JP2005042951A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】店頭や販売据え付け時における運搬作業が容易におこなえるとともに、コスト低減にも寄与する冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫本体1の下部に取り付けた支持脚12と、この支持脚の先端に支承され下端を据付け床面に当接させて本体の上下高さを調節する調節足13と、調節足より本体側の支持脚に取り付けた移動ローラー15とからなり、移動ローラーは、支持脚の底面に当接して本体の重量を受ける上平面16aと上平面の側部から垂下する軸受部16bからなるフレーム16と、前記軸受部に軸支した車輪17とを備えるとともに、取着部材19を設けて前記支持脚に対して脱着自在に固着したことを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】冷蔵庫本体1の下部に取り付けた支持脚12と、この支持脚の先端に支承され下端を据付け床面に当接させて本体の上下高さを調節する調節足13と、調節足より本体側の支持脚に取り付けた移動ローラー15とからなり、移動ローラーは、支持脚の底面に当接して本体の重量を受ける上平面16aと上平面の側部から垂下する軸受部16bからなるフレーム16と、前記軸受部に軸支した車輪17とを備えるとともに、取着部材19を設けて前記支持脚に対して脱着自在に固着したことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は冷蔵庫に係り、特に脱着が容易な移動用ローラーを備えた家庭用冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来、家庭用の大形冷蔵庫の運搬や据え付け時においては、重量物であることからその移動作業を容易におこなうため、図8に示すように、冷蔵庫本体(50)の底面4隅部にローラー(51)を設け、さらに、設置後に外力を受けた場合の安易な移動を防止して据え付け状態を安定させるために、本体の両側前面部には高さ調節が可能で床面に設置する調節足(56)を配置していた。
【0003】
これに対し、近年では、コスト低減の見地から、図9のように、冷蔵庫本体前部側のローラー(51)を廃止する商品が増加しつつあるが、ローラー(51)を4輪から2輪に減少させたことで、大形冷蔵庫の移動性能が悪化し、特に、店頭における商品展示レイアウトの変更時など多数の冷蔵庫を移動させる際の現場においては、作業員の負担が増加するものであり、また、商品購入者宅への運搬や据え付け時の作業負担も大きなものであった。
【0004】
本発明は上記点に着眼して成されたもので、店頭や販売後の据え付け時における運搬作業が容易におこなえるとともに、コスト低減にも寄与する冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体の下部に取り付けた支持脚と、この支持脚の先端に支承され下端を据付け床面に当接させて本体の上下高さを調節する調節足と、調節足より本体側の支持脚に取り付けた移動ローラーとからなり、移動ローラーは、支持脚の底面に当接して本体の重量を受ける上平面と上平面の側部から垂下する軸受部からなるフレームと、前記軸受部に軸支した車輪とを備えるとともに、取着部材を設けて前記支持脚に対して脱着自在に固着したことを特徴とするものである。
【0006】
この構成により、運搬時には冷蔵庫本体の底面4隅部に設けたローラーと補助ローラーによって重量物である冷蔵庫を、安全に、且つ容易に移動することができるとともに、補助ローラー自体の取り付け、取り外しを容易にしてローラーを再使用できるようにすることで、部品数を減少させ、コスト低減をはかることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。家庭用冷蔵庫の縦断面図である図1、および冷蔵庫本体下部の一部分解斜視図である図2に示すように、冷蔵庫本体(1)は、外壁をなす外箱(2)の内方に断熱壁(3)を介して内箱(4)で形成した冷蔵室(5)や野菜室(6)、冷凍室(7)などの冷却貯蔵室を設けている。
【0008】
この冷蔵庫本体(1)の後方下部には機械室(8)を設けており、機械室(8)内に収納した冷媒圧縮機(9)を支えている外箱(2)の底部両側に架設したコンプ台(10)の両側部には切欠きと軸支部により床面側に突出する冷蔵庫移動用のローラー(11)を固定している。
【0009】
前記冷蔵庫本体(1)の前部については、外箱(2)の両側下端面を内方に折り曲げるとともに、断熱材(3)側に設けた図示しない補強アングル部材を介して冷蔵庫前部を支持する支持脚(12)を取り付けている。
【0010】
この支持脚(12)は、外箱(3)両側の前部底面にネジ固定するとともに、本体前方への延出部(12a)を形成しており、この延出部(12a)先端の係合ネジ穴(12b)にはゴム足(13a)部とこれに頭部を埋設したネジ部(13b)からなる調節足(13)を下方からネジ込み固定している。
【0011】
調整足(13)下面のゴム足(13a)部分は床面(14)に当接して冷蔵庫本体(1)の重量を支えており、前記ネジ部(13b)を回転させて支持脚の係合ネジ穴(12b)にねじ込み、また逆回転させることで下方への調整足(13)の長さ寸法を変えて冷蔵庫(1)の高さ位置を調整するものである。この構成によって冷蔵庫の前部支持位置が前方に移動し、近年のように大形で背の高い形態であっても扉への重荷重や子供のぶら下がりによって冷蔵庫が前方に傾いたり倒れたりすることを防いでいる。
【0012】
調整足(13)より本体(1)側に位置する支持脚(12)の延出根本部にあたる凹段部(12c)には補助ローラー(15)を取り付けている。補助ローラー(15)は、支持脚(12)の底面に面接触して本体の重量を受ける上平面(16a)とこの上平面の両側端から下方に折れ曲がって垂下する軸受部(16b)とによってフレーム(16)を形成し、このフレームの軸受部(16b)に車輪(17)を軸支するとともに、前記上平面(16a)には薄肉のゴム板(18)を貼り付けている。
【0013】
そして、上平面(16a)の側縁の透孔(16c)からは先端に面ファスナー(19a)を設けた取着ベルト(19)を上平面(16a)の下面を貫通して両側に延出させ、図3および図4に示すように、上平面(16a)上のゴム板(18)を支持脚(12)の下面にあてがった状態で取着ベルト(19)を支持脚(12)の凹段部(12c)をガイドとして巻き付け、両端部の面ファスナー(19a)で係合することで固定するものであり、上記構成によって小形で脱着可能な補助ローラー(15)を形成することができる。
【0014】
前記面ファスナー(19)は、一方の端面に面状に形成したフック部と他方に面状に形成したパイル部とを噛み合わせることで両端部を面接合で固定でき、係脱が容易な周知の締め具構成である。
【0015】
上記構成によって、冷蔵庫(1)の運搬移動時には、図5に示すように、調整足(13)を上方にねじ込むことで、補助ローラー(15)の車輪(17)の下端は調整足(13)の下端より下方に位置することになり、冷蔵庫本体(1)の重量を後部のローラー(11)および前部の補助ローラー(15)で受け、支持脚(12)の下面における補助ローラー(15)の上平面(16a)には、冷蔵庫(1)の重量が上方から掛かるだけでなく、平板状のゴム板(18)と支持脚(12)との当接による大きな摩擦抵抗によって、移動に際しても容易に支持脚(12)と位置ずれすることがなく、確実に冷蔵庫(1)の重量を受け止めて移動自在に保持することができる。
【0016】
さらに、支持脚(12)に対する固定は、取着ベルト(19)先端の面ファスナー(19a)の締め付けでなされていることから、例えば、店内の展示レイアウト変更による移動時や一般家庭への運搬時に、4隅部のローラー(11)と補助ローラー(15)によって冷蔵庫(1)を所定の場所に据え付けた際には、冷蔵庫の前部を少し持ち上げて調整足(13)を回転し、その下端を補助ローラー(15)の車輪部(17)より下方になるように伸長させて床面(14)に当接し設置するものであり、その後、取着ベルト(19)先端の面ファスナー(19a)の係合を解除すれば、補助ローラー(15)は支持脚(12)から容易に取り外すことができるものである。
【0017】
そして、他の冷蔵庫の支持脚(12)に取り付けて移動用のローラー(15)として再び使用することができ、同時に、冷蔵庫(1)は支持脚(12)および調整足(13)により、扉開閉などで安易に移動することなく、所定場所に安定して据え付け保持される。
【0018】
上記構成によれば、冷蔵庫の移動に際しては、本体底面4隅部に設けたローラー(11)と補助ローラー(15)によって、容易に、且つ安全に運搬することができるものであり、移動ローラーの内、前部2カ所の補助ローラー(15)については、脱着が自在であり、しかも作業は容易におこなえるため、冷蔵庫(1)の所定位置への移動後は、必要に応じ、随時本体から取り外して他の冷蔵庫の移動に使用することができるものであり、また、部品数を削減できるため、コストの低減に寄与することができる。
【0019】
なお、冷蔵庫購入時に家庭内の台所などに据え付けた後については、前部の補助ローラー(15)が取り外されているため後部のローラー(11)のみとなるが、通常据え付け後における冷蔵庫の大幅な移動はほとんど発生しないものであり、清掃などで多少移動するような場合は後部のローラー(11)のみでも充分に対応できるものである。
【0020】
前記実施例では、補助ローラー(15)におけるフレーム(16)の上平面(16a)を平面としてゴム板(18)を貼り付け、支持脚(12)との摩擦係数を大きくして位置ずれを防いだが、これに限らず、同一部分に同一符号を附した図6に示すように、断面ほぼワ字状の支持脚(12)内に嵌入する凸部(36d)を上平面(36a)に形成し、前後方向を含めた凹凸係合によって支持脚(12)に対する補助ローラー(35)の位置ずれを防止するようにしてもよい。
【0021】
また、補助ローラー(15)(35)の支持脚(12)への固定は、固定バンド(19)や面ファスナー(19a)に限るものではなく、前記同様に符号を附した要部の側断面図である図7に示すように、ファスナークリップ(20)の係合爪(20a)を支持脚(32)の透孔(32a)から挿入し、補助ローラー(45)の上平面の係合孔(46a)に係止させることで固定してもよく、さらには、特に図示しないが再現性のあるネジにより固定するようにしてもよい。
【0022】
なお、上記における移動手段は、ローラー構造として説明したが、このローラーは移動方向が自由な、いわゆるキャスター構造をも含むものであることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、運搬時には冷蔵庫本体底面4隅部に設けたローラーと補助ローラーによって重量物である冷蔵庫を、安全に、且つ容易に移動することができるとともに、補助ローラー自体の取り付け、取り外しを容易にしてローラーを再使用できるようにすることで部品数を減少させコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す冷蔵庫の縦断面図である。
【図2】図1の冷蔵庫本体前部における支持脚部の一部分解斜視図である。
【図3】図2における補助ローラー部の正面からの断面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図3における調節足をねじ込んだ状態を示す側面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す図3と同一部分の断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例を示す斜視図である。
【図8】従来の冷蔵庫の移動ローラー構成を示す斜視図である。
【図9】他の従来冷蔵庫のローラー構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…冷蔵庫本体 2…外箱 3…断熱壁
4…内箱 8…機械室 9…冷媒圧縮機
10…コンプ台 11…ローラー 12、32…支持脚
12a…延出部 12b…係合ネジ穴 12c…凹段部
13…調節足 13a…ゴム足 13b…ネジ部
14…床面 15、35、45…補助ローラー
16…フレーム 16a、36a…上平面 16b…軸受部
16c…透孔 17…車輪 18…ゴム板
19…取着ベルト 19a…面ファスナー
20…ファスナークリップ 20a…係合爪 32a…透孔
36d…凸部 46a…係合孔
【発明の属する技術分野】
本発明は冷蔵庫に係り、特に脱着が容易な移動用ローラーを備えた家庭用冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来、家庭用の大形冷蔵庫の運搬や据え付け時においては、重量物であることからその移動作業を容易におこなうため、図8に示すように、冷蔵庫本体(50)の底面4隅部にローラー(51)を設け、さらに、設置後に外力を受けた場合の安易な移動を防止して据え付け状態を安定させるために、本体の両側前面部には高さ調節が可能で床面に設置する調節足(56)を配置していた。
【0003】
これに対し、近年では、コスト低減の見地から、図9のように、冷蔵庫本体前部側のローラー(51)を廃止する商品が増加しつつあるが、ローラー(51)を4輪から2輪に減少させたことで、大形冷蔵庫の移動性能が悪化し、特に、店頭における商品展示レイアウトの変更時など多数の冷蔵庫を移動させる際の現場においては、作業員の負担が増加するものであり、また、商品購入者宅への運搬や据え付け時の作業負担も大きなものであった。
【0004】
本発明は上記点に着眼して成されたもので、店頭や販売後の据え付け時における運搬作業が容易におこなえるとともに、コスト低減にも寄与する冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体の下部に取り付けた支持脚と、この支持脚の先端に支承され下端を据付け床面に当接させて本体の上下高さを調節する調節足と、調節足より本体側の支持脚に取り付けた移動ローラーとからなり、移動ローラーは、支持脚の底面に当接して本体の重量を受ける上平面と上平面の側部から垂下する軸受部からなるフレームと、前記軸受部に軸支した車輪とを備えるとともに、取着部材を設けて前記支持脚に対して脱着自在に固着したことを特徴とするものである。
【0006】
この構成により、運搬時には冷蔵庫本体の底面4隅部に設けたローラーと補助ローラーによって重量物である冷蔵庫を、安全に、且つ容易に移動することができるとともに、補助ローラー自体の取り付け、取り外しを容易にしてローラーを再使用できるようにすることで、部品数を減少させ、コスト低減をはかることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。家庭用冷蔵庫の縦断面図である図1、および冷蔵庫本体下部の一部分解斜視図である図2に示すように、冷蔵庫本体(1)は、外壁をなす外箱(2)の内方に断熱壁(3)を介して内箱(4)で形成した冷蔵室(5)や野菜室(6)、冷凍室(7)などの冷却貯蔵室を設けている。
【0008】
この冷蔵庫本体(1)の後方下部には機械室(8)を設けており、機械室(8)内に収納した冷媒圧縮機(9)を支えている外箱(2)の底部両側に架設したコンプ台(10)の両側部には切欠きと軸支部により床面側に突出する冷蔵庫移動用のローラー(11)を固定している。
【0009】
前記冷蔵庫本体(1)の前部については、外箱(2)の両側下端面を内方に折り曲げるとともに、断熱材(3)側に設けた図示しない補強アングル部材を介して冷蔵庫前部を支持する支持脚(12)を取り付けている。
【0010】
この支持脚(12)は、外箱(3)両側の前部底面にネジ固定するとともに、本体前方への延出部(12a)を形成しており、この延出部(12a)先端の係合ネジ穴(12b)にはゴム足(13a)部とこれに頭部を埋設したネジ部(13b)からなる調節足(13)を下方からネジ込み固定している。
【0011】
調整足(13)下面のゴム足(13a)部分は床面(14)に当接して冷蔵庫本体(1)の重量を支えており、前記ネジ部(13b)を回転させて支持脚の係合ネジ穴(12b)にねじ込み、また逆回転させることで下方への調整足(13)の長さ寸法を変えて冷蔵庫(1)の高さ位置を調整するものである。この構成によって冷蔵庫の前部支持位置が前方に移動し、近年のように大形で背の高い形態であっても扉への重荷重や子供のぶら下がりによって冷蔵庫が前方に傾いたり倒れたりすることを防いでいる。
【0012】
調整足(13)より本体(1)側に位置する支持脚(12)の延出根本部にあたる凹段部(12c)には補助ローラー(15)を取り付けている。補助ローラー(15)は、支持脚(12)の底面に面接触して本体の重量を受ける上平面(16a)とこの上平面の両側端から下方に折れ曲がって垂下する軸受部(16b)とによってフレーム(16)を形成し、このフレームの軸受部(16b)に車輪(17)を軸支するとともに、前記上平面(16a)には薄肉のゴム板(18)を貼り付けている。
【0013】
そして、上平面(16a)の側縁の透孔(16c)からは先端に面ファスナー(19a)を設けた取着ベルト(19)を上平面(16a)の下面を貫通して両側に延出させ、図3および図4に示すように、上平面(16a)上のゴム板(18)を支持脚(12)の下面にあてがった状態で取着ベルト(19)を支持脚(12)の凹段部(12c)をガイドとして巻き付け、両端部の面ファスナー(19a)で係合することで固定するものであり、上記構成によって小形で脱着可能な補助ローラー(15)を形成することができる。
【0014】
前記面ファスナー(19)は、一方の端面に面状に形成したフック部と他方に面状に形成したパイル部とを噛み合わせることで両端部を面接合で固定でき、係脱が容易な周知の締め具構成である。
【0015】
上記構成によって、冷蔵庫(1)の運搬移動時には、図5に示すように、調整足(13)を上方にねじ込むことで、補助ローラー(15)の車輪(17)の下端は調整足(13)の下端より下方に位置することになり、冷蔵庫本体(1)の重量を後部のローラー(11)および前部の補助ローラー(15)で受け、支持脚(12)の下面における補助ローラー(15)の上平面(16a)には、冷蔵庫(1)の重量が上方から掛かるだけでなく、平板状のゴム板(18)と支持脚(12)との当接による大きな摩擦抵抗によって、移動に際しても容易に支持脚(12)と位置ずれすることがなく、確実に冷蔵庫(1)の重量を受け止めて移動自在に保持することができる。
【0016】
さらに、支持脚(12)に対する固定は、取着ベルト(19)先端の面ファスナー(19a)の締め付けでなされていることから、例えば、店内の展示レイアウト変更による移動時や一般家庭への運搬時に、4隅部のローラー(11)と補助ローラー(15)によって冷蔵庫(1)を所定の場所に据え付けた際には、冷蔵庫の前部を少し持ち上げて調整足(13)を回転し、その下端を補助ローラー(15)の車輪部(17)より下方になるように伸長させて床面(14)に当接し設置するものであり、その後、取着ベルト(19)先端の面ファスナー(19a)の係合を解除すれば、補助ローラー(15)は支持脚(12)から容易に取り外すことができるものである。
【0017】
そして、他の冷蔵庫の支持脚(12)に取り付けて移動用のローラー(15)として再び使用することができ、同時に、冷蔵庫(1)は支持脚(12)および調整足(13)により、扉開閉などで安易に移動することなく、所定場所に安定して据え付け保持される。
【0018】
上記構成によれば、冷蔵庫の移動に際しては、本体底面4隅部に設けたローラー(11)と補助ローラー(15)によって、容易に、且つ安全に運搬することができるものであり、移動ローラーの内、前部2カ所の補助ローラー(15)については、脱着が自在であり、しかも作業は容易におこなえるため、冷蔵庫(1)の所定位置への移動後は、必要に応じ、随時本体から取り外して他の冷蔵庫の移動に使用することができるものであり、また、部品数を削減できるため、コストの低減に寄与することができる。
【0019】
なお、冷蔵庫購入時に家庭内の台所などに据え付けた後については、前部の補助ローラー(15)が取り外されているため後部のローラー(11)のみとなるが、通常据え付け後における冷蔵庫の大幅な移動はほとんど発生しないものであり、清掃などで多少移動するような場合は後部のローラー(11)のみでも充分に対応できるものである。
【0020】
前記実施例では、補助ローラー(15)におけるフレーム(16)の上平面(16a)を平面としてゴム板(18)を貼り付け、支持脚(12)との摩擦係数を大きくして位置ずれを防いだが、これに限らず、同一部分に同一符号を附した図6に示すように、断面ほぼワ字状の支持脚(12)内に嵌入する凸部(36d)を上平面(36a)に形成し、前後方向を含めた凹凸係合によって支持脚(12)に対する補助ローラー(35)の位置ずれを防止するようにしてもよい。
【0021】
また、補助ローラー(15)(35)の支持脚(12)への固定は、固定バンド(19)や面ファスナー(19a)に限るものではなく、前記同様に符号を附した要部の側断面図である図7に示すように、ファスナークリップ(20)の係合爪(20a)を支持脚(32)の透孔(32a)から挿入し、補助ローラー(45)の上平面の係合孔(46a)に係止させることで固定してもよく、さらには、特に図示しないが再現性のあるネジにより固定するようにしてもよい。
【0022】
なお、上記における移動手段は、ローラー構造として説明したが、このローラーは移動方向が自由な、いわゆるキャスター構造をも含むものであることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、運搬時には冷蔵庫本体底面4隅部に設けたローラーと補助ローラーによって重量物である冷蔵庫を、安全に、且つ容易に移動することができるとともに、補助ローラー自体の取り付け、取り外しを容易にしてローラーを再使用できるようにすることで部品数を減少させコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す冷蔵庫の縦断面図である。
【図2】図1の冷蔵庫本体前部における支持脚部の一部分解斜視図である。
【図3】図2における補助ローラー部の正面からの断面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図3における調節足をねじ込んだ状態を示す側面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す図3と同一部分の断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例を示す斜視図である。
【図8】従来の冷蔵庫の移動ローラー構成を示す斜視図である。
【図9】他の従来冷蔵庫のローラー構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…冷蔵庫本体 2…外箱 3…断熱壁
4…内箱 8…機械室 9…冷媒圧縮機
10…コンプ台 11…ローラー 12、32…支持脚
12a…延出部 12b…係合ネジ穴 12c…凹段部
13…調節足 13a…ゴム足 13b…ネジ部
14…床面 15、35、45…補助ローラー
16…フレーム 16a、36a…上平面 16b…軸受部
16c…透孔 17…車輪 18…ゴム板
19…取着ベルト 19a…面ファスナー
20…ファスナークリップ 20a…係合爪 32a…透孔
36d…凸部 46a…係合孔
Claims (7)
- 冷蔵庫本体の下部に取り付けた支持脚と、この支持脚の先端に支承され下端を据付け床面に当接させて本体の上下高さを調節する調節足と、調節足より本体側の支持脚に取り付けた移動ローラーとからなり、移動ローラーは、支持脚の底面に当接して本体の重量を受ける上平面と上平面の側部から垂下する軸受部からなるフレームと、前記軸受部に軸支した車輪とを備えるとともに、取着部材を設けて前記支持脚に対して脱着自在に固着したことを特徴とする冷蔵庫。
- 移動ローラーにおける上平面の支持脚に対する摩擦抵抗を大きくしたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
- 移動ローラーの上平面にゴム板を貼り付けたことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
- 移動ローラーの上平面に凸部を形成し、この凸部を支持脚の底部に嵌入してスラスト方向の位置決めをおこなったことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
- 取着部材を、先端に面ファスナーを設けた固定ベルトとして支持脚に巻き付け固定したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の冷蔵庫。
- 本体の後方両側には通常のローラーを配置するとともに、脱着自在の移動ローラーは本体前面両側に設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の冷蔵庫。
- 脱着自在の移動ローラーの車輪下端は、調整足の下方延出により床面より上方の空間に位置し、冷蔵庫本体の重量は調整足で受けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003200736A JP2005042951A (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003200736A JP2005042951A (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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