JP2003128112A - 中 栓 - Google Patents

中 栓

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JP2003128112A JP2001319078A JP2001319078A JP2003128112A JP 2003128112 A JP2003128112 A JP 2003128112A JP 2001319078 A JP2001319078 A JP 2001319078A JP 2001319078 A JP2001319078 A JP 2001319078A JP 2003128112 A JP2003128112 A JP 2003128112A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外挿部の不用意な破断を防止してビン体の口部
への装着を強固に維持することができ、しかも、使用済
みになったビン体から円滑に取り外すことができる成形
容易な合成樹脂製の中栓を提供する。 【解決手段】ビン体の口部外周に外挿される筒状の外挿
部8と、外挿部8の略下半部の内周面に突出し、ビン体
の口部外周に形成された環状溝に嵌合する突条13とを
備える。外挿部8の下端縁から上方に向かって延設され
て外挿部8を上下方向に破断可能とする第1スコア15
を設ける。第1スコア15に連続して外挿部8を周方向
に破断可能とする第2スコア16を設ける。第1スコア
15の下端部近傍の外挿部8に把持片17を設ける。第
1スコア15は、その下端部を破断開始部19として、
破断開始部19の肉厚aが他部20の肉厚bより大とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビン体の口部に装
着され、ビン体を開口可能に閉塞すると共に、開口後に
はビン体に収容された液状の内容物の注出を案内する合
成樹脂製の中栓に関する。
【0002】
【従来の技術】ソースや醤油等を内容物とする容器とし
て、ポリエチレンテレフタレート(以下PET)製のビ
ン体が使用されており、このビン体の口部にはポリエチ
レン(以下PE)製の中栓が装着されている。この種の
中栓は、ビン体の口部を閉塞すると共に一部を破断開口
することによって内容物が注出可能となる注出口を備え
ている。該注出口は、内容物の注出量を小量調節できる
ようにビン体の口部より小径となっている。
【0003】ところで、近年、環境問題や省資源の観点
から、使用済みになったビン体はリサイクル処理されて
いる。このリサイクル処理においては、使用後ソース等
の内容物がビン体内に付着したままであると、リサイク
ル処理に使用する裁断機等に錆が発生して該裁断機等の
耐久性が低下するおそれがある。このため、リサイクル
処理に先立ってビン体内に洗浄液を注入してビン体の内
部の洗浄が行なわれる。
【0004】しかし、前述のように注出口はビン体の口
部より小径であるため注出口からの洗浄液の注入が円滑
に行なえない不都合がある。そのため、ビン体の口部か
ら中栓を取り外してビン体の口部から洗浄液の注入を行
なえるようにすることが考えられるが、この種の中栓は
ビン体の口部上方から打栓することにより圧入され、中
栓に備える筒状の外挿部がビン体の口部の外壁に強固に
外挿されているため、中栓の取外し作業に手間がかかっ
ていた。
【0005】そこで、実用新案登録第2559266号
公報や特開2000−219259号公報に見られるよ
うに、中栓の外挿部を破断するためのスコアを設けて、
外挿部の一部或いは全部を切り離すことでビン体の口部
から中栓を容易に取り外すことができるものが知られて
いる。
【0006】しかし、この種の中栓は、外挿部にスコア
が設けられていることによって、ビン体の口部に装着す
る際の打栓による圧入時に該スコアが不用意に破断さ
れ、中栓が装着不良となる不都合がある。また、この種
の中栓の前記外挿部には、スコアの破断開始位置の近傍
に把持片が設けられており、該把持片を把持して中栓回
りに引っ張ることにより外挿部が破断されるようになっ
ているが、外挿部を破断している途中でビン体の口部か
ら中栓全体が急激に外れ、中栓の内側に付着して残留し
た内容物が飛散して作業者の衣服等を汚染する不都合が
ある。
【0007】また、この種の中栓は金型による合成樹脂
成形により製造されるが、前記スコアを設けることによ
って、外挿部の内面側に比較的多くの凹凸が形成され、
脱型の際の抵抗が増加して円滑に脱型することができな
い不都合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、外挿部の不用意な破断を防止してビン体
の口部への装着を強固に維持することができ、しかも、
使用済みになったビン体から円滑に取り外すことができ
る成形容易な合成樹脂製の中栓を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、液状の内容物を収容するビン体の口部
内周に挿着されて該ビン体の内部に連通する筒状の挿着
部と、該挿着部の先端部から上方に連設されて前記ビン
体の内容物の注出を案内する筒状の注出部と、前記挿着
部内に設けられてビン体の口部を閉塞する閉塞パネル
と、該閉塞パネルに形成された破断可能な開口部と、前
記挿着部の先端部から外方に連設されて前記ビン体の口
部の上縁全周に当接する上縁当接部と、該上縁当接部の
周縁から下方に連設されてビン体の口部外周に外挿され
る筒状の外挿部と、該外挿部の略下半部の内周面に突出
し前記ビン体の口部外周に形成された環状溝に嵌合する
突条とを備える合成樹脂製の中栓において、前記外挿部
の下端縁から上方に向かって延設されて該外挿部を上下
方向に破断可能とする第1スコアと、該第1スコアの上
端に対応する位置を始端として外挿部の周方向に延設さ
れて該第1スコアに連続して外挿部を周方向に破断可能
とする第2スコアと、前記第1スコアの下端部近傍の前
記外挿部に連設された把持片とを備え、前記第1スコア
は、該第1スコアの下端部を破断開始部として、該破断
開始部の第1スコアの肉厚が他部の第1スコアの肉厚よ
り大とされていることを特徴とする。
【0010】本発明の中栓は、閉塞パネルに形成された
開口部を破断することにより、注出部を介して内容物を
注出することができる。そして、リサイクル処理に先立
ってビン体内を洗浄するときには、次のようにして中栓
を取り外す。即ち、先ず、前記把持片を把持して中栓の
外周方向に引っ張ると、第1スコアがその破断開始部か
ら破断され、更に中栓回りに把持片を引っ張ることによ
り第2スコアを介して外挿部が破断される。これによっ
て、該外挿部の内面に設けられた前記突条がビン体の口
部の環状溝から離反して両者の嵌合が解除され、中栓を
極めて容易に取り外すことができる。これにより、ビン
体内の洗浄を円滑に行なうことができ、リサイクル処理
を効率良く行なうことができる。
【0011】更に、本発明の中栓において、ビン体の口
部への中栓の取り付けは、中栓をビン体の口部の上方か
ら押圧する打栓作業によって行なわれる。このとき、中
栓の前記外挿部はビン体の口部の外周に沿って僅かに伸
長拡径された後、該外挿部の前記突条がビン体の口部の
前記環状溝に弾発的に嵌合する。本発明によれば、前記
破断開始部の肉厚が他部の第1スコアの肉厚より大であ
ることによって、打栓時に前記外挿部が伸長拡径されて
も、第1スコアの破断開始部の不用意な破断が防止され
てビン体の口部に強固に装着することができる。
【0012】また、本発明において前記第1スコアは、
前記外挿部の外面に形成されており、前記外挿部の前記
第1スコアに対応する内面には、前記突条の一部を平坦
とする平坦部が形成されていることを特徴とする。前記
第1スコアを外挿部の外面に設けることによって、外挿
部の内面側の凹凸を少なくし、金型による成形時に金型
からの脱型を円滑に行なうことができる。また、前記平
坦部を設けることによって、外挿部の内面側に突出する
突条の一部を平坦とし、金型による成形時に平坦部を介
して金型からの脱型を円滑に行なうことができる。しか
も、平坦部を外挿部の前記第1スコアに対応する位置に
設けたことにより、第1スコアの破断開始部の肉厚を突
条の突出量に影響されることなく設定することができ、
第1スコアにおける破断開始部と他部との肉厚差を精度
よく形成することができる。
【0013】また、本発明において、前記第2スコア
は、その始端を前記外挿部の中心からの角度0°とした
とき、その終端が100°〜180°の範囲の何れかの
位置まで延設されていることを特徴とする。即ち、前記
第2スコアの終端が100°よりも小さい位置にあって
比較的短い場合には、前記第2スコアをその全長にわた
って破断しても突条の環状溝への嵌合が十分に解除され
ず、中栓の取外しが困難となる。また、前記第2スコア
の終端が180°よりも大きい位置にあって過剰に長い
場合には、第2スコアの破断が180°を越えたところ
で、破断された外挿部に引っ張られて中栓がビン体の口
部から急激に外れ、中栓の内面に付着する内容物が飛散
して作業者の衣服等を汚染するおそれがある。
【0014】本発明によれば、第2スコアの長さを前記
外挿部の中心からの角度における100°〜180°の
範囲内としたことにより、外挿部の破断作業時には中栓
がビン体の口部に装着された状態が維持されて、しかも
突条の環状溝への嵌合が十分に解除される。これによっ
て、中栓に付着する内容物の飛散を防止してしかも中栓
を容易に取り外すことができる。
【0015】また、本発明において、前記第2スコア
は、前記上縁当接部の下面側に形成されていることを特
徴とする。前記上縁当接部の下面側は、金型による成形
時に金型からの脱型方向に向かって該金型に対向する。
これによって、第2スコアは、金型による成形時に金型
からの脱型方向に向かって形成されるので、脱型を円滑
に行なうことができる。
【0016】また、本発明において、前記把持片は、前
記外挿部の外周面に沿って把持可能な長さに延設されて
おり、前記外挿部の外周に沿って該外挿部を拡径する拡
径部を設け、該拡径部の一部に、前記把持片を収容する
把持片収容部を設けたことを特徴とする。前記把持片は
第1スコア及び第2スコアを破断する際の手がかりとし
て把持し易く円滑な破断作業が行なえる。その反面、前
記把持片は破断開始部を破断する外挿部の外周面に沿っ
て比較的広範囲にわたって露出するので、該把持片が外
部に接触して第1スコアが不用意に破断されるおそれが
ある。そこで、本発明においては前記拡径部を設け、更
に該拡径部に前記把持片収容部を設けることにより、前
記把持片の外部への接触を防止することができ、不用意
な第1スコアの破断を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本実施形態の中栓の取り付け状態
を示す説明的縦断面図、図2は本実施形態の中栓の平面
図、図3は図2の中栓の側面図、図4は図2の中栓の一
部の底面図、図5は第1スコアに沿って断面視した説明
図、図6は外挿部の破断状態を示す説明図、図7は他の
実施形態の中栓の平面図である。
【0018】本実施形態の中栓1は、図1に示すよう
に、内部にソース等の内容物が収容されたPET製のビ
ン体2の口部3に装着される。該中栓1は、ポリエチレ
ン等の合成樹脂を材料とする射出成形によって形成さ
れ、ビン体2の口部3上方からの打栓によってビン体2
の口部3に装着される。なお、図中4はビン体2の口部
3及び中栓1を覆うためにビン体2の胴部5に冠着され
たオーバーキャップである。
【0019】中栓1の構成を更に詳しく説明すれば、図
1に示すように、該中栓1は、ビン体2の口部3に挿着
する円筒状の挿着部6と、該挿着部6の先端部外周から
外方に張り出してビン体2の口部3の上縁全周に当接す
る上縁当接部7と、該上縁当接部7の外周縁から下方に
連設されてビン体2の口部3の外周に外挿される円筒状
の外挿部8とを備えている。
【0020】前記挿着部6の内方には、ビン体2の口部
3を閉塞する閉塞パネル9が設けられており、該閉塞パ
ネル9には、図2に示すように、大略楕円形状に破断可
能とされる開口部10が設けられている。該開口部10
には、図1及び図2に示すように、プルリング11が連
設されており、該プルリング11を指等で引っ張ること
により該プルリング11と共に閉塞パネル9の一部が切
除され、開口部10が開放される。また、図1に示すよ
うに、挿着部6の先端部には、前記ビン体2の内容物の
注出を案内する円筒状の注出部12が連設されている。
【0021】前記外挿部8は、図1に示すように、その
内周面に突出する突条13を備え、該突条13が前記ビ
ン体2の口部3に形成されている環状溝14に嵌合する
ことによって、中栓1がビン体2の口部3を強固に締め
付けた状態で該口部3に挿着される。該外挿部8には、
図3及び図5に示すように、外挿部8の下端縁から上方
に向かって延びる第1スコア15が形成されている。ま
た、前記上縁当接部7の下面側には、該第1スコア15
の上端位置から前記上縁当接部7の周方向に沿って延び
る第2スコア16が形成されている。更に、第1スコア
15の下端部近傍の前記外挿部8の外側には第1スコア
15及び第2スコア16を破断する際に把持して引っ張
る把持片17が設けられている。該把持片17は、外挿
部8の外周に沿って延設されており、その先端部は破断
可能な連結部18を介して外挿部8に連結されている。
【0022】前記第1スコア15は、図5に示すよう
に、下端部の所定距離が破断開始部19とされ、該破断
開始部19の第1スコア15の肉厚寸法aが他部20の
第1スコア15の肉厚寸法bより大とされている。これ
により、中栓1をビン体2の口部3に打栓によって装着
されるときに第1スコア15の破断開始部19の不用意
な破断が防止される。更に、図4に示すように、第1ス
コア15に対応する位置の外挿部8の内面には突条13
の一部を平坦とする平坦部21が形成されている。該平
坦部21が形成されていることによって、中栓1の合成
樹脂成形時に金型からの脱型を容易とすることができ
る。しかも、該平坦部21によって、図5に示すよう
に、第1スコア15の破断開始部19の肉厚寸法aを突
条13の突出量に影響されることなく精度良く設定する
ことができる。更に、前記第1スコア15は、前記外挿
部8の外面に形成されており、これによって外挿部8の
内面側の凹凸が比較的少なくなり、金型からの脱型を円
滑に行なうことができる。
【0023】また、前記第2スコア16は、図2に示す
ように、その始端を前記外挿部8の中心からの角度0°
としたとき、その終端が180°の位置まで延設されて
いる。なお、第2スコア16は、その終端が100°〜
180°の範囲の何れかの位置まで延設されていればよ
い。これによって、後述するように、外挿部8を第2ス
コア16を介して破断したとき、中栓1のビン体2の口
部3への装着状態が維持されつつも、中栓1を比較的小
さな力で取り外すことができる状態となる。更に、前記
第2スコア16は、図1に示すように、前記上縁当接部
7の下面側に設けられていることによって、中栓1の脱
型を円滑に行なうことができる。
【0024】以上の構成からなる中栓1は、プルリング
11を引っ張り、開口部10を開放して、ビン体2を傾
けることによって前記注出部12から内容物を注出する
ことができる。そして、内容物が全て使い切られた使用
後のビン体2からは、次の手順で中栓1を取り外す。ま
ず、図2を参照して、前記連結部18を破断して把持片
17を把持し、該把持片17を外方に引っ張ることによ
って第1スコア15の破断開始部19を破断する。続い
て、第1スコア15を全長にわたって破断し、更に、図
6に示すように、把持片17を外挿部8の外周回りに引
っ張り第2スコア16を破断する。前述したように、第
2スコア16は、その始端を前記外挿部8の中心からの
角度0°としたとき、その終端である180°の位置ま
でで破断が終了し、このときには、ビン体2の環状溝1
4と突条13との嵌合が自在に外れる状態で且つ中栓1
がビン体2の口部3に装着された状態となる。これによ
り、把持片17を把持して第2スコア16を破断してい
る途中で中栓1が急激に外れて中栓1の内側に付着する
内容物が飛散することが防止される。その後、中栓1を
ビン体2の上方に持ち上げるだけで、該ビン体2の口部
3から中栓1が外れ、ビン体2の口部3からの洗浄液等
の注入が容易となる。
【0025】本発明においてはまた、図7に示すよう
に、外挿部8の外側に拡径部22を設け、該拡径部22
の一部に把持片17を収容する把持片収容部23を設け
てもよい。これによって、前記把持片17への不用意な
接触を防止することができ、第1スコア15の不用意な
破断を確実に防止することができる。
【0026】また、本実施形態においては、前記オーバ
ーキャップ4を設けて、開口部10を開放した使用中の
ビン体2を保管することができるようになっている。こ
の場合に、前記オーバーキャップ4が不透明であると、
未開封のビン体2に対する中栓1の改ざんが行われるお
それがある。そこで、本実施形態においては、図1に示
すように、オーバーキャップ4とビン体2の胴部5との
間にプルファーバンド24や図示しないシュリンクフイ
ルムによるカバーを施すことによって、中栓1の改ざん
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の中栓の取り付け状態を示
す説明的縦断面図。
【図2】本実施形態の中栓の平面図。
【図3】図2の中栓の側面図。
【図4】図2の中栓の一部の底面図。
【図5】第1スコアに沿って断面視した説明図。
【図6】外挿部の破断状態を示す説明図。
【図7】本発明の他の実施形態の中栓の平面図。
【符号の説明】
1…中栓、2…ビン体、3…口部、6…挿着部、7…上
縁当接部、8…外挿部、9…閉塞パネル、10…開口
部、12…注出部、13…突条、14…環状溝、15…
第1スコア、16…第2スコア、17…把持片、19…
破断開始部、21…平坦部、22…拡径部、23…把持
片収容部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 将 埼玉県岩槻市上野4−5−15 北海製罐株 式会社技術本部内 Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 AA25 AB01 BA03 CA01 CC03 DA01 DB03 DB09 DB13 DC03 EA04 EB02 EB03 EB04 EB10 EC04 FA09 FC04 GA08 GB08 GB12 GB17 HA05 HB02 HD04 KB01 LA03 LA05 LB02 LD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液状の内容物を収容するビン体の口部内周
    に挿着されて該ビン体の内部に連通する筒状の挿着部
    と、該挿着部の先端部から上方に連設されて前記ビン体
    の内容物の注出を案内する筒状の注出部と、前記挿着部
    内に設けられてビン体の口部を閉塞する閉塞パネルと、
    該閉塞パネルに形成された破断可能な開口部と、前記挿
    着部の先端部から外方に連設されて前記ビン体の口部の
    上縁全周に当接する上縁当接部と、該上縁当接部の周縁
    から下方に連設されてビン体の口部外周に外挿される筒
    状の外挿部と、該外挿部の略下半部の内周面に突出し前
    記ビン体の口部外周に形成された環状溝に嵌合する突条
    とを備える合成樹脂製の中栓において、 前記外挿部の下端縁から上方に向かって延設されて該外
    挿部を上下方向に破断可能とする第1スコアと、該第1
    スコアの上端に対応する位置を始端として外挿部の周方
    向に延設されて該第1スコアに連続して外挿部を周方向
    に破断可能とする第2スコアと、前記第1スコアの下端
    部近傍の前記外挿部に連設された把持片とを備え、 前記第1スコアは、該第1スコアの下端部を破断開始部
    として、該破断開始部の第1スコアの肉厚が他部の第1
    スコアの肉厚より大とされていることを特徴とする中
    栓。
  2. 【請求項2】前記第1スコアは、前記外挿部の外面に形
    成されており、前記外挿部の前記第1スコアに対応する
    内面には、前記突条の一部を平坦とする平坦部が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の中栓。
  3. 【請求項3】前記第2スコアは、その始端を前記外挿部
    の中心からの角度0°としたとき、その終端が100°
    〜180°の範囲の何れかの位置まで延設されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の中栓。
  4. 【請求項4】前記第2スコアは、前記上縁当接部の下面
    側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の
    何れか1項記載の中栓。
  5. 【請求項5】前記把持片は、前記外挿部の外周面に沿っ
    て把持可能な長さに延設されており、 前記外挿部の外周に沿って該外挿部を拡径する拡径部を
    設け、該拡径部の一部に、前記把持片を収容する把持片
    収容部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れ
    か1項記載の中栓。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007331769A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Japan Crown Cork Co Ltd 注出具
JP2014223933A (ja) * 2013-05-17 2014-12-04 三笠産業株式会社 容器のキャップ
JP2015009826A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 三笠産業株式会社 ボトルキャップ

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