JP2007040285A - 物載置装置 - Google Patents

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    • Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70—Wind energy
    • Y02E10/72—Wind turbines with rotation axis in wind direction

Abstract

【課題】台座１と、内側に固着剤を充填可能な固定台７とを枢着することで、傾斜した屋根１６に風力発電装置を水平に載置可能にする。
【解決手段】台座１と固定台７とを蝶番１３により回動自在に枢着している。固定台７には固着剤を充填するための凹部が設けられており、注入口１２より凹部に固着剤を注入充填可能に形成されている。固定台７の他端には角度調整杆１４が枢着されている。角度調整杆１４の先端から長手方向中途部位にかけて長溝１５が設けられ、長溝１５の締着用ボルト５、６を挿通する位置により、台座１と固定台７とのなす角度を調整して台座１の水平状態を保持する。
【選択図】図１

Description

本発明は、風力発電装置を家根等の傾斜面に設置するための物載置装置に関し、詳しくは傾斜した家根に水平な台座を提供するための物載装置に関する。
家庭用風力発電装置や階上の部屋に設置したエアコンの室外機は屋根の上に設置することが多い。従来、傾斜した屋根の上に設置する物載置装置は、傾斜面に対応した長さに切断された支柱で台座を支持し、台座を屋根の上に略水平に設置していた。支柱の長さが足りない場合はブロックやレンガを屋根上に載置しこの上に物載置装置を設置して不足する高さを補い、台座上面の水平を確保していた。
又、台座の一端を回動自在に固定台に軸支し、他端には長穴が設けられた蝶番で台座の角度を調整する装置が提案されている（例えば、実用新案文献１参照）。
実用新案文献１記載の考案において、台座部分を下側にして使用すると仮定すると、台座の他端に設けた蝶番と固定部材をボルトで締着する場合に、ボルト締着可能範囲が蝶番の縦方向に穿設された穴の長さ方向の距離範囲内に限定され、角度調整範囲が極めて狭いという欠点があった。又、実用新案文献１記載の考案に実用新案文献２記載のステーの使用方法を組み合わせても、ステーはその先端で扉を掛止するのみであるため、微妙な角度調整ができないという欠点があった。
 実用新案文献１
実開昭６３−３３０９３号公報
実用新案文献２
実開平２−１０８３７６号公報
本願発明はあらゆる傾斜角度を有する傾斜面に水平な台座を設置可能にする。
本発明は、台座の一端と固定台の一端とを回動自在に枢着し、この固定台を前記枢着部を中心として回動し前記台座の下方向に於いて台座と鋭角をなすように位置させた場合に、前記固定台のうち下側に位置する面には固着剤を充填するための凹部が設けられており、この固定台の他端には角度調整杆が枢着され、この角度調整杆と前記台座との固着位置により、前記固定台に対する台座の位置が安定的に固定保持されるように形成されてなることを特徴とする。
本発明は、台座と固定台とを枢着し、固定台を枢着部を中心として台座の下方向に回動した場合、固定台のうち下側となる面に固着剤を充填する凹部を形成しているため、傾斜角度が０°を超えて９０°未満の急勾配の屋根等、あらゆる傾斜角度を有する屋根に風力発電装置を安定的に設置できるという効果がある
図１は物載置装置の構成を示す斜視図、図２は固定台の注入口から凹部に固着剤を充填した状態を示す一部切欠側面図である。
これらの図において、台座１は左右側縁に枠２、３を有する断面コ状に形成され、他端にはボルト４が固定的に立設されている。枠２、３には締着用ボルト挿通孔が穿設され、締着用ボルト挿通孔には夫々締着用ボルト５、６が螺着されている。固定台７は、周縁に枠８、９、１０、１１を設けた有底箱状に形成され、注入口１２が穿設されている。蝶番１３は一方の片が台座１に、他方の片が固定台７に取り付けられ、蝶番１３の軸を中心として台座１と固定台７とが回動するようにしている。固定台７の枠８、９の他端対向位置には角度調整杆１４が枢着されている。角度調整杆１４の長手方向中途部位から先端部にかけて透孔である長溝１５が穿設されている。
次に使用方法について図１〜図４を参照にして説明する。固定台７を台座１に対して下方向に回動し、固定台７と台座１とで鋭角をなすようにし、設置する屋根１６に枠８、９、１０、１１の端縁が当接するように固定台７を配置する。図２中の矢印で示すように、固定台７の注入口１２から固着剤１７を枠８、９、１０、１１で囲まれる凹部に充填し、固着剤１７により固定台７を屋根１６に固着する。固着剤１７は、例えば液状のアルミニウム合金等を用いる。台座１の上面に水平レベルを載せ、台座１を回動し角度を調整して台座１を水平位置に設定する。次に、角度調整杆１４を起こし、長溝１５内に締着用ボルト５、６の外端を挿入し、ナット１８、１９を角度調整杆１４の外側から締着用ボルト５、６に締着して角度調整杆１４を台座１に固定的に取り付ける。図３に示すように、風力発電装置２０の基台２１の四隅には螺孔が設けられており、これら蝶孔に夫々ボルト４が螺合している。２２はナットである。
又、図４に示すように屋根１６の頂部に風力発電装置を設置する場合は、屋根１６を形成する傾斜面に夫々固定台７を固着し、屋根１６の頂部を基台２１が跨いで設置することも可能である。
ボルト４間に台板を架け渡してエアコンの室外機等の重量物を屋根上に設置することに利用することもできる。
又、屋根以外の構築物の傾斜面、例えば傾斜する外壁面に固定台７を固着することで、従来は物を設置することが不可能であった傾斜面に物を設置可能にすることができる。
物載置台の構成を示す斜視図である。（実施例１） 注入口から固着剤を固定台の凹部に充填した状態を示す一部切欠側面図である。（実施例１） 使用状態を示す説明図である。（実施例１） 使用状態を示す説明図である。（実施例１）
符号の説明
１ 台座
７ 固定台
１４ 角度調整杆
１６ 屋根
１７ 固着剤

Claims (1)

  1. 台座の一端と固定台の一端とを回動自在に枢着し、この固定台を前記枢着部を中心として回動し前記台座の下方向に於いて台座と鋭角をなすように位置させた場合に、前記固定台のうち下側に位置する面には固着剤を充填するための凹部が設けられており、この固定台の他端には角度調整杆が枢着され、この角度調整杆と前記台座との固着位置により、前記固定台に対する台座の位置が安定的に固定保持されるように形成されてなることを特徴とする物載置装置。
JP2005244970A 2005-07-30 2005-07-30 物載置装置 Pending JP2007040285A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1965077A1 (de) * 2007-02-27 2008-09-03 Hans-Georg Engbarth Dachgeneratorträger für Windgeneratoren
US8371074B2 (en) 2009-05-15 2013-02-12 Redriven Power Inc. Mast assembly for wind turbine
CN104879281A (zh) * 2015-04-29 2015-09-02 宁波锦浪新能源科技有限公司 一种风力发电机高塔架及其升降方法
CN105299408A (zh) * 2015-11-11 2016-02-03 成都移动魔方科技有限公司 一种显示器固定装置的定位机构及其制造方法
CN112796951A (zh) * 2021-01-22 2021-05-14 卢维山 一种屋顶用风力发电装置及其使用方法

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