JP4293448B2 - アジャスター及びこれを備えた空気調和機の室外機用設置台 - Google Patents

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本発明は、傾斜している場所で機器を支持する場合に使用されるアジャスター及びこのようなアジャスターを用いた空気調和機の室外機用設置台に関する。
傾斜している場所に空気調和機の室外機などの重たい機器を設置する場合、アジャスターとして水平方向360度の範囲でシャフトを傾斜させることが可能なユニバーサル型アジャスターが用いられている。このようなアジャスターとしては非特許文献1に記載のようなものが知られている。このアジャスターを図9〜図11に示す。図9は、この従来のアジャスターの側断面図であって、シャフトの回転範囲及び傾斜範囲を示している。また、図10は同アジャスターの平面図であり、図11は同アジャスターの使用状態図である。
従来のアジャスターは、これら図に示すようなものであって、合成ゴム製のフット110と、このフット110に支持されるシャフト120とから構成されている。シャフト120は棒材を鍛造して、最下端部に下面を半球面状にした座部121を形成し、その上部に短い軸部122を介して操作用ナット部123を形成している。さらに、シャフト120において、操作用ナット部123の上部にはネジ部124が形成されている。一方、フット110は合成ゴム製の円板状物であり、内部にシャフト120の座部121の下面を支持するための板材111を配置して一体成形され、その上方部に座部121を収納する空間部112を備えている。さらにその空間部112の上方にシャフト120の座部121を上から空間部112内へ圧入するための孔部113が形成されている。なお、板材111の座部121下面を支持する部分は座部121の下面に対応した面に形成されている。また、使用に際しては、ネジ部124にロックナット(図示せず)が螺合され、ネジ部124を取付機器の取付部に螺合させてロックナットで固定される。
このように構成されたアジャスターは、短い軸部122が孔部113を貫通しており、軸部122と孔部113との間に遊びがあるため、シャフト120は水平方向には360度回転可能に構成されるとともに、α度(約15度)の範囲で傾斜できるように構成されている。また、このアジャスターでは、座部121の下面が球面状に形成され、この座部121を受ける板材111下面を支持する部分が座部121の下面に対応する形状に形成されているため、シャフト120の傾斜が円滑に行われる。そして、このように構成されたアジャスターを使用すると、図11に示すように、機器130を傾斜面に設置する場合において、機器130を水平に保持することができる。
「51 栃木屋総合カタログ」、株式会社栃木屋、2003年6月、P6- 13
しかしながら、上記構成のアジャスターは、フット110が合成ゴムで構成され、孔部113の上方からシャフト120の座部121をフット110内の空間部112に圧入しているため、使用中に座部121が孔部113から抜け出る恐れがある。このため、例えば、空気調和機の室外機のような重量物のアジャスターとしては使用できないという問題があった。
本発明は、このような背景に基づきなされたものであって、その目的は、空気調和機の室外機のような重量物を、傾斜している場所で水平に設置することのできるアジャスターを提供することにある。
本発明に係るアジャスターは、上記課題を解決するためになされたものであって、第1の発明は、下方から座部、操作部、ネジ部を備えたシャフトと、座部の下面部を支持する支持部材と、前記座部を収納するためのフットと、前記ネジ部に螺合されるロックナットとを有し、前記フットは、前記シャフトの操作部及びネジ部を遊貫可能とし、かつ、前記座部より小さい孔径の規制孔部を当該フットの上面に有するとともに、支持部材を側方から挿入可能とするように水平方向に形成された挿入穴部を有し、前記支持部材は、前記フットに形成された挿入穴部に対し側方から挿入されて取り付けられ、前記シャフトは、該規制孔部の下方から操作部及びネジ部をフットの上方に突出させるように挿入され、その状態で前記支持部材により座部下面が支持されてなることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記座部は下面部が下方に突出する凸状球面に形成され、前記支持部材は支持部が座部の下面を支持する凹部に形成されていることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記フットは、支持部材と規制孔部との間に前記座部を収納する空間部を有し、該空間部内に、前記座部が前記支持部材により支持されている状態において、前記座部上面と前記規制孔部との間に間隙を有することを特徴とする。
また、第4の発明は、第1〜第3の何れかの発明において、前記支持部材は板状に形成され、支持部材及び挿入穴部は前記挿入穴部に対し支持部材を側方からスライド式に所定位置に挿入可能とするように構成されていることを特徴とする。
また、第5の発明は、第4の発明において、前記支持部材の支持部は、座部下面の凸状球面部の垂直断面における円弧に略一致する円弧を断面形状とする凹溝であって、該凹溝は支持部材のスライド方向全長にわたり形成されていることを特徴とする。
また、第6の発明は、第4又は第5の発明において、前記フットは、前記挿入穴部を一方の側面から他方の側面に貫通するように構成することにより、この挿入穴方向に押し出す押出成形加工により製作されていることを特徴とする。
また、第7の発明は、第1〜第6の何れかの発明において、前記フットは、底壁面に前記シャフトを下方から挿入するためのサービス孔を備え、該サービス孔は、支持部材を所定位置に挿入したときに、該支持部材により閉塞されるように構成されていることを特徴とする。
また、第8の発明に係る空気調和機の室外機用設置台は、第1〜第7の何れか1項に記載されたアジャスターをレベル調整用脚部として使用したことを特徴とする。
第1の発明に係るアジャスターによれば、フット上面に設けられた規制孔部に対し、下方から操作部及びネジ部をフットの上方に突出させるようにシャフトが取り付けられ、その状態でシャフトの座部下面がフットの底壁上に載置された支持部材により支持されているので、従来のアジャスターのように座部をフット内に圧入する必要がなく、フットを金属製とすることができ、使用中に座部が規制孔部から抜け出ることもない。したがって、空気調和機の室外機のような重量物支持用に適したアジャスターとすることができる。また、規制孔部とシャフトとの間には隙間が形成されているので、シャフトを水平面360度の範囲で傾斜させることができる。また、支持部材は、フットに形成された水平方向の挿入穴部に側方から挿入されて取り付けられるので、支持部材の取付が容易である。
また、第2の発明によれば、第1の発明の効果に加え次の効果を奏することができる。シャフトの座部の下面が球面状に形成され、支持部材の支持部が座部の下面を支持する凹部に形成されているので、シャフトの傾斜を円滑に行うことができる。
また、第3の発明によれば、第1又は第2の発明の効果に加え次の効果を奏することができる。前記座部が前記支持部材により支持されている状態において、前記座部上面と前記規制孔部との間に間隙を有しているので、座部の傾斜が容易になり、シャフトの傾斜角度を大きくとることができる。
また、第の発明によれば、第1〜第3の何れかの発明の効果に加え、次の効果を奏することができる。支持部材を板状に形成し、支持部材及び挿入穴部は、挿入穴部に対し支持部材を側方からスライド式に所定位置に挿入可能とするように構成されているので、支持部材の取付が容易であり、かつ、正確に取り付けることができる。
また、第の発明によれば、第の発明の効果に加え、次の効果を奏することができる。支持部材の支持部は、座部下面の凸状球面部の垂直断面における円弧に略一致する円弧を断面形状とする凹溝に形成され、該支持部はフットの幅方向全長にわたり形成されているので、座部の突状球面部を凹溝に係合させながら支持部材をフットの側方から容易に挿入することができる。
また、第の発明によれば、第又は第の発明の効果に加え、次の効果を奏することができる。挿入穴部を、一方の側面から他方の側面に貫通するように構成することにより、フットが挿入孔方向に押し出す押出成形加工により製作されているので、フットの断面係数が大きくなりフットの強度が向上する。
また、第の発明によれば、第1〜第の何れかの発明の効果に加え、次の効果を奏することができる。フットの底壁面にシャフトを下方から挿入するためのサービス孔が設けられ、支持部材を所定位置に挿入することにより、該サービス孔が支持部材により閉塞されるように構成されているので、シャフトの挿入が容易であり、かつ構造的に簡略な構成とすることができる。
また、第の発明に係る空気調和機の室外機用設置台によれば、第1〜第の何れかのアジャスターをレベル調整用脚部として使用しているので、傾斜している場所に室外機を安定的に設置することができる。
(実施の形態1)
以下に、本発明を具体化した実施の形態に係るアジャスターを図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係るアジャスターの断面組立図である。図2はフット内に支持部材を収納した状態のフットの断面図である。図3は同フットの底面図である。図4は同フットの図3におけるA−A断面図である。
本実施の形態に係るアジャスター1は、図1に示すように、シャフト10と、フット20と、支持部材30と、ロックナット40とを備えている。
シャフト10は鉄鋼等の棒材を鍛造して、最下端部に座部11を形成し、その上部に連続してナット形状を成した操作部12を形成している。さらに、シャフト10は、操作部12の上部にネジ部13を形成している。座部11は、下面部を下方に突出する凸状球面に形成し、座部11の平面視直径は、ネジ部13の直径及び操作部12におけるナット形状の対角線寸法より大きく形成されている。
フット20は、幅方向(この明細書では図3の紙面上での上下方向をいう)に一定の形状を成している。このフット20を幅方向と直角の方向で見ると、図2の幅方向と直角の方向に切断した横断面形状のようになり、同図に示すように蒲鉾型の厚肉部分21と平板状の薄肉部分22とに大別される。厚肉部分21の内部には、図2の横断面に示すように、幅方向に貫通する挿入穴部23が形成されている。フット20は、このような形状としてアルミを使って押出成形されている。押し出し方向は図2において紙面と直角の方向である。
このフット20において、挿入穴部23の中央部の上壁には、シャフト10の操作部12及びネジ部13を遊貫可能とする孔径であって、座部11より小さい孔径の規制孔部24が設けられている。また、挿入穴部23の中央部の下壁には、規制孔部24に対向し、シャフト10の操作部12及びネジ部13を下方から上方に向けて貫通させることができるように、シャフト10を挿入するためのサービス孔25が同心状に形成されている。このサービス孔25の孔径は、座部11の平面視直径より大きい直径に形成されている。なお、フット20の薄肉部分22には、フット20固定用の固定穴27が形成されている。
一方、支持部材30は、アルミ押出成形品であって板状に形成されている。支持部材30は、フット20の幅方向を長手方向とし、その長手方向の長さをフット20幅寸法に略同寸とされている。そして、前述の挿入穴部23の下半部は、上記支持部材30がスライド式に一方の側方から挿入できるように支持部材30の横断面形状に対応した形状に形成されている。支持部材30は、横断面において上部に鍔部31を有し、この鍔部31がスライド式に挿入するときのレールの機能を備えている。なお、このように支持部材30をスライド式に挿入するとき支持部材30の下面はサービス孔25の上面をスライドするように形成されている。また、支持部材30の上面には、座部11下面部を支持するための支持部32が形成されている。この支持部32は、座部11の下面部の凸状球面部を受けることができるように断面円弧状の凹状溝部として長さ方向(フットの幅方向)全長に亘り形成されている。また、支持部材30には、両側方に小径の孔33が設けられている。そして、この孔33と係合するだぼ26がフット20の下壁に形成されている。これにより、支持部材30はフット20内に固定される。そして、支持部材30が固定されることにより、シャフト10が固定される。
挿入穴部23において、支持部材30の中央部における上方部は、前記のように規制孔部24に対し、シャフトの操作部12及びネジ部13を下方から上方に向けて貫通させたシャフト10の座部11を収容する空間部28となっている。この空間部28は、座部11がゆとりを持って入るように、高さ及び横断方向の幅寸法が座部11の高さ及び水平断面における直径より大きく設定されている。また、空間部28内で、座部11が支持部材30により支持されている状態において、座部11の上面とフット20の上壁との間に隙間が形成されている。これにより、シャフト10を図5のように傾斜させるときに座部11の上面が空間部28の上壁に当たるのを回避することができ、シャフト10を大きく傾斜させることができる。
このように構成されたアジャスター1は、次のように製造組立される。
フット20は押出加工材を使って製作する。先ず、断面形状が図2の状態のものであって、サービス孔25、規制孔部24及び固定穴27が開けられていない状態のもの(この状態では支持部材30を含まない)をアルミ押出加工により製作する。その後に所要幅に切断して、図2から図4に示される形状のものを作る。次いで、サービス孔25、規制孔部24及び固定穴27の穴開け加工を行う。このようにしてフット20を製作する。
一方、支持部材30もアルミ押出加工材を使って製作する。先ず、図4のような断面形状のものであって、孔33が開けられていない状態の断面形状を有する長尺ものをアルミ押出加工により製作する。これを所定幅に切断し、孔33の穴開け加工することにより、支持部材30を製作する。シャフト10は、鉄鋼棒材を鍛造して、座部、操作部、ネジ部を形成して得られる。ロックナット40は通常市販のものでよい。
次に上記により製作されたシャフト10、フット20、支持部材30、ロックナット40の各部品を次のように組み立てる。フット20底壁のサービス孔25から、シャフト10のネジ部13を先にして座部11の上面がフット20の上壁に当たるまで挿入する。また、シャフト10を挿入した状態で側方から支持部材30を所定位置に挿入する。支持部材30はフット20の幅方向と寸法が同一とされているので、端部がフット20からはみ出さない状態が支持部材30の所定位置となる。支持部材が所定位置に挿入された状態で、フット20の底壁に、支持部材30の孔33に対しだぼ26を打って支持部材30を固定する。その後にロックナット40をネジ部13に螺合して取り付ける。このようにして本実施の形態に係るアジャスター1の製造組立が行われる。
実施の形態1は以上のように構成されるので、次のような効果を奏することができる。
フット20上面に設けられた規制孔部24に対し、下方から操作部12及びネジ部13をフット20の上方に突出させるようにシャフト10が取り付けられ、その状態でシャフト10の座部11下面がフット20の底壁上に載置された支持部材30により支持されているので、従来のアジャスターのように座部11をフット20内に圧入する必要がなく、フット20を金属製とすることができ、使用中に座部11が規制孔部24から抜け出ることもない。したがって、空気調和機の室外機のような重量物支持用に適したアジャスター1とすることができる。また、規制孔部24とシャフト10との間には隙間が形成されているので、シャフトを水平面360度の範囲で傾斜させることができる。図5はこれを示したもので、実線が垂直方向にシャフトが起立している場合であって、2点鎖線は最大傾斜角度θを示している。
また、シャフト10の座部11の下面が球面状に形成され、支持部材30の支持部32が座部11の下面を支持する凹部に形成されているので、シャフト10の傾斜を容易に行うことができる。また、座部11が支持部材30により支持されている状態において、座部11上面と規制孔部24との間に間隙を有しているので、座部11の傾斜が容易になり、シャフト10の傾斜角度を大きくとることができる。
また、フット20は支持部材30を側方から挿入可能とするように水平方向に挿入穴部23を備えているので、支持部材30の挿入が容易に行える。また、支持部材30を板状に形成してスライド式に所定位置に挿入可能とするように、支持部材30及び挿入穴部23を形成しているので、支持部材30の取付が容易であり、かつ、正確に取り付けることができる。また、支持部材30の支持部32は、座部11下面の凸状球面部の垂直断面における円弧に略一致する円弧を断面形状とする凹溝であって、該凹溝は支持部材30のスライド方向全長にわたり形成されているので、座部11の突状球面部を凹溝に係合させながら支持部材30をフット20の側方から容易に挿入することができる。
また、挿入穴部23を、一方の側面から他方の側面に貫通するように構成することにより、フット20が挿入孔方向に押し出す押出成形加工により製作されているので、フット20の断面係数が大きくなりフット20の強度が向上する。
また、フット20の底壁面にシャフト10を下方から挿入するためのサービス孔25が設けられ、支持部材30を所定位置に挿入することにより、該サービス孔25が支持部材30により閉塞されるように構成されているので、シャフト10の挿入が容易であり、かつ構造的に簡略な構成とすることができる。
本発明は、上記実施の形態1において次のように変形してもよい。
実施の形態1においては、シャフト10、フット20、支持部材30の材料としてアルミを使用しているが、鉄、亜鉛などの他の金属でもよいし、強度の大きいものであれば、樹脂を使用してもよい。また、実施の形態1ではフット20及び支持部材30を押出加工により製作しているが、鋳造により製作してもよいし、切削加工により製作することもできる。また、操作部12はナット形状に形成されているが、軸を回すための道具を使用できる構造であれば他のものでもよく、例えば、スパナを使う場合にはナット形状でなくてもスパナが係る6角形、4角形の軸部に形成されているものでもよい。また、フット20には固定穴27が設けられているが、この固定穴27は実施の形態のような長穴でなく丸穴でもよいし、無くてもよい。また、支持部材30の固定をだぼで行っているが、ネジなどの他の手段で固定してもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2は、上記のように構成されるアジャスター1を空気調和機の室外機用設置台に利用した例を示す。
図6は本実施の形態に係る空気調和機の室外機用設置台の斜視図であり、図7は同室外機用設置台の一部分解斜視図である。これら図に示すように、本実施の形態に係る空気調和機の室外機用設置台は、空気調和機の室外機を載置するための水平部材51と、水平部材51を支持するための支柱52と、水平部材51及び支柱52を連結して構造体を形成するための上段側コーナブラケット53及び下段側コーナブラケット54とを備えている。また、支柱52は上段側コーナブラケット53及び下段側コーナブラケット54の凹部55、56に挿入されて各コーナに立設されている。なお、支柱2の外表面と凹部55、56の内表面との間隙にはスペーサ57が嵌め込まれている。
また、上記構成の空気調和機の室外機用設置台においては、実施の形態1に示したアジャスター1が、レベル調整用脚部として、下段側コーナブラケット54の下方に取り付けられている。図8は、アジャスター周りの断面図である。この図に示すように、アジャスター1を取り付けるには、下段側コーナブラケット54の中心部にあるボス58に形成されたネジ孔59に対し、アジャスター1のネジ部13を螺合させる。そして、操作部12を操作して下段側コーナブラケット54を所定高さに調節し、その位置でロックナット40をボス58の下端に締め付けると、ネジ部13とネジ孔59との螺合が固定され、アジャスター1の取付が完了する。そして、四角のアジャスター1の高さをそれぞれ調整することにより、室外機を水平に設置することができる。
このような空気調和機の室外機用設置台においては、アジャスターを必要とする機器が重量物であるので、この重量部に耐えるアジャスターでなければならない。また、設置場所が屋外となるのでが傾斜していたり、凹凸があることは避け難い。一方、室外機に溜まったドレンを適正に排出させるには室外機を水平に保持する必要がある。また、室外機を長期間わたり静粛にかつ、安定的に使用するには、機器を水平に設置することが必要である。このようなニーズに対し、本実施の形態によるアジャスター1であれば、重量物に耐えることができ、傾斜している場所でも容易に室外機を水平に設置することができる。
本実施の形態に係るアジャスターの断面組立図である。 同アジャスターのフットの断面図であって、フット内に支持部材を収納した状態の断面図である。 同フットの底面図である。 同フットの図3におけるA−A断面図である。 同アジャスターの回転範囲及び傾斜角度の表示図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機用設置台の斜視図である。 同室外機用設置台の一部分解斜視図である。 同室外機用設置台に使用されている本発明アジャスター周りの断面図である。 従来のアジャスターの側断面図であって、シャフトの回転範囲及び傾斜範囲を示している。 同アジャスターの平面図である。 同アジャスターの使用状態図である。
符号の説明
1 アジャスター
10 シャフト
11 座部
12 操作部
13 ネジ部
20 フット
23 挿入穴部
24 規制孔部
25 サービス孔
28 空間部
30 支持部材
32 支持部
40 ロックナット

Claims (8)

  1. 下方から座部、操作部、ネジ部を備えたシャフトと、
    座部の下面部を支持する支持部材と、
    前記座部を収納するためのフットと、
    前記ネジ部に螺合されるロックナットとを有し、
    前記フットは、前記シャフトの操作部及びネジ部を遊貫可能とし、かつ、前記座部より小さい孔径の規制孔部を当該フットの上面に有するとともに、支持部材を側方から挿入可能とするように水平方向に形成された挿入穴部を有し、
    前記支持部材は、前記フットの側方から挿入穴部に挿入されて取り付けられ
    前記シャフトは、該規制孔部の下方から操作部及びネジ部をフットの上方に突出させるように挿入され、その状態で前記支持部材により座部下面が支持されてなる
    ことを特徴とするアジャスター。
  2. 前記座部は下面部が下方に突出する凸状球面に形成され、前記支持部材は支持部が座部の下面を支持する凹部に形成されていることを特徴とする請求項1記載のアジャスター。
  3. 前記フットは、支持部材と規制孔部との間に前記座部を収納する空間部を有し、該空間部内で、前記座部が前記支持部材により支持されている状態において、前記座部上面と前記規制孔部との間に間隙を有することを特徴とする請求項1又は2記載のアジャスター。
  4. 前記支持部材は板状に形成され、支持部材及び挿入穴部は前記挿入穴部に対し支持部材を側方からスライド式に所定位置に挿入可能とするように構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のアジャスター。
  5. 前記支持部材の支持部は、座部下面の凸状球面部の垂直断面における円弧に略一致する円弧を断面形状とする凹溝であって、該凹溝は支持部材のスライド方向全長にわたり形成されていることを特徴とする請求項4記載のアジャスター。
  6. 前記フットは、前記挿入穴部を一方の側面から他方の側面に貫通するように構成することにより、この挿入穴方向に押し出す押出成形加工により製作されていることを特徴とする請求項4又は5記載のアジャスター。
  7. 前記フットは、底壁面に前記シャフトを下方から挿入するためのサービス孔を備え、該サービス孔は、支持部材を所定位置に挿入したときに、該支持部材により閉塞されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のアジャスター。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載されたアジャスターをレベル調整用脚部として使用したことを特徴とする空気調和機の室外機用設置台。
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