JP2003122590A - プログラム書替え方法および電子機器装置 - Google Patents

プログラム書替え方法および電子機器装置

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JP2003122590A
JP2003122590A JP2001318274A JP2001318274A JP2003122590A JP 2003122590 A JP2003122590 A JP 2003122590A JP 2001318274 A JP2001318274 A JP 2001318274A JP 2001318274 A JP2001318274 A JP 2001318274A JP 2003122590 A JP2003122590 A JP 2003122590A
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JP
Japan
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control program
flash ram
rewriting
program
backup
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JP2001318274A
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Yutaka Hashimoto
裕 橋本
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御プログラムの書替え機能を持つ電子機器
装置においては、制御プログラムデータをフラッシュR
AMに記憶して、パソコンから制御プログラムデータを
ダウンロードし、制御プログラムの書替えを行ってい
る。しかし従来のプログラム書替え方法は、書替えプロ
グラムをSRAMに移して動作させるため、書替え処理
に時間が掛かる、またフラッシュRAMへの書込み時、
停電等で中断した場合、再度プログラム書替え行為をし
なければならないという問題点があった。 【解決手段】 プログラム書替え方法において、制御プ
ログラムを記憶するメイン用フラッシュRAMと、一時
的に制御プログラムを記憶するバックアップ用フラッシ
ュRAMとを設け、ホスト装置から制御プログラムデー
タを受取り、バックアップ用フラッシュRAMに格納
し、バックアップ用フラッシュRAMに格納した制御プ
ログラムをメイン用フラッシュRAMに複写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、制御プログラム
の書替え機能を持つ電子機器装置の制御プログラムのプ
ログラム書替え方法および電子機器装置に関し、特に、
制御プログラムを記憶するメイン用フラッシュRAM
と、制御プログラムを書替えるときに一時的に制御プロ
グラムを記憶するバックアップ用フラッシュRAMとを
設け、ホスト装置から制御プログラムデータを受取り、
バックアップ用フラッシュRAMに格納し、バックアッ
プ用フラッシュRAMに格納された制御プログラムをメ
イン用フラッシュRAMに複写することにより、制御プ
ログラムの書替えを短時間でかつ確実に行うプログラム
書替え方法および電子機器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、制御プログラムを持つ電子機器装
置においては、制御プログラムデータはEPROM(Er
asable and Programmable ROM)で提供されていた。し
かし、最近は制御プログラムデータを記憶するメモリに
フラッシュRAMを使用するようにして、パソコンなど
から制御プログラムデータをダウンロードし、電子機器
装置の制御プログラムデータを書替えることが多くなっ
ている。
【0003】図8〜図10を参照して、従来のプリンタ
装置における制御プログラムのプログラム書替え方法に
ついて説明する。
【0004】図8は、従来のプリンタ装置の構成ブロッ
ク例図である。図中、81はプリンタ装置、85はプリ
ンタ装置81が接続されるホスト装置である。なお、こ
の図は制御プログラムのプログラム書替え処理に関わる
構成要素のみが記載されている。
【0005】そしてプリンタ装置81は、ブートプログ
ラム821、制御プログラム822、書替えプログラム
823を記憶するフラッシュRAM82と、印字バッフ
ァや作業領域として使用されるSRAM83と、フラッ
シュRAM82に記憶されるプログラムを実行してプリ
ンタ装置の全制御を行なうCPU84とが設けられてい
る。
【0006】なお、ブートプログラム821は電源投入
時に最初に起動され、フラッシュRAMに記憶されてい
る制御プログラムデータが正常か、つまり壊れていない
かをチェックした後、制御プログラム822の起動など
を行うものである。
【0007】また、制御プログラム822はホスト装置
85から出力される印刷コマンドや制御プログラム書替
えコマンドなどの処理を行うものである。
【0008】また、書替えプログラム823は制御プロ
グラム822の実行中にホスト装置85から制御プログ
ラム書替えコマンドを受けたとき、フラッシュRAM8
2からSRAM83に複写された後に起動される。そし
てホスト装置85から送信される制御プログラムデータ
を受信し、フラッシュRAM82に格納する処理を行う
ものである。
【0009】図9に、従来の制御プログラムの書替え処
理の説明図(1)を示す。なお、この図は、制御プログ
ラムの書替え処理が正常に行われたときの処理が示され
ている。以下、この図に記載される(1)〜(5)の番
号にしたがって処理を説明する。
【0010】(1)プリンタ装置に電源が投入される
と、CPUによりブートプログラムが実行される。
【0011】(2)ブートプログラムはフラッシュRA
Mに記憶されている制御プログラムデータが正常かをサ
ムチェックなどで確認し、正常ならば制御プログラムを
起動する。
【0012】(3)制御プログラムはプリンタ装置を稼
動状態にし、ホスト装置から出力されるコマンドを待
つ。そして、コマンドが出力されたならばコマンドに対
応する処理を実行する。ここで、ホスト装置から制御プ
ログラム書替えコマンドが出力されると、書替えコマン
ドに対応する書替え処理部が実行される。
【0013】(4)書替え処理部はフラッシュRAM上
の書替えプログラムをSRAM上に複写して、SRAM
上の書替えプログラムを起動する。
【0014】(5)書替えプログラムはホスト装置に書
替え処理の開始を通知し、ホスト装置から出力される制
御プログラムデータを受信し、フラッシュRAM上の制
御プログラム位置に上書きするように格納する。そし
て、フラッシュRAM上の制御プログラムを起動する。
【0015】このように処理されることで、制御プログ
ラムのプログラム書替えが完了し、更新された制御プロ
グラムによりプリンタ装置は再び稼動状態になり、ホス
ト装置から出力されるコマンドを待つことになる。
【0016】図10に、従来の制御プログラムの書替え
処理の説明図(2)を示す。なお、この図は、図9の書
替えプログラムの実行が通信エラー、書込みエラーまた
は停電などで中断した後、再度行われる制御プログラム
の書替え処理が示されている。以下、この図に記載され
る(1)〜(3)の番号にしたがって処理を説明する。
【0017】(1)プリンタ装置に電源が投入される
と、CPUによりブートプログラムが実行される。
【0018】(2)ブートプログラムはフラッシュRA
Mに記憶されている制御プログラムデータが正常かをサ
ムチェックなどで確認し、正常でないとき制御プログラ
ムの書替えが中断されたものとして、再度制御プログラ
ムの書替えを実行するため、フラッシュRAM上の書替
えプログラムをSRAM上に複写して、SRAM上の書
替えプログラムを起動する。
【0019】(3)書替えプログラムはホスト装置に書
替え処理の開始を通知し、ホスト装置から出力される制
御プログラムデータを受信し、フラッシュRAM上の制
御プログラム位置に上書きするように格納する。そし
て、フラッシュRAM上の制御プログラムを起動する。
【0020】このように処理されることで、制御プログ
ラムのプログラム書替えが完了し、更新された制御プロ
グラムによりプリンタ装置は稼動状態になり、ホスト装
置から出力されるコマンドを待つことになる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
制御プログラムのプログラム書替え方法では、以下のよ
うな問題点があった。
【0022】(1)制御プログラムの書替えを行う書替
えプログラムをSRAMに移して処理するため、SRA
Mのアクセス時間が遅く、プログラム書替え処理に多く
の時間が掛かる。
【0023】(2)フラッシュRAMへの書込み時にノ
イズなどによる通信エラー、書込みエラーまたは停電な
どによる中断などが発生した場合、再度制御プログラム
のプログラム書替え作業を行う必要があり、このプログ
ラム書替え作業が正常に終了しない限り、プリンタ装置
が正常に動作しない、つまり使用できない。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
問題点を考慮してなされたもので、制御プログラムの書
替え機能を持つ電子機器装置の制御プログラムのプログ
ラム書替え方法および電子機器装置において、制御プロ
グラムを記憶するメイン用フラッシュRAMと、制御プ
ログラムを書替えるときに一時的に制御プログラムを記
憶するバックアップ用フラッシュRAMとを設け、ホス
ト装置から制御プログラムデータを受取り、バックアッ
プ用フラッシュRAMに格納し、バックアップ用フラッ
シュRAMに格納された制御プログラムをメイン用フラ
ッシュRAMに複写することにより、制御プログラムの
書替えを短時間でかつ確実に行うものである。
【0025】
【発明の実施の形態】(1)制御プログラムの書替え機
能を持つ電子機器装置の制御プログラムのプログラム書
替え方法において、制御プログラムを記憶するメイン用
フラッシュRAMと、制御プログラムを書替えるときに
一時的に制御プログラムを記憶するバックアップ用フラ
ッシュRAMとを設け、ホスト装置からプログラム書替
えコマンドを受信したとき、ホスト装置から制御プログ
ラムのデータを受信し、バックアップ用フラッシュRA
Mに格納し、バックアップ用フラッシュRAMに格納さ
れた制御プログラムをメイン用フラッシュRAMに複写
し、そして複写した制御プログラムを起動して装置を稼
動状態にする。これにより、従来のように制御プログラ
ムの書替え処理をSRAM上で動作させるのではなく、
フラッシュRAM上で動作させることができ、制御プロ
グラムの書替え処理時間を大幅に短縮することが可能と
なる。
【0026】(2)(1)記載のプログラム書替え方法
において、電源投入時、メイン用フラッシュRAMに格
納されている制御プログラムの内容が正常であるかを判
定し、正常であるときメイン用フラッシュRAMに格納
されている制御プログラムを起動する。これにより、バ
ックアップ用フラッシュRAMへの制御プログラムの格
納が通信エラー、書込みエラーまたは停電などで中断し
たとき、その後の電源再投入で通常の装置稼動状態にす
ることが可能となる。
【0027】(3)(2)記載のプログラム書替え方法
において、電源投入時、メイン用フラッシュRAMに格
納されている制御プログラムの内容が正常であるかを判
定し、正常でないときバックアップ用フラッシュRAM
に格納されている制御プログラムの内容が正常であるか
を判定し、正常であるときバックアップ用フラッシュR
AMに格納された制御プログラムをメイン用フラッシュ
RAMに複写し、そして複写した制御プログラムを起動
して装置を稼動状態にする。これにより、バックアップ
用フラッシュRAMからメイン用フラッシュRAMへの
制御プログラムの複写が書込みエラーまたは停電などで
中断したとき、その後の電源再投入で制御プログラムの
書替えを自動的に行うことが可能となる。したがって、
再度の制御プログラムの書替え行為を不要とすることが
できる。
【0028】(4)制御プログラムの書替え機能を持つ
電子機器装置において、制御プログラムを記憶するメイ
ン用フラッシュRAMと、制御プログラムを書替えると
きに一時的に制御プログラムを記憶するバックアップ用
フラッシュRAMと、ホスト装置からプログラム書替え
コマンドを受信したとき、ホスト装置から制御プログラ
ムのデータを受信し、バックアップ用フラッシュRAM
に格納する手段と、バックアップ用フラッシュRAMに
格納された制御プログラムをメイン用フラッシュRAM
に複写し、複写した制御プログラムを起動して装置を稼
動状態にする手段とを設ける。これにより、従来のよう
に制御プログラムの書替え処理をSRAM上で動作させ
るのではなく、フラッシュRAM上で動作させることが
でき、制御プログラムの書替え処理時間を大幅に短縮す
ることが可能となる。
【0029】
【実施例】図1〜図7を参照して、本発明の制御プログ
ラムのプログラム書替え方法について説明する。
【0030】図1は、本発明のプリンタ装置における一
実施例の構成ブロック図である。図中、1はプリンタ装
置、5はプリンタ装置1が接続されるホスト装置であ
る。なお、この図は制御プログラムのプログラム書替え
処理に関わる構成要素のみが記載されている。
【0031】そしてプリンタ装置1は、ブートプログラ
ム21、制御プログラム22を記憶するメイン用フラッ
シュRAM2と、制御プログラムを書替えるときに一時
的に制御プログラムを記憶し、また制御プログラムを複
写する複写プログラム24を記憶するバックアップ用フ
ラッシュRAM3と、メイン用フラッシュRAM2およ
びバックアップ用フラッシュRAM3に記憶されるプロ
グラムを実行してプリンタ装置の全制御を行なうCPU
4とが設けられている。
【0032】なお、ブートプログラム21は電源投入時
に最初に起動され、メイン用フラッシュRAMに記憶さ
れている制御プログラムデータが正常か、つまり壊れて
いないかをチェックした後、制御プログラム22の起動
などを行うものである。
【0033】また、制御プログラム22はホスト装置5
から出力される印刷コマンドや制御プログラム書替えコ
マンドなどの処理を行うものである。
【0034】また、書替え処理部23はホスト装置から
出力されたコマンドが制御プログラム書替えコマンドの
ときに実行する処理であり、ホスト装置から送信される
制御プログラムデータをバックアップ用フラッシュRA
M3に格納後、バックアップ用フラッシュRAM3に記
憶されている複写プログラム24の起動を行うものであ
る。
【0035】また、複写プログラム24は書替え処理部
23により起動され、バックアップ用フラッシュRAM
3に格納されている制御プログラムデータをメイン用フ
ラッシュRAM2に複写する処理を行うものである。
【0036】図2に、ブートプログラムの一実施例の処
理フローチャートを示す。なお、この処理は装置の電源
投入時に起動されるものである。以下、このフローにし
たがって動作を説明する。
【0037】ステップS201:メイン用フラッシュR
AM上に記憶されている制御プログラムデータが正常か
をサムチェックなどで確認する。
【0038】ステップS202:ステップS201の処
理結果が正常であるかを判定する。正常ならばステップ
S203に進み、正常でないならばステップS204に
進む。
【0039】ステップS203:メイン用フラッシュR
AM上に記憶されている制御プログラムに制御を渡す。
そして、処理は終了となる。
【0040】ステップS204:バックアップ用フラッ
シュRAM上に記憶されている制御プログラムが正常で
あるかをサムチェックなどで確認する。
【0041】ステップS205:ステップS204の処
理結果が正常であるかを判定する。正常ならばステップ
S206に進み、正常でないならばステップS207に
進む。
【0042】ステップS206:バックアップ用フラッ
シュRAM上に記憶されている複写プログラムに制御を
渡す。そして、処理は終了となる。
【0043】ステップS207:メイン用フラッシュR
AMおよびバックアップ用フラッシュRAM上に異常が
検出されたことを操作パネルに表示する。そして、処理
は終了となる。
【0044】図3に、制御プログラムの一実施例の処理
フローチャートを示す。以下、このフローにしたがって
動作を説明する。
【0045】ステップS301:ホスト装置からコマン
ドを受信したかを判定する。受信したならばステップS
303に進み、受信していないならばステップS302
に進む。
【0046】ステップS302:終了指示があるかを判
定する。終了指示があれば処理を終了し、終了指示がな
いならばステップS301に戻る。
【0047】ステップS303:ホスト装置からのコマ
ンドが制御プログラム書替えコマンドかを判定する。制
御プログラム書替えコマンドならばステップS305に
進み、制御プログラム書替えコマンドでないならばステ
ップS304に進む。
【0048】ステップS304:他のコマンドに対応す
る処理を実行する。そして、ステップS301に戻る。
【0049】ステップS305:ホスト装置から制御プ
ログラムデータを受信し、バックアップ用フラッシュR
AMに書込みを行う。
【0050】ステップS306:ステップS305の処
理結果が正常かを判定する。正常ならばステップS30
7に進み、正常でないならばステップS308に進む。
【0051】ステップS307:バックアップ用フラッ
シュRAM上の複写プログラムに制御を渡す。そして、
処理は終了となる。
【0052】ステップS308:バックアップ用フラッ
シュRAMに書込みができなかったことをホスト装置に
通知し、また操作パネルに表示する。そして、処理は終
了となる。
【0053】図4に、複写プログラムの一実施例の処理
フローチャートを示す。以下、このフローにしたがって
動作を説明する。
【0054】ステップS401:バックアップ用フラッ
シュRAM上の制御プログラムデータをメイン用フラッ
シュRAM上の所定位置に複写する。
【0055】ステップS402:ステップS401の処
理結果が正常かを判定する。正常ならばステップS40
3に進み、正常でないならばステップS404に進む。
【0056】ステップS403:メイン用フラッシュR
AM上の制御プログラムに制御を渡す。そして、処理は
終了となる。
【0057】ステップS404:メイン用フラッシュR
AMに書込みができなかったことをホスト装置に通知
し、また操作パネルに表示する。
【0058】ステップS405:バックアップ用フラッ
シュRAM上の制御プログラムに制御を渡す。そして、
処理は終了となる。
【0059】図5に、本発明の制御プログラムの書替え
処理の説明図(1)を示す。なお、この図は、制御プロ
グラムの書替え処理が正常に行われたときの処理が示さ
れている。以下、この図に記載される(1)〜(5)の
番号にしたがって処理を説明する。
【0060】(1)プリンタ装置に電源が投入される
と、CPUによりブートプログラムが実行される。
【0061】(2)ブートプログラムはメイン用フラッ
シュRAMに記憶されている制御プログラムデータが正
常かをサムチェックなどで確認し、正常ならば制御プロ
グラムを起動する。
【0062】(3)制御プログラムはプリンタ装置を稼
動状態にし、ホスト装置から出力されるコマンドを待
つ。そして、コマンドが出力されたならばコマンドに対
応する処理を実行する。ここで、ホスト装置から制御プ
ログラム書替えコマンドが出力されると、制御プログラ
ム書替えコマンドに対応する書替え処理部が実行され
る。
【0063】(4)書替え処理部はホスト装置から出力
される制御プログラムデータを受信し、バックアップ用
フラッシュRAMに格納する。そして、バックアップ用
フラッシュRAM上の複写プログラムを起動する。
【0064】(5)複写プログラムはバックアップ用フ
ラッシュRAM上に格納された制御プログラムデータを
メイン用フラッシュRAMの所定位置に複写する。そし
て、メイン用フラッシュRAM上の制御プログラムを起
動する。
【0065】このように処理されることで、制御プログ
ラムのプログラム書替えが完了し、更新された制御プロ
グラムによりプリンタ装置は再び稼動状態になり、ホス
ト装置から出力されるコマンドを待つことになる。
【0066】なお、このように処理することにより、従
来のように制御プログラムの書替え処理をSRAM上で
動作させるのではなく、フラッシュRAM上で動作させ
ることができ、制御プログラムの書替え処理時間を大幅
に短縮することができる。
【0067】図6に、本発明の制御プログラムの書替え
処理の説明図(2)を示す。なお、この図は、図5の複
写プログラムの実行が書込みエラーまたは停電などで中
断した後、再度行われる制御プログラムの書替え処理が
示されている。以下、この図に記載される(1)〜
(3)の番号にしたがって処理を説明する。
【0068】(1)プリンタ装置に電源が投入される
と、CPUによりブートプログラムが実行される。
【0069】(2)ブートプログラムはメイン用フラッ
シュRAMに記憶されている制御プログラムデータが正
常かをサムチェックなどで確認し、正常でないときバッ
クアップ用フラッシュRAMに記憶されている制御プロ
グラムデータが正常かをサムチェックなどで確認する。
そして、バックアップ用フラッシュRAMに記憶されて
いる制御プログラムデータが正常なとき制御プログラム
の書替え(複写)が中断されたものとして、再度制御プ
ログラムの書替えを実行するため、バックアップ用フラ
ッシュRAM上の複写プログラムを起動する。
【0070】(3)複写プログラムはバックアップ用フ
ラッシュRAMに格納されている制御プログラムデータ
をメイン用フラッシュRAMの所定位置に複写する。そ
して、メイン用フラッシュRAM上の制御プログラムを
起動する。
【0071】このように処理されることで、制御プログ
ラムのプログラム書替えが完了し、更新された制御プロ
グラムによりプリンタ装置は稼動状態になり、ホスト装
置から出力されるコマンドを待つことになる。
【0072】また、このように処理することにより、バ
ックアップ用フラッシュRAMからメイン用フラッシュ
RAMへの制御プログラムの複写が書込みエラーまたは
停電などで中断したとき、その後の電源再投入で制御プ
ログラムのプログラム書替えを自動的に行うことができ
る。
【0073】図7に、本発明の制御プログラムの書替え
処理の説明図(3)を示す。なお、この図は、図5の書
替え処理部の実行が通信エラー、書込みエラーまたは停
電などで中断した後、再度行われる制御プログラムの書
替え処理が示されている。以下、この図に記載される
(1)〜(3)の番号にしたがって処理を説明する。
【0074】(1)プリンタ装置に電源が投入される
と、CPUによりブートプログラムが実行される。
【0075】(2)ブートプログラムはメイン用フラッ
シュRAMに記憶されている制御プログラムデータが正
常かをサムチェックなどで確認し、正常ならば制御プロ
グラムを起動する。
【0076】(3)制御プログラムはプリンタ装置を稼
動状態にし、ホスト装置から出力されるコマンドを待
つ。そして、再度ホスト装置から制御プログラム書替え
コマンドが出力されれば、図5で説明したように制御プ
ログラムの書替えが行われる。
【0077】このように処理することにより、バックア
ップ用フラッシュRAMへの制御プログラムの格納が通
信エラー、書込みエラーまたは停電などで中断したと
き、その後の電源再投入で容易に通常の装置稼動状態に
することができる。
【0078】なお、図1の例では、複写プログラム24
をバックアップ用フラッシュRAM3に設けるようにし
たが、制御プログラムと共に複写プログラムもホスト装
置からダウンロードするようにしてもよい。また、複写
プログラム24をメイン用フラッシュRAM2に設け
て、書替え処理部23でメイン用フラッシュRAM2か
らバックアップ用フラッシュRAM3に複写するように
してもよい。
【0079】
【発明の効果】この発明は、上記に説明したような形態
で実施され、以下の効果がある。
【0080】従来のように制御プログラムの書替え処理
をSRAM上で動作させるのではなく、フラッシュRA
M上で動作させることができ、制御プログラムの書替え
処理時間を大幅に短縮することが可能となる。したがっ
て、SRAMの容量を小さくすることが可能となる。
【0081】また、バックアップ用フラッシュRAMか
らメイン用フラッシュRAMに対して行う制御プログラ
ムの複写が書込みエラーまたは停電などで中断したと
き、その後の電源再投入で制御プログラムの書替えを自
動的に行うことが可能となる。したがって、再度の制御
プログラムの書替え行為を不要とすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプリンタ装置における一実施例の構
成ブロック図である。
【図2】 ブートプログラムの一実施例の処理フローチ
ャートである。
【図3】 制御プログラムの一実施例の処理フローチャ
ートである。
【図4】 複写プログラムの一実施例の処理フローチャ
ートである。
【図5】 本発明の制御プログラムの書替え処理の説明
図(1)である。
【図6】 本発明の制御プログラムの書替え処理の説明
図(2)である。
【図7】 本発明の制御プログラムの書替え処理の説明
図(3)である。
【図8】 従来のプリンタ装置の構成ブロック例図であ
る。
【図9】 従来の制御プログラムの書替え処理の説明図
(1)である。
【図10】 従来の制御プログラムの書替え処理の説明
図(2)である。
【符号の説明】
1 プリンタ装置 2 メイン用フラッシュRAM 3 バックアップ用フラッシュRAM 4 CPU 5 ホスト装置 21 ブートプログラム 22 制御プログラム 23 書替え処理部 24 複写プログラム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御プログラムの書替え機能を持つ電子
    機器装置の制御プログラムのプログラム書替え方法にお
    いて、 制御プログラムを記憶するメイン用フラッシュRAM
    (2)と、 制御プログラムを書替えるときに一時的に制御プログラ
    ムを記憶するバックアップ用フラッシュRAM(3)と
    を設け、 ホスト装置からプログラム書替えコマンドを受信したと
    き、ホスト装置から制御プログラムのデータを受信し、
    バックアップ用フラッシュRAMに格納し、 バックアップ用フラッシュRAMに格納された制御プロ
    グラムをメイン用フラッシュRAMに複写し、 そして複写した制御プログラムを起動して装置を稼動状
    態にすることを特徴とするプログラム書替え方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプログラム書替え方法に
    おいて、 電源投入時、メイン用フラッシュRAMに格納されてい
    る制御プログラムの内容が正常であるかを判定し、正常
    であるときメイン用フラッシュRAMに格納されている
    制御プログラムを起動することを特徴とするプログラム
    書替え方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のプログラム書替え方法に
    おいて、 電源投入時、メイン用フラッシュRAMに格納されてい
    る制御プログラムの内容が正常であるかを判定し、正常
    でないときバックアップ用フラッシュRAMに格納され
    ている制御プログラムの内容が正常であるかを判定し、
    正常であるときバックアップ用フラッシュRAMに格納
    された制御プログラムをメイン用フラッシュRAMに複
    写し、そして複写した制御プログラムを起動して装置を
    稼動状態にすることを特徴とするプログラム書替え方
    法。
  4. 【請求項4】 制御プログラムの書替え機能を持つ電子
    機器装置において、 制御プログラムを記憶するメイン用フラッシュRAM
    (2)と、 制御プログラムを書替えるときに一時的に制御プログラ
    ムを記憶するバックアップ用フラッシュRAM(3)
    と、 ホスト装置からプログラム書替えコマンドを受信したと
    き、ホスト装置から制御プログラムのデータを受信し、
    バックアップ用フラッシュRAMに格納する手段と、 バックアップ用フラッシュRAMに格納された制御プロ
    グラムをメイン用フラッシュRAMに複写し、複写した
    制御プログラムを起動して装置を稼動状態にする手段と
    を設けることを特徴とする電子機器装置。
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