JP2005202620A - 業務管理システム、業務処理装置、業務管理サーバ、業務処理方法、業務管理方法、業務処理プログラム、および業務管理プログラム - Google Patents

業務管理システム、業務処理装置、業務管理サーバ、業務処理方法、業務管理方法、業務処理プログラム、および業務管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】業務処理をおこなっているユーザが意識せずに、セキュリティ対策を簡単かつ有効的におこなうこと。
【解決手段】業務処理装置から業務管理サーバへの送信データ400は、業務データ401と、付加部によって業務データ401に付加されたセキュリティ情報402と、パケットヘッダ403とを有する。セキュリティ情報402は、OSのセキュリティ情報410と、アプリケーションプログラムのセキュリティ情報420と、ウイルス対策プログラムのセキュリティ情報430とによって構成されている。OSのセキュリティ情報410には、OS名411、修正プログラムの登録情報412および自動更新設定の状態413が含まれている。ウイルス対策プログラムのセキュリティ情報430には、ウイルス対策プログラム名431、パターンファイル番号432、起動/非起動433および自動更新設定の状態434が含まれている。
【選択図】図4

Description

この発明は、業務処理を安全におこなう業務管理システム、業務処理装置、業務管理サーバ、業務処理方法、業務管理方法、業務処理プログラム、および業務管理プログラムに関する。
従来から、コンピュータウイルスは、電子メールの添付ファイルを受信することによりコンピュータ端末に侵入する。また、オペレーティングシステムのセキュリティホールを悪用してインターネットからコンピュータに直接侵入してコンピュータに被害を及ぼすコンピュータウイルスも存在する。これらのコンピュータウイルスからコンピュータ端末を保護するためには、ウイルス対策プログラム用のパターンファイルを登録したり、オペレーティングシステムのセキュリティホールを除去する修正プログラムを登録することにより、セキュリティ対策を講じている。
マイクロソフト、"ウィンドウズ(R)アップデート"、[online]、[平成15年12月15日検索]、インターネット<URL:http://v4.windowsupdate.microsoft.com/ja/default.asp> トレンドマイクロ、"セキュリティ情報"、[online]、[平成15年12月15日検索]、インターネット<URL:http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/>
しかしながら、上述のセキュリティ対策では、業務処理をおこなうコンピュータ端末に登録されているウイルス対策プログラムのパターンファイルやオペレーティングシステムの自動アップデートをおこなわない場合は、そのパターンファイルや修正プログラムが最新の状態にアップデートされているかどうかが不明であり、セキュリティ対策が有効に機能していないという問題があった。また、コンピュータ端末を用いて業務処理をおこなうユーザにとっては、業務処理が忙しい場合などに上述したアップデート作業をおこなうことは面倒であり、セキュリティ対策が有効に機能していない場合があるという問題があった。したがって、当該コンピュータ端末内部の業務処理に関する情報が破壊されたり、外部に漏洩する場合があり、業務処理に支障をきたすという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、業務処理をおこなっているユーザが意識せずに、セキュリティ対策を簡単かつ有効的におこなうことができる業務管理システム、業務処理装置、業務管理サーバ、業務処理方法、業務管理方法、業務処理プログラム、および業務管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる業務管理システムは、所定の業務処理を実行する複数の業務処理装置と、前記複数の業務処理装置とネットワークを介して通信可能な業務管理サーバと、を備える業務管理システムであって、前記業務管理サーバは、前記業務処理装置において実行されるプログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報を受信するセキュリティ情報受信手段と、前記セキュリティ情報受信手段によって受信されたセキュリティ情報と、前記業務処理装置において実行されるプログラムと同一プログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報とに基づいて、前記セキュリティ情報を送信した業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断する診断手段と、前記診断手段によって診断された安全レベルに関する情報を、前記セキュリティ情報を送信した業務処理装置に送信する安全レベル送信手段と、を備え、前記業務処理装置は、前記業務処理装置において実行されるプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、前記プログラム記憶手段に記憶されているプログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報を、前記プログラム記憶手段から抽出するセキュリティ情報抽出手段と、前記所定の業務処理を実行することによって業務データを生成する業務データ生成手段と、前記セキュリティ情報抽出手段によって抽出されたセキュリティ情報を前記業務データ生成手段によって生成された業務データとともに前記業務管理サーバに送信するセキュリティ情報送信手段と、前記安全レベル送信手段によって送信された安全レベルに関する情報を前記業務管理サーバから受信する安全レベル受信手段と、を備えることを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、業務データの管理とともに業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断することができる。
また、請求項2の発明にかかる業務管理システムは、請求項1に記載の発明において、前記診断手段は、さらに、前記各業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルに基づいて、前記複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断し、前記安全レベル送信手段は、前記診断手段によって診断された前記複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを、前記複数の業務処理装置に送信することを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、一の業務処理装置の業務データを管理することにより、複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断することができる。
また、請求項3の発明にかかる業務管理システムは、請求項2に記載の発明において、前記複数の業務処理装置から構成される業務処理群を複数備え、前記安全レベル送信手段は、一の業務処理群を構成する複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを、前記一の業務処理群以外の他の業務処理群を構成する複数の業務処理装置に送信することを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、一の業務処理群を構成する業務処理装置の業務データを管理することにより、一の業務処理群のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断することができるとともに、他の業務処理群に、一の業務処理群のコンピュータウイルスに対する安全レベルを知らせることができる。
また、請求項4の発明にかかる業務管理システムは、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記業務処理装置は、表示画面を有する表示手段と、前記表示画面を制御して、前記診断手段によって診断された前記業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルと、前記複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルとを表示する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、いずれかの業務処理装置の業務データを管理することにより、業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルおよび複数の業務処理装置全体の安全レベルの変化を業務処理中に視覚的に認識することができる。
また、請求項5の発明にかかる業務管理システムは、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記セキュリティ情報は、前記プログラム記憶手段に記憶されているプログラムのアップデートに関する情報を含むことを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、業務処理装置を使用するユーザにプログラムのアップデートを促すことができる。
また、請求項6の発明にかかる業務管理システムは、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明において、前記プログラム記憶手段に記憶されているプログラムは、前記業務処理装置をコンピュータウイルスから保護するウイルス対策プログラムであり、前記セキュリティ情報は、前記コンピュータウイルスの特徴が記述されているパターンファイルに関する情報を含むことを特徴とする。
この請求項6の発明によれば、最新のパターンファイルの取得を促すことができる。
また、請求項7の発明にかかる業務処理装置は、業務データを管理する業務管理サーバとネットワークを介して通信可能とされ、所定の業務処理を実行する業務処理装置であって、前記業務処理装置において実行されるプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、前記プログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報を前記プログラム記憶手段から抽出するセキュリティ情報抽出手段と、前記所定の業務処理を実行することによって前記業務データを生成する業務データ生成手段と、前記セキュリティ情報抽出手段によって抽出されたセキュリティ情報を前記業務データ生成手段によって生成された業務データとともに前記業務管理サーバに送信するセキュリティ情報送信手段と、を備えることを特徴とする。
この請求項7の発明によれば、業務データの送信時におけるセキュリティ情報を業務管理サーバに送信することができる。
また、請求項8の発明にかかる業務管理サーバは、所定の業務処理を実行することによって業務データを生成する複数の業務処理装置とネットワークを介して通信可能とされ、前記業務データを管理する業務管理サーバであって、前記業務処理装置において実行されるプログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報を前記業務データとともに受信するセキュリティ情報受信手段と、前記セキュリティ情報受信手段によって送信されたセキュリティ情報と、前記業務処理装置において実行されるプログラムと同一プログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報とに基づいて、前記セキュリティ情報を送信した業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断する診断手段と、前記診断手段によって診断された安全レベルに関する情報を、前記セキュリティ情報を送信した業務処理装置に送信する安全レベル送信手段と、を備えることを特徴とする。
この請求項8の発明によれば、業務データの管理とともに業務処理装置の安全レベルを診断することができる。
また、請求項9の発明にかかる業務管理サーバは、請求項8に記載の発明において、前記診断手段は、さらに、前記各業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルに基づいて、前記複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断し、前記安全レベル送信手段は、前記診断手段によって診断された前記複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを、前記複数の業務処理装置に送信することを特徴とする。
この請求項9の発明によれば、一の業務処理装置の業務データを管理することにより、複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断することができる。
また、請求項10の発明にかかる業務管理サーバは、請求項9に記載の発明において、前記安全レベル送信手段は、一の業務処理群を構成する複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを、前記一の業務処理群以外の他の業務処理群を構成する複数の業務処理装置に送信することを特徴とする。
この請求項10の発明によれば、いずれかの業務処理装置の業務データを管理することにより、業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルおよび複数の業務処理装置全体の安全レベルの変化を業務処理中に視覚的に認識することができる。
また、請求項11の発明にかかる業務処理方法は、業務データを管理する業務管理サーバにネットワークを介して前記業務データを送信する業務処理方法であって、任意のプログラムから前記任意のプログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報を抽出するセキュリティ情報抽出工程と、所定の業務処理を実行することによって前記業務データを生成する業務データ生成工程と、前記セキュリティ情報抽出工程によって抽出されたセキュリティ情報を前記業務データ生成工程によって生成された業務データとともに前記業務管理サーバに送信するセキュリティ情報工程と、を含んだことを特徴とする。
この請求項11の発明によれば、業務データを送信時のセキュリティ情報を業務管理サーバに送信することができる。
また、請求項12の発明にかかる業務管理方法は、所定の業務処理を実行することによって業務データを生成する複数の業務処理装置から、ネットワークを介して前記業務データを受信する業務管理方法であって、前記業務処理装置において実行されるプログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報を前記業務データとともに受信するセキュリティ情報受信工程と、前記セキュリティ情報受信工程によって受信されたセキュリティ情報と、前記業務処理装置において実行されるプログラムと同一プログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報とに基づいて、前記セキュリティ情報を送信した業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断する診断工程と、前記診断工程によって診断された安全レベルに関する情報を、前記セキュリティ情報を送信した業務処理装置に送信する安全レベル送信工程と、を含んだことを特徴とする。
この請求項12の発明によれば、業務データの管理とともに業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断することができる。
また、請求項13の発明にかかる業務管理方法は、請求項12に記載の発明において、前記診断工程は、さらに、前記各業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルに基づいて、前記複数の業務処理装置全体の安全レベルを診断し、前記安全レベル送信工程は、前記診断工程によって診断された前記複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを、前記複数の業務処理装置に送信することを特徴とする。
この請求項13の発明によれば、一の業務処理装置の業務データを管理することにより、複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断することができる。
また、請求項14の発明にかかる業務処理プログラムは、請求項11に記載の業務処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項14の発明によれば、請求項11に記載の業務処理方法をコンピュータによって実現することができる。
また、請求項15の発明にかかる業務管理プログラムは、請求項12または13に記載の業務管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項15の発明によれば、請求項12または13に記載の業務管理方法をコンピュータによって実現することができる。
本発明にかかる業務管理システム、業務処理装置、業務管理サーバ、業務処理方法、業務管理方法、業務処理プログラム、および業務管理プログラムによれば、業務処理をおこなっているユーザが意識せずに、セキュリティ対策を簡単かつ有効的におこなうことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる業務管理システム、業務処理装置、業務管理サーバ、業務処理方法、業務管理方法、業務処理プログラム、および業務管理プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(業務管理システムの全体構成)
まず、この発明の実施の形態にかかる業務管理システムの全体構成について説明する。図1は、この発明の実施の形態にかかる業務管理システムの全体構成を示す説明図である。図1において、業務管理システム100は、複数(図では2個)の業務処理群101と、業務管理サーバ102と、アップデートサーバ103と、がLAN、WAN、インターネットなどのネットワーク104を介して相互に交信可能に接続されている。また、図1中、上段の業務処理群101Aは、複数の業務処理装置110と内部管理サーバ111とがLANなどのネットワーク112によって接続されており、下段の業務処理群101Bは、複数の業務処理装置110がLANなどのネットワーク112によって接続されている。また、上段の業務処理群101Aは、内部管理サーバ111を備えており、業務管理サーバ102に対し、VPN(virtual private network)によって通信することができる。
また、業務管理サーバ102は、各業務処理群101の業務処理装置110から送信されてくる業務データを集中管理する。アップデートサーバ103は、最新セキュリティ情報を記憶するとともに、業務処理装置110に記憶されているプログラムのアップデートに関するデータ、たとえば、修正プログラムやパターンファイルを記憶する。
(業務処理装置、内部管理サーバ、業務管理サーバ、およびアップデートサーバのハードウェア構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる業務処理装置110、内部管理サーバ111、業務管理サーバ102、およびアップデートサーバ103(以下、業務処理装置110等)のハードウェア構成について説明する。図2は、業務処理装置110等のハードウェア構成を示すブロック図である。図2において、業務処理装置110等は、CPU201と、ROM202とRAM203と、HDD(ハードディスクドライブ)204と、HD(ハードディスク)205と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)206と、着脱可能な記録媒体の一例としてFD(フレキシブルディスク)207と、ディスプレイ208と、I/F(インターフェース)209と、キーボード210と、マウス211と、スキャナ212と、プリンタ213と、を備えている。また、各構成部は、バス200によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU201は、業務処理装置110等の全体の制御を司る。ROM202は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。HDD204は、CPU201の制御にしたがってHD205に対するデータのリード/ライトを制御する。HD205は、HDD204の制御で書き込まれたデータを記憶する。
FDD206は、CPU201の制御にしたがってFD207に対するデータのリード/ライトを制御する。FD207は、FDD206の制御で書き込まれたデータを記憶したり、FD207に記憶されたデータを業務処理装置110等に読み取らせたりする。着脱可能な記録媒体として、FD207のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリーカードなどであってもよい。ディスプレイ208は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ208は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等を採用することができる。
I/F209は、通信回線を通じてLAN、インターネットなどのネットワークに接続され、このネットワークを介して他の装置に接続される。そして、I/F209は、ネットワークと内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F209には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード210は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス211は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ212は、画像を光学的に読み取り、業務処理装置110等内に画像データを取り込む。また、プリンタ213は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ213には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。
(業務管理システムの機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる業務管理システム100の機能的構成について説明する。図3は、業務管理システム100の機能的構成を示すブロック図である。図3において、業務処理装置110は、入力部301と、プログラム記憶部302と、アップデート部303と、セキュリティ情報抽出部304と、業務データ生成部305と、付加部306と、セキュリティ情報送信部307と、安全レベル受信部308と、表示制御部309と、表示部310と、から構成されている。
入力部301は、業務データの生成元となる各種データの入力やアップデート部303へのアップデート指示入力をおこなう。この入力部301は、具体的には、たとえば、図2に示したキーボード210、マウス211、スキャナ212またはI/F209によってその機能を実現する。プログラム記憶部302は、業務処理装置110において実行される各種プログラム、たとえば、オペレーティングシステム(以下、単に「OS」)、アプリケーションプログラムまたはウイルス対策プログラムを記憶する。ウイルス対策プログラムにはパターンファイルも含まれている。このプログラム記憶部302は、具体的には、例えば、図2に示したRAM203、HD205またはFD207によりその機能を実現する。
アップデート部303は、入力部301からのアップデート指示入力にしたがって、プログラム記憶部302に記憶されているOSやウイルス対策プログラムのアップデートをおこなう。具体的には、外部のアップデートサーバ103からOSの修正プログラムやウイルス対策プログラムのパターンファイルをダウンロードして、プログラム記憶部302に記憶されているOSやウイルス対策プログラムのパターンファイルを更新する。
セキュリティ情報抽出部304は、プログラム記憶部302に記憶されているプログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報を、プログラム記憶部302から抽出する。セキュリティ情報の内容については後述する。このセキュリティ情報抽出部304は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205、FD207などに格納されたプログラムをCPU201が実行することによって、また図2に示したI/F209によってその機能を実現する。
業務データ生成部305は、所定の業務処理を実行することによって業務データを生成する。具体的には、入力部301から入力された文字やカーソル操作によって業務データを生成する。ここで、所定の業務とは、たとえば、業務処理装置110が会計事務所用のコンピュータ端末である場合は、会計事務所の取引先となる企業の財務を扱う業務であり、業務データ生成部305は、この財務に関する財務データを生成することができる。この業務データ生成部305は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205、FD207などに格納されたプログラムをCPU201が実行することによって、また図2に示したI/F209によってその機能を実現する。
付加部306は、業務データ生成部305によって生成された業務データに、セキュリティ情報抽出部304によって抽出されたセキュリティ情報を付加する。具体的には、業務データのヘッダまたはフッタに付加する。この付加部306は、具体的には、たとえば図2に示したROM202、RAM203、HD205、FD207などに格納されたプログラムをCPU201が実行することによって、また図2に示したI/F209によってその機能を実現する。
セキュリティ情報送信部307は、セキュリティ情報抽出部304によって抽出されたセキュリティ情報を業務データ生成部305によって生成された業務データとともに業務管理サーバ102に送信する。具体的には、セキュリティ情報を付加した業務データにパケットヘッダを付加して送信する。このセキュリティ情報送信部307は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205、FD207などに格納されたプログラムをCPU201が実行することによって、また図2に示したI/F209によってその機能を実現する。
ここで、セキュリティ情報送信部307から業務管理サーバ102に送信されるデータについて説明する。図4は、この発明の実施の形態にかかる業務管理サーバ102に送信される送信データ400の内容を示す説明図である。図4において、業務データ生成部305によって生成された業務データ401には、付加部306によってセキュリティ情報402が付加され、さらに、セキュリティ情報送信部307によってパケットヘッダ403が付加されている。
ここで、送信されるセキュリティ情報402について具体的に説明すると、セキュリティ情報402は、OSのセキュリティ情報410と、アプリケーションプログラムのセキュリティ情報420と、ウイルス対策プログラムのセキュリティ情報430とによって構成されている。OSのセキュリティ情報410には、その業務処理装置110のプログラム記憶部302に記憶されているOSのOS名411、修正プログラムの登録情報412および自動更新設定の状態413が含まれている。
また、アプリケーションプログラムのセキュリティ情報420には、その業務処理装置110のプログラム記憶部302に記憶されているアプリケーションプログラムのアプリケーションプログラム名421、バージョン情報422および修正プログラムの登録情報423が含まれている。さらに、ウイルス対策プログラムのセキュリティ情報430には、その業務処理装置110のプログラム記憶部302に記憶されているウイルス対策プログラムのウイルス対策プログラム名431、パターンファイル番号432、起動/非起動433および自動更新設定の状態434が含まれている。
また、図3において、安全レベル受信部308は、業務処理装置110のコンピュータウイルスに対する安全レベル情報を業務管理サーバ102から受信する。安全レベル情報の内容については後述する。この安全レベル受信部308は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205、FD207などに格納されたプログラムをCPU201が実行することによって、また図2に示したI/F209によってその機能を実現する。
表示制御部309は、業務データ生成部305によって生成された業務データや、安全レベル受信部308によって受信された安全レベル情報を視認可能な状態に加工して表示部310に表示させる。この表示制御部309は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205、FD207などに格納されたプログラムをCPU201が実行することによって、また図2に示したI/F209によってその機能を実現する。表示部310は表示画面を有し、表示制御部309から得られる業務データや安全レベル情報を表示する。この表示部310は、具体的には、たとえば、図2に示したディスプレイ208によってその機能を実現する。
つぎに、業務管理サーバ102について説明する。図3において、業務管理サーバ102は、最新セキュリティ情報取得部311と、セキュリティ情報更新部312と、最新セキュリティ情報記憶部313と、セキュリティ情報受信部314と、業務データ記憶部315と、診断部316と、安全レベル記憶部317と、安全レベル送信部318と、を備えている。
最新セキュリティ情報記憶部313は、OSの最新セキュリティ情報と、アプリケーションプログラムの最新セキュリティ情報と、ウイルス対策プログラムの最新セキュリティ情報を含むセキュリティ情報を記憶する。ここで、最新セキュリティ情報記憶部313に記憶されている最新セキュリティ情報について具体的に説明する。図5は、最新セキュリティ情報記憶部313に記憶されているOSの最新セキュリティ情報を示す説明図、図6は、最新セキュリティ情報記憶部313に記憶されているアプリケーションプログラムの最新セキュリティ情報を示す説明図、図7は、最新セキュリティ情報記憶部313に記憶されているウイルス対策プログラムの最新セキュリティ情報を示す説明図である。
図5において、OSの最新セキュリティ情報500には、OSごとに、OS名501および修正プログラムの登録情報502が含まれている。また、図6において、アプリケーションプログラムの最新セキュリティ情報600には、アプリケーションプログラムごとに、アプリケーションプログラム名601、バージョン情報602および修正プログラムの登録情報603が含まれている。さらに、図7において、ウイルス対策プログラムの最新セキュリティ情報700には、ウイルス対策プログラムごとに、ウイルス対策プログラム名701およびパターンファイル番号702が含まれている。この最新セキュリティ情報記憶部313は、具体的には、たとえば、図2に示したRAM203、HD205またはFD207によりその機能を実現する。
また、図3において、最新セキュリティ情報取得部311は、アップデートサーバ103から最新のセキュリティ情報を取得する。セキュリティ情報更新部312は、アップデートサーバ103から取得したセキュリティ情報と、最新セキュリティ情報記憶部313に記憶されている最新セキュリティ情報とを比較して、最新セキュリティ情報記憶部313に記憶されている最新セキュリティ情報を、新たに取得したセキュリティ情報に更新する。この最新セキュリティ情報取得部311およびセキュリティ情報更新部312は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205、FD207などに格納されたプログラムをCPU201が実行することによって、また図2に示したI/F209によってその機能を実現する。
また、セキュリティ情報受信部314は、業務処理装置110において実行されるプログラムのセキュリティ情報を業務データとともに受信する。具体的には、図4に示した、業務データ401と、業務データ401に付加されたセキュリティ情報402と、パケットヘッダ403からなる送信データ400を受信する。そして、この受信した送信データ400から業務データ401を業務データ記憶部315に出力する。このセキュリティ情報受信部314は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205、FD207などに格納されたプログラムをCPU201が実行することによって、また図2に示したI/F209によってその機能を実現する。
業務データ記憶部315は、セキュリティ情報受信部314によって受信された業務データ401を記憶する。この業務データ記憶部315は、具体的には、たとえば、図2に示したRAM203、HD205またはFD207によりその機能を実現する。
診断部316は、セキュリティ情報受信部314によって送信されたセキュリティ情報402と、業務処理装置110において実行されるプログラムと同一プログラムのセキュリティ情報とに基づいて、セキュリティ情報402を送信した業務処理装置110の安全レベルを診断する。具体的には、診断部316は、最新セキュリティ情報抽出部321と、セキュリティ情報比較部322と、安全レベル生成部323と、を備えている。
最新セキュリティ情報抽出部321は、セキュリティ情報受信部314によって受信されたセキュリティ情報402に基づいて、最新セキュリティ情報記憶部313に記憶されている最新セキュリティ情報500〜700を抽出する。具体的には、セキュリティ情報受信部314によって受信されたセキュリティ情報402に含まれているOS名411、アプリケーションプログラム名421またはウイルス対策プログラム名431に該当する最新セキュリティ情報500〜700を抽出する。
また、セキュリティ情報比較部322は、セキュリティ情報受信部314によって受信されたセキュリティ情報402と、最新セキュリティ情報抽出部321によって抽出された最新セキュリティ情報500〜700とを比較する。具体的には、同一OSにかかる修正プログラムの登録情報412、502の比較、同一アプリケーションプログラムにかかるバージョン情報422、602の比較、同一アプリケーションプログラムにかかる修正プログラムの登録情報423、603の比較、同一ウイルス対策プログラムにかかるパターンファイル番号432、702の比較をおこなう。
安全レベル生成部323は、セキュリティ情報比較部322によって比較された比較結果に基づいて安全レベル情報を生成する。具体的には、セキュリティ情報比較部322によって、業務処理装置110から受信したセキュリティ情報402がすべて最新セキュリティ情報500〜700と一致した場合、その業務処理装置110は「安全」である旨の安全レベル情報(診断結果)を生成する。また、業務処理装置110から受信したセキュリティ情報402がすべて最新セキュリティ情報500〜700と一致した場合、セキュリティ情報受信部314によって受信されたセキュリティ情報402に含まれている自動更新設定の状態が「ON」であるときは、「注意」である旨の安全レベル情報を生成する。
一方、業務処理装置110から受信したセキュリティ情報402のいずれか一つが最新セキュリティ情報500〜700と不一致の場合、その業務処理装置110は「危険」である旨の安全レベル情報を生成する。また、安全レベル生成部323は、業務処理群101ごとに安全レベル情報を生成することもできる。具体的には、業務処理群101を構成する業務処理装置110個々の安全レベルから業務処理群101の安全レベル情報を生成する。たとえば、任意の業務処理群101内のすべての業務処理装置110の安全レベル情報が「安全」である場合、その業務処理群は「安全」である旨の安全レベル情報を生成する。
一方、任意の業務処理群101内のいずれか一つの業務処理装置110の安全レベル情報が「危険」である場合、その業務処理群101は「危険」である旨の安全レベル情報を生成する。この診断部316は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205、FD207などに格納されたプログラムをCPU201が実行することによって、また図2に示したI/F209によってその機能を実現する。
安全レベル記憶部317は、診断部316によって診断された業務処理装置110または業務処理群101の安全レベル情報を記憶する。図8は、この発明の実施の形態にかかる安全レベル記憶部317の記憶内容を示す説明図である。図8において、業務処理装置110ごとに業務処理装置110個々の安全レベル情報が記憶されており、また、業務処理群ごとに、業務処理群の安全レベル情報が記憶されている。
また、図3において、安全レベル送信部318は、診断部316によって診断された安全レベル情報を、ネットワーク104を介して業務処理装置110に送信する。具体的には、セキュリティ情報402を送信してきた業務処理装置110に対して、その業務処理装置110の安全レベル情報を送信する。また、セキュリティ情報402を送信していない業務処理装置110に対しても、同一業務処理群101の他の業務処理装置110がセキュリティ情報を送信した場合に当該業務処理群101の安全レベル情報を送信する。
さらに、いずれの業務処理装置110からもセキュリティ情報402を送信していない業務処理群101Aに対しても、他の業務処理群101Bを構成する一の業務処理装置110がセキュリティ情報402を送信した場合に当該他の業務処理群101Bにセキュリティ情報402を送信する。この安全レベル送信部318は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205、FD207などに格納されたプログラムをCPU201が実行することによって、また図2に示したI/F209によってその機能を実現する。
(業務処理装置の業務処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる業務処理装置の業務処理手順について説明する。図9は、この発明の実施の形態にかかる業務処理装置の業務処理手順を示すフローチャートである。
まず、業務処理装置110においてログインした場合(ステップS901:Yes)、業務管理サーバ102から安全レベル情報を受信する(ステップS902)。そして、受信した安全レベル情報を表示画面に表示する(ステップS903)。ここで、表示画面に表示された安全レベル情報について説明する。図10は、業務処理装置110の表示部310に表示された安全レベルの一表示画面例を示す説明図である。図10において、安全レベルは3種類表示されている。「このPCの安全レベル」とは、この表示画面1000を表示している業務処理装置110の安全レベルであり、「事務所PCの安全レベル」とは、事務所、すわなち、この業務処理装置110を含む業務処理群101の安全レベル情報であり、「関与先PCの安全レベル」とは、関与先PC、すなわち、この業務処理装置110を含む業務処理群101以外の他の業務処理群101の安全レベル情報である。
安全レベル情報は、ここでは一例として天気マーク1001〜1003によって視覚的に表示することができる。たとえば、晴れマーク1001は、「安全」である旨の安全レベルをあらわし、傘マーク1002は、「注意」である旨の安全レベルをあらわし、雷マーク1003は、「危険」である旨の安全レベルをあらわしている。この天気マーク1001〜1003は、安全レベル情報が更新されると、対応する天気マークに更新される。
つぎに、ログインすることにより、セキュリティ情報402を抽出する(ステップS904)。このあと、業務処理をおこなって業務データ401を生成する(ステップS905)。そして、業務データ401に、抽出したセキュリティ情報402を付加し(ステップS906)、業務データ401および付加されたセキュリティ情報402を送信する(ステップS907)。このあと、業務管理サーバ102から安全レベル情報を受信した場合(ステップS908:Yes)、受信した安全レベル情報に基づいて天気マークを更新する(ステップS909)。
そして、確認入力をした場合(ステップS910:Yes)、たとえば、図10に示した「このPCの安全レベル」ボタン1004を押下した場合、診断結果を表示する(ステップS911)。図11は、診断結果の表示内容をあらわす一表示画面例を示す説明図である。この診断結果は、安全レベルが「危険」の場合をあらわしている。そして、この表示画面1100のダウンロード開始ボタン1101、1102を押下した場合(ステップS912:Yes)、押下したダウンロード開始ボタン1101、1102に対応するデータをダウンロードする。たとえば、ウイルス対策プログラムに対応するダウンロード開始ボタン1101を押下した場合は最新のパターンファイルをダウンロードし、OSに対応するダウンロード開始ボタン1102を押下した場合は修正プログラムをダウンロードする(ステップS913)。
そして、ステップS913のあと、ステップS910:Noの場合、またはステップS912:Noの場合、ログアウトの検出をおこなう(ステップS914)。ログアウトをした場合(ステップS914:Yes)、ステップS901に移行する。一方、ログアウトしない場合(ステップS914:No)、ステップS904に移行する。
この業務処理手順によれば、業務データを業務管理サーバ102に送信する都度、安全レベルを診断することができるため、ユーザは、セキュリティ対策を意識せずに、業務処理装置110のセキュリティの向上を図ることができる。
(業務管理サーバの業務管理処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる業務管理処理手順について説明する。図12は、この発明の実施の形態にかかる業務管理処理手順を示すフローチャートである。まず、業務データおよびセキュリティ情報を受信した場合(ステップS1201:Yes)、最新セキュリティ情報記憶部313から最新セキュリティ情報500〜700を抽出する(ステップS1202)。つぎに、受信したセキュリティ情報402と抽出した最新セキュリティ情報500〜700を比較する(ステップS1203)。そして、この比較結果に基づいて、セキュリティ情報402を送信した業務処理装置110の安全レベル情報を生成し(ステップS1204)、その安全レベル情報を当該業務処理装置110に送信する(ステップS1205)。
つぎに、セキュリティ情報402を送信した業務処理装置110を含む業務処理群101A内の他の業務処理装置110の安全レベル情報を抽出し(ステップS1206)、当該業務処理群101Aの安全レベル情報を生成する(ステップS1207)。そして、生成された業務処理群101Aの安全レベル情報を、他の業務処理群101Bの業務処理装置110に送信する(ステップS1208)。
この業務管理処理手順によれば、頻繁に送信されてくる業務データを受信する都度、業務処理装置110や業務処理群101の安全レベルを診断することができ、最新の安全レベル情報を配信することができるため、業務処理装置110および業務処理群101のセキュリティの向上をリアルタイムで図ることができる。
以上説明したように、業務管理システム、業務処理装置、業務管理サーバ、業務処理方法、業務管理方法、業務処理プログラム、および業務管理プログラムによれば、業務データを送信することによって自動的にセキュリティ情報も送信されるため、ユーザは、セキュリティ対策のアップデートを意識せずに、ユーザの業務処理装置の安全レベルを知ることができる。
また、ユーザの業務処理装置110を含む業務処理群101Aの安全レベルや他の業務処理群101Bの安全レベル情報も自動的に取得することができるため、他の業務処理装置110の安全レベルを事前に知ることができる。すなわち、ユーザの業務処理装置110を含む業務処理群101Aの安全レベル情報が「危険」である場合は、業務処理群101A内の他の業務処理装置110についてアップデートがおこなわれていないことが業務処理群101A内のすべての業務処理装置110からわかるため、各ユーザにセキュリティ対策の実行を促すことができる。また、他の業務処理群101Bの安全レベル情報も把握できるため、「危険」であると判断された他の業務処理群101Bに対しての通信をおこなわないなどの対策を講じることができ、セキュリティの向上を図ることができる。
また、上述した業務データ生成部305は、業務データとして、財務データのほか、電子申告データを生成することができる。ここで、電子申告データとは、電子申告に関するデータであり、具体的には、納税者ごと、税目ごとに、電子申告を受け付ける官庁が指定したXML形式によって生成された業務データである。これにより、電子申告をおこなっているユーザが意識せずに、セキュリティ対策を簡単かつ有効的におこなうことができる。
また、上述した安全レベル生成部323は、図4に示したOSの修正プログラムの登録情報412と、ウイルス対策プログラムのパターンファイル番号432と、に基づいて安全レベル情報を生成することとしてもよい。この場合、OSの修正プログラムが登録されており、かつ、パターンファイル番号432が最新である場合には、「安全」である旨の安全レベル情報を生成する。また、OSの修正プログラムが登録されておらず、または、パターンファイル番号432が最新でない場合には、「注意」である旨の安全レベル情報を生成する。さらに、OSの修正プログラムが登録されておらず、かつ、パターンファイル番号432が最新でない場合には、「危険」である旨の安全レベル情報を生成する。
なお、本実施の形態で説明した業務処理方法および業務管理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかる業務管理システム、業務処理装置、業務管理サーバ、業務処理方法、業務管理方法、業務処理プログラム、および業務管理プログラムは、業務データを集中管理するシステムに有用であり、特に、財務に関する財務データを集中管理するシステムに適している。
この発明の実施の形態にかかる業務管理システムの全体構成を示す説明図である。 業務処理装置等のハードウェア構成を示すブロック図である。 業務管理システムの機能的構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかる業務管理サーバに送信される送信データの内容を示す説明図である。 最新セキュリティ情報記憶部に記憶されているOSの最新セキュリティ情報を示す説明図である。 最新セキュリティ情報記憶部に記憶されているアプリケーションプログラムの最新セキュリティ情報を示す説明図である。 最新セキュリティ情報記憶部に記憶されているウイルス対策プログラムの最新セキュリティ情報を示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかる安全レベル記憶部の記憶内容を示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかる業務処理装置の業務処理手順を示すフローチャートである。 業務処理装置の表示部に表示された安全レベル情報の一表示画面例を示す説明図である。 診断結果の表示内容をあらわす一表示画面例を示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかる業務管理処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 業務管理システム
101 業務処理群
102 業務管理サーバ
104 ネットワーク
112 ネットワーク
302 プログラム記憶部
304 セキュリティ情報抽出部
305 業務データ生成部
307 セキュリティ情報送信部
308 安全レベル受信部
309 表示制御部
310 表示部
314 セキュリティ情報受信部
316 診断部
318 安全レベル送信部
401 業務データ
402 セキュリティ情報

Claims (15)

  1. 所定の業務処理を実行する複数の業務処理装置と、前記複数の業務処理装置とネットワークを介して通信可能な業務管理サーバと、を備える業務管理システムであって、
    前記業務管理サーバは、
    前記業務処理装置において実行されるプログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報を受信するセキュリティ情報受信手段と、
    前記セキュリティ情報受信手段によって受信されたセキュリティ情報と、前記業務処理装置において実行されるプログラムと同一プログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報とに基づいて、前記セキュリティ情報を送信した業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断する診断手段と、
    前記診断手段によって診断された安全レベルに関する情報を、前記セキュリティ情報を送信した業務処理装置に送信する安全レベル送信手段と、を備え、
    前記業務処理装置は、
    前記業務処理装置において実行されるプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、
    前記プログラム記憶手段に記憶されているプログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報を、前記プログラム記憶手段から抽出するセキュリティ情報抽出手段と、
    前記所定の業務処理を実行することによって業務データを生成する業務データ生成手段と、
    前記セキュリティ情報抽出手段によって抽出されたセキュリティ情報を前記業務データ生成手段によって生成された業務データとともに前記業務管理サーバに送信するセキュリティ情報送信手段と、
    前記安全レベル送信手段によって送信された安全レベルに関する情報を前記業務管理サーバから受信する安全レベル受信手段と、
    を備えることを特徴とする業務管理システム。
  2. 前記診断手段は、さらに、前記各業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルに基づいて、前記複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断し、
    前記安全レベル送信手段は、前記診断手段によって診断された前記複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを、前記複数の業務処理装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の業務管理システム。
  3. 前記複数の業務処理装置から構成される業務処理群を複数備え、
    前記安全レベル送信手段は、一の業務処理群を構成する複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを、前記一の業務処理群以外の他の業務処理群を構成する複数の業務処理装置に送信することを特徴とする請求項2に記載の業務管理システム。
  4. 前記業務処理装置は、
    表示画面を有する表示手段と、
    前記表示画面を制御して、前記診断手段によって診断された前記業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルと、前記複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルとを表示する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の業務管理システム。
  5. 前記セキュリティ情報は、前記プログラム記憶手段に記憶されているプログラムのアップデートに関する情報を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の業務管理システム。
  6. 前記プログラム記憶手段に記憶されているプログラムは、前記業務処理装置をコンピュータウイルスから保護するウイルス対策プログラムであり、
    前記セキュリティ情報は、前記コンピュータウイルスの特徴が記述されているパターンファイルに関する情報を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の業務管理システム。
  7. 業務データを管理する業務管理サーバとネットワークを介して通信可能とされ、所定の業務処理を実行する業務処理装置であって、
    前記業務処理装置において実行されるプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、
    前記プログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報を前記プログラム記憶手段から抽出するセキュリティ情報抽出手段と、
    前記所定の業務処理を実行することによって前記業務データを生成する業務データ生成手段と、
    前記セキュリティ情報抽出手段によって抽出されたセキュリティ情報を前記業務データ生成手段によって生成された業務データとともに前記業務管理サーバに送信するセキュリティ情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする業務処理装置。
  8. 所定の業務処理を実行することによって業務データを生成する複数の業務処理装置とネットワークを介して通信可能とされ、前記業務データを管理する業務管理サーバであって、
    前記業務処理装置において実行されるプログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報を前記業務データとともに受信するセキュリティ情報受信手段と、
    前記セキュリティ情報受信手段によって送信されたセキュリティ情報と、前記業務処理装置において実行されるプログラムと同一プログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報とに基づいて、前記セキュリティ情報を送信した業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断する診断手段と、
    前記診断手段によって診断された安全レベルに関する情報を、前記セキュリティ情報を送信した業務処理装置に送信する安全レベル送信手段と、
    を備えることを特徴とする業務管理サーバ。
  9. 前記診断手段は、さらに、前記各業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルに基づいて、前記複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断し、
    前記安全レベル送信手段は、前記診断手段によって診断された前記複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを、前記複数の業務処理装置に送信することを特徴とする請求項8に記載の業務管理サーバ。
  10. 前記安全レベル送信手段は、一の業務処理群を構成する複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを、前記一の業務処理群以外の他の業務処理群を構成する複数の業務処理装置に送信することを特徴とする請求項9に記載の業務管理サーバ。
  11. 業務データを管理する業務管理サーバにネットワークを介して前記業務データを送信する業務処理方法であって、
    任意のプログラムから前記任意のプログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報を抽出するセキュリティ情報抽出工程と、
    所定の業務処理を実行することによって前記業務データを生成する業務データ生成工程と、
    前記セキュリティ情報抽出工程によって抽出されたセキュリティ情報を前記業務データ生成工程によって生成された業務データとともに前記業務管理サーバに送信するセキュリティ情報工程と、
    を含んだことを特徴とする業務処理方法。
  12. 所定の業務処理を実行することによって業務データを生成する複数の業務処理装置から、ネットワークを介して前記業務データを受信する業務管理方法であって、
    前記業務処理装置において実行されるプログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報を前記業務データとともに受信するセキュリティ情報受信工程と、
    前記セキュリティ情報受信工程によって受信されたセキュリティ情報と、前記業務処理装置において実行されるプログラムと同一プログラムのセキュリティに関する情報を含むセキュリティ情報とに基づいて、前記セキュリティ情報を送信した業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルを診断する診断工程と、
    前記診断工程によって診断された安全レベルに関する情報を、前記セキュリティ情報を送信した業務処理装置に送信する安全レベル送信工程と、
    を含んだことを特徴とする業務管理方法。
  13. 前記診断工程は、さらに、前記各業務処理装置のコンピュータウイルスに対する安全レベルに基づいて、前記複数の業務処理装置全体の安全レベルを診断し、
    前記安全レベル送信工程は、前記診断工程によって診断された前記複数の業務処理装置全体のコンピュータウイルスに対する安全レベルを、前記複数の業務処理装置に送信することを特徴とする請求項12に記載の業務管理方法。
  14. 請求項11に記載の業務処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする業務処理プログラム。
  15. 請求項12または13に記載の業務管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする業務管理プログラム。

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