JP6305952B2 - 除湿機 - Google Patents

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Description

本発明は、除湿機に関する。除湿機には、室内の空気を除湿対象とするものの他、衣類を除湿対象とするものや、これらの両方を除湿対象とするものが含まれる。また、除湿機には、除湿対象の室内や衣類を乾燥させる乾燥機が含まれる。

除湿機は、処理空気経路中に配置した処理空気ファンを動作させ、外部(例えば除湿対象の室内)の空気(処理空気)を吸込口から取り入れる。処理空気は、除湿ロータを通過する際に水分が吸着され、乾燥空気として吹出口から吐出される。また、除湿機は、閉回路である再生空気経路中に配置した再生空気ファンを動作させ、再生空気経路内の空気(再生空気)を循環させる。再生空気は、ヒータで加熱され、除湿ロータを通過する際に除湿ロータが吸着した水分を回収(吸湿)する。その後、熱交換器で冷却されることにより、回収した水分が凝縮水として貯留される。
特許文献1には、吸い込んだ処理空気の湿度の低下に従ってヒータの出力を段階的に低下させるようにした除湿機が開示されている。しかし、この除湿機は、除湿(乾燥)対象が衣類である場合、十分に乾燥させることができず、生乾きの部分が残ることがある。
特許第3899218号公報
本発明は、除湿対象である衣類を十分に乾燥させることが可能な除湿機を提供することを課題とする。
本発明は、処理空気から水分を吸着して再生空気に水分を回収させる除湿ロータと、前記再生空気及び前記除湿ロータを加熱する加熱手段と、前記加熱手段を第1出力で動作させる第1除湿工程と、前記第1除湿工程の実行中に前記加熱手段の出力を上昇させるか否かを予め設定された判断基準に基づいて判断する判断工程と、前記判断工程で出力上昇の判断が成立したときに前記加熱手段を前記第1出力より高出力の第2出力で動作させる第2除湿工程とを有する除湿処理を実行する制御部とを備える、除湿機を提供する。
また、本発明は、処理空気から水分を吸着して再生空気に水分を回収させる除湿ロータと、前記再生空気及び前記除湿ロータを加熱する加熱手段とを備える除湿機において、前記加熱手段を第1出力で動作させる第1除湿工程の実行中に、予め設定された判断基準に基づいて前記加熱手段の出力を上昇させるか否かを判断し、出力上昇の判断が成立したときに前記加熱手段を前記第1出力より高出力の第2出力で動作させる第2除湿工程を実行する、除湿機の運転方法を提供する。
除湿対象の1つである衣類は、水分を多く含んだ運転開始時には温度が低くても多くの空気を送風するだけで、乾燥を促進できる。しかし、乾燥が進むと、風だけでは乾燥できなくなるため、送風する空気の温度を高めることが好ましい。そして、本発明は、加熱手段の出力を予め設定した判断基準に基づいて上昇させるため、除湿対象が衣類である場合に、生乾き部分を残すことなく十分に乾燥させることができる。
ここで、第1出力の第1除湿工程と、第1出力より高出力の第2出力の第2除湿工程を有するという構成を判断する際には、加熱手段の出力を停止した非加熱工程を除外し、加熱手段を動作させた工程だけとする。また、例えば出力を弱設定(第1出力)とした第1除湿工程の後に、同一出力とした除湿工程を実行する場合(弱→弱)、これらは1つの除湿工程であると見なす。また、除湿工程の実行時間が短く、衣類の除湿(乾燥)に影響を及ぼさない程度である場合、その除湿工程は実質的に無いものと見なす。
例えば、出力を弱設定(第1出力)とした第1除湿工程と、出力を中設定(第2出力)とした第2除湿工程との間に、出力を停止した非加熱工程が実行される場合(弱→停止→中)、非加熱工程は含まないため、この運転方法は加熱手段を第1出力から第2出力に上昇させる本発明に含まれる。
また、出力を中設定とした後に、出力を弱設定とし、ついで出力を強設定とした場合(中→弱→強)、出力を弱設定(第1出力)とした第1除湿工程の後に、第1出力より高出力の強設定(第2出力)とした第2除湿工程を有するため、この運転方法は加熱手段を上昇させる本発明に含まれる。また、弱設定の除湿工程の実行時間が短く、衣類の除湿(乾燥)に影響を及ぼさない程度である場合には、弱設定の除湿工程は実質的に無いものと見なす(中→強)ため、出力を中設定(第1出力)とした第1除湿工程の後に、第1出力より高出力の強設定(第2出力)とした第2除湿工程を有するため、この運転方法も出力を上昇させる本発明に含まれる。
また、出力を弱設定とした後に、出力を強設定とし、ついで出力を中設定とした場合(弱→強→中)、出力を弱設定(第1出力)とした第1除湿工程の後に、第1出力より高出力の強設定(第2出力)とした第2除湿工程を有するため、この運転方法は加熱手段を上昇させる本発明に含まれる。また、強設定の除湿工程の実行時間が短く、衣類の除湿(乾燥)に影響を及ぼさない程度である場合には、強設定の除湿工程は実質的に無いものと見なす(弱→中)ため、出力を弱設定(第1出力)とした第1除湿工程の後に、第1出力より高出力の中設定(第2出力)とした第2除湿工程を有するため、この運転方法も出力を上昇させる本発明に含まれる。
前記制御部は、前記加熱手段を前記第1出力より高出力の第3出力で動作させる仕上げ工程の実行後に、前記加熱手段の動作を停止する。ここで、第3出力は、第2出力と同一設定を含む。このようにすれば、衣類に対して最後に高温の空気を送風できるため、生乾き部分を残すことなく、全体を十分に乾燥させることができる。
前記仕上げ工程は、予め設定した実行時間が経過すると終了する。このようにすれば、衣類を干した部屋(空間)が狭い場合に、生乾き部分を残すことなく、確実に乾燥させることができる。即ち、部屋が狭い場合には、室内の空気は比較的早く除湿(乾燥)できるが、衣類は生乾き部分が残った状態になることがある。そこで、除湿工程の最後に加熱手段を高出力で設定時間動作させる仕上げ工程とすることで、確実に衣類を乾燥させることができる。
前記仕上げ工程で動作させる前記加熱手段の前記第3出力は、前記第2除湿工程で動作させる前記加熱手段の前記第2出力より高出力である。このようにすれば、衣類の乾燥が進むにつれて加熱手段の出力が段階的に上昇されるため、無駄な消費電力を抑制しつつ、確実に衣類を乾燥させることができる。
前記除湿処理は、運転開始後に前記加熱手段の動作を開始した時から前記仕上げ工程を実行するまで、前記加熱手段の出力が段階的に上昇される。このように、乾燥効率が良い運転開始時に加熱手段の出力を低くするため、消費電力を抑え、省エネを図ることができる。
前記判断基準は予め設定した設定湿度を有し、前記制御部は、湿度検出手段により検出した前記処理空気の検出湿度が前記設定湿度を下回ると、前記加熱手段の出力を上昇させる。このようにすれば、衣類の乾燥度合いに応じて加熱手段の出力を変更することができる。
また、前記判断基準は予め設定した下限実行時間を有し、前記制御部は、前記下限実行時間の経過前には前記湿度検出手段による検出湿度に拘わらず前記加熱手段の出力を維持し、前記下限実行時間の経過後に前記検出湿度が前記設定湿度を下回ると、前記加熱手段の出力を上昇させる。このようにすれば、乾燥した外気が侵入する等の外的要因で、検出湿度が設定湿度を一時的に下回った場合に、加熱手段の出力を上昇させることを防止できる。
また、前記判断基準は予め設定した上限実行時間を有し、前記制御部は、前記上限実行時間が経過すると、前記湿度検出手段による検出湿度に拘わらず前記加熱手段の出力を上昇させる。このようにすれば、水分を多く含んだ外気が侵入する等の外的要因で、検出湿度が設定湿度を下回らない場合に、低い温度で運転し続けることを防止できる。
本発明の除湿機は、予め設定された判断基準に基づいて加熱手段の出力を上昇させるため、除湿対象が衣類である場合に、生乾き部分を残すことなく十分に乾燥させることができる。
本発明の第1実施形態の除湿機の斜視図。 除湿機の分解斜視図。 図2の本体を正面側から見た斜視図。 図2の本体を背面側から見た斜視図。 除湿機の概念的な断面図。 除湿機のシステム図。 図2の本体の分解斜視図。 図6Aを逆側から見た分解斜視図。 ヒータケースに配置したヒータを示す正面図。 除湿ロータにヒータを配置した状態を示す正面図。 ヒータを配置した部分を示す断面図。 ヒータとヒータケースの分解斜視図。 除湿機の構成を示すブロック図。 除湿処理による湿度変化の一例を示すグラフ。 ヒータの出力を上昇させる判断基準の一例を示す図表。 除湿処理の一例であるエコモードを示すフローチャート。 図14Aの続きのフローチャート。 第2実施形態の除湿処理を示すグラフ。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「側」、「端」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。
(第1実施形態)
図1から図3Bは本発明の第1実施形態に係る送風装置の一例である除湿機1を示す。図4は除湿機1の概念的な断面図である。図5は除湿機1のシステム図である。
(全体構成)
図1及び図2を参照すると、除湿機1は、円柱形状の外観を有し、本体100と、本体100の上部に配置されたヘッド部600と、本体100の下部に配置された貯水部700とを備える。除湿機1は、本体100の吸込口112から吸引した外部(例えば除湿対象の室内)の空気(処理空気)を、本体100内で除湿ロータ200による水分吸着により除湿(処理)する。除湿された処理空気は、ヘッド部600の吹出口642から外部へ吐出される。除湿ロータ200に吸着された水分は、本体100内の閉経路を循環する空気(再生空気)により回収され、貯水部700の貯水タンク720内に貯留される。
ヘッド部600は、図1において本体100の軸線Lを中心として回転可能な送風部640を備える。送風部640は、図1に示す基準位置を起点として、規制部材680回りを略±180度の範囲で、図1において周方向Aに往復(首振り)回転できる。送風部640の吹出口642には可動式のルーバー660が配置されている。ルーバー660は、図1において上下方向Bの設定範囲で揺動できる。
図4及び図5に示すように、除湿機1は、破線で示す処理空気が流れる経路(処理空気経路)2と、実線で示す再生空気が流れる経路(再生空気経路)3とを備える。除湿ロータ200は、処理空気経路2及び再生空気経路3に跨がって配置されている。除湿機1は、除湿ロータ200の一面側(吸込口112側)に、再生空気及び除湿ロータ200を加熱するヒータ(加熱手段)250を備える。また、除湿機1は、除湿ロータ200の一面側に配置された主熱交換器(第1熱交換器)300と、除湿ロータ200の他面側に配置された副熱交換器(第2熱交換器)350とを備える。さらに、除湿機1は、処理空気を吸引及び吐出するための処理空気ファン(第1送風手段)400と、再生空気を循環させるための再生空気ファン(第2送風手段)450とを備える。
図1から図3Bに示すように、本体100は、除湿ロータ200、ヒータ250、主熱交換器300、副熱交換器350、処理空気ファン400、及び再生空気ファン450を含む部品を配置するベース101を備える。ベース101は、下端に位置する平面視円形状の基部102と、基部102から矩形状をなすように立設した立壁部103とを備える。ベース101の外周部は、半円筒状である樹脂製の外装パネル110A,110Bにより覆われている。外装パネル110A,110Bは、内面側に金属製の補強パネル111A,111Bを備える。一方の外装パネル110Aには、室内の空気を取り入れるための吸込口112が設けられている。吸込口112は、上下方向に延びる多数条のスリットからなる。なお、吸込口112の内面側には、図示しないフィルタが外装パネル110Aに沿って着脱可能に配置されている。
(処理空気経路)
図4及び図5に示すように、処理空気経路2は、吸込口112から吹出口642までを接続している。処理空気経路2には、吸込口112から吹出口642に向けて処理空気が流れる方向に沿って順に、主熱交換器300、除湿ロータ200、副熱交換器350、及び処理空気ファン400が配置されている。
図5に最も明瞭に示すように、処理空気経路2は、第1から第5の部分2a〜2eを備える。第1部分2aは、吸込口112から主熱交換器300までを接続している。図4に示すように、第1部分2aは、吸込口112と主熱交換器300との間に形成された空間からなる。第2部分2bは、主熱交換器300から除湿ロータ200までを接続している。図4に示すように、第2部分2bは、主熱交換器300と除湿ロータ200との間に形成された空間からなる。第3部分2cは、除湿ロータ200から副熱交換器350までを接続している。図4に示すように、第3部分2cは、除湿ロータ200と副熱交換器350との間に形成された空間からなる。第4部分2dは、副熱交換器350から処理空気ファン400までを接続している。図4に示すように、第4部分2dは、副熱交換器350と処理空気ファン400の吸込口112との間に形成された空間からなる。第5部分2eは、処理空気ファン400の吐出口から吹出口642までを接続している。図4に示すように、第5部分2eは、処理空気ファン400のファンケース410の送出部411、及びヘッド部600の送風案内部641を備える。
処理空気ファン400が駆動されると、吸込口112から処理空気が吸い込まれる。処理空気は、主熱交換器300で昇温された後、除湿ロータ200を通過する際に除湿される。ついで、副熱交換器350で更に昇温された後、処理空気ファン400のファンケース410内に流入する。その後、ファンケース410の送出部411から上向きに送出され、ヘッド部600の吹出口642から室内へ吐出される。
(再生空気経路)
図4及び図5に示すように、再生空気経路3には、ヒータ250を起点として再生空気が流れる方向に従って順に、除湿ロータ200、副熱交換器350、主熱交換器300、及び再生空気ファン450が配置されている。
図5に最も明瞭に示すように、再生空気経路3は、第1から第5の部分3a〜3eを備える。第1部分3aは、再生空気ファン450の吐出口からヒータ250までを接続している。図3A,B及び図4に示すように、第1部分3aは、再生空気ファン450のファンケース460とヒータ250のヒータケース260の間のダクト部462を備える。第2部分3bは、ヒータ250から除湿ロータ200までを接続している。図4に示すように、第2部分3bは、ヒータケース260中のヒータ250と除湿ロータ200との間に形成された空間(隙間)からなる。第3部分3cは、除湿ロータ200から副熱交換器350までを接続している。図4に示すように、第3部分3cは、副熱交換器350の上部ヘッダ370の内部空間からなる。第4部分3dは、副熱交換器350から主熱交換器300までを接続している。図3A,B及び図4に示すように、第4部分3dは、副熱交換器350の下部ヘッダ380、ダクト部材500、及び主熱交換器300の上部ヘッダ320を備える。第5部分3eは、主熱交換器300から再生空気ファン450までを接続している。図3B及び図4に示すように、第5部分3eは、主熱交換器300の下部ヘッダ330と再生空気ファン450のファンケース460の間のダクト部461を備える。
再生空気ファン450が駆動されると、再生空気ファン450から送出された再生空気は、ヒータ250で加熱される。ついで、再生空気は、除湿ロータ200を通過する際に、除湿ロータ200が吸着した水分を回収(吸着)した後、副熱交換器350で冷却される。ついで、ダクト部材500を通って主熱交換器300に流入し、再び冷却される。その後、再生空気は、再生空気ファン450に戻り、再びヒータ250へ送出される。なお、熱交換器300,350で再生空気が冷却されることにより凝縮した水は、貯水タンク720に貯留される。
(ヒータ配置の詳細)
図3A,B及び図4に示すように、ヒータ250は、ヒータケース260内に配置され、除湿ロータ200に対して処理空気が流れる方向の上流側(吸込口112側)に配置されている。ヒータケース260には、再生空気ファン450のファンケース460のダクト部462が接続され、再生空気ファン450から送風される再生空気が供給される。また、除湿ロータ200を介して副熱交換器350の上部ヘッダ370が対向配置され、ヒータ250で加熱した再生空気を除湿ロータ200及び副熱交換器350に供給する。
詳しくは、図6A,Bに示すように、ベース101の立壁部103には、円形状のロータ配置部104が設けられている。ベース101は、ロータ配置部104の外周部に第1から第3の通気部105a〜105cを備える。第1通気部105aは、図6Bにおいて立壁部103の左側上部に形成されている。第1通気部105aには、ヒータ250のヒータケース260が一端側に配置され、再生空気ファン450のファンケース460のダクト部462が他端側に接続されている。第2通気部105bは、図6Aにおいて立壁部103の左側上部に形成されている。第2通気部105bには、副熱交換器350の下部ヘッダ380に接続されたダクト部材500が一端側に接続され、主熱交換器300の上部ヘッダ320のダクト部321が他端側に接続されている。第3通気部105cは、図6Bにおいて立壁部103の右側下部に形成されている。第3通気部105cには、主熱交換器300の下部ヘッダ330のダクト部331が一端側に接続され、再生空気ファン450のファンケース460のダクト部461が他端側に接続されている。
図4及び図6A,Bに示すように、除湿ロータ200は、ベース101のロータ配置部104に回転可能に配置されている。除湿ロータ200は、ゼオライト又はシリカゲルを結合させたメッシュ状のセラミックハニカムからなる吸湿材201を備える。吸湿材201は、樹脂製の枠部材202により保持されている。図6Bに最も明瞭に示すように、枠部材202は、吸湿材201の中心に位置する軸支部203と、吸湿材201の外周に位置する外枠部204とを備える。軸支部203と外枠部204とは、吸湿材201の一面側(外装パネル110B側)で、放射状に延びる線条枠205により連結されている。
軸支部203は、ベース101に固定されたヒータケース260の軸部264に回転可能に支持されている。外枠部204には歯車部(ギア部)204aが形成されている。歯車部204aには、駆動手段である電動モータ210の出力軸に固定した歯車(図示せず)が噛合されている。除湿ロータ200は、電動モータ210の駆動により歯車部204aを介して動力が伝わり、軸支部203を中心として一定方向に回転される。
図7及び図8に示すように、ヒータ250は、周辺温度に基づいて加熱温度を調節する機能を有する3個のPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータ251A〜251Cが用いられる。このヒータ250は、マイコン800によってスイッチ素子259a,259bのオンオフ状態が切り換えられることで、出力が3段階で切り換えられる。
PTCヒータ251A〜251Cは、基板(図示せず)が配置された伝熱部材252と、伝熱部材252の両面に設けた多数の円弧面状のフィン253とを備える。伝熱部材252及びフィン253を備えるPTCヒータ251A〜251Cの外形は、各一対の短辺部254,254と長辺部255,255とを有する長方形状である。PTCヒータ251A〜251Cは、短辺部254の全長、長辺部255の全長、及び出力(容量)の全てが同一である。
図8に最も明瞭に示すように、各PTCヒータ251A〜251Cは、互いの長辺部255,255が重なり合うように、除湿ロータ200の径方向に並設されている。除湿ロータ200の径方向の最も外側に位置する第1PTCヒータ251Aは、一対の短辺部254,254が除湿ロータ200の外周部と交差するように配置されている。ここで、除湿ロータ200の外周部とは、吸湿材201の外周縁(外枠部204の内周縁)である。第1PTCヒータ251Aに対して除湿ロータ200の径方向内側に位置する第2PTCヒータ251B、及び第2PTCヒータ251Bに対して更に径方向内側に位置する第3PTCヒータ251Cは、同一側である一方の短辺部254だけが除湿ロータ200の外周部と交差するように配置されている。
図7及び図8に示すように、PTCヒータ251A〜251Cは、長辺部255に沿って外方へ突出する端子256A〜256Dを備える。端子256Aは、第1PTCヒータ251Aに接続されている。端子256Bは、第1及び第2PTCヒータ251A,251Bに接続された共通端子である。端子256Cは、第2及び第3PTCヒータ251B,251Cに接続された共通端子である。端子256Dは、第3PTCヒータ251Cに接続されている。
図7に示すように、第1及び第4端子256A,256Dは、リード線257a,257dによって電源258に直列に接続されている。端子256Dに接続したリード線257dには、第1スイッチ素子259aが介設されている。第2端子256Bには、第2スイッチ素子259bを介設したリード線257bの一端側が接続されている。リード線257bの他端側は、リード線257dの第1スイッチ素子259aの電源258側に接続されている。第3端子257Cにはリード線257cの一端側が接続され、このリード線257cの他端側がリード線257aに接続されている。
このように構成したヒータ250は、第1スイッチ素子259aをオン状態とし、第2スイッチ素子259bをオフ状態とすることにより、第1及び第2PTCヒータ251A,251Bがオフ状態になり、第3PTCヒータ251Cがオン状態になる。この状態が本実施形態においてヒータ250の出力が最も低い弱(第1出力)設定である。また、第1スイッチ素子259aをオフ状態とし、第2スイッチ素子259bをオン状態とすることにより、第1及び第2PTCヒータ251A,251Bがオン状態になり、第3PTCヒータ251Cがオフ状態になる。この状態が本実施形態においてヒータ250の出力が第1出力より高出力の中(第2出力)設定である。また、第1及び第2スイッチ素子259a,259bをオン状態とすることにより、全てのPTCヒータ251A〜251Cがオン状態になる。この状態が本実施形態においてヒータ250の出力が第2出力より高出力の強(第3出力)設定である。
図6A及び図9に示すように、ヒータケース260は、ベース101の第1通気部105aを含む除湿ロータ200の上側部分の一部を覆い隠すように固定されている。ヒータケース260は、除湿ロータ200に対して平行に延びる閉塞壁261を備える。図7及び図10を併せて参照すると、ヒータケース260の開口262側には、外向きに突出する固定板部263が設けられている。この固定板部263には、除湿ロータ200の枠部材202を回転可能に支持する軸部264が設けられている。
図7及び図10に示すように、ヒータケース260の開口262側には、PTCヒータ251A〜251Cを位置決め保持する保持部材270と、保持部材270をヒータケース260内に位置決めする位置決めプレート280とが配置されている。ヒータケース260、保持部材270、及び位置決めプレート280により、PTCヒータ251A〜251Cを除湿ロータ200の一面側に一体に取り付けるヒータユニットが組み立てられている。
図7に示すように、ヒータケース260の開口262は、保持部材270及び位置決めプレート280の配置により、再生空気を導入する導入部265と、加熱した再生空気を送出するヒータ配置部266とに区画されている。導入部265は、第1通気部105aに連通され、再生空気ファン450から再生空気が流入される。ヒータ配置部266は、除湿ロータ200の一部(加熱領域)に対応し、再生空気が流出される。ヒータ配置部266を正対する方向から見ると、PTCヒータ251A〜251Cが露出している。PTCヒータ251A〜251Cが動作されると、再生空気の送風方向においてヒータ配置部266の直後に位置する除湿ロータ200が加熱される。
図10に示すように、保持部材270は、ヒータケース260の開口262の導入部265を除く領域を塞ぐ外形のセラミック製の枠体である。保持部材270は、PTCヒータ251A〜251Cを前述のように長辺部255に沿って変位させた状態で配置する連続した階段状の配置穴271を備える。配置穴271は、PTCヒータ251A〜251Cの角部を係止する係止部272を備える。PTCヒータ251A〜251Cは、係止部272に係止されることにより、ヒータケース260の閉塞壁261側に脱落することが防止される。
保持部材270は、配置穴271の上側(導入部265側)にヒータケース260の開口262に位置(固定板部263と面一に位置)する開口側支持部273を備える。開口側支持部273には、ヒータケース260に組み付けた状態で閉塞壁261に向けて突出する板状の閉塞側支持部274,274が一対設けられている。この閉塞側支持部274,274により、ヒータケース260の閉塞壁261と保持部材270との間に、導入部265及びヒータ配置部266に連通する空隙部267が形成(確保)されている。
保持部材270は、ヒータケース260の開口262側に配置される一対の係止部材276,276を備える。係止部材276,276は配置穴271の両側に配置され、保持部材270に対してネジ止めにより固定される。係止部材276は、PTCヒータ251A〜251Cの角部を係止する係止部277を備える。PTCヒータ251A〜251Cは、係止部277に係止されることにより、ヒータケース260の開口262側に脱落することが防止される。
図7及び図10に示すように、位置決めプレート280は、ヒータケース260の開口262にネジ止めにより固定され、PTCヒータ251A〜251Cを配置した保持部材270がヒータケース260の開口262から脱落することを防止する。位置決めプレート280は、ヒータケース260の固定板部263の一側から、保持部材270の開口側支持部273の表面を通り、ヒータケース260の固定板部263の他側にかけて延びる円弧状に形成されている。導入部265は、位置決めプレート280の上縁281と、ヒータケース260の開口262の内縁により画定されている。ヒータ配置部266は、位置決めプレート280の下縁282と、ヒータケース260の開口262の内縁により画定されている。
図4及び図9に示すように、ヒータケース260には、導入部265を通して閉塞壁261とヒータ250(保持部材270)との間に再生空気が流入する。その後、再生空気は、閉塞壁261に衝突して逆向きに旋回し、ヒータ配置部266のヒータ250を通過することにより加熱された後、除湿ロータ200に向けて流れる。
図4及び図6A,Bに示すように、主熱交換器300は樹脂製であり、多数のパイプ310と、上部ヘッダ320と、下部ヘッダ330とを備える。各パイプ310は、内部を再生空気が通過し、隣接するパイプ310,310間である外部を処理空気が通過する。上部ヘッダ320は、各パイプ310の上端に接続されている。上部ヘッダ320は、第2通気部105bに接続されるダクト部321を備える。下部ヘッダ330は、各パイプ310の下端に接続されている。下部ヘッダ330は、第3通気部105cに接続されるダクト部331を備える。
図4及び図6A,Bに示すように、副熱交換器350は樹脂製であり、多数のパイプ360と、上部ヘッダ370と、下部ヘッダ380とを備える。各パイプ360は、内部を再生空気が通過し、隣接するパイプ360,360間である外部を処理空気が通過する。上部ヘッダ370は、各パイプ360の上端に接続されている。図6Aに最も明瞭に示すように、上部ヘッダ370は、ヒータ250で加熱された再生空気が除湿ロータ200を通して流入される流入口371を備える。流入口371は、除湿ロータ200を挟んでヒータ配置部266の対向位置に配置されている。図6A及び図7を参照すると、流入口371は、ヒータ配置部266と線対称な形状で形成されている。下部ヘッダ380は、各パイプ360の下端に接続されている。図6Bに最も明瞭に示すように、下部ヘッダ380は、除湿ロータ200と反対側(外装パネル110B側)で開口するダクト部381を備える。
図4に示すように、処理空気ファン400は、副熱交換器350の処理空気が流れる方向の下流側(外装パネル110B側)に配置されている。処理空気ファン400は、回転軸の軸方向から空気を吸引し、径方向外向きに空気を送出するシロッコファンが用いられる。処理空気ファン400は、ファンケース410の内部に回転可能に配置されている。
図4に示すように、再生空気ファン450は、処理空気ファン400の外装パネル110B側に配置されている。再生空気ファン450は、処理空気ファン400と同様のシロッコファンが用いられる。再生空気ファン450は、ファンケース460の内部に回転可能に配置されている。ファンケース460には、再生空気が流される一対のダクト部461,462が設けられている。第1ダクト部461は、ベース101の第3通気部105cに接続され、ファンケース460と主熱交換器300とを連通させる。第2ダクト部462は、ベース101の第1通気部105aに接続され、ファンケース460とヒータケース260とを連通させる。図3Bに示すように、ダクト部461,462は、除湿ロータ200の軸方向から見ると、ベース101の立壁部103の対角にかけて延びる。
図4に示すように、処理空気ファン400と再生空気ファン450とは、1個の両軸モータ490により回転される。両軸モータ490は、処理空気ファン400のファンケース410と、再生空気ファン450のファンケース460との間に配置される。ファンケース410,460同士をネジ止めして固定することにより、ファンケース410,460間に両軸モータ490が挟み込まれて固定されている。
図3Bに示すように、ダクト部材500は、ファンケース460の外装パネル110B側に配置されている。ダクト部材500は、図3Aにおいて右下側に位置する一端に、副熱交換器350のダクト部381に接続された第1接続部501を備える。また、ダクト部材500は、図3Bにおいて右上側に位置する他端に、ベース101の第2通気部105bを介して主熱交換器300の上部ヘッダ320に接続された第2接続部502を備える。図3Bに示すように、ダクト部材500は、除湿ロータ200の軸方向から見ると、ファンケース460のダクト部461,462とは逆向きで、ベース101の立壁部103の対角にかけて延びる。
図11に示すように、マイコン(制御部)800は、本体100に配置されており、ベース101に配置された除湿ロータ200、ヒータ250、及びファン400,450を制御するとともに、ヘッド部600に配置された送風部640、及びルーバー660を制御する。マイコン800には、制御対象である除湿ロータ200を駆動する電動モータ210、ヒータ250、一対のファン400,450を駆動する1個の両軸モータ490、送風部640を駆動するステッピングモータ645、及びルーバー660を駆動するステッピングモータ665が接続されている。
また、マイコン800には、湿度センサ801、フォトインタラプタ802、第1温度センサ803、第2温度センサ804、及び磁気センサ805が接続されている。湿度センサ801は、吸込口112から吸い込んだ処理空気の湿度を検出する湿度検出手段であり、図4に示す吸込口112と主熱交換器300との間に配置されている。フォトインタラプタ802は、電動モータ210の故障(除湿ロータ200のロック)を検出するロータロック検出手段であり、図4に示す除湿ロータ200の周囲に配置されている。第1温度センサ803は、除湿ロータ200の過加熱を検出するロータ温度検出手段であり、図4に示す副熱交換器350の上部ヘッダ370内に検出部が配置されている。第2温度センサ804は、ヒータ250の過加熱を検出するヒータ温度検出手段であり、図4に示すヒータケース260内に検出部が配置されている。磁気センサ805は、貯水タンク720の満水を検出する水位検出手段であり、貯水部700に配置され、図4に示す貯水タンク720内のフロート730に配置した磁石の磁力を検出する。
また、マイコン800には、電源の入/切、及び実行するモードの選択及び設定の変更を行う操作パネル810が接続されている。操作パネル810はヘッド部600の規制部材680に配置されている。操作パネル810の中央には電源スイッチ(第1入力部)811が配置されている。電源スイッチ811の周囲には、動作させるモードを選択する選択スイッチ(第2入力部)812A〜812Cが配置されている。選択スイッチ812Aは、操作の度に、ヒータ250を動作させた乾燥モード(手動除湿処理)と、ヒータ250の動作を停止した送風モードとが切り換える。選択スイッチ812Bは、ヒータ250の出力が自動調整されるエコモード(第1自動除湿処理)に切り換える。選択スイッチ812Cは、処理空気ファン400の風量を抑えた夜干しモード(第2自動除湿処理)に切り換える。
選択スイッチ812A〜812Cの周囲には、動作させる設定を変更する設定スイッチ(第3入力部)813A〜813Dが配置されている。設定スイッチ813Aは、処理空気ファン400の風量を設定変更する。設定スイッチ813Bは、動作時間(タイマー)を設定変更する。これらの設定スイッチ813A,813Bは、乾燥モード及び送風モードだけで使用可能である。設定スイッチ813Cは、送風部640の回転角度(送風範囲)を設定変更する。設定スイッチ813Dは、ルーバー660の回動範囲を設定変更する。これらの設定スイッチ813C,813Dは、全てのモードで使用可能である。
(ヒータ制御の詳細)
制御部であるマイコン800は、乾燥モード(手動除湿処理)、送風モード、エコモード(第1自動除湿処理)、夜干しモード(第2自動除湿処理)のうち、ユーザが選択したモードに応じて、ファン400,450及びヒータ250を制御する。
乾燥モードが選択されると、両軸モータ490を介して処理空気ファン400及び再生空気ファン450を選択された設定風量で動作させる。また、スイッチ素子259a,259bをオン状態として全てのPTCヒータ251A〜251Cを動作させ、ヒータ250を強(第3出力)設定で動作させる。
送風モードが選択されると、両軸モータ490を介して処理空気ファン400及び再生空気ファン450を選択された設定風量で動作させる。また、スイッチ素子259a,259bをオフ状態として全てのPTCヒータ251A〜251Cを停止状態とする。
エコモードが選択されると、両軸モータ490を介して処理空気ファン400及び再生空気ファン450を最も強い風量で動作させる。また、予め設定された判断基準に基づいてスイッチ素子259a,259bをオンオフ制御してPTCヒータ251A〜251Cを動作させ、ヒータ250の出力を段階的に上昇させる。
夜干しモードが選択されると、両軸モータ490を介して処理空気ファン400及び再生空気ファン450を最も弱い風量で動作させる。また、スイッチ素子259a,259bをオン状態として全てのPTCヒータ251A〜251Cを動作させ、ヒータ250を強(第3出力)設定で動作させる。
次に、エコモード(第1自動除湿処理)のヒータ制御について具体的に説明する。
エコモードは、ヒータ250を設定された出力で動作させる第1から第3の除湿工程を備える。第1除湿工程は、PTCヒータ251Cをオン状態とし、ヒータ250を第1出力(弱)で動作させる。第2除湿工程は、PTCヒータ251A,251Bをオン状態とし、ヒータ250を第2出力(中)で動作させる。第3除湿工程は、PTCヒータ251A〜251Cをオン状態とし、ヒータ250を第3出力(強)で動作させる。また、第3除湿工程の後に、ヒータ250を高出力の第3出力で動作させた状態を維持する仕上げ工程を備える。
第1から第3の除湿工程では、並行処理される第1から第3の判断工程により、ヒータ250の出力を上昇させるか否か(次工程に移行するか否か)が判断される。詳しくは、第1除湿工程では、第1出力より高出力の第2出力(中)に上昇させる(第2除湿工程に移行する)か否かが第1判断工程により判断される。第2除湿工程では、第2出力より高出力の第3出力(強)に上昇させる(第3除湿工程に移行する)か否かが第2判断工程により判断される。第3除湿工程では、第3出力と同一出力の維持したまま最終の仕上げ工程に移行するか否かが第3判断工程により判断される。なお、仕上げ工程は、設定された実行時間動作され、この実行時間が経過すると、全てのヒータ制御が終了する。
図12に示すように、判断部としてのマイコン800は、各判断工程で予め設定された判断基準に基づいて判断する。この判断基準は、マイコン800に内蔵された図示しないROM(記憶手段)に記憶されている。
ROMには、第1判断基準として、湿度センサ801により検出した処理空気の湿度Hと比較する設定湿度Hs1〜Hs3が記憶されている。マイコン800は、湿度センサ801により検出した処理空気の検出湿度Hが、設定湿度Hs以上である場合にはヒータ250の現出力を維持する。また、設定湿度Hsを下回る(出力上昇の判断が成立する)と、ヒータ250の出力を上昇させる。
ROMには、第2判断基準として、処理空気の湿度Hに拘わらず現出力状態を維持する下限実行時間Tmin1〜Tmin3が設定されている。マイコン800は、下限実行時間Tminの経過前には、湿度センサ801の検出湿度Hに拘わらず、ヒータ250の現出力を維持する。また、下限実行時間Tminが経過すると、ヒータ250の出力を上昇可能とする。
ROMには、第3判断基準として、処理空気の湿度Hに拘わらず次の除湿工程の移行する(出力を上昇させる)上限実行時間Tmax1〜Tmax3が設定されている。マイコン800は、上限実行時間Tmaxが経過せず、検出湿度Hも設定湿度Hs以上である場合には、ヒータ250の現出力を維持する。また、検出湿度Hが設定湿度Hs以上であっても、上限実行時間Tmaxが経過すると、ヒータ250の出力を上昇させる。
ここで、除湿機1を動作させることによる室内の空気の湿度は、室内に水分を含んだ衣類を干している場合、運転を開始すると衣類が含んだ水分が室内に放出されるため、徐々に上がる。その後、除湿機1の除湿効果により衣類の水分を含む室内の湿度が徐々に下がる。また、室内の空気の湿度は、外気が侵入する等の外的要因で一時的に変わることがある。詳しくは、乾燥した外気が室内に流入し、その気流が除湿機1に流れると、湿度センサ801で検出した湿度Hが一時的に低くなる。一方、水分を多く含んだ外気が室内に流入し、その気流が除湿機1に流れると、湿度センサ801で検出した湿度Hが一時的に高くなる。
これに対して、本実施形態では、検出した湿度Hに拘わらずヒータ250の出力を維持する下限実行時間Tminを設定している。そのため、元々の室内の湿度Hが低い場合に、直ぐに次の除湿工程に移行することを防止できる。また、乾燥した外気が流入することで、直ぐに次の除湿工程に移行することを防止できる。また、検出した湿度Hに拘わらずヒータ250の出力を上昇させる上限実行時間Tmaxを設定している。そのため、水分を多く含んだ外気が流入することで、次の除湿工程に移行できず、低い温度で運転し続けることを防止できる。
また、衣類を干した部屋(空間)が狭い場合には、室内の空気は比較的早く除湿できるが、衣類には生乾き部分を残した状態になることがある。そこで、本実施形態では、ヒータ250の出力を段階的に上昇させるヒータ制御の最終工程は、予め設定した実行時間Tfin実行される仕上げ工程としている。そのため、例え狭い空間での衣類乾燥であっても、生乾き部分を残すことなく、確実に衣類を乾燥させることができる。
図13に各除湿工程で設定された次除湿工程への移行判断基準の一例を示す。ヒータ250を第1出力で動作させる第1除湿工程では、次工程に移行させる第1判断基準として、設定湿度Hs1が60%に設定され、下限実行時間Tmin1が120分に設定され、上限実行時間Tmax1が300分に設定されている。ヒータ250を第2出力で動作させる第2除湿工程では、次工程に移行させる第2判断基準として、設定湿度Hs2が50%に設定され、下限実行時間Tmin2が60分に設定され、上限実行時間Tmax2が150分に設定されている。ヒータ250を第3出力で動作させる第3除湿工程では、次工程に移行させる第3判断基準として、設定湿度Hs3が40%に設定され、下限実行時間Tmin3が30分に設定され、上限実行時間Tmax3が80分に設定されている。ヒータ250を第3出力で動作させる最終の仕上げ工程では、実行時間Tfinが20分に設定されている。
次に、マイコン800によるエコモードの制御について具体的に説明する。
図14Aに示すように、エコモードが実行(運転開始)されると、まず、ステップS1の両軸モータ490制御と、ステップS2からステップS5の第1除湿工程の制御を同時に実行する。ステップS1では、両軸モータ490を動作させてファン400,450を強風で動作させる。
ステップS2からステップS5の第1除湿工程では、まずステップS2で、スイッチ素子259aをオン状態とするとともに、スイッチ素子259bをオフ状態とし、PTCヒータ251Cを動作させて、ヒータ250を低出力で動作させる。ついで、ステップS3で、下限実行時間Tmin1が経過するまで待機する。ついで、ステップS4で、湿度センサ801による検出湿度Hが設定湿度Hs1を下回ったか否かを判断する。そして、検出湿度Hが設定湿度Hs1を下回っていない場合にはステップS5に進み、検出湿度Hが設定湿度Hs1を下回った場合にはステップS6に進む。ステップS5では、上限実行時間Tmax1が経過したか否かを判断する。そして、上限実行時間Tmax1が経過していない場合にはステップS4に戻り、上限実行時間Tmax1が経過した場合にはステップS6に進む。
第1除湿工程が終了すると、ステップS6からステップS9の第2除湿工程を実行する。詳しくは、ステップS6で、スイッチ素子259aをオフ状態とするとともに、スイッチ素子259bをオン状態とし、PTCヒータ251A,251Bを動作させて、ヒータ250を中出力で動作させる。ついで、ステップS7で、下限実行時間Tmin2が経過するまで待機する。ついで、ステップS8で、湿度センサ801による検出湿度Hが設定湿度Hs2を下回ったか否かを判断する。そして、検出湿度Hが設定湿度Hs2を下回っていない場合にはステップS9に進み、検出湿度Hが設定湿度Hs2を下回った場合にはステップS10に進む。ステップS9では、上限実行時間Tmax2が経過したか否かを判断する。そして、上限実行時間Tmax2が経過していない場合にはステップS8に戻り、上限実行時間Tmax2が経過した場合にはステップS10に進む。
第2除湿工程が終了すると、ステップS10からステップS13の第3除湿工程を実行する。詳しくは、ステップS10で、スイッチ素子259a,259bをオン状態とし、PTCヒータ251A〜251Cを動作させて、ヒータ250を高出力で動作させる。ついで、ステップS11で、下限実行時間Tmin3が経過するまで待機する。ついで、ステップS12で、湿度センサ801による検出湿度Hが設定湿度Hs3を下回ったか否かを判断する。そして、検出湿度Hが設定湿度Hs3を下回っていない場合にはステップS13に進み、検出湿度Hが設定湿度Hs3を下回った場合には図14BのステップS14に進む。ステップS13では、上限実行時間Tmax3が経過したか否かを判断する。そして、上限実行時間Tmax3が経過していない場合にはステップS12に戻り、上限実行時間Tmax3が経過した場合には図14BのステップS14に進む。
図14Bに示すように、第3除湿工程が終了すると、ステップS14からステップS15の仕上げ工程を実行する。詳しくは、ステップS14で、スイッチ素子259a,259bをオン状態とし、PTCヒータ251A〜251Cを動作させて、ヒータ250を高出力で動作させる。ついで、ステップS15で、下限実行時間Tmin3が経過するまで待機し、下限実行時間Tmin3が経過するとステップS16に進む。
仕上げ工程が終了すると、ステップS16からステップS18のクールダウン(非加熱)工程を実行する。詳しくは、ステップS16で、スイッチ素子259a,259bをオフ状態とし、PTCヒータ251A〜251Cの動作を停止して、ヒータ250を非加熱状態とする。ついで、ステップS17で、機体冷却時間Tcd(例えば3分)が経過するまで待機する。そして、機体冷却時間Tcdが経過すると、ステップS18で、両軸モータ490を停止し、エコモードによる除湿処理を終了する。
このように、除湿機1は、温度が低くても多くの空気を送風するだけで乾燥を促進できる運転開始時には、ヒータ250による出力を低くするため、消費電力を抑え、省エネを図ることができる。また、乾燥が進み、風だけでは乾燥が困難になると、ヒータ250の出力を上昇させて送風する空気の温度を高めるため、除湿対象である衣類に生乾き部分を残すことなく十分に乾燥させることができる。特に、除湿処理のヒータ制御は、ヒータ250の出力を上昇させた高出力の仕上げ工程の実行後に終了する。しかも、本実施形態の最後の仕上げ工程は、予め設定した設定時間Tfinが経過するまで実行される。よって、衣類を干した部屋(空間)が狭い場合でも、生乾き部分を残すことなく、確実に乾燥させることができる。
(第2実施形態)
図15は第2実施形態の除湿機1のエコモード(自動除湿処理)を示す。この第2実施形態では、設定された判断基準(設定湿度Hs及び実行時間Tmin,Tmax)に基づいて、ヒータ250の出力だけでなく、処理空気ファン400の送風量も変更するようにした点で、第1実施形態と相違する。詳しくは、第1除湿工程では、衣類から水分が放出され、処理空気の湿度が上限に達するまで風量を最大として動作させる。その後、風量を最小レベルまで低下させ、徐々に上昇させる。また、第2除湿工程に移行すると、同様に処理空気ファン400の送風量を最小まで低下させ、徐々に上昇させる。このようにすれば、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができるうえ、衣類の乾燥状態に応じた制御が更に可能になる。
なお、本発明の除湿機1は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、ヒータ250の出力を除湿処理開始後の最初から最後まで段階的に上昇させる(弱→中→強→強)ようにしたが、本発明の段階的に上昇させるヒータ制御とは、この構成に限らない。
詳しくは、本発明の段階的に上昇させるという構成を判断する際に判断対象となる工程は、ヒータ250の出力を停止した非加熱工程を除外し、ヒータ250を動作させた工程だけとする。また、同一出力とした除湿工程が連続して実行される場合(例えば弱→弱)、これらは1つの除湿工程であると見なす。また、除湿工程の実行時間が短く、衣類の除湿(乾燥)に影響を及ぼさない程度である場合、その除湿工程は実質的に無いものと見なす。
即ち、出力を弱設定(第1出力)とした第1除湿工程と、出力を中設定(第2出力)とした第2除湿工程との間に、出力を停止した非加熱工程が実行される場合(弱→停止→中)、非加熱工程は含まないため、出力を段階的に上昇させる本発明に含まれる。
また、出力を中設定とした後に、出力を弱設定とし、ついで出力を強設定とした場合(中→弱→強)、出力を弱設定(第1出力)とした第1除湿工程の後に、第1出力より高出力の強設定とした第2除湿工程を有するため、この運転方法は加熱手段を上昇させる本発明に含まれる。また、弱設定の除湿工程の実行時間が短く、衣類の除湿(乾燥)に影響を及ぼさない程度である場合には、弱設定の除湿工程は実質的に無いものと見なす(中→強)ため、出力を中設定(第1出力)とした第1除湿工程の後に、第1出力より高出力の強設定(第2出力)とした第2除湿工程を有するため、この運転方法も出力を上昇させる本発明に含まれる。
また、出力を弱設定とした後に、出力を強設定とし、ついで出力を中設定とした場合(弱→強→中)、出力を弱設定(第1出力)とした第1除湿工程の後に、第1出力より高出力の強設定(第2出力)とした第2除湿工程を有するため、この運転方法は加熱手段を上昇させる本発明に含まれる。また、強設定の除湿工程の実行時間が短く、衣類の除湿(乾燥)に影響を及ぼさない程度である場合には、強設定の除湿工程は実質的に無いものと見なす(弱→中)ため、出力を弱設定(第1出力)とした第1除湿工程の後に、第1出力より高出力の中設定(第2出力)とした第2除湿工程を有するため、この運転方法も出力を上昇させる本発明に含まれる。
また、本発明は、ヒータ250の出力を段階的に上昇させる構成(弱→中→強)に限らず、弱設定(第1出力)から強設定(第1出力より高出力の第2出力)に上昇させる構成も含まれる。また、ヒータ250の出力は、弱→中→弱→強としてもよく、ヒータ250の出力を上昇させる工程があれば、本発明に含まれる。
また、前記実施形態では、ヒータ制御の最終工程は、ヒータ250を最も高出力の強(100%)としたが、中(66%)出力としてもよい。また、ヒータ250の出力は、3段階に限らず、2段階であってもよいうえ、4段階以上としてもよい。また、加熱手段であるヒータ250は、3個のPTCヒータ251A〜251Cを用いる構成に限らず、コイルヒータを用い、通電率を変更するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、エコモード(除湿処理)の開始直後に、両軸モータ490を介してファン400,450を動作させる制御と、ヒータ250を動作させる制御とを、同時に実行するようにしたが、ヒータ250を動作させることなくファン400,450だけを動作させた後、ヒータ250の制御を行うようにしてもよい。また、エコモードではファン400,450の回転数を強設定で動作させるようにしたが、中設定や弱としてもよいうえ、処理中に回転数を変更してもよい。
本実施形態の除湿機1は、例えば衣類の乾燥を目的とした衣類の水分を除湿対象とする他、室内を乾燥させることを目的とした室内空気を除湿対象とするものや、これらの両方の目的を達成するものが含まれる。言い換えれば、本発明の除湿機1には、除湿対象の衣類や室内を乾燥させる乾燥機が含まれる。
1…除湿機
2…処理空気経路
2a〜2e…処理空気経路の部分
3…再生空気経路
3a〜3e…再生空気経路の部分
100…本体
101…ベース
102…基部
103…立壁部
104…ロータ配置部
105a〜105c…通気部
110A,110B…外装パネル
111A,111B…補強パネル
112…吸込口
200…除湿ロータ
201…吸湿材
202…枠部材
203…軸支部
204…外枠部
204a…歯車部
205…線条枠
210…電動モータ
250…ヒータ(加熱手段)
251A〜251C…PTCヒータ
252…伝熱部材
253…フィン
254…短辺部
255…長辺部
256A〜256D…端子
257a〜257d…リード線
258…電源
259a,259b…スイッチ素子
260…ヒータケース
261…閉塞壁
262…開口
263…固定板部
264…軸部
265…導入部
266…ヒータ配置部
267…空隙部
270…保持部材
271…配置穴
272…係止部
273…開口側支持部
274…閉塞側支持部
276…係止部材
277…係止部
280…位置決めプレート
281…上縁
282…下縁
300…主熱交換器
310…パイプ
320…上部ヘッダ
321…ダクト部
330…下部ヘッダ
331…ダクト部
350…副熱交換器
360…パイプ
370…上部ヘッダ
371…流入口
380…下部ヘッダ
381…ダクト部
400…処理空気ファン
410…ファンケース
411…送出部
450…再生空気ファン
460…ファンケース
461…第1ダクト部
462…第2ダクト部
490…両軸モータ
500…ダクト部材
501…第1接続部
502…第2接続部
600…ヘッド部
640…送風部
641…送風案内部
642…吹出口
645…ステッピングモータ
660…ルーバー
665…ステッピングモータ
680…規制部材
700…貯水部
720…貯水タンク
730…フロート
800…マイコン(制御部、判断部)
801…湿度センサ(湿度検出手段)
802…フォトインタラプタ
803…第1温度センサ
804…第2温度センサ
805…水位センサ
810…操作パネル
811…電源スイッチ
812A〜812C…選択スイッチ
813A〜813D…設定スイッチ

Claims (6)

  1. 処理空気から水分を吸着して再生空気に水分を回収させる除湿ロータと、
    前記再生空気及び前記除湿ロータを加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を第1出力で動作させる第1除湿工程と、前記第1除湿工程の実行中に前記加熱手段の出力を上昇させるか否かを予め設定された判断基準に基づいて判断する判断工程と、前記判断工程で出力上昇の判断が成立したときに前記加熱手段を前記第1出力より高出力の第2出力で動作させる第2除湿工程とを有する除湿処理を実行する制御部と
    を備え
    前記除湿処理で前記制御部は、前記加熱手段を前記第1出力より高出力の第3出力で動作させる仕上げ工程の実行後に、前記加熱手段の動作を停止するように構成されており、
    前記仕上げ工程は、予め設定した実行時間が経過すると終了する、除湿機。
  2. 前記仕上げ工程で動作させる前記加熱手段の前記第3出力は、前記第2除湿工程で動作させる前記加熱手段の前記第2出力より高出力である、請求項に記載の除湿機。
  3. 処理空気から水分を吸着して再生空気に水分を回収させる除湿ロータと、
    前記再生空気及び前記除湿ロータを加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を第1出力で動作させる第1除湿工程と、前記第1除湿工程の実行中に前記加熱手段の出力を上昇させるか否かを予め設定された判断基準に基づいて判断する判断工程と、前記判断工程で出力上昇の判断が成立したときに前記加熱手段を前記第1出力より高出力の第2出力で動作させる第2除湿工程とを有する除湿処理を実行する制御部と
    を備え、
    前記判断基準は予め設定した設定湿度を有し、
    前記制御部は、湿度検出手段により検出した前記処理空気の検出湿度が前記設定湿度を下回ると、前記加熱手段の出力を上昇させる、除湿機。
  4. 前記判断基準は予め設定した下限実行時間を有し、前記制御部は、前記下限実行時間の経過前には前記湿度検出手段による検出湿度に拘わらず前記加熱手段の出力を維持し、前記下限実行時間の経過後に前記検出湿度が前記設定湿度を下回ると、前記加熱手段の出力を上昇させる、請求項に記載の除湿機。
  5. 前記判断基準は予め設定した上限実行時間を有し、前記制御部は、前記上限実行時間が経過すると、前記湿度検出手段による検出湿度に拘わらず前記加熱手段の出力を上昇させる、請求項3又は4に記載の除湿機。
  6. 処理空気から水分を吸着して再生空気に水分を回収させる除湿ロータと、
    前記再生空気及び前記除湿ロータを加熱する加熱手段と、
    除湿処理を実行する制御部と
    を備え、
    前記制御部による前記除湿処理は、
    前記加熱手段を第1出力で動作させる第1除湿工程と、
    前記第1除湿工程の実行中に実行され、前記加熱手段の出力を上昇させるか否かを予め設定された判断基準に基づいて判断する判断工程と、
    前記判断工程で出力上昇の判断が成立したときに実行され、前記加熱手段を前記第1出力より高出力の第2出力で動作させる第2除湿工程と、
    前記第2除湿工程の後に実行され、前記加熱手段を前記第2出力より高出力の第3出力で動作させる仕上げ工程と
    を有し、運転開始後、前記加熱手段の動作を開始した時から前記仕上げ工程を実行するまで、前記加熱手段の出力を下げることなく段階的に上昇させるように構成されている、除湿機。
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