JP4603967B2 - 改修用下枠 - Google Patents
改修用下枠 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4603967B2 JP4603967B2 JP2005337554A JP2005337554A JP4603967B2 JP 4603967 B2 JP4603967 B2 JP 4603967B2 JP 2005337554 A JP2005337554 A JP 2005337554A JP 2005337554 A JP2005337554 A JP 2005337554A JP 4603967 B2 JP4603967 B2 JP 4603967B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- lower frame
- plate
- new
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Description
図9は水密構造がウォータバランス構造である下枠を示す説明図である。
図9に示すようにウォータバランス構造の場合、雨水が風の圧力に押されて下枠100の屋外側レール101と屋外側障子110との隙間や、屋外側障子110と屋内側障子111との間から下枠100内に浸入し、浸入した水が下枠100に溜まっていくと、水の重力で浸入する水を押し返そうとする力が働いてバランスをとって、それ以上水が溜まっていくのを防いでいる。
本発明は、上記の問題点を解決するため、既設下枠に新規レールアタッチを取付けて構成し、かつ水密構造がウォータバランス構造の改修用下枠において、屋内に水が浸入するのを防止する手段を提供することを目的とする。
図1、図2において、1はサッシであり、上枠2と改修用下枠3および屋内から屋外側に向かって右縦枠4、左縦枠5とによって方形の枠体が構成され、その開口部に屋内側障子6と屋外側障子7がスライドして開閉するように取付けられる。
図3は実施例1の改修用下枠を示す説明図、図4は既設下枠と新規レールアタッチ間を示す横断面図である。
図3において、既設下枠10は、その屋内側に外壁面に沿って立上るように設けられた立上り部11と下枠底部12、屋内側レール13、屋外側レール14等を有して構成される。
屋内側レール13は、支持板12aから上方に突出して逆L字状の端部(係合端13aという。)が形成される。
屋外側レール14は、勾配板12bから上方に突出してL字状の端部(係合端14aという。)が形成されている。
図3において、新規レールアタッチ20は新規レール底板21とレール支持部22、係止部23、屋内側改修レール26、屋外側改修レール27および逆止弁係止溝28とを備えて構成される。
新規レール底板21には下枠底部12の段部12cの真上で、対向板21aと傾斜板21bとを繋ぐ新規段部21cが形成される。
対向板21aは、その屋内側の端部と既設下枠10の立上り部11との間に所定の間隔Wをあけて対向するように、図3の矢印Aで示す方向の長さが決定され、形成される。
係止材22bには、レール支持部22に屋内側レール13を嵌合させたときに、屋内側レール13の係合端13aに係合するようにして当接する係止端22cが形成される。
図3において、係止部23は傾斜板21bの下面に設けられて屋外側レール14の係合端14aが嵌まる係止溝23aや、係合端14aに対向するL字状の係止端24aを有するリブ24によって形成される。
屋内側改修レール26は、補強材22aと係止材22b間付近で対向板21aから上方に伸長して形成され、屋内側障子6のスライド移動を案内する。
屋外側改修レール27は、係止溝23a付近で傾斜板21bから上方に伸長して形成され、屋外側障子7のスライド移動を案内する。
逆止弁29は、スライド方向の全長が新規レール底板21のスライド方向の全長と同じ長さに形成される。
下枠網戸レール部30は、図示しない網戸の移動路となる網戸レール30aを有し、さらにリブ24に沿うように伸長する取付部31を有している。
図4において、35はつなぎ部であり、新規レールアタッチ20の逆止弁29と、右縦枠4および左縦枠5とのそれぞれの間で新規レール底板21と下枠底部12間を塞ぐ水密材等の金具であり、逆止弁29と右縦枠4および左縦枠5との間から水が流れるのを防止する。
図5は実施例1の既設下枠に新規レールアタッチを取付ける様子を示す説明図であり、(a)は新規レールアタッチを既設下枠に取付ける前の状態を示す説明図、(b)は取付けの途中を示す説明図、(c)は取付けた状態を示す説明図である。
新規レールアタッチ20を移動させると図5(b)に示す係止材22bの係止端22cと屋内側レール13の係合端13aとが当る位置から下方に動かなくなることがあるので、ゴムハンマー等で新規レールアタッチ20を軽く叩いて押し込むことによって補強材22aと係止材22bとの間に屋内側レール13が嵌合し、係止溝23aに屋外側レール14が嵌合する。
なお、つなぎ部35は、新規レールアタッチ20を取付ける前に予め既設下枠10に設置するようにしてもよく、新規レールアタッチ20を取付けてから設置するようにしてもよい。
図6は改修用下枠の排水の様子を示す説明図、図7は既設下枠と新規レールアタッチとの間の空間に流れる水を示す説明図である。
雨等によって改修用下枠3に水が侵入したとき、その水は図6に示すように新規レール底板21の対向板21aと立上り部11との間から下枠底部12に落ち、また新規レール底板21のスライド方向に対する長さが下枠底部12のスライド方向の長さよりも短いことから新規レール底板21の側方からも下枠底部12に落ちて屋外側へ流れる。
屋外側に流れる水が逆止弁29にあたると、そのときの水の圧力によって逆止弁29の当接片29aが下方に湾曲するために、水は勾配板12bに落ちて屋外側へ流れていく。
勾配板12bを流れる水は、係止部23のリブ24の横を回り込むようにして流れ、屋外に排出される。
なお、上記実施例1においては、係止部の係止端と係合する逆L字状の係合端を形成した屋内側レールを例に説明したが、係合端の形状はこれに限らずT字状としてもよく、また係合端を設けないようにしてもよい。
図8においては、屋内側レール13は係合端を有しない形状で形成しており、この場合の係止材22bは係止端が形成されないで、屋内側レール13に当接するように設けられている。
また、上記実施例1においては、段部を形成した既設下枠を例に説明したが、図8に示すように段部を有しない既設下枠10に適用する場合は、逆止弁29の当接片29aを、その先端が既設下枠10の下枠底部12に当たるように形成し、かつ屋外側に流れる水の圧力で湾曲して先端が下枠底部12から離れ、屋内側から逆流する水の圧力が作用したときは先端が下枠底部12に当たったまま湾曲しないで、逆流する水をせき止めるように新規レールアタッチ21と既設下枠10との間を閉止するように形成する。
2 上枠
3 改修用下枠
4 右縦枠
5 左縦枠
6 屋内側障子
7 屋外側障子
10 既設下枠
11 立上り部
12 下枠底部
12a 支持板
12b 勾配板
12c 段部
13 屋内側レール
13a、14a 係合端
13b、22d 切欠き部
14 屋外側レール
15 取付ねじ
16 ねじ穴
20 新規レールアタッチ
21 新規レール底板
21a 対向板
21b 傾斜板
21c 新規段部
22 レール支持部
22a 補強材
22b 係止材
22c、24a 係止端
23 係止部
23a 係止溝
24 リブ
25、32 取付穴
26 屋内側改修レール
27 屋外側改修レール
28 逆止弁係止溝
29 逆止弁
29a 当接片
30 下枠網戸レール部
35 つなぎ部
100、120 下枠
101、121 屋外側レール
110、130 屋外側障子
111、131 屋内側障子
140 気密材
Claims (3)
- 支持板と、該支持板に突出して一部を切欠いた屋内側レールと、前記支持板から屋内側で上方に立ち上がる立上り部とを有する既設下枠と、該既設下枠に、上方から重ねて取付ける新規レールアタッチとを備えた改修用下枠において、
新規レールアタッチは、上方から前記支持板と対向する対向板と、該対向板から垂下し、前記屋内側レールに当接するレール支持部とを備え、
前記対向板の屋内側の端部が、前記立上り部と所定の間隔をあけて対向して前記既設下枠の下枠底部と立上り部で空間を形成すると共に新規レールアタッチの新規レール底板と既設下枠底部との間を仕切る逆止弁を新規レール底板に取り付けることによりウォータバランス構造を構成したことを特徴とする改修用下枠。 - 請求項1において、前記既設下枠は、前記屋内側レールと、前記屋内側レールより屋外側で上方に突出する屋外側レールを有し、
前記新規レールアタッチは、前記屋外側レールに対向するリブを有し、
前記レール支持部と前期屋内側レールとを当接させ、前記リブと前記屋外側レールとをねじ止めすることによって、前記既設下枠に前記新規レールアタッチを取付けることを特徴とする改修用下枠。 - 請求項1または請求項2において、逆止弁は既設下枠に当接する当接片を有することを特徴とする改修用下枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005337554A JP4603967B2 (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 改修用下枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005337554A JP4603967B2 (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 改修用下枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007138667A JP2007138667A (ja) | 2007-06-07 |
JP4603967B2 true JP4603967B2 (ja) | 2010-12-22 |
Family
ID=38201869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005337554A Active JP4603967B2 (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 改修用下枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4603967B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7272977B2 (ja) * | 2020-02-18 | 2023-05-12 | Ykk Ap株式会社 | 折れ戸 |
JP7463219B2 (ja) | 2020-07-21 | 2024-04-08 | Ykk Ap株式会社 | 改装枠、改装建具、及び、改装枠の取付方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4522525Y1 (ja) * | 1966-03-29 | 1970-09-07 | ||
JPH10184220A (ja) * | 1996-12-25 | 1998-07-14 | Sun Wave Ind Co Ltd | 浴室出入口の床構造 |
JP2001227244A (ja) * | 2000-09-19 | 2001-08-24 | Yamauchi Techno:Kk | 改装サッシ下枠及び改装工法 |
JP2003129756A (ja) * | 2001-10-26 | 2003-05-08 | Nippon Alum Co Ltd | 改修用下枠および枠体改修方法 |
JP2005048514A (ja) * | 2003-07-30 | 2005-02-24 | Tateyama Alum Ind Co Ltd | 下枠フラットサッシの下枠断熱構造 |
-
2005
- 2005-11-22 JP JP2005337554A patent/JP4603967B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4522525Y1 (ja) * | 1966-03-29 | 1970-09-07 | ||
JPH10184220A (ja) * | 1996-12-25 | 1998-07-14 | Sun Wave Ind Co Ltd | 浴室出入口の床構造 |
JP2001227244A (ja) * | 2000-09-19 | 2001-08-24 | Yamauchi Techno:Kk | 改装サッシ下枠及び改装工法 |
JP2003129756A (ja) * | 2001-10-26 | 2003-05-08 | Nippon Alum Co Ltd | 改修用下枠および枠体改修方法 |
JP2005048514A (ja) * | 2003-07-30 | 2005-02-24 | Tateyama Alum Ind Co Ltd | 下枠フラットサッシの下枠断熱構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007138667A (ja) | 2007-06-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5452552A (en) | Leakproof framed panel curtain wall system | |
US20030221381A1 (en) | Exterior vision panel system | |
KR101188812B1 (ko) | 오픈조인트 타입 마감패널용 고정장치 | |
US20140260011A1 (en) | Window sill with rainwater channel drainage | |
US9874052B2 (en) | Window mainframe component for emergency escape and rescue opening windows | |
JP2006342542A (ja) | 引違いサッシの下枠改装構造 | |
JP4603967B2 (ja) | 改修用下枠 | |
DK2357307T3 (en) | section Sport | |
JP4928371B2 (ja) | 建具周囲の排水構造 | |
JP2013023948A (ja) | 下枠および建具 | |
KR102075380B1 (ko) | 창호 시스템 | |
JP4936218B2 (ja) | サッシ枠体への竪中骨の枠組み構造 | |
JP5936227B2 (ja) | 改装サッシ及びサッシの改装方法 | |
JP5224376B2 (ja) | 改装サッシ | |
KR101312013B1 (ko) | 창호 프레임 및 이를 이용한 시공방법 | |
JP2007120245A (ja) | 改装サッシ | |
US10968682B2 (en) | Reversible door frame threshold, and door system including same | |
KR100491963B1 (ko) | 공동주택 창문 빗물커버용 알루미늄 인방틀 설치공법 | |
JP4588254B2 (ja) | 開口部改装用額縁 | |
JP2008050908A (ja) | 改装サッシの縦枠装置 | |
JP3232267B2 (ja) | 改装サッシ | |
JP4707064B2 (ja) | 水切り及びその水切りを備えた窓 | |
JP4459760B2 (ja) | サッシ | |
JP2003064788A (ja) | 床用エキスパンションジョイント | |
KR200430518Y1 (ko) | 창호시스템의 빗물 차단판 구조 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080818 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100622 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100819 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100907 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101004 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4603967 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |