JP2010079340A - 売上データ処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係るECRのCPUは、通信部を介してPCから送信されたファイルが受信されると、受信されたファイルがIPLファイルであるか否かを判断する。受信されたファイルがIPLファイルである場合、CPUは、受信されたIPLファイルがROMに記憶されているプログラムを更新するIPLファイルとして予め定められた要件を満たすか否かを判断する。受信されたIPLファイルが予め定められた要件を満たす場合、CPUは、受信されたIPLファイルに基づいてROMに記憶されているプログラムを更新する。
【選択図】図7
Description
ホスト装置から送信されたファイルを受信する受信手段を備えた売上データ処理装置であって、
プログラムを記憶する記憶手段と、
前記受信手段により受信されたファイルが前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新するための更新ファイルであるか否かを判断する第1の判断手段と、
前記第1の判断手段により前記受信されたファイルが前記更新ファイルであると判断された場合に、前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすか否かを判断する第2の判断手段と、
前記第2の判断手段により前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすと判断された場合に、前記受信された更新ファイルに基づいて前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新する更新手段と、
を備える。
前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルのヘッダが予め定められた記述であることを含む。
前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルの仕向けが前記記憶手段に記憶されているプログラムの仕向けと同じであることを含む。
前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルのバージョンが前記記憶手段に記憶されているプログラムのバージョンより大きいバージョンであることを含む。
前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルの管理番号が前記記憶手段に記憶されているプログラムの管理番号より大きい管理番号であることを含む。
前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルに格納されているチェックサムと前記受信された更新ファイルのデータから算出したチェックサムが同じであることを含む。
前記プログラムの更新前に、前記受信された更新ファイルを外部記憶手段に書き込む書き込み手段と、
前記更新手段による更新が中断された場合に、前記外部記憶手段に書き込まれた更新ファイルに基づいて前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新する再更新手段と、
を備える。
商品の売上情報を含むデータを記憶する第2の記憶手段と、
前記プログラムの更新時に前記第2の記憶手段に記憶されているデータのバックアップデータを外部記憶手段に書き込む書き込み手段と、
前記プログラムの更新後、前記外部記憶手段に書き込まれているバックアップデータが前記プログラムの更新時に前記第2の記憶手段に記憶されていたデータのバックアップデータであるか否かを確認する確認手段と、
前記確認手段により前記外部記憶手段に書き込まれているバックアップデータが前記プログラムの更新時に前記第2の記憶手段に記憶されていたデータのバックアップデータであると確認された場合に、前記外部記憶手段に書き込まれているバックアップデータに基づいて前記第2の記憶手段に記憶されていたデータを復元する復元手段と、
を備える。
ホスト装置から送信されたファイルを受信する受信手段を備えた売上データ処理装置に用いられるコンピュータを、
プログラムを記憶する記憶手段、
前記受信手段により受信されたファイルが前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新するための更新ファイルであるか否かを判断する第1の判断手段、
前記第1の判断手段により前記受信されたファイルが前記更新ファイルであると判断された場合に、前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすか否かを判断する第2の判断手段、
前記第2の判断手段により前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすと判断された場合に、前記受信された更新ファイルに基づいて前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新する更新手段、
として機能させる。
まず、構成を説明する。
図1に、本発明の実施形態に係るプログラム管理システム100の全体構成例を示す。図1に示すように、プログラム管理システム100は、売上データ処理装置としてのECR1と、ホスト装置としてのPC(Personal Computer)2がLAN(Local Network System)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等の通信ネットワークNを介してデータ送受信可能に接続されて構成されている。なお、各装置の台数は、特に限定されない。
また、この実施形態で、売上データ処理装置とは、ECR(Electronic Cash Resister)に限定されるものではなく、金銭登録機、電子式キャッシュレジスタ等を含むものである。
ECR1は、オペレータの操作に基づいて商品取引の登録処理、点検処理、精算処理、各種設定処理等を行う。
図2に示すように、ECR1は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、入力装置13、表示装置14、印字装置15、通信部16、ファイル受信メモリ17、外部記録媒体接続部18、計時部19等を備えて構成され、各部はバス101により接続されている。
図3に、RAM12のデータ格納例を示す。図3に示すように、RAM12は、システムエリア120、ワークエリア121、ファイル格納エリア122、データ格納エリア123、バックアップ用データ格納エリア124等を有している。
システムエリア120は、ECR1におけるシステムの動作状態を示すデータ等を格納する。例えば、システムエリア120は、プログラム110の更新状態を示す更新フラグを格納する。更新フラグ「01」は、プログラム110の更新中であることを示す。更新フラグ「11」は、プログラム110の更新が完了していることを示す。
ワークエリア121は、CPU10により読み出されたプログラムやプログラムの実行に必要なデータを一時的に格納する。
ファイル格納エリア122は、商品別に売上データを格納するPLU(Price Look Up)ファイル、商品の部門別に売上データを格納する部門ファイル、売上合計等を格納する固定合計器ファイル等の売上ファイルを格納する。これらの売上ファイルは、設定データ(キャラクタ等)、合計器データ(個数、金額等)、ワークデータ等を含んで構成される。
データ格納エリア123は、起動コード、IPアドレス、ターミナルNO.、ターミナル名等のユーザ設定データや、PC2から受信されたファイルがIPL(Initial Program Loader)ファイルであるか否かを判断するための基準を示すデータ等を格納する。ここで、IPLファイルとは、ECR1内のプログラム110を更新するための更新ファイルである。
バックアップ用データ格納エリア124は、プログラム110の更新時に作成されるバックアップデータであるDATA−1、DATA−2、DATA−3等を格納する。
PC2は、FTPプロトコル(File Transfer Protocol)に基づいて、ECR1に対し、ECR1内のプログラム110を更新するためのIPLファイルを送信したり、PLUファイル等の売上ファイルに設定するための商品名、単価等が格納されたファイルを送信したりする。なお、売上ファイルに設定するための商品名、単価等が格納されたファイルを以下一般ファイルと呼ぶ。
次に、プログラム管理システム100の各装置における動作について説明する。
まず、PC2における動作について説明する。
図5に、入力装置23からの指示に応じてCPU20により実行されるIPLファイル送信処理を示す。このIPLファイル送信処理は、入力装置23によりIPLファイルの送信が指示された際にCPU20と記憶部21に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
ファイル属性は、ファイル名、ファイルサイズ、書き込み禁止フラグ、ファイル作成日等の情報である。
ヘッダは、このIPLファイルによるプログラム更新対象となるECR1の機器名称を示す情報である。
版記号は、このIPLファイルの仕向け−バージョン、及び管理番号を示す情報である。
IPLデータは、ECR1のプログラム110を更新するための実データである。
チェックサムは、このIPLファイルの全データを所定のアルゴリズムにより演算した演算結果である。
次に、ECR1における動作について説明する。
図7に、ECR1の電源投入時にCPU10により実行されるECR制御処理のフローを示す。このECR制御処理は、CPU10とプログラム110との協働により実行される。
入力装置13においてキー入力が行われていないと判断されると(ステップS12;NO)、処理はステップS11に戻る。
まず、変数Pに、受信ファイルのファイル名称が格納され、変数Sに受信ファイル名の拡張子が格納される(ステップS101)。なお、PC2から送信されるファイルには、全てIPLファイルと同様に、ファイル属性(ファイル名、ファイルサイズ、ファイル作成日、書き込み禁止フラグ)が格納されている。
ステップS102において、変数Pに格納されているファイル名称が予め定められた形式であり、かつ、変数Pに格納されている拡張子が“IPL”であると判断されると(ステップS102;YES)、受信ファイルのファイルサイズが一定値の範囲であるか否かが判断される(ステップS103)。
ここで、IPLファイルは、プログラム110を更新するためのファイルであり、ある一定値の範囲のファイルサイズで送信されてくる。そこで、ステップS103においては、受信ファイルのファイルサイズに基づき受信ファイルがIPLファイルであるか否かを判断する。
ステップS103において、受信ファイルのファイルサイズが一定値の範囲内であると判断されると(ステップS103;YES)、受信ファイルの作成日が予め定められた基準日以降であるか否かが判断される(ステップS104)。
ここで、予め定められた基準日は、例えば、IPLファイルのファイル形式が規定された日付等であり、それより前に作成されたファイルはIPLファイルではないと判断することができる。そこで、ステップS104においては、受信ファイルのファイル作成日に基づき受信ファイルがIPLファイルであるか否かを判断する。
ステップS104において、受信ファイルの作成日が予め定められた基準日以降であると判断されると(ステップS104;YES)、受信ファイルが書き込み禁止になっているか、即ち、書き込み禁止フラグにONが設定されているか否かが判断される(ステップS105)。
ここで、IPLファイルは、途中で書き換えられてはならないファイルであるため、作成時に書き込み禁止フラグがONに設定されている。
ステップS105において、受信ファイルが書き込み禁止になっていると判断されると(ステップS105;YES)、受信ファイルはIPLファイルであると判断される。
次いで、変数HがROM11に記憶されている機器名称112に一致しているか否かが判断され、一致していないと判断されると(ステップS202;NO)、受信されたIPLファイルが予め定められた要件を満たさないと判断される。
まず、RAM12のシステムエリア120にプログラム110の更新中であることを示す更新フラグ「01」が設定される(ステップS300)。次いで、ECR1内のデータがバックアップ用フォーマットに変換される(ステップS301)。
まず、RAM12におけるファイル格納エリア122内のファイルの設定データ、合計器データ、ワークデータがゼロ圧縮され、一つのデータ「DATA−1」としてまとめられ、RAM12のバックアップ用データ格納エリア124に格納される(ステップS3001)。
まず、RAM12のバックアップ用データ格納エリア124に格納されている「DATA−1」に予め定められたファイル名(ここでは、「FILE**.DAT」)が付与され、外部記録媒体接続部18を介して外部記録媒体18aに書き込まれる(ステップS3011)。
外部記録媒体18aへのバックアップデータ及び受信されたIPLファイルの書き込みが終了すると、受信されたIPLファイルでROM11に記憶されているプログラム110が上書き更新され(ステップS304)、新しく上書きされたプログラム110が起動される(ステップS305)。
まず、外部記録媒体18aの「ECRCODE.DAT」が外部記録媒体接続部18を介して読み込まれ、起動コード、IPアドレス、ターミナルNO.、ターミナル名が取得される(ステップS3021)。
まず、外部記録媒体18aの「ECRINF.DAT」が外部記録媒体接続部18を介して読み込まれ、日付・時刻、機器名称が取得される(ステップS3031)。
まず、外部記録媒体接続部18を介して外部記録媒体18aから「FILE**.DAT」が読み込まれ、RAM12のバックアップ用データ格納エリア124にDATA−1として格納される(ステップS3041)。
以上で図7のステップS19における一連の更新処理は終了し、処理は図7のステップS11に戻る。ECR1の電源が遮断されるまでステップS11〜S19の処理が繰り返し実行される。
ステップT4において実行される処理の詳細は、図13を用いて説明したものと同様であるので説明を援用する。
そして、RAM12のシステムエリア120にプログラム110の更新が終了したことを示す更新フラグ「11」が設定され(ステップT7)、更新時エラー処理は終了する。
例えば、IPLファイルであるか否かの判断基準、プログラム110の更新に用いるIPLファイルとしての要件は、上記実施形態で示したものに限定されず、例えば、他の判断基準や要件を追加してもよい。
10 CPU
11 ROM
110 プログラム
111 更新時エラー処理プログラム
112 機器名称
12 RAM
120 システムエリア
121 ワークエリア
122 ファイル格納エリア
123 データ格納エリア
124 バックアップ用データ格納エリア
13 入力装置
14 表示装置
15 印字装置
16 通信部
17 ファイル受信メモリ
18 外部記録媒体接続部
19 計時部
101 バス
2 PC
20 CPU
21 記憶部
22 RAM
23 入力装置
24 表示装置
25 通信部
26 外部記録媒体接続部
27 バス
Claims (9)
- ホスト装置から送信されたファイルを受信する受信手段を備えた売上データ処理装置であって、
プログラムを記憶する記憶手段と、
前記受信手段により受信されたファイルが前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新するための更新ファイルであるか否かを判断する第1の判断手段と、
前記第1の判断手段により前記受信されたファイルが前記更新ファイルであると判断された場合に、前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすか否かを判断する第2の判断手段と、
前記第2の判断手段により前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすと判断された場合に、前記受信された更新ファイルに基づいて前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新する更新手段と、
を備える売上データ処理装置。 - 前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルのヘッダが予め定められた記述であることを含む請求項1に記載の売上データ処理装置。
- 前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルの仕向けが前記記憶手段に記憶されているプログラムの仕向けと同じであることを含む請求項1に記載の売上データ処理装置。
- 前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルのバージョンが前記記憶手段に記憶されているプログラムのバージョンより大きいバージョンであることを含む請求項1に記載の売上データ処理装置。
- 前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルの管理番号が前記記憶手段に記憶されているプログラムの管理番号より大きい管理番号であることを含む請求項1に記載の売上データ処理装置。
- 前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルに格納されているチェックサムと前記受信された更新ファイルのデータから算出したチェックサムが同じであることを含む請求項1に記載の売上データ処理装置。
- 前記プログラムの更新前に、前記受信された更新ファイルを外部記憶手段に書き込む書き込み手段と、
前記更新手段による更新が中断された場合に、前記外部記憶手段に書き込まれた更新ファイルに基づいて前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新する再更新手段と、
を備える請求項1〜6の何れか一項に記載の売上データ処理装置。 - 商品の売上情報を含むデータを記憶する第2の記憶手段と、
前記プログラムの更新時に前記第2の記憶手段に記憶されているデータのバックアップデータを外部記憶手段に書き込む書き込み手段と、
前記プログラムの更新後、前記外部記憶手段に書き込まれているバックアップデータが前記プログラムの更新時に前記第2の記憶手段に記憶されていたデータのバックアップデータであるか否かを確認する確認手段と、
前記確認手段により前記外部記憶手段に書き込まれているバックアップデータが前記プログラムの更新時に前記第2の記憶手段に記憶されていたデータのバックアップデータであると確認された場合に、前記外部記憶手段に書き込まれているバックアップデータに基づいて前記第2の記憶手段に記憶されていたデータを復元する復元手段と、
を備える請求項1〜6の何れか一項に記載の売上データ処理装置。 - ホスト装置から送信されたファイルを受信する受信手段を備えた売上データ処理装置に用いられるコンピュータを、
プログラムを記憶する記憶手段、
前記受信手段により受信されたファイルが前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新するための更新ファイルであるか否かを判断する第1の判断手段、
前記第1の判断手段により前記受信されたファイルが前記更新ファイルであると判断された場合に、前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすか否かを判断する第2の判断手段、
前記第2の判断手段により前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすと判断された場合に、前記受信された更新ファイルに基づいて前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新する更新手段、
として機能させるためのプログラム。
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