JP2003119724A - プレビーム合成桁の床版構築方法 - Google Patents

プレビーム合成桁の床版構築方法

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宏 神成
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卓治 国分
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 産業廃棄物及び型枠の組立・解体に要する工
数が削減でき、施工も容易で省力化及び工期の短縮が達
成できる床版構築方法を提供する。 【解決手段】 プレビーム桁1の下フランジコンクリー
ト3上に発泡スチロール製の脚部埋設型枠6を立設し、
その上面に発泡スチロール製の櫛型埋設型枠7を架設
し、その上面にコンクリートを打設して床版5を構築す
る。発泡スチロールは軽量で加工も容易であるため、労
務工数の低減や型枠組立工期の大幅な短縮が期待でき
る。更に発泡スチロールは再生プラスチックとして利用
できるので資源の有効活用にも寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレビーム桁間
に架設する床版の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プレビーム桁は、予め反りを与えたI型
断面の鋼桁に荷重を載荷して所定の曲げモーメントを付
与し、この状態で下フランジコンクリートを打設し、コ
ンクリート硬化後に荷重を開放してプレストレスを導入
した後ウェブ及び床版のコンクリートを打設している
が、床版構築の場合には型枠支保工を組み立ててコンク
リートを打設し、その後型枠支保工を解体撤去する施工
方法が一般的であった。
【0003】この従来の型枠支保工は、図3に示すよう
にプレビーム桁101の下フランジコンクリート102
上にパイプサポート又は角材からなる支柱103を立設
し、その頭部に鋼製ビーム等の梁材104を架け渡し、
その上面に合板を加工して作製する床版型枠105を載
置する構成であった。
【0004】又、主桁間隔が非常に近接し且つ桁高が低
い場合には型枠支保工の解体が困難となるため、埋設型
枠とする施工例もあった。このようなケースで使用する
埋設型枠としては、例えば図4に示すように、プレビー
ム桁201の下フランジコンクリート202間に架け渡
す下板203とウエブコンクリート204に接する両側
板205とこれらを連結する上板206からなる箱型の
鋼製埋設型枠があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、合板製の床版
型枠を組立解体する従来の床版構築方法は、組立解体作
業が煩雑であるばかりでなく、型枠資材の大部分が産業
廃棄物となってしまい再利用が殆どできないという問題
点があった。
【0006】一方埋設型枠を鋼製プレートで作製する従
来の床版構築方法では、完全なる防錆が困難であるた
め、経年による錆の発生、これに伴う美観の低下等の問
題点があった。
【0007】この発明は、上記のような従来のプレビー
ム合成桁の床版構築方法が有する問題点を解消すべくな
されたものであり、森林資源の保護と産業廃棄物の削減
等を目指すと共に、資材の再利用が可能で、型枠の組立
・解体に要する工数が削減でき、施工も容易で省力化及
び工期の短縮が達成できる床版構築方法を提供すること
を目的としている。又、埋設型枠を採用する場合には、
錆の発生が無く、型枠の作製及び組立が容易で、省力化
及び工期の短縮が可能な床版構築方法を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明のプレビーム合成桁の床版構築方法は、プ
レビーム桁の下フランジコンクリートとウエブコンクリ
ートに当接する発泡スチロール製の脚部埋設型枠を立設
し、この脚部埋設型枠上面に発泡スチロール製の櫛型埋
設型枠を架設し、その上面にコンクリートを打設するこ
とを特徴とするものである。
【0009】埋設型枠は発泡スチロールを所定形状に加
工し、脚部埋設型枠と櫛型埋設型枠で形成される床版下
方の空間は、板材で閉鎖するか、あるいは塗料を型枠面
に塗布して化粧を施す。又コンクリートと同系色の発泡
スチロールを用いてもよい。
【0010】請求項2記載の床版構築方法は、プレビー
ム桁の下フランジコンクリート上に支保工を組み立て、
この支保工上に剥離性能が高いシート材で上面を被覆す
る発泡スチロール製の櫛型型枠を架設し、その上面にコ
ンクリートを打設することを特徴とするものである。
【0011】櫛型型枠はその中央部を適宜分割して、一
部を抜出可能に形成すると解体が容易となる。シート材
としてはコンクリート面から容易に剥離する化粧合板の
薄板や合成樹脂製シートを用いる。
【0012】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。図1はプレビーム合成桁
の床版構築方法を説明する断面図である。プレビーム桁
1は、I型断面の鋼桁2にプレフレクションを行い、下
フランジコンクリート3を打設して所定期間養生した
後、リリースして下フランジコンクリート3にプレスト
レスを導入し、その後ウエブコンクリート4を床版5の
下部まで立ち上げる。
【0013】平坦に形成された下フランジコンクリート
3上に発泡スチロール製の脚部埋設型枠6を立設し、そ
の上面に発泡スチロール製の櫛型埋設型枠7を架設し、
その上面にコンクリートを打設して床版5を構築する。
脚部埋設型枠6の下面には例えば鋼板、塩ビ板あるいは
アルミ板からなる目隠し板8を挟み込み床版下方の空間
を閉鎖する。目隠し板8の材質は防錆効果やメンテナン
スの容易性を考慮して適宜選択する。なお、床版5の下
方空間を形成する脚部埋設型枠面6aと櫛型埋設型枠面
7aに塗料を塗布して化粧を施してもよいし、又コンク
リートと同系色の発泡スチロールを用いてもよい。
【0014】発泡スチロールは工場にて成形加工したも
のを搬入すると現場での作業場所が少なくてすみ、現場
加工で発生する無駄もなくなる。又発泡スチロールは軽
量で加工も容易であるため、労務工数の低減や型枠組立
工期の大幅な短縮が期待できる。更に発泡スチロールは
再生プラスチックとして利用できるので資源の有効活用
にも寄与する。又発泡スチロールで下面が被覆された床
版は、橋梁の耐久性向上にも寄与でき、その断熱効果に
よって冬季の路面凍結をも回避できる。
【0015】又埋設型枠を用いると、従来橋梁床版の構
築作業に不可欠であった型枠の組立解体や吊足場の構築
・解体が無くなるか又は非常に簡略化できる。特に高架
橋等の施工ではこれらの組立解体作業が高所で行うこと
となり、道路、鉄道上での飛来落下等の危険もあった
が、埋設型枠を採用することにより安全面でも格段の向
上が得られる。
【0016】次に型枠支保工を撤去する場合のプレビー
ム合成桁の床版構築方法を図2に基づき説明する。プレ
ビーム桁11の間隔が幾分広く型枠支保工の解体が可能
な場合には、プレビーム桁11の下フランジコンクリー
ト12上にパイプサポート13を立設し、これに角パイ
プからなる大引材14及び根太15を組み立て、これら
の支保工上に発泡スチロール製の櫛型型枠16を架設す
る。櫛型型枠16の上面には剥離性能が高いシート材1
7で被覆する。
【0017】櫛型型枠16はその中央部に分割面18を
適宜設けると組立解体が容易となる。又床版コンクリー
ト19が食い込まないようにシート材17の隙間を無く
すと共に、解体を始める箇所の櫛型型枠16では隣接面
を滑りやすくしておくと脱型しやすくなる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のプレビ
ーム合成桁の床版構築方法は、発泡スチロール製の脚部
埋設型枠と櫛型埋設型枠を用いるので産業廃棄物及び型
枠の組立・解体に要する工数が削減でき、施工も容易で
省力化及び工期の短縮が達成できる。又、発泡スチロー
ルを埋設型枠として用いるので錆の発生の恐れが無くな
る。
【0019】請求項2記載の床版構築方法は、支保工上
に剥離性能が高いシート材で上面を被覆する発泡スチロ
ール製の櫛型型枠を架設するのでコンクリート面から容
易に剥離することができる。又発泡スチロールは再利用
が可能であるため、産業廃棄物の削減も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレビーム合成桁の床版構築方法を説明する断
面図である。
【図2】型枠支保工を撤去する場合の床版構築方法を説
明する断面図である。
【図3】従来の型枠支保工を撤去する場合の床版構築方
法を説明する断面図である。
【図4】従来の埋設型枠を使用する場合の床版構築方法
を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 プレビーム桁 2 鋼桁 3 下フランジコンクリート 4 ウエブコンクリート 5 床版 6 脚部埋設型枠 7 櫛型埋設型枠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレビーム桁の下フランジコンクリート
    とウエブコンクリートに当接する発泡スチロール製の脚
    部埋設型枠を立設し、この脚部埋設型枠上面に発泡スチ
    ロール製の櫛型埋設型枠を架設し、その上面にコンクリ
    ートを打設することを特徴とするプレビーム合成桁の床
    版構築方法。
  2. 【請求項2】 プレビーム桁の下フランジコンクリート
    上に支保工を組み立て、この支保工上に剥離性能が高い
    シート材で上面を被覆する発泡スチロール製の櫛型型枠
    を架設し、その上面にコンクリートを打設することを特
    徴とするプレビーム合成桁の床版構築方法。
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