JP2003117735A - 積層金属材料の加工方法および化粧品等の収納容器の収納部材 - Google Patents
積層金属材料の加工方法および化粧品等の収納容器の収納部材Info
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Abstract
さらにデザインが犠牲になることのない化粧品収納容器
を構成する収納部材及びその製造方法を提供することを
目的としている。 【解決手段】ポリエチレンテレフタレート等のフィルム
を貼着したアルミニウム等の積層金属板材をフィルム面
が内面となるように所定形状にプレス加工するプレス加
工工程と、このプレス加工工程を施された物の開口部内
面のフィルムだけを全周にわたって切断するフィルム切
断工程と、このフィルム切断工程によって切断されたフ
ィルム切断面より若干開口部よりのアルミニウム等の板
材を切断する金属切断工程と、外面のアルミニウム等の
金属板材に塗装などの加飾を施す加飾工程で解決してい
る。
Description
タレート等のフィルムを貼着したアルミニウム等の積層
金属板材の加工方法およびその加工方法によって構成さ
れた化粧品等の収納容器の収納部材に関するものであ
る。
の収納部材は、その材質としてはアルミニウム材が多く
使用され、その外観には塗装、メッキ、印刷などの加飾
としてコーティングが施されていた。
従来の化粧品収納容器は外観は塗装などによってコーテ
ィングされているものであるが、内面はコーティングし
にくいものであり、それによって内面はアルミニウム材
等の金属面がむき出しとなり、酸化、腐食などの耐食性
及び耐摩耗性が劣るという欠点があった。
レフタレート等のフィルムを貼着したアルミニウム等の
積層金属板材をフィルム面が内面となるように所定形状
にプレス加工することによりポリエチレンテレフタレー
ト等の薄肉フィルムを内面に貼着した状態とする容器も
知られているが、従来の工程ではプレス後の開口部の切
断処理方法としては切削あるいはロール加工によるもの
なので、その切り口には金属のバリが発生してしまうと
いうものであった。
の刃物、あるいはリーマ等の工具を使用した面取り処理
が行われていたが、その際に内面のフィルムを傷つけて
しまい、その切断部面よりフィルムがアルミニウム等の
板材より剥離しやすくなってしまうという欠点があり、
また面取り処理の代わりに口元をカールして切断面を覆
い隠すという方法も知られているが、その場合にはカー
ルすることでデザインが犠牲になってしまうものであっ
た。
酸化、腐食などの耐食性及び耐摩耗性に優れ、さらにデ
ザインが犠牲になることのない化粧品収納容器を構成す
る収納部材及びその製造加工方法を提供することを目的
としている。
め、ポリエチレンテレフタレート等のフィルムを貼着し
たアルミニウム等の積層金属板材をフィルム面が内面と
なるように所定形状にプレス加工するプレス加工工程
と、このプレス加工工程を施された物の開口部内面のフ
ィルムだけを全周にわたって切断するフィルム切断工程
と、このフィルム切断工程によって切断されたフィルム
切断面より若干開口部よりのアルミニウム等の板材を切
断する金属切断工程と、外面のアルミニウム等の金属板
材に塗装などの加飾を施す加飾工程より構成される積層
金属材料の加工方法を用いている。
フタレート等のフィルムが内面となることによってアル
ミニウム材製の収納部材の耐食性を向上させることがで
きる。
するフィルム切断工程と、このフィルム切断工程によっ
て切断された切断面より若干開口部よりのアルミニウム
等の板材を切断する金属切断工程とで構成されているの
で、アルミニウム等の板材の切断面よりフィルムの剥離
を防ぐことができる。
に説明する。図1ないし図6に示す発明の第1の実施例
において、1は製品の加工工程を示す工程図である。
品等の収納部材を使用した化粧品収納容器を示すもの
で、本発明の化粧品等の収納部材は口紅容器の蓋3とし
て使用されているものであり、その構成としては形状を
形成するアルミニウムなどの厚みが0.5mm〜1.0
mm程度の金属材の蓋本体4、その内面に形成された厚
みが0.02mm程度のポリエチレンテレフタレート等
のフィルム5、蓋本体4の外面に形成された加飾層6に
より構成されているものであり、以下はこの蓋3の製造
加工方法について説明する。
8で、このプレス加工工程8はポリエチレンテレフタレ
ート等のフィルム5が貼着されたアルミニウム等の板材
7をフィルム5が内面となるようにダイス9とパンチ1
0による絞り加工等により蓋3は切り口を除いて所定形
状にプレス加工される。
ィルム切断工程11を示すもので、このフィルム切断工
程11はプレス加工工程8によって所定形状にプレス加
工された蓋3の内部に挿入された第一内ロール回転刃1
3を持つ回転する第一内ロール12と、その外面に形成
されこの第一内ロール12と逆方向に回転する円筒状の
押さえ部15を持つ第一外ロール14によって挟み込む
ことで蓋3内面のフィルム5だけを全周に渡って切断す
るものである。
底方向に対して拡径となるテーパーとしておくことが望
ましく、そのテーパーの拡径部によってフィルム5をせ
ん断するように切断するもので、それによってフィルム
切断面25より開口部よりの蓋3の内面も若干のテーパ
ーとなるように加工するとよい。
記フィルム切断工程11によって切断されたポリエチレ
ンテレフタレート等のフィルム5のフィルム切断面25
よりも若干開口部寄り、たとえば0.5mm〜2mm程
度開口部寄りの部位を蓋3の内部に挿入された第二内ロ
ール回転刃18を持つ回転する第二内ロール17と、そ
の外面に形成されこの第二内ロール17と逆方向に回転
する第二外ロール回転刃20を持つ第二外ロール19に
よってせん断するように挟み込むことでフィルム5およ
び金属の蓋本体4を全周に渡って切断するものである。
二ロール刃17はフィルム切断面25より奥のフィルム
5に触れることがないので、フィルム5を傷つけてしま
うことがない。
金属切断工程16を終えた蓋本体4は洗浄脱脂をした
後、スプレー22などの塗装装置によってコーティング
などの加飾がされるものであり、このようにしてして蓋
本体4の外周面に加飾層6が形成される。
ッキ、アルマイトなどによるものであってもよく、この
ようにして化粧品収納容器2の蓋3が完成する。
納部材は口元の金属切断面26より若干奥にフィルム切
断面25があるので、仮に金属切断面26のフィルム5
が剥離したとしてもそれは金属切断面26とフィルム切
断面25の間だけであり、フィルム切断面25より奥の
フィルム5が剥離することはない。
き説明する。なお、これらの説明にあたって前記発明の
第1の実施例と同一構成部分には同一符号を付して重複
する説明を省略する。
において、前記発明の第1の実施例と主に異なる点は、
図7に示す工程図1Aのように金属切断工程16と加飾
工程21の間に面取り工程23を行うものである。
属切断工程16を終えた蓋本体4の金属切断面26に回
転するリーマ24を押しあてることでフィルム切断面2
5と金属切断面26の間に残ったフィルム5および金属
切断工程16で発生したバリを除去するものであり、こ
のような工程を行うものであればより完全なものとな
る。
いるので、以下に記載されるような効果を奏する。
材を使用しているものであり、それによって内面はアル
ミニウム材等の金属面がむき出しとなることがなく、酸
化、腐食などの耐食性及び耐摩耗性に優れた収納部材と
することができる。
するフィルム切断工程を使用しているので、口元の金属
切断面より若干奥にフィルム切断面があり、仮に金属切
断面のフィルムが剥離したとしてもそれは金属切断面と
フィルム切断面の間だけであり、フィルム切断面より奥
のフィルムが剥離することはない。
リーマ等の工具を使用した面取り処理を行なっても、そ
の際にフィルム切断面より内面のフィルムを傷つけてし
まったりすることがなく、そのフィルム切断面よりフィ
ルムが剥離しやすくなってしまうということがない。
デザインが犠牲になってしまうということがない。
例1)
(実施例1)
(実施例1)
施例1)
1)
例2)
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレート等のフィル
ムを貼着したアルミニウム等の積層金属板材をフィルム
面が内面となるように所定形状にプレス加工するプレス
加工工程と、このプレス加工工程を施された物の開口部
内面のフィルムだけを全周にわたって切断するフィルム
切断工程と、このフィルム切断工程によって切断された
フィルム切断面より若干開口部よりのアルミニウム等の
板材を切断する金属切断工程と、外面のアルミニウム等
の金属板材に塗装などの加飾を施す加飾工程より構成さ
れる積層金属材料の加工方法。 - 【請求項2】 ポリエチレンテレフタレート等のフィル
ムを貼着したアルミニウム等の積層金属板材をフィルム
面が内面となるように所定形状にプレス加工するプレス
加工工程と、このプレス加工工程を施された物の開口部
内面のフィルムだけを全周にわたって切断するフィルム
切断工程と、このフィルム切断工程によって切断された
フィルム切断面より若干開口部よりのアルミニウム等の
板材を切断する金属切断工程と、この金属切断工程によ
って切断された金属切断面とフィルム切断面との間のフ
ィルムを取り除く面取り工程と、外面のアルミニウム等
の金属板材に塗装などの加飾を施す加飾工程より構成さ
れる積層金属材料の加工方法。 - 【請求項3】 ポリエチレンテレフタレート等のフィル
ムを貼着したアルミニウム等の積層金属板材をフィルム
面が内面となるように所定形状にプレス加工するプレス
加工工程と、このプレス加工工程を施された物の開口部
内面のフィルムだけを全周にわたって切断するフィルム
切断工程と、このフィルム切断工程によって切断された
フィルム切断面より若干開口部よりのアルミニウム等の
板材を切断する金属切断工程と、外面のアルミニウム等
の金属板材に塗装などの加飾を施す加飾工程より形成さ
れた化粧品等の収納部材。
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JP2001309799A JP4191402B2 (ja) | 2001-10-05 | 2001-10-05 | 積層金属材料の加工方法および化粧品等の収納容器の収納部材 |
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JP2003117735A true JP2003117735A (ja) | 2003-04-23 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105598648A (zh) * | 2016-02-23 | 2016-05-25 | 浙江盈达容器工程有限公司 | 一种球罐制造方法 |
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CN108356483A (zh) * | 2018-01-09 | 2018-08-03 | 瑞宏精密电子(太仓)有限公司 | 一种可避免笔记本加工折弯处r角nil拉伸开裂的制作工艺 |
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2001
- 2001-10-05 JP JP2001309799A patent/JP4191402B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4525908B2 (ja) * | 2004-08-31 | 2010-08-18 | 株式会社吉野工業所 | 容器用キャップの製造方法、及び容器用キャップ |
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CN108356483A (zh) * | 2018-01-09 | 2018-08-03 | 瑞宏精密电子(太仓)有限公司 | 一种可避免笔记本加工折弯处r角nil拉伸开裂的制作工艺 |
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