JP5122881B2 - 空気調節装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍サイクルの運転によって除湿を行うことのできる床置き型の空気調節装置に関するものである。
除湿機等の空気調節装置において、衣類乾燥運転を行うときは、冷凍サイクルの運転によって除湿し、除湿した空気を衣類等に直接当てて水分を蒸発させ衣類の乾燥を行なっている。特許文献1に記載された除湿機では、送風路内に発熱体を入れて風の吹き出し温度を上げて乾燥時間を早めている。
また、蒸発器を通過した風を吹出口から吹き出すための送風機と、凝縮器を冷却するための第2送風機を設け、蒸発器を通過した風路内に発熱体を設け、風の温度を上げて乾燥時間を早めている。
そして蒸発器で凝縮した水は、凝縮水を受ける水受け皿で集められ、ドレンタンクに貯留される。ドレンタンクにはフロートが設けられ、凝縮水が満水になるとフロートが作動し、本体の運転を停止していた。
又、通常衣類乾燥運転ではタイマーや、特許文献2記載の様に衣類が乾燥する時間を予測して、自動的に運転を停止する場合が多い。
特開2003−42514号公報 特開2003−42512号公報
ユーザーが衣類乾燥運転をセットし、タイマー運転や特許文献2記載の様に衣類が乾燥する時間を予測して自動的に停止するモードで運転した場合や、ユーザーが操作しない場合等、衣類が完全に乾燥する前にドレンタンクが満水になると、本体が停止してしまい、衣類が生乾きのままで衣類乾燥運転が終了してしまう場合があった。
本発明は、上記に鑑み、除湿運転中にドレンタンクが満水になった場合でも、本来の目的である衣類の乾燥を継続して行うことのできる除湿機等の空気調節装置の提供を目的とする。
そこで、本発明に係る空気調節装置は、吹出口を有するハウジング内に蒸発器、凝縮器及び圧縮機を備えた冷凍サイクルが収容され、該冷凍サイクルの運転を制御する制御装置が設けられ、ドライ運転時に、送風機によってハウジング内に吸込まれた空気が蒸発器を通過した後、除湿空気として吹出口から放出され、蒸発器にて発生した凝縮水がドレンタンクに貯留される空気調節装置であって、ドレンタンクに満水検知装置が設けられ、制御装置は、ドライ運転中に、満水検知装置からの信号によってドレンタンクが満水であることを検知したときに、圧縮機への通電を停止し、送風機の運転を継続することを特徴とする。
上記構成によれば、除湿運転における冷凍サイクルの運転中、蒸発器にて凝縮した水がドレンタンクに貯留し、満水になった場合は圧縮機の運転を停止することにより、新たな凝縮水の発生を抑制する。一方、送風機の運転は継続しているので送風により衣類の乾燥は促進される。すなわち、いくぶん室内空気の相対湿度は高くなる場合があるものの、衣類の生乾きを防止することが可能となる。
本発明に係る空気調節装置は、ハウジング内に、蒸発器を通過した除湿空気を吹出口から吹出す冷風路と、凝縮器を通過した温風を、切換手段によって排気口又は前記吹出口から選択的に吹出可能とした温風路とが設けられ、前記制御装置は、前記切換手段を制御して、クール運転時には前記温風路の温風を前記排気口から吹出すようにし、ドライ運転時には前記温風路の温風を前記吹出口から前記除湿空気とともに吹出すようにした構成とされている。
すなわち、本発明においてドライ運転とは、蒸発器を通過した除湿空気(冷風)と、凝縮器を通過した温風とを同じ吹出口から吹出すようにして凝縮器から発生する熱を再熱利用する運転態様を意味する。
また、本発明においては、衣類の乾燥を促進するため、蒸発器を通過した除湿空気(冷風)を加熱する発熱体を設けてもよく、この場合、ドライ運転として、発熱体に通電しない除湿運転と、発熱体を駆動する衣類乾燥運転のいずれかを選択することができる。そして、衣類乾燥運転中に、満水検知装置からの信号によってドレンタンクが満水であることを検知した場合には、圧縮機への通電を停止し、発熱体への通電及び前記送風機の運転を継続する。
これにより、圧縮機の運転を停止した後も吹出口から加熱することで相対湿度を低下させた温風を吹出すことが可能となり、衣類の乾燥を促進することができる。なお、除湿運転を選択した場合に、除湿運転中に満水検知装置からの信号によってドレンタンクが満水であることを検知したときには、前述のごとく、圧縮機への通電を停止し、送風機の運転を継続する。
本発明では、ドレンタンクが満水になったときに、送風機の運転を継続するため、ユーザーが圧縮機も駆動しているものと間違える場合がある。そこで、本発明では、圧縮機の通電を停止し、送風機の運転を継続する場合に、ユーザーに圧縮機が停止していることを報知する報知手段を設置することを可能とした。報知手段としては、光を点灯或いは点滅させる表示手段であってもよいし、音で知らせるものであってもよい。
本発明において、送風機を継続運転する場合、ユーザーが手動で停止するまで送風機を運転するようにしてもよいし、一定時間経過後に運転を停止するようにしてもよい。また、連続運転と一定時間運転とを選択可能にすることもできる。
制御装置は、満水検知装置からの信号によってドレンタンクが満水であることを検知したときに、送風機の送風量を増加させることも可能であり、これにより、衣類に吹き付けられる風量が増えて、衣類の乾燥が促されるとともに、発熱体を通過する空気量が増えるので、圧縮機の停止による吹出口の温度上昇を抑え、ハウジングの損傷を防止する働きもある。このような制御を行うことは、除湿機のような一体型の空気調節装置において、衣類乾燥をより効率よく行うことを可能とする。
本発明によると、衣類乾燥運転時には、衣類が乾燥する前にドレンタンクが満水になって圧縮機が停止した場合でも送風機、発熱体への通電を継続し、衣類に対して空気を吹き出すことになるので、衣類乾燥の生乾きを抑えることが出来、生乾きの時の臭いも抑えることが出来る。
本発明の実施形態を図面を基に説明する。図1は、本発明に係る空気調節装置としての除湿機を示す概略構成図である。除湿機の合成樹脂製ハウジング1は、縦長タイプで前後方向の奥行きが小さい構造とされる。ハウジング1内には、蒸発器2、凝縮器3、圧縮機4がそれぞれ設けられ、これらによって冷凍サイクルが構成される。
ハウジング1の内部は、上下に仕切られ、上側に蒸発器2および凝縮器3が配され、下側に圧縮機4が配される。蒸発器2の下方には水受け皿36その下方にはドレンタンク5が配される。ドレンタンク5は、ハウジング1の側面の下部から出し入れ可能とされる。
ハウジング1の前面の上部に吹出口6、背面の中央部に吸込口7、その上方に排気口8がそれぞれ形成される。ハウジング1の上面には、操作部と持ち運び用の把手とが設けられ、下面の4隅にはキャスタ9が取り付けられ、容易に移動可能とされる。
ハウジング1内部には、吸込口7から蒸発器2を通って吹出口6に至る冷風路10と、吸込口7から凝縮器3を通り、その下流側で分岐する温風路11とが形成される。温風路11は、分岐路の一方11aが排気口8に至り、他方11bが吹出口6に至るように形成されている。冷風路10では、蒸発器2の下流側に第1送風機12が配される。
第1送風機12は、蒸発器2を通過した風を吹出口6から吹き出す。温風路11では、凝縮器3の下流側に第2送風機13が配される。第2送風機13は、凝縮器3を冷却した風を第1吹き出し口6又は排気口8から吹き出す。
冷風路10中に、正イオンおよび負イオンを発生するイオン発生装置15が設けられ、冷風とともに正イオンおよび負イオンが室内に放出される。イオン発生装置15は、第1送風機12の下流側に配される。また、冷風路10中に、発熱体としてヒータ16が設けられる。ヒータ16は、第1送風機12の下流側に配され、蒸発器2を通過した風を温める。吹出口6にはルーバー(図示せず)が設けられている。ルーバーは、モータによって上下方向に回動される。このルーバーと一体的に縦ルーバーが設けられる。
温風路11は、前述のごとく、途中で分岐している。分岐点は、第2送風機13の下流側に位置し、分岐点に、温風の流れ方向を切換える切換手段としてのダンパー17が設けられる。ダンパー17が回動することにより、温風路11は、冷風路10に対して独立した状態と、冷風路10に接続された状態とに切り替えられる。
すなわち、温風路11が冷風路10に対して独立した状態では、温風は分岐路11aを通って排気口8から吹出し、冷風路10に接続された状態では、温風は分岐路11bを通り、分岐路11bが接続された冷風路10を通過して吹出口6から吹出す。
本実施形態に係る除湿機は、上述のように、ダンパー17の切換操作によって、温風の吹出し方向を変更することが可能であり、温風を排気口8から吹出す運転態様(クール運転)の場合には、冷風のみ吹出口6から吹出すことになる。この場合、室内全体でみた場合には室温を低下させる効果はないものの、吹出口6から冷風の吹出す領域はスポット的に冷房運転と同じ効果を得ることができる。温風を吹出口6から冷風とともに吹出す運転態様(ドライ運転)の場合には、吹出す除湿空気の温度低下を招くことなく除湿することが可能となる。
なお、ダンパー17の回動は、レバー操作によって行なわれる。あるいはモータ(図示せず)によってダンパー17を回動させてもよい。また、ダンパー17の代わりに、切換バルブ(図示せず)を用いて、送風切換を行ってもよい。
本実施形態の除湿機には、図2に示すように、冷凍サイクルの運転を制御する制御装置が設けられる。マイクロコンピュータからなる制御装置20には、室内の湿度を検出する湿度検知器21、室温を検出する温度検知器22、蒸発器2の温度を検出する蒸発器温度検知器23、ヒータ16の近傍の温度を検出するヒータ温度検知器24、ドレンタンク5の満水を検出する満水検知装置25、ハウジング1に加わった振動を検出する振動検知器26がそれぞれ接続される。
また、各送風機12、13のモータを駆動するためのモータ駆動回路27、圧縮機4を駆動するための圧縮機駆動回路28、ヒータ16に通電するためのヒータ駆動回路29、イオン発生装置15に高電圧を印加するための高圧ユニット駆動回路30、ルーバーのモータを駆動するためのルーバー駆動回路31がそれぞれ接続される。湿度検知器21および温度検知器22は、吸込口7の近傍に配され、室内から吸い込んだ空気の温度や湿度を検出する。蒸発器温度検知器23は蒸発器2の表面温度を検出する。
満水検知装置25は、ドレンタンク5の水位に応じて上下するフロート32と、フロート32と一体的に設けられた磁石33と、磁気を検出するホールセンサ等の磁気センサ34とからなる。フロート32と磁石33はドレンタンク5内に配され、磁石33は支軸を挟んでフロート32に対向して設けられ、両者はシーソーのように動く。
磁気センサ34は、ドレンタンク5の上方に設けられ、磁石33と対向するように配される。ドレンタンク5が満水になると、磁石33が磁気センサ34から離れ、磁気センサ34がオフ信号を出力することにより、満水が検知される。
また、ドレンタンク5がハウジング1から取り出されたとき、磁石33は磁気センサ34から離れ、ドレンタンク5がハウジング1に装着されると、磁石33は磁気センサ34に近接する。これによって、ドレンタンク5の有無を検知することができる。すなわち、満水検知装置25は、ドレンタンク5の有無を検出するドレンタンク検知器を兼用している。
振動検知器26は、球および球の動きに応じてオンオフするスイッチからなる一般的な感震器とされる。振動検知器26は、ハウジング1内に配される。そして、制御装置20は、選択された運転モードにしたがって、これらの検知器から入力された情報に基づき各駆動回路を駆動制御する。運転モードとして、冷風運転、衣類乾燥運転、自動除湿運転、連続運転、送風運転が選択可能とされる。運転モードの選択は、操作部の運転切換ボタンを操作することにより行われる。
また、ダンパー17の切換操作により、クール運転とドライ運転とが選択できる。クール運転では、温風路11と冷風路10とはそれぞれ独立しており、吹出口6から冷風が吹き出され、排気口8から温風が吹き出される。ドライ運転では、温風路11が冷風路10に連通して、吹出口6から冷風と温風とが同時に吹き出される。なお、モータによってダンパー17を回動させる場合、運転モードに応じてクール運転あるいはドライ運転を自動的に切り替えることができる。
冷風運転では、クール運転を選択する。第1送風機12により、室内の空気が吸込口7からフィルタ(図示せず)を通して吸い込まれる。冷風路10を流れる空気は、蒸発器2で冷却され、空気中の水分が結露して、除湿される。結露した水分は、水受け皿36で集められその後、ドレンタンク5に貯留される。
除湿された乾燥空気は冷風となって、吹出口6から吹き出される。また、第2送風機13により、吸込口7からフィルタを通して吸い込まれた空気は、温風路11を流れ、凝縮器3で加熱されて温風となって、分岐路11aを通って排気口8から吹き出される。このとき、設定された風量にしたがって、各送風機12、13が駆動される。
そして、冷風運転中に、ドレンタンク5が満水であることを満水検知装置25の信号によって制御装置20が検知した場合、制御装置20は、圧縮機4への通電を停止し、各送風機12,13の運転も停止する。
ドライ運転では、吸込口7から冷風路10に吸い込まれた室内の空気は、蒸発器2により除湿され、冷風となる。凝縮器3によって温められた空気は、分岐路11bを通って前記冷風とともに吹出口6から吹き出される。これにより凝縮器から発生する熱を再熱利用することが可能となり、除湿空気の低温化を招くことなく衣類の乾燥を促進することができる。このとき、設定された風量にしたがって、各送風機12、13が駆動される。空気中の水分は、上述のごとく、蒸発器2で結露して取り除かれて、ドレンタンク5に貯留される。
そして、ドライ運転中に、ドレンタンク5が満水であることを満水検知装置25の信号によって制御装置20が検知した場合、制御装置20は、圧縮機4への通電を停止し、各送風機12,13の運転は継続する。なお、本実施形態では、送風機12,13は一定時間(衣類が乾燥するのに十分な時間に設定される)運転した後、自動的に停止するようになっている。なお、このとき、各送風機12,13の風量は、圧縮機4の運転が停止する前よりも風量を増加させることもできる。これによって、衣類の乾燥時間を短縮することが可能となる。
衣類乾燥運転では、ヒータ16を作動させる以外は、ドライ運転と同様とされている。すなわち、衣類乾燥運転中に、ドレンタンク5が満水であることを満水検知装置25の信号によって制御装置20が検知した場合、制御装置20は、圧縮機4への通電を停止し、ヒータ16への通電を継続するとともに、各送風機12,13の運転を継続する。
自動除湿運転では、ドライ運転を選択する。風の流れは衣類乾燥運転時と同じである。このとき、設定された風量にしたがって、各送風機12、13が駆動される。また、室温および室内の湿度に応じて、冷凍サイクルの運転が制御され、除湿運転と送風運転とが切り替えられる。
すなわち、湿度が規定値以上のときは除湿運転が行われ、規定値未満になると、冷凍サイクルの運転が停止されて送風運転が行われる。この規定値は、室温によって異なり、室温が標準温度以下のとき、規定値は標準湿度に設定され、室温が標準温度より高いとき、規定値は標準湿度より低い湿度、例えば55%に設定される。なお、標準温度は、27℃あるいは28℃とされる。標準湿度は、60%とされる。
また、自動除湿運転では、室温が標準温度よりも低いとき、風量が増大するように各送風機12、13が駆動される。すなわち、低温、例えば15℃以下になったとき、自動的に風量が増える。これにより、低温時の除湿能力が高まる。
連続運転ではクール運転かドライ運転のいずれかを選択する。湿度に関係なく連続した除湿運転が行われる。このとき、設定された風量にしたがって、各送風機12、13が駆動される。
送風運転では、、温風路11から温風を吹き出す方向としてクール運転かドライ運転のいずれかを選択する。冷凍サイクルの運転は行われず、各送風機12、13だけが駆動される。
制御装置20は、イオン発生装置15を駆動して、正イオンおよび負イオンを発生させて室内に放出する、イオン運転を行う。イオン運転は、上記の各運転に対して任意で行われる。すなわち、イオン運転ボタンが操作されたときに、イオン運転が行われる。
イオン発生装置15は、イオン発生素子と、これに高電圧を印加する高圧ユニット駆動回路30とを有する。制御装置20が高圧ユニット駆動回路30を駆動すると、イオン発生素子に高電圧が印加され、イオン発生素子から正イオンおよび負イオンが発生する。正イオンおよび負イオンは、冷風路10を流れる風によって吹出口6から吹き出される。
また、冷凍サイクルの運転において、制御装置20は、室温に応じて圧縮機4の駆動を制御する。室温が第1温度未満、例えば約5℃未満になると、圧縮機4が停止され、除湿した水の凍結を防止する。室温が第2温度以上、例えば約40℃以上になると、冷凍サイクルの運転が停止され、装置に無理がかからないようにして、装置を保護する。室温が第3温度以上、例えば約35℃以上のとき、圧縮機4を駆動したまま、送風機12、13が高回転され、圧縮機4の温度を下げるようにする。
さらに、制御装置20は、蒸発器2への着霜を検知したとき、除霜運転も行う。着霜の検知としては、所定の霜付き条件を満たしたときに着霜と判断する。例えば、室温が設定温度以下、例えば19℃以下になったとき、あるいは、蒸発器2の表面温度が所定温度以下、例えば0℃以下になったときである。制御装置20は、温度検知器22や蒸発器温度検知器23からの出力により、この条件を満たしたことを検知したとき、除霜運転を行なう。
除霜運転を開始すると、制御装置20は、圧縮機4を停止させ、各送風機12、13を駆動する。制御装置20は、除霜運転開始前に行っていた冷風運転等の除湿運転時に設定された風量を維持するように、各モータ駆動回路27を制御する。これにより、各送風機12、13は、除湿運転時と同じ回転数で駆動される。除霜運転時は圧縮機4の運転が止まり送風機12、13は送風運転を行なっているので、蒸発器2の温度を上げ、着霜した霜を溶かす。
制御装置20は、除霜運転の開始から一定時間経過したとき、除霜運転を終了する。あるいは、蒸発器温度検知器23によって検出した蒸発器2の表面温度が所定温度に達したら、除霜運転を終了する。除霜運転が終了すると、切り替え前に行われていた除湿運転が再開される。
冷凍サイクルの運転中、室内の空気が除湿されて、ドレンタンク5に水が溜まっていく。ドレンタンク5の水位が一定水位になると、制御装置20は、満水検知装置25からの出力信号によって満水を検知する。すなわち、水位の上昇に伴って、フロート32が上がると、磁石33が下がる。満水になると、磁気センサ34は磁石33の磁気を検出できなくなり、磁気センサ34はオフ信号を出力する。
制御装置20は、満水になったことを検知すると、冷凍サイクルの運転を停止するとともに、各送風機12、13の駆動を停止する満水停止を実行する。ドレンタンク5がハウジング1から取り出された後、空になったドレンタンク5が装着されると、満水検知装置25の磁気センサ34は、ドレンタンク5内の磁石33の磁気を検出する。磁気センサ34がオン信号を出力すると、制御装置20は、ドレンタンク5が装着されたことを検知して、運転待機状態となる。なお、排水後のドレンタンク5が装着されたとき、満水停止前の運転を自動的に再開するような制御を行ってもよい。
また、ハウジング1に振動が加わったり、ハウジング1が転倒したりしたとき、振動検知器26は、この動きを検出して、オン信号を出力する。制御装置20は、振動検知器26の出力に基づいて振動の程度を判断する。軽微な振動の場合、振動検知器26からの出力は、一瞬のオン信号であったり、短時間のオン信号であったりする。一方、強い振動や転倒の場合、振動検知器26からの出力は、連続したオン信号、あるいは長時間のオン信号である。
制御装置20は、所定時間経過したとき、オン信号が入力されていると、異常な振動であると判断し、所定時間経過したとき、オン信号が入力されていないと、軽微な振動であるから異常ではないと判断する。このように、最初に振動が検知されたときから制御を開始するまでの間に所定時間のタイムラグが設けられる。このタイムラグ時間は、振動検知器26からのオン信号が入力された時点から判断する時点までの時間である。
そして、制御装置20は、異常振動であると判断したとき、即座に全ての運転を停止して、電源をオフする異常停止を実行する。このとき、制御装置20も動作を停止する。異常停止の復帰には、運転ボタンを2回操作するといった特殊操作を要する。特殊操作が行われると、電源がオンし、制御装置20が立ち上がって、運転の制御が行われる。
異常停止後、すぐに運転を開始するとき、振動検知器26自身が揺れていて、オン信号を出力する場合がある。この場合に特殊操作が行われたとき、制御装置20は、振動検知器26からの入力を一定時間受け付けない。一定時間の間に、振動検知器26がオン信号を出力しても、制御装置20は、この信号を無視し、異常停止を行わない。一定時間経過すると、運転が開始される。したがって、異常停止が繰り返されず、すぐに運転を開始することができる。
ところで、ドレンタンク5が満水になったとき、ハウジング1からドレンタンク5が取り出されて、排水される。そして、空になったドレンタンク5がハウジング1に装着される。この着脱のとき、ハウジング1に衝撃が加わって、ハウジング1が揺れる。振動検出器26は、この振動を検出してしまう。
そこで、制御装置20は、ドレンタンク5の満水になったことを検知したとき、振動の検知による制御を禁止する。すなわち、ドレンタンク5が満水になったとき、ドレンタンク5が着脱されるので、制御装置20は、振動を検知しても、異常停止を行わない。
このように、ドレンタンク5が満水になったとき、ドレンタンク5の着脱が行われる。このとき、ハウジング1に振動が加わり、振動検知器26は振動を検出する。しかし、この振動は無視され、異常停止が回避される。したがって、ドレンタンク5の着脱の度に特殊操作を行って、運転を復帰させる必要がなくなり、利便性の向上を図れる。
また、満水になったドレンタンク5を取り出した後、空のドレンタンク5が装着される。このときにも、ハウジング1が振動して、制御装置20は、異常振動と判断するおそれがある。そこで、制御装置20は、ドレンタンク5の満水を検知した後、一定水位より低い水位を検知したとき、所定時間だけ振動の検知による制御を禁止する。すなわち、満水停止中に、ドレンタンク5が装着されたとき、制御装置20は、振動を検知しても、異常停止を行わない。
このように、空にしたドレンタンク5を装着したとき、ハウジング1に振動が加わり、振動検知器26は振動を検出する。しかし、所定の時間だけ、この振動は無視され、異常停止が回避される。この所定時間は、ドレンタンク5を装着したときに発生する振動が検知されない程度にまで収まる時間に設定する。したがって、不要な異常停止をなくすことができ、利便性の向上を図れる。
また、運転ボタンの操作により、冷風運転、衣類乾燥運転、自動除湿運転、連続運転のいずれかの除湿運転が停止された後、再運転を行うとき、制御装置20は、圧縮機4の駆動を規制する。
すなわち、除湿運転の停止後、再運転のために運転ボタンが操作されたとき、一定時間、例えば3分間だけ圧縮機4を駆動せず、送風機12、13だけを駆動する。一定時間が経過すると、圧縮機4が駆動され、冷凍サイクルの運転が開始される。また、電源プラグを差し込んだ直後に、運転ボタンを操作したときにも、同様の制御が行われる。これによって、圧縮機4に負荷がかからず、装置の保護を図れる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。空気調節装置として、除湿機以外に、移動自在な床置き型であればよく、一体型空気調和機、クーラ、冷風機があげられる。
上記の除湿機では、2つの送風機にそれぞれモータが設けられ、独立して駆動されるが、1つのモータで2つの送風機を駆動する方式としてもよい。この場合、2つの送風機の回転数は同じとなる。
本発明の除湿機の概略構成を示す図 除湿機の制御ブロック図
符号の説明
1 ハウジング
2 蒸発器
3 凝縮器
4 圧縮機
5 ドレンタンク
6 吹出口
7 吸込口
8 排気口
12 第1送風機
13 第2送風機
15 イオン発生装置
16 ヒータ
20 制御装置

Claims (3)

  1. 吹出口を有するハウジング内に蒸発器、凝縮器及び圧縮機を備えた冷凍サイクルが収容され、前記ハウジング内に、前記蒸発器を通過した除湿空気を吹出口から吹出す冷風路と、前記凝縮器を通過した温風を、切換手段によって排気口又は前記吹出口から選択的に吹出可能とした温風路と、前記冷凍サイクルの運転を制御する制御装置とが設けられ、ドライ運転時に、送風機によって前記ハウジング内に吸込まれた空気が前記蒸発器を通過した後、除湿空気として前記吹出口から放出され、前記蒸発器にて発生した凝縮水がドレンタンクに貯留される空気調節装置であって、前記ドレンタンクに満水検知装置が設けられ、前記蒸発器を通過した除湿空気を加熱する発熱体が設けられ、前記ドライ運転は、前記発熱体に通電しない除湿運転と、前記発熱体を駆動する衣類乾燥運転とに分けられ、前記制御装置は、前記切換手段を制御して、クール運転時には前記温風路の温風を前記排気口から吹出すようにし、ドライ運転中は、前記温風路の温風を前記吹出口から前記除湿空気とともに吹出すようにし、前記ドライ運転が除湿運転の場合は、前記満水検知装置からの信号によって前記ドレンタンクが満水であることを検知したときに、前記圧縮機への通電を停止して前記送風機の運転を継続し、前記ドライ運転が衣類乾燥運転の場合は、前記満水検知装置からの信号によって前記ドレンタンクが満水であることを検知したときに、前記圧縮機への通電を停止し、前記発熱体への通電及び前記送風機の運転を継続することを特徴とする空気調節装置。
  2. 吹出口を有するハウジング内に蒸発器、凝縮器及び圧縮機を備えた冷凍サイクルが収容され、前記ハウジング内に、前記蒸発器を通過した除湿空気を吹出口から吹出す冷風路と、前記凝縮器を通過した温風を、切換手段によって排気口又は前記吹出口から選択的に吹出可能とした温風路と、前記冷凍サイクルの運転を制御する制御装置とが設けられ、ドライ運転時に、送風機によって前記ハウジング内に吸込まれた空気が前記蒸発器を通過した後、除湿空気として前記吹出口から放出され、前記蒸発器にて発生した凝縮水がドレンタンクに貯留される空気調節装置であって、前記ドレンタンクに満水検知装置が設けられ、前記制御装置は、前記切換手段を制御して、クール運転時には前記温風路の温風を前記排気口から吹出すようにし、ドライ運転中は、前記温風路の温風を前記吹出口から前記除湿空気とともに吹出すようにし、前記満水検知装置からの信号によって前記ドレンタンクが満水であることを検知したときに、前記圧縮機への通電を停止して前記送風機の送風量を増加させることを特徴とする空気調節装置。
  3. 前記蒸発器を通過した除湿空気を加熱する発熱体が設けられ、前記ドライ運転は、前記発熱体に通電しない除湿運転と、前記発熱体を駆動する衣類乾燥運転とに分けられ、前記制御装置は、衣類乾燥運転中に、前記満水検知装置からの信号によって前記ドレンタンクが満水であることを検知したときに、前記圧縮機への通電を停止し、前記発熱体への通電及び前記送風機の運転を継続することを特徴とする請求項2記載の空気調節装置。
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