JP2003128240A - チャッキング装置及び長尺物品の移送システム - Google Patents

チャッキング装置及び長尺物品の移送システム

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JP2003128240A JP2001327414A JP2001327414A JP2003128240A JP 2003128240 A JP2003128240 A JP 2003128240A JP 2001327414 A JP2001327414 A JP 2001327414A JP 2001327414 A JP2001327414 A JP 2001327414A JP 2003128240 A JP2003128240 A JP 2003128240A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同じ大きさの物品のみならず大きさの異なる
物品でも必要な個数を箱詰め等し易いように揃えて安定
的に移送する。 【解決手段】 長尺物品Bを少なくとも上下二段の多段
積み状態又は少なくとも二列の並列状態の物品群で搬送
コンベヤ2(V1)により長辺側Bcを搬送方向として
搬送させ、搬送コンベヤ2に沿って配設される第1のレ
ールR1に取り付けられ長尺物品Bの短辺側の上面Ba
と下面Bbとを挟持する一対の挟持板6A,6Bにより
挟持して、第1のレールR1を介して箱詰め位置E2ま
で搬送する。上記一対の挟持板6A,6Bの一方6Bの
対向する側に、長尺物品Bの各々をスプリング15を介
して挟持する伸縮部材11が各々設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物流設備の中におい
て、搬送コンベヤにより搬送されてくる多数の物品を搬
送しながら所定数揃えた状態で箱詰めする等の所定位置
まで搬送させるチャッキング装置及び長尺物品の移送シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送コンベヤ等の搬送装置が配置
される物流設備の中において、多数の物品を収納する物
品ストッカが搬送コンベヤに沿って複数配置され、物品
ストッカの下方側に設けられたピッキング装置によりピ
ッキングされた種々の物品を搬送コンベヤで流し、段ボ
ール箱等の箱に箱詰めする工程がある。例えば、タバ
コ、ビデオテープ、書籍(単行本)、CD(コンパクト
ディスク、音楽用のシングルCD等)、家庭用薬品類
(例えば、風邪薬の入った箱や、栄養剤、滋養強壮剤が
小型のビンに詰められこのビンが紙製容器に包装された
もの等)や化粧用品類(例えば、口紅が入った箱等)の
物品が物品ストッカに重積積載され、この物品を一つ一
つ搬送コンベヤ等にピッキングして、搬送コンベヤ上に
流して、所定位置で段ボール箱等の箱に箱詰めする。
【0003】箱詰めは、一部自動化されているところも
あるが、通常は人手による箱詰めである。例えば、コン
ビニエンスストアや自動販売機を設置する小売業者等に
個別にタバコを箱詰めして輸送する場合には、各店毎に
販売個数は異なるが、ピッキング装置によりピッキング
されて搬送コンベヤ上を搬送されてくるタバコを人手に
より箱詰めしていた。タバコの製造元(日本たばこ;J
Tと略称される。)では、タバコの箱詰めは、同じ銘
柄、すなわち寸法が同じタバコを段ボール箱等の箱に箱
詰めする工程が自動化されているが、コンビニエンスス
トアや自動販売機を設置する小売業者等に輸送する際の
箱詰め場合は、搬送コンベヤ上を順に搬送されてくるタ
バコを人手により輸送先毎に箱詰めしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コンビ二エンスストア
等の小売先では、小売先毎に補充数が異なる。例えば、
タバコの1カートンの大形の箱やタバコが10個単位で
一つに包装された包装紙(「パーセルタイプ」とも呼ば
れ、平成11年12月から資源保護の観点から従来の紙
製箱から包装紙に移行している。)のような長辺側と短
辺側とを有する直方体形状の長尺物品がある。すなわ
ち、このタバコが10個単位で一つに包装された包装タ
バコは、長辺側と短辺側を有する直方体形状の長尺物品
であるが、この包装タバコの例一つをとっても、小売先
に輸送する個数は異なる。すなわち、個数が少ない場合
は、段ボール箱等の箱に手で収納させる方が好ましい
が、所定数揃えられると一つの箱に自動的に箱詰めする
ことが好ましい。
【0005】近年の小売先の要求としては、できるだけ
在庫を保管しないで、必要な時に必要な個数だけ逐次補
充する傾向にあることから、箱詰め作業の稼動効率の向
上が望まれている。そこで、できるだけ効率よく自動的
に箱詰めする必要があるが、小売先の要求は種々様々で
あり、この要求を満たすことは容易なことではない。同
じ銘柄が段ボール箱詰めされるJTの包装では、図18
(a)(b)に示すように、箱の底側と入り口側との二
段で収納させる例が通常である。このような二段で箱詰
めする段ボール箱Dを使用して、上記パーセルタイプの
タバコBをその銘柄が異なるものを箱詰めする場合、次
のような問題がある。すなわち、同じ銘柄の場合は、段
ボール箱Dの底側では5×5の25個収納し、入り口側
では5×5の25個収納させることで、段ボール箱Dを
丁度一杯に整列させた状態で50個の箱を箱詰めする。
しかし、この段ボール箱Dに、例えば61個箱詰めさせ
る場合は、段ボール箱Dの底側では5×5の25個収納
し、入り口側では11個収納させなければ一つの箱に効
率よく箱詰めさせることはできない。また、タバコの銘
柄には種々あり、その種類ごとに縦、横、長さ寸法も一
律ではない。例えば、日本製のタバコでも大きさが異な
る場合があり(例えばMILDSEVENやCASTE
RとCABIN;いずれも商標名)、また、日本製のタ
バコ(例えばMILDSEVENやCASTER;商標
名)と外国製のタバコ(例えばPARLIAMENT;
商標名)では、上記寸法が異なることが多くあり(昨今
のLARKやKENTでは、日本製の上記CASTER
等と同じサイズのものもある。)、さらに、近年、箱形
状が崩れ難いボックスタイプ(BOXタイプ)や、同じ
銘柄でも100mmサイズ(100sとも表記され
る。)なども普及する傾向にあり、このような場合、上
記寸法が異なる。図19(a)(b)(c)に示すよう
に、上記CASTER(B1)とCABIN(B2)で
は、縦W1、横W2も、長辺側の長さW3もCABIN
(B2)が一回り大きい。また、同じCABINでも、
通常の包装タバコ(B2)とボックスタイプ(B3)で
は、ボックスタイプが縦W1、横W2も、長辺側の長さ
W3も一回り大きい。したがって、これらが混在する場
合は、できるだけ一つの箱に効率よく収納させる(箱詰
めさせる)ことは容易なことではない。そして、箱詰め
する際に物品(上記例では、パーセルタイプのタバコの
包装紙を含む)を損傷させてはならない。
【0006】一方、上記のような長尺物品の場合、その
長辺側を前後に向けて搬送コンベヤにより順に搬送する
ことが通常の搬送の仕方である。従来は、物品ストッカ
からピッキング装置によりピッキングされた物品は、搬
送コンベヤを使用して上記搬送の仕方で搬送されている
が、上記「パーセルタイプ」のタバコ等の長辺側と短辺
側とを有する直方体形状の長尺物品を搬送する場合、搬
送コンベヤの流れ方向に直方体形状の長尺物品をその長
辺側を前後に向けて搬送される。しかし、このような搬
送方法では、設置スペースの有効利用が図られないほ
か、装置が大型化する問題を有する。また、このような
搬送方法による搬送では、自動化したとしても、高速化
に限界があり、箱詰め作業の稼動効率の向上が図られな
い。なお、長尺物品をその長辺側を搬送方向にして流す
ことは考えられるが、通常の流し方では、長尺物品をそ
の長辺側を前後に向けて流れてしまうために、その方向
を常に維持して搬送されることは困難である。
【0007】そこで本発明の目的は、同じ大きさの物品
のみならず大きさの異なる物品でも必要な個数を箱詰め
等し易いように揃えて安定的に搬送することができ、し
かも、稼動効率の向上を図りながら設置スペースもとら
ないチャッキング装置及び長尺物品の移送システムを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載のチャッキング装置は、箱詰
めされる物品を搬送する搬送コンベヤと、搬送コンベヤ
に沿って配設される第1のレールと、第1のレールに沿
って移動するベース板と、ベース板を第1のレールを介
して所定位置まで往復動作させる第1の駆動手段と、ベ
ース板上において搬送コンベヤと直交する方向に配され
る第2のレールと、第2のレールに沿って移動して搬送
コンベヤ上を搬送されてくる物品を挟持する一対の挟持
板と、一対の挟持板を第2のレールを介して往復動作さ
せる第2の駆動手段とを備えることを特徴とする。
【0009】本発明によれば、搬送コンベヤ上に順次搬
送されてくる物品を第2の駆動手段を駆動させて一対の
挟持板を移動させて挟持した後、第1の駆動手段を駆動
させてベース板を第1のレールに沿って移動させて、段
ボール箱等の箱が配されて箱詰め等される所定位置まで
移送させ、他方、移送後は、一対の挟持板の挟持を解除
して、ベース板を第1のレールに沿って移動させて、元
の物品を挟持する位置に復帰させる。この動作を繰り返
すことで、搬送コンベヤ上に順次搬送されてくる複数の
物品を揃えた状態で、例えば段ボール箱等の箱が配され
て箱詰めする位置等の所定位置まで移送可能であるの
で、搬送コンベヤから順次送られてくる物品の流れを阻
害させることがない。移送後は、箱詰め用の押圧装置に
引き継がれ、押圧装置が揃えられた状態の物品群を押圧
すれば、容易な箱詰めが可能になる。
【0010】本発明の請求項2記載のチャッキング装置
は、前記物品は、長辺側と短辺側を有する直方体形状の
長尺物品であり、前記搬送コンベヤにより長尺物品の長
辺側を搬送方向に揃えて搬送させて、前記一対の挟持板
により長尺物品の短辺側の上面と下面を挟持することを
特徴とする。
【0011】本発明によれば、搬送コンベヤにより長辺
側と短辺側を有する直方体形状の長尺物品の長辺側を揃
えて搬送するので、長尺物品をその長辺側を前後にして
搬送する場合に比較して、間隔が狭くなり、この状態で
移送すると、物流設備の中において設置スペースの有効
活用が図られる。
【0012】本発明の請求項3記載のチャッキング装置
は、前記長尺物品を少なくとも上下二段の多段積み状態
又は少なくとも二列の並列状態の物品群で前記搬送コン
ベヤにより搬送させ、前記一対の挟持板の少なくとも一
方の対向する側の面に、上記状態の個々の長尺物品の短
辺側の上面又は下面をスプリングを介して挟持する伸縮
部材が設けられていることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、複数の長尺物品を一対の
挟持板で挟持する際に、無理な挟持力により物品を損傷
させることがなくなる。また、複数の長尺物品の長さが
異なる場合でも、常に挟持される。また、一対の挟持板
の一方の対向する側にスプリングを介して伸縮する伸縮
部材が設けられているので、他方の対向する面を平坦な
面とすれば、長尺物品の短辺側の上面又は下面が揃えら
れた状態になり、箱詰めの際の位置合わせ容易になり、
又、箱詰めする押圧装置で押圧する際の長尺物品群の片
側面を揃えることができる。
【0014】本発明の請求項4記載のチャッキング装置
は、前記搬送コンベヤに沿って往復動作する第3の駆動
手段が配設され、この第3の駆動手段に搬送コンベヤに
より順次搬送されてくる物品を待機状態にしながら揃え
る整列板を有する昇降装置が取り付けられていることを
特徴とする。
【0015】この発明によれば、一対の挟持板が所定位
置まで移送してから戻ってくるまでの間、搬送コンベヤ
により順次搬送されてくる複数の物品を待機させながら
揃えることができる。例えば、複数の物品が多段積み状
態で、間隔をおいて、搬送コンベヤにより搬送されてく
ると、この多段積みの荷崩れを防止するとともに、整列
板により上記間隔を詰めて複数列の連結状態にするため
に、一対の挟持板により挟持する際に間隔を詰めた連結
状態にして挟持することとなる。
【0016】本発明の請求項5記載のチャッキング装置
は、前記第3の駆動手段は、搬送コンベヤの上方に配設
され、前記昇降装置は、多段積み状態の物品の最上層の
物品の上にまで前記整列板を上昇させるとともに、前記
第3の駆動手段を介して物品の搭載口側に移動した後降
下させて、搬送されてくる物品の流れに沿って前記第3
の駆動手段を介して後退させることを繰り返す前後動作
兼用の昇降動作機構を有することを特徴とする。
【0017】この発明によれば、昇降装置は、搬送され
てくる物品の流れに沿って第3の駆動手段により後退さ
せ、一対の挟持板が挟持するまでの間、複数の物品を揃
えた状態で待機させる。また、一対の挟持板が挟持した
後は、一旦上昇させる。この場合、複数の物品が多段積
み状態の場合は、多段積み状態の物品の最上層の物品の
上にまで整列板を上昇させる。そして、第3の駆動手段
により搬送されてくる物品の前方に移動させて、再度、
搬送されてくる物品の流れに沿って第3の駆動手段をに
より後退させる。
【0018】本発明の請求項6記載のチャッキング装置
は、前記搬送コンベヤの物品の搭載位置側に、搬送コン
ベヤ上に順次搬送されてくる物品の流れを一時的に静止
させた後開放する開閉ゲートが開閉機構を有して設けら
れていること特徴とする。
【0019】この発明によれば、搬送コンベヤの搬送速
度が速い場合でも、開閉ゲートにより一時的に静止さ
せ、静止させた後、開閉ゲートを開放すると、搬送コン
ベヤの流れに沿って複数の物品が搬送される。したがっ
て、搬送コンベヤの搬送速度如何にかかわらず、一対の
挟持板によって挟持する場合に、所定数を揃えて確実に
挟持する。
【0020】本発明の請求項7記載のチャッキング装置
は、前記開閉ゲートの開閉機構は、駆動手段により回転
される歯車と、歯車の上下に歯車と歯合して前記搬送コ
ンベヤの幅方向の左右に移動させる上側ラックと下側ラ
ックと、これら上側ラックと下側ラックに各々垂下され
る静止板を備えることを特徴とする。
【0021】この発明によれば、上記歯車が駆動手段に
より回転させられると、歯車の上下に歯合する上側ラッ
クと下側ラックとが互いに離れる方向に移動して、これ
ら上側ラックと下側ラックに各々垂下される静止板を各
々開放する方向に移動させ、物品を流し、他方、歯車が
駆動手段により逆方向に回転させられると、歯車の上下
に歯合する上側ラックと下側ラックとが互いに近づく方
向に移動して、これら上側ラックと下側ラックに各々垂
下される静止板を閉鎖する方向に移動させ、物品の流れ
を一時的に静止させることとなる。
【0022】本発明の請求項8記載の長尺物品の移送シ
ステムは、長辺側と短辺側を有する直方体形状の長尺物
品を搬送する長尺物品の移送システムにおいて、長尺物
品を少なくとも上下二段の多段積み状態又は少なくとも
二列の並列状態の物品群で搬送コンベヤにより長辺側を
搬送方向として搬送させ、搬送コンベヤに沿って配設さ
れる第1のレールに取り付けられ長尺物品の短辺側の上
面と下面とを挟持する一対の挟持板により挟持して、第
1のレールを介して箱詰めする位置まで移送することを
特徴とする。
【0023】この発明によれば、上下の多段積み状態、
多数列状態で物品が流れてくる場合や、多段積み状態の
物品群が複数列が連続的に流れてくる場合に、搬送コン
ベヤにより長辺側と短辺側を有する直方体形状の長尺物
品の長辺側を揃えて移送するので、長尺物品をその長辺
側を搬送方向の前後にして搬送する場合に比較して、間
隔が狭くなり、この状態で、一対の挟持板で複数の長尺
物品を挟持して移送すると、物流設備の中において設置
スペースの有効活用が図られるほか、搬送コンベヤの高
速化にも対応させることができる。移送後は、箱詰め用
の押圧装置に引き継がれ、押圧装置が揃えられた状態の
物品群を押圧すれば、容易な箱詰めが可能になる。
【0024】本発明の請求項9記載の長尺物品の移送シ
ステムは、前記一対の挟持板の一方の対向する側に、少
なくとも上下二段の多段積み状態又は少なくとも二列の
並列状態の長尺物品の各々をスプリングを介して挟持す
る伸縮部材を各々設けられる一方、他方の対向する側が
平坦面とされ、長尺物品の短辺側の上面又は下面を挟持
することを特徴とする。
【0025】この発明によれば、複数の長尺物品の長さ
が異なる場合でも、常に安定して挟持されるが、一対の
挟持板の他方の平坦面で長尺物品の短辺側の上面又は下
面の一方を揃えた状態で挟持されることとなる。したが
って、同じ大きさの物品のみならず異なる長さの長尺物
品でもその各上面又は各下面を箱詰め等し易いように揃
えることができ、箱詰めの際の位置合わせや、箱詰めす
る押圧装置で押圧する際の長尺物品群の片側面を揃えて
押圧できるようになる。
【0026】本発明の請求項10記載の長尺物品の移送
システムは、前記搬送コンベヤに沿って配設される第3
のレールに昇降装置を介して取り付けられる整列板によ
り、搬送コンベヤにより順次搬送されてくる物品を待機
状態にしながら揃えることを特徴とする。
【0027】この発明によれば、一対の挟持板が所定位
置まで移送してから戻ってくるまでの間、搬送コンベヤ
により順次搬送されてくる複数の物品を待機させながら
揃えることができる。例えば、複数の物品が多段積み状
態で、間隔をおいて、搬送コンベヤにより搬送されてく
ると、この多段積みの荷崩れを防止するとともに、整列
板により上記間隔を詰めて(密着させて)複数列の連結
状態にすることとなる。また、多段積み状態の長尺物品
の長辺側の先頭側の面を整列させた状態で待機させるこ
ととなるので、上記箱詰めする押圧装置により多段積み
の片側面を揃えた状態で押圧することが可能になり、箱
詰め等が行い易くなる。
【0028】本発明の請求項11記載の長尺物品の移送
システムは、前記搬送コンベヤは、長尺物品の長辺側の
左右両側のみと接触して同期駆動する一対の駆動ベルト
を有し、搬送コンベヤの搬送方向に長尺物品の長辺側を
向けて搬送することを特徴とする。
【0029】この発明によれば、長尺物品の長辺側の左
右両側のみを搬送する一対の駆動ベルトを有するので、
長尺物品の長辺側を搬送方向に揃えて搬送させると、全
面が駆動ベルトの場合と比較して、搬送方向における傾
きが生じ難くして搬送することとなる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面にも
とづいて説明する。
【0031】(移送システムの構成)本実施の形態の移
送システムは、図1乃至図4に示すように、縦横に配設
されるフレームF1,F2,F3,F4,F5,F6・
・・F9により組み立てられる直方体形状を呈する中に
組み込まれている。この移送システムの大きさは、その
高さが人の高さよりもやや低い程度であり、全長(図1
の左右方向の長さ)も4.5m程度の大きさのものであ
る。この移送システムの後方側((図1中の右側)に
は、搬送コンベヤ2に横付けされる段ボール箱Dに対し
て、所定数揃えられた物品を押し込む押圧装置SHと、
コ字形状のゲート制御部材T等を備えた箱詰め機構を備
えている。押圧装置SHは、チャッキング装置1により
挟持されて移送されてきた物品群Bを一気にフラップD
1,D2,D3、D4を有する段ボール箱Dの開口部T
4に押し込む装置であり、コ字形状のゲート制御部材T
は、段ボール箱Dの開口部T4を拡開させる装置であ
り、段ボール箱Dの開口部T4を拡開させる拡開制御部
材T1,T2,T3を有する。本発明に係るチャッキン
グ装置1は、箱詰め機構の押圧装置SHによる押圧され
る位置E2まで複数の物品を揃えた状態にして、上記箱
詰め機構により箱詰めし易い状態に移送する。
【0032】搬送コンベヤ2は、大別して、一対の挟持
板6A,6Bにより挟持される位置(挟持側の位置)A
1と、上記押圧装置SHにより箱詰めされる箱詰め機構
の位置A3と、これらの間の位置A2に分けられ、挟持
用位置A1と箱詰め用の位置A3の各々に第1の駆動ベ
ルトV1と第2の駆動ベルトV2が配設され、その間に
ステンレス製の敷設部材3が配設されている。搬送コン
ベヤ2は、物品Bが搭載される側に第1の駆動ベルトV
1が回転軸Vaを介して巻装され、上記箱詰め機構側に
第2の駆動ベルトV2が回転軸Vaを介して巻装され、
これら第1と第2の駆動ベルトV1,V2の間(図1中
の中央部)では、ステンレス製の敷設部材3が配設さ
れ、この敷設部材3は静止状態で移動しない。搬送コン
ベヤ2の物品Bが搭載される側E1には、図示しない多
段積み装置が配設され、上下5段の多段積み状態で複数
の物品からなる物品群5を搬送開始させるが、人手によ
り上下5段等の多段積み状態で搬送させても良い。上記
搬送コンベヤ2は、上記挟持側の位置A1から箱詰め機
構の位置A3まで一つの駆動ベルトとして構成しても良
い。
【0033】搬送コンベヤ2の後方側の箱詰め機構の位
置A3には、段ボール箱Dが配置される開口部T4が設
けられ、この開口部T4の位置に、段ボール箱Dを載置
する載置テーブル(図示せず)が配設されている。載置
テーブルは、開口部T4の四周囲にフラップD1,D
2,D3、D4を有する段ボール箱Dをその一側面を載
置面に載置する。このように載置された段ボール箱Dの
下方側のフラップD4は、垂下状態に置かれ、搬送コン
ベヤ2の側面板Vbに隠れて、図1中では見ることはで
きない(図18参照)。
【0034】(移送する物品又は物品群)本実施の形態
のチャッキング装置1により搬送される物品B1,B
2,B3は、「パーセルタイプ」とも呼ばれる、タバコ
が10個単位で一つに包装された長尺物品Bである。こ
の長尺物品Bは、図18(a)の状態では、上下の5段
の多段積み状態でこれを5列(5×5)の25個を段ボ
ール箱Dの底側と入り口側に合計50個箱詰めする。し
かし、同じ銘柄のタバコでも、例えば61個箱詰めさせ
る場合は、段ボール箱Dの底側では5×5の25個収納
し、入り口側では11個収納させる(図18(b))。
また、例えば、同じ日本製のタバコでもCASTER
(商標名)とCABIN(商標名)では大きさが、CA
BINが一回り大きいが、このような大きさが異なるも
のが混在するような場合は、上下5段の多段積み状態を
一つの単位として箱詰めする。以下、CASTER(商
標名)を符号B1とし、これよりも一回り大きく長辺側
Bcにも長いCABIN(商標名)を符合B2とし、同
じCABINでも、一回り大きい100mmサイズ(1
00sとも表記される。)のCABINを符号B3とす
る(図19)。また、これら長尺物品B1,B2,B3
の短辺側の上面を符号Ba、短辺側の下面を符号Bbと
し、長辺側を符号Bcとして説明する。また、上下の多
段積み状態では、下から順に符号BY1,BY2…BY
5とし、横方向の並列状態では、搬送コンベヤ2により
搬送されてくる順に符号BX1,BX2…BX5とし、
複数の一群の場合を符号Bとして説明する。なお、上記
段ボール箱Dとしては、5×5の25個収納し得る大き
さのものでも使用可能である。
【0035】(チャッキング装置の構成)チャッキング
装置1は、上記移送システムに組み込まれており、一対
の挟持板6A,6Bにより挟持された物品Bは、挟持さ
れる位置A1から箱詰めする位置A3の押圧装置SHの
位置E2まで移送される。一対の挟持板6A,6Bは、
搬送コンベヤ2により搬送されてくる複数の物品Bを箱
詰め機構の押圧装置SHの位置まで挟持して搬送する。
搬送コンベヤ2は、一対の挟持板6A,6Bにより挟持
される位置A1と、上記押圧装置SHにより箱詰めされ
る箱詰め位置A3とには、各々第1の駆動ベルトV1と
第2の駆動ベルトV2が配設されている。
【0036】第1の駆動ベルトV1は、その幅方向に間
隔を保ち同期駆動される一対のもので、長尺物品Bの長
辺側Bcの左右両側のみと接触する。他方、第2の駆動
ベルトV2は、図示しないが平板状の駆動ベルトであ
る。いずれの駆動ベルトV1,V2も左右の側面板V
b,Vbの間に配されているが、第1の駆動ベルトV1
は、長尺物品Bの長辺側Bcの左右両側のみ接触する二
本の駆動ベルトV1,V1がその回転軸Vaに巻装され
ている。すなわち、二本の駆動ベルトV1,V1は、長
尺物品Bの長辺側Bcの左右両端側、つまり頭部Ba側
と底部Bb側のみと接触する。これは、上記のような長
尺物品Bをその長辺側Bcを揃えて搬送する場合に、二
本の駆動ベルトV1,V1の間にも接触するところがあ
ると、長尺物品Bが短辺側の上面Ba又は下面Bbのい
ずれかが搬送方向に向く性質を有するからである。ただ
し、第1の駆動ベルトV1も第2の駆動ベルトV2のよ
うな全面張りの駆動ベルトであっても良い。
【0037】第1のレールR1は、搬送コンベヤ2(A
1,A2,A3)に沿って一対配設されている(図
3)。この一対の第1のレールR1,R1は、一対の挟
持板6A,6Bと第2の駆動手段M2を搭載するベース
板7を往復動作させるためのもので、搬送コンベヤ2の
下方に配設されている。一対の第1のレールR1の中央
には、移送システムの全長に亘るように送りネジ(「ボ
ールネジ」とも呼ばれる。)8が配設され、この送りネ
ジ8の後方には、サーボモータMが設けられている。す
なわち、第1の駆動手段M1は、サーボモータMと、上
記送りネジ8(M1)と、送りネジ8(M1)に装着さ
れるネジブラケット9(M1)から構成されている。送
りネジ8には、前方側と後方側に軸受けJ1,J2が各
々配設され、後方の軸受けJ2側に第1の駆動手段M1
が配設される。また、このネジブラケット9にベース板
7が取り付けられている。サーボモータMのモータ軸
は、カップリングCを介して送りネジ8(M1)に連結
されている。
【0038】ベース板7の下方には、第1のレールR1
を跨ぐスライダS1が4つ設けられ、このスライダS1
を介して搬送コンベヤ2の下方に配されるベース板を7
を第1のレールR1上に沿って移動させる。すなわち、
第1の駆動手段M1が送りネジ8を回転させると、ネジ
ブラケット9を介してベース板7を一対の第1のレール
R1,R1に沿って往復動作させる。
【0039】ベース板7の上には、一対の第2のレール
R2,R2と第2の駆動手段M2,M2が一対搭載さ
れ、一対の第2のレールR2,R2にスライダS2を介
して一対の挟持板6A,6Bが各々配設されている(図
5)。一対の挟持板6A,6Bは、各々逆T字状のステ
ンレス製の板であり、スライダS2の上に立設されてい
る。逆T字状の一対の挟持板6A,6Bの内側と外側に
は補強板H1,H2が設けられている。第2の駆動手段
M2は、ロッドM2rを有するサーボモータが各々使用
され、一対の挟持板6A,6Bを同期させて同時にロッ
ドM2rを駆動させるようになっている。ロッドM2r
の先端は、逆T字状の一対の挟持板6A,6Bの下面に
配される連結部10に連結されている。したがって、第
2の駆動手段M2であるサーボモータのモータ軸に連結
されるロッドM2rが前後動すると、一対の挟持板6
A,6Bは、スライダS2を介して第2のレールR2に
沿って搬送コンベヤ2の搬送方向と直交する方向(第1
の駆動ベルトV1とV1の幅方向)に往復動作する。す
なわち、一対の挟持板6A,6Bは、第1のレールR1
と直交する方向に前後動作して、長尺物品Bを挟持した
り、その挟持を解除したりする。
【0040】一対の挟持板6A,6Bは、複数の物品B
を同時に挟持するもので、ステンレス板で各々形成され
ている。一対の挟持板6A,6Bは、搬送コンベヤ2の
側面板Vb,Vbに沿うようにしてスライダS2上に立
設され、第2のレールR2を介して搬送コンベヤ2の幅
方向に間隔を狭くしたり、広くしたりし、長尺物品Bの
上面Baと下面Bbを挟持したり、挟持を解除したりす
る。この一対の挟持板6A,6Bとしては、搬送コンベ
ヤ2の側面板Vb,Vbを断面コ字形状に囲むようにし
て、搬送コンベヤ2上での間隔を狭くするものを使用す
ることも可能である。他方の挟持板6Bの対向する面側
には、複数の長尺物品Bの上面Ba又は下面Bbを平坦
に揃えるための平板6cが取り付けられている。この平
板6cは、搬送コンベヤ2上での間隔を狭くする方向で
の調整を行う役割も有する。このような一対の挟持板6
A,6Bは、上下5段で5列の計25の長尺物品Bを同
時に挟持し得る大きさを有する。
【0041】一対の挟持板6A,6Bの一方6Aには、
複数の伸縮部材11が設けられている。各伸縮部材板1
1は、図6に示すように、長尺物品Bの上面Ba又は下
面Bbを弾性力を持って挟持するためのもので、挟持板
6Aの内側に配される内側板16と外側に配される外側
板12(12A,12B,12C,12D)と、これら
を連結する連結棒状部材13と、連結棒状部材13に外
装されるスプリング15等から構成されている。連結棒
状部材13は、一方の挟持板6Aに形成される貫通穴6
dに貫通させられ、スプリング15を介して内側板16
と外側板12Cとの間に取り付けられる。すなわち、連
結棒状部材13は、各外側板12A,12Bに形成され
る同じ大きさの貫通穴12eを貫通して、最も外側の外
側板12Cで係止され、ネジN4により螺合されてい
る。スプリング15は、圧縮コイルバネであり、連結棒
状部材13の外周に巻き回されるように外装されて、内
側板16と一方の挟持板6Aの内側表面との間に介装さ
れる。内側板16の方のネジN1により連結棒状部材1
3の一方のネジ穴13bに螺合される。連結棒状部材1
3の他方のネジ穴13aには、最も外側に位置する外側
板12Dを通過するネジN4により螺合される。したが
って、一方の挟持板の6Aの外側では、最も外側の外側
板12Cと12Dが一方の挟持板6Aから離間する(図
14、図15(a))。伸縮部材11は、一対の連結棒
状部材13により2箇所で物品Bが安定して弾性力を持
って挟持される。ネジN2は、長方形状の外側板12A
を一方の挟持板6Aに固定するもので、ネジN3は、2
個の外側板12Bを長方形状の外側板12Aに固定する
ものである。また、ゴム板等の緩衝部材を上記内側板1
6と外側板12に設けることは実施に応じ可能である。
【0042】本実施の形態の一対の挟持板6A,6B
は、パーセルタイプの包装タバコのうち日本製のタバコ
よりも大きな外国製のタバコが上下5段の5列の25個
同時に挟持する大きさを有する長方形状を呈している。
ここで、物品搭載側E1から上下5段を順に、第1の挟
持領域Y1、第2の挟持領域Y2、第3の挟持領域Y
3、第4の挟持領域Y4、第5の挟持領域Y5という
(図1、図12)。また、本実施の形態の伸縮部材11
は、一対の挟持板6A,6Bの一方6Aに設けられてい
るが、逆側の他方の挟持板6Bに設けることも可能であ
る。また、一対の挟持板6A,6Bの両方に設けること
も可能である。また、本実施の形態の伸縮部材11は、
長尺物品であるパーセルタイプのタバコの上面Ba又は
下面Bbを押圧させるために、長方形状の内側板16と
外側板12と、2本の連結棒状部材13と、2つの貫通
穴6dにより構成されているが、挟持される物品の種類
に対応させて製造でき、これらの形状や数は限定される
ものではない。
【0043】第1の駆動ベルトV1が配される物品の搭
載側の領域A1には、図7及び図8に示すように、整列
板25が吊り下げられている。整列板25は、一対の挟
持板6A,6Bが挟持位置A1まで戻ってくるまでの
間、長尺物品Bを揃えながら待機状態におくもので、前
後の面が上下方向に長い長方形状を呈し、断面コ字形状
であり、昇降装置であるシリンダユニット21により吊
り下げられている。シリンダユニット21は、左右一対
のガイドシャフト22A,22Bと、一対のガイドシャ
フト22A,22Bの中央に配されるロッド23と、ロ
ッド23を駆動させる空気シリンダが内蔵される支柱部
材27と、吊り下げ用固定板26を備えている。ロッド
23の先端23aは、整列板25の背面に取り付けられ
る連結部25aに連結され、ロッド23が昇降すると整
列板25が昇降動作する。上記連結部25aは、整列板
25の背面(搬送方向の面)の上下に取り付けられる2
本の桟25bに各々設けられ、いずれの箇所の連結部2
5aにも連結可能になっており、ロッド23の長さを調
整可能な構造にしている。
【0044】昇降装置21の前後駆動(搬送方向の往復
移動)は、降装置用のフレームF6に内蔵されたガイド
アクチュエータ(第3の駆動手段)により前後駆動す
る。ガイドアクチュエータの構成は、一対の挟持板6
A,6Bの第1のレールR1と送りねじ8(M1)等の
駆動と基本的に同じであるが、モータにより回転するボ
ールネジに取り付けられたネジブラケットS3に、シリ
ンダユニットを吊り下げる吊り下げ用固定板26が取り
付けられ、モータによりボールネジが回転されると、吊
り下げ用固定板26は、ネジブラケットと一体になって
運動する。すなわち、図8に示すように、シリンダユニ
ット21に吊り下げ用固定板26が設けられ、この吊り
下げ用固定板26がネジブラケットS3を介して搬送方
向の前後動作をする。ネジブラケットS3は、そのネジ
穴S3aに螺合するネジN5により吊り下げ用固定板2
6の垂下部26bに形成される貫通孔26aを介して上
記吊り下げ用固定板26に固定されている。ネジブラケ
ットS3の片側(吊り下げ用固定板26側)の上下は、
降装置用のフレームF6に沿って形成される溝(第3の
レール)R3から突出して吊り下げ用固定板26と連結
されている。なお、第3の駆動手段として、上記溝(第
3のレール)R3を設けずに、ネジブラケットS3を磁
石で攻勢して、吊り下げ用固定板26の連結部も磁性体
で攻勢して吊り下げ用固定板26を引き寄せてネジブラ
ケットS3の移動と同期させても良い。
【0045】他方、昇降装置用フレームF6の反対側で
は、上記吊り下げ用固定板26は、薄板の連結板20に
よりコードの巻き取りラック(コードラックとも呼ばれ
る)19と連結されている(図2、図12)。すなわ
ち、コードラック19は、フレームF5に取り付けられ
るレール18に沿って、折り畳まれるように伸縮する往
復移動することで、昇降装置21の昇降動作と前後の往
復動作に必要な電気コード類が絡まらないようにするも
のであるが、この往復移動に合わせて上記吊り下げ用固
定板26を移動可能にするために、薄い板状の連結板2
0を介して連結されている。なお、上記コードラック1
9と同じ役割をするものが、第1のレールR1に沿って
配設されるフレームF7にも設けられている(図3)。
すなわち、図3に示すフレームF7に配設されるコード
の巻き取りラック(コードラックとも呼ばれる)は、チ
ェーンベルトにより折り畳まれるように伸縮する往復移
動に合わせて、一対の挟持板6A,6Bの往復動作に必
要な電気コード類が絡まらないようにする。
【0046】昇降装置であるシリンダユニット21は、
コンピュータプログラムにより、多段積み状態の最上層
の物品BY5の上にまで整列板25を上昇させ得る一
方、多段積み状態の最下層の物品BY1の側面にまで及
ぶように昇降動作する。また、第3のレールR3は、第
1の駆動ベルトV1が巻き回され駆動する範囲に設けら
れ、この範囲で第3のレールR3を介して往復動作可能
になっている。すなわち、昇降装置21は、多段積み状
態の最上層の物品BY5の上にまで整列板25を上昇さ
せるとともに、第3のレールR3を介して物品搭載位置
側E1に移動した後降下させて、搬送されてくる物品B
の流れに沿って第3のレールR3を介して後退させるこ
とを繰り返す(図9乃至図11)。そして、後退すると
きには、多段積み状態の長尺物品BX1の片側をすべて
揃えた状態で後退する。
【0047】物品搭載側E1には、図7に示すように、
開閉ゲートG1,G2が配設されている。開閉ゲートG
1,G2は、物品群Bが搬送される物品搭載位置側E1
に2個連続的に配設されている。各開閉ゲートG1,G
2は、第1の駆動ベルトV1(搬送コンベヤ2)上に順
次搬送されてくる物品Bの流れを静止させる状態におく
と共に、コンピュータプログラムにより所定時間ごとに
開閉ゲートG1,G2を開放させて、物品Bを流す役割
を有するもので、両者同じ構造である。
【0048】第1の開閉ゲートG1は、門構え状のゲー
トとして構成されている。具体的には、横フレームF
5,F5に横架部材32が架け渡されるとともに、横フ
レームF5に駆動手段M3である駆動モータが固定され
た他の横架部材(図示せず)が固定され、モータにより
回転される回転板31に歯車33が取り付けられてい
る。横架部材32は、第1の駆動ベルトV1の幅方向に
横架されるが、横架部材32に垂下される断面L字状の
垂下部材35と、横架部材32と並行に配される上下一
対の上方側のラック34Aと下方側のラック34Bと、
上下一対のラック34A,34Bを固定する左右の固定
部材36に取り付けられるスライダS4とを備える。歯
車33の上下には、この歯車33と歯合する上方側のラ
ック34Aと下方側のラック34Bとが2本平行に取り
付けられ、歯車33が回転すると、上方側のラック34
Aと下方側のラック34Bとが左右に同時に移動して拡
開する。
【0049】上記横架部材32は、一種のレールR4で
あり、この横架部材32に下方から跨ぐスライダS4に
より、上方側のラック34Aと下方側のラック34Bが
連結される左右の固定部材36,36を左右に移動させ
て、垂下部材35を左右に開閉する。第2の開閉ゲート
G2は、第1の開閉ゲートG1の構造と同じ構造であ
り、第1の開閉ゲートG1の後方において、上記多段積
みの長尺物品Bの間隔よりもやや広い間隔で配設されて
いる。したがって、第1の開閉ゲートG1は、上下の多
段積み長尺物品Bの長辺側Bcのすべて側面側(BX1
のBY1,BY2…BY5)を位置ズレさせずに、次の
第2の開閉ゲートG2に引き継ぐこととなる。第2の開
閉ゲートG2は、その開閉により、整列板35に引き継
ぎ、一対の挟持板6A,6Bで物品5を挟持する位置ま
で後退させる。なお、搬送コンベヤA1の物品搭載口側
E1に一対の摺接部材Ch7,Ch7が備えられている
(図1、図12)。摺接部材57は、本実施の形態の一
対の摺接部材Ch7,Ch7は、左右各々5段積みの物
品の上下に及ぶ幅を有する毛足の長いナイロンブラシで
あり、その毛先の向きは、左右に向けて閉じる向きの傾
斜姿勢に設定され、搬送コンベヤA2の左右にスペーサ
を介して取り付けられている。一対の摺接部材Ch7,
Ch7は、段積み状態で搬送コンベヤ2に搭載された物
品に摺接しながら物品を弾性的に拘束できるので、多段
積みの物品Bを中央に揃えるとともに(位置ズレの修
正)、搬送方向における段積みされた物品Bの背後側を
支持するので、物品Bの後倒れを阻止する。
【0050】(移送動作と移送方法)次に、本実施の形
態のチャッキング装置1の動作と移送方法を説明する。
ここで、コンピュータプログラムにより各駆動手段M
1,M2,M3等のスピード調整や第2の駆動手段M2
の同期駆動が行われる他、昇降装置21の前後動作兼用
の昇降動作機構の制御を行うようになっている。また、
チャッキング装置1の所定位置には、近接センサー等の
検出センサを複数設けて、多段積み状態や並列状態の物
品Bの位置ズレや荷崩れを検出して、これをコンピュー
タプログラムが処理して各駆動手段M1,M2,M3等
を停止できるようになっている。なお、段ボール箱D
は、いくつかの大きさのもが準備され、搬送する物品B
の大きさに合わせて上記載置テーブルに載置される。
【0051】(同じ大きさの長尺物品を上下5段積みの
一列で移送する例)まず、搬送コンベヤ2の物品搭載口
側E1に上下5段積みの長尺物品群Bを順に載せて行く
(図12)。上下5段積みの長尺物品群B(BY1,B
Y2…BY5)は、挟持位置の前方側に位置している昇
降装置21に吊り下げられ昇降動作する整列板25によ
り片側(BX1のBY1,BY2…BY5のすべての片
側)が揃えられた状態で受け継がれ、第3のレールR3
を介して後退する。整列版25が後退して、一対の挟持
板6A,6Bの位置までくると、ベース板7上の第2の
駆動手段M2を駆動させて一対の挟持板6A,6Bを第
2のレールR2に沿って移動させて挟持した後、第1の
駆動手段M1を駆動させてベース板7を第1のレールR
1に沿って移動させて、段ボール箱Dが配されて箱詰め
される所定位置E2まで移送させる(図1)。一対の挟
持板6A,6Bによる上下5段の挟持位置は、上記第1
から第2の挟持領域Y1,Y2・・・Y5のいずれの位
置でも良いが、この例では、第1の挟持領域Y1を使用
した(図1、図12)。第1から第2の挟持領域Y1,
Y2・・・Y5のいずれの位置で挟持しても、各箇所に
は伸縮部材11が設けられているので、複数の長尺物品
Bを一対の挟持板6A,6Bで挟持する際に、無理な挟
持力により物品を損傷させることがなくなる。また、一
対の挟持板6A,6Bの他方6Bの対向する側が平板6
cにより平坦な面とされているので、多段積み状態の長
尺物品群B(BY1,BY2…BY5)の上面Ba又は
Bbがすべて揃えられた状態になる。一対の挟持板6
A,6Bは、ステンレス板が配されるチャッキング装置
1の中央位置A2で一旦停止した後、上記押圧装置T1
により箱詰めされる箱詰め位置A3まで一気に移送され
る。コンピュータプログラムにより上記押圧装置T1に
よる押圧が可能であるか否かを確認してから箱詰め位置
A3まで移送させるためである。
【0052】移送後は、一対の挟持板6A,6Bを第2
のレールR2に沿って移動(復動作)させて挟持を解除
して、ベース板7を第1のレールR1に沿って移動させ
て、元の物品を挟持する位置A1に復帰させる。一対の
挟持板6A,6Bが物品群Bの挟持を解除すると、段ボ
ール箱Dの開口部T4を拡開させた状態にするゲート制
御部材Tと、移送されて揃えられた状態の物品群を押圧
する箱詰め用の押圧装置SHに引き継がれ、ゲート制御
部材Tにより広く開口された開口部T4の段ボール箱D
により押圧されて箱詰めされる。なお、一対の挟持板6
A,6Bが長尺物品Bを挟持する位置に複動作(元の位
置に戻る)するときも、ステンレス板が配されるチャッ
キング装置1の中央位置A2で一旦停止した後、元の位
置に戻される。コンピュータプログラムにより挟持可能
であるか否かを確認してから挟持位置A1で移送させる
ためである。
【0053】この例では、開閉ゲートG1,G2を使用
するまでもなく、一対の挟持板6A,6Bを往復動作さ
せて箱詰め位置E2まで複数の物品BX1を揃えた状態
で移送する。上下多段積みの2列の場合(多段積み状態
ではなく、単に2個の2列の場合も同様)も開閉ゲート
G1,G2を使用する必要はない。上下5段積みの2列
の場合は、一対の挟持板6A,6Bの物品の搭載位置側
の第1の挟持領域Y1と第2の挟持領域Y2を使用して
挟持される。第3と第4と第5の挟持領域Y3,Y4,
Y5の任意の2つの挟持領域を使用することも可能であ
るが、一対の挟持板6A,6Bで挟持するまでの待機時
間がかかるために、移送効率(稼動効率)の点から第1
の挟持領域Y1と第2の挟持領域Y2を使用して挟持さ
れる。上下5段積みの3列の場合は、一対の挟持板6
A,6Bの第1と第2と第3の挟持領域Y1,Y2,Y
3を使用して挟持される。なお、物品Bの種類が変更さ
れるときは、一対の挟持板6A,6Bの大きさや間隔を
変更させて使用させれば良い。
【0054】ここで、本実施の形態の長尺物品の移送シ
ステムでは、一対の挟持板6A,6Bによる挟持と箱詰
め位置E2等の所定位置まで往復移送を行うために、搬
送コンベヤ2により物品Bが物品搭載位置E1から流れ
る速度が速くても、長尺物品Bの長辺側Bcを搬送方向
として、上記挟持を含む往復動作により安定かつ確実に
箱詰め位置A3まで移送することができる。また、上記
挟持を含む往復動作の時間を一定時間に保ち、搬送コン
ベヤBにより搬送されてくる長尺物品Bの流れを上記一
定時間よりも整列板25により遅らせて整列させなが
ら、一対の挟持板6A,6Bによる箱詰め位置A3まで
の往復動作を繰り返すことができる。
【0055】(同じ大きさの長尺物品を上下5段積みの
5列に揃えて移送する例)搬送コンベヤ2の物品搭載口
側E1に上下5段積みの長尺物品群Bを順に載せて行く
ことは同じである。この例では、上下5段積みの5列の
場合は(計25個)、一対の挟持板6A,6Bの第1か
ら第5の挟持領域Y1,Y2,Y5をすべて使用して挟
持することとなるが(図11(b))、第1から第5の
挟持領域Y1…Y5に上下5段積みの5列の物品群Bが
揃うまでには、上下5段積みの1列や2列の場合よりも
待機時間がかかることとなる。この場合でも、搬送コン
ベヤ2の物品搭載口側E1から順に上下5段積みの長尺
物品群Bが搬送されてくるために、5列が一対の挟持板
6A,6Bにより挟持されるまでの間、第1の開閉ゲー
トG1と第2の開閉ゲートG2を使用して5段積み物品
の第1の駆動ベルトV1による搬送状態を調整する(図
9乃至図11)。すなわち、上下5段ごとに搬送されて
くる物品群Bを第1の開閉ゲートG1の閉塞状態の静止
板35により所定時間静止された後、静止板35の駆動
手段M3により歯車33を回転させて、上下一対のラッ
ク34A,34Bを相対的に移動させることにより、左
右の静止板35を開放して、第2の開閉ゲートG2に送
る。第2の開閉ゲートG2では、再度、所定時間静止さ
れた後、第1の駆動ベルトV1によりその流れに沿っ
て、一対の挟持板6A,6Bにより挟持される位置まで
送られる。すなわち、上下5段積みの長尺物品群Bは、
5列の並列状態の物品群B(BX1,BX2…BX5)
になるまで、第1の開閉ゲートG1と第2の開閉ゲート
G2により6列以降の長尺物品群Bの流れを静止させ
る。以下、これを具体的に説明する。
【0056】まず、図9(a)(b)に示すように、最
初の上下5段の物品BX1は、一旦第1の開閉ゲートG
1により静止された後、第2の開閉ゲートG2に送ら
れ、上記整列板25に引き継がれる(図10(a))。
すなわち、整列板25は、昇降装置21の前後動作によ
り第2の開閉ゲートG2のすぐ後ろの位置まで第3のレ
ールR3を介して移動しており、第2の開閉ゲートG2
が開放されるとほぼ同時に徐々に第3のレールR3を介
して後退する。後退しながら、最初の上下5段の物品
(BX1)から最初から二番目の上下5段の物品(BX
2)、三番目の物品(BX3)の間隔を詰まられせるよ
うに(密着させたように)最後の五番目の上下5段の物
品(BX5)まで待機状態にしながら5列の連結状態に
する(図10(b))。長尺物品Bを5列の連結状態
(合計25個)にすると、整列板25が昇降装置21に
より上昇され、一対の挟持板6A,6Bによる挟持が可
能な状態になるが、他方、第1と第2の開閉ゲートG
1,G2は、六番目以降の物品(BX6,BX7)が一
対の挟持板6A,6Bによる挟持する位置に搬送されな
いように各開閉ゲートG1,G2を交互に開閉して流れ
を調整する(図11(a))。また、一対の挟持板6
A,6Bによる挟持が行われ箱詰め位置に向かって移送
されると(図中矢印方向)、整列板25は、昇降装置2
1の前後動作により第2の開閉ゲートG2のすぐ後ろの
位置まで再度移動して六番目以降の物品(BX6,BX
7)を引き継ぐ(図11(b))。開閉ゲートG1,G
2の数は、一対の挟持板6A,6Bによる挟持する列の
数や箱詰め等する所定位置までの往復動作の時間などに
よって設定される。一対の挟持板6A,6Bによる挟持
から箱詰め位置までの移送は、上述の通りである。
【0057】第1と第2の開閉ゲートG1,G2による
搬送速度が調整された物品Bは、整列板25を徐々に後
退させられながら、一対の挟持板6A,6Bが挟持する
まで待機状態にしながら揃えられる。なお、整列板25
で物品Bの流れを停止させても良い。すなわち、整列板
25を所定間隔ごとに停止させながら後退させて、多段
積み物品BX1と多段積み物品BX2の間隔が詰めら
れ、揃えられる。ここで、第2の駆動手段M2であるサ
ーボモータによる挟持は、長尺物品Bの長辺側Bcの長
さよりも短い間隔で良い。一対の挟持板6A,6Bの一
方には伸縮部材11が設けられているために、一対の挟
持板6A,6Bそのもので長尺物品Bの上面Baと下面
Bbを挟持しなくとも、伸縮部材11が長尺物品Bの短
辺側の上面Baと下面Bbを挟持することなり、無理な
挟持力により長尺物品Bを損傷させることが防止され
る。また、物品搭載位置E1からの物品の第1の駆動ベ
ルトV1への搭載は、等間隔でなくとも、上記整列板2
5により搭載された各5段積み物品(BX1,BX2…
BX5)の間隔を詰め複数列の連結状態で整列させる。
【0058】ところで、上記のような長尺物品Bを通常
の搬送コンベヤにより搬送すると、その長辺側Bcを搬
送方向に向けて流したとしても、長尺物品Bの長辺側B
cが前後になって流れてしまう性質を有する。しかし、
本実施の形態では、第1と第2の開閉ゲートG1,G2
と整列板25により、長尺物品Bの長辺側Bcの横方向
の姿勢が搬送方向に常に維持されるとともに、長尺物品
Bの短辺側の上面Ba側と下面Bb側のみを搬送する一
対の駆動ベルトV1を有するために、一対の挟持板6
A,6Bにより挟持されるまでは、その長辺側Bcが常
に維持され、この方向の位置ズレは生じることはない。
したがって、長尺物品Bの包装紙等を損傷させたり、多
段積みの場合の荷崩れ等のような不都合を生じさせるこ
とはない。その後は、一対の挟持板6A,6Bで挟持さ
れた整列状態(個々の物品が伸縮部材11で弾性挟持さ
れている。)で、箱詰めされる所定位置(段ボール箱D
が配される位置)A3までそのままの状態で移送され
る。
【0059】(大きさの異なる長尺物品を移送する例
1)この例は、図15(a)(b)に示すように、最初
の上下5段積みの物品BX1とその次の二番目の上下5
段積みの物品BX2はCASTER(B1)で、3列目
から5列目まではCASTER(B1)よりも長辺側B
cの長さが長いCABIN(B2)であり、これらを上
下5段で5列の25個挟持して移送する例である。この
ような場合、CASTER(B1)とCABIN(B
2)では長辺側Bcの長さが異なるが、伸縮部材11が
働いて、一対の挟持板6A,6Bの他方の対向する平坦
な面有する平板6cにより、上記両長尺物品B1,B2
の短辺側の上面Baがすべて揃えられることとなる。し
たがって、段ボール箱D等の箱詰め位置では、片面を揃
えなくとも押圧装置SHで押圧すれば箱詰めされること
になる。
【0060】(大きさの異なる長尺物品を移送する例
2)この例は、図16(a)(b)に示すように、最初
の多段積みの物品とその次の多段積み物品がCASTE
R(B1)の5段積みであり、3列目がCASTER
(B1)よりも一回り大きなCABIN(B2)の4段
積みであり、4列目が通常のCABIN(B2)よりも
一回り大きな100mmサイズのCABIN(B3)が
一段のみであり、5列目が通常のCABIN(B2)の
2段積みの例である。このような場合でも、各物品B
1,B2,B3の各々の位置に対応する伸縮部材11が
各々配設されているために、図16(b)に示すよう
に、矢印方向のような位置ズレを生じさせることなく、
一対の挟持板6A,6Bにより挟持され、そのままの状
態で段ボール箱D等の箱詰め位置まで移送されることと
なる。
【0061】(大きさの異なる長尺物品を移送する例
3)この例は、図17(a)(b)に示すように、最初
の列から第4列までが多段積み物品がCASTER(B
1)の5段積みであり、5列目がCASTER(B1)
よりも一回り大きなCABIN(B2)の1段積み(1
箱)の例である。このような場合でも、各物品B1,B
2の各々の位置に対応する伸縮部材11が各々配設され
ているために、各々の位置ズレを生じさせることなく、
一対の挟持板6A,6Bにより挟持され、そのままの状
態で段ボール箱D等の箱詰め位置まで移送されることと
なる。なお、図17(a)(b)に二点鎖線で示すよう
に、1箱のCABIN(B2)の上にCASTER(B
1)を4個多段積みさせても移送可能である。
【0062】(大きさの異なる長尺物品を移送する例
4)この例は、図13に示すように、多段積み状態の最
下層側の物品BY1から3段目までの物品BY2,BY
3がその上の2段の物品BY4,BY5よりも長尺な場
合の5段積みの例である。このような場合でも、各物品
BY1,BY2,BY3,BY4,BY5の各々の位置
に対応する伸縮部材11が各々配設されているために、
各々の位置ズレを生じさせることなく、しかも、片側の
面(上面)Baが他方の挟持板6Bの対向する側の平板
6cによりすべて揃えられて移送されることとなる。
【0063】(大きさの異なる長尺物品を移送する例
5)図14に示すように、搬送方向の最初の物品BX1
と3列目の物品BX3と5列目の物品BX5が5段積み
であり、2列目の物品BX2と4列目の物品BX4が5
段積みであり、2列目と4列目よりも第1列目と3列目
と5列目の方が長辺側Bcが長い場合の例である。この
ような場合でも、各物品BY1,BY2,BY3,BY
4,BY5の各々の位置に対応する伸縮部材11が各々
配設されているために、各々の位置ズレを生じさせるこ
となく、しかも、片側の面(上面)Baが他方の挟持板
6Bの対向する側の平板6cによりすべて揃えられて移
送されることとなる。
【0064】(その他の移送例)本実施の形態では、一
対の挟持板6A,6Bは、上下5段積みを一つの単位群
B(BX1;BY1,BY2…BY5)として説明した
が、これよりも少ない数、例えば、物品1個や2個の場
合でも、一対の挟持板6A,6Bで挟持して移送するこ
とが可能である。ただし、このような移送する個数が少
ない場合は、第2の駆動ベルトV2を回転駆動させてお
き、箱詰め位置A3を通過させて、後方の排出口E3か
ら排出して人手により箱詰め等の処理がさせることが好
ましい。すなわち、箱詰め機構が配されている位置A3
に移送されたものを押圧装置SHで押圧せず、その位置
A2に配設されている第2の駆動ベルトV2(搬送コン
ベヤ2)を回転駆動させて、排出口E3から排出させる
(つまりスルーさせるわけである。)。このような処理
を可能にするために第2の駆動ベルトV2が配設されて
いる。本実施の形態による移送システムによる移送効率
(稼動効率)が悪く、自動の押圧装置SHによる箱詰め
に適さないからである。また、本実施の形態では、箱詰
めされる段ボール箱Dの大きさは同じで大きさである場
合の例で説明したが、一対の挟持板6A,6Bで挟持し
た物品群の大きさに合わせて、その大きさに適合する段
ボール箱Dを開口部T4に配置させて箱詰め作業を行っ
てもよい。
【0065】以上、本実施の形態のチャッキング装置1
は、パーセルタイプのタバコを物品の例に説明したが、
これに限らず所定形状の物品を種々搬送させることが可
能である。また、本実施の形態は、長尺物品Bのその長
辺側Bcを搬送方向とする多段積み搬送状態(BX1;
BY1,BY2…BY5)に好適であるが、これに限ら
ず、例えば、長尺物品Bをその長辺側Bcを一対の挟持
板6A,6Bで両側から挟持して移送させることも可能
である。この場合は、後方の排出口E3に開口部T4を
向けた段ボール箱D等の箱を配置させることとなる。ま
た、本実施の形態の駆動手段は、サーボモータで説明し
たが、その他のモータや、エアーシリンダー等を駆動手
段として使用することは勿論可能である。
【0066】
【発明の効果】本発明のチャッキング装置によれば、搬
送コンベヤ上に順次搬送されてくる物品を一対の挟持板
を移動させて挟持した後、第1のレールに沿って移動さ
せて、段ボール箱等の箱が配されて箱詰め等される所定
位置まで移送させ、他方、移送後は、一対の挟持板の挟
持を解除して、第1のレールに沿って移動させて、元の
物品を挟持する位置に復帰させるので、搬送コンベヤか
ら順次送られてくる物品の流れを阻害させることがな
く、複数の物品を揃えた状態にして移送させることが可
能になる。
【0067】また、一対の挟持板の一方の対向する側に
スプリングを介して伸縮する伸縮部材が設けられている
ので、大きさの異なる複数の物品の短辺側の上面又は下
面の一方が揃えられた状態で挟持されて移送されるの
で、箱詰めの際の位置合わせや、箱詰めする押圧装置で
の押圧が行い易くすることが可能である。また、伸縮部
材で物品を挟持するので、物品の損傷を防止することが
可能である。
【0068】他方、本発明の長尺物品の搬送装システム
によれば、長辺側と短辺側を有する直方体形状の長尺物
品を少なくとも上下二段の多段積み状態又は少なくとも
二列の並列状態の物品群で搬送コンベヤにより搬送さ
せ、搬送コンベヤに沿って配設される第1のレールに取
り付けられ長尺物品の短辺側の上面と下面とを挟持する
一対の挟持板により挟持して、第1のレールを介して所
定位置まで搬送することから、長尺物品をその長辺側を
前後にして搬送する場合に比較して、間隔が狭くなり、
この状態で移送すると、物流設備の中においてチャッキ
ング装置に設置スペースの有効活用が図られるほか、搬
送コンベヤの高速回転にも対応させることが可能にな
る。
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のチャッキング装置
を示す側面図である。
【図2】上記チャッキング装置の断面図である。
【図3】上記チャッキング装置の平面図である。
【図4】上記チャッキング装置の一対の挟持板の往復動
作を説明する斜視図である。
【図5】上記チャッキング装置の一対の挟持板の構造を
説明する分解斜視図である。
【図6】上記チャッキング装置の伸縮部材の構造を説明
する分解斜視図である。
【図7】上記チャッキング装置の開閉ゲートと整列板の
構造を示す斜視図である。
【図8】上記チャッキング装置の昇降装置を示す斜視図
である。
【図9】上記チャッキング装置の開閉ゲートと整列板の
動作を説明する斜視図である。
【図10】上記チャッキング装置の開閉ゲートと整列板
の動作を説明する斜視図である。
【図11】上記チャッキング装置の開閉ゲートと整列板
の動作を説明する斜視図である。
【図12】上記チャッキング装置の一対の挟持板による
上下5段の5列の挟持状態を示す側面図である。
【図13】上記チャッキング装置の一対の挟持板による
上下5段の大きさの異なる物品の挟持状態を示す断面図
である。
【図14】上記チャッキング装置の一対の挟持板による
上下5段の大きさの異なる物品の挟持状態を示す断面図
である。
【図15】上記チャッキング装置の一対の挟持板による
物品の挟持状態の例を説明する図であり、(a)は上面
図であり、(b)は縦断面図である。
【図16】上記チャッキング装置の一対の挟持板による
物品の挟持状態の例を説明する図であり、(a)は上面
図であり、(b)は縦断面図である。
【図17】上記チャッキング装置の一対の挟持板による
物品の挟持状態の例を説明する図であり、(a)は上面
図であり、(b)は縦断面図である。
【図18】複数の物品を箱詰めした状態を説明する斜視
図である。
【図19】タバコの包装状態を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 チャッキング装置、2
搬送コンベヤ、6A,6B 一対の挟
持板、6A 一方の挟持板、6B
他方の挟持板、7 ベース
板、8,M1 送りネジ、9,M1
ネジブラケット、M,M1 第1の駆動
手段、11 伸縮部材、13
連結部材、15 スプリング、2
1 昇降装置、22A,22B ガ
イドシャフト、23 ロッド、25
整列板、33 歯車、34
A 上方側のラック、34B 下方側のラ
ック、35 静止板、A1
挟持側の位置、A2 箱詰め機構の位置、A3
挟持側の位置と箱詰め機構の位置の間、B
物品群、Ba 上面、Bb 下面、
Bc 長辺側、B1,B2 長尺物品(パーセ
ルタイプのタバコ)、B3 長尺物品
(ボックスタイプのタバコ)、BY1 多
段積み状態の最下層の物品、BY5 多段
積み状態の最上層の物品、BX1 搬送方
向の最初の多段積み状態の物品、BX5
5列目の多段積み状態の物品、D 段
ボール箱、D1,D2,D3 段ボール箱のフラッ
プ、E1 物品の搭載位置側、E2 箱
詰め位置(所定位置)、E3 物品の排
出口、G1,G2 開閉ゲート、G1
第1の開閉ゲート、G2 第2の開閉ゲート、
M1 第1の駆動手段、M2
第2の駆動手段、M3 駆動手段、J1,J2
軸受け、R1 第1のレール、
R2 第2のレール、R3 第3のレ
ール、SH 押圧装置、T
ゲート制御部材、V1,V2 駆動ベル
ト、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 47/88 B65G 47/88 B (72)発明者 加藤 唯央 石川県石川郡白峰村字白峰ロ−159 (72)発明者 上野 栄勝 石川県松任市徳丸町431番地1 Fターム(参考) 3E054 AA04 AA06 AA14 DC11 DC16 DD01 DD20 EA03 FA04 FA07 FB18 GA07 HA03 HA08 JA02 3F017 EA01 FA03 FA05 FB03 FC01 FE07 3F023 AA04 BA06 BB02 BC01 3F072 AA06 GA10 GD01 GE01 GG11 HA05 JA09 KA01 KD01 KD12 KD21 KD27 KE01 3F081 AA01 AA18 AA38 BC03 BD15 BF06 CB01 CC08 CE02 EA09 EA10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の物品を順次搬送する搬送コンベヤ
    と、搬送コンベヤに沿って配設される第1のレールと、
    第1のレールに沿って移動するベース板と、ベース板を
    第1のレールを介して所定位置まで往復動作させる第1
    の駆動手段と、ベース板上において搬送コンベヤと直交
    する方向に配される第2のレールと、第2のレールに沿
    って移動して搬送コンベヤ上を搬送されてくる物品を挟
    持する一対の挟持板と、一対の挟持板を第2のレールを
    介して往復動作させる第2の駆動手段とを備えることを
    特徴とするチャッキング装置。
  2. 【請求項2】 前記物品は、長辺側と短辺側を有する直
    方体形状の長尺物品であり、前記搬送コンベヤにより長
    尺物品の長辺側を搬送方向に揃えて搬送させて、前記一
    対の挟持板により長尺物品の短辺側の上面と下面を挟持
    することを特徴とする請求項1記載のチャッキング装
    置。
  3. 【請求項3】 前記長尺物品を少なくとも上下二段の多
    段積み状態又は少なくとも二列の並列状態の物品群で前
    記搬送コンベヤにより搬送させ、前記一対の挟持板の少
    なくとも一方の対向する側に、上記状態の個々の長尺物
    品の短辺側の上面又は下面をスプリングを介して挟持す
    る伸縮部材が各々設けられていることを特徴とする請求
    項2記載のチャッキング装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送コンベヤに沿って往復動作する
    第3の駆動手段が配設され、この第3の駆動手段に搬送
    コンベヤにより順次搬送されてくる物品を待機状態にし
    ながら揃える整列板を有する昇降装置が取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1記載のチャッキング装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第3の駆動手段は、搬送コンベヤの
    上方に配設され、前記昇降装置は、多段積み状態の物品
    の最上層の物品の上にまで前記整列板を上昇させるとと
    もに、前記第3の駆動手段を介して物品の搭載口側に移
    動した後降下させて、搬送されてくる物品の流れに沿っ
    て前記第3の駆動手段を介して後退させることを繰り返
    す前後動作兼用の昇降動作機構を有することを特徴とす
    る請求項4記載のチャッキング装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送コンベヤの物品の搭載位置側
    に、搬送コンベヤ上に順次搬送されてくる物品の流れを
    一時的に静止させた後開放する開閉ゲートが開閉機構を
    有して設けられていること特徴とする請求項1記載のチ
    ャッキング装置。
  7. 【請求項7】 前記開閉ゲートの開閉機構は、駆動手段
    により回転される歯車と、歯車の上下に歯車と歯合して
    前記搬送コンベヤの幅方向の左右に移動させる上側ラッ
    クと下側ラックと、これら上側ラックと下側ラックに各
    々垂下される静止板を備えることを特徴とする請求項6
    記載のチャッキング装置。
  8. 【請求項8】 長辺側と短辺側を有する直方体形状の長
    尺物品を搬送する長尺物品の移送システムにおいて、長
    尺物品を少なくとも上下二段の多段積み状態又は少なく
    とも二列の並列状態の物品群で搬送コンベヤにより長辺
    側を搬送方向として搬送させ、搬送コンベヤに沿って配
    設される第1のレールに取り付けられ長尺物品の短辺側
    の上面と下面とを挟持する一対の挟持板により挟持し
    て、第1のレールを介して箱詰めする位置まで移送する
    ことを特徴とする長尺物品の移送システム。
  9. 【請求項9】 前記一対の挟持板の一方の対向する側
    に、少なくとも上下二段の多段積み状態又は少なくとも
    二列の並列状態の長尺物品の各々をスプリングを介して
    挟持する伸縮部材が各々設けられる一方、他方の対向す
    る側が平坦面とされていることを特徴とする請求項8記
    載の長尺物品の移送システム。
  10. 【請求項10】 前記搬送コンベヤに沿って配設される
    第3のレールに昇降装置を介して取り付けられる整列板
    により、搬送コンベヤにより順次搬送されてくる長尺物
    品を待機状態にしながら揃えることを特徴とする請求項
    8記載の長尺物品の移送システム。
  11. 【請求項11】 前記搬送コンベヤは、長尺物品の長辺
    側の左右両側のみと接触する一対の駆動ベルトを有し、
    搬送コンベヤの搬送方向に長尺物品の長辺側を向けて搬
    送することを特徴とする請求項8記載の長尺物品の移送
    システム。
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