JP2003117283A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

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JP2003117283A
JP2003117283A JP2001319333A JP2001319333A JP2003117283A JP 2003117283 A JP2003117283 A JP 2003117283A JP 2001319333 A JP2001319333 A JP 2001319333A JP 2001319333 A JP2001319333 A JP 2001319333A JP 2003117283 A JP2003117283 A JP 2003117283A
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water
air
heat exchanger
washing
water tank
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JP2001319333A
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Shinichiro Kawabata
真一郎 川端
Tatsuo Ioku
辰夫 井奥
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F25/00Washing machines with receptacles, e.g. perforated, having a rotary movement, e.g. oscillatory movement, the receptacle serving both for washing and for centrifugally separating water from the laundry and having further drying means, e.g. using hot air 
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F58/00Domestic laundry dryers
    • D06F58/20General details of domestic laundry dryers 
    • D06F58/24Condensing arrangements
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • D06F58/00Domestic laundry dryers
    • D06F58/20General details of domestic laundry dryers 
    • D06F58/22Lint collecting arrangements

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器における冷却水等の水飛沫やリント
が、循環する空気流に巻き上げられる現象を回避する。 【解決手段】 熱交換器38や、送風機39およびヒー
タ40からなる温風生成装置を配した循環路37を介し
て、水槽24内に温風を供給する構成の洗濯乾燥機にお
いて、前記熱交換器38を構成する中空状ケース46の
中途部位に、前記水槽24と連通するバイパス路48を
形成し、該バイパス路48から空気の補充を可能とした
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾燥に寄与した後
の空気(温風)中から水分を、冷却凝縮させて除湿する
熱交換器を備えた洗濯乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の熱交換器を有する洗
濯乾燥機としては、例えば図9に示すドラム式の洗濯乾
燥機が知られている。その概略構成につき述べると、外
郭を形成する矩形の筐体1内には、回転槽として水平な
横軸に支持された円筒状ドラム2を備えたもので、該ド
ラム2内に収容された図示しない洗濯物を洗濯から乾燥
までを順に行なえるようにしている。このドラム2は、
前面に開口部3を形成していて、他の後面および周側面
に多数の透孔4を有するとともに、周側面には複数のバ
ッフル5を内方に突設している。
【0003】そして、このドラム2全体を囲うように円
筒状の水槽6が配設され、該水槽6も前面に開口部7を
形成しているが、実質的に無孔状で筐体1内にドラム2
と同軸状に弾性支持された構成としている。この水槽6
の背面側にはモータ8が装着され、その回転軸9は水槽
6を貫通して内部のドラム2と直結され、以ってドラム
2は水槽6内に回転可能に軸支される。
【0004】この水槽6を、その後方から上方にわたり
取り巻くようにして、該水槽6の前後端部に夫々連通し
てなる循環路10を形成している。この循環路10は、
一端が水槽6の背面側の下部に連通接続し、他端が前面
の開口部7に臨んで連通接続して形成されている。そし
て、この循環路10には図中矢印C方向に循環する空気
の流れに沿って、上流側から熱交換器11、次いで温風
生成装置として送風機12およびヒータ13が順に設け
られて、生成された温風が水槽6を介してドラム2内に
循環供給される構成にある。
【0005】しかるに、上記熱交換器11は、特に図1
0の断面図に示すように全体に中空容器状をなす縦長の
ケース14と、その内方上部に水冷手段として図示しな
い給水弁に接続された注水管15とから構成され、斯か
る水冷手段は下方からの循環空気(温風)に対向して上
方から水を注ぐことにより、この空気を効果的に冷却す
るものである。従って、乾燥運転時に熱交換器11内に
達した循環空気は、注水管15からの水と接触して冷却
され、その空気中に含まれる水分は凝縮されて流下し、
図9に示す水槽6底部の排水口16および開放状態の排
水弁17を経て機外に排出される。一方、熱交換器11
により除湿された空気は、前記送風機12およびヒータ
13の温風生成装置に送られて温風化され、水槽6内の
前方からドラム2内に供給される。
【0006】斯くして、上記構成において、洗濯運転を
終え乾燥運転に移行すると、モータ8によりドラム2を
所定の回転速度にて低速回転させるとともに、熱交換器
11のケース14内では注水管15から注水を開始す
る。また、送風機12とヒータ13とを作動させ温風を
生成し、該温風は循環路10を経て矢印Cにて示す方向
に水槽6内にその前端部から送り込まれ、回転中のドラ
ム2内に供給される。
【0007】そして、回転するドラム2内で撹拌されて
いる洗濯物に温風を吹き当てるようにして該洗濯物から
水分を奪って乾燥しつつ、ドラム2および水槽6の後部
から排出されて熱交換器11に至る。この乾燥に寄与後
の水分を多量に含んだ空気(温風)は、ケース14の下
部から流入し矢印C方向の上昇する流れの中で、上部の
注水管15から注がれた所謂冷却水と接触することで、
空気中の水分は冷却され凝縮して滴下することにより除
湿される。
【0008】しかして、その除湿された空気は、下流側
の温風生成装置たる送風機12およびヒータ13を経て
加熱温風化され、再び水槽6およびドラム2内に供給さ
れ、所謂循環空気は除湿および温風化の繰り返しによる
温風の循環供給が行なわれることで、機外に乾燥に寄与
した後の湿気を排出することなく快適に室内にて洗濯物
の乾燥ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種洗濯
乾燥機において、更に効率の良い乾燥性能を得るためと
か、或は乾燥容量(洗濯物量)の増大等を図る場合に
は、温風生成装置の性能が大きく影響する。即ち、ヒー
タ13で空気を加熱する温度は、洗濯物への熱的影響は
もとより、水槽6,ドラム2,循環路10等の構成部分
が長期使用に耐え且つ安全性を考慮して設定する必要が
ある。そして、通常ヒータ13の入口と出口側の空気の
温度差△Tは、ヒータ13への入力に比例し、ヒータ1
3部分を流れる空気量に略反比例する関係にある。従っ
て、ヒータ13出口の空気温度を安全で適正な温度とす
るには、ヒータ13への入力仕様に応じて必要な空気流
量が決定される。
【0010】しかしながら、上記のように循環路10中
に熱交換器11を備えた構成にあっては、送風機12の
送風性能(P−Q特性)を上げて上記空気流量を増加す
ると、熱交換器10を通過する空気の流速が速められ、
ケース14内を流れる空気と接触して撹拌状態にある注
水管15からの冷却水や、この水冷手段により除湿され
た水分の一部、所謂細かな水飛沫が巻き上げられる現象
を起し、送風機12内に吸い込まれる。更には、これま
での洗濯運転等で生じた糸屑等のリントまでをも巻き上
げることとなる。
【0011】斯くして、結果的に熱交換器11による除
湿性能が低下した如く、巻き上げられた水飛沫やリント
が送風機12やヒータ13に流入して好ましい温風化が
期待できず、むしろ乾燥性能が低下するばかりか、延い
ては故障を招くおそれもあるなどの問題を抱えていた。
尚、その対策として熱交換器10のケース14の流路面
積を大きくすることが考えられるが、常に設置スペース
が少なくて済むコンパクト設計が求められ洗濯乾燥機で
は容易なことではないし、またコスト的にも当然不利と
なる。
【0012】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、熱交換器における冷却水等
の水飛沫が、循環する空気流により異常に巻き上げられ
るのを防止できて、適正な温度の空気流量のもとに乾燥
性能の向上が期待できる洗濯乾燥機を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯乾燥機は、外郭を形成する筐体と、こ
の筐体の内部に配設された水槽と、この水槽の内部に回
転可能に配設された回転槽と、前記水槽を介して連通形
成された循環路と、この循環路の下流側に設けられた温
風生成装置と、この温風生成装置の上流側に配設され上
部に水冷手段を配し上下方向に延びた中空状ケースから
なる熱交換器とを備えたものにおいて、前記熱交換器
は、そのケースの中途部位に前記水槽と連通するバイパ
ス路を形成したことを特徴とする(請求項1の発明)。
【0014】斯かる構成によれば、回転槽内で洗濯物の
乾燥に寄与し水分を多量に含んだ空気(温風)は、水槽
を経て熱交換器のケース下部から上部に流れ、送風機等
の温風生成装置へと流れる本来の循環路に沿う空気流量
の他に、水槽から上記ケースの中途部位に短絡的に形成
されたバイパス路を経由した空気流量を得ることができ
る。従って、従来のように熱交換器を通過する流速を速
めることなく、所望の空気流量を得ることができて、水
冷手段による冷却水等の水飛沫を巻き上げることもな
く、適正な温度で且つ空気流量(温風量)を設定できて
乾燥性能の向上が期待できる。しかも、バイパス路から
の空気流量は、その流路面積を調節することで容易にで
き、以って所望の性能を得るにも調整容易で好都合であ
る。
【0015】更には、上記バイパス路からケース内に吹
き込まれた空気は、ケース内壁面に衝突した後、送風機
側に流れる。これにより、バイパス路からの空気の抗力
によって、撹拌混合状態の水飛沫はケース内壁面に衝突
して結露するに至り、それ以上の進行は阻止されるとと
もに該壁面を流下し排出される。従って、このバイパス
路の空気の抗力の作用によっても、水飛沫を巻き上げる
現象を相乗的に抑える効果を発揮できる。
【0016】そして、請求項1記載のものにおいて、バ
イパス路は、連通する水槽側入口にリントフィルタを設
けたことを特徴とする(請求項2の発明)。
【0017】斯かる構成によれば、バイパス路を経由す
る空気流に乗って運ばれたリントは、このリントフィル
タにてケース内への進入阻止若しくは捕獲される。一
方、本来の循環路を構成する熱交換器のケース下部から
進入したリントに対しては、上部の水冷手段からの注水
によりそれ以上の進行が阻止され、そして水とともに流
下して機外に排出される。従って、リントが送風機内に
吸い込まれ堆積して送風性能に低下させたり、ヒータ部
分への進入による不具合や故障等に対して、一層確実に
防止できる。
【0018】そして、請求項2記載のものにおいて、リ
ントフィルタは、洗濯水位と略同等若しくはそれより低
い位置に配設されたことを特徴とする(請求項3の発
明)。
【0019】斯かる構成によれば、上記請求項2の発明
と同様の作用効果を有するに加えて、リントフリルタに
は洗濯運転時に生ずる水流の機械的作用が常に働くた
め、これに捕獲されたリントの除去ができ、該リントフ
ィルタが目詰まりするのを防止でき、長期使用にも対処
できる点で有利である。
【0020】また、請求項1記載のものにおいて、熱交
換器のケース内には、バイパス路の近傍に位置して水飛
沫を付着集結する水飛沫回収部を設けたことを特徴とす
る(請求項4の発明)。
【0021】斯かる構成によれば、水飛沫回収部を設け
たことにより、熱交換器のケース内を流れる本来の循環
空気と冷却水との接触を十分に行ないながら、その水飛
沫を付着集結し排出して回収できるようにしたので、熱
交換作用が効率良く行なわれるとともに、バイパス路を
有する作用効果に加えて水飛沫の巻き上げ現象を一層確
実に防止でき十分な空気流量のもとに、より乾燥性能の
向上が期待できる。
【0022】そして、請求項4記載のものにおいて、水
飛沫回収部は、バイパス路より下位のケース対向面にリ
ブを交互に突設してなることを特徴とする(請求項5の
発明)。
【0023】斯かる構成によれば、水飛沫はリブに衝突
して進行が阻止されるとともに、それが結露して徐々に
滴下する。従って、バイパス路による効果に加えて、空
気流量の増加に伴う水飛沫の巻き上げ現象は確実に防止
でき、しかも巻き上げ現象を阻止しながら当該リブとの
衝突で空気と冷却水との撹拌混合も一層助長され、それ
だけ熱交換作用が一層効果的に機能することが可能とな
り、以って乾燥性能の一層の向上が期待できる。
【0024】また、請求項4記載のものにおいて、水飛
沫回収部は、バイパス路の開口方向と対向するケース内
壁面に隙間を介して網目状のフィルタ部材を取り付けて
なることを特徴とする(請求項6の発明)。
【0025】斯かる構成によれば、バイパス路からケー
ス内に吹き込まれた空気の抗力により、水飛沫はフィル
タ部材を通過した後、該フィルタ部材とケース内壁面と
の隙間に表面張力にて捕獲蓄積され、随時重力により徐
々に流下して排出される。従って、バイパス路による作
用効果に加えて、水飛沫の巻き上げ現象は回避できて有
効な空気流量を確保でき乾燥性能の向上が図れる。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1実施例をドラム式の洗濯乾燥機に適用して示
す、図1〜図4を参照して説明する。そのうち、図2お
よび図3は、洗濯乾燥機全体の概略構成を一部破断して
示したもので、図2は側面図、図3は背面板を取り外し
た状態の背面図である。まず、これら図2,3に基づき
全体の概略構成につき述べると、特に図2に示すよう
に、矩形の筐体21を構成する前面板21aの略中央部
には、洗濯物出入口22が形成されていて、この出入口
22を開閉可能とする扉23を設けている。また、筐体
21を構成する背面板21bは、着脱可能に取着されて
いる。
【0027】そして、筐体21の内部には水槽24を配
設している。この水槽24は、円筒状をなすとともに、
その軸方向が水平な横軸状に配設されて、左右一対(図
2参照)の弾性支持装置25により弾性支持されてい
る。この水槽24の内部には、回転可能な回転槽として
のドラム26を水槽24と同軸状に配設している。つま
り、ドラム26は、水平な横軸周りに支承され、洗濯運
転や脱水運転および乾燥運転に共用の回転槽として機能
するものであり、その前壁部26aを除く全周壁に多数
の透孔27と、胴部の内周面には洗濯物掻き上げ用のバ
ッフル28を複数有している(図2中に1個のみ図
示)。
【0028】しかして、水槽24およびドラム26は、
いずれも前壁部24a,26aに洗濯物出し入れ用の開
口部29,30を有しており、そのうちの水槽24の開
口部29を、ベロー31によって前記筐体21の洗濯物
出入口22に水密に連結し、ドラム26の開口部30を
水槽24の開口部29の内方に臨ませている。また、水
槽24の後壁部24bの外面中央部位には、ドラム26
を回転駆動する駆動装置としてのモータ32を配設して
いる。このモータ32は、例えば、アウターロータ形で
あり、その図示しない内側のステータを水槽24の後壁
部24bに取付固定し、その外側のロータ32aに直結
した回転軸32bを水槽24内に水密に貫通して、これ
の前端部にドラム26の後壁部26bを連結固定してい
る。
【0029】更に、水槽24の下面の最低部位には下方
に突出した凹陥部33を形成し、この凹陥部33内には
洗濯水加熱用のヒータ34を配設し、また凹陥部33の
後部には排水弁35を介して排水ホース36を連通接続
して、水槽24内の洗濯水等を排水可能としている。こ
の場合、排水弁35は電磁石やモータの駆動力で開閉制
御される電動式のものである。
【0030】一方、水槽24の外部後方から上方の前端
部分にわたり取り巻くように循環路37が設けられてい
る。この循環路37は、その下端部である一端が水槽2
4の後壁部24bの下部に連通接続された後述する熱交
換器38と、この熱交換器38の上端部に連通接続され
た送風機39と、この送風機39と並設されたヒータ4
0と、このヒータ40から水槽24の前端開口部29に
臨む位置まで延出されたダクト部41とを備え、これら
が該水槽24を介して連通状態に構成されてなるもの
で、この循環路38内を図示する矢印A方向に循環空気
が流れるようにしている。
【0031】上記のうち、送風機39およびヒータ40
は、その循環空気を加熱し温風化する温風生成装置を構
成するもので、熱交換器38で除湿された(詳細は後述
する)循環空気を温風化し、この温風はダクト部41を
経て水槽24内に吹き込まれ、内部のドラム26内に供
給される。そして、筐体21内の上部には水道等の給水
源に接続された電磁式の切替弁からなる給水弁42が設
けられ、その吐出側の分岐された一方は冷水路43を介
して前記熱交換器38の上部に連通接続され、他方は給
水路44から洗剤投入装置45を経て水槽24内に連通
接続されている。尚、洗剤投入装置45は、洗濯時に予
め用意された洗剤を給水路44からの給水とともに水槽
24に供給可能としている。
【0032】ここで、前記熱交換器38の具体的構成に
つき図1も参照して説明する。この図1は、要部である
熱交換器38の縦断面図にあって、この熱交換器38は
水槽24の後壁部24b背面に、中空容器状をなし且つ
前記モータ32を回避する円弧形状にして上下方向に延
びたケース46が装着され、その内方上部に複数の散水
孔を有する注水管47が配設されて前記した冷水路43
と接続されている。そして、ケース46の下端部の吸気
口38aが水槽24に連通接続され、上端部は前記送風
機39の吸気口39aに連通接続されている。
【0033】従って、乾燥運転時における熱交換器38
に達した循環空気が、矢印Aで示す上昇方向に流れるの
に対し、これと対向する上方向からシャワー状に注がれ
た注水管47からの水とが衝突するようにして撹拌混合
される。この注水管47は、水冷手段として所謂冷却水
を流すことにより、縦長のケース46内にて水と空気と
が効果的に接触して熱交換され、循環空気は冷却され該
空気中に含まれる水分は凝縮して流下するようになり、
以って循環空気は除湿される。
【0034】このように、熱交換器38はケース46の
上下端部が連通接続して本来の循環路37を構成してな
るのに加えて、更にケース46の中途部位に下端部の吸
気口38aに対し、短絡的に水槽24と連通する管状の
バイパス路48を設けている。しかして、このバイパス
路48からケース46内に吹き込まれた空気は、上部の
送風機39に取り込まれるが、該送風機39側に取り込
まれる前段において、ケース46内への空気流量の増加
を可能ならしめている。
【0035】次に、上記構成の洗濯乾燥機の作用につき
述べる。まず、使用者による所望の運転コースが設定さ
れ、例えば一般的な「標準コース」が選択設定されてい
るとして、以下概略説明する。運転が開始されると、図
示しない洗濯物の洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程が
順に行われる。このうち、洗い行程では、給水弁42が
開放動作して、洗濯水(水道水)が給水路44および洗
剤投入装置45を経て洗剤とともに水槽24内に供給さ
れる。そして、図示しない水位センサにて所定量の給水
が行われたことを検知すると、モータ32が駆動され洗
濯物を収容したドラム26を低速回転(例えば45rp
m)させる。これに伴い、該ドラム26内の洗濯物をバ
ッフル28にて逐次掻き上げては落下させる運動を与
え、その衝撃力を利用して洗う所謂たたき洗いが所定時
間行なわれる。
【0036】ところで、この種洗濯乾燥機では、その洗
濯水位は水槽24およびドラム26の下部領域を占める
程度の比較的少量で良いことが特徴であるが、上記たた
き洗いを効果的に行なうには洗濯物を逸早く洗濯水(洗
剤溶液)にて湿潤させることが重要である。そこで、こ
の洗い行程の初期に一時的にドラム26の回転速度を上
げて(例えば80rpm)、低水位の洗濯水を掻き上げ
るようにすることで透孔27を介して洗濯物を早期に湿
潤させるようにしている。
【0037】次のすすぎ行程では、給水弁42から清浄
な洗濯水としての水道水が水槽24内に供給され、その
給水後に、ドラム26がモータ32により低速回転され
ることにより、該ドラム26内の洗濯物を上記洗い行程
と同様のたたき洗いが行なわれてすすがれる。このすす
ぎ行程は、所定時間同じ動作を2回繰り返し行なわれ
る。次いで脱水行程に移行すると、ドラム26がモータ
32により高速回転されることにより、洗濯物に含まれ
た水分を遠心力にて透孔27から遠心放出し、排水弁3
5および排水ホース36を順に介して機外に排水する。
【0038】そして、最終の乾燥行程では、ドラム26
がモータ32により低速回転されるとともに、給水弁4
2が開放動作し、この場合は冷水路43側からのみの給
水がなされる。この冷水路43を経た水は、熱交換器3
8に至り注水管47からシャワー状に注水を行なう。ま
た、循環路37中に配設された温風生成装置たる送風機
39およびヒータ40も通電作動され、空気を循環しつ
つ加熱温風化する。
【0039】従って、温風は、図2の矢印Aで示すよう
にダクト部41を介して水槽24内にその前端開口部2
9から供給され、ドラム26内に前面の開口部30を経
て取り込まれ、洗濯物に吹き当てるようにして撹拌され
る洗濯物と効果的に接触し乾燥する。この乾燥作用に寄
与して蒸発した水分を含んだ空気(温風)は、ドラム2
6の透孔27を経て排出され水槽24の後方下部から、
特に図1に示すように熱交換器35の吸気口38aから
流入して、ケース46内を矢印Aで示す上昇方向に流れ
る。
【0040】この結果、熱交換器35では、ケース46
内の下方からは水分を含んだ空気(温風)が上昇してく
るのに対し、上部の注水管47からは冷却水が落下し或
は内壁面を流下してきて、これらが衝突して撹拌混合さ
れる。この撹拌混合により、空気と冷却水との接触が十
分に行なわれ、効率良く熱交換され水分は凝縮されて除
湿される。ところが、この際に生じた水飛沫が空気流に
巻き上げられ、送風機39側に吸い込まれる現象が起こ
り易く、この現象は送風機39やヒータ40の温風生成
装置による空気の加熱温度や空気流量の増大を図るほど
顕著に現われ、且つ洗濯物から生じたリントが混入して
いれば、リントも水飛沫とともに巻き上げられることと
なる。
【0041】しかるに、本実施例では上記したように熱
交換器38のケース46の中途部位に、水槽24と短絡
的に連通するバイパス路48を設けたので、本来の循環
空気が流れる矢印A方向に対し、これとは直交する方向
にバイパス路48からケース46内に図1中矢印Bで示
す別の空気流が流れ込む。このことは、矢印A方向に流
れる循環空気の流速を速めることなく、バイパス路48
から矢印B方向に吹き込まれる空気の補充を得て流量の
増大を図ることができる。
【0042】これにより、今ヒータ39の出口側の空気
温度を、安全性を考慮した適正な温度以下とするのに必
要な総空気流量をG0とし、また熱交換器38にて本来
の循環空気が冷却水と接触して水飛沫を巻き上げない空
気流量をG1とすると、バイパス路48からの空気流量
G2は、総空気流量G0から空気流量G1を差し引いた値
(G2=G0−G1)となるように設計すれば良い。
【0043】この場合、上記総空気流量G0は、送風機
39の送風性能を示すP−Q(圧力−流量)特性から決
定される値であり、また上記空気流量G1,G2は、熱交
換器38とバイパス路48の夫々の流路抵抗の割合で決
定される値である。従って、総空気流量G0は送風機3
9の送風性能(ファン回転数)で調節でき、また空気流
量G1とG2の割合はバイパス路48の流路面積で調節可
能で、以って所望とする適正な空気流量の設定ができ
る。
【0044】また、このバイパス路48からケース46
内に吹き込まれた空気は、対向する内壁面に衝突した
後、矢印A方向に流れて上記した総空気流量G0を得る
のであるが、このバイパス路48からの矢印B方向の空
気の抗力により、上昇方向に流れていた水飛沫をケース
46内壁面に衝突させることとなり、この衝突した水飛
沫は徐々に壁面を滴下して排出される。
【0045】上記実施例によれば、次の効果を有する。
乾燥性能の向上を図るには、ヒータ40による空気の加
熱温度を上げるとともに、耐熱性をも考慮して送風機3
9による空気流量の増大を図り、以って適正な温度の温
風量を供給することが重要である。ところが、熱交換器
38を流れる空気の流速を速めて流量を多くすることに
は問題があって、即ち、速い空気流により冷却用の水や
リントを巻き上げる現象が生じて、水分の多い温風とな
って乾燥効率を悪くしたり、更にはリントを巻き上げる
などして、延いてはこれが下流側の送風機39やヒータ
40の故障の要因となるおそれがある。
【0046】しかるに、本実施例によれば、上記の如く
送風機39やヒータ40の温風生成装置には、熱交換器
38のケース46内の空気の流速を速めることなく、バ
イパス路48から空気を補充して必要な空気流量を供給
できる構成とした。従って、冷却水や空気中の水分等の
水飛沫やリント等を巻き上げる現象を回避でき、また耐
熱安全性を考慮した適正な温風に再生でき、且つ故障の
誘因も断つなどして効率の良い乾燥性能の改善が図れ
る。
【0047】また、斯かる構成によれば、バイパス路4
8からの空気の抗力により、上昇方向に流れていた水飛
沫をケース46内壁面に衝突させた後、この衝突した水
飛沫は徐々に壁面を滴下して排出されるので、この点に
おいても水飛沫の巻き上げ現象を抑制できる。しかし
て、熱交換器38を大型化することなく性能向上に対処
でき、バイパス路48も簡単な構成にて製作できるな
ど、この種洗濯乾燥機をコンパクト構成に維持できる。
【0048】(変形例)図4は、上記実施例に関する変
形例を示す図1相当図である。このものは、上記実施例
とは熱交換器49の構成において異なるのみで、即ち、
この熱交換器49は、水槽24の主に後壁部24b等の
後部外壁面を一部兼用して、これに覆うように構成され
たケース50からなるもので、他は上記実施例と共通で
ある。しかるに、上記ケース50の高さ方向の中途部位
に設けられたバイパス路51は、この場合、兼用の上記
後壁部24bに貫通穴を設けることで形成され、また熱
交換器49の下端部の吸気口49aも上記同様の貫通穴
を設けることで形成できる。
【0049】しかして、この変形例においても熱交換器
49の機能としては、上記実施例と実質的に同一である
とともに、同一理由のもとに総空気流量G0は、送風機
39の送風性能(ファン回転数)で調節でき、また空気
流量G1とG2の割合はバイパス路51の流路面積で調節
可能で、以って適正な空気流量の設定ができて、冷却水
や空気中の水分およびリント等を巻き上げる現象は回避
でき、且つ安全性を考慮した温風のもとに効率の良い乾
燥性能が期待できる。
【0050】上記実施例に対し、図5〜図8は本発明の
第2〜第5実施例を示したもので、上記第1実施例と同
一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる
部分についてのみ説明する。
【0051】(第2の実施の形態)上記のうち、図5は
本発明の第2実施例を示したもので、同図(a)は図1
相当図であり、同図(b)は水槽24の内側から見た要
部の側面図である。この実施例は、上記第1実施例に対
し、バイパス路48の水槽24側入口を覆うようにリン
トフィルタ52を設けたもので、その余の構成は共通と
するものである。
【0052】上記構成とすることにより、乾燥行程時に
洗濯物から遊離したリントが、水槽24を経て矢印B方
向への空気流とともにバイパス路48から熱交換器38
の上部であるケース46内に進入するおそれがあるが、
本実施例では上記リントフィルタ52にて進入が阻止さ
れ且つ多くは捕獲されて、送風機39以降に吸い込まれ
ことはない。
【0053】尚、本来の循環空気(矢印Aで示す)の流
れに乗ってリントが熱交換器38の下部であるケース4
6内に侵入したとしても、その流速はバイパス路48に
より冷却水等の水飛沫を巻き上げない速さの空気流量に
設定されているので、注水管47からの注水にて捕獲さ
れる如くして下方に押し流され、冷却水とともに機外に
排出される。但し、リントが熱交換器38への進入を確
実に阻止したいのであれば、その下端部の吸気口38a
にも図示しないリントフィルタを設けるようにすれば良
い。
【0054】従って、本実施例によれば、上記第1実施
例に加えてリントの捕獲機能を備えてなり、リントが送
風機39の内部に吸い込まれ堆積して送風性能を低下さ
せたり、ヒータ40に進入するに伴う不具合や故障等に
対して、一層確実に対処できる。尚、リントフィルタ5
2に捕獲されたリントは、次回の洗濯行程において生成
される水流の機械的作用を受けて除去可能であり、特に
前記したように行程初期において、洗濯物に洗濯水を湿
潤させるためドラム26を高速回転(例えば80rp
m)させて撹拌した水流を得る場合には、その水流によ
る機械作用が大きくリントを除去するに好都合で、除去
された後は洗濯終了の排水とともに機外に排出される。
これにより、リントフィルタ52が目詰まり状態となる
ことを回避でき、バイパス路48等の空気流量G1,G2
や総空気流量G0が設計値と大きくずれることなく長期
使用できるものである。
【0055】(第3の実施の形態)次いで、図6は本発
明の第3実施例を示す図5相当図である。この実施例
は、特には上記第2実施例におけるリント除去効果の更
なる改善を図ったもので、バイパス路48の水槽24側
の入口に、これを大きく覆うようにフィルタ装置53を
設けたものである。即ち、このフィルタ装置53は、扁
平矩形状をなして上部の無孔状の閉鎖板部54と、下端
部の網目状のフィルタ部55とから構成され、この閉鎖
板部54とフィルタ部55との設定区分は、該フィルタ
部55が洗濯行程時の予め設定された洗濯水位Hと略同
等若しくはそれより低い位置に形成してある。
【0056】従って、閉鎖板部54では、その内方にバ
イパス路48に通ずる案内路56を例えば下方の洗濯水
位Hに達する位置まで延長形成し、その延長端部である
入口相当部位にフィルタ部55を一体(別体でも可)に
形成したもので、該フィルタ部55はリントを捕獲する
リントフィルタとして機能する。
【0057】斯くして、上記構成において乾燥行程時に
は、バイパス路48からの空気流(矢印Bで示す)は、
水槽24側の入口としてのフィルタ部55から空気を取
り込み、案内路56を経てバイパス路48に至り、第1
実施例と同様に必要な空気流量G2を求めることができ
る。従って、冷却水等を巻き上げることがない空気流量
G1および適正な温風量を得るべく総空気流量G0を得る
ことができる。
【0058】加えて、バイパス路48の入口としてのフ
ィルタ部55にてリントを捕獲して、リントがバイパス
路48を経てケース46内に進入することを防止すると
ともに、捕獲されたリントは洗濯水位と略同等若しくは
低い位置に配設されているので、洗濯時の水流による機
械力を常に受けることとなり、それだけリントの除去効
果が改善される。尚、フィルタ部55は、上記構成に加
えて更に上方まで拡大した構成にあっても良いもので、
斯かる場合にはやはり洗濯水位以下の部分によるリント
除去効果は上記と同様に得ることができる。
【0059】(第4の実施の形態)また、図7は本発明
の第4実施例を示す図1相当図である。この実施例は、
熱交換器57のケース58内に、バイパス路48の近傍
に位置して水飛沫を付着集結する水飛沫回収部59を設
けたもので、やはり水飛沫やリントの巻き上げ現象を回
避できるようにした、特には熱交換器57の構成を改善
したものである。即ち、水飛沫回収部59は、バイパス
路48の近傍下位のケース58内の対向面に、複数のリ
ブ60を交互に突設してなるものである。従って、この
水飛沫回収部59による通路は、ジグザグ状に形成され
る。但し、各リブ60は、同一形状としなくても良い。
【0060】上記構成によれば、乾燥行程時には第1実
施例と同様に矢印Bで示すバイパス路48から必要な空
気流量G2を求めることができ、そして矢印Aで示す本
来の循環空気である吸気口57aからの冷却水等を巻き
上げることがない空気流量G1、そして適正な温風量を
得るべく総空気流量G0を得ることができるもので、こ
れに加えて本実施例では水飛沫回収部59を設けてい
る。即ち、この水飛沫回収部59を構成する各リブ60
により、ジグザグ状の通路を循環空気が通過する際(矢
印Aで示す)、該空気中の水分や冷却水の飛沫等が各リ
ブ60の下面に当接して付着集結し、これが結露するな
どして回収され、水飛沫がそれ以上に進行することが抑
えられる。
【0061】しかして、第1実施例に増して更に水飛沫
やリントを巻き上げる現象を一層確実に防止でき、或は
上記空気流量G1の流速を若干速めて総空気流量G0+α
(増分)とすることも可能となるなど、乾燥性能の一層
の向上が期待でき、或は空気流量に余裕ができ設計的自
由度が増して信頼性のより高い温風生成装置を得ること
ができる。加えて、巻き上げ現象を阻止しながら当該リ
ブ60との衝突で空気と冷却水との撹拌混合が助長さ
れ、それだけ熱交換作用が一層効果的に機能することが
可能となり、この点からも効率の良い乾燥性能の改善が
見込める。
【0062】(第5の実施の形態)また、図8は本発明
の第5実施例を示す図1相当図で、特には上記第4実施
例と具体的手段において異なる水飛沫回収部61を設け
たものである。即ち、本実施例の上記水飛沫回収部61
を備えた熱交換器62は、バイパス路48の開口方向に
対向するケース63の内壁面に凹部64を形成すべく、
その一部分を外方に膨出形成している。この凹部64
は、例えば円形状(矩形でも可)をなして言わば浅皿状
に形成されていて、上記水飛沫回収部61は、その凹部
64前面に僅かの隙間Sを介して網目状のフィルタ部材
65設けた構成としている。
【0063】上記構成によれば、乾燥行程時には第1実
施例と同様に矢印Bで示すバイパス路48から必要な空
気流量G2を求めることができ、そして矢印Aで示す吸
気口62aからは冷却水等を巻き上げることがない空気
流量G1、そして適正な温風量を得るべく総空気流量G0
を得ることができる。しかるに、本実施例における水飛
沫回収部61によれば、バイパス路48からの空気の抗
力により、ケース63内を上昇してくる冷却水等の飛沫
をフィルタ部材65側に押しやるように付勢する。この
ため水飛沫は、フィルタ部材65を通過して凹部64内
面に衝止され、フィルタ部材65との間の隙間Sに主に
表面張力の作用にて付着集結して捕獲され、やがては蓄
積された重力によりフィルタ部材65下部より徐々に流
下して回収され、以って水飛沫がそれ以上に進行するこ
とが抑えられる。
【0064】従って、本実施例においても上記第4実施
例と同様に、水飛沫やリントを巻き上げる現象を一層確
実に防止でき、或は上記空気流量G1の流速を若干速め
て総空気流量G0+α(増分)とすることも可能となる
など、乾燥性能の一層の向上が期待でき、或は空気流量
に余裕ができてそれだけ設計的自由度が増し、信頼性の
より高い温風生成装置を得ることができる。尚、本実施
例では凹部64を設けて隙間Sを有する構成としたが、
これに限らず例えば凹部64を形成しないで、フィルタ
部材側を浅皿状に曲成して隙間を形成する構成としても
良い。
【0065】その他、本発明は上記し且つ図面に示した
実施例に限定されるものではなく、例えば熱交換器のケ
ースの中途部位に形成したバイパス路は、該熱交換器下
端部の吸気口と上部の送風機の吸気口までの間に連通し
て形成すれば良いし、また、回転槽は横軸形のドラム構
造に限らず縦軸形の回転槽構造でも良いなど、実施に際
して本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更可能で
ある。
【0066】
【発明の効果】以上述べたことから明らかなように、本
発明の洗濯乾燥機は、熱交換器を構成する中空状ケース
の中途部位に水槽と連通するバイパス路を形成して、空
気流量を補充可能とした。これにより、熱交換器を流れ
る循環空気の流速を速めることなく、所望の空気流量を
得て適正な温度に加熱された温風を供給できて、水飛沫
等の巻き上げ現象を回避した上で乾燥性能の向上が図れ
る洗濯乾燥機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の縦断面図
【図2】洗濯乾燥機全体の概略構成を一部破断して示す
側面図
【図3】筐体の背面板を取り外した状態の一部破断して
示す背面図
【図4】変形例を示す図1相当図
【図5】本発明の第2実施例を示し、(a)は図1相当
図で、(b)は水槽内方から見た側面図
【図6】本発明の第3実施例を示す図5相当図
【図7】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【図9】従来例を示す図2相当図
【図10】図1相当図
【符号の説明】
21は筐体、24は水槽、26はドラム(回転槽)、3
7は循環路、38,49,57,62は熱交換器、39
は送風機(温風生成装置)、40はヒータ(温風生成装
置)、46,50,58,63はケース、47は注水管
(水冷手段)、48,51はバイパス路、52はリント
フィルタ、53はフィルタ装置、54は閉鎖板部、55
はフィルタ部(リントフィルタ)、56は案内路、5
9,61は水飛沫回収部、60はリブ、64は凹部、お
よび65はフィルタ部材を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA16 BA29 CA02 CB07 CB49 CB52 CB55 CB56 CB57 DB12 MA02 4L019 AA02 AD04 AG02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外郭を形成する筐体と、この筐体の内部
    に配設された水槽と、この水槽の内部に回転可能に配設
    された回転槽と、前記水槽を介して連通形成された循環
    路と、この循環路の下流側に設けられた温風生成装置
    と、この温風生成装置の上流側に配設され上部に水冷手
    段を有し上下方向に延びた中空状ケースからなる熱交換
    器とを備えたものにおいて、 前記熱交換器は、そのケースの中途部位に前記水槽と連
    通するバイパス路を形成したことを特徴とする洗濯乾燥
    機。
  2. 【請求項2】 バイパス路は、連通する水槽側入口にリ
    ントフィルタを設けたことを特徴とする請求項1記載の
    洗濯乾燥機。
  3. 【請求項3】 リントフィルタは、洗濯水位と同等若し
    くはそれより低い位置に配設されたことを特徴とする請
    求項2記載の洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】 熱交換器のケース内には、バイパス路の
    近傍に位置して水飛沫を付着集結する水飛沫回収部を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  5. 【請求項5】 水飛沫回収部は、バイパス路より下位の
    ケース対向面にリブを交互に突設してなることを特徴と
    する請求項4記載の洗濯乾燥機。
  6. 【請求項6】 水飛沫回収部は、バイパス路の開口方向
    と対向するケース内壁面に隙間を介して網目状のフィル
    タ部材を取り付けてなることを特徴とする請求項4記載
    の洗濯乾燥機。
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