JP2003116659A - 車両用シートのシートクッション - Google Patents

車両用シートのシートクッション

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JP2003116659A
JP2003116659A JP2001319636A JP2001319636A JP2003116659A JP 2003116659 A JP2003116659 A JP 2003116659A JP 2001319636 A JP2001319636 A JP 2001319636A JP 2001319636 A JP2001319636 A JP 2001319636A JP 2003116659 A JP2003116659 A JP 2003116659A
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seat
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JP2001319636A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Hamano
野 芳 久 濱
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Johnson Controls Automotive Systems KK
Original Assignee
Johnson Controls Automotive Systems KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵩高の立体構造織編物からなる表皮材をシー
トフレームの弯曲に合わせて張設する。パッド材が不要
で重量を軽量化する。シートフレームの前部フレームの
線状の当たり感を解消する。クッション性及び感触性を
向上させる。 【解決手段】 パイプフレームからなるシートフレーム
13の左右一対のサイドフレーム13bの前部間に支持
体21を取付ける。支持体21を上部支持体21aと下
部支持体21b及び前部フレーム13aを被覆する前垂
れ部21cとから一体に形成する。表皮材15の立体構
造織編物を表裏の織編物からなる表面基布16と裏面基
布17と、前記表裏の基布16,17と一体に織編され
た弾力性を有する中間層18とから形成する。前部フレ
ーム13aを前垂れ部21cと立体構造織編物からなる
表皮材15の先端15aにより被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートのシ
ートクッションに関し、更に詳細に説明すると、シート
フレームと、該シートフレームに取付けられる立体構造
織編物から形成された表皮材とを備える車両用シートの
シートクッションに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、車両用シート等は、シートフレー
ムと、このシートフレームに載置されたパッド材と、こ
れらシートフレーム及びパッド材を被覆する表皮材とか
ら形成されている。また近時車両用シートの通気性を向
上させ、重量を軽減するために、シートフレームに網目
状に形成されたネットをシートフレームに所定の張力で
引っ張った状態で取付けた車両用シート(特開2000
−79840号公報)が提案されている。
【0003】また、特開平6−57579号公報には、
ダブルラッセル織機等による表裏両面基布と、それら表
裏両面基布を連結する連結糸よりなる5mm以上の厚さを
有する嵩高織編物からなる多層構造織編物が開示されて
いる。図5及び図6に示す如く、車両用シートのシート
クッション1は、パイプフレーム等から略四角枠状に屈
折形成されたシートフレーム3に、嵩高織編物の立体構
造織編物からなる表皮材5を取付けて形成され、ウレタ
ン等からなるパッド材を省略している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用シートの
シートクッション1において、嵩高の立体構造織編物か
らなる表皮材5を略四角枠状のシートフレーム3に取付
ける場合には、シートクッション1を薄型化できるも、
嵩高の立体構造織編物からなる表皮材5が弾力性を有し
着座者Hの重量により伸びるため、シートフレーム3に
対して着座者Hが潜り込み、着座者Hの大腿部がシート
フレーム3の前部フレーム3aに当たり、着座者Hに前
部フレーム3aの線状の当たり感を与える虞れを有し、
長時間の着座姿勢により窮屈感や底付き感等の不快感を
与える虞を有していた。
【0005】本発明の目的は、嵩高の立体構造織編物か
らなる表皮材をシートフレームの弯曲に合わせて張設す
ることができ、外観が優れ、パッド材が不要で重量を軽
量化することができ、シートを薄型化でき、シートフレ
ームの前部フレームの線状の当たり感を解消することが
でき、尻部の窮屈感や底付き感等を解消することがで
き、クッション性及び感触性を向上させることができ、
座り心地を向上させることができる経済性に優れた車両
用シートのシートクッションを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートのシートクッションは、シートフレームと、該
シートフレームに取付けられる立体構造織編物から形成
された表皮材とを備える車両用シートのシートクッショ
ンにおいて、前記シートフレームがパイプフレームから
形成され、該パイプフレームの左右一対のサイドフレー
ムの前部間に支持体を取付け、該支持体にパイプフレー
ムの前部フレームを被覆する前垂れ部を形成し、前記表
皮材の立体構造織編物は表裏の織編物からなる表面基布
と裏面基布とを有すると共に、前記表裏の基布と一体に
織編された弾力性を有する中間層とを有し、前記パイプ
フレームの前部フレームが支持体の前垂れ部と立体構造
織編物からなる表皮材により被覆されていることを特徴
とする。
【0007】本発明の請求項2に記載の車両用シートの
シートクッションは、前記支持体が上下2重に形成さ
れ、前記パイプフレームの左右一対のサイドフレームが
上下2重の支持体により被覆されていることを特徴とす
る。
【0008】本発明の請求項3に記載の車両用シートの
シートクッションは、前記上下2重の支持体の上部の支
持体と一体に前垂れ部が形成され、該前垂れ部の先端が
前記表皮材の前端と共にパイプフレームの前部フレーム
に係止されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用シート
のシートクッションを図面を参照して詳述する。図1乃
至図4は本発明に係る車両用シートのシートクッション
を夫々示すもので、図1は車両用シートのシートクッシ
ョンの側断面図であり、図2はシートクッションのシー
トフレームに支持体を取付けた状態の側面図、図3はシ
ートクッションのシートフレームと支持体の分解斜視
図、図4はシートフレームに支持体を取付けた状態の斜
視図である。
【0010】図2乃至図4に示す如く、車両用シートの
シートクッション11はパイプフレーム等から略四角枠
状に屈折形成されたシートフレーム13に、嵩高織編物
の立体構造織編物からなる表皮材15を取付けて形成さ
れ、ウレタン等からなるパッド材を省略している。前記
シートフレーム13は前部フレーム13aと左右一対の
サイドフレーム13b,13b及び後部フレーム13c
とから略四角枠状に形成されている。
【0011】シートフレーム13は通常の鋼材の他、ア
ルミ合金,マグネシウム合金等から形成することができ
る。このシートフレーム13は断面円形状に形成されて
いるが、断面四角形状やその他の多角形とすることがで
きる。また左右一対のサイドフレーム13b,13bに
は前後一対の脚部14が設けられている。略四角枠状の
シートフレーム13に沿って表皮材15の端末を係止す
るワイヤー等を固着することもでき、シートフレーム1
3に形成された係止部に直接係止することもできる。
【0012】図1に示す如く、前記シートクッション1
1は前記シートフレーム13に張設された表皮材15を
有している。この表皮材15は、表裏の織編物からなる
表面基布16と裏面基布17とを有すると共に、前記表
裏の基布16,17と一体に織編された弾力性を有する
中間層18とを有する立体構造織編物から形成されてい
る。
【0013】前記立体構造織編物からなる表皮材15は
ナイロン,PP,PE等の合成樹脂繊維から形成するこ
とができ、弾力性や引張強さは糸のフィラメントの太さ
により種々得ることができ、表皮材15の厚さは5mm以
上の厚さに形成することができる。尚、本実施の形態で
は厚さ10mmのものを用いた。この立体構造織編物から
なる表皮材15はダブルラッセル編機等で製造すること
ができる。尚、立体構造織編物の更に詳細な構成は従来
の技術で示した、特開平6−57579号公報の技術を
援用する。
【0014】前記立体構造織編物からなる表皮材15を
シートフレーム13に張設する前に、図2乃至図4に示
す如く、パイプフレームからなるシートフレーム13の
左右一対のサイドフレーム13b,13bの前部間に支
持体21が取付けられる。
【0015】前記支持体21は上下2重に形成され、前
記シートフレーム13の左右一対のサイドフレーム13
b,13bの前部が上下2重の支持体21a,21bに
より被覆されている。前記上部の支持体21aと一体に
前垂れ部21cが形成され、この前垂れ部21cの先端
が前記表皮材15の前端15aと共にシートフレーム1
3の前部フレーム13aに係止される。
【0016】前記支持体21は表皮材15と同一の立体
構造織編物から形成することができ、また異なる立体構
造織編物、または他の種々の弾力性または伸縮性を有す
る表皮材から形成することができる。また前記支持体2
1は設置時の初張力や材質により、前記表皮材15の張
り具合と合わせて支持感を調節することができる。また
上部の支持体21aより下部の支持体21bの弾力性ま
たは伸縮性を小さく設定することもできる。
【0017】尚、本実施の形態では支持体21の前垂れ
部21cを上部の支持体21aと一体に形成したが別体
を縫着等により連結してもよい。更に前垂れ部21cを
袋状に形成してもよく、支持体21全体を袋状とするこ
ともできる。支持体21を袋状とすることにより組付け
作業を簡易迅速に行うことができる。
【0018】前記支持体21の上下2重の支持体21
a,21b側を前部フレーム13a側からシートフレー
ム13の左右一対のサイドフレーム13b,13bを被
覆するように挿入し、左右一対のサイドフレーム13
b,13bの前部間に支持体21の上下2重の支持体2
1a,21bを取付ける。サイドフレーム13b,13
bが上下2重の支持体21a,21bにより被覆され
る。
【0019】これにより、支持体21の前垂れ部21c
の先端を前記表皮材15の前端15aと共にシートフレ
ーム13の前部フレーム13aに係止し、表皮材15の
他端をシートフレーム13の左右一対のサイドフレーム
13b,13b及び後部フレーム13cに前後左右方向
に引っ張り端末処理する。
【0020】支持体21の上下2重の支持体21a,2
1b及び前垂れ部21cにより前部フレーム13aの線
状の当たり感を防止することができる。また前垂れ部2
1cを上部支持体21aと一体に形成することにより、
シートクッション11の表面の一体感を得ることができ
る。
【0021】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用シートのシー
トクッションの実施の形態であるが、本発明の請求項1
に記載の車両用シートのシートクッションによれば、シ
ートフレームがパイプフレームから形成され、該パイプ
フレームの左右一対のサイドフレームの前部間に支持体
を取付け、該支持体にパイプフレームの前部フレームを
被覆する前垂れ部を形成し、前記表皮材の立体構造織編
物は表裏の織編物からなる表面基布と裏面基布とを有す
ると共に、前記表裏の基布と一体に織編された弾力性を
有する中間層とを有し、前記パイプフレームの前部フレ
ームが支持体の前垂れ部と立体構造織編物からなる表皮
材により被覆されているので、嵩高の立体構造織編物か
らなる表皮材をシートフレームの弯曲に合わせて張設す
ることができ、外観が優れ、パッド材が不要で重量を軽
量化することができ、シートを薄型化でき、シートフレ
ームの前部フレームの線状の当たり感を解消することが
でき、尻部の窮屈感や底付き感等を解消することがで
き、クッション性及び感触性を向上させることができ、
座り心地を向上させることができる。
【0022】また、本発明の請求項2に記載の車両用シ
ートのシートクッションによれば、前記支持体が上下2
重に形成され、前記パイプフレームの左右一対のサイド
フレームが上下2重の支持体により被覆されているの
で、着座者Hの大腿部が支持体と表皮材の3重の支持構
造により支持され、シートフレームの前部フレームの線
状の当たり感を解消することができる。
【0023】また、本発明の請求項3に記載の車両用シ
ートのシートクッションによれば、前記上下2重の支持
体の上部の支持体と一体に前垂れ部が形成され、該前垂
れ部の先端が前記表皮材の前端と共にパイプフレームの
前部フレームに係止されているので、組付け作業を簡易
迅速に行え、シートフレームの前部フレームが支持体の
前垂れ部の先端と表皮材の前端とで被覆され、シートフ
レームの前部フレームの線状の当たり感を解消すること
ができる。
【0024】本発明の車両用シートのシートクッション
によれば、嵩高の立体構造織編物からなる表皮材をシー
トフレームの弯曲に合わせて張設することができ、外観
が優れ、パッド材が不要で重量を軽量化することがで
き、シートを薄型化でき、シートフレームの前部フレー
ムの線状の当たり感を解消することができ、尻部の窮屈
感や底付き感等を解消することができ、クッション性及
び感触性を向上させることができ、座り心地を向上させ
ることができる経済性に優れた車両用シートのシートク
ッションを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートのシートクッション
の側断面図。
【図2】本発明に係る車両用シートのシートクッション
のシートフレームに支持体を取付けた状態の側面図。
【図3】本発明に係る車両用シートのシートクッション
のシートフレームと支持体の分解斜視図。
【図4】本発明に係る車両用シートのシートクッション
のシートフレームに支持体を取付けた状態の斜視図。
【図5】従来の車両用シートのシートクッションの斜視
図。
【図6】従来の車両用シートのシートクッションの側断
面図。
【符号の説明】
12 シートクッション 13 シートフレーム 13a 前部フレーム 13b サイドフレーム 13c 後部フレーム 14 脚部 15 表皮材 15a 前端 16 表面基布 17 裏面基布 18 中間層 21 支持体 21a 上部の支持体 21b 下部の支持体 21c 前垂れ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートフレームと、該シートフレームに
    取付けられる立体構造織編物から形成された表皮材とを
    備える車両用シートのシートクッションにおいて、 前記シートフレームがパイプフレームから形成され、該
    パイプフレームの左右一対のサイドフレームの前部間に
    支持体を取付け、該支持体にパイプフレームの前部フレ
    ームを被覆する前垂れ部を形成し、前記表皮材の立体構
    造織編物は表裏の織編物からなる表面基布と裏面基布と
    を有すると共に、前記表裏の基布と一体に織編された弾
    力性を有する中間層とを有し、前記パイプフレームの前
    部フレームが支持体の前垂れ部と立体構造織編物からな
    る表皮材により被覆されていることを特徴とする車両用
    シートのシートクッション。
  2. 【請求項2】 前記支持体が上下2重に形成され、前記
    パイプフレームの左右一対のサイドフレームが上下2重
    の支持体により被覆されていることを特徴とする請求項
    1に記載の車両用シートのシートクッション。
  3. 【請求項3】 前記上下2重の支持体の上部の支持体と
    一体に前垂れ部が形成され、該前垂れ部の先端が前記表
    皮材の前端と共にパイプフレームの前部フレームに係止
    されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用シ
    ートのシートクッション。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007020774A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Delta Tooling Co Ltd シート

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