JP2010079340A - 売上データ処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ファイルを受信する機能を備えた売上データ処理装置において、ホスト装置から送信された更新ファイルに基づいて自動的にプログラムの更新が行えるようにする。
【解決手段】本発明に係るECRのCPUは、通信部を介してPCから送信されたファイルが受信されると、受信されたファイルがIPLファイルであるか否かを判断する。受信されたファイルがIPLファイルである場合、CPUは、受信されたIPLファイルがROMに記憶されているプログラムを更新するIPLファイルとして予め定められた要件を満たすか否かを判断する。受信されたIPLファイルが予め定められた要件を満たす場合、CPUは、受信されたIPLファイルに基づいてROMに記憶されているプログラムを更新する。
【選択図】図7

Description

本発明は、売上データ処理装置及びプログラムに関する。
従来、プログラム(ソフトウエア)を用いて動作する機器のプログラム更新に関する各種技術が知られている。
例えば、特許文献1には、ユーザにより選択されたバージョンに応じて電子装置のソフトウエアを更新する技術が記載されている。また、特許文献2には、サーバに対してバージョンアップデータの要求がなされたときに要求されたバージョンアップデータを最新の状態にして配信する技術が記載されている。
特開2007−164763号公報 特許第3985737号公報
ところで、従来、ECR(Electronic Cash Resister)等の売上データ処理装置のプログラム更新は、オペレータの手動操作により行われていた。その際、オペレータは更新するプログラムを入れたCF(Compact Flash)カード等の外部記録媒体を売上データ処理装置に接続し、プログラムを更新する操作をする必要があった。
一方、プログラムを管理するサーバを設置し、売上データ処理装置のプログラムを自動的に更新する技術も提案されている。このようなサーバを用いたシステムでは、売上データ処理装置からサーバにアクセスして更新プログラムを取得している。しかし、この場合、サーバが必要となり、更にサーバやサーバと売上データ処理装置間の回線を常に稼動状態にしていなければならないとう問題があった。また、売上データ処理装置からサーバにアクセスしたタイミングでしかプログラムの更新ができないという問題があった。
本発明の課題は、ファイルを受信する機能を備えた売上データ処理装置において、ホスト装置から送信された更新ファイルに基づいて自動的にプログラムの更新が行えるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
ホスト装置から送信されたファイルを受信する受信手段を備えた売上データ処理装置であって、
プログラムを記憶する記憶手段と、
前記受信手段により受信されたファイルが前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新するための更新ファイルであるか否かを判断する第1の判断手段と、
前記第1の判断手段により前記受信されたファイルが前記更新ファイルであると判断された場合に、前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすか否かを判断する第2の判断手段と、
前記第2の判断手段により前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすと判断された場合に、前記受信された更新ファイルに基づいて前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新する更新手段と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルのヘッダが予め定められた記述であることを含む。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルの仕向けが前記記憶手段に記憶されているプログラムの仕向けと同じであることを含む。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルのバージョンが前記記憶手段に記憶されているプログラムのバージョンより大きいバージョンであることを含む。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルの管理番号が前記記憶手段に記憶されているプログラムの管理番号より大きい管理番号であることを含む。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルに格納されているチェックサムと前記受信された更新ファイルのデータから算出したチェックサムが同じであることを含む。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の発明において、
前記プログラムの更新前に、前記受信された更新ファイルを外部記憶手段に書き込む書き込み手段と、
前記更新手段による更新が中断された場合に、前記外部記憶手段に書き込まれた更新ファイルに基づいて前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新する再更新手段と、
を備える。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の発明において、
商品の売上情報を含むデータを記憶する第2の記憶手段と、
前記プログラムの更新時に前記第2の記憶手段に記憶されているデータのバックアップデータを外部記憶手段に書き込む書き込み手段と、
前記プログラムの更新後、前記外部記憶手段に書き込まれているバックアップデータが前記プログラムの更新時に前記第2の記憶手段に記憶されていたデータのバックアップデータであるか否かを確認する確認手段と、
前記確認手段により前記外部記憶手段に書き込まれているバックアップデータが前記プログラムの更新時に前記第2の記憶手段に記憶されていたデータのバックアップデータであると確認された場合に、前記外部記憶手段に書き込まれているバックアップデータに基づいて前記第2の記憶手段に記憶されていたデータを復元する復元手段と、
を備える。
請求項9に記載の発明のプログラムは、
ホスト装置から送信されたファイルを受信する受信手段を備えた売上データ処理装置に用いられるコンピュータを、
プログラムを記憶する記憶手段、
前記受信手段により受信されたファイルが前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新するための更新ファイルであるか否かを判断する第1の判断手段、
前記第1の判断手段により前記受信されたファイルが前記更新ファイルであると判断された場合に、前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすか否かを判断する第2の判断手段、
前記第2の判断手段により前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすと判断された場合に、前記受信された更新ファイルに基づいて前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新する更新手段、
として機能させる。
本発明によれば、ファイルを受信する機能を備えた売上データ処理装置において、ホスト装置から送信された更新ファイルに基づいて自動的にプログラムの更新が行えるようになる。
以下、図を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
(プログラム管理システム100の構成)
図1に、本発明の実施形態に係るプログラム管理システム100の全体構成例を示す。図1に示すように、プログラム管理システム100は、売上データ処理装置としてのECR1と、ホスト装置としてのPC(Personal Computer)2がLAN(Local Network System)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等の通信ネットワークNを介してデータ送受信可能に接続されて構成されている。なお、各装置の台数は、特に限定されない。
また、この実施形態で、売上データ処理装置とは、ECR(Electronic Cash Resister)に限定されるものではなく、金銭登録機、電子式キャッシュレジスタ等を含むものである。
(ECR1の構成)
ECR1は、オペレータの操作に基づいて商品取引の登録処理、点検処理、精算処理、各種設定処理等を行う。
図2に、ECR1の要部構成例を示す。
図2に示すように、ECR1は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、入力装置13、表示装置14、印字装置15、通信部16、ファイル受信メモリ17、外部記録媒体接続部18、計時部19等を備えて構成され、各部はバス101により接続されている。
CPU10は、ROM11に記憶されているプログラム110等を読み出し、RAM12のワークエリアに展開し、該プログラムに従って各部を制御する。例えば、CPU10は、ROM11に記憶されているプログラム110に従って、後述するECR制御処理を始めとする各種処理を実行する。
記憶手段としてのROM11は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の不揮発メモリ等により構成される。ROM11は、CPU10で実行されるプログラム110、更新時エラー処理プログラム111、ECR1の機器名称112等を記憶する。プログラム110は、ECR1を動作させるためのプログラムであり、後述するECR制御処理を実行するためのプログラムを含む。更新時エラー処理プログラム111は、プログラム110の更新が失敗した場合に再更新を行うためのプログラムである。プログラム110及び更新時エラー処理プログラム111は、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態でROM11に格納される。CPU10は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
第2の記憶手段としてのRAM12は、CPU10によりROM11から読み出されたプログラム等を格納する。
図3に、RAM12のデータ格納例を示す。図3に示すように、RAM12は、システムエリア120、ワークエリア121、ファイル格納エリア122、データ格納エリア123、バックアップ用データ格納エリア124等を有している。
システムエリア120は、ECR1におけるシステムの動作状態を示すデータ等を格納する。例えば、システムエリア120は、プログラム110の更新状態を示す更新フラグを格納する。更新フラグ「01」は、プログラム110の更新中であることを示す。更新フラグ「11」は、プログラム110の更新が完了していることを示す。
ワークエリア121は、CPU10により読み出されたプログラムやプログラムの実行に必要なデータを一時的に格納する。
ファイル格納エリア122は、商品別に売上データを格納するPLU(Price Look Up)ファイル、商品の部門別に売上データを格納する部門ファイル、売上合計等を格納する固定合計器ファイル等の売上ファイルを格納する。これらの売上ファイルは、設定データ(キャラクタ等)、合計器データ(個数、金額等)、ワークデータ等を含んで構成される。
データ格納エリア123は、起動コード、IPアドレス、ターミナルNO.、ターミナル名等のユーザ設定データや、PC2から受信されたファイルがIPL(Initial Program Loader)ファイルであるか否かを判断するための基準を示すデータ等を格納する。ここで、IPLファイルとは、ECR1内のプログラム110を更新するための更新ファイルである。
バックアップ用データ格納エリア124は、プログラム110の更新時に作成されるバックアップデータであるDATA−1、DATA−2、DATA−3等を格納する。
入力装置13は、電源キー、テンキー/ファンクションキー及びクラークキー等を備えたレジ用のキーボードを含む構成とし、各キー操作に応じた操作信号をCPU10に出力する。ここで、ファンクションキーには、プログラム110の更新途中でエラーとなった場合等にオペレータがプログラム110の再更新を指示するための再更新キーが含まれる。
表示装置14は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成され、CPU10から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
印字装置15は、例えば、サーマルプリンタ(感熱式プリンタ)であり、レシート用、ジャーナル用のロール紙(感熱紙)を有し、CPU10から入力される指示信号に従って、各ロール紙に対して金額等のデータをプリントアウトする。
通信部16は、LAN(Local Area Network)アダプタ、ルータ等により構成され、通信ネットワークNを介してPC2とデータ送受信を行う。
ファイル受信メモリ17は、PC2から送信されたファイルを格納するためのメモリである。
外部記録媒体接続部18は、CFカード、SDカード(Secure Digital Card)等の外部記録媒体18aを接続可能であり、CPU10から入力される指示信号に従って外部記録媒体18aからのデータの読み込み、外部記録媒体18aへのデータの書き込みを行う。
計時部19は、RTC(Real Time Clock)等により構成され、現在時刻及び現在日付を計時してCPU10に出力する。
(PC2の構成)
PC2は、FTPプロトコル(File Transfer Protocol)に基づいて、ECR1に対し、ECR1内のプログラム110を更新するためのIPLファイルを送信したり、PLUファイル等の売上ファイルに設定するための商品名、単価等が格納されたファイルを送信したりする。なお、売上ファイルに設定するための商品名、単価等が格納されたファイルを以下一般ファイルと呼ぶ。
図4に、PC2の要部構成例を示す。図4に示すように、PC2は、CPU20、記憶部21、RAM22、入力装置23、表示装置24、通信部25、外部記録媒体接続部26等を備えて構成され、各部はバス27を介して接続されている。
CPU20は、記憶部21に記憶されているプログラムを読み出し、RAM22のワークエリアに展開し、該プログラムに従って各部を制御する。例えば、CPU20は、記憶部21に記憶されているプログラムに従って、後述するIPLファイル送信処理を実行する。
記憶部21は、HDD(Hard Disc Drive)、半導体の不揮発性メモリ等により構成される。記憶部21は、CPU20で実行される各種処理プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。
RAM22は、CPU20により記憶部21から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に格納する。
入力装置23は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号をCPU20に出力する。
表示装置24は、LCDやCRT(Cathode Ray Tube)や有機ELディスプレイ等により構成され、CPU20から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部25は、LANアダプタやルータ等により構成され、通信ネットワークNを介してECR1とデータ送受信を行う。
外部記録媒体接続部26は、CFカード、SDカード等の外部記録媒体26aを接続可能であり、CPU20から入力される指示信号に従って外部記録媒体26aからのデータの読み込み、外部記録媒体26aへのデータの書き込みを行う。
(PC2の動作)
次に、プログラム管理システム100の各装置における動作について説明する。
まず、PC2における動作について説明する。
図5に、入力装置23からの指示に応じてCPU20により実行されるIPLファイル送信処理を示す。このIPLファイル送信処理は、入力装置23によりIPLファイルの送信が指示された際にCPU20と記憶部21に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、通信部25を介して、FTPプロトコルに基づいてECR1に接続される(ステップS1)。
IPLファイルが記憶された外部記録媒体26aが外部記録媒体接続部26に接続されると、外部記録媒体26aに記憶されているIPLファイルが外部記録媒体接続部26により読み込まれ、RAM22に記憶される(ステップS2)。
図6に、IPLファイルのファイル構造を示す。図6に示すように、IPLファイルは、ファイル属性、ヘッダ、版記号、IPLデータ、チェックサムにより構成されている。
ファイル属性は、ファイル名、ファイルサイズ、書き込み禁止フラグ、ファイル作成日等の情報である。
ヘッダは、このIPLファイルによるプログラム更新対象となるECR1の機器名称を示す情報である。
版記号は、このIPLファイルの仕向け−バージョン、及び管理番号を示す情報である。
IPLデータは、ECR1のプログラム110を更新するための実データである。
チェックサムは、このIPLファイルの全データを所定のアルゴリズムにより演算した演算結果である。
次いで、読み込まれたIPLファイルに問題がないか確認が行われる(ステップS3)。ステップS3では、例えば、読み込まれたIPLファイルのファイル属性のファイル名、ファイルサイズ、書き込み禁止フラグ、ファイル作成日の各項目の内容が予め定められた判断基準を満たすか否か、IPLファイルの全データから算出したチェックサムがIPLファイル自体に格納されているチェックサムと一致するか等が確認される。なお、ファイル属性の各項目の判断基準は、図8における判断基準と同様であるので詳細は後述する。ファイル属性の各項目の内容が全て予め定められた判断基準を満たし、チェックサムが一致する場合、読み込まれたIPLファイルに問題がないと判断される。
ステップS4における確認の結果、読み込まれたIPLファイルに問題がないと判断されると(ステップS4;NO)、通信部25を介して、FTPプロトコルによりIPLファイルがECR1に送信され(ステップS5)、IPLファイル送信処理は終了する。
一方、ステップS4における確認の結果、IPLファイルに問題があると判断されると(ステップS4;YES)、表示装置24にIPLファイルに問題があることを示すエラーメッセージが表示され(ステップS6)、IPLファイル送信処理は終了する。
(ECR1の動作)
次に、ECR1における動作について説明する。
図7に、ECR1の電源投入時にCPU10により実行されるECR制御処理のフローを示す。このECR制御処理は、CPU10とプログラム110との協働により実行される。
まず、通信部16を介してPC2からのファイルが受信されたか否かが判断される(ステップS11)。ここで、プログラム110にはFTPプロトコルに基づくファイルの送受信を行うためのプログラムが含まれており、ECR1では、FTPプロトコルによりPC2から送信されたファイルを受信することが可能である。受信されたファイルは、ファイル受信メモリ17に格納される。
通信部16を介してファイルが受信されていないと判断されると(ステップS11;NO)、入力装置13においてキー入力が行われたか否かが判断され、キー入力が行われたと判断されると(ステップS12;YES)、キー入力に応じた処理が実行され(ステップS13)、処理はステップS11に戻る。
入力装置13においてキー入力が行われていないと判断されると(ステップS12;NO)、処理はステップS11に戻る。
ステップS11において、通信部16を介してファイルが受信されたと判断されると(ステップS11;YES)、受信されたファイルがIPLファイルであるか否かが判断される(ステップS14)。
ここで、図8を参照して図7のステップS14における判断処理について説明する。このステップS14における判断処理により、第1の判断手段が実現される。
まず、変数Pに、受信ファイルのファイル名称が格納され、変数Sに受信ファイル名の拡張子が格納される(ステップS101)。なお、PC2から送信されるファイルには、全てIPLファイルと同様に、ファイル属性(ファイル名、ファイルサイズ、ファイル作成日、書き込み禁止フラグ)が格納されている。
次いで、変数Pに格納されたファイル名称が予め定められた形式のファイル名称であり、かつ、変数Pに格納された拡張子が“IPL”であるか否かが判断される(ステップS102)。ここで、IPLファイルのファイル名称は、更新対象となるECR1の機器名称が付与されている。ECR1の機器名称は、例えば、上位N桁に予め定められた文字等が含まれている、桁数が決まっている等の予め定められた形式を有している。また、IPLファイルの拡張子は“IPL”である。そこで、ステップS102においては、受信ファイルのファイル名称及び拡張子に基づき受信ファイルがIPLファイルであるか否かを判断する。
ステップS102において、変数Pに格納されているファイル名称が予め定められた形式ではないか又は変数Pに格納されている拡張子が“IPL”ではないと判断されると(ステップS102;NO)、受信ファイルはIPLファイルではないと判断される。
ステップS102において、変数Pに格納されているファイル名称が予め定められた形式であり、かつ、変数Pに格納されている拡張子が“IPL”であると判断されると(ステップS102;YES)、受信ファイルのファイルサイズが一定値の範囲であるか否かが判断される(ステップS103)。
ここで、IPLファイルは、プログラム110を更新するためのファイルであり、ある一定値の範囲のファイルサイズで送信されてくる。そこで、ステップS103においては、受信ファイルのファイルサイズに基づき受信ファイルがIPLファイルであるか否かを判断する。
ステップS103において、受信ファイルのファイルサイズが一定値の範囲ではないと判断されると(ステップ103;NO)、受信ファイルはIPLファイルではないと判断される。
ステップS103において、受信ファイルのファイルサイズが一定値の範囲内であると判断されると(ステップS103;YES)、受信ファイルの作成日が予め定められた基準日以降であるか否かが判断される(ステップS104)。
ここで、予め定められた基準日は、例えば、IPLファイルのファイル形式が規定された日付等であり、それより前に作成されたファイルはIPLファイルではないと判断することができる。そこで、ステップS104においては、受信ファイルのファイル作成日に基づき受信ファイルがIPLファイルであるか否かを判断する。
ステップS104において、受信ファイルの作成日が予め定められた基準日より前であると判断されると(ステップ104;NO)、受信ファイルはIPLファイルではないと判断される。
ステップS104において、受信ファイルの作成日が予め定められた基準日以降であると判断されると(ステップS104;YES)、受信ファイルが書き込み禁止になっているか、即ち、書き込み禁止フラグにONが設定されているか否かが判断される(ステップS105)。
ここで、IPLファイルは、途中で書き換えられてはならないファイルであるため、作成時に書き込み禁止フラグがONに設定されている。
ステップS105において、受信ファイルが書き込み禁止になっていないと判断されると(ステップ105;NO)、受信ファイルはIPLファイルではないと判断される。
ステップS105において、受信ファイルが書き込み禁止になっていると判断されると(ステップS105;YES)、受信ファイルはIPLファイルであると判断される。
図7に戻り、図8に示す判断処理の結果、受信ファイルがIPLファイルではないと判断されると(ステップS14;NO)、一般ファイル受信処理が実行され(ステップS15)、処理はステップS11に戻る。一般ファイル受信処理では、例えば、受信ファイルから商品名、単価等が取得され、RAM12のファイル格納エリア122のPLUファイル、部門ファイル等に書き込まれる。
図8に示す判断の結果、受信ファイルがIPLファイルであると判断されると(ステップS14;YES)、通信部16を介して、PC2より送信されてくるIPLファイルの続きのデータが受信される(ステップS16)。IPLファイルの全てのデータの受信が終了すると(ステップS17;YES)、受信されたIPLファイルが予め定められた要件を満たすか否かが判断される(ステップS18)。予め定められた要件とは、具体的には、ROM11に現在記憶されているプログラム110の更新に用いるファイルとしての要件である。
ここで、図9を参照してステップS18における判断処理について説明する。このステップS18における判断処理により、第2の判断手段が実現される。
まず、受信ファイルのヘッダが変数Hに格納される(ステップS201)。
次いで、変数HがROM11に記憶されている機器名称112に一致しているか否かが判断され、一致していないと判断されると(ステップS202;NO)、受信されたIPLファイルが予め定められた要件を満たさないと判断される。
変数HがROM11に記憶されている機器名称112に一致していると判断されると(ステップS202;YES)、受信されたIPLファイルの版記号が変数Vnewに格納される(ステップS203)。また、現在ROM11に記憶されているプログラム110の版記号が変数Vnowに格納される(ステップS204)。上述のように、版記号は、仕向け、バージョン、管理番号を含む。現在のプログラム110の版記号は、プログラム110内に記述されている。
次いで、Vnewに含まれる仕向けとVnowに含まれる仕向けが比較され、同じであるか否かが判断される(ステップS205)。Vnewに含まれる仕向けとVnowに含まれる仕向けが同じではないと判断されると(ステップS205;NO)、受信されたIPLファイルが予め定められた要件を満たさないと判断される。
Vnewに含まれる仕向けとVnowに含まれる仕向けが同じであると判断されると(ステップS205;YES)、Vnewに含まれるバージョンとVnowに含まれるバージョンが比較され、Vnewのバージョン>Vnowのバージョンであるか否かが判断される(ステップS206)。Vnewのバージョン>Vnowのバージョンではないと判断されると(ステップS206;NO)、受信されたIPLファイルが予め定められた要件を満たさないと判断される。
Vnewのバージョン>Vnowのバージョンであると判断されると(ステップS206;YES)、Vnewの管理番号>Vnowの管理番号であるか否かが判断される(ステップS207)。Vnewの管理番号>Vnowの管理番号ではないと判断されると(ステップS207;NO)、受信されたIPLファイルが予め定められた要件を満たさないと判断される。
Vnewの管理番号>Vnowの管理番号であると判断されると(ステップS207;YES)、受信されたIPLファイルの全データから所定のアルゴリズムを用いてチェックサムが算出される(ステップS208)。次いで、算出されたチェックサムがIPLファイル内のチェックサムと一致するか否かが判断され、一致しないと判断されると(ステップS209;NO)、受信されたIPLファイルが予め定められた要件を満たさないと判断される。算出されたチェックサムがIPLファイル内のチェックサムと一致すると判断されると(ステップS209;YES)、受信されたIPLファイルが予め定められた要件を満たすと判断される。
図7に戻り、図9に示す判断処理の結果、受信されたIPLファイルが予め定められた要件を満たさないと判断されると(ステップS18;NO)、処理はステップS11に戻る。
図9に示す判断処理の結果、受信されたIPLファイルが予め定められた要件を満たすと判断されると(ステップS18;YES)、受信されたIPLファイルに基づいてROM11に記憶されているプログラム110が更新される(ステップS19)。
ステップS19では、図10に示す以下の処理が実行される。
まず、RAM12のシステムエリア120にプログラム110の更新中であることを示す更新フラグ「01」が設定される(ステップS300)。次いで、ECR1内のデータがバックアップ用フォーマットに変換される(ステップS301)。
図11に、図10のステップS301において実行される処理の詳細フローを示す。
まず、RAM12におけるファイル格納エリア122内のファイルの設定データ、合計器データ、ワークデータがゼロ圧縮され、一つのデータ「DATA−1」としてまとめられ、RAM12のバックアップ用データ格納エリア124に格納される(ステップS3001)。
次いで、RAM12に記憶されている起動コード、IPアドレス、ターミナルNO.、ターミナル名が一つのデータ「DATA−2」としてまとめられ、RAM12のバックアップ用データ格納エリア124に格納される(ステップS3002)。
次いで、計時部19から現在の日付・時刻が取得され、ROM11に記憶されている機器名称112とともに一つのデータ「DATA−3」としてまとめられ、RAM12のバックアップ用データ格納エリア124に格納される(ステップS3003)。そして、処理は図10のステップS302に移行する。
図10のステップS302においては、バックアップ用フォーマットのデータ(バックアップデータ)が外部記録媒体接続部18を介して外部記録媒体18aに書き込まれる(ステップS302)。
図12に、図10のステップS302において実行される処理の詳細フローを示す。
まず、RAM12のバックアップ用データ格納エリア124に格納されている「DATA−1」に予め定められたファイル名(ここでは、「FILE**.DAT」)が付与され、外部記録媒体接続部18を介して外部記録媒体18aに書き込まれる(ステップS3011)。
次いで、RAM12のバックアップ用データ格納エリア124に格納されている「DATA−2」に予め定められたファイル名(ここでは、「ECRCODE.DAT」)が付与され、外部記録媒体接続部18を介して外部記録媒体18aに書き込まれる(ステップS3012)。
次いで、RAM12のバックアップ用データ格納エリア124に格納されている「DATA−3」に予め定められたファイル名(ここでは、「ECRINF.DAT」)が付与され、外部記録媒体接続部18を介して外部記録媒体18aに書き込まれる(ステップS3013)。そして、処理は図10のステップS303に移行する。
図10のステップS303においては、受信されたIPLファイルが外部記録媒体接続部18を介して外部記録媒体18aに書き込まれる(ステップS303)。
外部記録媒体18aへのバックアップデータ及び受信されたIPLファイルの書き込みが終了すると、受信されたIPLファイルでROM11に記憶されているプログラム110が上書き更新され(ステップS304)、新しく上書きされたプログラム110が起動される(ステップS305)。
図13に、図10のステップS305において実行される処理の詳細フローを示す。
まず、外部記録媒体18aの「ECRCODE.DAT」が外部記録媒体接続部18を介して読み込まれ、起動コード、IPアドレス、ターミナルNO.、ターミナル名が取得される(ステップS3021)。
次いで、取得された起動コードでINIT起動が行われる(ステップS3022)。具体的には、RAM12内のシステムエリア120以外の領域のデータが初期化された後、上書きされたプログラム110がRAM12のワークエリア121に読み出され、起動コードにより規定される設定(例えば、日本語で起動、英語で起動等)に基づいて起動される。プログラム110の起動時には、システムエリア120が参照される。ここで、システムエリア120に更新フラグ「01」が設定されている場合には、プログラム110の更新処理中であると判断され、図10のステップS306以降の処理を続行するための処理が実行される。
図10のステップS306においては、外部記録媒体18aに記憶されているバックアップデータの確認が行われる。
図14に、図10のステップS306において実行される処理の詳細フローを示す。このステップS306における処理により、確認手段が実現される。
まず、外部記録媒体18aの「ECRINF.DAT」が外部記録媒体接続部18を介して読み込まれ、日付・時刻、機器名称が取得される(ステップS3031)。
次いで、計時部19から現在の日付・時刻が取得され、ステップS3031で取得された日付・時刻が現在から所定時間(例えば、1時間)以内であるか否かが判断される(ステップS3032)。ステップS3031で取得された日付・時刻が現在から所定時間以内の日付・時刻であると判断されると(ステップ3032;YES)、ステップS3031で取得された機器名称がROM11の機器名称112に一致するか否かが判断される(ステップS3033)。機器名称が一致すると判断されると(ステップS3033;YES)、処理は図10のステップS307に移行する。
一方、外部記録媒体18aの「ECRINF.DAT」から取得された日付・時刻が現在から所定時間以内の日付・時刻ではないと判断された場合(ステップS3032;YES)、又は取得された機器名称がROM11に記憶されている機器名称112と一致しない場合(ステップS3033;NO)、表示装置14に起動失敗時のエラーメッセージが表示され、動作が停止される(ステップS3034)。起動失敗時のエラーメッセージには、「バックアップデータを確認し、再更新キーを押してください」等の再更新を促すメッセージが表示される。
ここで、図14のステップS3031で読み込まれた外部記録媒体18aの「ECRINF.DAT」が図10のステップS302でバックアップされた「ECRINF.DAT」と同じであれば、ステップS3032の判断の時点において、上記読み込まれた「ECRINF.DAT」から取得された日付・時刻が現在から所定時間以内の日付・時刻のはずである。また、読み込まれた機器名称もROM11の機器名称112と一致するはずである。しかし、バックアップ後に外部記録媒体接続部18に装着されている外部記録媒体18aが入れ替えられた等の異常があった場合、ステップS3032又はステップS3033の基準は満たさなくなる。そこで、ステップS3032及びステップS3033の判断によって、外部記録媒体接続部18に現在装着されている外部記録媒体18aに記憶されているデータがステップS302でバックアップされたバックアップデータであるか否かを確認している。
図10のステップS307においては、外部記録媒体18aからバックアップデータが復元される(ステップS307)。
図15に、図10のステップS307において実行される処理の詳細フローを示す。このステップS307における処理により、復元手段が実現される。
まず、外部記録媒体接続部18を介して外部記録媒体18aから「FILE**.DAT」が読み込まれ、RAM12のバックアップ用データ格納エリア124にDATA−1として格納される(ステップS3041)。
次いで、DATA−1のデータ(ゼロ圧縮されているデータ)が解凍され、ファイル格納エリア122にPLUファイル、部門ファイル、固定合計器等のファイルとして書き込まれる(ステップS3042)。
次いで、外部記録媒体18aから外部記録媒体接続部18を介して「ECRCODE.DAT」が読み込まれ、RAM12のバックアップ用データ格納エリア124にDATA−2として格納される(ステップS3043)。
次いで、DATA−2の起動コード、IPアドレス、ターミナルNO.、ターミナル名がそれぞれデータ格納エリア123に書き込まれ(ステップS3044)、処理は図10のステップS308に移行する。
図10のステップS308においては、RAM12のシステムエリア120にプログラム110の更新が終了したことを示す更新フラグ「11」が設定される(ステップS308)。
以上で図7のステップS19における一連の更新処理は終了し、処理は図7のステップS11に戻る。ECR1の電源が遮断されるまでステップS11〜S19の処理が繰り返し実行される。
次に、プログラム110の上書き中に停電や電源断が発生した場合や、図14に示すバックアップデータの確認処理が異常終了した場合等の更新時エラーの発生時に、プログラム110の再更新を実行するための更新時エラー処理について説明する。
図16に、入力装置13の再更新キーが押下された際にCPU10により実行される更新時エラー処理のフローを示す。この更新時エラー処理は、CPU10と更新時エラー処理プログラム111との協働により実行される。この更新時エラー処理の実行により再更新手段が実現される。
まず、プログラム110の更新途中であるか否かが判断され、更新途中ではないと判断されると(ステップT1;NO)、当該更新時エラー処理は終了する。ステップT1における更新途中であるか否かの判断は、ROM11に記憶されているプログラム110に含まれるチェックサムに基づいて行われる。プログラム110には、IPLファイルのファイル属性、ヘッダ、版記号、IPLデータ、チェックサムが含まれている。即ち、プログラム110にはチェックサムが含まれる。更新途中であれば、プログラム110に含まれるチェックサムとプログラム110のデータから算出したチェックサムは一致しなくなる。そこで、ステップT1においてはプログラム110のデータからチェックサムが算出され、この算出されたチェックサムとプログラム110に含まれるチェックサムとの比較結果に基づいて更新途中であるか否かが判断される。
プログラム110の更新途中であると判断されると(ステップT1;YES)、外部記録媒体接続部18を介して外部記録媒体18aからIPLファイルが読み込まれ(ステップT2)、読み込まれたIPLファイルによりROM11のプログラム110が上書き更新される(ステップT3)。そして、新しく上書きされたプログラム110が起動される(ステップT4)。
ステップT4において実行される処理の詳細は、図13を用いて説明したものと同様であるので説明を援用する。
次いで、外部記録媒体接続部18を介して、外部記録媒体18aに記憶されているバックアップデータの確認が行われる(ステップT5)。ステップT5において実行される処理の詳細は、図14を用いて説明したものと同様であるので説明を援用する。
次いで、外部記録媒体接続部18を介して、外部記録媒体18aからバックアップデータが復元される(ステップT6)。ステップT6において実行される処理の詳細は、図15を用いて説明したものと同様であるので説明を援用する。
そして、RAM12のシステムエリア120にプログラム110の更新が終了したことを示す更新フラグ「11」が設定され(ステップT7)、更新時エラー処理は終了する。
以上説明したように、本実施の形態におけるECR1によれば、CPU10は、通信部16を介してPC2からのファイルが受信されると、受信されたファイルがIPLファイルであるか否かを判断する。受信されたファイルがIPLファイルである場合、CPU10は、受信されたIPLファイルがROM11に記憶されているプログラム110を更新するIPLファイルとして予め定められた要件を満たすか否かを判断する。受信されたIPLファイルが予め定められた要件を満たす場合、CPU10は、受信されたIPLファイルに基づいてROM11に記憶されているプログラム110を更新する。
従って、オペレータによる操作やIPLファイルの内容の確認を必要とせずに、PC2から送信されたIPLファイルを受信し、受信したIPLファイルに基づいてROM11に記憶されているプログラム110を自動的に更新することが可能となる。また、ECR1では、受信されたファイルがIPLファイルであるか否かを判断できるので、特別な環境を必要とせず、従来から売上ファイルの設定データに関するファイルを受信する際に使用されているファイル転送機能を利用して、PC2からIPLファイルを送信しプログラムを更新させることが可能となる。
また、受信されたファイルがIPLファイルである場合、CPU10は、IPLファイルのヘッダが予め定められた記述であることを含む予め定められた要件を満たすか否かを判断し、予め定められた要件を満たすと判断した場合にROM11のプログラム110を更新する。従って、プログラム110の更新に適合しないヘッダをもつIPLファイルにより誤って更新が行われることを防止することができる。
また、受信されたファイルがIPLファイルである場合、CPU10は、IPLファイルの仕向けが現在ROM11に記憶されているプログラム110の仕向けと一致すること、を含む予め定められた要件を満たすか否かを判断し、予め定められた要件を満たすと判断した場合にROM11のプログラム110を更新する。従って、プログラム110の更新に適合しない仕向けのIPLファイルにより誤って更新が行われることを防止することができる。
また、受信されたファイルがIPLファイルである場合、CPU10は、IPLファイルのバージョンが現在ROM11に記憶されているプログラム110のバージョンより大きいバージョンであること、を含む予め定められた要件を満たすか否かを判断し、予め定められた要件を満たすと判断した場合にROM11のプログラム110を更新する。従って、プログラム110より低いバージョンのIPLファイルにより誤って更新が行われることを防止することができる。
また、受信されたファイルがIPLファイルである場合、CPU10は、IPLファイルの管理番号が現在ROM11に記憶されているプログラム110の管理番号より大きい管理番号であること、を含む予め定められた要件を満たすか否かを判断し、予め定められた要件を満たすと判断した場合にROM11のプログラム110を更新する。従って、プログラム110より小さい管理番号のIPLファイルにより誤って更新が行われることを防止することができる。
また、受信されたファイルがIPLファイルである場合、CPU10は、IPLファイルに格納されているチェックサムがIPLファイルのデータから算出したチェックサムと一致すること、を含む予め定められた要件を満たすか否かを判断し、予め定められた要件を満たすと判断した場合にROM11のプログラム110を更新する。従って、データが書き換えられた可能性のあるIPLファイルにより誤って更新が行われることを防止することができる。
また、プログラム110の更新前に、外部記録媒体18aに受信したIPLファイルを書き込んでおき、更新が中断された場合に、外部記録媒体18aに記憶されたIPLファイルに基づいてプログラム110を更新することができるので、万一更新が中断された場合にも最後までプログラム110の更新を完了させることが可能となる。
また、RAM12に記憶されているPLUファイル等の売上ファイルのデータはプログラムの更新時に外部記録媒体18aにバックアップされ、プログラムの更新後に、外部記録媒体18aに記憶されているデータが更新前にRAM12に記憶されていたデータであるか確認の上、復元が行われる。従って、誤ったデータがRAM12に書き込まれることを防止することができる。
なお、上記実施形態における記述内容は、本発明に係るプログラム管理システム100の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、IPLファイルであるか否かの判断基準、プログラム110の更新に用いるIPLファイルとしての要件は、上記実施形態で示したものに限定されず、例えば、他の判断基準や要件を追加してもよい。
その他、プログラム管理システム100を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施形態におけるプログラム管理システムの全体構成例を示す図である。 図1のECRの機能的構成を示すブロック図である。 図2のRAMの構成例を示す図である。 図1のPCの機能的構成を示すブロック図である。 図4のCPUにより実行されるIPLファイル送信処理を示すフローチャートである。 IPLファイルのファイル構造を示す図である。 図2のCPUにより実行されるECR制御処理を示すフローチャートである。 図8のステップS14の判断処理を示すフローチャートである。 図8のステップS18の判断処理を示すフローチャートである。 図8のステップS19の処理を示すフローチャートである。 図10のステップS301の処理を示すフローチャートである。 図10のステップS302の処理を示すフローチャートである。 図10のステップS305の処理を示すフローチャートである。 図10のステップS306の処理を示すフローチャートである。 図10のステップS307の処理を示すフローチャートである。 図2のCPUにより実行される更新時エラー処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ECR
10 CPU
11 ROM
110 プログラム
111 更新時エラー処理プログラム
112 機器名称
12 RAM
120 システムエリア
121 ワークエリア
122 ファイル格納エリア
123 データ格納エリア
124 バックアップ用データ格納エリア
13 入力装置
14 表示装置
15 印字装置
16 通信部
17 ファイル受信メモリ
18 外部記録媒体接続部
19 計時部
101 バス
2 PC
20 CPU
21 記憶部
22 RAM
23 入力装置
24 表示装置
25 通信部
26 外部記録媒体接続部
27 バス

Claims (9)

  1. ホスト装置から送信されたファイルを受信する受信手段を備えた売上データ処理装置であって、
    プログラムを記憶する記憶手段と、
    前記受信手段により受信されたファイルが前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新するための更新ファイルであるか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段により前記受信されたファイルが前記更新ファイルであると判断された場合に、前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすか否かを判断する第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段により前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすと判断された場合に、前記受信された更新ファイルに基づいて前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新する更新手段と、
    を備える売上データ処理装置。
  2. 前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルのヘッダが予め定められた記述であることを含む請求項1に記載の売上データ処理装置。
  3. 前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルの仕向けが前記記憶手段に記憶されているプログラムの仕向けと同じであることを含む請求項1に記載の売上データ処理装置。
  4. 前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルのバージョンが前記記憶手段に記憶されているプログラムのバージョンより大きいバージョンであることを含む請求項1に記載の売上データ処理装置。
  5. 前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルの管理番号が前記記憶手段に記憶されているプログラムの管理番号より大きい管理番号であることを含む請求項1に記載の売上データ処理装置。
  6. 前記予め定められた要件は、前記受信された更新ファイルに格納されているチェックサムと前記受信された更新ファイルのデータから算出したチェックサムが同じであることを含む請求項1に記載の売上データ処理装置。
  7. 前記プログラムの更新前に、前記受信された更新ファイルを外部記憶手段に書き込む書き込み手段と、
    前記更新手段による更新が中断された場合に、前記外部記憶手段に書き込まれた更新ファイルに基づいて前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新する再更新手段と、
    を備える請求項1〜6の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  8. 商品の売上情報を含むデータを記憶する第2の記憶手段と、
    前記プログラムの更新時に前記第2の記憶手段に記憶されているデータのバックアップデータを外部記憶手段に書き込む書き込み手段と、
    前記プログラムの更新後、前記外部記憶手段に書き込まれているバックアップデータが前記プログラムの更新時に前記第2の記憶手段に記憶されていたデータのバックアップデータであるか否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段により前記外部記憶手段に書き込まれているバックアップデータが前記プログラムの更新時に前記第2の記憶手段に記憶されていたデータのバックアップデータであると確認された場合に、前記外部記憶手段に書き込まれているバックアップデータに基づいて前記第2の記憶手段に記憶されていたデータを復元する復元手段と、
    を備える請求項1〜6の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  9. ホスト装置から送信されたファイルを受信する受信手段を備えた売上データ処理装置に用いられるコンピュータを、
    プログラムを記憶する記憶手段、
    前記受信手段により受信されたファイルが前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新するための更新ファイルであるか否かを判断する第1の判断手段、
    前記第1の判断手段により前記受信されたファイルが前記更新ファイルであると判断された場合に、前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすか否かを判断する第2の判断手段、
    前記第2の判断手段により前記受信された更新ファイルが予め定められた要件を満たすと判断された場合に、前記受信された更新ファイルに基づいて前記記憶手段に記憶されたプログラムを更新する更新手段、
    として機能させるためのプログラム。
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