JP2003122554A - 電子書籍データ配信装置、電子書籍装置およびプログラム - Google Patents

電子書籍データ配信装置、電子書籍装置およびプログラム

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JP2003122554A
JP2003122554A JP2001320690A JP2001320690A JP2003122554A JP 2003122554 A JP2003122554 A JP 2003122554A JP 2001320690 A JP2001320690 A JP 2001320690A JP 2001320690 A JP2001320690 A JP 2001320690A JP 2003122554 A JP2003122554 A JP 2003122554A
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、希望する有名人等の読み上
げキャラクタ画像の音声で、外部の配信元から配信され
た書籍データを読み上げることができる電子書籍データ
配信装置、電子書籍装置およびプログラムを提供するこ
とである。 【解決手段】 書籍を読み上げる有名人等の読み上げキ
ャラクタ画像、この読み上げキャラクタ画像固有の音声
データを外部の配信元からそれぞれ配信してもらう。電
子書籍装置は、この配信された書籍データおよび読み上
げキャラクタ画像N21,N22を表示部4に表示しな
がら、同じく配信された読み上げキャラクタ画像N2
1,N22固有の音声データに対応する音声で、同じく
配信された書籍データに従って読み上げ再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書籍データに対応
した書籍内容を有名人または声優等の音声で再生可能な
電子書籍データ配信装置、電子書籍装置およびプログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、文字や音声や画像等の電子化が進
み、これらのデータを組み合わせた所謂マルチメディア
データを、電話回線、インターネット等のネットワーク
または通信手段を介して、PC(パーソナルコンピュー
タ)等の端末に配信し、このマルチメディアデータを再
生する携帯型の端末が開発されている。こうした携帯型
の端末には電子化された書籍データを特定の音声で読み
上げ再生する電子書籍装置がある。
【0003】電子書籍装置は電子化された書籍データを
記憶する記憶媒体、液晶表示部、読みたい書籍データの
選択やページ捲り等を手動操作する操作入力部、電子書
籍装置の各部を制御する制御部等を備え、操作入力部に
より所望の書籍データが選択されると、制御部は記憶媒
体から選択された書籍データを読み出して、その書籍デ
ータの1ページ目のデータを液晶表示部に表示する。ま
た操作入力部においてページ捲りが指示されると液晶表
示部に表示されている書籍データを次ページに切り替え
て表示する。
【0004】上述の電子書籍装置は従来の紙の書籍と比
較して、資源の消費を抑えることができ、また一つの装
置で複数の書籍データを記憶できるので携帯に便利であ
る。更に書籍の管理が容易である。このように様々な利
点を持つことから、近年電子書籍装置の開発が急速に進
められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
電子書籍装置は従来の紙の書籍と同様に文字データやイ
メージデータを表示することによる視覚からの読書を提
供するだけなので表現力に乏しい。そのため、文字と音
声や画像とを組み合わせたより豊かな表現力の実現が望
まれる。
【0006】また、書籍といっても物語や小説のように
主に文字で構成されるものから漫画のように画像と文字
とが混在するものがある。漫画の場合は1ページ内に文
字も画像も数多く表示されるため、携帯型の電子書籍装
置では表示画面の大きさによる制約等によって文字や画
像を見にくいという問題があった。
【0007】一方、携帯電話端末の普及やその他の携帯
端末の普及に伴い、読者は上述の携帯型の電子書籍装置
を含め、多くの携帯機器を携帯して利用することが多
い。そのため携帯する各機器それぞれの機能を同時に使
用する場合における操作性や携帯時の利便性を向上する
ことが望まれ、上述の電子書籍装置についても更なる開
発の余地を残している。
【0008】本発明の課題は、書籍データに対応した書
籍内容を希望する有名人、声優等の人物またはキャラク
タの音声で読み上げ再生可能な電子書籍データ配信装
置、電子書籍装置およびプログラムを提供することであ
る。
【0009】また、本発明の課題は、書籍データに対応
した書籍内容を読み上げてくれる読み上げキャラクタ画
像、およびこのキャラクタ画像の音声データをいつでも
どこにいても入手することができ、この入手した書籍デ
ータに対応した書籍内容を希望する有名人、声優等の人
物、アニメまたはキャラクタ等の音声で、読み上げ再生
可能な電子書籍データ配信装置、電子書籍装置およびプ
ログラムを提供することである。
【0010】また、本発明の課題は、読者にとって快適
な音声で書籍内容を読み上げ再生することが可能な電子
書籍データ配信装置、電子書籍装置およびプログラムを
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を達成するために、次のような特徴を備えている。
【0012】請求項1記載の発明に係る電子書籍データ
配信装置は、電子書籍の内容を示す書籍データ、この書
籍データに対応した書籍内容を読み上げるために使用さ
れる読み上げキャラクタ画像、および、この読み上げキ
ャラクタ画像に対応する音声データを互いに対応付けて
複数組記憶している記憶手段と、外部の電子書籍装置か
ら通信手段を介して前記書籍データと前記読み上げキャ
ラクタ画像との配信要求がなされた場合、この配信要求
を受信する受信手段と、この受信手段により受信された
配信要求に応答して、この配信要求に対応する前記書籍
データおよび前記読み上げキャラクタ画像のほかに、前
記読み上げキャラクタ画像に対応する前記音声データを
前記記憶手段に記憶されている複数組の中から配信デー
タとして読み出し、この読み出された配信データを前記
外部の電子書籍装置に向けて、前記通信手段を介して送
信する送信手段と、を備えていることを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明に係る電子書籍データ
配信装置は、電子書籍の内容を読み上げるために使用さ
れる読み上げキャラクタ画像、および、この読み上げキ
ャラクタ画像に対応する音声データが外部の端末からネ
ットワークを介して送信された場合、この送信された前
記読み上げキャラクタ画像および前記音声データを受信
する受信手段と、この受信手段により受信された前記読
み上げキャラクタ画像および前記音声データを対応付け
て記憶する記憶手段と、外部の電子書籍装置からネット
ワークを介して前記読み上げキャラクタ画像の配信要求
がなされた場合、この配信要求を受信する受信手段と、
この受信手段により受信された配信要求に応答して、こ
の配信要求に対応する前記読み上げキャラクタ画像と、
当該読み上げキャラクタ画像に対応付けられている前記
音声データとを前記記憶手段から配信データとして読み
出し、この読み出された配信データを前記外部の電子書
籍装置に向けて送信する送信手段と、を備えていること
を特徴とする。
【0014】請求項9記載の発明に係る電子書籍装置
は、外部の書籍データ配信元とネットワークを介して接
続される電子書籍装置において、前記外部の書籍データ
配信元から複数の書籍名と書籍内容を読み上げるために
使用する複数の読み上げキャラクタ画像とを、前記ネッ
トワークを介して受信する第1の受信手段と、この第1
の受信手段により受信した前記複数の書籍名の中から希
望する書籍名を指定した後、この指定された書籍名の書
籍内容を読み上げるために使用したい読み上げキャラク
タ画像を前記複数の読み上げキャラクタ画像の中から指
定する指定手段と、この指定手段により指定された書籍
名で示される書籍データを受信するとともに、前記指定
された読み上げキャラクタ画像とこの読み上げキャラク
タ画像に対応づけられた音声データとを前記外部の書籍
データ配信元から受信する第2の受信手段と、この第2
の受信手段により受信された前記書籍データと前記読み
上げキャラクタ画像とを表示させるように制御する表示
制御手段と、この表示制御手段の制御により表示された
前記書籍データに対応した書籍内容を、表示された前記
読み上げキャラクタ画像に対応づけられた前記音声デー
タに対応する音声で再生させるように制御する音声再生
制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
電子書籍装置、および音声再生システムの実施の形態を
詳細に説明する。 〔第1の実施の形態〕まず構成を説明する。図1はこの
発明の音声再生システムの使用状態例、音声再生システ
ムと外部機器との通信の様子を模式的に示す図であり、
図2は音声再生システムを構成する電子書籍装置と携帯
機器との間のデータ通信の様子を模式的に示す図であ
り、図3は電子書籍装置の構成、外部の書籍データ配信
センターに設置されたホストサーバの構成、及び携帯機
器の構成を示すブロック図であり、図4は電子書籍 内
部におけるRAMのメモリ構成を示す図であり、図5は
外部の書籍配信センターにおけるROMのメモリ構成を
示す図であり、図6は著作権者端末内部におけるRAM
のメモリ構成を示す図である。
【0016】図1および図3に示すように、本実施の形
態における音声再生システム100は携帯型の電子書籍
装置1及び携帯機器20により構成される。図1及び図
2に示すように電子書籍装置1は、蝶番状部材(図示省
略)を介して開閉自在に連結される表示パネル1A,1
Bにより構成されている。表示パネル1Aには例えば液
晶ディスプレイにより構成される表示部4が備えられ
る。また、表示パネル1Bにも同様の表示部4が備えら
れ、更に通話用のマイク1Cが備えられる。そして、表
示パネル1A,1Bの内部には図3に示す電子書籍装置
1の電子回路が内蔵されている。また図示せぬが表示パ
ネル1A,1Bの表面や側面または裏面の所定位置には
後述する入力部3(ダイヤル部3d、オートダイヤルス
イッチ3Sを含む)、後述する回転スイッチ11、電源
スイッチ、その他のスイッチが設けられるとともに携帯
機器20に対してデータ送信するためのデータ送信窓が
設けられる。裏面には電池パックやスピーカ1E等が設
けられている。
【0017】携帯機器20は図1及び図2に示すように
機器本体20Aとイヤホン28とによって概略構成さ
れ、機器本体20A内部には図3に示す携帯機器20の
電子回路が内蔵される。また図示せぬが機器本体20A
の所定位置には後述する操作入力部22が設けられると
ともに電子書籍装置1から送信されるデータを受信する
ためのデータ受信窓が設けられる。また、規格品のイヤ
ホンプラグを着脱可能に接続するイヤホンジャック等が
設けられている。この携帯機器20は電子書籍装置1か
ら無線送信される音声データ(通話音声データ及び書籍
の読み上げ音声データを含む)を受信し、イヤホンまた
はヘッドホン(以下、単にイヤホン28という。)から
音声を出力する。
【0018】本発明の電子書籍装置1は、書籍データを
音声に変換して読み上げ再生する書籍データ読み上げ機
能、外部との通話及びデータ通信を行う電話機能、及び
カレンダー情報を表示する時計機能を備える。以下の説
明において「書籍データ」といった場合は書籍に含まれ
る文字データ、イメージデータ、書籍に関連するデー
タ、読み上げ音声再生用データを含む。書籍に関連する
データとは、例えば書籍名、著作者名、出版社名等とい
った書籍の内容以外の情報である。読み上げ音声再生用
データとは、電子書籍装置1の後述する読み上げ音声生
成部13において読み上げ音声データを生成する際に必
要な各種データである。例えば、漫画タイプ、小説タイ
プといった書籍の種類や、擬音(爆発音や風音等)の再
生情報(以下、擬音データと呼ぶ。)、登場人物の音声
タイプを設定した登場人物別音声テーブル等を含む。
【0019】書籍モードにおいて、電子書籍装置1は入
力部3の操作により読者から選択された書籍データに含
まれる文字データ及びイメージデータを表示部4に表示
するとともに、前記書籍データの文字データを音声に変
換(テキスト音声合成)し、電子書籍装置1本体に設け
られるスピーカ1Eまたは携帯機器20に設けられるイ
ヤホン28から出力する。イヤホン28から出力する場
合は前記書籍データに基づく読み上げ音声データ(詳細
については後述する)を、送信部16を介して携帯機器
20に送信する。携帯機器20は受信部26において受
信した読み上げ音声データをイヤホン28から出力す
る。
【0020】また、電話モードにおいて電子書籍装置1
は、図1に示すように、携帯電話やPHS(Personal H
andyphone System)等の移動体通信端末の基地局43を
介して移動体通信網に通信接続し、相手先の移動体通信
端末44と通話したり、更に公衆回線網等のネットワー
ク回線40を介して相手先の固定電話と通話できる。ま
た、ネットワーク40からアクセス可能な書籍データ配
信サイトのホストサーバ30(書籍データ配信センター
HS)にアクセスして所望の書籍データをダウンロード
したり、外部のPC(パーソナルコンピュータ)との間
で電子メールを送受信できる。
【0021】更に、書店やコンビニエンスストア等に設
置された書籍データ配信端末42と電子書籍装置1を有
線または無線で接続し、書籍データ配信端末42に蓄積
されている書籍データをダウンロードしたり、書籍デー
タ配信端末42を介してアクセス可能なホストサーバ3
0に蓄積された書籍データをダウンロードすることも可
能である。また、電子書籍装置1において書籍データを
音声に変換して読み上げ再生しているとき(書籍モード
実行中)に電話の着信を検出すると、その旨を所定の着
信音(アラーム音や着信メロディ等を含む)や音声やメ
ッセージ表示または振動により報知するとともに書籍デ
ータの読み上げ再生を停止する。通話が終了すると、読
み上げ再生を停止した位置から書籍データの読み上げを
再開する。更に、時計モードにおいて、電子書籍装置1
は現在時刻や日付等のカレンダー情報を表示部4に表示
する。
【0022】次に、電子書籍装置1と携帯機器20との
間におけるデータ通信の概要について、図2を参照して
説明する。電子書籍装置1は通話時には通話音声データ
を送信部16(図3参照)から携帯機器20へ送信す
る。また、書籍データ読み上げ再生中には読み上げ音声
データを送信部16から携帯機器20へ送信する。携帯
機器20は受信部26において受信した通話音声データ
や読み上げ音声データをイヤホン28から出力する。ま
た、電子書籍装置1において電話の着信があると送信部
16から携帯機器20に対して着信報知指示データを送
信する。携帯機器20は受信部26において受信した着
信報知指示データに従って着信を音や振動により報知す
る。また、書籍データの読み上げ再生中における電話の
着信時には、電子書籍装置1は携帯機器20に対して再
生停止指示データを送信する。携帯機器20は受信した
再生停止指示データに従って読み上げ音声の再生を停止
する。
【0023】次に図3を参照して、電子書籍装置1の回
路構成、書籍データ配信センターHSに設置されたホス
トサーバ30の回路構成、携帯機器20の回路構成、及
び著作権者端末30Bの回路構成を説明する。図3に示
すように電子書籍装置1は、CPU(Central Processi
ng Unit)2、入力部3、表示部4、表示駆動回路5、
ROM(Read Only Memory)6、内部RAM(Random
Access Memory)7、外部RAM8、通信I/F(Inter
Face)部9、アンテナ部10、回転スイッチ部11、計
時部12、読み上げ音声生成部13、音声入力部14、
音声出力部15、及び送信部16から構成される。
【0024】電子書籍装置1のCPU2は、入力部3か
ら供給されるキー操作信号に基づき、ROM6の所定の
記憶領域に格納されている各種制御プログラムを読み出
して内部RAM7に一時格納し、当該プログラムに基づ
く各種処理を実行して電子書籍装置1の各部を集中制御
する。すなわち、CPU2は、前記読み出した所定プロ
グラムに基づいて各種処理を実行し、その処理結果を内
部RAM7に格納するとともに、表示駆動回路5におい
て当該処理結果に基づいて表示データを生成し表示部4
に表示させる。また、CPU2はモードスイッチの押下
操作(モード設定処理)に応じて、電話モード、時計モ
ード、或いは書籍モードに対応する処理プログラムをR
OM6から読み出し、各モードに対応した処理を実行す
る。例えば、電話処理、時計処理、書籍処理(図4参
照)、書籍データのダウンロード処理(図7参照)等を
実行する。
【0025】入力部3は、電話モード、時計モード、及
び書籍モードのいずれかにモードを切り替える際に押圧
操作されるモードスイッチ、ダイヤル操作や各種処理の
実行指示を入力操作するためのダイヤル部3d、各種選
択操作を入力するためのカーソルスイッチ、書籍データ
読み上げ開始を指示するプレイスイッチ,読み上げ停止
を指示するストップスイッチ、音量調節スイッチ等を備
える。更に、書籍データの早送りや巻き戻しを指示する
スイッチや、意図的にページ捲りまたはコマ送りを指示
するページ移行キーやコマ移行キーを設けるようにして
もよい。また、前記ダイヤル部3dのファンクションキ
ーには、予め設定されている番号へ自動発呼する際に操
作されるオートダイヤルスイッチ3Sや確認の際に押下
操作されるOKキー等が含まれる。オートダイヤルスイ
ッチ3Sは、書籍データ配信センターHSのホストサー
バ30にアクセスする際に押下操作されるスイッチであ
り、このオートダイヤルスイッチ3Sが押下操作される
と、通信I/F部9に備えられた電話自動発信部によっ
て自動的にホストサーバ30へ回線を接続する。
【0026】表示部4は液晶ディスプレイ等により構成
され、CPU2からの表示指示に従って表示駆動回路5
において生成された表示データを表示する。例えば、書
籍モードでは書籍データに含まれる文字データやイメー
ジデータ、書籍名や著作者名等の書籍に関連するデータ
等を表示し、電話モードにおいては相手先の電話番号等
を表示し、時計モードにおいては現在時刻や日付、曜日
等の時計情報を表示する。また、外部から受信した電子
メールの内容を表示する。書籍モード中に電話の着信が
ある場合はCPU2から入力される着信報知指示データ
に基づいて電話の着信がある旨を表示する。
【0027】ROM6は電子書籍装置1の基本プログラ
ムや各種処理プログラム、データ、処理に必要なデータ
等を記憶している。処理プログラムには、例えばモード
設定処理、電話処理、時計処理、書籍処理、書籍データ
の読み上げ再生処理(図7参照)、書籍データ選択処理
(図8参照)、及び書籍データ等のダウンロード処理
(図7参照)を含む。これらの各処理プログラムは、読
み取り可能なプログラムコードの形態でROM6に格納
され、CPU2はこのプログラムコードにしたがった動
作を逐次実行する。また、ROM6は、このほかに、配
信された籍データを読み上げる際に用いられる複数の音
声波形データを蓄積した音声データROM6Aを備えて
いる。
【0028】この音声データROM6Aには、外部の書
籍データ配信センターHSにおける音声データROM内
の音声データと同様、読み上げ音声生成部13の採用す
る音声合成方式に適した音声波形データ(アナログデー
タまたはPCM(Pulse CodeModulation)データ)が記
憶されている。例えば、録音編集方式の場合では、人が
発生した音声波形をそのまま、あるいは波形符号化して
蓄積している。音声波形の単位は一語単位、単語単位ま
たは文節単位のいずれかである。またパラメータ編集方
式の場合では、人が発声した音声波形を分析してパラメ
ータに変換された形で蓄積している。また、規則合成方
式の場合では、文字列あるいは音素記号列から音声学的
・言語学的規則に基づいて切りだされた音節、音素、1
ピッチ間の波形のような基本的な小さな単位の特徴パラ
メータを蓄積している。また、人間の音声以外にも動物
の泣き声や自然界に存在する音(風音、爆発音等;擬
音)の波形データも蓄積している。
【0029】読み上げ音声生成部13は、書籍データの
テキスト(文字)部分を音声データに変換するため、例
えば、規則合成方式を用いたテキスト音声合成システム
によって構成される。規則合成方式を用いたテキスト音
声合成システムは、文章解析部と音声合成規則部と音声
合成部とにより構成される。文章解析部は単語を複数記
憶した辞書を備える。辞書には読み仮名、文法情報、ア
クセント等の情報が蓄えられている。ここでは文章中の
単語の文法的接続関係をチェック(構文解析)しなが
ら、文章の頭から順に辞書に登録されている単語と照合
を取り、単語の系列に区分化し、区分化された単語につ
いて読み仮名、文法情報、アクセント等の情報を取得す
る。音声合成規則部は、語の連なりによって生じる語の
連濁、鼻音化、無声化等の読みの変化(音韻規則)や、
アクセントの移動、消失、生起といった変化(韻律規
則)を解析し、発音記号とアクセントを決定して音声合
成制御パラメータを決定する。音声合成制御パラメータ
は例えば文節のまとまりやポーズ(間)といった合成単
位(CVC単位等)や声の高さ、ストレス、イントネー
ションである。こうして音声合成の制御パラメータが定
まると、音声合成部はROM6の音声データROM6A
に蓄えられている合成単位と制御パラメータとに基づい
て音声波形を合成する。
【0030】次に、図4を参照して内部RAM7のメモ
リ構成、及び外部RAM8のメモリ構成を説明する。内
部RAM7は指定された処理プログラム、入力指示、入
力データ及び処理結果等を一時格納するワークメモリの
ほかに、図4に示すように表示レジスタ7a、モードデ
ータ記憶領域7b、書籍No.記憶領域7c、書籍デー
タ記憶領域7d、メールデータ記憶領域7e、送信者I
D記憶領域7f、声優または有名人等の有名キャラクタ
画像および書籍内に登場する登場キャラクタ画像を記憶
するキャラクタ画像記憶領域7g、このキャラクタ画像
自身の音声データを記憶する音声データ記憶領域7hの
ほかに、ダイヤルデータ、着信レジスタ、計時レジスタ
を含む記憶領域7iを有する。なお、有名キャラクタ画
像は、書籍内容を読み上げるために、読み上げキャラク
タ画像とも称する。表示レジスタ7aには、表示駆動回
路5において生成される表示部4に表示するための表示
データが確保される。モードデータ記憶領域7bには、
モードスイッチの操作によって設定されたモード設定デ
ータが格納される。電子書籍装置1において選択可能な
モードには、電話モード、時計モード、及び書籍モード
がある。上記3つのモードのうち何れかのモードに対応
するモードスイッチが押下操作されると、CPU2は、
押下されたスイッチに対応するモードを内部RAM7の
モードデータ記憶領域7bに設定し、モードに対応する
処理プログラムをROM6から読み出して実行開始す
る。
【0031】書籍No.記憶領域7cには、書籍の読み
上げ再生するために選択された書籍の固有番号(以下、
書籍No.と呼ぶ。)が格納される。書籍データ記憶領
域7dには、選択された書籍No.に対応する書籍デー
タが記憶される。メールデータ記憶領域7eには、外部
から受信した電子メールの内容である文字データ、イメ
ージデータ等が格納される。送信者ID記憶領域7fに
は、自己の電子書籍装置1の送信者IDが格納される。
送信者IDは、例えば、ホストサーバ30から与えられ
るIDコードや登録コード、または個々の電子書籍装置
1に個別に付与されている個別コード(シリアルナンバ
ー等)である。書籍データをダウンロードする際に、ホ
ストサーバ30に対して配信を要求するデータとともに
送信者IDを通信I/F部9から送信する。記憶領域7
iのうち、ダイヤルデータ記憶領域部分には、登録され
た電話番号データが格納される。例えば、書籍データ配
信センターHSのホストサーバ30へ通信接続するため
の電話番号データや、相手先の電話番号データが登録さ
れて記憶される。記憶領域7iのうち、計時レジスタ部
分には、計時部12において計時される時間データや日
付データが、逐次更新記憶される。記憶領域7iのう
ち、着信レジスタ部分には、書籍データによる読み上げ
再生中に電話を着信した場合において、読み上げ再生を
停止した位置についての情報が記憶される。
【0032】外部RAM8は電子書籍装置1本体に固定
的に設けられる、若しくは着脱自在に設けられる磁気
的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成され
る。特に、電子書籍装置1の携帯性を考慮した場合は小
型・可搬の半導体メモリにより構成されるメモリカード
を利用することが好適である。そして外部RAM8に
は、外部から受信した書籍データを複数記憶する領域で
ある書籍データ記憶領域8aが設けられる。書籍データ
記憶領域8aには複数の書籍データ及び書籍No.が記
憶される。外部RAM8に記憶されている書籍データ
は、例えば書籍データ配信センターHSからダウンロー
ドしたものや、PC等の外部機器を利用して書き込まれ
たものである。読者は外部RAM8に記憶されている複
数の書籍データの中から、所望の書籍データを選択し
て、ROM6Aに記憶されている音声データに対応する
音声で読み上げ再生することができる。
【0033】通信I/F部9は、例えば携帯電話やPH
S等の外部との通話及びデータ通信が可能な移動体通信
ユニットにより構成される。通信I/F部9は通話音声
データや電子メールを外部と送受信することも、また書
籍データ配信センターHSにアクセスして所望の書籍デ
ータをダウンロードするために各種データを送受信する
こともできる。また、アンテナ部10において電話の着
信を検出すると着信検出信号をCPU2へ出力する。
【0034】通信I/F部9を介して、電話の着信を検
出した後に、ダイヤル部3dに設けられた通話スイッチ
が操作されると、CPU2は通話処理を開始する。ま
た、ダイヤル部3dの操作によって通話相手が指定され
るとその相手先に対して発呼信号を送信し、相手の応答
があると通話処理を開始する。
【0035】また、ダイヤル部3dに設けられたオート
ダイヤルスイッチ3Sが操作されると、通信I/F部9
の電話自動発信部は書籍データ配信センターHSに設置
されているホストサーバ30へ自動的に回線を接続す
る。通信I/F部9はホストサーバ30とデータ通信を
行う。
【0036】図3に示す音声再生システム100におい
て、書籍データ配信センターHSと電子書籍装置1との
間で送受信されるデータには、例えば、ホストサーバ3
0から配信される書籍データ、及び電子書籍装置1から
書籍データ配信センターHSへ送信される書籍データ配
信要求データが含まれる。通信I/F部9は前記書籍デ
ータ配信要求データをホストサーバ30へ送信する際、
電子書籍装置1の送信者IDをともに送信する。
【0037】なお、通信I/F部9として、携帯電話や
PHS等の移動体通信ユニットを電子書籍装置1本体に
直接搭載せずに、電子書籍装置1本体を携帯電話やPH
Sに接続するためのコネクタやケーブルを備えたり、外
部のデータ通信端末(例えばモデムやTA(TerminalAd
apter)を備えたPCや書籍データ配信端末等)に接続
するための赤外線通信ユニットや無線通信ユニット等の
通信インターフェイスを備えて構成するようにしてもよ
い。
【0038】回転スイッチ部11は、読者の指によって
操作され、回転操作と押圧操作とをひとつのボタンで入
力する機構である。回転操作では回転操作方向に連動し
て表示画面をスクロールしたり、カーソル位置を移動す
ることができ、押圧操作では反転表示項目(カーソル位
置)の選択を確定することができる。例えば、登録した
ダイヤル番号の選択や書籍データの選択等の選択・確定
操作を容易に行うことができる。
【0039】計時部12は時刻や日付を計時し、計時さ
れた時間データ等はCPU2を介して内部RAM7の計
時レジスタ7hに送られて順次更新セットされる。例え
ば、所定周波数の電気信号を発振する発振回路と該発振
回路からの信号を分周して所定周波数の信号を得る分周
回路とから構成され、その信号をカウントすることによ
って現在時刻を計時する構成としてもよい。音声入力部
14は、マイク部1Cから入力される読者の音声信号
(アナログ信号)をデジタル信号に変換して、CPU2
に出力する。音声出力部15は、通信I/F部9を介し
て受信した相手先の通話音声をスピーカ1E、または送
信部16のいずれかに出力する。また、読み上げ音声生
成部13において生成された読み上げ音声データをスピ
ーカ1Eまたは送信部16に出力する。
【0040】送信部16は、例えば赤外線通信ユニット
または無線通信ユニット等の携帯機器20側に設けられ
る受信部26と対応した通信装置により構成され、通話
音声データや読み上げ音声生成部13により生成された
読み上げ音声データを携帯機器20へ送信する。また、
CPU2から入力された着信報知指示データや再生停止
指示データを携帯機器20へ送信する。
【0041】次に、携帯機器20の具体的構成について
図3を参照して説明する。携帯機器20は、CPU2
1、着信報知部23、内部RAM24、ROM25、受
信部26、音声出力部27、及びイヤホン28によって
構成される。CPU21は、受信部26において受信す
る各種指示信号(着信報知指示信号、再生停止指示信号
等)に従って、携帯機器20の各部を集中制御する。す
なわち、CPU21は受信部26において書籍データに
基づく読み上げ音声データや通話音声データを受信する
と、それらの音声データを音声出力部27へ渡し、イヤ
ホン28から音声出力する。また、CPU21は受信部
26において着信報知指示データを受信すると、着信報
知部23に表示や音や振動によって電話の着信がある旨
を報知させる。また再生停止指示データを受信すると読
み上げ音声の出力を停止させる。
【0042】着信報知部23は電子書籍装置1における
電話の着信を報知するために、例えば所定の着信音を鳴
動する着信音鳴動部や、バイブレータ等により構成され
る信号部や、着信の旨を表示する液晶表示部等のいずれ
か、またはこれらの組み合わせで構成され、CPU21
から入力される着信報知指示信号に従って着信を報知す
る。
【0043】内部RAM24は受信部により受信した各
種データや操作入力部3により入力されたデータを一時
格納する領域であるワークメモリを有する。また、RO
M25は半導体メモリ等によって構成され携帯機器20
において実行される基本的な処理プログラムが格納され
ている。受信部26は、例えば赤外線通信ユニットまた
は無線通信ユニット等の電子書籍装置1側に設けられる
送信部16と対応した通信装置により構成され、読み上
げ音声データ、通話音声データ、着信報知指示データ、
再生停止指示データを受信して、CPU21に出力す
る。
【0044】音声出力部27は増幅器等によって構成さ
れ、受信部26において受信した音声データ(読み上げ
音声データ及び通話音声データ)をCPU21の指示に
よってイヤホン28に対して出力する。イヤホン28は
音声出力部27から出力された音声を放音する。なお、
電子書籍装置1を遠隔制御するための操作キー群によっ
て構成される操作入力部22を設けるとともに、操作に
応じた遠隔制御信号を電子書籍装置1側へ送信する送信
部(図示省略)を設けるようにしてもよい。この場合
は、電子書籍装置1にも前記遠隔制御信号を受信する受
信部(図示省略)を設ける。携帯機器20の操作入力部
22からの遠隔操作によって、電子書籍装置1における
書籍データの表示や読み上げ音声の再生・停止等を制御
するようにしてもよい。
【0045】次に、書籍データ配信センターHSに設置
されるホストサーバ30の具体的構成について説明す
る。ホストサーバ30は、図3に示すように、書籍デー
タを複数記憶している書籍データROM32と、通信接
続された電子書籍装置1から要求された書籍データをそ
の要求元に配信する配信部33と、電子書籍装置1また
は電話端末44との間で各種データを転送する転送部3
4と、書籍データROM32に記憶されている書籍デー
タ等の要求先への配信処理を制御するCPU31とから
構成される。書籍データROM32は、図5に示すよう
に、書籍データを構成している文字データ、書籍に登場
する登場人物の登場キャラクタ画像、擬音データ等を記
憶している書籍データ記憶領域32Aを備えている。ま
た、書籍データROM32は、この書籍データ記憶領域
32Aに記憶された書籍データを構成している文字デー
タを読み上げるために用いられる複数の有名キャラクタ
画像A、B、C・・・Nの名前を記憶しているキャラク
タ名記憶領域32B、複数の有名キャラクタ画像A、
B、C・・・N自体を記憶しているキャラクタ名記憶領
域32D、これら各キャラクタ画像自身の音声を表わす
複数の音声データa、b、c…nを記憶している音声デ
ータ記憶領域32Dを備えている。キャラクタ記憶領域
32Cに記憶されている各有名キャラクタ画像は、声優
または有名人等の顔画像(図11(A)を参照)、それ
の全身画像、動物、声を出す仮想の植物の画像のほか、
有名なアニメ画像等を含む。また、音声データ記憶領域
32Dに記憶されている各音声データは、前述した声優
または有名人等が発声した際における音声をアナログま
たはデジタル録音した音声データである。このため、複
数の有名キャラクタ画像A、B、C・・・Nの名前毎
に、それらの有名キャラクタ画像A、B、C・・・Nと
複数の音声データa、b、c…nとは互いに対応づけて
各記憶領域32C、32Dに記憶されている。
【0046】CPU31は通信接続された電子書籍装置
1、PC、または書籍データ配信端末42から書籍デー
タ配信の申込みを受信すると、その申込みに応答して配
信可能な書籍データに関連する情報(書籍名、著作者
名、出版社名等のほかに、キャラクタ画像、このキャラ
クタ画像自身の音声データ)を書籍データROM32か
ら読み出して申込み元の端末に配信部33から送信す
る。更に電子書籍装置1、PC、または書籍データ配信
端末42から書籍データの配信要求を受信すると、その
配信要求に応じて書籍データ等に対する料金データを送
信する。配信要求元においてその料金が承諾されると、
要求された書籍データを書籍データROM32から読み
出して配信部33から電子書籍装置1に向けて送信す
る。次に、著作権者端末30Bの具体的構成について説
明する。著作権者端末30Bは、図3に示すように、著
作物データを複数記憶している著作物データRAM30
BRと、この著作物データRAM30BRに記憶されて
いる著作物データを、書籍データ配信センターHSに設
置されているホストサーバ30に送信する送信部30B
Sと、この送信部30BSおよび著作物データRAM3
2BRを含む各部を制御するCPU30BCとから構成
される。前記著作物データは、有名人等の人物、有名な
アニメ等をモチーフとした読み上げキャラクタ画像、こ
の画像で示される人物またはアニメの名前、この人物ま
たはアニメ固有の音声を示す音声データを含む著作物デ
ータを指す。この著作権者端末30Bは、書籍データを
創作した著作者、読み上げキャラクタ画像の対象となっ
ている有名人等の本人、読み上げキャラクタ画像の版権
または肖像権を管理する管理会社を含む著作権者が所有
する端末である。
【0047】次に動作を説明する。本発明に係る電子書
籍装置1は、モード設定処理において設定される各種モ
ードに応じた処理を実行するが、電源ON時はまず時計
モードに設定されており、計時部12において現在時刻
を計時している。また、モードスイッチの押下操作を待
機している。このモード設定処理おいて、電子書籍装置
1は、モードスイッチの押下操作を待機し、押下される
とモード設定処理を開始する。CPU2は、押下された
モードスイッチの種類を判別する。ここで、電話モード
に対応するモードスイッチが操作されたと判断した場合
は、後述する電話処理を実行する。また、時計モードに
対応するモードスイッチが操作されたと判断した場合
は、後述する時計処理を実行する。書籍モードに対応す
るモードスイッチが操作されたと判断した場合は、後述
する書籍処理を実行する。
【0048】以下、電話モードにおける電話処理、時計
モードにおける時計処理、書籍モードにおける書籍処
理、所望の書籍データ選択してダウンロードする処理に
ついてそれぞれ説明する。 (電話処理)電話の相手先へ発信する際に実行される電
話処理(その1)と相手側からの呼び出しを着信する際
に実行される電話処理(その2)とについて説明する。
まず、電子書籍装置1を用いて、相手先へ発信して通話
する電話処理(その1)の際は、電話モードスイッチを
押下操作する。
【0049】その後、ダイヤル部3dの操作によって電
話番号が入力され、または、回転スイッチ部11の操作
によって、内部RAM7のダイヤルデータ記憶領域に記
憶されている電話番号データの中から所望の通話相手が
指定され、あるいは、オートダイヤルスイッチ3Sの操
作によって書籍データ配信センターHSへのダイヤル接
続が指示され、その後ダイヤル部3dのダイヤルスイッ
チ(通話スイッチ)がONされると、通信I/F部9
は、入力または選択された相手先へ信号を送信する。そ
して、相手先または書籍データ配信センターHSから応
答があり、ダイヤル接続されると、通話処理を実行す
る。
【0050】相手先への通話処理では、マイク部1Cか
ら入力される読者の音声を音声入力部14においてデジ
タル信号に変換し、所定の周波数に変調して通信I/F
部9から通話相手に送信する。また、相手先からの信号
を通信I/F部9において受信してCPU2に出力し、
音声出力部15において音声信号に変換してスピーカ1
Eに出力したり、送信部16から携帯機器20へ送信
し、イヤホン28から適当な音量で出力する。また、C
PU2は、通話中には、相手先の電話番号等の通話関連
データ(相手先の電話番号、氏名、通話時間等)を表示
部4に表示してもよい。
【0051】電子書籍装置1を時計モードや書籍モード
で使用している状態もとで、相手側からの呼び出しを着
信すると、電話処理(その2)を開始する。通信I/F
部9において着信を検出し、着信検出信号がCPU2に
出力されると、現在、書籍データの再生中であるか否か
を判断する。書籍データの再生中である場合は、CPU
2は再生を停止させるための再生停止指示データを送信
部16へ渡す。このときCPU2は書籍データの読み上
げ停止位置を内部RAM7の着信レジスタ7iに記憶す
る。更にCPU2は着信を報知するための着信報知指示
データを送信部16へ渡す。送信部16は再生停止指示
データと着信報知指示データとを携帯機器20に送信す
る。携帯機器20は受信部26において受信した再生停
止指示データと着信報知指示データとに基づいて、音声
出力部27における読み上げ音声の再生を停止し、着信
報知部23において着信を報知する。着信の報知は例え
ば所定の着信音やメッセージ音声(ROM25に着信音
データやメッセージ音声データが格納されている)によ
る報知やバイブレータ等を用いた振動による。なお、電
子書籍装置1の表示部4に着信のメッセージを表示する
ようにしてもよい。
【0052】その後、通話スイッチの押下操作により着
信に応答すると、通話処理を開始する。そして、通話が
終了すると、CPU2は内部RAM7の着信レジスタ7
iから書籍データの読み上げ停止位置データを読み出
し、読み上げ停止位置から書籍データの読み上げ再生を
再開して通常の書籍モードに戻り、電話処理(その2)
を終了する。着信時に書籍データの読み上げ再生中では
ない場合は、着信を報知し、通話スイッチの押下操作に
より着信に応答すると、通話処理を実行し、通話が終了
すると、時計モードに戻り電話処理(その2)を終了す
る。
【0053】(時計処理)次に、時計モードが設定され
た際に実行される時計処理を説明する。電子書籍装置1
を用いて、現在の時刻や日時等のカレンダー情報を表示
部4に表示させる場合には、モードスイッチの操作によ
り時計モードを設定する。CPU2は、内部RAM7の
モードデータ記憶領域7bに時計モードを設定すると、
計時部12において計時されている現在時刻を参照し、
内部RAM7の計時レジスタ7hに更新確保するととも
に、表示駆動回路5へ出力し、表示駆動回路5において
日付や現在時刻等を表示するための表示データを生成し
て、内部RAM7の表示レジスタ7aに記憶するととも
に、表示部4に表示する。このように、モードスイッチ
の簡単な押下操作で時計モードに瞬時に切替え、現在の
時刻や日付を表示部4に表示させることができる。
【0054】(書籍処理)次に、図7を参照して電子書
籍装置等の処理について説明する。図7は電子書籍装
置、書籍データ配信センタおよび著作権者端末の各処理
を説明する全体フローチャート、図8は書籍データおよ
び読み上げキャラクタ画像を選択するための書籍データ
・キャラクタ選択処理を説明するフローチャート、図9
は書籍データの読み上げ再生処理を説明するフローチャ
ートである。まず、電子書籍装置1の内部に記憶されて
いる書籍データを、同じく装置1内の音声データROM
6Aに記憶されている音声データを用いて、読み上げ再
生処理を実行した場合について説明する。電子書籍装置
1において、外部RAM8に複数の書籍データが記憶さ
れているが、このうちのひとつの書籍データを選択しこ
の選択された書籍データを読み上げ再生しようとする場
合には、書籍モードに対応するモードスイッチを押下操
作する。
【0055】すると、CPU2は、外部RAM8に記憶
されている複数の書籍データについて書籍に関連するデ
ータ(書籍NO.や書籍名)を全て読み出し、表示部4
に一覧表示する(図10(A)参照)。書籍選択画面が
表示された表示部4では、「読みたい書籍を選んでくだ
さい」というメッセージM2とともに、「1 書籍名
A」、「2 書籍名B」のように外部RAM8に記憶さ
れている複数の書籍についての書籍No.と書籍名とが
一覧表示される。また、いずれかの書籍を選択するため
のポインタが表示される。この書籍選択画面において、
入力部3のカーソルスイッチの上下操作または回転スイ
ッチ部11の回転操作により再生したい書籍が選択され
た上で、更にプレイスイッチがオンされると、CPU2
は、選択した書籍名に対応する書籍データを外部RAM
8から読み出し、内部RAM7の書籍データ記憶領域7
dに格納する。CPU2は、読み出した書籍データのう
ち、最初のページ(表紙等)の表示データを表示駆動回
路5に渡し、表示データを生成して表示部4に表示させ
る。そして、CPU2は音声データROM6Aに記憶さ
れている音声データを用いて、読み上げ音声生成部13
に対して読み上げ開始指示を出力し、書籍データに従っ
て、記憶されている音声データに対応する音声で読み上
げ再生処理を実行する。
【0056】次に、図7を参照して、読者が自分の電子
書籍装置1に、読みたい書籍データを外部の書籍データ
配信センターHSからダウンロードする際の、書籍デー
タ配信センターHSにおいて実行される処理について、
電子書籍装置1との間で送受信されるデータ交換と合わ
せて説明する。まず、電子書籍装置1の読者は、インタ
ーネット40等を介して、書籍データ配信センターHS
のHP(ホームページ)などにアクセスし、書籍の申し
込みを行うために、書籍の申し込みに関するデータ及び
送信者IDを送信する(ステップF1)。ホストサーバ
30のCPU31は、その申込みデータ及び送信者ID
を受信すると(ステップF2)、この受信した送信者I
D等をRAM31Aに記憶する。一方、ホストサーバ3
0のCPU31は、書籍の選択を催促する書籍選択画面
を電子書籍装置1に表示させるため、書籍選択画面デー
タ(書籍データの関連データを含む)を、前記電子書籍
装置1である送信元端末に返信する(ステップF3)。
【0057】電子書籍装置1は、送信された書籍選択画
面データを受信すると、この受信された書籍選択画面デ
ータに対応する書籍選択画面を表示部4に表示した後、
書籍選択画面による書籍データ等の選択処理を行なう
(ステップF4;図10(A)参照)。この書籍データ
等の選択処理は、電子書籍装置1において、所望の書籍
データ等を書籍データ配信センターHSからダウンロー
ドするために必要な一連の処理である。図8はダウンロ
ードする書籍データを選択するために電子書籍装置1に
おいて実行される書籍データ選択処理を説明するフロー
チャート、図10(A)はダウンロードする書籍データ
を選択するための書籍選択画面である。
【0058】書籍データをダウンロードする際は、ま
ず、図8に示す書籍データ選択処理を実行する。電子書
籍装置1においてオートダイヤルスイッチ3Sが押下操
作されると、通信I/F部9に設けられた電話自動発信
部は書籍データ配信センターHSへ自動的に回線を接続
する。通信I/F部9は、書籍データ配信センターHS
に対して書籍データ配信要求データとともに自己の電子
書籍装置1の送信者IDを送信する。書籍データ配信セ
ンターHSでは、書籍データ配信要求データとともに送
信者IDを受信すると、配信可能な書籍データについて
の関連データ(書籍名、著作者名、出版社名等)を送信
する。電子書籍装置1は通信I/F部9において書籍デ
ータ配信センターHSから配信可能な書籍データについ
ての関連データを受信すると、CPU2は、図10
(A)に示すように、当該関連データを表示部4に一覧
表示した書籍選択画面を表示部4に表示する。
【0059】この書籍選択画面の表示部4には、ダウン
ロードしたい書籍データの選択を促す「読みたい書籍を
選んで下さい」というメッセージM2とともに、配信可
能な書籍データについての関連データG1,G2,G
3,…が一覧表示される。例えば、書籍No.「1」の
関連データG1は、「書籍名A 米国憲法」が、書籍N
o.「2」の関連データG2は、「書籍名B 風ととも
に去りぬ」が、書籍No.「3」の関連データG3は、
「書籍名C 漫画 発明王 エジソン(伝記)」がそれ
ぞれ表示される。また、同書籍選択画面にはポインタP
が表示されるので、カーソルスイッチの上下操作または
回転スイッチ部11の回転操作により、このポインタP
の表示位置を移動し、決定スイッチを操作すれば、上述
の関連データの中から所望の書籍を選択することができ
る。
【0060】このようにして、書籍選択画面に一覧表示
されている書籍の中から、ダウンロードしたい書籍を選
択し、これが決定されると(ステップE2;Yes)、
CPU2は、この選択した書籍の書籍No.を内部RA
M7に格納する(ステップE3)。それと同時に、CP
U2は、選択された書籍の配信要求データ、選択された
書籍No.および送信者IDを、通信I/F部9から書
籍データ配信センターHSに自動送信する。書籍データ
配信センターHSは、選択された書籍の配信要求デー
タ、選択された書籍No.および送信者IDを電子書籍
装置1から受信すると、これに応答して、選択された書
籍No.に対応した書籍データ(当該書籍データ内に登
場する複数の登場キャラクタ画像を含む)と有名人等の
読み上げキャラクタ画像とを書籍データROM32から
読みだし、この読み出した書籍データと有名人等の読み
上げキャラクタ画像とを、同じく受信した送信者IDに
対応する電子書籍装置1に向けてインターネット40を
介して送信する。電子書籍装置1は、送信された書籍デ
ータと有名人等の読み上げキャラクタ画像とを受信する
と、内部RAM7aに記憶する。その後、この記憶され
た書籍データと有名人等のキャラクタ画像とのうち、書
籍データ内の登場人物の登場キャラクタ画像402,4
03を、図10(B)に示すように、表示部4に表示す
る(ステップE4)。その後、予め定められた時間が経
過すると、図11(A)に示すように、表示された登場
人物の登場キャラクタ画像402,403に対してそれ
ぞれ割り当てられるべき読み上げキャラクタ画像N21
〜N25を一覧表示する(ステップE5)。その後、予
め定められた時間が経過すると、図11(B)に示すよ
うに、表示された登場人物の登場キャラクタ画像40
2,403とこれらに対して割り当てられるべき読み上
げキャラクタ画像N21〜N25との対応付けのための
読者に対する催促表示を行う(ステップE6)。
【0061】そこで、読者による登場人物の登場キャラ
クタ画像と割り当てられるべき読み上げキャラクタ画像
との対応付けのための選択とそれの決定とが行なわれる
(ステップE7)。すると、登場人物の登場キャラクタ
画像402,403と割り当てられる読み上げキャラク
タ画像N21〜N25とが対応付けられると、RAM7
内の各領域7g、7hにそれぞれ記憶されることとな
る。例えば、読者が、図11(A)に示す複数の読み上
げキャラクタ画像N21〜N25のなかから、「オード
リー・ケプバーン」という有名人の顔に対応する読み上
げキャラクタ画像N22を選択し、この選択された読み
上げキャラクタ画像N22を、図11(B)に示すよう
に、書籍データ内の登場人物である「Aさん」の登場キ
ャラクタ画像402に対して割り当てた場合には、これ
に応答して、「Aさん」の登場キャラクタ画像402と
「オードリー・ケプバーン」という有名人の顔に対応す
る読み上げキャラクタ画像N22とは互いに対応づけ
て、RAM7内の各領域7g、7hにそれぞれ記憶され
ることとなる。同様に、登場人物である「Bくん」の登
場キャラクタ画像403に対して「マイケル・ジョクソ
ン」という有名人の顔に対応する読み上げキャラクタ画
像N21を読者が割り当てた場合には、「Bくん」の登
場キャラクタ画像403と、「マイケル・ジョクソン」
という有名人の顔に対応する読み上げキャラクタ画像N
21とは互いに対応づけて、RAM7内の各領域7g、
7hにそれぞれ記憶されることとなる。このようにし
て、書籍データ・キャラクタ選択処理が終了する。
【0062】次に、図7に戻り、書籍データ等のダウン
ロード処理を行う。このダウンロード処理に先だって、
電子書籍装置1においてオートダイヤルスイッチ3Sを
押下操作する。すると、通信I/F部9に設けられた電
話自動発信部は、書籍データ配信センターHSへ自動的
に回線を接続する。通信I/F部9は、書籍データ配信
センターHSに対して書籍データ配信要求データととも
に自己の電子書籍装置1の送信者IDを送信する。書籍
データ配信センターHSでは、この書籍データ配信要求
データとともに送信者IDを受信すると、配信可能な書
籍データについての関連データである書籍名等を送信す
る。電子書籍装置1のCPU2は、通信I/F部9を介
して、書籍データ配信センターHSから返信された受信
確認のメッセージを受信すると、当該メッセージを表示
部4に表示する。その後、書籍選択画面において選択さ
れた書籍No.を送信者IDとともに書籍データ配信セ
ンターHSへ送信する(ステップF5)。
【0063】ホストサーバ30は、電子書籍装置1にお
いて読者が選択した書籍No.及び送信者IDを受信す
ると(ステップF6)、RAM31Aに確保し、その
後、ホストサーバ30内のメッセージROM(図示せ
ず)から選択した書籍No.を受信した旨の確認メッセ
ージを読み出して、送信元へ返信する(ステップF
7)。電子書籍装置1は、返信した確認メッセージを表
示部4に表示する(ステップF8)。次に、ホストサー
バ30は、電子書籍装置1に向けて、電子書籍装置1に
おいて選択された書籍No.に対応する書籍データ、選
択された読み上げキャラクタ画像、有名人等の音声デー
タを送信する(ステップF9)。電子書籍装置1は、ホ
ストサーバ30から送信された書籍データ、読み上げキ
ャラクタ画像、音声データを受信すると、この受信され
た書籍データ、読み上げキャラクタ画像、音声データ
を、自己のRAM7内の書籍データ記憶領域7d、キャ
ラクタ画像記憶領域7g、音声データ記憶領域7hへ書
籍No.毎にダウンロードするための処理を実行する
(ステップF10)。このダウンロード処理が終了する
と、電子書籍装置1は、ダウンロードが終了した旨のデ
ータをホストサーバ30に送信する(ステップF1
1)。
【0064】ホストサーバ30は、その後、ダウンロー
ドされた書籍データ等にかかった料金データを電子書籍
装置1に送信する(ステップF12)。電子書籍装置1
は、この受信した料金データを表示部4に表示する(ス
テップF13)。電子書籍装置1は、この料金データの
決済処理を行なう。この決済処理の方法は、各種ある。
例えば、金融機関等に対して料金データに対応した料金
の支払いを依頼し、ホストサーバ30への支払いの決済
をおこなう(ステップF14)。ホストサーバ30は、
ダウンロードされた書籍データ等にかかった料金データ
を電子書籍装置1に送信する一方で、著作権者端末30
Bへの電子書籍購入の報告を、インターネット44を通
じて行う(ステップF22)。著作権者端末30Bは、
ホストサーバ30からの電子書籍購入の報告を受信する
(ステップF23)。なお、ここでいう「著作権者」
は、書籍データを創作した著作者、読み上げキャラクタ
画像の対象となっている有名人等の本人、読み上げキャ
ラクタ画像の版権または肖像権を管理する管理会社を含
む。この後は、図9に示す書籍データの読み上げ再生処
理を行う(ステップF14)。以下、図9を参照して書
籍データ読み上げ再生処理を説明する。
【0065】この書籍データの読み上げ再生処理におい
て、電子書籍装置1のCPU2は、内部RAM7の書籍
データ記憶領域7dに記憶されている、配信された書籍
データについて書籍のタイプを判断する。すなわち、漫
画タイプであるかその他のタイプであるかを判断する。
漫画タイプである場合(ステップD1;Yes)は、ま
ず、書籍データ記憶領域7dから題名、著作者名、目次
等のデータを読み出して表示部4に表示させる(ステッ
プD2)。次いで、図12(A)に示すように、書籍デ
ータに含まれている登場人物の登場キャラクタ画像40
2、403や人物名データ(Aさん、B君)のほかに、
書籍データの読み上げ者となる読み上げキャラクタ画像
N21、N22を抽出して、その登場キャラクタ画像4
02、403および読み上げキャラクタ画像N21、N
22等を表示させる(ステップD3)。
【0066】図10(A)は漫画タイプの書籍データに
よる再生開始時における表示例を示している。この図に
示すように「漫画 発明王 エジソン(伝記)」として
書籍の題名401が表示されるとともに、登場人物N
o.1の「Aさん」の画像402が表示される。同様
に、登場人物No.2の「Bくん」の画像403が表示
される。また、書籍データの読み上げ者として読者が選
択し、RAM7のキャラクタ記憶領域7gに記憶されて
いる読み上げキャラクタ画像N21、N22が表示され
る。
【0067】次に、CPU2はページカウンタnを初期
値「1」に設定する(ステップD4)とともに、コマカ
ウンタNを初期値「1」に設定し(ステップD5)、1
ページ目の1コマ目の吹き出し部分についての登場人物
No.、文字データ、及びコマ内に含まれる擬音データ
等を含む書籍データを書籍データ記憶領域7dから読み
出し、1コマ目に含まれる登場人物の画像や背景画像を
表示するとともに、吹き出し部409,410やこの吹
き出し部409,410に包まれる文字データを表示す
る(ステップD6;図12(B)参照)。図12(B)
は1ページ目の書籍データの表示例を示している。この
図では2コマを1表示単位とし、1コマ目と2コマ目と
が表示されている。そして、右側の1コマ目には「Bく
ん」の登場キャラクタ画像403および挿し絵または背
景の画像406が表示されるとともに、文字データ40
8と文字データを包む吹き出し部409が表示されてい
る。この1コマ目の吹き出し部409内の文字データ4
09は「Bくん」の登場人物No.「2」と対応付けら
れている。なお、コマの表示単位は2コマに限定される
ものではなく、例えば、1コマ単位としたり、3コマ以
上の複数コマ単位としたり、コマの大きさによって一度
に表示させるコマ数を適応的に変更するようにしてもよ
い。
【0068】左側の2コマ目には「Aさん」の登場キャ
ラクタ画像402および挿し絵または背景の画像407
が表示されるとともに、文字データ411と文字データ
を包む吹き出し部410が表示される。この吹き出し部
410内の文字データ411は「Aさん」の登場人物N
o.「1」と対応付けられている。読み上げ音声生成部
13は、RAM7の音声データ記憶領域7hに記憶され
ている音声データに従った音声で、吹き出し部409,
410内の書籍データである文字データを読み上げる
(ステップD7)。例えば、図12(B)に示す例で
は、1コマ目の吹き出し部409内の文字データ408
に含まれる「エジソンの生まれた家です。」という部分
がイヤホン28から音声再生されているところを示して
いるが、ステップD7の処理によって、これらの文字デ
ータである言葉は、登場人物である「Bくん」の登場キ
ャラクタ画像403に割り当てられた読み上げキャラク
タ画像N21(「マイケル・ジョクソン」という有名人
の顔画像)自身のもつ音声で読み上げられることなる。
【0069】また、2コマ目では1コマ目と同様、「蓄
音機第一号も、実験の積み重ねで完成。」という部分が
イヤホン28から音声再生されているところを示してお
り、ステップD7の処理によって、これらの文字データ
である言葉は、登場人物である「Aさん」の登場キャラ
クタ画像403に割り当てられた読み上げキャラクタ画
像N22(「オードリー・ケプバーン」という有名人の
顔画像)自身のもつ音声で読み上げられることなる。ま
た、ステップD8の処理によって「メリーさんの小羊」
という蓄音機から出た音声データまたは擬音データも対
応する音で出力され、イヤホン28から出力されるとこ
ろを示している。読み上げられた音声は音声出力部15
から出力される。また、音声出力部15は、RAM7の
音声データ記憶領域7hに記憶されている音声データに
従った音声を送信部16へ渡し、送信部16はこの音声
を携帯機器20へ送信する。携帯機器20は受信部26
において音声を受信し、イヤホン28から出力する。こ
のため、読者は、読んで欲しい好きな人物または希望す
る有名人等の音声で、「漫画 発明王 エジソン(伝
記)」という書籍内の単語または文章を聞くことができ
る。
【0070】また、読み上げ音声生成部13は、擬音デ
ータ(風音、爆発音等)に対応した擬音を音声出力部1
5へ出力する。音声出力部15は擬音を送信部16へ渡
し、送信部16は擬音を携帯機器20へ送信する。携帯
機器20は受信部26において擬音を受信し、読み上げ
音声と合わせてイヤホン28から出力する(ステップD
8)。更に、CPU2は音声の読み上げと同時に読み上
げられた音声に同期して吹き出し部409,410内の
文字データの色を変更するように制御する(ステップD
9)。例えば、図12(B)に示す例では、現在、2コ
マ目の吹き出し部410内の文字データ411に含まれ
る「実験」という単語部分がイヤホン28から音声再生
されているところを示しているが、ステップD9の処理
によって音声の読み上げに同期して吹き出し部409,
410内の「実験」という単語部分の文字414の色が
変更されている。
【0071】吹き出し部409,410の音声再生が終
了すると、CPU2は更にNコマ目(ここでは「1」コ
マ目)に他の吹き出し部409,410がないか判断す
る(ステップD10)。他の吹き出し部がある場合(ス
テップD10;No)はステップD7へ移行し、ステッ
プD7、ステップD9と同様の処理を実行して他の吹き
出し部分についてテキスト(文字)部分を、読み上げキ
ャラクタ画像に対応する人物の音声で読み上げ再生し、
擬音データに対応する音で再生し、読み上げられた音声
に同期した部分の色を変更する。その後、Nコマ目(こ
こでは「1」コマ目)に他の吹き出し部分がないと判断
すると(ステップD10;Yes)、コマカウンタをイ
ンクリメントして(N+1→N;ステップD11)、1
ページに含まれる全ての文字データについて読み上げ終
了したか否かを判断する(ステップD12)。1ページ
内の全ての文字データについて読み上げが終了していな
い場合は(ステップD12;No)、ステップD6、ス
テップD11の処理を繰り返し、読み上げる音声に同期
してコマをスクロールして表示する。すなわち、次のコ
マが表示画面の中央に表示されるようにスクロールして
表示するとともに、表示中のコマに含まれる吹き出し部
分の文字を読み上げ、擬音データを再生し、また読み上
げている吹き出し部分の色を変更制御する。
【0072】表示中の1ページに含まれる各コマ内の全
ての文字データについて読み上げを終了すると(ステッ
プD12;Yes)、ページカウンタnをインクリメン
ト(n+1→n;ステップD13)し、全てのページに
ついての読み上げが終了していなければ(ステップD1
4;No)、次のページにスクロール表示して、表示さ
れている各コマの1コマ目から順次音声で読み上げる。
CPU2は、内部RAM7の書籍データ記憶領域7dに
格納されている書籍データに基づいて、nページ目の表
示データを生成し、表示部4に表示する。ステップD5
〜D13の処理を繰り返し、nページ目に含まれるNコ
マの各吹き出し内の文字部分を、登場人物に対応する音
声で読み上げ再生し、擬音データに対応する音で再生
し、また、読み上げ再生中の吹き出し内の文字部分の色
を変更制御する。これらの音声に同期してコマをスクロ
ール表示する。
【0073】その後、全てのページについて読み上げ再
生が終了したと判別すると(ステップD14;Ye
s)、書籍データによる読み上げ再生処理を終了する。
一方、書籍データの読み上げ再生処理のステップD1に
おいて書籍データが漫画タイプではない場合、すなわ
ち、例えば小説や物語のようなタイプであれば、以下の
処理(ステップD15〜ステップD21)を実行する。
まず、CPU2は、書籍データ記憶領域7dから題名、
著作者名、目次等のデータを読み出してこれらを表示部
4に表示させる(ステップD15)。次いで、書籍デー
タから朗読者の読み上げキャラクタ画像または朗読者名
を抽出して、その画像または朗読者名を表示させる(ス
テップD16;図13(A)参照)。
【0074】図13(A)は物語タイプの書籍の再生開
始時における朗読者の選択画面の表示例を示している。
この図に示すように「風とともに去りぬ」という書籍の
題名420が表示される。同時に、朗読者No.1の
「朗読者A」の画像421と、朗読者No.2の「朗読
者B」の画像422のほかに、これら各画像に対して、
読者により割り当てられた読み上げキャラクタ画像N2
1、22が表示される。入力部3内のカーソルの移動操
作によって何れかの朗読者が選択される。すると、選択
された朗読者の音声の種類とこれに割り当てられた読み
上げキャラクタ画像とを内部RAM7に設定したあと、
ページカウンタnを初期値「1」を設定し(ステップD
17)、「1」ページ目の書籍データを表示部4に表示
する。CPU2は1ページ目の書籍データに含まれる文
字データ425を、選択した読み上げキャラクタ画像で
示される人物の音声で読み上げる(ステップD18)。
【0075】例えば、図13(A)に示す朗読者の種類
のうち、朗読者No.2の「朗読者B」が選択される
と、CPU2はこの「朗読者B」に割り当てられた読み
上げキャラクタ画像N22の音声データを取得し、内部
RAM7に設定する。その後、図13(B)に示すよう
に書籍データの1ページ目の文字データ425を表示部
4に表示させると同時に、その文字データを読み上げ音
声生成部13に渡し、選択された読み上げキャラクタ画
像N22で示される人物の音声データに従った音声で、
「朗読者B」として読み上げ出力する。このとき、読み
上げられている音声に同期して表示されている文字42
6の色を変更する。すなわち、イヤホン28から「彼
女」という音声を出力しているときには、表示部4に表
示されている「彼女」という文字426の色が変更され
る。
【0076】なお、文字データ内に含まれない擬音デー
タを適宜挿入して再生するようにしてもよい。例えば、
図13(B)に示すように、「朗読者B」が調子を取る
ために扇子を机に叩きつける音「バシッ」が読み上げ音
声再生中にイヤホン28から出力されるようにしてもよ
いし、書籍データに擬音データの発声タイミングを設定
しておき、所定のタイミングで擬音を再生し、文章の表
現を言葉だけでなく、金の音や虫の鳴き声等の擬音とと
もに表現するようにしてもよい。その後、nページ目の
全ての文字データの読み上げを終了すると(ステップD
19;Yes)、ページカウンタnをインクリメントし
(n+1→n;ステップD21)、全てのページの読み
上げが終了したか否かを判断する。全てのページの読み
上げが終了していないときは、次のページをスクロール
表示してステップD20へ戻り、表示中のnページ目の
文字データを読み上げる。その後、全てのページの読み
上げが終了すると(ステップD21;Yes)、書籍デ
ータの再生を停止し、書籍データの読み上げ再生処理を
終了する。なお、書籍データを再生している途中にスト
ップスイッチがオンされると、書籍データの再生を停止
し、書籍データの再生を終了する。
【0077】以上のように、本発明の電子書籍装置1で
は、読み上げられる音声に同期して表示中のコマやペー
ジがスクロール表示されるので、読者は意図的にページ
捲りやコマ送りの操作を入力する必要がなく、電子書籍
装置1において快適に読書を楽しむことができる。一
方、著作権者端末30Bは、ネット40を介して、ホス
トサーバ30と接続されている。著作権者端末30B
は、有名人等の読み上げキャラクタ画像、この画像で示
される人物の名前、この人物の音声を示す音声データを
含む著作物データを、自己の著作物データRAM30B
Rに記憶する。この記憶後に、著作権者端末30Bが、
ネット40を介して、その著作物データをホストサーバ
30に送信する(ステップF20)。すると、ホストサ
ーバ30は、この送信された著作物データを受信する。
受信された著作物データは、自己のホームページ等に掲
載するためにRAM31Aに登録する。ホストサーバ3
0は、この著作物データが著作権者端末30Bから送信
される都度、自己のホームページ等に掲載する(ステッ
プF21)。ホストサーバ30のホームページ等に掲載
された著作物データは、電子書籍装置1にて書籍の申し
込みという形で活用される(ステップF1)。この活用
の結果は、ホストサーバ30から著作権者端末30Bへ
報告される(ステップF22)。著作権者端末30Bは
ホストサーバ30からの報告を受信する(ステップF2
3)。電子書籍装置1により電子書籍データがダウンロ
ードされた結果、その対価としての料金に関する決済報
告は、ホストサーバ30から著作権者端末30Bへ報告
される(ステップF24)。著作権者端末30Bはホス
トサーバ30からの報告を受信したあと、ダウンロード
された結果の対価としての著作権料の支払いを受け取る
ことができる(ステップF25)。著作権者端末30B
は、その後、新たにテレビ、映画等で有名となった俳
優、芸能人、ノーベル賞受賞者、スポーツで活躍した選
手等の読み上げキャラクタ画像、この画像で示される人
物の名前、この人物の音声を示す音声データを含む著作
物データを、自己の著作物データRAM30BRに記憶
したならば、この記憶後に、ネット40を介して、その
著作物データをホストサーバ30に向けて、更新された
著作物データとして送信する(ステップF26)。する
と、ホストサーバ30は、この更新された著作物データ
を受信し、この更新された著作物データをRAM31A
に記憶する(ステップF16)。ホストサーバ30は、
このようにして、この更新された著作物データが著作権
者端末30Bから送信される都度、自己のホームページ
等に新たに掲載する(ステップF21)。このため、電
子書籍装置1は、更新された著作物データである読み上
げキャラクタ画像および音声データ等を内部RAM7お
よび外部RAM8に受信することができ、このため、ホ
ストサーバ30から配信された書籍データに登場する登
場キャラクタに割り当てられるべき新たな読み上げキャ
ラクタ画像、音声データ等として、迅速かつ容易に活用
することができる(ステップF1〜F17)。
【0078】以上説明したように、書籍処理では、外部
RAM8に記憶されている書籍データの中から所望の書
籍データおよび音声データを読み出して、音声データに
対応する音声で書籍データに対応する書籍内容を読み上
げ再生することができる。また、外部からダウンロード
した書籍データおよび音声データ等を内部RAM7等に
複数記憶することができる。なお、書籍データの読み上
げ再生中に電話の着信があると、CPU2は着信を報知
するため着信報知指示信号を出力するとともに、書籍デ
ータの読み上げ停止指示を出力する。着信があった時点
での書籍データの読み上げ位置を着信レジスタ7iに記
憶し、通話が終了すると、記憶した停止位置から書籍デ
ータの読み上げを再開する。
【0079】更に、CPU2は書籍データのタイプを判
断し、タイプに応じて表示単位を変更したり読み上げる
音声の種類の設定の仕方を変更したりする。例えば、漫
画タイプであればコマ単位(例えば2コマ単位)で表示
し、登場人物に対応づけて割り当てられた読み上げキャ
ラクタ画像の音声で吹き出し部内の文字データを読み上
げ再生する。その他のタイプであればページ単位で表示
し、読者により指定された読み上げキャラクタ画像固有
の音声で、文字データを読み上げ再生する。読み上げ再
生時には、読み上げられる音声に同期して表示中のコマ
やページがスクロール表示する。従って、電子書籍装置
1は、所望の書籍データおよび音声データを外部からダ
ウンロードして容易に取得することができるので、読者
は表示された書籍データを黙読し視覚的に楽しむことが
できるだけでなく、表示された書籍データを目で確認し
ながら、音声データに従って読み上げられる音声を聴取
することで聴覚的にも読書を楽しむことができる。ま
た、書籍データの読み上げ再生中に電話の着信がある
と、電話の着信を報知する一方で書籍データの読み上げ
再生を自動的に停止するので読書中にも迅速に電話に応
答できる。また、電話の着信時における書籍データの再
生位置を記憶しておき、通話が終了すると自動的に前記
再生位置から書籍データの再生を自動的に再開するので
読書を再開するときになんら操作を必要とせず、便利で
ある。
【0080】また、書籍のタイプが漫画タイプである場
合は登場人物の画像、この画像が発言する文字データ、
及びこの文字データを包む吹き出し部をコマ単位で表示
させ、表示された吹き出し部内の文字データを登場人物
に対応づけて割り当てられた読み上げキャラクタ画像の
音声で読み上げ、吹き出し部内の文字データの読上げが
完了すると自動的に他のコマの処理に移行(スクロール
表示)するように制御するので、ページを捲る操作やコ
マを送る操作を必要とせず、操作を簡便なものとするこ
とができる。また登場人物毎に割り当てられた読み上げ
キャラクタ画像の音声で、書籍データにて示される書籍
内容が読み上げられるので、読み上げる音声の違いから
登場人物を区別でき、視覚に頼らずに読書できる。さら
に、音声で読上げられている文字データを他の文字デー
タと区別可能に表示させるので、読み上げられている箇
所を容易に確認でき、例えば表示されている画像と文字
とを交互に見る場合にも、画像から文字に視線を移した
ときにどの部分を読み上げているかを瞬時に判断できる
ので、快適な読書を提供できる。
【0081】また、小説や物語タイプの書籍では読み上
げ対象となる文字データをページ単位で表示させ、表示
された文字データを読者の指定した読み上げキャラクタ
画像固有の音声で読み上げ、文字データの読上げが完了
したら、次のページに移行(スクロール表示)するの
で、ページ捲りの操作を必要とせず、読書中の操作を簡
便にできる。また登場人物に割り当てられる登場キャラ
クタ画像の選択を通じて、読み上げキャラクタ画像固有
の音声を指定できるので、その指定された音声を聞くこ
とができ、読者は快適に読書できる。
【0082】なお、本発明は、上述の実施形態の内容に
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で適宜変更可能である。例えば、音声認識部2Aを設
け、この音声認識部2Aにて、音声入力部14から入力
された音声信号について、音声スペクトラム短縮化等の
分析処理を行った後に、標準パターン等とのパターンマ
ッチングを行って音声認識を行い、その音声認識結果を
出力する音声認識処理を施すことも可能である。例え
ば、電話モードにおいて、相手方の電話端末にダイヤル
する場合に、ダイヤル部3dにおけるダイヤルキーの手
動操作に代えて、予め内部RAM7のダイヤルデータ記
憶領域に記憶されている電話番号データや電話番号デー
タに対応付けられている相手の名前などをマイク部1C
から音声入力し、上述の音声認識部2Aの音声認識処理
によってダイヤル先を指示することや、再生する書籍デ
ータを音声によって指示することも可能である。
【0083】また、上述の実施の形態では読み上げる音
声を書籍データとしたが、例えば通信I/F部9を介し
て外部から受信した電子メールの内容を、サーバ30か
ら配信された読み上げキャラクタ画像の音声で読み上げ
るようにしてもよい。この場合、CPU2は通信I/F
部9において外部から送信された電子メール(文字デー
タ)を受信して内部RAM7のメールデータ記憶領域7
eに記憶しておき、入力部3の操作に従ってメールデー
タ記憶領域7eに記憶された電子メールの内容を、サー
バ30から配信された読み上げキャラクタ画像の音声で
読み上げる構成とすれば、電子書籍装置1において書籍
データを読み上げるだけでなく、外部から受信した電子
メールについての読み上げ音声を聴取することも可能と
なる。また、この場合において、各読み上げキャラクタ
画像N21〜N25毎に、電子メールの文字データ(単
語、言葉、挨拶文などを含む)に対応した動作を表す読
み上げキャラクタ画像を複数枚、キャラクタ画像ROM
32Bに記憶しておき、このキャラクタ画像ROM32
Bに記憶してある各読み上げキャラクタ画像N21〜N
25毎の、複数枚の読み上げキャラクタ画像をサーバ3
0から配信してもらい、メールデータ記憶領域7eに記
憶された電子メールの内容を、同じく配信された読み上
げキャラクタ画像固有の音声で読み上げる際に、当該電
子メールの文字データに従った動作の各読み上げキャラ
クタ画像を順次読み出して表示部4に表示させてゆけ
ば、電子メールの内容に従った動作を行う読み上げキャ
ラクタ画像とすることができる。例えば、電子メールの
文字データが「こんにちは」という挨拶文であった場合
には、この「こんにちは」という文字データに従った音
声で、読み上げキャラクタ画像N21等が「お辞儀」の
動作を行うように表示させることができる。
【0084】また、電子書籍装置1の2つの表示パネル
1A,1Bの表示画面にタッチパネルを設け、一方の表
示パネルの一部を押圧指定すると他方の表示パネルにそ
の詳細な内容が表示されるようにしてもよい。例えば、
一方の表示パネルに目次を表示しておき、その目次のう
ち所望のタイトル部分を押圧すると、他方の表示パネル
に該タイトルの示す章の書籍データを表示するようにし
てもよい。この場合は、電子書籍装置1におけるページ
捲り操作が簡便化され、さらに快適な読書を楽しむこと
ができる。また、携帯機器20をヘッドホン型書籍デー
タ再生装置とし、それのイヤーパッド内にメモリカード
(外部メモリ)を収納する部位を設けるとともに書籍デ
ータの読み上げ音声を再生するための読み上げ音声生成
部13及び音声出力部15を設け、通信I/F部9を介
して所望の書籍データを外部(書籍データ配信センター
HSのホストサーバ30)からダウンロードして前記メ
モリカードに複数記憶しておき、読者によって選択され
た書籍データを、選択された音声データに対応した音声
で読み上げる。このようなヘッドホン型の書籍データ再
生装置においても、書籍データに基づく音声の読み上げ
再生中に電話の着信があると、CPU2は着信報知指示
信号及び再生停止指示信号を発生して、着信を報知する
とともに書籍データの読み上げ音声の再生を停止させ、
電子書籍装置50の表示部4における書籍データの表示
を停止させる。またこのとき再生の停止位置を内部RA
M7の着信レジスタ7iに記憶する。そして通話が終了
すると読み上げ音声の再生停止位置から書籍データの読
み上げを再開する。
【0085】従って、ヘッドホン型書籍データ再生装置
でも、所望の書籍データを外部からダウンロードして容
易に取得し、メモリカードに記憶することができる。ま
た、読者は書籍データに従って読み上げられる音声を聴
取することで聴覚的に読書を楽しむことができる。また
書籍データの読み上げ再生中に電話の着信があると、電
話の着信を報知する一方で書籍データの読み上げ再生を
自動的に停止するので読書中にも迅速に電話に応答でき
る。また、電話の着信時における書籍データの再生位置
を記憶しておき、通話が終了すると自動的に前記再生位
置から書籍データの再生を自動的に再開するので読書を
再開するときになんら操作を必要とせず、便利である。
その他、計時部12をヘッドホン型書籍データ再生装置
60側に設けたり、音声入力部14や回転スイッチ部1
1を電子書籍装置50側に設けるといった内容の変更に
ついては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜可能で
ある。
【0086】
【発明の効果】請求項1および請求項11記載の発明に
よれば、外部の電子書籍装置から通信手段を介して書籍
データと読み上げキャラクタ画像との配信要求がなされ
た場合、この配信要求を受信し、この受信された配信要
求に応答して、この配信要求に対応する書籍データおよ
び読み上げキャラクタ画像のほかに、前記読み上げキャ
ラクタ画像に対応する音声データを記憶手段に記憶され
ている複数組の中から配信データとして読み出し、この
読み出された配信データを外部の電子書籍装置に向け
て、通信手段を介して送信することができる。このた
め、外部の電子書籍装置からの配信要求に応答してその
外部の電子書籍装置が欲している書籍データ、読み上げ
キャラクタ画像のほかに、読み上げキャラクタ画像に対
応する音声データを迅速かつ容易に送信することができ
る。このため、読者にとっては、書籍データに対応した
書籍内容を読み上げてくれる読み上げキャラクタ画像、
およびこのキャラクタ画像の音声データをいつでもどこ
にいても入手することができ、この入手した書籍データ
に対応した書籍内容を希望する有名人、声優等の人物、
アニメまたはキャラクタ等の音声で、読み上げ再生させ
ることができる。
【0087】請求項5および請求項15記載の発明によ
れば、電子書籍の内容を読み上げるために使用される読
み上げキャラクタ画像、および、この読み上げキャラク
タ画像に対応する音声データが外部の端末(例えば、読
み上げキャラクタ画像または音声データ等の著作物を所
有している端末)からネットワークを介して送信された
場合、この送信された前記読み上げキャラクタ画像およ
び前記音声データを受信し、この受信された読み上げキ
ャラクタ画像および音声データを対応付けて記憶するこ
とができるばかりでなく、外部の電子書籍装置からネッ
トワークを介して読み上げキャラクタ画像の配信要求が
なされた場合、この配信要求を受信し、この受信された
配信要求に応答して、この配信要求に対応する読み上げ
キャラクタ画像と、当該読み上げキャラクタ画像に対応
付けられている音声データとを配信データとして読み出
し、この読み出された配信データを外部の電子書籍装置
に向けて送信することができる。このため、外部の端末
からネットワークを介して送信された読み上げキャラク
タ画像または音声データ等の著作物データを迅速かつ確
実に外部の電子書籍装置に向けて送信することができ
る。
【0088】請求項9および請求項19記載の発明によ
れば、外部の書籍データ配信元とネットワークを介して
接続される電子書籍装置において、外部の書籍データ配
信元から複数の書籍名と書籍内容を読み上げるために使
用する複数の読み上げキャラクタ画像とを、前記ネット
ワークを介して受信し、この受信した複数の書籍名の中
から希望する書籍名を指定した後、この指定された書籍
名の書籍内容を読み上げるために使用したい読み上げキ
ャラクタ画像を複数の読み上げキャラクタ画像の中から
指定することができるばかりでなく、この指定された書
籍名で示される書籍データを受信するとともに、前記指
定された読み上げキャラクタ画像とこの読み上げキャラ
クタ画像に対応づけられた音声データとを前記外部の書
籍データ配信元から受信し、この受信された書籍データ
と読み上げキャラクタ画像とを表示させることができ、
また、この表示された書籍データに対応した書籍内容
を、表示された読み上げキャラクタ画像に対応づけられ
た音声データに対応する音声で再生させることができ
る。このため、書籍データに対応した書籍内容を希望す
る有名人、声優等の人物またはキャラクタの音声で読み
上げ再生させることができる。また、読者にとって快適
な音声で書籍内容を読み上げ再生させることができる。
また、配信された書籍データとキャラクタ画像とを見な
がら、配信された書籍データを希望するキャラクタ画像
固有の音声で聞くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における音声再生システムの使用状態
例、音声再生システムと外部とのデータ通信の様子を模
式的に示す図である。
【図2】音声再生システムを構成する電子書籍装置と携
帯機器との間におけるデータ通信の様子を模式的に示す
図である。
【図3】電子書籍装置の構成、書籍データ配信センター
に設置されたホストサーバの構成、携帯機器の構成、及
び著作権者端末の構成を示すブロック図である。
【図4】電子書籍装置の内部RAMのメモリ構成を示す
図である。
【図5】ホストサーバ内部における書籍ROMのメモリ
構成を示す図である。
【図6】著作権者端末内部におけるRAMのメモリ構成
を示す図である。
【図7】電子書籍装置、書籍データ配信センターのホス
トサーバ、及び著作権者端末の三者でそれぞれ実行され
る各処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】書籍データ・キャラクタ選択処理を説明するフ
ローチャートである。
【図9】書籍データの読み上げ再生処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図10】(A)および(B)は 読み上げる書籍を選
択するための書籍選択画面の表示例、および選択後の表
示例である。
【図11】(A)および(B)は書籍の読み上げる読み
上げキャラクタ画像の選択を行う際における表示部の表
示例、および、登場人物と読み上げキャラクタ画像との
割り当ての際における対応関係を示す表示例である。
【図12】(A)および(B)は登場人物と読み上げキ
ャラクタ画像との割り当て後における対応関係を示す表
示例、および、書籍の読み上げ再生中における表示例で
ある。
【図13】(A)および(B)は物語タイプにおける登
場人物と読み上げキャラクタ画像との割り当て後におけ
る対応関係を示す表示例、および、その書籍の読み上げ
再生中における表示例である。
【符号の説明】
100 音声再生システム 1 電子書籍装置 1C マイク部 1E スピーカ部 2 CPU 4 表示部 6 ROM 7 内部RAM 8 外部RAM 15、27 音声出力部 20 携帯機器 HS 書籍データ配信センター 30 ホストサーバ 32A 書籍データROM 32B キャラクタROM 32C 音声データROM 33 配信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 13/00 G10L 3/00 S 19/00 Q 21/06 N

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子書籍の内容を示す書籍データ、この
    書籍データに対応した書籍内容を読み上げるために使用
    される読み上げキャラクタ画像、および、この読み上げ
    キャラクタ画像に対応する音声データを互いに対応付け
    て複数組記憶している記憶手段と、 外部の電子書籍装置から通信手段を介して前記書籍デー
    タと前記読み上げキャラクタ画像との配信要求がなされ
    た場合、この配信要求を受信する受信手段と、 この受信手段により受信された配信要求に応答して、こ
    の配信要求に対応する前記書籍データおよび前記読み上
    げキャラクタ画像のほかに、前記読み上げキャラクタ画
    像に対応する前記音声データを前記記憶手段に記憶され
    ている複数組の中から配信データとして読み出し、この
    読み出された配信データを前記外部の電子書籍装置に向
    けて、前記通信手段を介して送信する送信手段と、を備
    えていることを特徴とする電子書籍データ配信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子書籍データ配信装置
    において、前記書籍データは、前記電子書籍内に登場す
    る複数の登場キャラクタ画像を含み、前記送信手段は、
    前記読み上げキャラクタ画像とともに、前記複数の登場
    キャラクタ画像を前記外部の電子書籍装置に向けて送信
    するキャラクタ画像送信手段を備えていることを特徴と
    する電子書籍データ配信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電子書籍データ配信装置
    において、前記読み上げキャラクタ画像は、複数の読み
    上げキャラクタ画像であり、前記記憶手段は、前記複数
    の読み上げキャラクタ画像と前記電子書籍内に登場する
    複数の登場キャラクタ画像とを対応づけて記憶する対応
    記憶手段を備えており、前記送信手段は、前記対応記憶
    手段に対応付けて記憶されている前記複数の読み上げキ
    ャラクタ画像と前記複数の登場キャラクタ画像を前記外
    部の電子書籍装置に向けて送信するキャラクタ画像送信
    手段を備えていることを特徴とする電子書籍データ配信
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電子書籍データ配信装置
    において、前記キャラクタ画像送信手段は、前記複数の
    読み上げキャラクタ画像とともに、当該複数の読み上げ
    キャラクタ画像固有の音声データを前記外部の電子書籍
    装置に向けて送信する音声データ送信手段を備えている
    ことを特徴とする電子書籍データ配信装置。
  5. 【請求項5】 電子書籍の内容を読み上げるために使用
    される読み上げキャラクタ画像、および、この読み上げ
    キャラクタ画像に対応する音声データが外部の端末から
    ネットワークを介して送信された場合、この送信された
    前記読み上げキャラクタ画像および前記音声データを受
    信する受信手段と、 この受信手段により受信された前記読み上げキャラクタ
    画像および前記音声データを対応付けて記憶する記憶手
    段と、 外部の電子書籍装置からネットワークを介して前記読み
    上げキャラクタ画像の配信要求がなされた場合、この配
    信要求を受信する受信手段と、 この受信手段により受信された配信要求に応答して、こ
    の配信要求に対応する前記読み上げキャラクタ画像と、
    当該読み上げキャラクタ画像に対応付けられている前記
    音声データとを前記記憶手段から配信データとして読み
    出し、この読み出された配信データを前記外部の電子書
    籍装置に向けて送信する送信手段と、を備えていること
    を特徴とする電子書籍データ配信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電子書籍データ配信装
    置において、 前記読み上げキャラクタ画像および前記音声データが前
    記外部の端末からネットワークを介して送信された場合
    と、前記外部の電子書籍装置からの配信要求に応答し
    て、この配信要求に対応する配信データを前記外部の電
    子書籍装置に向けて送信した場合との少なくとも一方の
    場合、これに対応する対価に関するデータを受け取る対
    価受け取り手段を備えていることを特徴とする電子書籍
    データ配信装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の電子書籍データ配信装
    置において、前記記憶手段に記憶されている前記読み上
    げキャラクタ画像および前記音声データのうち、前記読
    み上げキャラクタ画像をネットワーク上に掲載する掲載
    手段を更に備えており、前記送信手段は、前記外部の電
    子書籍装置からの配信要求に応答して、この配信要求に
    対応する前記読み上げキャラクタ画像に併せて、当該読
    み上げキャラクタ画像に対応付けられている前記音声デ
    ータを前記記憶手段から配信データとして読み出し、こ
    の読み出された配信データを前記外部の電子書籍装置に
    向けて送信する配信データ送信手段を備えていることを
    特徴とする電子書籍データ配信装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の電子書籍データ配信装
    置において、前記掲載手段は、外部の端末からネットワ
    ークを介して前記読み上げキャラクタ画像が送信される
    都度、この送信された読み上げキャラクタ画像を前記ネ
    ットワーク上に掲載するネット掲載手段を備えているこ
    とを特徴とする電子書籍データ配信装置。
  9. 【請求項9】 外部の書籍データ配信元とネットワーク
    を介して接続される電子書籍装置において、 前記外部の書籍データ配信元から複数の書籍名と書籍内
    容を読み上げるために使用する複数の読み上げキャラク
    タ画像とを、前記ネットワークを介して受信する第1の
    受信手段と、 この第1の受信手段により受信した前記複数の書籍名の
    中から希望する書籍名を指定した後、この指定された書
    籍名の書籍内容を読み上げるために使用したい読み上げ
    キャラクタ画像を前記複数の読み上げキャラクタ画像の
    中から指定する指定手段と、 この指定手段により指定された書籍名で示される書籍デ
    ータを受信するとともに、前記指定された読み上げキャ
    ラクタ画像とこの読み上げキャラクタ画像に対応づけら
    れた音声データとを前記外部の書籍データ配信元から受
    信する第2の受信手段と、 この第2の受信手段により受信された前記書籍データと
    前記読み上げキャラクタ画像とを表示させるように制御
    する表示制御手段と、この表示制御手段の制御により表
    示された前記書籍データに対応した書籍内容を、表示さ
    れた前記読み上げキャラクタ画像に対応づけられた前記
    音声データに対応する音声で再生させるように制御する
    音声再生制御手段と、 を備えることを特徴とする電子書籍装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の電子書籍装置におい
    て、 前記書籍データは、前記電子書籍内に登場する複数の登
    場キャラクタ画像を含むことを特徴とする電子書籍装
    置。
  11. 【請求項11】 コンピュータを、電子書籍の内容を示
    す書籍データ、この書籍データに対応した書籍内容を読
    み上げるために使用される読み上げキャラクタ画像、お
    よび、この読み上げキャラクタ画像に対応する音声デー
    タを互いに対応付けて複数組記憶する記憶手段と、 外部の電子書籍装置から通信手段を介して前記書籍デー
    タと前記読み上げキャラクタ画像との配信要求がなされ
    た場合、この配信要求を受信する受信手段と、 この受信手段により受信された配信要求に応答して、こ
    の配信要求に対応する前記書籍データおよび前記読み上
    げキャラクタ画像のほかに、前記読み上げキャラクタ画
    像に対応する前記音声データを前記記憶手段に記憶され
    ている複数組の中から配信データとして読み出し、この
    読み出された配信データを前記外部の電子書籍装置に向
    けて、前記通信手段を介して送信する送信手段と、 して機能させることを特徴とするプログラム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のプログラムにおい
    て、前記書籍データは、前記電子書籍内に登場する複数
    の登場キャラクタ画像を含み、前記送信手段は、前記読
    み上げキャラクタ画像とともに、前記複数の登場キャラ
    クタ画像を前記外部の電子書籍装置に向けて送信するキ
    ャラクタ画像送信手段として機能させることを特徴とす
    るプログラム。
  13. 【請求項13】 請求項11記載のプログラムにおい
    て、更に、前記読み上げキャラクタ画像は、複数の読み
    上げキャラクタ画像であり、前記記憶手段は、前記複数
    の読み上げキャラクタ画像と前記電子書籍内に登場する
    複数の登場キャラクタ画像とを対応づけて記憶する対応
    記憶手段として機能させ、前記送信手段は、前記対応記
    憶手段に対応付けて記憶されている前記複数の読み上げ
    キャラクタ画像と前記複数の登場キャラクタ画像を前記
    外部の電子書籍装置に向けて送信するキャラクタ画像送
    信手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のプログラムにおい
    て、前記キャラクタ画像送信手段は、前記複数の読み上
    げキャラクタ画像とともに、当該複数の読み上げキャラ
    クタ画像固有の音声データを前記外部の電子書籍装置に
    向けて送信する音声データ送信手段として機能させるこ
    とを特徴とするプログラム。
  15. 【請求項15】 電子書籍の内容を読み上げるために使
    用される読み上げキャラクタ画像、および、この読み上
    げキャラクタ画像に対応する音声データが外部の端末か
    らネットワークを介して送信された場合、この送信され
    た前記読み上げキャラクタ画像および前記音声データを
    受信する受信手段と、 この受信手段により受信された前記読み上げキャラクタ
    画像および前記音声データを対応付けて記憶する記憶手
    段と、 外部の電子書籍装置からネットワークを介して前記読み
    上げキャラクタ画像の配信要求がなされた場合、この配
    信要求を受信する受信手段と、 この受信手段により受信された配信要求に応答して、こ
    の配信要求に対応する前記読み上げキャラクタ画像と、
    当該読み上げキャラクタ画像に対応付けられている前記
    音声データとを前記記憶手段から配信データとして読み
    出し、この読み出された配信データを前記外部の電子書
    籍装置に向けて送信する送信手段と、して機能させるこ
    とを特徴とするプログラム。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のプログラムにおい
    て、 前記読み上げキャラクタ画像および前記音声データが前
    記外部の端末からネットワークを介して送信された場合
    と、前記外部の電子書籍装置からの配信要求に応答し
    て、この配信要求に対応する配信データを前記外部の電
    子書籍装置に向けて送信した場合との少なくとも一方の
    場合、これに対応する対価に関するデータを受け取る対
    価受け取り手段として機能させることを特徴とするプロ
    グラム。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載のプログラムにおい
    て、前記記憶手段に記憶されている前記読み上げキャラ
    クタ画像および前記音声データのうち、前記読み上げキ
    ャラクタ画像をネットワーク上に掲載する掲載手段とし
    て更に機能させ、前記送信手段は、前記外部の電子書籍
    装置からの配信要求に応答して、この配信要求に対応す
    る前記読み上げキャラクタ画像に併せて、当該読み上げ
    キャラクタ画像に対応付けられている前記音声データを
    前記記憶手段から配信データとして読み出し、この読み
    出された配信データを前記外部の電子書籍装置に向けて
    送信する配信データ送信手段として機能させることを特
    徴とするプログラム。
  18. 【請求項18】 請求項15に記載のプログラムにおい
    て、前記掲載手段は、外部の端末からネットワークを介
    して前記読み上げキャラクタ画像が送信される都度、こ
    の送信された読み上げキャラクタ画像を前記ネットワー
    ク上に掲載するネット掲載手段として機能させることを
    特徴とするプログラム。
  19. 【請求項19】 外部の書籍データ配信元とネットワー
    クを介して接続される電子書籍装置に使用されるプログ
    ラムにおいて、 前記電子書籍装置を、 前記外部の書籍データ配信元から複数の書籍名と書籍内
    容を読み上げるために使用する複数の読み上げキャラク
    タ画像とを、前記ネットワークを介して受信する第1の
    受信手段と、 この第1の受信手段により受信した前記複数の書籍名の
    中から希望する書籍名を指定した後、この指定された書
    籍名の書籍内容を読み上げるために使用したい読み上げ
    キャラクタ画像を前記複数の読み上げキャラクタ画像の
    中から指定する指定手段と、 この指定手段により指定された書籍名で示される書籍デ
    ータを受信するとともに、前記指定された読み上げキャ
    ラクタ画像とこの読み上げキャラクタ画像に対応づけら
    れた音声データとを前記外部の書籍データ配信元から受
    信する第2の受信手段と、 この第2の受信手段により受信された前記書籍データと
    前記読み上げキャラクタ画像とを表示させるように制御
    する表示制御手段と、この表示制御手段の制御により表
    示された前記書籍データに対応した書籍内容を、表示さ
    れた前記読み上げキャラクタ画像に対応づけられた前記
    音声データに対応する音声で再生させるように制御する
    音声再生制御手段と、して機能させることを特徴とする
    プログラム。
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