JP6311114B2 - 除湿装置 - Google Patents

除湿装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6311114B2
JP6311114B2 JP2014041282A JP2014041282A JP6311114B2 JP 6311114 B2 JP6311114 B2 JP 6311114B2 JP 2014041282 A JP2014041282 A JP 2014041282A JP 2014041282 A JP2014041282 A JP 2014041282A JP 6311114 B2 JP6311114 B2 JP 6311114B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body case
main body
air
regeneration chamber
heat shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014041282A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015166061A (ja
Inventor
彩 参納
彩 参納
亮太 河本
亮太 河本
博樹 下田
博樹 下田
堀 達也
達也 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014041282A priority Critical patent/JP6311114B2/ja
Publication of JP2015166061A publication Critical patent/JP2015166061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6311114B2 publication Critical patent/JP6311114B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Central Air Conditioning (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Description

本発明は除湿装置に関するもので、安全性を更に向上できるものである。
吸気口と排気口を有する本体ケースと、操作部を有す表示手段と、この本体ケース内に設けられるとともに、吸湿部と放湿部を有する除湿ロータと、この除湿ロータを回転させる駆動手段と、前記本体ケースの前記吸気口から吸込んだ空気を、第1の送風路により、前記除湿ロータの吸湿部を通過後、前記排気口から本体ケース外に排気する第1の送風手段と、前記本体ケース内に設けられた吸湿経路とを備え、前記吸湿経路は、前記除湿ロータの放湿部と、この放湿部の風上側に設けた発熱手段と、この放湿部の風下側に設けた再生チャンバーと、この再生チャンバーの風下側に設けた熱交換器と、この吸湿経路内の空気を循環させる第2の送風手段を有することを特徴とした除湿装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−166163号公報(第9−10頁、第1−3図)
このような従来の除湿装置における課題は、再生チャンバー外郭の近傍に本体ケースが配置されており、再生チャンバー外郭から漏れる熱が本体ケースに伝達することにより、本体ケースの温度が上昇しやすくなるということであった。
すなわち、このような除湿装置において、再生チャンバーは発熱手段によって高温になった空気が除湿ロータの放湿部を介して供給される。そのため、このような除湿装置では再生チャンバーは耐熱性の樹脂もしくは板金で形成されるのが一般的であるが、本体ケースは耐熱性でない材料で形成される場合があり、再生チャンバー外郭から漏れる熱が本体ケースに伝達すると本体ケースに熱による劣化が生じる可能性があった。また、本体ケースの温度上昇は、使用者に対して不安感を与える恐れがあった。
そこで本発明は、このような従来の除湿装置が有していた問題を解決しようとするものであり、再生チャンバー外郭から漏れる熱が本体ケースに伝達するのを低減することにより、本体ケースを形成する樹脂の耐久性を向上することができる。結果として、安全性を更に向上することを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために、本発明は、吸込口と吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内には、吸湿部と放湿部を有する除湿ロータと、前記除湿ロータを回動自在に支持する仕切り板と、前記本体ケースの前記吸込口から吸込んだ空気を、第1の送風路により、前記除湿ロータの前記吸湿部を通過後、前記吹出口から本体ケース外に排気する第1の送風手段と、循環経路とを備え、前記循環経路には、前記除湿ロータの放湿部と、前記放湿部の風上側に設けた発熱手段と、前記放湿部の風下側に設けた再生チャンバー部と、前記再生チャンバー部の風下側に設けた熱交換器と、前記循環経路内の空気を循環させる第2の送風手段とを有し、前記再生チャンバー部と前記本体ケースとの間に遮熱壁を備え、前記遮熱壁と前記再生チャンバーとの間には隙間を設け、前記遮熱壁は、前記仕切り板の一部で構成するものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、吸込口と吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内には、吸湿部と放湿部を有する除湿ロータと、前記除湿ロータを回動自在に支持する仕切り板と、前記本体ケースの前記吸込口から吸込んだ空気を、第1の送風路により、前記除湿ロータの前記吸湿部を通過後、前記吹出口から本体ケース外に排気する第1の送風手段と、循環経路とを備え、前記循環経路には、前記除湿ロータの放湿部と、前記放湿部の風上側に設けた発熱手段と、前記放湿部の風下側に設けた再生チャンバー部と、前記再生チャンバー部の風下側に設けた熱交換器と、前記循環経路内の空気を循環させる第2の送風手段とを有し、前記再生チャンバー部と前記本体ケースとの間に遮熱壁を備え、前記遮熱壁と前記再生チャンバーとの間には隙間を設け、前記遮熱壁は、前記仕切り板の一部で構成するものであり、安全性を更に向上するものである。
すなわち、再生チャンバーと本体ケースとの間に遮熱壁を備え、遮熱壁と再生チャンバーとの間には隙間を設けたことにより、再生チャンバーと本体ケースの間に、遮熱壁とそれに仕切られた隙間である空気層を形成し、再生チャンバー外郭の熱が本体ケースまで到達するのを低減することができ、遮熱壁は、仕切り板の一部で構成するので、部品点数を増やすことなく、効果的な再生チャンバー遮熱手段を設けることができ、本体ケースを形成する樹脂の耐久性を向上することができる。結果として、安全性を更に向上することができるものである。
本発明の実施の形態における除湿装置の分解斜視図 同除湿装置の概略断面図 同除湿装置の再生チャンバー部および仕切り板の分解斜視図 同除湿装置の内部平面図 同除湿装置の仕切り板の斜視図
本発明の請求項1記載の除湿装置は、吸込口と吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内には、吸湿部と放湿部を有する除湿ロータと、前記除湿ロータを回動自在に支持する仕切り板と、前記本体ケースの前記吸込口から吸込んだ空気を、第1の送風路により、前記除湿ロータの前記吸湿部を通過後、前記吹出口から本体ケース外に排気する第1の送風手段と、循環経路とを備え、前記循環経路には、前記除湿ロータの放湿部と、前記放湿部の風上側に設けた発熱手段と、前記放湿部の風下側に設けた再生チャンバー部と、前記再生チャンバー部の風下側に設けた熱交換器と、前記循環経路内の空気を循環させる第2の送風手段とを有し、前記再生チャンバー部と前記本体ケースとの間に遮熱壁を備え、前記遮熱壁と前記再生チャンバーとの間には隙間を設け、前記遮熱壁は、前記仕切り板の一部で構成する。
これにより、再生チャンバー外郭の熱が本体ケースまで到達するのを低減することができ、部品点数を増やすことなく、効果的な再生チャンバー遮熱手段を設けることができる。結果として、本体ケースを形成する樹脂の耐久性を向上することができる。
また、前記吸込口の一部は、前記遮熱壁に対向する構成としてもよい。
これにより、遮熱壁外郭に外気を取り込むことが可能となり、遮熱壁および本体ケースの温度上昇を低減することができる。結果として、本体ケースを形成する樹脂の耐久性を向上することができる。
また、吸込口と吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内には、吸湿部と放湿部を有する除湿ロータと、前記除湿ロータを回動自在に支持する仕切り板と、前記本体ケースの前記吸込口から吸込んだ空気を、第1の送風路により、前記除湿ロータの前記吸湿部を通過後、前記吹出口から本体ケース外に排気する第1の送風手段と、循環経路とを備え、前記循環経路には、前記除湿ロータの放湿部と、前記放湿部の風上側に設けた発熱手段と、前記放湿部の風下側に設けた再生チャンバー部と、前記再生チャンバー部の風下側に設けた熱交換器と、前記循環経路内の空気を循環させる第2の送風手段とを有し、前記再生チャンバー部と前記本体ケースとの間に遮熱壁を備え、前記遮熱壁と前記再生チャンバーとの間には隙間を設け、前記再生チャンバー部は、前記除湿ロータ側のチャンバーと、前記遮熱壁側のチャンバーカバーとから構成され、前記遮熱壁の一部は、前記再生チャンバー部における風下側の前記チャンバーカバーと接触する構成としてもよい。
これにより、再生チャンバー外郭の熱が本体ケースまで到達するのを低減することができ、遮熱壁の一部は再生チャンバーと接触しているため、蓋状のチャンバーカバーが開くことを防ぐことで再生チャンバーから高温空気の流出を防ぎ、一部は空気層を形成することで再生チャンバー外郭の熱が外郭まで到達することを低減することができる。結果として、本体ケースを形成する樹脂の耐久性を向上することができる。
また、前記再生チャンバー部における風下側の前記チャンバーカバーと前記遮熱壁の間にリブを設ける構成としてもよい。
これにより、前記再生チャンバー部内の高温過湿空気が結露し、結露水が前記チャンバーと前記チャンバーカバーの隙間より前記再生チャンバー部の外郭に漏れ出て、前記遮熱壁と前記再生チャンバー部を経路として遮熱壁外部に流出しようとしても、再生チャンバー部外郭から垂れ出ることなく、前記リブを介して除湿水として回収することが可能となる。また、蓋状のチャンバーカバーが開くことを防ぎ、再生チャンバーから高温空気の流出を防ぎ、遮熱手段内部の温度上昇を抑えることができる。結果として、本体ケースを形成する樹脂の耐久性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態における除湿装置の概略構成を示す簡易的な分解図である。
図2は本発明の一実施形態を示す平面概略断面図である。図1、図2に示すように、本実施形態の除湿装置は、本体ケース1前面に吸込口2を設け、本体ケース1の上部に吹出口3および操作部4を有している。使用者は、この操作部4を操作することで本装置の操作および運転モードの確認をすることができる。本体ケース1の材質は、樹脂であり、1例としては、ABS樹脂である。本体ケース1の下方には、受皿5が出没自在に設けられており、本体ケース1内で生成された除湿水を貯水する。
この本体ケース1内に、吸湿部6と放湿部7を有する除湿ロータ8、第1の送風手段9、循環経路10とを備えている。
除湿ロータ8は、仕切り板11に回転自在に配置されており、その回転駆動は駆動手段12によって行われるようになっている。
第1の送風手段9は、本体ケース1内の後方に設けられており、図1の第1の送風路13のごとく、本体ケース1の吸込口2から吸込んだ室内空気を、除湿ロータ8の吸湿部6を通過後、吹出口3から本体ケース1外に排気する。第1の送風手段9の前方には、除湿ロータ8を備えている。
除湿ロータ8は、吸着材が担持された軸方向に通風可能な円筒状のハニカムローターで構成されており、この吸着材は、晒される空気の相対湿度が高ければ多くの水分を保持でき、相対湿度が低くなると保持可能な水分量が減少する特性を有しているので、相対湿度の異なる複数の空気との接触を繰り返せば、各々の相対湿度における吸着材の保持可能な水分量の差に応じて水分の吸脱着が行われることになる。
循環経路10は、除湿ロータ8の放湿部7と、この放湿部7の風上側に設けた発熱手段である発熱手段15と、この放湿部7の風下側に設けた再生チャンバー部16と、この再生チャンバー部16の風下側に設けた熱交換器14と、この熱交換器14の風下側に設け循環経路10内の空気を循環させる第2の送風手段18とを有するものである。なお、この循環経路10は本体ケース1内の通気路として独立している。
図3は再生チャンバー部16および仕切り板11の分解斜視図である。図3に示すごとく、再生チャンバー部16は、一部中空構造を持つ箱のような形状で、チャンバー19とチャンバーカバー20で構成される。再生チャンバー部16は、循環経路10の一部を構成し、開口部を複数備えている。これらの開口部のうちの一つは除湿ロータ8の放湿部7の下流に位置し、放湿部7の形状に沿うように扇形に開口している。また、その扇形の開口部の周囲は滑らかな平面で構成されており、除湿ロータ8との気密性を高める形状になっている。再生チャンバー部16の別の開口部は、熱交換器14の上流にあたり、仕切り板11等で構成された開口部下流の風路と同様にロの字型の形状をしており、扇形の開口部と開口の方向を異としている。
具体的には、扇形の開口部を正面とすると、ロの字型の開口部は側面にあたる。この再生チャンバー部16には、ネジの取り付けが可能な穴が複数設けられており、再生チャンバー部16と仕切り板11、再生チャンバー部16と発熱手段15外郭とをそれぞれ固定するために用いられる。扇形の開口部周囲の平面の扇形中心部分には、除湿ロータ8の中心となる軸があり、除湿ロータ8を固定することなく保持する。
再生チャンバー部16の役割の一つは、発熱手段15を通過し、除湿ロータ8の放湿部7を通過した高温過湿空気の風向を変更し、高温空気を冷却しながら、次の風路に送り込むことである。そのため、再生チャンバー部16は高温に保たれやすく、再生チャンバー部16は、本体ケース1より耐熱性が高いものを使用する。特に高温空気が流入する部分においては、板金30を用いて、高温空気が樹脂に直接吹き付けないように構成する。
この板金30は、再生チャンバー部16の上流側の開口部より小さく、開口部の円弧型の形状に沿うように扇形で、除湿ロータ8の放湿部7の下流側の面と平行で、その面とは接触しないように離れており、かつ、再生チャンバー部16下流側のチャンバーカバー20とも距離を持つ位置に配置する。また、板金30の一部は、再生チャンバー部16と除湿ロータ8の接触面の一部も構成し、再生チャンバー部16の耐久性を高め、除湿ロータ8との気密性を高めるとともに、板金30の保持にも有効である。
さらに、この本体ケース1内には図2の矢印Aに示すごとく、第1の送風手段9によって吸込口2から本体ケース1内に吸込んだ室内空気を、循環経路10の熱交換器14を通過後、第1の送風手段9を経由し、吹出口3から本体ケース1外に排気する送風路が形成されている。
ただし、矢印Aの室内空気は、熱交換器14内を通過する循環経路10の空気とは、この熱交換器14を構成する熱伝導面を介して熱交換されるだけで、この熱交換器14部分で混合されることはない。
本体ケース1内の後方側には、第1の送風手段9を備え、本体ケース1内の前方側には、除湿ロータ8を備えている。第1の送風手段9と、除湿ロータ8との間には、発熱手段15を備えている。除湿ロータ8と本体ケース1前面との間には、再生チャンバー部16を設けている。
ここで、循環経路10の動作について説明すると、発熱手段15で加熱された、循環経路10の空気は、放湿部7において、湿気を放出させ、この高温、過湿状態の空気が、風下側に設けた再生チャンバー部16に流入する。再生チャンバー部16内で高温空気は、まず板金30に吹き付け、その後、風向を変えながら再生チャンバー部16内の空洞に進み、仕切り板11等で構成された風路を介して、更に風下側の熱交換器14に送られる。この熱交換器14には上述の通り、図2の矢印Aに示すごとく、第1の送風手段9によって室内空気が送風されているので、高温、過湿状態の空気は冷却され、これにより結露し、これが受皿5内に溜められる。
除湿ロータ8の吸湿部6は、第1の送風路13に室内空気が通過するごとに、湿気を吸着し、これが除湿ロータ8の回転により、次に上述した放湿部7となって、循環経路10内に湿気を放出させ、このような循環により室内空気の除湿が行われる。
本実施形態における特徴は、再生チャンバー部16と本体ケース1との間に図3に示すごとく遮熱壁21を備え、遮熱壁21と再生チャンバー部16との間には隙間を設けた点である。つまり本体ケース1と、本体ケース1における前面側の再生チャンバー部16外郭との間に遮熱手段を設けたことにある。これにより、再生チャンバー部16外郭から漏れる熱が遮熱壁21と遮熱壁21に区切られた空気層によって断熱され、本体ケース1まで到達するのを低減することができる。結果として、本体ケース1を形成する樹脂の耐久性を向上することができる。
具体的には、図4は本発明の一実施形態の内部平面図である。図3および図4に示すごとく、本体ケース1における前面側の再生チャンバー部16の外郭に遮熱壁21を設け、その遮熱壁21は再生チャンバー部16の一部を覆う構成とし、再生チャンバー部16外郭と遮熱壁21の間には空間を設けることを特徴とする。
図3に示すごとく、遮熱壁21は、再生チャンバー部16の側面および背面の一部に構成する。これは、再生チャンバー部16内に設けられている板金30により、除湿ロータを通過した高温空気が、除湿ロータ8回転方向に対して、外周側に流れるためであり、再生チャンバー部16の中でも特に高温になる部分に遮熱壁21を設けるとともに、遮熱壁21と再生チャンバー部16との間に空気層を設ける構成とするのがよい。これにより、再生チャンバー部16外郭から漏れる熱が遮熱壁21と遮熱壁21に区切られた空気層によって断熱され、本体ケース1まで到達するのを低減することができる。結果として、本体ケース1を形成する樹脂の耐久性を向上することができる。
なお、遮熱壁21は、再生チャンバー部16より耐熱性が低いものであが、本体ケース1より耐熱性が高いものである。
また、遮熱壁21を、仕切り板11の一部で構成するものである。仕切り板11の本来の目的は、除湿ロータ8の吸湿部6を通過する前の除湿対象空気と除湿ロータ8の吸湿部6を通過した後の乾燥空気を分離することにある。更に、除湿ロータ8を支持するとともに、各部品を取り付ける等、本体ケース1内部を構成する要素の一つである。この仕切り板11で、遮熱壁21を構成するものである。
仕切り板11は、図3に示すごとく、長方形の板形状の内側に除湿ロータ8を保持する円筒状の空洞とその円筒内部に中空円盤状の平面があり、その平面で除湿ロータ8を保持し、円筒内に除湿ロータ8を収め、中空部分が第1の送風路13となる。円筒を形成する円上で、仕切り板11下部には、除湿ロータ8を回転させる駆動手段12を取り付ける。また、仕切り板11上部で、熱交換器14と隣接しない側には、円筒および中空円盤を設けず、第1の送風路13上流側に平板を設ける。この平板には、仕切り板11の天面と側面が付属しており、平板は仕切り板の構造を支えるとともに、平板と天面、側面で囲われた空間に再生チャンバー部16を保持する。更に、仕切り板11下部は、コの字状となっており、循環経路10のうち、熱交換器14から第2の送風手段18の間の風路の一部を形成する。
遮熱壁21は、再生チャンバー部16の第1の送風路13上流側、すなわち、再生チャンバー部16と本体ケース1との間に設け、再生チャンバー部16のうち、特に温度が上昇しやすい領域を覆う構成にする。すなわち、再生チャンバー部16に備え付けられた板金30で覆われていない、除湿ロータ8外周より外側の部分および再生チャンバー部16側面にあたる領域である。図3に示すごとく、遮熱壁21を、仕切り板11の一部で構成することにより、部品点数を増やすことなく、効果的な再生チャンバー部16遮熱手段を設けることができる。また、一体の部品で成型することにより、仕切り板11と遮熱壁21の間に、隙間が生じないため、再生チャンバー外郭で生じた高温空気を遮熱壁21の外側に流出することがなく、より遮熱壁21の効果を高めることができる。結果として、本体ケース1を形成する樹脂の耐久性を向上することができる。
また、吸込口2の一部は、遮熱壁21に対向しているものである。吸込口2の役割は、除湿ロータ8の吸湿部6および熱交換器14に空気を供給するために開口している。その吸込口2を、遮熱壁21外郭まで広げることにより、遮熱壁21自体を冷却することが可能となる。また、仕切り板11は一部本体ケース1との空間を設けており、再生チャンバー部16側面側の遮熱壁(図3、第2の仕切り板面)外郭にも空気が流れる構成とすることができる。このように、遮熱壁21外郭に外気を取り込むことにより、遮熱壁21および本体ケース1の温度上昇を低減することができる。結果として、本体ケース1を形成する樹脂の耐久性を向上することができる。
前述の通り、再生チャンバー部16は、図3に示すごとく、除湿ロータ8側のチャンバー19と、遮熱壁21の第1の仕切り板面側のチャンバーカバー20とから構成されている。これは、再生チャンバー部が中空の複雑な構造であり、成型上の理由が主である。
遮熱壁21の一部は、再生チャンバー部16におけるチャンバーカバー20と接触するものである。図3に示すとおり、チャンバーカバー20は、本体ケース1における左右方向に隣り合った第1のカバー面22と第2のカバー面23の複数の平面で構成されている。チャンバーカバー20に対面する遮熱壁21は、第1の仕切り板面24で構成されている。
チャンバーカバー20の第1のカバー面22は、遮熱壁21の第1の仕切り板面24とは平行で、チャンバーカバー20の第1のカバー面22の端部から伸びたチャンバーカバーの第2のカバー面23は、除湿ロータ側へ傾斜している。すなわち、このチャンバーカバー20を仕切り板11に組み込むと、第1のカバー面22は第1の仕切り板面24と接触するものの、第2のカバー面23は第1の仕切り板面24とは接触せず、チャンバーカバー20と遮熱壁21との間に、空気層を形成する。
循環経路10内の空気の流れ方向において、第1のカバー面22は、再生チャンバー部16の風下側であり、第2のカバー面23は、再生チャンバー部16の風上側である。
すなわち、再生チャンバー部16の風上側である第2のカバー面23は、再生チャンバー部16の風下側である第1のカバー面22より高温となる。すなわち、第1の仕切り板面24とは接触せず、チャンバーカバー20と遮熱壁21との間に、空気層を形成すると、再生チャンバー部16外郭から漏れる熱が遮熱壁21と遮熱壁21に区切られた空気層によって断熱され、本体ケース1まで到達するのを低減することができる。結果として、本体ケース1を形成する樹脂の耐久性を向上することができる。なお、空気層は、再生チャンバー部16内に設けられる板金30によって運ばれる、除湿ロータ8の外周側に設けることで、その効果を最大限に発揮できるものである。つまり、除湿ロータ8の外周側の面積が、第1のカバー面22より大きい第2のカバー面23に設けることで、その効果を最大限に発揮できる。
再生チャンバー部16を形成する、チャンバー19とチャンバーカバー20はチャンバーカバー20側にリブを形成し、蓋のように嵌まり込む形状であるが、再生チャンバー部16の断熱手段である空気層を形成すると、チャンバーカバー20を押さえることが難しくなり、組み立て不良の恐れや長期間の使用によっては、チャンバー19とチャンバーカバー20の嵌まり込みが少なくなり、再生チャンバー部16内部を流れる高温空気が再生チャンバー部16の外側に流出する可能性がある。
すなわち、第1のカバー面22を第1の仕切り板面24に接触させていることにより、遮熱壁21によるチャンバーカバー20の押さえ込みが可能となり、蓋状のチャンバーカバー20が開くことを防ぐことが可能となる。再生チャンバー部16から高温空気の流出を防ぎ、一部は空気層を形成することで再生チャンバー部16外郭の熱が外郭まで到達することを低減することができる。結果として、本体ケース1を形成する樹脂の耐久性を向上することができる。
また、再生チャンバー部16におけるチャンバーカバー20と遮熱壁21の間に複数のリブを設けたものである。図5は本発明の一実施形態の仕切り板の拡大斜視図である。図5に示すごとく、遮熱壁21の第1の仕切り板面24のうち、チャンバーカバー20の第1のカバー面22と接触しない部分の下部に、一部第2のカバー面23と接触する形状で第1の仕切り板面24の下部端面に第1のリブ26を形成する。具体的には、第1の仕切り板面24の下端部は円弧形状である。この下端部の一部から再生チャンバー部16方向、第2のカバー面へ伸びた突起が第1のリブ26である。
その第1のリブ26と隣接するように第1の仕切り板面24上に第2のカバー面23には接触しない高さの第2のリブ27を形成する。この第2のリブ27は、第1のリブ26と所定の距離を有して、第1のリブ26の上方に位置するものである。
これにより、再生チャンバー部16内の高温過湿空気が結露し、結露水がチャンバー19とチャンバーカバー20の隙間より再生チャンバー部16の外郭に漏れ出て、遮熱壁21を経路として遮熱壁21外部に流出しようとしても、再生チャンバー部16外郭から垂れ出ることなく、第1のリブ26および第2のリブ27を介して除湿水として回収することが可能となる。これら第1のリブ26および第2のリブ27の下端部の下方には、受皿5に連通する連通路を備えている。
第1のリブ26は、チャンバーカバー20の第2のカバー面23に一部接触することにより、結露水の漏れ防止に効果を発揮するとともに、チャンバーカバー20の押さえ込みの効果も期待できる。これにより、蓋状のチャンバーカバー20が開くことを防ぎ、再生チャンバー部16から高温空気の流出を防ぎ、遮熱手段内部の温度上昇を抑えることができる。結果として、本体ケース1を形成する樹脂の耐久性を向上することができる。加えて、第1のリブ26に第2のリブ27が隣接することにより、結露水が再生チャンバー部16外に漏れ出た場合には、毛細管現象により、遮熱壁21下部へ直ちに誘導するものである。
また、図5に示すごとく、遮熱壁21の第1の仕切り板面24には、チャンバーカバー20の第2のカバー面23に向かって直線上に等間隔で複数の第3のリブ28も形成する。これにより、チャンバーカバー20の開きをより確実に防ぐことが可能となる。これにより、再生チャンバー部16から高温空気の流出を防ぎ、遮熱手段内部の温度上昇を抑えることができる。結果として、本体ケース1を形成する樹脂の耐久性を向上することができる。
また、図5に示すごとく、遮熱壁21の第2の仕切り板面25には再生チャンバー部16の挿入方向に向かって直線上に複数の第4のリブ29を形成する。この第4のリブ29は再生チャンバー部16を第2の仕切り板面25と垂直な方向に支持するものである。これにより、仕切り板11等で形成され、再生チャンバー部16と熱交換器14との間に設けられた風路と、循環経路10内で風路の上流にあたる再生チャンバー部16との接合がより確実となり、再生チャンバー部16や風路内で生成する結露水および循環経路10内の高温空気の漏れを低減することが可能となる。結果として、本体ケース1を形成する樹脂の耐久性を向上することができる。
本発明にかかる除湿装置は、再生チャンバーからの放熱による本体ケースの温度上昇を低減する耐熱手段を提供するものであり、除湿ロータを用いる空調機器等に有用である。
1 本体ケース
2 吸込口
3 吹出口
4 操作部
5 受皿
6 吸湿部
7 放湿部
8 除湿ロータ
9 第1の送風手段
10 循環経路
11 仕切り板
12 駆動手段
13 第1の送風路
14 熱交換器
15 発熱手段
16 再生チャンバー部
18 第2の送風手段
19 チャンバー
20 チャンバーカバー
21 遮熱壁
22 第1のカバー面
23 第2のカバー面
24 第1の仕切り板面
25 第2の仕切り板面
26 第1のリブ
27 第2のリブ
28 第3のリブ
29 第4のリブ
30 板金

Claims (4)

  1. 吸込口と吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内には、吸湿部と放湿部を有する除湿ロータと、前記除湿ロータを回動自在に支持する仕切り板と、前記本体ケースの前記吸込口から吸込んだ空気を、第1の送風路により、前記除湿ロータの前記吸湿部を通過後、前記吹出口から本体ケース外に排気する第1の送風手段と、循環経路とを備え、前記循環経路には、前記除湿ロータの放湿部と、前記放湿部の風上側に設けた発熱手段と、前記放湿部の風下側に設けた再生チャンバー部と、前記再生チャンバー部の風下側に設けた熱交換器と、前記循環経路内の空気を循環させる第2の送風手段とを有し、前記再生チャンバー部と前記本体ケースとの間に遮熱壁を備え、前記遮熱壁と前記再生チャンバーとの間には隙間を設け、前記遮熱壁は、前記仕切り板の一部で構成することを特徴とする除湿装置。
  2. 前記吸込口の一部は、前記遮熱壁に対向していることを特徴とする請求項1に記載の除湿装置。
  3. 吸込口と吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内には、吸湿部と放湿部を有する除湿ロータと、前記除湿ロータを回動自在に支持する仕切り板と、前記本体ケースの前記吸込口から吸込んだ空気を、第1の送風路により、前記除湿ロータの前記吸湿部を通過後、前記吹出口から本体ケース外に排気する第1の送風手段と、循環経路とを備え、前記循環経路には、前記除湿ロータの放湿部と、前記放湿部の風上側に設けた発熱手段と、前記放湿部の風下側に設けた再生チャンバー部と、前記再生チャンバー部の風下側に設けた熱交換器と、前記循環経路内の空気を循環させる第2の送風手段とを有し、前記再生チャンバー部と前記本体ケースとの間に遮熱壁を備え、前記遮熱壁と前記再生チャンバーとの間には隙間を設け、前記再生チャンバー部は、前記除湿ロータ側のチャンバーと、前記遮熱壁側のチャンバーカバーとから構成され、前記遮熱壁の一部は、前記再生チャンバー部における風下側の前記チャンバーカバーと接触することを特徴とする除湿装置。
  4. 前記再生チャンバー部における風下側の前記チャンバーカバーと前記遮熱壁の間にリブを設けたことを特徴とする請求項記載の除湿装置。
JP2014041282A 2014-03-04 2014-03-04 除湿装置 Active JP6311114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014041282A JP6311114B2 (ja) 2014-03-04 2014-03-04 除湿装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014041282A JP6311114B2 (ja) 2014-03-04 2014-03-04 除湿装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015166061A JP2015166061A (ja) 2015-09-24
JP6311114B2 true JP6311114B2 (ja) 2018-04-18

Family

ID=54257231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014041282A Active JP6311114B2 (ja) 2014-03-04 2014-03-04 除湿装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6311114B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7113205B2 (ja) * 2018-02-28 2022-08-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 除湿装置
JP7113206B2 (ja) * 2018-02-28 2022-08-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 除湿装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008246438A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nichias Corp 除湿機及び除湿方法
JP2009240937A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Panasonic Corp 除湿装置
JP5879469B2 (ja) * 2010-12-08 2016-03-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 除湿機
JP5799201B2 (ja) * 2011-03-16 2015-10-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 除湿装置
JP5799208B2 (ja) * 2012-03-12 2015-10-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 除湿装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015166061A (ja) 2015-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI255330B (en) Heater device for desiccant rotor dehumidifier
JP2018028426A (ja) 空調装置
JP2007098261A (ja) 除湿機
JP6311114B2 (ja) 除湿装置
JP5251065B2 (ja) 除湿装置
JP5135673B2 (ja) 除湿機
JP5407118B2 (ja) 除湿装置
JP2005262068A (ja) 除湿装置
JP2009219967A (ja) 除湿機
JP2000140561A (ja) 除湿機の再生空気加熱装置
TW201430295A (zh) 除濕裝置
JP6248283B2 (ja) 除湿装置
JP5566630B2 (ja) 床置型デシカント式換気扇
JP5909621B2 (ja) 除湿装置
JP2008207183A (ja) 除湿機
JP5799208B2 (ja) 除湿装置
JP4804698B2 (ja) 除湿機
TW201537120A (zh) 除濕裝置
JP5374989B2 (ja) 除湿装置
KR101433201B1 (ko) 열전소자를 이용한 제습기
JP7113205B2 (ja) 除湿装置
JP2010188320A (ja) 除湿機
KR20100025344A (ko) 제습기
JP7442038B2 (ja) 除湿装置
JP7113206B2 (ja) 除湿装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160519

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180219

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6311114

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151