する。
まず、上述した第1の実施形態と同様の方法によりマイクロレンズアレイ29を作成する(図4参照)。そして、マイクロレンズアレイ29に対して、図7(a)に示すようにワイヤーグリッド構造体33を構成するグリッド部12を形成する。ここでは、図5(a)において説明した方法と同様、スパッタや真空蒸着等の成膜方法によってAl層を成膜し、多光束干渉露光を用いてレジストパターンを形成した後、これをマスクとしてAl層をエッチングすることによりマイクロレンズアレイ29上にグリッド部12を形成する。
さらに、グリッド部12上に遮光膜23の形成位置(レンズ部28の境界部)に対応した開口パターンを有したレジスト(図示略)を形成し、これをマスクとしたエッチングにより、図5(b)に示すようにレンズ部28にまで達する遮光膜形成用穴28aを形成する。続いて、遮光膜23をマスク蒸着又はマスクスパッタ法により形成するために、図5(c)に示すようにレジスト13を形成する。ここでは、遮光膜23の形成位置に対応した開口部13aを有した形でレジスト13を形成するものとしており、該レジスト形成の後、図5(d)に示すようにレジスト13をマスクとして蒸着若しくはスパッタ法によりクロムを成膜し、レジスト13の開口パターン13aに対応したパターンの遮光膜23を形成する。
上述のように遮光膜23を形成した後、図5(e)に示すように、レジスト13をエッチングにより剥離し、さらに図5(f)に示すように、ITOを遮光膜23及びグリッド部12上に蒸着若しくはスパッタ法により成膜し、対向電極21を形成する。この対向電極21により各グリッド部12が覆われ、空隙部11が形成される。なお、各グリッド部12の間隔(つまり空隙部11の幅)は70nm程度とされているため、蒸着若しくはスパッタ法によりITOを成膜した場合に、各グリッド部12の間にITOが侵入することはなく、各グリッド部12の表層に連続したベタ膜としてITOが成膜されることとなる。
その後、図6に示すように配向膜46をSiO等の無機材料の斜方蒸着により形成し、また石英基板20に対して防塵ガラス20Aを接着して、対向基板2aを得るものとしている。そして、別途作成したTFTアレイ基板1aとシール材52を介して貼り合わせ、さらにシール材52に設けた注入口から液晶を注入して本実施の形態の液晶装置200を得るものとしている。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の投射型表示装置の一実施形態としてのプロジェクタについて図面を参照して説明する。図10は、本実施形態のプロジェクタの概略構成を示す図であり、図中符号800はプロジェクタである。本実施形態のプロジェクタ800は、光変調装置として上述した液晶装置100を用いた液晶プロジェクタである。
図10において、810は光源、813、814はダイクロイックミラー、815,816,817は反射ミラー、818は入射レンズ、819はリレーレンズ、820は出射レンズ、822,823,824は前記液晶装置100からなる液晶光変調装置(光変調装置)、825はクロスダイクロイックプリズム、826は投射レンズ(投射装置)である。なお、前記液晶装置100は、上述したようにワイヤーグリッド構造体33を備え、該ワイヤーグリッド構造体33は偏光素子として機能するものであり、ここではTFTアレイ基板1a側にもワイヤーグリッド構造体33が形成されたものを採用している。すなわち、本発明の液晶装置822,823,824は、光変調機能と偏光素子の偏光機能とを兼ねたものとなっている。
前記光源810は、メタルハライド等のランプ811とランプの光を反射するリフレクタ812とからなる。なお、光源810としては、メタルハライド以外にも超高圧水銀ランプ、フラッシュ水銀ランプ、高圧水銀ランプ、Deep UVランプ、キセノンランプ、キセノンフラッシュランプ等を用いることも可能である。
ダイクロイックミラー813は、光源810からの白色光に含まれる赤色光を透過させるとともに、青色光と緑色光とを反射する。透過した赤色光は反射ミラー817で反射されて、赤色光用の液晶光変調装置822に入射される。また、ダイクロイックミラー813で反射された緑色光は、ダイクロイックミラー814によって反射され、緑色光用の液晶光変調装置823に入射される。さらに、ダイクロイックミラー813で反射された青色光は、ダイクロイックミラー814を透過する。青色光に対しては、長い光路による光損失を防ぐため、入射レンズ818、リレーレンズ819および出射レンズ820を含むリレーレンズ系からなる導光手段821が設けられている。この導光手段821を介して、青色光が青色光用の液晶光変調装置824に入射される。
次に、光変調装置に光が入射する際について説明するに際し、赤色光が赤色光用液晶光変調装置822に入射する場合を例に挙げて説明する。なお、青色光、及び緑色光が各光変調装置823,824に入射した場合については、赤色の場合と同様であることからその説明を省略する。
具体的には、前記赤色光用の液晶光変調装置822は、上述したように偏光素子としての機能を備えたものとなっている。よって、赤色光用の液晶光変調装置822に入射した赤色光は、まず対向基板2aに設けられたグリッド部12によって構成されるワイヤーグリッド構造体33を透過し直線偏光となる。
ここで、グリッド部12の間に設けられた空隙部11は真空状態とされている。このように、グリッド部12の空隙部11が真空とされることで、このワイヤーグリッド構造体33は、透過率、及びコントラスト等の偏光特性が高いものとなっている。
さらに、液晶光変調装置822〜824では前記ワイヤーグリッド構造体33を介して入射した直線偏光の位相制御が行われる。つまり、画素電極9及び対向電極21に対する印加電圧により液晶層50の駆動制御を行い、当該入射光の位相を制御することが可能となっている。位相制御された光は、光射出側に配設されたワイヤーグリッド構造体33に入射して変調される。
各液晶光変調装置822〜824で変調された各色の光はクロスダイクロイックプリズム825に入射する。このクロスダイクロイックプリズム825は4つの直角プリズムを貼り合わせたものであり、その界面には赤光を反射する誘電体多層膜と青光を反射する誘電体多層膜とがX字状に形成されている。これらの誘電体多層膜により3つの色光が合成されて、カラー画像を表す光が形成される。合成された光は、投射レンズ(投射装置)826によってスクリーン827上に投写され、画像が拡大されて表示される。
本実施形態におけるプロジェクタ800は、上述したように、対向配置されたTFTアレイ基板1a及び対向基板2aに偏光素子として機能するワイヤーグリッド構造体33を備えた液晶装置100を光変調装置として備えているので、従来のように偏光板を保持するための部材が不要となる。したがって、プロジェクタ800を構成する部品点数が少なくなるので、このプロジェクタ800は、薄型で小さく、かつ偏光特性及び信頼性の高いものとなる。
液晶装置の概略構成を示す平面図。 液晶装置の等価回路を示す図。 液晶装置の側断面の概略構成を示す図。 液晶装置の製造工程の一部を示す説明図。 図4に続く液晶装置の製造工程を示す説明図。 第2の実施形態における液晶装置の側断面の概略構成を示す図。 図6の液晶装置の製造工程の一部を示す説明図。 ワイヤーグリッド構造体を模式的に示す斜視図及び平面図。 ワイヤーグリッド構造体を光が透過する場合の説明図。 プロジェクタの概略構成を示す図である。
符号の説明
1a…TFTアレイ基板(第1の基板)、2a…対向基板(第2の基板)、21…対向電極(電極)、33…ワイヤーグリッド構造体、50…液晶層、100…液晶装置

Claims (8)

  1. 一対の基板間に液晶層を挟持してなる液晶装置であって、
    前記一対の基板のうち少なくとも一方の基板の前記液晶層側にワイヤーグリッド構造体が形成され、該ワイヤーグリッド構造体のさらに前記液晶層側に、当該ワイヤーグリッド構造体を覆う形で電極が形成されていることを特徴とする液晶装置。
  2. 前記一対の基板が素子基板と対向基板であって、これらの基板のうち前記対向基板にのみ前記ワイヤーグリッド構造体が形成され、当該対向基板には、前記電極として前記基板全面にベタ状に配設された共通電極が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  3. 前記ワイヤーグリッド構造体が、誘電体部材と、該誘電体部材上に縞状に設けられた導電部材とから構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶装置。
  4. 前記縞状に形成された導電部材の前記液晶層側には、当該縞状の導電部材を覆う形で前記電極が形成されており、前記縞状の導電部材と前記電極によって囲まれた領域に空隙部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の液晶装置。
  5. 前記一対の基板のうちの一方の基板を光入射側の基板とし、該光入射側の基板がマイクロレンズを備えるとともに、前記ワイヤーグリッド構造体が前記マイクロレンズよりも前記液晶層側に形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の液晶装置。
  6. 前記一対の基板のうちの一方の基板を光入射側の基板とし、該光入射側の基板がマイクロレンズアレイを備えるとともに、
    前記マイクロレンズアレイの前記液晶層側には、アレイ状に形成された各マイクロレンズの境界部と重畳する位置に配設された遮光膜と、該遮光膜で囲まれた領域に配設された前記導電部材とが形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の液晶装置。
  7. 前記遮光膜と前記導電部材とからなる機能層の前記液晶層側が面一で構成され、当該面一の機能層上に前記電極が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の液晶装置。
  8. 光源と、該光源から出射した光を変調する光変調装置と、該光変調装置により変調された光を投射する投射装置とを備えた投射型表示装置において、
    前記光変調装置が請求項1ないし7のいずれか1項に記載の液晶装置によって構成されてなることを特徴とする投射型表示装置。
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