JP3540162B2 - 除湿機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は吸込空気の除湿を行う除湿機で、特に低温時において蒸発器が着霜したときの除霜運転機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の除湿機は吸込口から吹出口に形成された送風経路に蒸発器を設け吸込空気を冷却して除湿し、この蒸発器の下流に設けた凝縮器にて空気を再加熱して乾燥空気を吹き出すように構成され、除霜運転時には圧縮機出口から蒸発器入り口へ設けたバイパスにホットガスを導き蒸発器を加熱して除霜を行うものであり、前記バイパスに設けた電磁弁の開閉によって除霜運転を制御するものであった。
そして図4及び図5のように、電磁弁aや圧縮機b、ファンモータcは蒸発器やその他冷媒配管の温度をサーミスタ等のセンサdによって関知し、この温度信号をマイクロコンピューターeで読みとりそれぞれに対応するリレーf・g・hを作動することによって除霜の制御を行うものだった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような除湿機はマイクロコンピューターや多数のリレーを使用し、また制御基板を有するためにコスト高になるものだった。
またホットガスを利用した除霜時には除霜時間をできるだけ短くするためにファンを停止する必要があった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
この発明はこの点に着目し上記欠点を解決する為、特にその構成を、圧縮機と凝縮器と膨張装置と蒸発器を冷媒配管で連通して冷凍回路を形成し、除霜運転時前記蒸発器へホットガスを供給するバイパス回路とこのバイパス回路を開閉する電磁弁を備え、ファンにて前記蒸発器、凝縮器に送風して除湿する除湿機に於いて、電源回路に対して前記圧縮機とファンモータを並列に接続し、このファンモータに比べて電気抵抗の大きい前記電磁弁をファンモータと直列に設けると共に前記電磁弁と並列にデフロストサーモを設け、除湿運転時にはデフロストサーモは閉じ、ファンモータが回転し電磁弁が閉じ、除霜運転時にはデフロストサーモが開くことによってファンモータが停止し電磁弁が開いて前記バイパス回路にホットガスが流れるようにしたものである。
【0005】
【作用】
低温環境で運転した場合には蒸発器9に霜が付くが、ある程度の霜付によって前記デフロストサーモ21の温度が下がり所定温度以下になるとサーモ21が開き電磁弁24に電圧がかかり、電磁弁24が開いてバイパス回路に23を通じて蒸発器9にホットガスが流れ除霜運転が始まる、ところがこの時除霜運転を効率的に行うためにファンモータ12を停止する必要があるが、モータ12の電気抵抗は約11Ωであり、モータ12と電気抵抗が約170Ωと大きな電磁弁24は直列に接続されているために、モータ12の定格電圧は100Vであるがモータ12には約20Vの電圧しかかからないためにモータ12は回転できずに停止するものである。
【0006】
またこの時電磁弁24にかかる電圧は約80Vであるが、予め電磁弁24は80Vを定格の電圧に設定されているものである。
その後霜が融けて蒸発器9温度が上昇するとデフロストサーモ21が回復し電磁弁24が閉じて除湿運転が再開される。
【0007】
【実施例】
以下この発明の一実施例を図面をもとに説明すれば、1は除湿機の枠体で底板2上に前方の前ケース3と後方の後ケース4とを設けて本体の外郭を構成している。
5は前記枠体1背面上部に形成された吸込口で、前記後ケース4に長格子状に開口が設けられている。
6は前記枠体1上面の前方に設けた吹出口で、開いた時に風向板を兼ねる開閉自在の蓋7によって乾燥空気の吹出方向を前方向から真上まで自由にかえることができるものである。
【0008】
前記吸込口5の内側には樹脂製の網や不織布から成り吸入空気に混入するホコリを取り除くフィルタ8を備え、このフィルタ8の内側にはフィンチューブ式の熱交換器からなる蒸発器9を備え、吸込空気を冷却することにより空気中の水分を結露させ除湿を行う。
【0009】
前記蒸発器9の更に下流には蒸発器9と同じくフィンチューブ式の熱交換器からなる凝縮器10を備え、蒸発器9にて冷却された空気の加熱を行う。
前記凝縮器10下流には送風ファン11及びこのファン11を駆動するファンモータ12を設け、前記吸込口5と吹出口6の間に形成した送風経路13の送風を行うものである。
【0010】
前記前ケース3の内側でファンモータ12との間にはケーシング14を備え、送風を吹出口6側へ導くものである。
また前記凝縮器10とファン11の間には効率的にファン11へ送風を導くために中央に送風口を設けた仕切板15を設け、蒸発器9の下方には結露水を受けるドレン皿16を設けている。
【0011】
17は前記送風経路13の下方で枠体1の下部に設けた圧縮機、18は前記ドレン皿16からの結露水を溜めるドレンタンクで、満水時には前記前ケース3に設けた前扉19より取り出して結露水を捨てるものである。
20は前記タンク18近傍に設けた満水スイッチでタンク18内の結露水が溢れる事を防止している。
21は前記蒸発器9の上面に取付けられたデフロストサーモで、低温運転時蒸発器9に多量の霜が付着した時に除霜運転を行うためのものである。
【0012】
次に図2の冷凍回路と図3に示す電気回路について説明すれば、前記圧縮機17、凝縮器10、キャピラリーチューブ等の膨張装置22と蒸発器9を冷媒配管で順次連通して冷凍回路を形成し、圧縮機17の出口側と蒸発器9と減圧装置22の間にバイパス回路23を設け、このバイパス回路23の開閉をする電磁弁24を備えている。
【0013】
25は100Vの交流電源で、前記圧縮機17とファンモータ12を電源に対して並列に接続し、このモータ12と直列に電磁弁24を接続し、この電磁弁24と並列にデフロストサーモ21を接続している。
26は電源スイッチ、27は運転ランプ、28は満水ランプで器具上面に備えた操作部29にそれぞれ設けられている。
【0014】
前記デフロストサーモ21は通常の除湿運転時は導通状態にある、そして電磁弁24の電気抵抗は約170Ωであるが、並列に接続されているデフロストサーモ21の抵抗はほとんどないため電磁弁24には電圧がかからず閉状態を保持する、一方ファンモータ12には約100Vの電圧がかかり回転するものである。
【0015】
そして低温環境で運転した場合には蒸発器9に霜が付くが、ある程度の霜付によって前記デフロストサーモ21の温度が下がり所定温度以下になるとサーモ21が開き電磁弁24に電圧がかかり、電磁弁24が開いてバイパス回路に23を通じて蒸発器9ホットガスが流れ除霜運転が始まる、ところがこの時除霜運転を効率的に行うためにファンモータ12を停止する必要があるが、モータ12の電気抵抗は約11Ωであり、モータ12と電気抵抗が約170Ωと大きな電磁弁24は直列に接続されているために、モータ12の定格電圧は100Vであるがモータ12には約20Vの電圧しかかからないためにモータ12は回転できずに停止するものである。
【0016】
またこの時電磁弁24にかかる電圧は約80Vであるが、予め電磁弁24は80Vを定格の電圧に設定されているものである。
その後霜が融けて蒸発器9温度が上昇するとデフロストサーモ21が回復し電磁弁24が閉じて除湿運転が再開される。
【0017】
このようにファンモータ12と電磁弁24を極めて簡素な回路構成で接続することにより、マイクロコンピューターや制御基板等を廃止できコストを低く抑えることができるようになった。
【0018】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、圧縮機と凝縮器と膨張装置と蒸発器を冷媒配管で連通して冷凍回路を形成し、除霜運転時前記蒸発器へホットガスを供給するバイパス回路とこのバイパス回路を開閉する電磁弁を備え、ファンにて前記蒸発器、凝縮器に送風して除湿する除湿機に於いて、電源回路に対して前記圧縮機とファンモータを並列に接続し、このファンモータに比べて電気抵抗の大きい前記電磁弁をファンモータと直列に設けると共に前記電磁弁と並列にデフロストサーモを設け、除湿運転時にはデフロストサーモは閉じ、ファンモータが回転し電磁弁が閉じ、除霜運転時にはデフロストサーモが開くことによってファンモータが停止し電磁弁が開いて前記バイパス回路にホットガスが流れるようにしたので、コストを低く抑えることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構造を簡略した側面の断面図。
【図2】同冷凍回路図。
【図3】同電気回路図。
【図4】従来例の電気回路図。
【図5】同制御部を示す回路図。
【符号の説明】
9 蒸発器
10 凝縮器
12 ファンモータ
17 圧縮機
21 デフロストサーモ
23 バイパス回路
24 電磁弁
Claims (1)
- 圧縮機と凝縮器と膨張装置と蒸発器を冷媒配管で連通して冷凍回路を形成し、除霜運転時前記蒸発器へホットガスを供給するバイパス回路とこのバイパス回路を開閉する電磁弁を備え、ファンにて前記蒸発器、凝縮器に送風して除湿する除湿機に於いて、電源回路に対して前記圧縮機とファンモータを並列に接続し、このファンモータに比べて電気抵抗の大きい前記電磁弁をファンモータと直列に設けると共に前記電磁弁と並列にデフロストサーモを設け、除湿運転時にはデフロストサーモは閉じ、ファンモータが回転し電磁弁が閉じ、除霜運転時にはデフロストサーモが開くことによってファンモータが停止し電磁弁が開いて前記バイパス回路にホットガスが流れる事を特徴とする除湿機。
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