JP2022033484A - 除湿機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 省エネルギー化が可能な除湿機を提供する。【解決手段】 除湿機は、加熱部と、前記加熱部により加熱され、水分を放出する放湿部と、前記放湿部を通過した空気における第1水分量を検出する第1水分検出部と、前記第1水分量に基づいて前記加熱部を制御する加熱部制御部と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、除湿機に関する。
例えば、特許文献1には、除湿機能を有する除湿機が開示されている。
国際公開WO2009/087734号公報
引用文献1に記載の除湿機は、本体ケースと、冷凍サイクル機構と、送風機と、放湿部および除湿部を有する除湿ロータと、を備える。さらに、冷凍サイクル機構における放熱器と除湿ロータの放湿部との間に加熱部が設けられている。この加熱部により加熱された空気により、除湿ロータの放湿部が加熱され、放湿部において放湿が行われる。例えば、この除湿機において、放湿部における放湿量が少なくなり、放湿部を加熱しても放湿が生じにくくなった場合にも、加熱部による加熱が行われるため、電力消費が嵩んでしまう可能性がある。
本開示の主な目的は、例えば、省エネルギー化が可能な除湿機を提供することにある。
本開示の一形態の除湿機は、加熱部と、前記加熱部により加熱され、水分を放出する放湿部と、前記放湿部を通過した空気における第1水分量を検出する第1水分検出部と、前記第1水分量に基づいて前記加熱部を制御する加熱部制御部と、を備える。
第1実施形態の除湿機の一例の斜視図である。 図1の除湿機の内部を示す模式図である。 図2のIII-III断面図である。 図1の除湿機を後方から見た模式図である。 第1実施形態の除湿機における制御部の機能的構成の一例を示す図である。 第1実施形態の除湿機の処理のフローの一例を示す図である 第2実施形態の除湿機における制御部の機能的構成の一例を示す図である。 第2実施形態の除湿機の処理のフローの一例を示す図である
以下に説明する実施形態は、本開示の単なる例示である。本開示は、下記の実施形態に何ら限定されない。
<第1実施形態>
図1~図4を参照して、第1実施形態に係る除湿機の一例について説明する。図1は、第1実施形態に係る除湿機100の斜視図である。図2は、除湿機100の内部を示す模式図である。図3は、図2に示す除湿機100のIII-III断面図である。図4は、除湿機100を後方から見た模式図である。
図1に示すように、除湿機100は、ケーシング1と、カバー部材2aと、排水タンク4と、操作部5とを備える。
ケーシング1は、中空の部材である。ケーシング1には、吹出口2と、一対の第1吸込口3a(図3参照)とが形成される。
吹出口2は、ケーシング1の前面に形成される。吹出口2は、ケーシング1の内部と外部とを連通する。吹出口2は、ケーシング1の内部の空気をケーシング1の外部に放出する。吹出口2は、ケーシング1に形成されていればよく、ケーシング1の前面以外の場所に位置していてもよい。
カバー部材2aは、略板状の部材である。図1において、カバー部材2aは、吹出口2を覆っている。カバー部材2aは、ケーシング1に回転可能に取り付けられる。カバー部材2aは、回転角度を変更することで、吹出口2から放出される空気の流れる方向を、カバー部材2aの回転角度に応じた方向に規定する風向板として機能する。
第1吸込口3aは、ケーシング1の後面に形成される。第1吸込口3aは、ケーシング1の内部と外部とを連通する。第1吸込口3aからは、ケーシング1の外部の空気がケーシング1の内部に流入する。第1吸込口3aは、ケーシング1に形成されていればよく、ケーシング1の後面以外の場所に位置していてもよい。
排水タンク4は、ケーシング1に着脱自在に格納される。排水タンク4は、除湿機100によって生成された水を貯留する。
操作部5は、ケーシング1の上部に設けられる。操作部5は、外部からの指示を受け付ける。除湿機100は、例えば、操作部5からの受け付けた運転開始の後、設置された室内の湿度が所定の湿度まで低下した場合に、運転を停止するように設定されている。なお、さらに、除湿機100は、所定の湿度まで上昇した場合には、運転を再開するように設定されていてよい。
次に、図2~図4を参照して、除湿機100についてさらに説明する。なお、上下方向は鉛直方向に対して平行な方向である。前後方向は、水平方向に対して平行な方向である。左右方向は、上下方向、及び前後方向の各々の方向に対して垂直な方向である。
図2~図4に示すように、除湿機100は、ヒータ6と、除湿ロータ7と、冷却部8と、放熱部9と、集水部10と、送風部11と、圧縮部12と、膨張部(不図示)とをさらに備える。
ヒータ6、除湿ロータ7、冷却部8、放熱部9、送風部11、及び圧縮部12は、ケーシング1の内部に配置され、ケーシング1に収容される。
ヒータ6は、発熱することで空気を加熱する加熱機能を有する。ヒータ6は、例えば、除湿ロータ7を加熱する加熱部の一例である。
除湿ロータ7は、ゼオライト等の除湿部材71と、ロータ72と、回転軸73とを含む。ロータ72は、略円盤状の部材である。ロータ72には、ロータ72の周方向に沿って複数の除湿部材71が設けられる。ロータ72は、回転軸73を中心に回転する。
除湿ロータ7は、放湿部7aと、吸湿部7bとをさらに含む。
放湿部7aは、ロータ72のうちの上側部分である。放湿部7aは、吸湿部7bの上方に位置する。放湿部7aの後側には、第1吸込口3aが配置される。放湿部7aは、ヒータ6と対向する。放湿部7aは、ヒータ6の後方に配置される。放湿部7aは、ヒータ6から供給された熱で加熱される。より具体的には、放湿部7aは、ヒータ6で加熱された空気が供給されることにより加熱される。
吸湿部7bは、ロータ72のうちの下側部分である。吸湿部7bは、ヒータ6と対向しない。
吸湿部材71は、ロータ72と共に回転することで、放湿部7aに位置する状態と、吸湿部7bに位置する状態とを交互に繰り返す。
吸湿部7bは、空気を除湿する。詳細には、吸湿部7bに位置する吸湿部材71が空気を除湿する。その結果、吸湿部7bからは、除湿された空気が放出される。
放湿部7aは、ヒータ6により加熱された空気を供給されることで、吸湿部7bで除湿された水分を放出する放湿機能を有する。詳細には、放湿部7aでは、放湿部7aに位置する吸湿部材71が加熱されることにより水分を放出する。
ヒータ6と放湿部7aとの関係について説明する。
ヒータ6は、例えば、ニクロムヒータ又はセラミックヒータを含み、電力で稼働する。ヒータ6は、放湿部7aの放湿機能に応じた加熱機能を有する。言い換えれば、ヒータ6は、放湿部7aに供給される空気の温度が所定温度となるように、空気を加熱する。所定温度は、放湿部7aに位置するゼオライト等の吸湿部材71が放湿機能を効果的に発揮できるような温度である。第1実施形態では、ヒータ6は、例えば、200℃~300℃程度で発熱することで、放湿部7aに供給される空気の温度が所定温度となるように、空気を加熱する。
圧縮部12は、冷媒を圧送する。圧縮部12は、コンプレッサを含む。膨張部は、冷媒を減圧する。膨張部は、例えば、キャピラリーチューブを含む。ケーシング1の内部には、冷凍サイクルが形成される。冷凍サイクルは、圧縮部12と、放熱部9と、膨張部と、冷却部8とを環状に連結した循環路を形成し、圧縮部12により循環路を通じて冷媒を循環させるサイクルである。冷凍サイクルにおいて、圧縮部12が動作することにより冷媒が高温高圧化される。高温高圧化された冷媒は、放熱部9へ送られる。放熱部9は、放熱部9を通過する空気中に冷媒の熱を放熱することで、冷媒を冷やす。放熱部9を通過した冷媒は、膨張部へ送られる。膨張部は、放熱部9により冷やされた冷媒を減圧することで、低温低圧化された冷媒を生成する。膨張部を通過した冷媒は、冷却部8へ送られる。冷却部8は、膨張部から低温低圧化された冷媒を供給されることで冷却される。冷却部8を通過した冷媒は、圧縮部12へ送られる。冷凍サイクルにおいて、冷媒が、圧縮部12、放熱部9、膨張部、及び冷却部8の順番に循環することで、冷却部8の温度上昇が抑制される。なお、冷凍サイクルにおいて、放熱部9には、圧縮部12により高温高圧化された冷媒が送られるので、放熱部9の温度が上昇する。
冷却部8は、空気を冷やす。冷却部8は、エバポレータを含む。冷却部8は、上下方向に沿って延びる形状を有する。冷却部8は、吸湿部7bに対向配置される。冷却部8は、吸湿部7bの後方に配置される。
冷却部8は、空気を冷やすことで、空気中の水蒸気を結露させる。その結果、空気が除湿されると共に、水が生成される。
第1実施形態では、放湿部7aから放出された空気は、冷却部8に供給される。そして、冷却部8は、放湿部7aから放出された空気から結露を生成して除湿を行う。
放熱部9は、冷凍サイクルにおいて、冷媒を冷やすことによって、冷却部8を冷やす。すなわち、放熱部9は、冷媒(例えば、フロンガス)を介して冷却部8を冷やす。放熱部9は、コンデンサを含む。放熱部9は、吸湿部7bの前方に配置される。放熱部9は、ヒータ6の下方に配置される。
集水部10は、冷却部8で生成された水を回収する。集水部10は、冷却部8の下方に配置される。集水部10には冷却部8で生成された水が滴下する。
集水部10は、例えば、漏斗状に形成され、供給された水を排水タンク4へ案内する。その結果、排水タンク4に水が貯留される。
送風部11は、空気を送風する。送風部11は、ファンを含む。送風部11は、放熱部9の前方に配置される。
除湿機100は、記憶部13と、制御部14とをさらに備える。なお、記憶部13および制御部14が、コンピュータを構成することができる。
記憶部13は、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)のような主記憶装置(例えば、半導体メモリー)を含み、補助記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ)をさらに含んでもよい。主記憶装置及び/又は補助記憶装置は、制御部14によって実行される種々のコンピュータプログラムを記憶する。記憶部13は、制御部14のワークメモリとしても動作する。なお、記憶部13は、コンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラムを記録する記憶媒体を構成することができる。
制御部14は、CPU(Central Processing Unit)及びMPU(Micro Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。制御部14は、除湿機100の各要素を制御する。また、制御部14により行われる処理の全部または一部がハードウェアにより行われてもよい。
除湿機100は、第1水分検出部16と、第2水分検出部17とを、さらに備える。
第1水分検出部16および第2水分検出部17は、例えば、空気に含まれる水分量を検出する。
第1水分検出部16は、例えば、放湿部7aを通過した空気における第1水分量を検出する。より具体的には、第1水分検出部16は、例えば、ヒータ6を通過し、さらに放湿部7aを通過した空気における第1水分量を検出する。第1水分検出部16は、例えば、後述の風路F1における放湿部7aと冷却部8との間に配される。第1水分検出部16は、例えば、湿度センサである。第1水分検出部16は、例えば、温度を検出する機能を有していてもよく、相対湿度を検出するように構成してもよい。
第2水分検出部17は、放湿部7aを通過する前の空気における第2水分量を検出する。より具体的には、第2水分検出部17は、例えば、第1吸込口3aから取り込まれる空気の水分量を検出する。第2水分検出部17は、例えば、後述の風路F1における第1吸込口3aとヒータ6との間に配される。なお、第2水分検出部17は、除湿機100に取り込まれる空気における水分量を検出できればよく、例えば、ケーシング1の外部に設けられていてもよい。第2水分検出部17は、例えば、湿度センサである。第2水分検出部17は、例えば、温度を検出する機能を有していてもよく、相対湿度を検出するように構成してもよい。
続いて、図2~図4を参照して、ケーシング1の内部に形成される風路F1について説明する。
風路F1は、送風部11が空気を送風することにより形成されるケーシング1の内部において空気が通過する部分である。風路1は、一対の第1風路部分F11と、第2風路部分F12と、第3風路部分F13と、第4風路部分F14と、第5風路部分F15と、第6風路部分F16と、を含む。送風部11によりケーシング1の外部から第1吸込口3aを介して取り込まれた空気は、第1風路部分F11、第2風路部分F12、第3風路部分F13、第4風路部分F14および第5風路部分F15、第6風路部分F16を順に通過し、吹出口2からケーシング1の外部に排出される。風路F1は、例えば、ケーシング1内に設けられた複数の壁部15a~15fで仕切られることにより形成される。複数の壁部15a~15fは、例えば板状の部材であり、金属や樹脂等で形成される。
風路F1では、例えば、ヒータ6、放湿部7a、冷却部8、吸湿部7b、放熱部9、送風部11の順番に空気が流れる。
図5は、本実施形態にかかる除湿機100における制御部14の機能的構成の一例を示す図である。図5に示すように、除湿機100の制御部14は、例えば、機能的に、第1水分量取得部601と、加熱部制御部602と、を含む。
第1水分量取得部601は、第1水分検出部16が検出した第1水分量を取得する。
加熱部制御部602は、第1水分量に基づいて、ヒータ6を制御する。より具体的には、加熱部制御部602は、例えば、単位時間当たりの第1水分量の減少量で表される第1傾きが設定された値以下になった場合に、ヒータ6を停止する。上記のように、第1傾きは、時間変化率または時間変化係数を意味する。
なお、第1水分量取得部601および加熱部制御部602は、例えば、プロセッサーがコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
上記第1傾きが設定された値以下になった場合は、例えば、放湿部7aから放出され得る水分の量が少なくなったことを示し、吸湿部7bにおける吸湿量が少なくなり、除湿ロータ7による除湿が不要であることを示す。このような状況にてヒータ6を停止することにより、省エネルギー化を図ることができる。さらに、放湿部7aにおける水分量が少なくなったにも関わらず加熱し続けた場合には、放湿部7aが過熱状態となり、除湿ロータ7が損傷する可能性があるため、上記のように、ヒータ6を停止することにより、除湿ロータ7の損傷を抑制することができる。なお、このヒータ6の停止とともに、除湿ロータ7の回転を停止してもよい。これにより、省エネルギー化をさらに図ることができる。なお、上記設定された値は、特に限定されるものではなく、予め実験等により決定された値等である。
また、例えば、第1水分検出部16が相対湿度を検出する湿度センサである場合、加熱部制御部602は、第1水分検出部16で検出された温度および相対湿度から第1水分量を算出することができる。
次に、本実施形態の除湿機100における処理のフローの一例について説明する。図6は本実施形態の除湿機100の処理のフローの一例を示す図である。
図6に示すように、第1水分量取得部601は、第1水分量を取得する(S101)。より具体的には、第1水分量取得部601は、例えば、第1水分検出部16が検出した所定時間における第1水分量を取得する。第1水分量取得部601は、例えば、所定時間毎(例えば、数秒毎)に第1水分量を取得する。
加熱部制御部602は、例えば、第1水分量取得部601が取得した第1水分量に基づいて、第1傾きを算出する(S102)。より具体的には、加熱部制御部602は、例えば、上記所定時間における第1水分量と、次の所定時間における第1水分量とから、単位時間当たりの第1水分量の減少量で表される第1傾きを算出する。なお、第1傾きの算出方法は、特に限定されるものではなく、例えば、所定時間から数回前(例えば、10回)の所定時間までの間に取得した第1水分量の平均値と、次の所定時間から数回前(例えば、10回)の所定時間までの間に取得した第1水分量の平均値とから、第1傾きを算出してもよい。
そして、加熱部制御部602は、例えば、第1傾きが設定された値以下か否かについて判定する(S103)。第1傾きが設定された値以下と判定した場合(S103でYESの場合)、加熱部制御部602は、ヒータ6を停止し(S104)、処理を終了する。一方、第1傾きが設定された値より大きい場合(S103でNoの場合)、S101に戻る。なお、除湿機100は、例えば、所定の湿度になった場合には、運転を停止する。このように、運転を停止した場合には、上記の処理も終了し、再運転の際に処理を開始する。
例えば、除湿機100による除湿が開始された当初、室内の湿度が高く除湿ロータ7の吸湿部7bでは、除湿が行われる。一方、放湿部7aでは、ヒータ6の加熱により放湿が行われるため、放湿部7aからの放湿量が大きく、第1傾きは0付近で変化が小さい。室内の除湿が一定程度進むと、冷却部8における除湿により、吸湿部7bに至る空気の水分量が減るため、吸湿部7bにおける除湿量も減り、放湿部7aにおける放湿量も減る。このように放湿部7aにおける放湿量が減ってくると、第1傾きは、大きくなってくる。さらに、室内の除湿が進むと、冷却部8における除湿により吸湿部7bに至る空気の水分量がさらに減るため、吸湿部7bにおける除湿が困難になり、放湿部7aにおける放湿量はほぼなくなる。このように、放湿部7aにおける放湿量がほぼなくなると、第1傾きは、0付近で変化が小さくなる。つまり、第1傾きは、除湿開始当初はほぼ0付近であり、一旦大きくなってピークを迎えた後、ほぼ0付近に近づいていく。したがって、第1傾きを、一旦ピークを迎えた後からほぼ0付近に近づくまでの間の値に設定することにより、除湿ロータ7による除湿を効率的に行うことができるとともに、省エネルギー化を図ることができる。
なお、加熱部制御部602は、例えば、第1傾きのピークの有無を判定し、当該ピークの後の第1傾きが設定値になった場合にヒータ6を停止するように構成してもよい。これにより、より除湿ロータ7による除湿の困難性を判定し、除湿ロータ7による効率的な除湿を行うことができる。
また、加熱部制御部602は、例えば、除湿機100による除湿から一定の除湿期間の後に、第1傾きが設定値になった場合にヒータ6を停止するように構成してもよい。これにより、例えば、除湿開始当初からピークまでの除湿期間を除外することができ、除湿ロータ7による効率的な除湿を行うことができる。
さらに、加熱部制御部602は、例えば、第1水分量が基準値以下になった場合に、ヒータ6を停止するように構成してもよい。これにより、例えば、第1水分量が基準値以下になった場合は、除湿ロータ7による除湿がほぼ行われないことが判定でき、除湿ロータ7による効率的な除湿を行うことができる。さらに、加熱部制御部602が、上記基準値となり、さらに上記傾きが設定された値以下になった場合に、ヒータ6を停止するように構成した場合には、除湿ロータ7によるさらに効率的な除湿を行うことができる。なお、上記基準値は、特に限定されるものではなく、予め実験等により決定された値等である。
さらにまた、加熱部制御部602は、例えば、単位時間当たりに第1水分量が設定された量低下した場合にヒータ6を停止するように構成してもよい。例えば、数秒間の単位時間で第1水分量が設定された量だけ急激に低下した場合、除湿ロータ7が回転せず、除湿ロータ7の放湿部7aにて除湿ロータ7の同じ部分をヒータ6が加熱し続けている状態となっている可能性がある。この場合に、ヒータ6を停止することにより、除湿ロータ7の損傷を抑止することができる。なお、上記設定された量は、特に限定されるものではなく、例えば、実験等により決定された量である。さらに、上記のように、単位時間当たりに第1水分量が設定された量低下した場合には、例えば、音や表示により除湿機100のユーザーに警告するように構成してもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態の除湿機100について、図面を参照して説明する。図7は、本実施形態にかかる除湿機100における制御部14の機能的構成の一例を示す図である。図7に示すように、除湿機100の制御部14は、例えば、機能的に、第1水分量取得部601と、加熱部制御部602と、第2水分量取得部701と、を含む。なお、本実施形態において、第1実施形態における実質上同じ部分には同じ符号を付し、同じ部分の詳細な説明は省略することがある。
第2水分量取得部701は、第2水分検出部17が検出した第2水分量を取得する。つまり、第2水分量取得部701は、放湿部7aを通過する前の空気における第2水分量を取得する。
加熱部制御部602は、第1水分量および第2水分量に基づいて、ヒータ6を制御する。より具体的には、加熱部制御部602は、例えば、設定された時間における第1水分量と第2水分量との差分に基づいて、ヒータ6を制御する。上記差分は、例えば、第1水分量から第2水分量を差し引いた値である。さらに具体的には、加熱部制御部602は、例えば、単位時間当たりの前記差分の減少量で表される第2傾きが設定された値以下になった場合に、ヒータ6を停止する。上記ように、第2傾きは、時間変化率または時間変化係数を意味する。
なお、第1水分量取得部601、第2水分量取得部701および加熱部制御部602は、例えば、プロセッサーがコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
次に、本実施形態の除湿機100における処理のフローの一例について説明する。図8は本実施形態の除湿機100の処理のフローの一例を示す図である。
図8に示すように、第1水分量取得部601は、第1水分量を取得する(S201)。なお、S201は、上記S101と同様である。
第2水分量取得部701は、第2水分量を取得する(S202)。より具体的には、第2水分量取得部701は、例えば、第2水分検出部17が検出した所定時間における第2水分量を取得する。第2水分量取得部701は、例えば、所定時間毎(例えば、数秒毎)に第2水分量を取得する。なお、S201とS202との順番は特に限定されず、例えば逆であっても、同時であってもよい。
加熱部制御部602は、例えば、第1水分量取得部601が取得した第1水分量、および第2水分量取得部701が取得した第2水分量に基づいて、第2傾きを算出する(S203)。より具体的には、加熱部制御部602は、例えば、上記所定時間における第1水分量から、上記所定時間における第2水分量を差し引いた差分(所定時間における差分)を算出する。そして、所定時間における差分と、次の所定時間における差分から、単位時間当たりの差分の減少量で表される第2傾きを算出する。なお、第2傾きの算出方法は、特に限定されるものではなく、例えば、所定時間から数回前(例えば、10回)の所定時間までの間に取得した差分の平均値と、次の所定時間から数回前(例えば、10回)の所定時間までの間に取得した差分の平均値とから、第2傾きを算出してもよい。なお、第2傾きは、時間変化率または時間変化係数を意味する。
そして、加熱部制御部602は、例えば、第2傾きが設定された値以下か否かについて判定する(S204)。第2傾きが設定された値以下と判定した場合(S204でYESの場合)、加熱部制御部602は、ヒータ6を停止し(S205)、処理を終了する。一方、第2傾きが設定された値より大きい場合(S204でNoの場合)、S201に戻る。なお、除湿機100は、例えば、所定の湿度になった場合には、運転を停止する。このように、運転を停止した場合には、上記の処理も終了し、再運転の際に処理を開始する。
第1水分量と第2水分量との差分は、放湿部7aから放湿された水分量に相当する。つまり、本実施形態においては、第1実施形態において外部から取り込まれる空気に含まれる水分量の影響を省き、除湿ロータ7の吸湿性能、吸湿限界をより正確に見積もることができる。言い換えれば、本実施形態によれば、より正確に放湿部7aから放湿された水分量が導き出されるため、除湿ロータ7による除湿の限界を判定することができる。これにより、省エネルギー化を図りながら、除湿ロータ7による一層効率的な除湿を行うことができる。さらに、除湿ロータ7による除湿が限界であると判定した場合には、除湿ロータ7の回転を停止してもよく、一層の省エネルギー化を図ることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えてもよい。
100 除湿機、6 ヒータ(加熱部)、7 除湿ロータ、7a 放湿部、7b 吸湿部、8 冷却部、9 放熱部、16 第1水分検出部、17 第2水分検出部、602 加熱部制御部、F1 風路

Claims (8)

  1. 加熱部と、
    前記加熱部により加熱され、水分を放出する放湿部と、
    前記放湿部を通過した空気における第1水分量を検出する第1水分検出部と、
    前記第1水分量に基づいて前記加熱部を制御する加熱部制御部と、
    を備える除湿機。
  2. 前記加熱部制御部は、単位時間当たりの前記第1水分量の減少量で表される第1傾きが設定された値以下になった場合に、前記加熱部を停止する、請求項1に記載の除湿機。
  3. さらに、前記放湿部を通過する前の空気における第2水分量を検出する第2水分検出部を備え、
    前記加熱部制御部は、前記第1水分量および前記第2水分量に基づいて前記加熱部を制御する、請求項1に記載の除湿機。
  4. 前記加熱部制御部は、設定された時間における前記第1水分量と前記第2水分量との差分に基づいて前記加熱部を制御する、請求項3に記載の除湿機。
  5. 前記加熱部制御部は、単位時間当たりの前記差分の減少量で表される第2傾きが設定された値以下になった場合に、前記加熱部を停止する、請求項4に記載の除湿機。
  6. 前記加熱部制御部は、単位時間当たりに前記第1水分量が設定された量低下した場合に、前記加熱部を停止する、請求項1~5のいずれか1項に記載の除湿機。
  7. さらに、前記放湿部を通過した空気を冷やす冷却部と、
    冷媒を介して前記冷却部を冷やす放熱部と、
    空気を除湿する吸湿部と、
    空気が、前記加熱部、前記放湿部、前記冷却部、前記吸湿部、および前記放熱部の順番に通過する風路と、
    を備える、請求項1~6のいずれか1項に記載の除湿機。
  8. 前記第1水分検出部は、前記風路において前記放湿部と前記冷却部との間に設けられている、請求項7に記載の除湿機。
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