JP2003129756A5 - 改修用下枠 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、障子を保持するための既設の枠体の下枠に装着される改修用下枠に関する。
本発明の目的は、水密性を低下させることなく、既設の下枠に容易に装着して、枠体を改修することができる改修用下枠を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1空間と第2空間との間に設けられる障子を支持し、略水平に配置される既設底部と、既設底部から第1空間側で上方に突出する第1既設レールと、既設底部から第2空間側で上方に突出し、上部が切除された第2既設レールと、既設底部から上方に立上る立上り部とを含む既設の下枠に装着される改修用下枠であって、
第1既設レールに支持される被支持部を有し、被支持部が第1既設レールに支持された状態で、既設底部上に設けられる新設底部と、立上り部に第2空間側から当接される当接部と、
新設底部から第1空間側で上方に突出する第1新設レールと、
新設底部から第2空間側で上方に突出する第2新設レールとを含むことを特徴とする改修用下枠である。
本発明に従えば、立上り部に当接部を当接させ、既設底部に新たな孔を形成せずに、第1既設レールに被支持部を支持させて、改修用下枠を既設の下枠に載置して、容易にかつ水密に装着することができる。
また本発明は、前記新設底部の傾斜部は、被支持部が第1既設レールによって支持された状態で、第1既設レールに第2空間側から対向するように傾斜して形成されることを特徴とする。
本発明に従えば、既設の下枠の第2既設レールの上部を切除して、第1既設レールに被支持部を支持させて、改修用下枠が既設の下枠に装着され、ビスなどの締結具を用いて傾斜部を第1既設レールに固定することによって、改修用下枠が既設の下枠に固定される。このように改修用下枠は、傾斜部と既設の下枠の第1既設レールを利用して固定されるので、既設の下枠の既設底部には、締結具を挿通または螺着させるための孔を形成する必要がない。したがって既設底部には、たとえば雨水などの水を既設の下枠で受けても、その水が下方に通過してしまうおそれのある孔を形成する必要がないので、水密性が低下してしまうことを防ぐことができる。
さらに本発明は、前記第1新設レールの上端部は既設底部から上方に立上る立上り部の上端部に略平行に形成されることを特徴とする。
一方の取付片50に長孔52が形成され、この長孔52を挿通し、かつ一方の取付片50に頭部が係止されるビス53が、既設下枠15のねじ孔55が形成される立下り部48に、ねじ孔55を挿通して螺着され、固定される。このようにして取付部材49は、固定位置を調整自在に設けられる。この状態で他方の取付片51は、既設下枠15から外部空間12側に突出している。この他方の取付片51には、ねじ孔56が形成されている。
また本発明によれば、傾斜部と既設の下枠の第1既設レールを利用して固定されるので、既設の下枠の既設底部には、締結具を挿通または螺着させるための孔を形成する必要がない。したがって既設底部には、たとえば雨水などの水を既設の下枠で受けても、その水が下方に通過してしまうおそれのある孔を形成する必要がないので、水密性が低下してしまうことを防ぐことができる。

Claims (3)

  1. 第1空間と第2空間との間に設けられる障子を支持し、略水平に配置される既設底部と、既設底部から第1空間側で上方に突出する第1既設レールと、既設底部から第2空間側で上方に突出し、上部が切除された第2既設レールと、既設底部から上方に立上る立上り部とを含む既設の下枠に装着される改修用下枠であって、
    第1既設レールに支持される被支持部を有し、被支持部が第1既設レールに支持された状態で、既設底部上に設けられる新設底部と、立上り部に第2空間側から当接される当接部と、
    新設底部から第1空間側で上方に突出する第1新設レールと、
    新設底部から第2空間側で上方に突出する第2新設レールとを含むことを特徴とする改修用下枠。
  2. 前記新設底部の傾斜部は、被支持部が第1既設レールによって支持された状態で、第1既設レールに第2空間側から対向するように傾斜して形成されることを特徴とする請求項1記載の改修用下枠。
  3. 前記第1新設レールの上端部は既設底部から上方に立上る立上り部の上端部に略平行に形成されることを特徴とする請求項1または2記載の改修用下枠。
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