JP2003117332A - 除湿機およびその制御方法 - Google Patents

除湿機およびその制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体内の部材の過剰な温度上昇を防止しつ
つ、室内の湿度が低い場合でも除湿運転を実行できる除
湿機を提供する。 【解決手段】 S4〜S9の処理により、再生経路温度
(除湿ロータを再生する空気の温度)が設定値TA以上
であれば(S5およびS6でNO判断時)、除湿運転
(衣類乾燥運転)がなされず、エラー表示がなされる
(S9)。また、再生経路温度が設定値TA未満であれ
ば衣類乾燥運転が実行され、さらに、室内湿度がHB未
満となればHA(HA>HB)以上となるまで、再生ヒ
ータ(除湿ロータを再生するためのヒータ)のみ運転が
停止された状態で衣類乾燥運転が実行される(S5〜S
8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿機およびその
制御方法に関するものであり、特に、吸湿剤を再生する
ためのヒータを備える除湿機およびその制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の回転式除湿材を備えた乾式除湿機
の構成についてまず説明する。図9は、従来の除湿機の
全体構成を説明するための図である。
【0003】図9を参照して、除湿ロータ31は、平面
シートに片波成形体を巻回したハニカムロータの表面や
内部にゼオライト(吸湿剤)を担持させたもので、ゼオ
ライトには潮解現象がなく、結晶質で安定した細孔構造
を持ち、水分吸着に対して劣化が少なく、長期間安定し
た吸湿作用を有する。
【0004】被除湿空気32は、除湿ファン45に吸引
され、フィルター33で粗いゴミを取去られ、凝縮器3
4を通過する。被除湿空気32は、凝縮器34を通過す
る際、後述のように、暖かく湿った凝縮器34内部の再
生空気を冷却して、当該再生空気中の水分を結質させ
る。
【0005】凝縮器34を通過した被除湿空気32は、
除湿ロータ31を通過し、吸湿剤に吸湿させ、乾燥空気
36となり、熱回収熱交換器35にて熱回収後、室内に
放出される。
【0006】吸湿した除湿ロータ31の吸湿剤を再生さ
せるため、再生ヒータ19にて200℃〜250℃に加
熱された再生空気が、再生ファン38により、除湿ロー
タ31に送られる。加熱された再生空気は、除湿ロータ
31の吸湿剤から水分を受取り、暖かく湿った空気とな
り、凝縮器34にて冷却され、水分を結露させて排出す
る。結露水39は、水受タンク40に導かれる。
【0007】水受タンク40には、水位を検知するフロ
ートスイッチ(図示せず)が備えられ、所定の水位を検
知すると、備えられている揚水ポンプ41を運転し、揚
水チューブ48を経て、貯水タンク42に結露水39が
蓄えられる。
【0008】除湿ロータ31は駆動モータ(図示せず。
以下「ロータモータ」と称する。)で回転されており、
被除湿空気32が通過する除湿部46と加熱された熱風
が通過する再生部47は少しずつ回転移動されており、
吸湿しても、また再生される。つまり、除湿ロータは、
連続的に使用可能である。
【0009】除湿ロータ31は、少しずつ回転移動しつ
つ、加熱された熱風を供給されるため、暖められてい
る。ここに被除湿空気32が通過するため、乾燥空気3
6も暖められる。そして、暖められた乾燥空気36は、
熱回収熱交換器35によって熱を回収される。熱回収熱
交換器35の内部には、凝縮器34で結露水39を排出
した後の再生空気が通過し、乾燥空気36によって暖め
られる。再生空気が乾燥空気36によって暖められた分
だけ、再生ヒータ19の電力を節約できる。再生空気は
上記のように、閉回路中を、繰返し使用されている。
【0010】再生空気が使用される経路内での異常温度
上昇を判定するため、再生空気が除湿ロータ31から出
た直後の位置に再生温度センサ(図9では省略)が設け
られ、また、除湿ロータ31の異常過熱や器具内部の異
常温度上昇を検知するための、乾燥空気36の温度を測
定する排気温度センサ(図9では省略)が設けられてい
る。そして、従来の除湿機における衣類乾燥用の制御
を、図10を参照しつつ説明する。
【0011】衣類乾燥用の運転では、上記の排気温度セ
ンサと再生温度センサの検出温度が読込まれ(SA
1)、センサの検出温度がいずれもが、それぞれに対し
て予め定められた温度未満であることが確認されると
(SA2でYES判断時)、再生ヒータ19等がONさ
れて除湿運転が行なわれていた(SA3)。
【0012】そして、運転中も、排気温度センサと再生
温度センサの検出温度が読込まれ(SA4)、排気温度
センサと再生温度センサの検出温度がいずれも予め定め
られた温度未満であれば(SA5でYES判断時)、除
湿運転が続行される(SA6)。SA4〜SA6の処理
は、除湿運転を継続するが否かが判断される(SA7で
NOと判断される)まで続行される。なお、運転を終了
すると判断すると、内部タイマのカウントが開始される
(SA9)。
【0013】なお、両センサの検出温度の少なくとも一
方が予め定められた温度以上となったことが、運転開始
前(SA2でNO判断時)、または、運転中(SA5で
NO判断時)に、確認された場合には、エラー表示がな
され(SA8)、内部タイマのカウントが開始される
(SA9)。
【0014】その後、SA9で開始された内部タイマの
カウントが終了するまで、除湿機内部を冷却するため、
再生ヒータ19のみ運転が停止され各種ファンの運転は
続行された後SA10,SA11)、処理が終了され
る。
【0015】つまり、従来の除湿機では、上記の両セン
サのいずれか一方でも予め定められた温度以上であると
判断されると、除湿運転が中止され、当該センサの検出
温度が下がるまで、冷却のための運転がなされるため、
乾燥のための運転は停止されていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の除湿機の衣類乾燥用の運転では、室内の湿度が比較的
低い場合でも除湿運転が行なわれていた。このため、除
湿運転の際に除湿ロータ31に吸着する水分の量がわず
かなものとなり、加熱部19から除湿ロータ31に与え
られる熱量が簡単に過剰となって除湿運転が停止されて
しまう場合があった。つまり、室内の湿度が低い場合に
は、衣類乾燥用等で除湿運転を行ないたい場合であって
も行なえない場合があった。
【0017】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、本体内の部材の過剰な温度上
昇を防止しつつ、室内の湿度が低い場合でも除湿運転を
行なえる除湿機を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のある局面に従っ
た除湿機は、室内の除湿および衣類の乾燥を行なう除湿
機であって、室内から空気を導入される導入口と、室内
から前記導入口を介して導入された空気を乾燥させて、
当該除湿機外に排出する乾燥ユニットと、室内の湿度を
検出する室内湿度センサと、当該除湿機本体の所定箇所
に設置され温度を検出する本体温度センサと、前記室内
湿度センサおよび前記本体温度センサの検出出力を入力
され、前記乾燥ユニットの運転状態を制御する制御部と
を含み、前記乾燥ユニットは、吸湿剤、および、当該吸
湿剤を再生させるためのヒータを備え、前記制御部は、
前記室内湿度センサの検出した湿度が所定の湿度未満で
あって、前記本体温度センサの検出した温度が所定の温
度未満である場合には、前記ヒータのみを停止させたま
ま、前記乾燥ユニットを運転させることを特徴とする。
【0019】本発明のある局面に従うと、乾燥の対象と
なる空気の湿度がある程度低く、吸湿剤の再生がある程
度で充分であると考えられる場合であって、除湿機本体
または内部の温度がある程度高い場合には、乾燥ユニッ
トが運転中であってもヒータの運転が停止される。
【0020】これにより、室内の湿度が低い場合にヒー
タが無駄に運転されることを回避できる。したがって、
除湿機において、本体内の部材の過剰な温度上昇を防止
しつつ、室内の湿度が低い場合でも除湿運転が可能とな
る。
【0021】また、本発明の除湿機では、前記本体温度
センサは、前記ヒータによって加熱され、前記吸湿剤を
乾燥するために当該吸湿剤に向けて送られる、再生空気
の温度を検出することが好ましい。
【0022】これにより、本体温度センサの温度を検出
することにより、吸湿剤を乾燥させる度合いを調節でき
る。
【0023】また、本発明の除湿機では、前記本体温度
センサは、当該除湿機外に排出される空気の温度を検出
することが好ましい。
【0024】これにより、乾燥の対象となる空気の状態
に応じて、除湿機の動作制御を行なえる。
【0025】また、本発明の除湿機では、前記本体温度
センサは、前記ヒータによって加熱されかつ前記吸湿剤
を乾燥するために当該吸湿剤に向けて送られる、再生空
気の温度を検出する第1の温度センサと、当該除湿機外
に排出される空気の温度を検出する第2の温度センサと
を備え、前記制御部は、前記第1の温度センサの検出し
た温度が予め定められた第1の温度未満であり、かつ、
前記第2の温度センサの検出した温度が予め定められた
第2の温度未満である場合に、前記本体温度センサの検
出した温度が前記所定の温度未満であると判断すること
が好ましい。
【0026】これにより、除湿機において、吸湿剤の乾
燥度合いを調節でき、かつ、乾燥の対象となる空気の状
態に応じた動作制御を行なうことができる。
【0027】また、本発明の除湿機は、当該除湿機の本
体内部を冷却するための冷却部をさらに含み、前記制御
部は、前記乾燥ユニットの運転中に前記室内湿度の検出
出力が前記所定の湿度以上となったとき、前記本体温度
センサの検出した温度が前記所定の温度未満である場合
には前記ヒータを通常に運転させつつ前記乾燥ユニット
を運転させ、前記本体温度センサの検出した温度が前記
所定の温度以上である場合には前記冷却部を運転させか
つ前記乾燥ユニットの運転を停止させることが好まし
い。
【0028】これにより、確実に、除湿機本体内部の部
材の過剰な温度上昇を回避できる。また、本発明の除湿
機は、前記本体温度センサの検出した温度が前記所定の
温度以上である場合に、その旨を報知する報知部をさら
に含むことが好ましい。
【0029】これにより、ユーザに、除湿機本体内部の
部材の過剰な温度上昇のおそれがあることを、早期に認
識させることができる。
【0030】本発明の他の局面に従った除湿機の制御方
法は、室内から導入された空気を乾燥させるための吸湿
剤および当該吸湿剤を再生させるためのヒータを備えた
乾燥ユニットを含み、室内の除湿および衣類の乾燥を行
なう除湿機の制御方法であって、室内の湿度を検出する
ステップと、当該除湿機本体の所定箇所で温度を検出す
るステップと、前記室内の湿度が所定の湿度未満であっ
て、前記除湿機本体の所定箇所の温度が所定の温度未満
である場合には、前記ヒータのみを停止させたまま、前
記乾燥ユニットを運転させるステップとを含むことを特
徴とする。
【0031】本発明の他の局面に従うと、乾燥の対象と
なる空気の湿度がある程度低く、吸湿剤の再生がある程
度で充分であると考えられる場合であって、除湿機本体
または内部の温度がある程度高い場合には、乾燥ユニッ
トが運転中であってもヒータの運転が停止される。
【0032】これにより、室内の湿度が低い場合にヒー
タが無駄に運転されることを回避できる。したがって、
除湿機において、本体内の部材の過剰な温度上昇を防止
しつつ、室内の湿度が低い場合でも除湿運転が可能とな
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の除湿機の実施の
形態を、図面を参照しつつ説明する。
【0034】[第1の実施の形態]図1は、本実施の形
態の除湿機の制御ブロック図である。
【0035】本実施の形態の除湿機は、除湿機の全体的
な動作を制御する制御部10、および、図9を用いて説
明した、再生ヒータ19、再生ファン38、除湿ファン
45等の構成要素を備えている。さらに、除湿機は、当
該除湿機が乾燥の対象とする室内の湿度を検出する湿度
センサ4、除湿ロータ31(図9参照)から出た直後の
空気の温度を検出する再生温度センサ8、除湿機に室内
の衣類を乾燥させるためにユーザが操作する衣類乾燥ス
イッチ2、除湿機に室内の乾燥をさせるためにユーザが
操作する自動除湿スイッチ3、除湿機に乾燥の運転を開
始させるためにユーザが操作する運転スイッチ1、再生
ヒータ19を駆動させる駆動部7、除湿ロータ31の駆
動モータであるロータモータ31A、ロータモータ31
Aおよび再生ファン38を駆動させる駆動部30、およ
び、除湿ファン45を駆動させる駆動部50を備えてい
る。
【0036】制御部10は、除湿機の運転のモードを判
定する運転モード判定部5、および、計時機能を有する
タイマ6を備えている。除湿機では、表1に示す3つの
運転モード(衣類乾燥、送風運転、冷却運転)があり、
運転モード判定部5は、これらの中のいずれの運転モー
ドが実行されているのかを判定する。
【0037】
【表1】
【0038】表1を参照して、除湿機では、各運転モー
ドに対応して、再生ヒータ19、除湿ファン45、ロー
タモータ31A、および、再生ファン38の動作態様が
設定されている。なお、再生ヒータ19の出力は、表2
のように、再生ヒータ19に供給される電力量(設定W
[ワット]数、W3>W2>W1)に応じて、強、中、
弱の3段階に設定可能である。また、除湿ファン45の
出力も、表3に示すように、ファンの風量(設定風量、
Q3>Q2>Q1)に応じて、強、中、弱の3段階に設
定可能である。
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】運転モード判定部5は、再生ヒータ19の
出力が充分であるか等を判定するヒータ出力判定部11
を備えている。湿度センサ4および再生温度センサ8の
検出出力は、ヒータ出力判定部11に入力される。ヒー
タ出力判定部11は、当該検出出力に基づき、駆動部7
を介して、再生ヒータ19の出力を制御する。
【0042】衣類乾燥スイッチ2、自動除湿スイッチ
3、および、運転スイッチ1に対して操作がなされる
と、それに応じて、運転モード判定部5に各スイッチに
対応する信号が入力される。
【0043】図2は、除湿機において運転スイッチ1お
よび衣類乾燥スイッチ2が操作された際に制御部10が
実行する制御フローチャートである。以下に、図2を参
照しつつ、除湿を行なう際の、除湿機における動作内容
を説明する。
【0044】運転スイッチ1が操作された後、衣類乾燥
スイッチ2が操作されると、S1で、制御部10は、再
生温度センサ8の検出出力を読込む。なお、再生温度セ
ンサ8の検出した温度を、以降、再生経路温度と言う。
【0045】そして、制御部10は、S2で、再生経路
温度と予め設定された温度データ(設定値:TA)とを
比較し、再生経路温度が設定値TA以上の場合は、故障
による異常温度上昇とみなして、S9に処理を進め、エ
ラー表示をする。一方、再生経路温度が設定値TA未満
である場合には、処理をS3に進める。
【0046】S3では、制御部10は、衣類乾燥運転を
行なう。衣類乾燥運転では、再生ヒータ19、除湿ファ
ン45、再生ファン38、および、ロータモータ45が
ON(駆動)される。
【0047】S3で衣類乾燥運転を開始した後、制御部
10は、S4で、再生温度センサ8および湿度センサ4
の検出信号を読込む。そして、S5で、これらの検出出
力をそれぞれ設定値TA,予め定められた湿度データ
(設定値:HA)と比較し、再生経路温度が上記の設定
値TA未満であり、かつ、室内湿度が設定値HA以上で
ある場合には、処理をS8に進める。一方、再生経路温
度が設定値TA以上であるか、または、室内湿度が設定
値HA未満である場合には、処理をS6に進める。
【0048】S8では、制御部10は、再生ヒータ1
9、除湿ファン45、再生ファン38、および、ロータ
モータ45をONして、処理をS10に進める。
【0049】一方、S6では、制御部10は、再生温度
センサ8および湿度センサ4の検出信号をそれぞれ設定
値TA,予め定められた湿度データ(設定値:HB>H
A)と比較し、再生経路温度が設定値TA未満であり、
かつ、室内湿度が設定値HB未満である場合には、処理
をS7に進める。一方、そうでない場合、つまり、再生
経路温度が設定値TA以上である場合には、S9でエラ
ー表示を行なった後、処理をS11に進める。
【0050】S7では、制御部10は、再生ヒータ19
をOFFし、かつ、除湿ファン45、再生ファン38、
および、ロータモータ45をONして、処理をS10に
進める。
【0051】つまり、以上の、S4〜S9の処理によ
り、再生経路温度が設定値TA以上であれば、除湿運転
(衣類乾燥運転)がなされず、エラー表示がなされる。
また、再生経路温度が設定値TA未満であれば衣類乾燥
運転が実行され(衣類乾燥運転モード:表1参照)、さ
らに、室内湿度が設定値HB未満となれば設定値HA以
上となるまで、再生ヒータ19のみ運転が停止された状
態で衣類乾燥運転が実行される(送風運転モード:表1
参照)。
【0052】S10では、制御部10は、衣類乾燥運転
を継続するか否か、つまり、ユーザから衣類乾燥運転を
終了する旨の操作が未だなされていないかどうかを判断
する。そして、運転を継続すると判断すると、処理をS
4に戻し、継続しない、つまり、ユーザから運転を終了
する旨の操作がなされたと判断すると、処理をS11に
進める。
【0053】S11では、制御部10は、タイマ6のカ
ウントを開始し、処理をS12に進める。S12では、
制御部10は、S13でタイマ6のカウントが終了した
と判断するまで、S7と同様に、再生ヒータ19をOF
Fし、かつ、除湿ファン45、再生ファン38、およ
び、ロータモータ45をONする。
【0054】S11〜S13の処理により、除湿機で
は、タイマ6のカウントする時間だけ、各ファンが駆動
し、除湿機本体内部が冷却される。このような処理が、
表1の冷却運転に相当する。
【0055】以上、図2を用いて説明した本実施の形態
の除湿機における制御下での、室内湿度と再生経路温度
との時間変化の一例を、以下に図3を参照しつつ説明す
る。図3は、図2に示した制御下での、室内湿度(図3
(A))と再生経路温度(図3(B))の時間変化を示
す図である。なお、図3では、湿度はRH1>RH2>
RH3となり、設定値HAはRH2に、設定値HBはR
H3に対応している。また、温度はT1>T2>T3>
T4となり、設定値TAはT1に対応している。また、
図3(A)と図3(B)とでは、ta,tb等は同じ時
刻を表している。そして、室内湿度、再生経路温度の一
例は、それぞれ実線で示されている。
【0056】時間taで運転スイッチ1が操作された
後、衣類乾燥スイッチ2が操作されると、この時点で
は、室内湿度RH1がHA(=RH2)以上であり、再
生経路温度T3がTA(=T1)未満であるため、衣類
乾燥の運転モード(表1参照)が開始される。これによ
り、室内湿度はRH1から低下し、再生経路温度はT3
から上昇する。
【0057】そして、室内湿度がRH3を下回ると(時
間tc)、再生ヒータ19の運転のみが停止される送風
運転モードに切替えられる。これにより、室内湿度はR
H3を越えて上昇するが、T2まで上昇した再生経路温
度は、下降する。
【0058】そして、室内湿度がRH2に達すると、再
度、衣類乾燥の運転モードが再開される。
【0059】本実施の形態の除湿機では、室内湿度に応
じて適宜送風運転が行なわれるため、室内湿度を所定の
値以下に抑えつつ、再生空気がT1のような高温となる
ことを回避できる。つまり、除湿機の内部が過剰な高温
となることを回避できる。
【0060】なお、たとえば時間tdで、送風運転から
衣類乾燥運転に切替わった直後に、ロータモータ31A
に異常が生じると、多くの場合、図中の一点破線で示す
ように、室内湿度がRH3に達するより早く、再生経路
温度が設定値(T1)に達する。このような場合は、エ
ラー表示がなされ(図2のS9参照)、冷却運転(表1
および図2のS11〜S13参照)がなされた後、運転
が停止される。
【0061】[第2の実施の形態]図4は、本実施の形
態の除湿機の制御ブロック図である。
【0062】本実施の形態の除湿機は、第1の実施の形
態の除湿機と類似した構成を有し、第1の実施の形態の
除湿機との相違点は、再生温度センサ8の代わりに、乾
燥空気36(図9参照)の温度を測定する排気温度セン
サ9を備えている点である。
【0063】本実施の形態の除湿機においても、表1〜
表3を用いて説明した3つの運転モード(衣類乾燥、送
風運転、冷却運転)での運転が可能である。
【0064】また、本実施の形態の除湿機では、湿度セ
ンサ4および排気温度センサ9の検出出力が、ヒータ出
力判定部11に入力される。ヒータ出力判定部11は、
当該検出出力に基づき、駆動部7を介して、再生ヒータ
19の出力を制御する。
【0065】図5は、本実施の形態の除湿機において運
転スイッチ1および衣類乾燥スイッチ2が操作された際
に制御部10が実行する制御フローチャートである。以
下に、図5を参照しつつ、除湿を行なう際の、除湿機に
おける動作内容を説明する。
【0066】運転スイッチ1が操作された後、衣類乾燥
スイッチ2が操作されると、S21で、制御部10は、
排気温度センサ9の検出出力を読込む。なお、排気温度
センサ9の検出した温度を、以降、乾燥空気温度と言
う。
【0067】そして、制御部10は、S22で、乾燥空
気温度と予め設定された温度データ(設定値:TC)と
を比較し、乾燥空気温度が設定値TC以上の場合は、故
障による異常温度上昇とみなして、S29に処理を進
め、エラー表示をする。一方、乾燥空気温度が設定値T
C未満である場合には、処理をS23に進める。
【0068】S23で、制御部10は、S3(図2参
照)と同様の衣類乾燥運転を行なう。S23で衣類乾燥
運転を開始した後、制御部10は、S24で、排気温度
センサ9および湿度センサ4の検出信号を読込む。そし
て、S25で、これらの検出出力をそれぞれ設定値T
C,予め定められた湿度データ(設定値:HA)と比較
し、排出空気温度が上記の設定値TC未満であり、か
つ、室内湿度が設定値HA以上である場合には、処理を
S28に進める。一方、排出空気温度が設定値TC以上
であるか、または、室内湿度が設定値HA未満である場
合には、処理をS26に進める。
【0069】S28では、制御部10は、再生ヒータ1
9、除湿ファン45、再生ファン38、および、ロータ
モータ45をONして、処理をS30に進める。
【0070】一方、S26では、制御部10は、排気温
度センサ9および湿度センサ4の検出信号をそれぞれ設
定値TC,予め定められた湿度データ(設定値:HB>
HA)と比較し、乾燥空気温度が設定値TC未満であ
り、かつ、室内湿度が設定値HB未満である場合には、
処理をS27に進める。一方、そうでない場合、つま
り、乾燥空気温度が設定値TC以上である場合には、S
29でエラー表示を行なった後、処理をS31に進め
る。
【0071】S27では、制御部10は、再生ヒータ1
9をOFFし、かつ、除湿ファン45、再生ファン3
8、および、ロータモータ45をONして、処理をS3
0に進める。
【0072】つまり、以上の、S24〜S29の処理に
より、乾燥空気温度が設定値TC以上であれば、除湿運
転(衣類乾燥運転)がなされず、エラー表示がなされ
る。また、乾燥空気温度が設定値TC未満であれば衣類
乾燥運転が実行され(衣類乾燥運転モード:表1参
照)、さらに、室内湿度が設定値HB未満となれば設定
値HA以上となるまで、再生ヒータ19のみ運転が停止
された状態で衣類乾燥運転が実行される(送風運転モー
ド:表1参照)。
【0073】S30では、制御部10は、衣類乾燥運転
を継続するか否か、つまり、ユーザから衣類乾燥運転を
終了する旨の操作が未だなされていないかどうかを判断
する。そして、運転を継続すると判断すると、処理をS
24に戻し、継続しない、つまり、ユーザから運転を終
了する旨の操作がなされたと判断すると、処理をS31
に進める。
【0074】S31では、制御部10は、タイマ6のカ
ウントを開始し、処理をS32に進める。S32では、
制御部10は、S33でタイマ6のカウントが終了した
と判断するまで、S27と同様に、再生ヒータ19をO
FFし、かつ、除湿ファン45、再生ファン38、およ
び、ロータモータ45をONする。
【0075】以上、図5を用いて説明した本実施の形態
の除湿機における制御下での、室内湿度と乾燥空気温度
との時間変化の一例を、以下に図6を参照しつつ説明す
る。図6は、図5に示した制御下での、室内湿度(図6
(A))と乾燥空気温度(図6(B))の時間変化を示
す図である。なお、図6では、湿度はRH1>RH2>
RH3となり、設定値HAはRH2に、設定値HBはR
H3に対応している。また、温度はT5>T6>T7>
T8となり、設定値TCはT5に対応している。また、
図3(A)と図3(B)とでは、ta1,tb1等は同
じ時刻を表している。そして、室内湿度、乾燥空気温度
の一例は、それぞれ実線で示されている。
【0076】時間taで運転スイッチ1が操作された
後、衣類乾燥スイッチ2が操作されると、この時点で
は、室内湿度RH1がHA(=RH2)以上であり、乾
燥空気温度T7がTC(=T5)未満であるため、衣類
乾燥の運転モード(表1参照)が開始される。これによ
り、室内湿度はRH1から低下し、乾燥空気温度はT7
から上昇する。
【0077】そして、室内湿度がRH3を下回ると(時
間tc1)、再生ヒータ19の運転のみが停止される送
風運転モードに切替えられる。これにより、室内湿度は
RH3を越えて上昇するが、T6まで上昇した乾燥空気
温度は、下降する。
【0078】そして、室内湿度がRH2に達すると、再
度、衣類乾燥の運転モードが再開される。
【0079】本実施の形態の除湿機では、室内湿度に応
じて適宜送風運転が行なわれるため、室内湿度を所定の
値以下に抑えつつ、除湿機から排出される空気がT5の
ような高温となることを回避できる。つまり、除湿機の
内部が過剰な高温となることを回避できる。
【0080】なお、たとえば時間td1で、送風運転か
ら衣類乾燥運転に切替わった直後に、ロータモータ31
Aに異常が生じると、多くの場合、図中の一点破線で示
すように、室内湿度がRH3に達するより早く、乾燥空
気温度が設定値(T5)に達する。このような場合は、
エラー表示がなされ(図5のS29参照)、冷却運転
(表1および図5のS31〜S33参照)がなされた
後、運転が停止される。
【0081】[第3の実施の形態]図7は、本実施の形
態の除湿機の制御ブロック図である。
【0082】本実施の形態の除湿機は、第1の実施の形
態の除湿機と類似した構成を有し、第1の実施の形態の
除湿機との相違点は、第2の実施の形態の除湿機の備え
る排気温度センサ9をさらに備えている点である。
【0083】本実施の形態の除湿機においても、表1〜
表3を用いて説明した3つの運転モード(衣類乾燥、送
風運転、冷却運転)での運転が可能である。
【0084】また、本実施の形態の除湿機では、湿度セ
ンサ4、再生温度センサ8、および、排気温度センサ9
の検出出力が、ヒータ出力判定部11に入力される。ヒ
ータ出力判定部11は、当該検出出力に基づき、駆動部
7を介して、再生ヒータ19の出力を制御する。
【0085】図8は、本実施の形態の除湿機において運
転スイッチ1および衣類乾燥スイッチ2が操作された際
に制御部10が実行する制御フローチャートである。以
下に、図8を参照しつつ、除湿を行なう際の、除湿機に
おける動作内容を説明する。
【0086】運転スイッチ1が操作された後、衣類乾燥
スイッチ2が操作されると、S41で、制御部10は、
再生温度センサ8および排気温度センサ9の検出出力を
読込む。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態お
よび第2の実施の形態と同様に、再生温度センサ8の検
出した温度を再生経路温度と言い、排気温度センサ9の
検出した温度を乾燥空気温度と言う。
【0087】そして、制御部10は、S42で、再生経
路温度と予め設定された温度データ(設定値:TA)と
を比較判断し、かつ、乾燥空気温度と予め設定された温
度データ(設定値:TC)とを比較して、再生経路温度
および乾燥空気温度がいずれも各設定値よりも下回って
いるか否かを判断し、いずれもが設定値を下回っている
と判断するとS43に処理を進める。一方、再生経路温
度と乾燥空気温度のすくなくともいずれかが設定値以上
である場合は、ファンやモータ等の故障による異常温度
上昇とみなして、S49に処理を進め、エラー表示をす
る。
【0088】S43で、制御部10は、S5(図2参
照)と同様の衣類乾燥運転を行なう。S43で衣類乾燥
運転を開始した後、制御部10は、S44で、再生温度
センサ8、排気温度センサ9および湿度センサ4の検出
信号を読込み、処理をS45に進める。
【0089】S45で、制御部10は、S44における
検出出力をそれぞれ設定値TA,TC,予め定められた
湿度データ(設定値:HA)と比較する。そして、再生
経路温度が上記の設定値TA未満であり、排出空気温度
が上記の設定値TC未満であり、かつ、室内湿度が設定
値HA以上である場合には、処理をS48に進める。一
方、再生経路温度が設定値TA以上、排出空気温度が設
定値TC以上、および、室内湿度が設定値HA未満、と
いう3つ条件の中の少なくとも一つが満たされる場合に
は、処理をS46に進める。
【0090】S48では、制御部10は、再生ヒータ1
9、除湿ファン45、再生ファン38、および、ロータ
モータ45をONして、処理をS50に進める。
【0091】一方、S46では、制御部10は、再生温
度センサ8、排気温度センサ9、および、湿度センサ4
の検出信号をそれぞれ設定値TA,TC,予め定められ
た湿度データ(設定値:HB>HA)と比較し、再生経
路温度が設定値TA未満であり、乾燥空気温度が設定値
TC未満であり、かつ、室内湿度が設定値HB未満であ
る場合には、処理をS47に進める。一方、そうでない
場合、つまり、再生経路温度が設定値TA以上および/
または乾燥空気温度が設定値TC以上である場合には、
S49でエラー表示を行なった後、処理をS51に進め
る。
【0092】S47では、制御部10は、再生ヒータ1
9をOFFし、かつ、除湿ファン45、再生ファン3
8、および、ロータモータ45をONして、処理をS5
0に進める。
【0093】つまり、以上の、S44〜S49の処理に
より、再生経路温度と乾燥空気温度の少なくとも一方が
設定値(TA,TC)以上であれば、除湿運転(衣類乾
燥運転)がなされず、エラー表示がなされる。また、再
生経路温度および乾燥空気温度のいずれもが設定値未満
であれば衣類乾燥運転が実行され(衣類乾燥運転モー
ド:表1参照)、さらに、室内湿度が設定値HB未満と
なれば設定値HA以上となるまで、再生ヒータ19のみ
運転が停止された状態で衣類乾燥運転が実行される(送
風運転モード:表1参照)。
【0094】S50では、制御部10は、衣類乾燥運転
を継続するか否かを判断する。そして、運転を継続する
と判断すると、処理をS44に戻し、継続しないと判断
すると、処理をS51に進める。
【0095】S51では、制御部10は、タイマ6のカ
ウントを開始し、処理をS52に進める。S52では、
制御部10は、S53でタイマ6のカウントが終了した
と判断するまで、S47と同様に、再生ヒータ19をO
FFし、かつ、除湿ファン45、再生ファン38、およ
び、ロータモータ45をONする。
【0096】以上説明した第3の実施の形態では、再生
温度センサ8と排気温度センサ9の二つの検出出力に応
じて、エラー表示を行なうか否かが決定される。具体的
には双方の検出出力の少なくともいずれか一方が設定値
以上となると、エラー表示が行なわれる。なお、本発明
の除湿機において、複数の温度センサを備える例は、こ
れに限定されない。たとえば、除湿機にさらに多くの温
度センサを備えさせ、そして、それらも含めた中のいず
れか一つの温度センサの検出出力が、個々の温度センサ
に対して予め定められた設定温度以上となった場合に、
S49のエラー表示を行なうよう、除湿機が構成されて
もよい。
【0097】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0098】
【発明の効果】以上説明した本発明によると、乾燥の対
象となる空気の湿度がある程度低く、吸湿剤の再生があ
る程度で充分であると考えられる場合であって、除湿機
本体または内部の温度がある程度高い場合には、乾燥ユ
ニットが運転中であってもヒータの運転が停止される。
これにより、室内の湿度が低い場合にヒータが無駄に運
転されることを回避できる。したがって、除湿機におい
て、本体内の部材の過剰な温度上昇を防止しつつ、室内
の湿度が低い場合でも除湿運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の除湿機の制御ブ
ロック図である。
【図2】 図1の除湿機において運転スイッチおよび衣
類乾燥スイッチが操作された際に制御部が実行する制御
フローチャートである。
【図3】 図2に示した制御下での、室内湿度と再生経
路温度との時間変化の一例を示す図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態の除湿機の制御ブ
ロック図である。
【図5】 図4の除湿機において運転スイッチおよび衣
類乾燥スイッチが操作された際に制御部が実行する制御
フローチャートである。
【図6】 図5に示した制御下での、室内湿度と乾燥空
気温度との時間変化の一例を示す図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態の除湿機の制御ブ
ロック図である。
【図8】 図7の除湿機において運転スイッチおよび衣
類乾燥スイッチが操作された際に制御部が実行する制御
フローチャートである。
【図9】 従来の除湿機の全体構成を説明するための図
である。
【図10】 従来の除湿機における衣類乾燥用の運転の
制御フローチャートである。
【符号の説明】
4 湿度センサ、5 運転モード判断部、6 タイマ、
7,30,50 駆動部、8 再生温度センサ、9 排
気温度センサ、10 制御部、11 ヒータ出力判定
部、19 再生ヒータ、31 除湿ロータ、32 被除
湿空気、36 乾燥空気、38 再生ヒータ、45 除
湿ファン、46 除湿部、47 再生部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 治仁 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3L053 BC03 BC09 3L113 AB10 AC08 AC29 BA14 CA08 CA09 CB05 CB24 CB37 CB38 4D052 AA08 AA10 CB00 DA03 DA06 DB01 DB03 GA01 GA02 GA03 GB02 GB03 GB08 HA03 HB02 HB06 4L019 BB04 EB04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の除湿および衣類の乾燥を行なう除
    湿機であって、 室内から空気を導入される導入口と、 室内から前記導入口を介して導入された空気を乾燥させ
    て、当該除湿機外に排出する乾燥ユニットと、 室内の湿度を検出する室内湿度センサと、 当該除湿機本体の所定箇所に設置され温度を検出する本
    体温度センサと、 前記室内湿度センサおよび前記本体温度センサの検出出
    力を入力され、前記乾燥ユニットの運転状態を制御する
    制御部とを含み、 前記乾燥ユニットは、吸湿剤、および、当該吸湿剤を再
    生させるためのヒータを備え、 前記制御部は、前記室内湿度センサの検出した湿度が所
    定の湿度未満であって、前記本体温度センサの検出した
    温度が所定の温度未満である場合には、前記ヒータのみ
    を停止させたまま、前記乾燥ユニットを運転させる、除
    湿機。
  2. 【請求項2】 前記本体温度センサは、前記ヒータによ
    って加熱され、前記吸湿剤を乾燥するために当該吸湿剤
    に向けて送られる、再生空気の温度を検出する、請求項
    1に記載の除湿機。
  3. 【請求項3】 前記本体温度センサは、当該除湿機外に
    排出される空気の温度を検出する、請求項1に記載の除
    湿機。
  4. 【請求項4】 前記本体温度センサは、前記ヒータによ
    って加熱されかつ前記吸湿剤を乾燥するために当該吸湿
    剤に向けて送られる、再生空気の温度を検出する第1の
    温度センサと、当該除湿機外に排出される空気の温度を
    検出する第2の温度センサとを備え、 前記制御部は、前記第1の温度センサの検出した温度が
    予め定められた第1の温度未満であり、かつ、前記第2
    の温度センサの検出した温度が予め定められた第2の温
    度未満である場合に、前記本体温度センサの検出した温
    度が前記所定の温度未満であると判断する、請求項1に
    記載の除湿機。
  5. 【請求項5】 当該除湿機の本体内部を冷却するための
    冷却部をさらに含み、 前記制御部は、前記乾燥ユニットの運転中に前記室内湿
    度の検出出力が前記所定の湿度以上となったとき、前記
    本体温度センサの検出した温度が前記所定の温度未満で
    ある場合には前記ヒータを通常に運転させつつ前記乾燥
    ユニットを運転させ、前記本体温度センサの検出した温
    度が前記所定の温度以上である場合には前記冷却部を運
    転させかつ前記乾燥ユニットの運転を停止させる、請求
    項1〜請求項4のいずれかに記載の除湿機。
  6. 【請求項6】 前記本体温度センサの検出した温度が前
    記所定の温度以上である場合に、その旨を報知する報知
    部をさらに含む、請求項1〜請求項5のいずれかに記載
    の除湿機。
  7. 【請求項7】 室内から導入された空気を乾燥させるた
    めの吸湿剤および当該吸湿剤を再生させるためのヒータ
    を備えた乾燥ユニットを含み、室内の除湿および衣類の
    乾燥を行なう除湿機の制御方法であって、 室内の湿度を検出するステップと、 当該除湿機本体の所定箇所で温度を検出するステップ
    と、 前記室内の湿度が所定の湿度未満であって、前記除湿機
    本体の所定箇所の温度が所定の温度未満である場合に
    は、前記ヒータのみを停止させたまま、前記乾燥ユニッ
    トを運転させるステップとを含む、除湿機の制御方法。
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