JP4559376B2 - 空気調節装置 - Google Patents

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本発明は、冷凍サイクルの運転によって除湿を行える床置き型の空気調節装置に関する。
ハウジングに冷凍サイクルを内装した除湿機等の空気調節装置において、除湿運転の1つとして、発熱体によって乾燥した冷風を温めて、吹き出すことにより、衣類を乾燥する衣類乾燥運転がある。このような衣類乾燥運転を行う除湿機が特許文献1に記載されている。
特開2003−42514号公報
衣類乾燥運転を行うとき、発熱体をオンすると、発熱体周囲の温度が上がる。送風機の駆動により、風が発熱体を通過して吹出口から吹き出す。このとき、冷凍サイクルの運転が行われていると、蒸発器によって風が冷やされ、冷風が発熱体を通過する。そのため、吹き出される風の温度は著しく上がらない。
しかし、圧縮機が停止した状態で発熱体がオンされると、吹出口から高温の風が吹き出す。吹出口の近くに衣類があると、衣類を傷めるおそれがある。また、発熱体だけがオンされ、送風機が停止していると、発熱体の周囲が高温となるおそれがあり、ハウジングが損傷するおそれがある。
本発明は、上記に鑑み、発熱体が単独でオンしないようにして、過熱を防止できる除湿機等の空気調節装置の提供を目的とする。
本発明は、ハウジングに、蒸発器、凝縮器および圧縮機からなる冷凍サイクルと、蒸発器を通過した風を吹出口から吹き出すための送風機と、蒸発器を通過した風を加熱する発熱体と、冷凍サイクルの運転に応じて圧縮機および発熱体を制御する制御装置とが設けられ、制御装置は、発熱体を圧縮機の駆動に連動して駆動するものである。
圧縮機がオンしていないとき、発熱体はオンしない。圧縮機がオンすると、発熱体はオン可能となる。これにより、発熱体が単独でオンすることはない。発熱体は、蒸発器を通過した冷風を温める。したがって、冷風が常に発熱体を通過する状況が得られ、発熱体の周囲が過熱されたり、高温の風が吹き出すことがなくなる。
すなわち、冷凍サイクルの運転中、発熱体のオン時間は圧縮機のオン時間より短くなる。そのためには、圧縮機がオンされた後、発熱体がオンされる。あるいは、発熱体がオフされた後、圧縮機がオフされる。このように、発熱体および圧縮機のオンオフのタイミングをずらすことにより、発熱体を圧縮機の駆動に連動させながら、発熱体が単独でオンしないような運転が行える。
この運転を実現するために、圧縮機を駆動する圧縮機駆動回路と、発熱体を駆動する発熱体駆動回路と、圧縮機駆動回路および発熱体駆動回路を制御する制御装置とが設けられ、制御装置は、第1の駆動信号を圧縮機駆動回路および発熱体駆動回路に出力するとともに、第2の駆動信号を発熱体駆動回路に出力し、圧縮機駆動回路は、第1の駆動信号が入力されたとき、圧縮機をオンし、発熱体駆動回路は、第1の駆動信号および第2の駆動信号が入力されたとき、発熱体をオンする。すなわち、発熱体は、第1の駆動信号および第2の駆動信号が出力されるとオンし、いずれか一方の駆動信号のみが出力されていても、オンしない。
冷凍サイクルの運転開始に際して、制御装置は、先に第1の駆動信号を出力し、その後第2の駆動信号を出力する。これにより、圧縮機がオンしてから、発熱体がオンする。また、運転停止に際して、制御装置は、先に第2の駆動信号の出力を停止し、その後第1の駆動信号の出力を停止する。これにより、発熱体がオフしてから、圧縮機がオフする。
本発明によると、圧縮機がオンしているとき、発熱体はオン可能であり、圧縮機が停止しているとき、発熱体がオンすることはない。したがって、常に冷風が発熱体を通過するので、発熱体による過熱の悪影響を排除することができ、安全性が高まる。
本実施形態の除湿機を図1に示す。除湿機の合成樹脂製ハウジング1は、縦長タイプで前後方向の奥行きが小さい構造とされる。ハウジング1内には、蒸発器2、凝縮器3、圧縮機4がそれぞれ設けられ、これらによって冷凍サイクルが構成される。ハウジング1の内部は、上下に仕切られ、上側に蒸発器2および凝縮器3が配され、下側に圧縮機4が配される。蒸発器2の下方には、ドレンタンク5が配される。ドレンタンク5は、ハウジング1の側面の下部から出し入れ可能とされる。
ハウジング1の前面の上部に第1吹出口6、背面の中央部に吸込口7、その上方に第2吹出口8がそれぞれ形成される。ハウジング1の上面には、操作部と持ち運び用の把手とが設けられ、下面の4隅にはキャスタ9が取り付けられ、容易に移動可能とされる。
ハウジング1の内部には、吸込口7から蒸発器2を通って第1吹出口6に至る冷風路10と、吸込口7から凝縮器3を通って第2吹出口8に至る温風路11とが形成される。冷風路10では、蒸発器2の下流側に第1送風機12が配される。第1送風機12は、蒸発器2を通過した風を第1吹出口6から吹き出す。温風路11では、凝縮器3の下流側に第2送風機13が配される。第2送風機13は、凝縮器3を冷却した風を第2吹出口8から吹き出す。
冷風路10中に、正イオンおよび負イオンを発生するイオン発生装置15が設けられ、冷風とともに正イオンおよび負イオンが室内に放出される。イオン発生装置15は、第1送風機12の下流側に配される。また、冷風路10中に、発熱体としてヒータ16が設けられる。ヒータ16は、第1送風機12の下流側に配され、蒸発器2を通過した風を温める。第1吹出口6にはルーバが設けられている。ルーバは、モータによって上下方向に回動される。このルーバと一体的に縦ルーバが設けられる。縦ルーバは、別のモータによって左右方向に回動される。
温風路11は、途中で分岐して、冷風路10に接続される。分岐点は、第2送風機13の下流側に位置し、分岐点に、風の流れ方向を切り替えるダンパ17が設けられる。ダンパ17が回動することにより、温風路11は、冷風路10に対して独立した状態と、冷風路10に接続された状態とに切り替えられる。したがって、送風切替の操作によって、温風が第2吹出口8に向かう風の流れと、温風と冷風とを混合して第1吹出口6に向かう風の流れとが選択できる。なお、ダンパ17の回動は、レバー操作によって行われる。あるいはモータによってダンパ17を回動させてもよい。また、ダンパ17の代わりに、切替バルブを用いて、送風切替を行ってもよい。
そして、冷凍サイクルの運転を制御する制御装置20が設けられる。図2に示すように、マイクロコンピュータからなる制御装置20には、室内の湿度を検出する湿度検知器21、室温を検出する温度検知器22、蒸発器2の温度を検出する蒸発器温度検知器23、ヒータ16の近傍の温度を検出するヒータ温度検知器24、ドレンタンク5の満水を検出する満水検知装置25、ハウジング1に加わった振動を検出する振動検知器26がそれぞれ接続される。また、各送風機12、13のモータを駆動するためのモータ駆動回路27、圧縮機4を駆動するための圧縮機駆動回路28、ヒータ16に通電するためのヒータ駆動回路29、イオン発生装置15に高電圧を印加するための高圧ユニット駆動回路30、ルーバのモータを駆動するためのルーバ駆動回路31がそれぞれ接続される。
湿度検知器21および温度検知器22は、吸込口7の近傍に配され、室内から吸い込んだ空気の温度や湿度を検出する。蒸発器温度検知器23は、蒸発器2の表面温度を検出する。ヒータ温度検知器24は、ヒータ16よりも下流側で第1吹出口6の近傍に配される。ヒータ温度検知器24がヒータ16を通過した風の温度を検出することにより、ヒータ16の近傍の温度が間接的に検出される。
満水検知装置25は、ドレンタンク5の水位に応じて上下するフロート32と、フロート32と一体的に設けられた磁石33と、磁気を検出するホールセンサ等の磁気センサ34とからなる。フロート32と磁石33はドレンタンク5内に配され、磁石33は支軸を挟んでフロート32に対向して設けられ、両者はシーソーのように動く。磁気センサ34は、ドレンタンク5の上方に設けられ、磁石33と対向するように配される。ドレンタンク5が満水になると、磁石33が磁気センサ34から離れ、磁気センサ34がオフ信号を出力することにより、満水が検知される。また、ドレンタンク5がハウジング1から取り出されたとき、磁石33は磁気センサ34から離れ、ドレンタンク5がハウジング1に装着されると、磁石33は磁気センサ34に近接する。これにより、ドレンタンク5の有無を検知することができる。すなわち、満水検知装置25は、ドレンタンク5の有無を検出するドレンタンク検知器を兼用している。
振動検知器26は、球および球の動きに応じてオンオフするスイッチからなる一般的な感震器とされる。振動検知器26は、ハウジング1内の上部に配される。
そして、制御装置20は、選択された運転モードにしたがって、これらの検知器から入力された情報に基づき各駆動回路を駆動制御する。運転モードとして、冷風運転、衣類乾燥運転、衣類乾燥(速乾)運転、自動除湿運転、連続運転、送風運転が選択可能とされる。運転モードの選択は、操作部の運転切替ボタンを操作することにより行われる。
また、送風切替の操作により、クールモードとドライモードとが選択できる。クールモードでは、温風路11と冷風路10とはそれぞれ独立しており、第1吹出口6から冷風が吹き出され、第2吹出口8から温風が吹き出される。ドライモードでは、温風路11が冷風路10に連通して、第1吹出口6から冷風と温風とが同時に吹き出され、第2吹出口8からわずかに温風が吹き出される。なお、モータによってダンパ17を回動させる場合、運転モードに応じてクールモードあるいはドライモードを自動的に切り替えることができる。
冷風運転では、クールモードを選択する。第1送風機12により、室内の空気が吸込口7からフィルタを通して吸い込まれる。冷風路10を流れる風は、蒸発器2を通過するときに冷却され、冷風となる。このとき、水分が蒸発器2の表面に結露して、冷風は除湿される。結露した水分は、ドレンタンク5に集められる。除湿されて乾燥した冷風は、第1吹出口6から吹き出される。また、第2送風機13により、室内の空気が吸込口7からフィルタを通して吸い込まれる。温風路11を流れる風は、凝縮器3で加熱されて温風となって、第2吹出口8から吹き出される。このとき、設定された風量にしたがって、各送風機12、13が駆動される。
衣類乾燥運転では、ドライモードを選択する。吸込口7から吸い込まれた室内の空気は、蒸発器2を通過して、除湿された冷風となる。凝縮器3によって温められた風は、温風路11から冷風路10に流れる。第1吹出口6から乾燥した冷風と温風とが混合されて吹き出される。このとき、設定された風量にしたがって、各送風機12、13が駆動される。
衣類乾燥(速乾)運転では、ドライモードを選択して、ヒータ16を作動させる。風の流れは衣類乾燥運転時と同じである。ヒータ16の作動により、冷風が温められ、温風と混合されて、より高温になった風が第1吹出口6から吹き出される。このとき、設定された風量にしたがって、各送風機12、13が駆動される。
自動除湿運転では、ドライモードを選択する。風の流れは衣類乾燥運転時と同じである。このとき、設定された風量にしたがって、各送風機12、13が駆動される。また、室温および室内の湿度に応じて、冷凍サイクルの運転が制御され、除湿運転と送風運転とが切り替えられる。すなわち、湿度が規定値以上のときは、除湿運転が行われ、規定値未満になると、冷凍サイクルの運転が停止されて、送風運転が行われる。この規定値は、室温によって異なり、室温が標準温度以下のとき、規定値は標準湿度に設定され、室温が標準温度より高いとき、規定値は標準湿度より低い湿度、例えば55%に設定される。なお、標準温度は、27℃あるいは28℃とされる。標準湿度は、60%とされる。
また、自動除湿運転では、室温が標準温度よりも低いとき、風量が増大するように各送風機12、13が駆動される。すなわち、低温、例えば15℃以下になったとき、自動的に風量が増える。これにより、低温時の除湿能力が高まる。
連続運転では、クールモードかドライモードのいずれかを選択する。湿度に関係なく連続した除湿運転が行われる。このとき、設定された風量にしたがって、各送風機12、13が駆動される。
送風運転では、クールモードかドライモードのいずれかを選択する。冷凍サイクルの運転は行われず、各送風機12、13だけが駆動される。
制御装置20は、イオン発生装置15を駆動して、正イオンおよび負イオンを発生させて、室内に放出するイオン運転を行う。イオン運転は、上記の各運転に対して任意で行われる。すなわち、イオン運転ボタンが操作されたときに、イオン運転が行われる。
イオン発生装置15は、イオン発生素子と、これに高電圧を印加する高圧ユニット駆動回路30とを有する。制御装置20が高圧ユニット駆動回路30を駆動すると、イオン発生素子に高電圧が印加され、イオン発生素子から正イオンおよび負イオンが発生する。正イオンおよび負イオンは、冷風路10を流れる冷風によって第1吹出口6から吹き出される。
衣類乾燥運転、衣類乾燥(速乾)運転、自動除湿運転のときにイオン運転を行う場合、湿度に応じてイオン運転が制御される。湿度が上記の規定値より高い第2規定値、例えば70%以上のとき、標準のイオン運転時よりもイオンの発生量が増えるように高濃度運転が行われる。高濃度運転では、イオン発生素子に印加する高圧パルス電圧の印加回数を多くすることにより、放電回数を増やして、イオンを多く発生させる。湿度が第2規定値未満のとき、標準のイオン運転が行われる。なお、標準のイオン運転では、正イオンおよび負イオンの発生量は約15万個/ccとされ、高濃度運転では、発生量は40万〜50万個/ccとされる。
連続運転のときにイオン運転を行う場合、標準のイオン運転が行われる。さらに、衣類乾燥運転、衣類乾燥(速乾)運転のときにイオン運転を行う場合、運転開始後、一定時間、例えば15分間は湿度に関係なく高濃度運転が行われる。高濃度運転によって、カビ菌等の室内に浮遊している菌に対して、すばやく除菌できる。
また、冷凍サイクルの運転において、制御装置20は、室温に応じて圧縮機4の駆動を制御する。室温が第1温度未満、例えば約5℃未満になると、圧縮機4が停止され、除湿した水の凍結を防止する。室温が第2温度以上、例えば約40℃以上になると、冷凍サイクルの運転が停止され、装置に無理がかからないようにして、装置を保護する。室温が第3温度以上、例えば約35℃以上のとき、圧縮機4を駆動したまま、送風機12、13を高回転させて、圧縮機4の温度を下げるようにする。
さらに、制御装置20は、蒸発器2への着霜を検知したとき、除霜運転も行う。着霜の検知としては、所定の霜付き条件を満たしたときに着霜と判断する。例えば、室温が設定温度以下、例えば19℃以下になったとき、あるいは、蒸発器2の表面温度が所定温度以下、例えば0℃以下になったときである。制御装置20は、温度検知器22や蒸発器温度検知器23からの出力によりこの条件を満たしたことを検知したとき、除霜運転を行う。
除霜運転を開始すると、制御装置20は、圧縮機4を停止させ、各送風機12、13を駆動する。各送風機12、13に対して、それぞれモータ駆動回路27が設けられ、各送風機12、13は独立して駆動される。除湿運転時に設定された風量よりも高い風量となるように、各送風機12、13の回転数が上げられる。この除霜運転により、吸込口7から吸い込まれた室内の空気が蒸発器2を通過して、蒸発器2に付いた霜が溶ける。蒸発器2を通過した空気は、第1吹出口6から吹き出される。このとき、ルーバは上方向に回動される。第1吹出口6からの風が上向きに吹き出すことによって、温かい風はユーザに直接当たることがなくなり、ユーザに不快感を与えることはない。
ここで、衣類乾燥(速乾)運転を行うとき、ヒータ16は圧縮機4に連動して駆動される。図3に示すように、圧縮機駆動回路28は、リレーコイル40を備え、リレーコイル40が制御装置20の第1出力端子Aに接続される。ヒータ駆動回路29は、リレーコイル41と、2つのスイッチング素子42、43とから構成され、リレーコイル41は、制御装置20の第1出力端子Aに接続される。第1スイッチング素子42は、制御装置20の第2出力端子Bに接続され、第1スイッチング素子42の出力側に第2スイッチング素子43のベースが接続される。第2スイッチング素子43は、リレーコイル41に直列に接続される。なお、図中、44は電源回路、45は電流増幅用トランジスタアレイである。
制御装置20が第1出力端子Aを通じて第1の駆動信号を出力すると、圧縮機駆動回路28のリレーコイル40に電圧が印加され、リレー45がオンして、圧縮機4が駆動する。制御装置20が第2出力端子Bを通じて第2の駆動信号を出力すると、ヒータ駆動回路29の第1スイッチング素子42がオンし、第2スイッチング素子43がオンする。第1出力端子Aから第1の駆動信号が出力されていると、ヒータ駆動回路29のリレーコイル41に電圧が印加され、リレー46がオンして、ヒータ16がオンする。第1の駆動信号が出力されていないとき、リレー46はオンせず、ヒータ16はオンしない。第1の駆動信号の出力が停止すると、リレーコイル40への通電が断たれ、リレー45がオフして、圧縮機4は停止する。第2の駆動信号の出力が停止すると、第2スイッチング素子43がオフして、リレーコイル41への通電が断たれ、リレー46がオフして、ヒータ16は停止する。
制御装置20は、衣類乾燥(速乾)運転を行うとき、第1の駆動信号および第2の駆動信号の出力を制御する。このとき、冷凍サイクルの運転中におけるヒータ16のオン時間は圧縮機4のオン時間よりも短くなるように、制御装置20は、圧縮機4に連動するようにヒータ16を駆動制御する。
すなわち、図4に示すように、衣類乾燥(速乾)運転を開始するとき、制御装置20は、第1の駆動信号を出力した後、所定の遅延時間経過してから、第2の駆動信号を出力する。まず圧縮機4がオンして、冷凍サイクルの運転が始まる。このとき、各送風機12、13は同時に駆動される。蒸発器2を通過する風が徐々に冷やされていき、遅延時間が経過すると、ヒータ16を通過する風は十分に冷えた状態になっている。そして、第2の駆動信号が出力され、ヒータ16がオンする。蒸発器2からの冷風は、ヒータ16によって温められ、凝縮器3を通過した温風と混合されて、第1吹出口6から吹き出される。
衣類乾燥(速乾)運転を停止するとき、衣類乾燥(速乾)運転中に除霜運転を行うとき、あるいは送風運転に切り替えるとき、冷凍サイクルの運転が停止される。図5に示すように、制御装置20は、第2の駆動信号の出力を停止して、ヒータ16をオフする。ヒータ16を通過する冷風によって、ヒータ16の周囲の温度は下がっていく。ヒータ16が十分冷えるまでの時間である遅延時間だけ待ってから、第1の駆動信号の出力が停止され、圧縮機4がオフする。
このように、冷凍サイクルの運転に応じて、圧縮機4のオンより後でヒータ16をオンするとともに、ヒータ16のオフより後で圧縮機4をオフすることにより、圧縮機4がオンしているときにのみヒータ16はオン可能となる。したがって、ヒータ16が単独で駆動されることはないので、過熱を防止できる。例えば、ヒータ16の周囲の温度が高くなって、ハウジング1を損傷するといったことを防げる。また、高温の風が吹き出すことも防止できる。
なお、ヒータ16をオフするとき、第1の駆動信号の出力を停止して、ヒータ16と圧縮機4を同時にオフしてもよい。この場合、第1送風機12は、しばらく駆動を続けておく。蒸発器2が冷えているので、圧縮機4が停止しても、しばらくの間は冷風が流れ、ヒータ16を冷やすことができる。
冷凍サイクルの運転中、室内の空気が除湿されて、ドレンタンク5に水が溜まっていく。ドレンタンク5の水位が一定水位になると、制御装置20は、満水検知装置25からの出力信号によって満水を検知する。すなわち、水位の上昇に伴って、フロート32が上がると、磁石33が下がる。満水になると、磁気センサ34は磁石33の磁気を検出できなくなり、磁気センサ34はオフ信号を出力する。
制御装置20は、満水になったことを検知すると、冷凍サイクルの運転を停止するとともに、各送風機12、13の駆動を停止する満水停止を実行する。ドレンタンク5がハウジング1から取り出された後、空になったドレンタンク5が装着されると、満水検知装置25の磁気センサ34は、ドレンタンク5内の磁石33の磁気を検出する。磁気センサ34がオン信号を出力すると、制御装置20は、ドレンタンク5が装着されたことを検知して、運転待機状態となる。なお、排水後のドレンタンク5が装着されたとき、満水停止前の運転を自動的に再開するような制御を行ってもよい。
また、ハウジング1に振動が加わったり、ハウジング1が転倒したとき、振動検知器26は、この動きを検出して、オン信号を出力する。制御装置20は、振動検知器26の出力に基づいて振動の程度を判断する。軽微な振動の場合、振動検知器26からの出力は、一瞬のオン信号であったり、短時間のオン信号である。一方、強い振動や転倒の場合、振動検知器26からの出力は、連続したオン信号、あるいは長時間のオン信号である。制御装置20は、所定時間経過したとき、オン信号が入力されていると、異常な振動であると判断し、所定時間経過したとき、オン信号が入力されていないと、軽微な振動であるから異常ではないと判断する。このように、最初に振動が検知されたときから制御を開始するまでの間に所定時間のタイムラグが設けられる。このタイムラグ時間は、振動検知器26からのオン信号が入力された時点から判断する時点までの時間である。
そして、制御装置20は、異常振動であると判断したとき、即座に全ての運転を停止して、電源をオフする異常停止を実行する。このとき、制御装置20も動作を停止する。異常停止の復帰には、運転ボタンを2回操作するといった特殊操作を要する。特殊操作が行われると、電源がオンし、制御装置20が立ち上がって、運転の制御が行われる。
異常停止後、すぐに運転を開始するとき、振動検知器26自身が揺れていて、オン信号を出力する場合がある。この場合に特殊操作が行われたとき、制御装置20は、振動検知器26からの入力を一定時間受け付けない。一定時間の間に、振動検知器26がオン信号を出力しても、制御装置20は、この信号を無視し、異常停止を行わない。一定時間経過すると、運転が開始される。したがって、異常停止が繰り返されず、すぐに運転を開始することができる。
ところで、ドレンタンク5が満水になったとき、ハウジング1からドレンタンク5が取り出されて、排水される。そして、空になったドレンタンク5がハウジング1に装着される。この着脱のとき、ハウジング1に衝撃が加わって、ハウジング1が揺れる。振動検出器26は、この振動を検出してしまう。
そこで、制御装置20は、ドレンタンク5の満水になったことを検知したとき、振動の検知による制御を禁止する。すなわち、ドレンタンク5が満水になったとき、ドレンタンク5が着脱されるので、制御装置20は、振動を検知しても、異常停止を行わない。
このように、ドレンタンク5が満水になったとき、ドレンタンク5の着脱が行われる。このとき、ハウジング1に振動が加わり、振動検知器26は振動を検出する。しかし、この振動は無視され、異常停止が回避される。したがって、ドレンタンク5の着脱の度に特殊操作を行って、運転を復帰させる必要がなくなり、利便性の向上を図れる。
また、満水になったドレンタンク5を取り出した後、空のドレンタンク5が装着される。このときにも、ハウジング1が振動して、制御装置20は、異常振動と判断するおそれがある。そこで、制御装置20は、ドレンタンク5の満水を検知した後、一定水位より低い水位を検知したとき、所定時間だけ振動の検知による制御を禁止する。すなわち、満水停止中に、ドレンタンク5が装着されたとき、制御装置20は、振動を検知しても、異常停止を行わない。
満水停止中に、空にしたドレンタンク5を装着したとき、ハウジング1に振動が加わり、振動検知器26は振動を検出する。しかし、所定時間だけ、この振動は無視され、異常停止が回避される。この所定時間は、ドレンタンク5を装着したときに発生する振動が検知されない程度にまで収まる時間に設定する。したがって、不要な異常停止をなくすことができ、利便性の向上を図れる。
また、運転ボタンの操作により冷風運転、衣類乾燥運転、衣類乾燥(速乾)運転、自動除湿運転、連続運転のいずれかの除湿運転が停止された後、再運転を行うとき、制御装置20は、圧縮機4の駆動を規制する。すなわち、除湿運転の停止後、再運転のために運転ボタンが操作されたとき、一定時間、例えば3分間だけ圧縮機4を駆動せず、送風機12、13だけを駆動する。一定時間が経過すると、圧縮機4が駆動され、冷凍サイクルの運転が開始される。また、電源プラグを差し込んだ直後に、運転ボタンを操作したときにも、同様の制御が行われる。これによって、圧縮機4に負荷がかからず、装置の保護を図れる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。空気調節装置として、除湿機以外に、移動自在な床置き型であればよく、一体型空気調和機、クーラ、冷風機があげられる。また、ヒータを駆動する冷凍サイクルの運転としては、衣類乾燥(速乾)運転に限らず、衣類乾燥運転、自動除湿運転、自動運転のときに、ヒータを駆動してもよい。
本発明の除湿機の概略構成を示す図 除湿機の制御ブロック図 圧縮機およびヒータの駆動回路図 圧縮機およびヒータの駆動開始時のフローチャート 圧縮機およびヒータの駆動停止時のフローチャート
符号の説明
1 ハウジング
2 蒸発器
3 凝縮器
4 圧縮機
5 ドレンタンク
6 第1吹出口
7 吸込口
8 第2吹出口
12 第1送風機
13 第2送風機
15 イオン発生装置
16 ヒータ
20 制御装置
28 圧縮機駆動回路
29 ヒータ駆動回路

Claims (3)

  1. ハウジングに、蒸発器、凝縮器および圧縮機からなる冷凍サイクルと、蒸発器を通過した風を吹出口から吹き出すための送風機と、蒸発器を通過した風を加熱する発熱体と、冷凍サイクルの運転に応じて圧縮機および発熱体を制御する制御装置とが設けられ、制御装置は、発熱体を圧縮機の駆動に連動して駆動し、圧縮機をオンした後、発熱体をオンするとともに、発熱体をオフした後、圧縮機をオフすることを特徴とする空気調節装置。
  2. 圧縮機を駆動する圧縮機駆動回路と、蒸発器を通過した風を加熱する発熱体を駆動する発熱体駆動回路と、圧縮機駆動回路および発熱体駆動回路を制御する制御装置とが設けられ、制御装置は、第1の駆動信号を圧縮機駆動回路および発熱体駆動回路に出力するとともに、第2の駆動信号を発熱体駆動回路に出力し、圧縮機駆動回路は、第1の駆動信号が入力されたとき、圧縮機をオンし、発熱体駆動回路は、第1の駆動信号および第2の駆動信号が入力されたとき、発熱体をオンすることを特徴とする空気調節装置。
  3. 制御装置は、第1の駆動信号を出力した後、第2の駆動信号を出力することを特徴とする請求項2記載の空気調節装置。
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