JP2004016610A - 収納庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納庫自体を軽量にし、収納庫の設置を容易にすると共に、水平調整を容易に行えるようにした収納庫を提供すること。
【解決手段】一側に開閉扉2を有すると共に、底壁体11の下面に複数のキャスタ3を装着してなる収納庫本体10と、収納庫本体10の重量を受ける架台20とを具備する収納庫1において、架台20に、収納庫本体10の底壁体11と床面Yとの間に挿入可能な枠体21と、枠体21に設けられる貫通孔22を介して挿入される工具によって高さ調節可能な複数のアジャスタ23とを設ける。収納庫本体10の底壁体11に、架台20の貫通孔22と連通する工具案内用貫通孔19を設け、底壁体11の下面に、架台20の位置決め用ガイド30を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、収納庫に関するもので、例えば野菜,果実,穀物あるいは飲料水等を収納するキャスタを有する収納庫本体と、収納庫本体の重量を受ける架台とからなる収納庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の収納庫には、一側に開閉扉を有する箱状の収納庫の設置あるいは移設のために底壁体の下面における四隅に、キャスタを装着したものが多く使用されている。
【0003】
従来のこの種の収納庫として、収納庫の底壁体の下面にキャスタと高さ調整可能なねじジャッキ式のアジャスタとを設け、キャスタにより収納庫を移動した後、アジャスタを高さ調節してキャスタを固定し、かつレベル調整を行なう構造を有する収納庫が知られている(特開平11−245992号公報参照)。また、別の形態の収納庫として、高さ調節自在なキャスタを有する収納庫本体と、収納庫本体を固定する据付け用架台とを具備し、キャスタにより収納庫本体を据付け用架台上に移動した後、キャスタを架台の高さよりも低い高さとなるように調節して設置するようにした構造のものが知られている(特開2000−6607参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者すなわち特開平11−245992号公報に記載の収納庫は、収納庫の底壁体側に装着されるアジャスタ及びキャスタに、収納庫自体の重量と収納物(例えば玄米)の荷重に耐え得る強度を必要とし、かつ底壁体にもこれらの荷重、特に圧縮荷重及び曲げ荷重に耐え得る補強材の取付けを必要とするため、収納庫自体が堅牢な構造となり、収納庫の製造コストが高くつくという問題があった。
【0005】
また、後者すなわち特開2000−6607に記載の収納庫においては、架台によって収納庫本体の荷重(重量)を受けることができるので、前者に比べて収納庫本体の軽量化を図ることができる。しかし、この構造のものにおいては、一般に平坦かつ水平でなく、凹凸を有するコンクリート等の床面に、据付け用架台を設置し、この架台の上に収納庫本体の底壁体を載置した状態で設置するため、水平に設置するためには、架台と床面との隙間に別途ライナー等を挿入する必要があり、架台の設置に手間が掛かるばかりか、微調整ができないという問題があった。また、架台を水平に設置できたとしても、収納庫本体を載置したとき、水平になるとは保証できず、再度調整する必要があるので、収納庫の設置作業が煩雑であるという問題があった。更には、部屋の入隅コーナー部に設置された架台に対して収納庫を設置する場合には、底壁体に装着されたキャスタのうち、入隅コーナー部の最も奥部のキャスタのみを、床面より離れるように高さ調整しておき、残りキャスタの高さを、据付け用架台の高さを越えるように調整した状態で、収納庫本体を架台側に移動するため、収納庫本体のバランスを取りながら移動する必要があり、このような場合においても、収納庫の設置作業が煩雑であるという問題があった。
【0006】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、収納庫自体を軽量にし、収納庫の設置を容易にすると共に、水平調整を容易に行えるようにした収納庫を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明の収納庫は、一側に開閉扉を有すると共に、底壁体下面に複数のキャスタを装着してなる収納庫本体と、上記収納庫本体の重量を受ける架台と、を具備する収納庫において、 上記架台は、上記収納庫本体の底壁体と床面との間に挿入可能な枠体と、この枠体に設けられる貫通孔を介して挿入される工具によって高さ調節可能な複数のアジャスタと、を具備し、上記収納庫本体の底壁体に、上記架台の貫通孔と連通する工具案内用貫通孔を設け、底壁体の下面に、上記架台の位置決め用ガイドを設けた、ことを特徴とする(請求項1)。
【0008】
この発明において、上記位置決めガイドは、架台に設けられた貫通孔と、収納庫本体の底壁体に設けられた工具案内用貫通孔とを連通させるように位置決めできるものであれば、その構造は任意でよいが、好ましくは、上記位置決め用ガイドを、架台の両側位置を規制する少なくとも1組の側部ガイド部材と、上記架台の奥行き側位置を規制するストッパ兼用ガイド部材とで構成する方がよい(請求項2)。この場合、上記側部ガイド部材における架台挿入側の端部に、外側に向かって拡開するテーパ部を形成する方が好ましい(請求項3)。
【0009】
また、上記収納庫本体の側壁体間に棚板を架設可能に形成し、上記収納庫本体の下面における上記側壁体の下方位置に、高さ調節可能な補助アジャスタを設ける方が好ましい(請求項4)。
【0010】
加えて、上記架台の枠体に、開閉扉の自由端側下部の下がりを防止する扉下がり防止部材を装着する方が好ましい(請求項5)。
【0011】
請求項1記載の発明によれば、設置したい場所に収納庫本体を移動した後、収納庫本体の下部に架台を挿入し、収納庫本体の底壁体に設けられた工具案内貫通孔と架台に設けられた貫通孔を介して挿入される工具をもってアジャスタを高さ調節することにより、キャスタを床面から浮き上がらせた状態にして、収納庫本体の荷重を架台にて支持することができる。したがって、収納庫本体自体を堅牢な構造とする必要がなく、軽量にすることができる。また、床面が平坦でなく、凹凸を有する場合においても、各アジャスタを高さ調節することにより、収納庫本体を容易に水平にすることができる。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、位置決め用ガイドを、架台の両側位置を規制する少なくとも1組の側部ガイド部材と、架台の奥行き側位置を規制するストッパ兼用ガイド部材とで構成することにより、収納庫本体と床面との間への架台の挿入を容易にすることができると共に、収納庫本体の工具案内用貫通孔と、架台の貫通孔とを正確に連通状態に位置決めすることができる。この場合、側部ガイド部材における架台挿入側の端部に、外側に向かって拡開するテーパ部を形成することにより、更に架台の挿入を容易にすることができる(請求項3)。
【0013】
請求項4記載の発明によれば、収納庫本体の側壁体間に棚板を架設可能に形成し、収納庫本体の下面における側壁体の下方位置に、高さ調節可能な補助アジャスタを設けることにより、収納庫本体内に架設された棚板に載置される収納物の荷重を受ける側壁体を補助アジャスタにて支持することができる。したがって、収納庫本体及び収納庫本体内に収納される収納物の荷重(重量)を、架台に装着された複数のアジャスタと、収納庫本体の側壁体の下面に設けられた補助アジャスタとで分散して支持する(受ける)ので、収納庫全体強度を向上させることができる。
【0014】
請求項5記載の発明によれば、架台の枠体に、開閉扉の自由端側下部の下がりを防止する扉下がり防止部材を装着することにより、不用意に開閉扉の自由端側が下がるのを防止することができる。したがって、開閉扉の開閉を円滑にすることができると共に、開閉扉の閉塞状態における収納庫内と外気の遮断性の維持が図れ、かつ、収納庫本体の変形を防止することができ、収納庫本体の寿命の拡大が図れる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の収納庫の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明に係る収納庫を玄米収納庫に適用した場合の一例を示すもので、一部を断面で示す斜視図、図2は、一部を断面で示す収納庫の正面図、図3は、収納庫の底面図、図4は、この発明における架台と収納庫本体の底部とを示す分解斜視図である。
【0016】
上記収納庫1は、一側に開閉扉2を有すると共に、底壁体11の下面に複数のキャスタ3を装着してなる収納庫本体10と、収納庫本体10の重量を受ける架台20とで主に構成されている。
【0017】
収納庫本体10は、矩形状の底壁体11と、この底壁体11の両側辺及び両側辺の一端側辺にそれぞれ立設する3枚の矩形状の側壁体12a,12b,12cと、側壁体12a,12b,12cの上端に覆設される矩形状の天井壁体13とからなる箱状に形成されており、一側の開口部14には、観音開きの開閉扉2がヒンジ4を介して開閉可能に装着されている。
【0018】
この場合、底壁体11、側壁体12a,12b,12c及び天井壁体13は、それぞれ一対の例えばアルミニウム製の表面板15と、両表面板15の辺部同士を連結する例えばアルミニウム製押出形材にて形成される側枠16と、表面板15と側枠16とで形成される空間内に充填される例えば発泡ポリウレタン製の断熱性心材17とで構成されている。
【0019】
上記底壁体11の下面における両側{具体的には、側壁体12a,12bの下方位置}には、例えばアルミニウム製の押出形材にて形成される中空矩形状の取付枠18がねじ等の固定部材(図示せず)をもって固定されており、これら取付枠18の両端すなわち底壁体11の四隅位置にキャスタ3が装着されている。これらキャスタ3は、取付枠18の下片18aに設けられた透孔18bに連通するように下片18aの下面に固定される固定ナット3aに貫通状にねじ結合される取付ボルト3bと、取付ボルト3bにベアリング部3cを介して連結される逆U字状のブラケット3dと、ブラケット3dの両側垂下片にピン3eを介して回転自在に装着される車輪3fとで構成されている。このように構成されるキャスタ3は、ベアリング部3cによって水平方向に回転(旋回)自在に形成されている。これにより、収納庫本体10は、水平の360度の範囲を自由に方向を変えて移動することができる。
【0020】
また、各取付枠18の中間部には、高さ調節可能な補助アジャスタ40が装着されている。この補助アジャスタ40は、図8に示すように、取付枠18の下片18aに設けられた透孔18bに連通するように下片18aの下面に固定されるダブルナット41と、このダブルナット41にねじ込まれるボルト42と、このボルト42の下端に一体に形成され、かつ外周面に凹凸細条43を形成した円柱状の高さ調節脚部44とで構成されている。なお、この場合、補助アジャスタ40の高さ調節脚部44は、外周面に凹凸細条43を形成した円柱状に形成されているが、必ずしもこのような円柱状である必要はなく、六角頭部にて形成してもよい。
【0021】
また、底壁体11おける両取付枠18の内方側の両端及び中間部には、工具例えばドライバDが挿入可能な大きさの6個の工具案内用貫通孔19が設けられている。これら工具案内用貫通孔19は、図5ないし図8及び図10に示すように、底壁体11の両表面板15と断熱性心材17を貫通する取付孔11a内に嵌合固定される円筒体19aにて形成されている。
【0022】
更に、底壁体11の下面には、架台20の位置決め用ガイド30が設けられている。この位置決め用ガイド30は、図3及び図4に示すように、架台20の両側位置を規制する少なくとも1組の側部ガイド部材31と、架台20の奥行き側位置を規制するストッパ兼用ガイド部材32とで構成されている。
【0023】
この場合、側部ガイド部材31は、底壁体11の下面に固着される取付片33と、取付片33の一側辺から略直角に状に折曲されるガイド片34とからなるアングル材にて形成されている。また、側部ガイド部材31は左右一対の2組の計4個設けられており、各側部ガイド部材31におけるガイド片34の架台挿入側の端部には、外側に向かって拡開するテーパ部35が形成されている。なお、テーパ部35は、必ずしも各側部ガイド部材31のガイド片34の架台挿入側の端部に設ける必要はなく、収納庫本体10の前面側に位置する一対(1組)の側部ガイド部材31のガイド片34に設ければよい。
【0024】
また、ストッパ兼用ガイド部材32も側部ガイド部材31と同様に、アングル材にて形成されている。すなわち、ストッパ兼用ガイド部材32は、底壁体11の下面に固着される取付片36と、取付片36の一側辺から略直角に状に折曲されるストッパ片37とからなるアングル材にて形成されている。このストッパ兼用ガイド部材32は左右2箇所に設けられている。
【0025】
また、収納庫本体10の対向する側壁体12a,12bの内方に、棚板50が架設可能に形成されている。この場合、図9に示すように、側壁体12a,12bの内側面に例えばねじやリベット等の固定部材(図示せず)をもって垂直状に固定される断面略W字状の支持桟51の適宜位置に複数の棚板嵌挿用切欠き52を設けておき、任意の棚板嵌挿用切欠き52内に棚板50の端部を嵌挿することで、棚板50を架設することができる。この場合、側壁体13cの内側面にも同様に、棚板嵌挿用切欠き52を有する支持桟51を固定しておき、この支持桟51の棚板嵌挿用切欠き52に棚板50の奥行き側端部を嵌挿する方がよい。このように、支持桟51を断面略W字状に形成することにより、支持桟51を側壁体12a,12b,13cに取り付けるときに、固定部材(図示せず)の頭部を支持桟51より低くすることができるので、収容物Gを傷つけることがない。
【0026】
なお、棚板50の架設は、必ずしも平面視略W字状の支持桟51に設けられた棚板嵌挿用切欠き52内に嵌挿させて行うものである必要はない。例えば、平面視略W字状の支持桟51に代えてチャンネル状の支持桟に棚板嵌挿用切欠き52を設けて、同様に棚板50を架設するようにしてもよい。あるいは、支持桟51に代えてアングル状のブラケットを介して棚板50を架設するようにしてもよい。
【0027】
上記のようにして収納庫本体10の対向する側壁体12a,12b間に棚板50を架設することができるので、例えば玄米等の収納物Gを棚板50上に載置して整列収納することができる。なお、棚板50上に載置された収納物Gの重量(荷重)Wは側壁体12a,12bが支持するので、側壁体12a,12bの下方側に設けられた上記補助アジャスタ40によって重量(荷重)Wの一部を支持することができる。
【0028】
なお、図1及び図2に示すように、開閉扉2における自由端側の表面には取手70が装着されている。また、開閉扉2の内方面側における底壁体11、側壁体12a,12b,12c及び天井壁体13の側端に当接する部位には、図10に示すように、シールパッキン70が装着されている。このシールパッキン70によって開閉扉2が閉塞された状態では、収納庫本体10内は外気と遮断されて、庫内を保温できるようになっている。
【0029】
一方、架台20は、収納庫本体10の底壁体11と床面Yとの間に挿入可能な枠体21と、この枠体21に設けられる貫通孔22を介して挿入される工具例えばドライバDによって高さ調節可能な複数例えば6個のアジャスタ23とで主に構成されている。
【0030】
この場合、枠体21は、一対の長辺枠部材21bと短辺枠部材21cとからなる矩形状枠本体21aと、この矩形状枠本体21aの対向する長辺枠部材21bの中間部に連結される中間枠部材21dとで構成されている。これら矩形状枠本体21aの長辺枠部材21b、短辺枠部材21c及び中間枠部材21d等は、それぞれアルミニウム製の中空押出形材にて形成されている。
【0031】
このように構成される枠体21における短辺枠部材21c及び中間枠部材21dの両側端部に、上記アジャスタ23が高さ調節可能に装着されている。このアジャスタ23は、図6ないし図8及び図10に示すように、短辺枠部材21c及び中間枠部材21dの下片21eに設けられた透孔21fに連通するように下片21eの下面に固定されるダブルナット24と、このダブルナット24にねじ込まれるボルト25と、このボルト25の下端に一体に形成され、かつ下方に向かって拡開する略ラッパ状の設置脚部26とで構成されており、ボルト25の上端面に設けられたマイナスあるいはプラスの係合溝27に係合する工具例えばドライバDの操作によってボルト25及び設置脚部26が上下に移動して高さ調整が行われるようになっている。なお、設置脚部26とボルト25との連結部にあるボルト25の頭部25aを用いて収納庫本体10の外部から高さ調節することも可能である。なお、設置脚部26が最も上方に位置しているときは、ボルト25の上部は貫通孔22の上方に突出している(図6参照)。
【0032】
また、架台20の枠体21における一方の長辺枠部材21bの外方側の中間部には、扉下がり防止部材60が装着されている。扉下がり防止部材60は、図10及び図11(a)に示すように、架台20の枠体21を構成する長辺枠部材21bに、例えばねじやリベット等の固定部材(図示せず)をもって固定される固定片61と、固定片61の上端から水平方向に折曲される水平片62と、水平片62の先端上面に隆起する扉受け部63と、固定片61と水平片62の側部に延在する側片64とで構成されている。このように、架台20の枠体21{具体的には、長辺枠部材21b}に、扉下がり防止部材60を突設(装着)することによって、開閉扉2の自由端部側が不用意に下方に傾斜して開閉扉2の開閉に支障をきたすのを防止することができる。したがって、開閉扉2の開閉を円滑にすることができると共に、開閉扉2の閉塞状態における収納庫本体10の庫内と外気の遮断性の維持が図れ、かつ、収納庫本体10の変形を防止することができ、収納庫本体10の寿命の増大が図れる。
【0033】
なお、ここでは、開閉扉2が観音開き式である場合について説明したが、観音開き式の開閉扉2に代えて片開き式の開閉扉2とすることもできる。この場合は、図11(b)に示すように、底壁体11の開口部14側辺の端部に扉下がり防止部材60を装着(突設)すればよい。
【0034】
次に、上記のように構成される収納庫1を設置する手順について、図5ないし図7を参照して説明する。まず、収納庫本体10を設置する場所に移動する。この状態では、図5に示すように、キャスタ3が床面に接触しているので、収納庫本体10の底壁体11の下面と床面Yとの間に隙間Sが設けられている。次に、底壁体11の下面と床面Yとの隙間S内に架台20を挿入する。このとき、架台20の両側は位置決め用ガイド30の側部ガイド部材31によって規制されながら奥行き側に挿入され、架台20の奥行き側端部がストッパ兼用ガイド部材32のストッパ片37に当接すると、底壁体11に設けられた工具案内用貫通孔19と、架台20に設けられた貫通孔22が連通状態に位置決めされる(図6参照)。この状態で、底壁体11に設けられた工具案内用貫通孔19を介して工具例えばドライバDをアジャスタ23のボルト25に設けられた係合溝27に係合させて反時計方向に回転すると、固定されたダブルナット24に対してボルト25が下方に延びるように移動して、架台20の上面を底壁体11の下面に当接すると共に、設置脚部26を床面Yに押し付ける。更に、ボルト25が下方に移動すると、図7に示すように、架台20の上面と設置脚部26下面の距離SLが当初の隙間Sより大きくなり、キャスタ3を床面Yから浮き上がらせる。このようにして、6個のアジャスタ23を同様に高さ調節して、収納庫本体10を架台20上に設置する。なお、高さ調節を行った後、工具案内用貫通孔19内に、目隠し用のキャップ5を嵌挿しておく方がよい(図7参照)。このようにして、アジャスタ23の高さ調節を行った後、補助アジャスタ40の高さ調節脚部44を操作して、収納庫本体10の高さ調節を行う。これにより、収納庫本体10を水平状態に設置することができる。
【0035】
また、収納庫1を移設する場合は、まず、上記操作の逆の操作を行って、アジャスタ23のボルト25及び設置脚部26と共に補助アジャスタ40の高さ調節脚部44を上方に移動させて、収納庫本体10をキャスタ3にて支持させる。次に、架台20を収納庫本体10の底壁体11の下面と床面Yとの隙間Sから引き出して、収納庫本体10を新たな設置場所に移動して、上述と同様の操作によって収納庫本体10を架台20上に設置すればよい。
【0036】
なお、上記実施形態では、この発明の収納庫1を玄米収納庫に適用した場合について説明したが、玄米以外の収納物例えば野菜,果実あるいは飲料水等を収納する収納庫であってもよい。また、収納庫1を保冷式収納庫に適用することも可能である。この場合は、図1に二点鎖線で示すように、収納庫本体10の天井壁体13に通気口90を設けると共に、この通気口90に連通する、図示しない冷却器と送風ファンとからなる冷却ユニット100を装備すればよい。
【0037】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明は上記のように構成されているので、以下のような優れた効果が得られる。
【0038】
1)請求項1記載の発明によれば、設置したい場所に収納庫本体を移動した後、収納庫本体の下部に架台を挿入し、収納庫本体の底壁体に設けられた工具案内貫通孔と架台に設けられた貫通孔を介して挿入される工具をもってアジャスタを高さ調節することにより、キャスタを床面から浮き上がらせた状態にして、収納庫本体の荷重を架台にて支持することができるので、収納庫本体自体を堅牢な構造とする必要がなく、軽量にすることができる。また、床面が平坦でなく、凹凸を有する場合においても、各アジャスタを高さ調節することにより、収納庫本体を容易に水平にすることができる。
【0039】
2)請求項2記載の発明によれば、位置決め用ガイドを、架台の両側位置を規制する少なくとも1組の側部ガイド部材と、架台の奥行き側位置を規制するストッパ兼用ガイド部材とで構成するので、上記1)に加えて更に収納庫本体と床面との間への架台の挿入を容易にすることができると共に、収納庫本体の工具案内用貫通孔と、架台の貫通孔とを正確に連通状態に位置決めすることができる。この場合、側部ガイド部材における架台挿入側の端部に、外側に向かって拡開するテーパ部を形成することにより、更に架台の挿入を容易にすることができる(請求項3)。
【0040】
3)請求項4記載の発明によれば、収納庫本体内に架設された棚板に載置される収納物の荷重を受ける側壁体を補助アジャスタにて支持することができるので、収納庫本体及び収納庫本体内に収納される収納物の荷重(重量)を、架台に装着された複数のアジャスタと、収納庫本体の側壁体の下面に設けられた補助アジャスタとで分散して支持する(受ける)ことができ、収納庫全体強度を向上させることができる。
【0041】
4)請求項5記載の発明によれば、架台の枠体に、開閉扉の自由端側下部の下がりを防止する扉下がり防止部材を装着することにより、不用意に開閉扉の自由端側が下がるのを防止することができる。したがって、開閉扉の開閉を円滑にすることができると共に、開閉扉の閉塞状態における収納庫内と外気の遮断性の維持が図れ、かつ、収納庫本体の変形を防止することができ、収納庫本体の寿命の拡大が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る収納庫の第一実施形態の一例を示すもので、一部を断面で示す斜視図である。
【図2】上記収納庫の一部を断面で示す正面図である。
【図3】上記収納庫の底面図である。
【図4】この発明における架台と収納庫本体の底部とを示す分解斜視図である。
【図5】上記収納庫を設置する前の状態を示す要部断面図である。
【図6】上記収納庫本体の下方に架台を挿入した状態を示す要部断面図である。
【図7】上記収納庫を設置する状態を示す要部断面図である。
【図8】図2のI部拡大断面図である。
【図9】この発明における棚板の架設部を示す断面斜視図である。
【図10】この発明における扉下がり防止部材の取付状態を示す断面図である。
【図11】上記扉下がり防止部材の取付状態を示す斜視図(a)及び別の扉下がり防止部材の取付状態を示す斜視図(b)である。
【符号の説明】
2 開閉扉
3 キャスタ
10 収納庫本体
11 底壁体
12a,12b,12c 側壁体
13 天井壁体
14 開口部
19 工具案内用貫通孔
20 架台
21 枠体
22 貫通孔
23 アジャスタ
30 位置決めガイド
31 側部ガイド部材
32 ストッパ兼用ガイド部材
35 テーパ部
40 補助アジャスタ
50 棚板
51 支持桟
52 棚板嵌挿用切欠き
60 扉下がり防止部材
D ドライバ(工具)
G 収納物
S 底壁体の下面と床面との隙間
Y 床面

Claims (5)

  1. 一側に開閉扉を有すると共に、底壁体下面に複数のキャスタを装着してなる収納庫本体と、上記収納庫本体の重量を受ける架台と、を具備する収納庫において、
    上記架台は、上記収納庫本体の底壁体と床面との間に挿入可能な枠体と、この枠体に設けられる貫通孔を介して挿入される工具によって高さ調節可能な複数のアジャスタと、を具備し、
    上記収納庫本体の底壁体に、上記架台の貫通孔と連通する工具案内用貫通孔を設け、底壁体の下面に、上記架台の位置決め用ガイドを設けた、ことを特徴とする収納庫。
  2. 請求項1記載の収納庫において、
    上記位置決め用ガイドは、架台の両側位置を規制する少なくとも1組の側部ガイド部材と、上記架台の奥行き側位置を規制するストッパ兼用ガイド部材とからなることを特徴とする収納庫。
  3. 請求項2記載の収納庫において、
    上記側部ガイド部材における架台挿入側の端部に、外側に向かって拡開するテーパ部を形成してなることを特徴とする収納庫。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の収納庫において、
    上記収納庫本体の側壁体間に棚板を架設可能に形成し、上記収納庫本体の下面における上記側壁体の下方位置に、高さ調節可能な補助アジャスタを設けてなることを特徴とする収納庫。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の収納庫において、
    上記架台の枠体に、開閉扉の自由端側下部の下がりを防止する扉下がり防止部材を装着してなることを特徴とする収納庫。
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