JP6248283B2 - 除湿装置 - Google Patents

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本発明は除湿装置に関するもので、安全性を更に向上できるものである。
吸込口と吹出口を有する本体ケースと、操作部を有す表示手段と、この本体ケース内に設けられるとともに、吸湿部と放湿部を有する除湿ロータと、この除湿ロータを回転させる駆動手段と、前記本体ケースの前記吸込口から吸込んだ空気を、第1の送風路により、前記除湿ロータの吸湿部を通過後、前記吹出口から本体ケース外に排気する第1の送風手段と、前記本体ケース内に設けられた循環経路とを備え、前記循環経路は、前記除湿ロータの放湿部と、この放湿部の風上側に設けた発熱手段と、この放湿部の風下側に設けた再生チャンバーと、この再生チャンバーの風下側に設けた熱交換器と、この循環経路内の空気を循環させる第2の送風手段とを有し、前記再生チャンバーと前記熱交換器との間に第2の温度検出手段を設け、前記第2の温度検出手段が所定の設定値を上回ると前記発熱手段への通電を遮断する制御部を備えたことを特徴とした除湿装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、前記第2の温度検出手段に加え、前記第1の送風路における前記吸込口と前記除湿ロータとの間に第3の温度検出手段を設け、前記第2の温度検出手段または前記第3の温度検出手段が所定の設定値を上回ると前記発熱手段への通電を遮断する制御部を備えたことを特徴とした除湿装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−193098号公報 特開2012−166163号公報(第10項、第3図)
このような従来の除湿装置における課題は、吸込口または吹出口が閉塞状態において、本体内部の温度上昇を更に速やかに検知するということであった。
すなわち、従来は循環経路内の再生チャンバーと熱交換器との間に第2の温度検出手段を設け、温度検出手段が所定の設定値を上回ると発熱手段への通電を停止していた。これにより、除湿ロータを回転させる駆動手段のロック時等は、循環経路内の温度上昇が速いので、本体内部の温度上昇を温度検出手段が速やかに検知することが出来ていた。
ところが、洗濯物を乾かしている時に、洗濯物が落下し、吸込口または吹出口を塞いだ場合に、吸込口または吹出口が閉塞状態においては、除湿ロータを回転させる駆動手段のロック時ほど速く温度上昇が起こらない場合があった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、吸込口または吹出口の閉塞状態時において、本体内部の温度上昇を速やかに検知し、安全性を更に向上した除湿装置を提供することを目的とする。
吸込口と吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内には、制御部と、吸湿部と放湿部を有する除湿ロータと、前記除湿ロータを回動自在に支持する仕切り板と、前記本体ケースの前記吸込口から吸込んだ空気を、第1の送風路により、前記除湿ロータの前記吸湿部を通過後、前記吹出口から本体ケース外に排気する第1の送風手段と、循環経路とを備え、前記循環経路には、前記除湿ロータの放湿部と、前記放湿部の風上側に設けた発熱手段と、前記放湿部の風下側に設けた再生チャンバー部と、前記再生チャンバー部の風下側に設けた熱交換器と、前記循環経路内の空気を循環させる第2の送風手段とを有し、前記発熱手段に第1の温度検出手段を設けると共に、前記循環経路内における前記再生チャンバーと前記熱交換器との間に第2の温度検出手段を設け、前記制御部は、第1の設定値と第2の設定値と第3の設定値と第4の設定値とを有し、前記第1の設定値は、前記第2の設定値より低く、前記第3の設定値は、前記第4の設定値より低く、前記制御部は、前記第1の温度検出手段の検出温度が前記第4の設定値より高い場合、または前記第2の温度検出手段の検出温度が前記第2の設定値より高い場合、または前記第1の温度検出手段の検出温度が前記第3の設定値より高く、前記第2の温度検出手段の検出温度が前記第1の設定値より高い場合に、前記発熱手段への通電を遮断し、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、吸込口と吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内には、制御部と、吸湿部と放湿部を有する除湿ロータと、前記除湿ロータを回動自在に支持する仕切り板と、前記本体ケースの前記吸込口から吸込んだ空気を、第1の送風路により、前記除湿ロータの前記吸湿部を通過後、前記吹出口から本体ケース外に排気する第1の送風手段と、循環経路とを備え、前記循環経路には、前記除湿ロータの放湿部と、前記放湿部の風上側に設けた発熱手段と、前記放湿部の風下側に設けた再生チャンバー部と、前記再生チャンバー部の風下側に設けた熱交換器と、前記循環経路内の空気を循環させる第2の送風手段とを有し、前記発熱手段に第1の温度検出手段を設けると共に、前記循環経路内における前記再生チャンバーと前記熱交換器との間に第2の温度検出手段を設け、前記制御部は、第1の設定値と第2の設定値と第3の設定値と第4の設定値とを有し、前記第1の設定値は、前記第2の設定値より低く、前記第3の設定値は、前記第4の設定値より低く、前記制御部は、前記第1の温度検出手段の検出温度が前記第4の設定値より高い場合、または前記第2の温度検出手段の検出温度が前記第2の設定値より高い場合、または前記第1の温度検出手段の検出温度が前記第3の設定値より高く、前記第2の温度検出手段の検出温度が前記第1の設定値より高い場合に、前記発熱手段への通電を遮断することを特徴とするものである。
すなわち、洗濯物を乾かしている時に、洗濯物が落下し、吸込口または吹出口を塞いだ場合に、除湿ロータ駆動手段のロック時ほど速く温度上昇が起こらない場合であっても、本体内部の温度上昇を速やかに検知し、本体内部の過熱を防ぐことができる。結果として、安全性を更に向上することができる。
本発明の実施の形態における除湿装置の分解斜視図 同除湿装置の概略断面図 同除湿装置の制御ブロック図 同除湿装置の第1の温度検出手段の検出温度と、第2の温度検出手段の検出温度と、発熱手段および各駆動手段の出力の関係を示す図((a)循環経路の風量が著しく低下した場合の図、(b)除湿ロータのロック、もしくは除湿ロータの著しく劣化した場合の図、(c)吸込口もしくは吹出口が閉塞された場合の図) 同除湿装置の第1の温度検出手段の検出温度と、第2の温度検出手段の検出温度と、発熱手段の出力の関係を示す図((d)高湿雰囲気から低湿雰囲気に変化した場合の図)、(e)低湿雰囲気から高湿雰囲気に変化した場合の図)
吸込口と吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内には、制御部と、吸湿部と放湿部を有する除湿ロータと、前記除湿ロータを回動自在に支持する仕切り板と、前記本体ケースの前記吸込口から吸込んだ空気を、第1の送風路により、前記除湿ロータの前記吸湿部を通過後、前記吹出口から本体ケース外に排気する第1の送風手段と、循環経路とを備え、前記循環経路には、前記除湿ロータの放湿部と、前記放湿部の風上側に設けた発熱手段と、前記放湿部の風下側に設けた再生チャンバー部と、前記再生チャンバー部の風下側に設けた熱交換器と、前記循環経路内の空気を循環させる第2の送風手段とを有し、前記発熱手段に第1の温度検出手段を設けると共に、前記循環経路内における前記再生チャンバーと前記熱交換器との間に第2の温度検出手段を設け、前記制御部は、第1の設定値と第2の設定値と第3の設定値と第4の設定値とを有し、前記第1の設定値は、前記第2の設定値より低く、前記第3の設定値は、前記第4の設定値より低く、前記制御部は、前記第1の温度検出手段の検出温度が前記第4の設定値より高い場合、または前記第2の温度検出手段の検出温度が前記第2の設定値より高い場合、または前記第1の温度検出手段の検出温度が前記第3の設定値より高く、前記第2の温度検出手段の検出温度が前記第1の設定値より高い場合に、前記発熱手段への通電を遮断することを特徴とするものである。これにより、洗濯物を乾かしている時に、洗濯物が落下し、吸込口または吹出口を塞いだ場合に、除湿ロータ駆動手段のロック時ほど速く温度上昇が起こらない場合であっても、本体内部の温度上昇を速やかに検知し、本体内部の過熱を防ぐことができる。結果として、更に安全性を向上することができる。
また、前記制御部は、前記第2の温度検出手段が所定の第1の設定値を上回ると、前記発熱手段の発熱量を減少させることを特徴とするものである。これにより、低湿時において、再生チャンバーの温度上昇を抑制することができる。結果として、安全性を向上することができる。
また、前記制御部は、前記第1の設定値より低い第5の設定値を有し、前記第2の温度検出手段が所定の第5の設定値を下回ると、前記発熱手段を発熱量を増加させることを特徴とするものである。これにより、高湿な外気の流入や洗濯物を干すなどして室内の湿度が低湿状態から上昇した場合に、低湿時に抑制されていた発熱手段を通電させ、除湿装置の機能を最大限発揮することができる。結果として、使用者に対して本体操作の要求なく、雰囲気湿度に応じた最適な運転をすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態における除湿装置の概略構成を示す簡易的な分解図である。
図2は本発明の一実施形態を示す平面概略断面図である。図1、図2に示すように、本実施形態の除湿装置は、本体ケース1前面に吸込口2を設け、本体ケース1の上部に吹出口3および操作部4を有している。使用者は、この操作部4を操作することで本装置の操作および運転モードの確認をすることができる。本体ケース1の材質は、樹脂であり、1例としては、ABS樹脂である。本体ケース1の下方には、受皿5が出没自在に設けられており、本体ケース1内で生成された除湿水を貯水する。
この本体ケース1内に、吸湿部6と放湿部7を有する除湿ロータ8、第1の送風手段9、循環経路10とを備えている。
除湿ロータ8は仕切り板11に回転自在に配置されており、その回転駆動は駆動手段12によって行われるようになっている。
第1の送風手段9は、本体ケース1内の後方に設けられており、図1の第1の送風路13のごとく、本体ケース1の吸込口2から吸込んだ室内空気を、除湿ロータ8の吸湿部6を通過後、吹出口3から本体ケース1外に排気する。第1の送風手段9の前方には、除湿ロータ8を備えている。
除湿ロータ8は、吸着材が担持された軸方向に通風可能な円筒状のハニカムローターで構成されており、この吸着材は、晒される空気の相対湿度が高ければ多くの水分を保持でき、相対湿度が低くなると保持可能な水分量が減少する特性を有しているので、相対湿度の異なる複数の空気との接触を繰り返せば、各々の相対湿度における吸着材の保持可能な水分量の差に応じて水分の吸脱着が行われることになる。
図2に示すとおり、循環経路10は、除湿ロータ8の放湿部7と、この放湿部7の風上側に設けた発熱手段である発熱手段15と、この放湿部7の風下側に設けた再生チャンバー部16と、この再生チャンバー部16の風下側に設けた熱交換器14と、この熱交換器14の風下側に設け循環経路10内の空気を循環させる第2の送風手段18とを有するものである。発熱手段15には、第1の温度検出手段19を設け、循環経路10内における再生チャンバー部16と熱交換器14との間に第2の温度検出手段20を設ける。なお、この循環経路10は本体ケース1内の通気路として独立している。
発熱手段15は、扇形のケース内に収められ、一定の厚みを持っている。扇形の片方の面は開口しており、除湿ロータ8の放湿部7の上流に位置する。この開口部から高温に熱した空気が放湿部7に流入し、除湿ロータ8の水分を脱着する。扇形のもう一方の面は板金で覆われており、その外郭に第1の温度検出手段19が取り付けられている。なお、第1の温度検出手段19の検知部は、第2の送風手段の動作停止等、異常発生時には速やかに温度上昇を検知できるよう、取り付け面の板金に設けられた貫通部上に配置されている。扇形の円弧部分の側面および直線部分の側面のうちの一方は板金で閉じられており、発熱手段15で発生した熱をケース外に漏れないようにしている。直線部分のもう一方の側面は開口しており、循環経路における風上側に設けられた第2の送風手段18と接続している。このようにして、発熱手段15は循環経路10の一部を形成し、第2の送風手段18から送られた空気を高温に熱したのち、除湿ロータ8の放湿部7に供給する。
さらに、この本体ケース1内には図2の矢印Aに示すごとく、第1の送風手段9によって吸込口2から本体ケース1内に吸込んだ室内空気を、循環経路10の熱交換器14を通過後、第1の送風手段9を経由し、吹出口3から本体ケース1外に排気する送風路が形成されている。
ただし、矢印Aの室内空気は、熱交換器14内を通過する循環経路10の空気とは、この熱交換器14を構成する熱伝導面を介して熱交換されるだけで、この熱交換器14部分で混合されることはない。
本体ケース1内の後方側には、第1の送風手段9を備え、本体ケース1内の前方側には、除湿ロータ8を備えている。第1の送風手段9と、除湿ロータ8との間には、発熱手段を備えている。除湿ロータ8と本体ケース1前面との間には、再生チャンバー部16を設けている。
ここで、循環経路10の動作について説明すると、発熱手段15で加熱された、循環経路10の空気は、放湿部7において、湿気を放出させ、この高温、過湿状態の空気が、風下側に設けた再生チャンバー部16に流入する。再生チャンバー部16内で高温空気は、まず板金に吹き付け、その後、風向を変えながら再生チャンバー部16内の空洞に進み、仕切り板11等で構成された風路を介して、更に風下側の熱交換器14に送られる。この熱交換器14には上述の通り、図2の矢印Aに示すごとく、第1の送風手段9によって室内空気が送風されているので、高温、過湿状態の空気は冷却され、これにより結露し、これが受皿5内に溜められる。
除湿ロータ8の吸湿部6は、第1の送風路13に室内空気が通過するごとに、湿気を吸着し、これが除湿ロータ8の回転により、次に上述した放湿部7となって、循環経路10内に湿気を放出させ、このような循環により室内空気の除湿が行われる。
図3は本実施形態における制御ブロック図である。
図3に示すごとく、制御部21は、操作部4から、使用者が設定した運転モードを検知し、第1の温度検出手段19、第2の温度検出手段20、室温検出手段29および湿度検出手段30の各検出値を検出する。その入力から、制御部21は、表示手段17のLEDを設定通りに点灯させ、第1の送風手段9、駆動手段12、発熱手段15、第2の送風手段18の出力を自在に設定することが可能である。
図4は、3つの条件における、第1の温度検出手段の検出温度26と第2の温度検出手段の検出温度27と、発熱手段15および各駆動手段の出力の関係を示す。各駆動手段とは、第1の送風手段9、駆動手段12、第2の送風手段18を示す。3つの条件は、(a)循環経路10の風量が著しく低下した場合、(b)除湿ロータ8のロック、もしくは除湿ロータ8の著しく劣化した場合、(c)吸込口2もしくは吹出口3が閉塞された場合である。
本実施形態における特徴は、第1の設定値22と第2の設定値23と第3の設定値24と第4の設定値25とを有し、第1の設定値22は、第2の設定値23より低く、第3の設定値24は、第4の設定値25より低く、制御部21は、第1の温度検出手段19の検出温度が第4の設定値25より高い場合、または第2の温度検出手段20の検出温度が前記第2の設定値23より高い場合、または第1の温度検出手段19の検出温度が第3の設定値24より高く、第2の温度検出手段20の検出温度が第1の設定値22より高い場合に、発熱手段15への通電を遮断することである。
以下、図4(a)、(b)、(c)について、具体的に説明する。
図4(a)は、循環経路10の風量が著しく低下した場合である。つまり、第2の送風手段18が停止した場合である。この場合、循環経路10内の第2の温度検出手段の検出温度27は、あまり変化しないが、発熱手段15に設けた第1の温度検出手段の検出温度26が、上昇するものである。
図4(a)に示すごとく、第2の温度検出手段の検出温度27が第1の設定値22より低く、かつ、第1の温度検出手段の検出温度26が第4の設定値25より高くなった場合に、制御部21は、発熱手段15の出力を停止し、一定時間後に各駆動手段(第1の送風手段9、駆動手段12、第2の送風手段18)の出力を停止する。
これにより、第2の送風手段18が停止、もしくは風量が著しく低下した場合に、発熱手段15周辺の樹脂部品の温度上昇を防ぎ、更に安全性を向上することが可能となる。更に、各駆動手段(第1の送風手段9、駆動手段12、第2の送風手段18)を一定時間後に遮断することにより、発熱手段15に残存した熱を拡散することが可能となる。図4(a)の動作は、本体に入力される電源電圧が異常に上昇した場合や、循環経路10が除湿水もしくは埃等で封鎖された場合にも有効である。
図4(b)は、除湿ロータ8のロック、もしくは除湿ロータ8の著しく劣化した場合である。この場合、発熱手段15に設けた第1の温度検出手段の検出温度26は、あまり変化しないが、循環経路10内の第2の温度検出手段の検出温度27が、上昇するものである。
図4(b)に示すごとく、第1の温度検出手段の検出温度26が第3の設定値24より低く、かつ、第2の温度検出手段の検出温度27が第2の設定値23より高くなった場合に、制御部21は、発熱手段15の出力を停止し、一定時間後に各駆動手段(第1の送風手段9、駆動手段12、第2の送風手段18)の出力を停止する。
これにより、除湿ロータ8のロック状態、もしくは、除湿ロータ8の著しい劣化により、除湿ロータ8の放湿部7からの放湿量が低下した場合に、再生チャンバー部16およびその風下側の熱交換器14等の温度上昇を防ぎ、更に安全性を向上することが可能となる。すなわち、本来は、発熱手段15で高温となった空気が除湿ロータ8の放湿部7を通過すると、除湿ロータ8に含まれる水分が脱着し、潜熱が奪われるため、空気温度が低下する。しかし、放湿量が著しく低下すると、放湿部7を通過しても温度低下が少なく、循環経路風下側の再生チャンバー部16や熱交換器14の温度が上昇する。そこで、循環経路10内に設けた第2の温度検出手段20が異常を速やかに検知し、発熱手段15を遮断する。更に、各駆動手段(第1の送風手段9、駆動手段12、第2の送風手段18)を一定時間後に遮断することにより、循環経路10の放湿部7の風下にあたる、再生チャンバー部16および熱交換器14の過熱を防ぐことが可能となる。
図4(c)は、吸込口2もしくは吹出口3が閉塞された場合である。つまり、洗濯物を乾かしている時に、洗濯物が落下し、吸込口2や吹出口3を塞いだ場合である。この場合、発熱手段15に設けた第1の温度検出手段の検出温度26と、循環経路10内の第2の温度検出手段の検出温度27が、両方とも温度が上昇するものである。但し、(a)循環経路10の風量が著しく低下した場合や、(b)除湿ロータ8のロック、もしくは除湿ロータ8の著しく劣化した場合ほど早く温度が上昇するものではない。
図4(c)に示すごとく、第1の温度検出手段の検出温度26が第3の設定値24より高く、かつ、第2の温度検出手段の検出温度27が第1の設定値22より高くなった場合に、制御部21は、発熱手段15の出力を停止し、一定時間後に各駆動手段(第1の送風手段9、駆動手段12、第2の送風手段18)の出力を停止する。
これにより、洗濯物を乾かしている時に、洗濯物が落下し、吸込口2や吹出口3を塞いだ場合に、もしくは、吸込口2に埃等が蓄積し、第1の送風路13を通過する風量が低下することにより、図4(a)や図4(b)に示した異常時ほど速く温度検出手段の温度上昇が起こらない場合であっても、本体内部の温度上昇を速やかに検知し、本体内部の過熱を防ぐことができる。結果として、安全性を向上することができる。更に、各駆動手段(第1の送風手段9、駆動手段12、第2の送風手段18)を一定時間後に遮断することにより、本体ケース1内の過熱を防ぐことが可能となる。
図1、図3に示すごとく、本体ケース1に制御部21から出力可能な表示手段17を設け、制御部21は、上記図4(a)、(b)、(c)において、異常を検知し、発熱手段15を遮断すると同時に表示手段17に設けられた異常を示すLEDが点灯し、操作部4による操作を無効とする。これにより、異常発生時に、本体動作を受け付けないことにより、また、表示手段17により使用者に伝えることにより、使用者に注意喚起し、さらなる不安全状態に至ることを防ぐことができる。結果として、落下した洗濯物を取り除く等の処置により、安全性を向上することができる。
図5は、(d)高湿雰囲気から低湿雰囲気に変化した場合と、(e)低湿雰囲気から高湿雰囲気に変化した場合である。この場合における第1の温度検出手段の検出温度26と、第2の温度検出手段の検出温度27と、発熱手段15の出力の関係を示す。
発熱手段15は、複数のニクロム線で構成され、制御部21は、通電するニクロム線の本数を調整することにより、出力を段階的に調節可能とする。図5(d)に示すごとく、制御部21は、第1の温度検出手段の検出温度26が第3の設定値24より低く、かつ、第2の温度検出手段20が所定の第1の設定値22を上回ると、発熱手段15の発熱量を減少させる。これにより、低湿時において、再生チャンバー部16の温度上昇を抑制することができる。図4(b)と同様に、低湿時においても、除湿ロータ8の吸放湿量が減少し、放湿部7風下の再生チャンバー部16および熱交換器14の温度が上昇しやすくなるため、安全性を向上し、樹脂の耐久性を高めるために、発熱手段15の出力を減少させる。加えて、必要以上の出力を抑制することにより、消費電力を減少させるため、省エネ性の向上が期待できる。
上記図5(d)の動作の特徴は、第1の温度検出手段の検出温度26が第3の設定値24より低く、かつ、第2の温度検出手段20が所定の第1の設定値22を上回り、制御部21が発熱手段15の発熱量を減少させた場合においてである。この場合にも、制御部21は、各駆動手段(第1の送風手段9、駆動手段12、第2の送風手段18)を遮断せず、表示手段17に設けられた異常を示すLEDを点灯させず、操作部4による操作を受け付ける制御を行う。低湿雰囲気での動作は、図4(a)、(b)、(c)で示した状態とは異なり、異常状態ではないため、発熱量を減少させることにより、低湿雰囲気においても、樹脂部品の温度上昇を抑制しつつ、本体動作を継続することができる。結果として、使用者に対して本体操作の要求なく、かつ、必要以上の不安感を与えず、安全性を向上し、樹脂の耐久性を向上することが可能となる。
図5(e)に示すごとく、制御部21は、第1の設定値22より低い第5の設定値を有し、第2の温度検出手段の検出温度27が所定の第5の設定値28を下回ると、発熱手段15の発熱量を増加させる。これにより、高湿な外気の流入や洗濯物を干すなどして室内の湿度が低湿状態から上昇した場合に、低湿時に抑制されていた発熱手段15を通電させ、除湿装置の機能を最大限発揮することができる。すなわち、低湿雰囲気から湿度が上昇した場合に、除湿ロータ8の放湿部7の放湿量が増加し、発熱手段15を通電させても、放湿部7風下の再生チャンバー部16および熱交換器14が十分に安全な温度で運転可能になるためである。結果として、使用者に対して本体操作の要求なく、雰囲気湿度に応じた最適な運転をすることができる。
本発明にかかる除湿装置は、閉塞等の異常が発生したことを速やかに検知し、安全性を更に向上させたものであり、発熱手段を用いる空調機器等に有用である。
1 本体ケース
2 吸込口
3 吹出口
4 操作部
5 受皿
6 吸湿部
7 放湿部
8 除湿ロータ
9 第1の送風手段
10 循環経路
11 仕切り板
12 駆動手段
13 第1の送風路
14 熱交換器
15 発熱手段
16 再生チャンバー部
17 表示手段
18 第2の送風手段
19 第1の温度検出手段
20 第2の温度検出手段
21 制御部
22 第1の設定値
23 第2の設定値
24 第3の設定値
25 第4の設定値
26 第1の温度検出手段の検出温度
27 第2の温度検出手段の検出温度
28 第5の設定値
29 室温検出手段
30 湿度検出手段

Claims (3)

  1. 吸込口と吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内には、制御部と、吸湿部と放湿部を有する除湿ロータと、前記除湿ロータを回動自在に支持する仕切り板と、前記本体ケースの前記吸込口から吸込んだ空気を、第1の送風路により、前記除湿ロータの前記吸湿部を通過後、前記吹出口から本体ケース外に排気する第1の送風手段と、循環経路とを備え、前記循環経路には、前記除湿ロータの放湿部と、前記放湿部の風上側に設けた発熱手段と、前記放湿部の風下側に設けた再生チャンバー部と、前記再生チャンバー部の風下側に設けた熱交換器と、前記循環経路内の空気を循環させる第2の送風手段とを有し、前記発熱手段に第1の温度検出手段を設けると共に、前記循環経路内における前記再生チャンバーと前記熱交換器との間に第2の温度検出手段を設け、前記制御部は、第1の設定値と第2の設定値と第3の設定値と第4の設定値とを有し、前記第1の設定値は、前記第2の設定値より低く、前記第3の設定値は、前記第4の設定値より低く、前記制御部は、前記第1の温度検出手段の検出温度が前記第4の設定値より高い場合、または前記第2の温度検出手段の検出温度が前記第2の設定値より高い場合、または前記第1の温度検出手段の検出温度が前記第3の設定値より高く、前記第2の温度検出手段の検出温度が前記第1の設定値より高い場合に、前記発熱手段への通電を遮断することを特徴とした除湿装置。
  2. 前記制御部は、前記第2の温度検出手段が所定の第1の設定値を上回ると、前記発熱手段の発熱量を減少させることを特徴とした請求項1に記載の除湿装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の設定値より低い第5の設定値を有し、前記第2の温度検出手段が所定の第5の設定値を下回ると、前記発熱手段を発熱量を増加させることを特徴とした請求項2に記載の除湿装置。
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