JP2007533385A5 - - Google Patents

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椅子用のパッド入り被覆材
本発明は、一方では、例えば背もたれ、ヘッドレストまたは肘掛け型の椅子の部分を被覆するためのパッド入り被覆材の製造方法に関するものであり、もう一方では前記椅子の部分の骨組を形成する剛性または半剛性のサポート部材に前記パッド入り被覆材を取り付ける方法に関するものである。また、本発明は、前述の方法の対象となるパッド入り被覆材及びそのようなパッド入り被覆材で被覆される椅子の部分のサポート部材に関するものである。
椅子の部分を被覆するためのパッド入り被覆材の使用は古く、多数のいわゆる取り付け技術を生み出した。取り付け用のパッド入り被覆材は、ずっと以前から特にオフィス用家具の分野で、職場での使用が通常かなり集中することを考慮して、椅子をより快適にするために使用されてきた。
本発明の被覆材は、従来のように少なくともその厚さにおいて弾性を示す、例えば、立体構造のスポンジタイプのパッド入り材料に基づくものである。しかし、本発明において使用される材料の構造自体、および、特に本発明において詰め物を具現する材料を被覆する生地の織り目は、これまで椅子を被覆するために使用してきた詰め物には存在しなかった利点を示すものである。
次に本発明の被覆材の様々な構成要素のしかるべき方法で作業して、製造方法を技術的に及び経済的に改善させ、また、被覆材の椅子への取り付けを容易にする方法は複数の理由で独創的であり、使用者に提供する快適さに影響を及ぼす。
また、本発明の被覆材の様々な構成要素の構造によって取り付けが達成でき、その取り付けは特にそれ自体が美的であり、さらに前記構成要素の構造的特徴について極めて単純に作用して外観の変更の可能性を多数提供する。
第一に、本発明は、前述のように椅子の部分を被覆するためのパッド入り被覆材の製造方法であって、
−立体的なスポンジタイプで、少なくともその厚さにおいて弾性を示すパッド入り材料から、被覆すべき椅子の部分を被覆するのに適合した形状の部品を裁断し、
−前記部品の縁部の位置に、縁部区域が平坦になるように、部品の周縁部全体と同心の線を少なくとも二つ縫い、
−半透明の透かしのあるメッシュ生地からパッド入り部品のサイズに合致するサイズの部品を裁断し、
−パッド入り部品の上に半透明の生地製部品を重ね、そして、
−パッド入り部品に周縁の縫い目の平坦な区域の位置で半透明の生地製部品を取り付ける
ことからなることを特徴とする方法に関するものである。
単に製造上の面では、前記パッド入り材料の縁部に平坦にされた区域が存在することによって、該材料により大きな構造上の安定性を付与するので、半透明の生地製部品の取り付けを容易にすることができる。実際、パッド入り材料に剛性がないため、生地の被覆材の従来の取り付け作業は、前記取り付けが材料の弾性に逆らう応力を加えることを考慮すると困難なものになっていたが、縫った区域によってパッド入り材料の弾性のある厚みをかなりの程度小さくすることができる。
好ましくは、この周縁区域の平坦化を完全にするために、実際には、パッド入り部品はその縁部の位置で複数の同心の縫い線に覆われており、その本数は通常五本から十本の間で選択される。
縫い線によってこの区域が完全にまたはしっかりと縫い付けられるほど、この区域は圧縮され、そして安定し、従って、取り付けの観点での良好な条件でカバー生地を受けることに適している。
厳密な経済的観点では、前記条件は取り付け作業を可能な限り速くする明らかな傾向がなければならず、それは、取り付け手段の実施のために状況が正確に準備された時のみ可能である。工業的なプロセスに関して、時間の短縮はコストの削減に等しく、従って、研究される方向にある。
ある一つの可能性によると、パッド入り部品はパッド入り材料の厚さに従ってアキシャル方向に延びた隣接する管に基づいた立体構造を示す。
この構造は、それ自体は新しくはないが、本発明において使用されると、快適さという明白な理由からパッド入り被覆材は本質的にその外力の方向に、すなわち、その外側支持面に垂直に弾性を示さなければならないので、極めて好都合である。また、選択した構造の管は材料の厚さの方向に延びており、従って、また本発明の被覆材がヘッドレスト、背もたれ、肘掛けなどで使用されている支持面に垂直な方向に向いている。
本発明の方法によると常に、半透明の生地製部品は隣接する管が形成する、くりぬかれた部分の出口部で、この隣接する管の境界を定める仕切り壁で塞がっていない縁部を被覆する。
この特徴は、三つの利点を示し、単に機能的な面で、とくにこの場合は間隔が密ではなく、かつ、「網」の形状を示すメッシュにより形成された間隙は、従って前記管の出口部に配置される。換言すれば、生地製部品は前記管の開口部を部分的にしか塞いでおらず、材料がより良好な状態で「呼吸する」ことを可能にする。
その上、カバーのメッシュの生地上に堆積し、このカバーの色によっては極めて目立つことがある埃の粒子は、メッシュの狭い前記網の目を通過して管の内部に捕捉されることができる。
また、この構造では、半透明の生地はパッド入りの立体的な部品の構造を見えるままにし、また、特に、隣接する管の断面がうっすら見分けられるままにしているので、この構造は審美的に好ましい外観を示す。管に付与された形状と使用された色の作用によって、全体が目に立体的な感覚をもたらし、製品に文句なく独創的な外観を付与する。
好ましくは、管の境界を定める仕切り壁で塞がっていない縁部は、半透明の生地が被覆する表面全体にわたって反復される隣接する同一の模様を形成することができる。より正確には、前記の隣接する模様は蜂の巣の形状を示すことができる。
この蜂の巣状の構造は、メッシュ生地製の被覆材と同時にパッド入り部品を形成する合成材料との色の選択によって微妙な色の差異はあるが、生地製部品を通して少なくとも部分的には目に見える。このように、視覚的に対抗する色を取り上げて(例えば、メッシュ生地には黒、少なくとも隣接する管の塞がっていない端部には白)コントラストを作ることができ、さらに、いくつかの管を着色することによって作られるイメージやロゴを浮き出させることができる。
しかしながら、メッシュを取り付ける前にパッド入り部品の縁部を縫うことによる圧縮が有する利点は、前記取り付けを容易にするということだけではない。圧縮によって、さらに、パッド入り被覆材が張り付けられる椅子の部品のコアを形成するサポート部材にこのようにして製造されたパッド入り被覆材を取り付ける方法を実施することが可能になる。
また、本発明は例えば椅子の背もたれ、ヘッドレストまたは肘掛け用の剛性または半剛性のサポート部材構造へのパッド入り被覆材の取り付け方法に関するものであって、該方法は、
−形状がサポート部材の周縁部の形状にほぼ一致する周縁部の縫い線を有し、最も内側の縫い線が前記サポート部材の輪郭をほぼ辿るように配置されているパッド入り被覆材を製造し、
−縫い線の平坦化された区域の内側に中心を合わせて、被覆すべきサポート部材の表面にパッド入り被覆材を配置し、
−サポート部材の縁部の周囲で縫い線で平坦化された縁部を折り曲げ、前記サポート部材の裏面に対して縁部をかぶせるようにして、
−平坦化された前記縁部をサポート部材の裏面に取り付ける
ことからなることを特徴とする方法である。
平坦化された周縁区域では、実際、パッド入り材料が縫い目の影響を受けない中心区域と比較して柔軟性と可撓性がかなり大きくなっている。この向上した可撓性によって剛性サポート部材の周囲に周縁部を折り曲げることが容易に実行できるようになり、従って、可撓性がより大きなこの区域がサポート部材の周囲部分にほぼ合致し、この区域に対して芯合わせを行うことができることが重要である。
しかしながら、周縁部を平坦化することによって可撓性を改良しても十分ではない。この区域では、厚さ方向の弾性を削減すると、もたれた場合材料が快適でなくなる。従って、平坦化された前記縁部はサポート部材の表面の周縁部分、さらに詳細にはパッド入り被覆材で被覆される周縁部上に延びてはいけない。このとき、芯合わせは好ましくは内側縫い線に対して実施されなければならない。
サポート部材の裏面での機械的な取り付け手段はもちろん多数ある。本発明によると、好ましくは、平坦化された縁部はその裏面にホチキス留めされることが考えられる。
そのようなホチキス留めは、容易にオートメーション化され、迅速な作業となり、従って経済的にも好ましい。
本発明は、また、前述の椅子の部分を被覆するためのパッド入り被覆材であって、前述の利点を示すことができ、上述の方法で実施できる特徴を備える被覆材に関するものである。
参考までに、この被覆材は例えばスポンジタイプの、少なくともその厚さにおいて弾性を示すパッド入り材料によって主に構成されており、半透明の透かしのあるメッシュ生地によって被覆されており、パッド入り材料は前記生地を通して少なくとも部分的に見ることのできる立体構造を有し、生地との接触部で開口するくり抜きを備える。
好ましくは、この立体構造は、材料の厚さに沿ってアキシャル方向に延びる管によって構成されており、メッシュ生地との接触部に配置されるその管の塞がっていない縁部はパッド入り材料の表面全体に展開する同一の模様を形成する。
さらに、この形状によって示される審美的な利点に加えて、詰め物を被覆する生地上で捕捉されなければ見えてしまうであろう粒子をある程度捕捉することができ、被覆材の呼吸適性を改良する。
特に適した手段によると、この構造により優れた機械的保持性が得られるので、管状構造の塞がっていない縁部の反復される模様によって蜂の巣の形状を形成することができる。
以前に考案された方法を実施するために、パッド入り材料の縁部は少なくとも二つの同心の縫い線によって平坦化され、メッシュ生地はこの縫い線の区域で前記材料に取り付けられる。
前記方法に本質的に役立つ周縁部の平坦化は、複数の縫い線に基づく場合はもちろん最適である。しかしながら、原則的に縫い線の数が多いほど向上する機械的効率と反対にこの縫い線の数の減少を要求する経済的必然性との間で妥協点を見出さなければならない。実際、上述したように、縫い線の数は、約十本以下で、一般的に五本から十本の間である。
メッシュ生地のパッド入り材料への取り付けは、好ましくは、溶接、例えば、超音波溶接によって実施される。
そのような取り付け手段は、特にオートメーション化が容易なので、製造時に優先される経済的な要請と完全に両立する。
つまり、本発明は、背もたれ、ヘッドレストまたは肘掛け型の椅子の部分を形成することができる支持部材であって、
−剛性または半剛性のサポート部材構造
−少なくとも厚さにおいて弾性を有するスポンジタイプで、くり抜きを備える立体構造を有するパッド入り材料
−前記くり抜きの開口部と接触して、パッド入り材料の表面を被覆する透かしのある半透明のメッシュ生地
から構成され、パッド入り材料と半透明の生地は、サポート部材構造面を被覆するためのパッド入り被覆材を形成することを特徴とする支持部材に関するものである。
立体構造はパッド入り材料の構造であり、従って、材料の厚さに沿ってアキシャル方向に延びる隣接する管によって構成され、開口部の境界を定めるその管の塞がっていない縁部は半透明の生地と接するパッド入り材料の表面全体にわたって反復される同一の模様を形成し、例えば蜂の巣状の形状が構成される。
これまで、半透明のメッシュ生地が大いに問題であった。しかしながら、パッド入り部品の外側の保護被覆材を構成する前記生地は、網目が緩すぎると保護と張りという生地の役割を果たすことができなくなるので、緩み過ぎた網目で形成してはならないことは言うまでもない。いずれにせよ、審美的な効果は十中八九あまり好ましくない。
それが、実際に透かしのあるメッシュの開口部のサイズが約0.1から0.5mmと小さい理由である。
一つの方法によると、メッシュ生地およびパッド入りの立体構造はポリエステルで製造される。
本発明は、添付した唯一の図1を参照して、以下により詳細に説明される。
この図は、本発明によるパッド入り被覆材によって被覆された椅子の背もたれの構成を示している。
前記被覆材が張られるサポート部材(1)は、例えばプラスチック製の板の形状であり、その板には特に背中の形に適合することができるような曲面が備えられている。このサポート部材(1)を構成する板の厚さは減少されており(数ミリメートル)、それによって、板に柔軟性がある程度付与される。板は、特に横断する屈曲を受けると、実際に変形することができる。この可撓性は、ある程度のレベルの快適さを満たすために必要である。
実際には、本発明の目的は、前記サポート部材の上に載るパッド入り材料(2)からなり、該材料はそのパッド入り材料(2)を被覆するための半透明の透かしのあるメッシュ生地(3)に結合される。このパッド入り材料は蜂の巣状の構造を示す合成材料によって製造され、この蜂の巣の巣穴はパッドの厚さに沿ってアキシャル方向に展開する。
前記の蜂の巣の形状は隣接する管を多数備えており、その管の塞がっていない縁部は六角形の外観の同一の模様を形成している。この蜂の巣状の管の構造は、それ自体知られているものである。この構造は、少なくとも厚さにおいて弾性を示し、その弾性は身体の一部分を支持する機能において本発明のパッド入り被覆材の快適さを増大させることを目的とする。特に、蜂の巣構造は、その特殊な幾何学的形状から、最大の快適さを獲得するために固さと柔らかさを同時に結び付けて、例えば使用者の背中に優れた支持を与えることが知られている。
パッド入り材料(2)の周縁部は、複数の同心の縫い線(4)を備える。この周縁区域を縫うことによって、パッド入り材料(2)の縁部を平坦化し、一方、中心区域は管状構造を保持し、従って、ある程度の厚さを示す。
平坦化された周縁区域は複数の理由で好ましい。第一に、それによってパッド入り材料(2)の可撓性がより大きくなり、以下により詳細に記載する条件でサポート部材(1)に取り付けることができる。第二に、平坦化された周縁部が存在することによって、周縁部の安定性が大きくなるので、パッド入り材料(2)へのメッシュ生地(3)の取り付けが容易になる。事実、両者が取り付けられているのはこの区域に限定されており、従って、パッド入り材料(2)と透かしのあるメッシュ生地(3)によって構成された本発明のパッド入り被覆材はその周縁区域の取り付けによってしか結合されていない。
本発明によると、最初に、パッド入り材料(2)と生地(3)とを好ましくは溶接、例えば、超音波溶接によって互いに接合する。
次に、既に述べたように中心区域よりもかなり大きく曲がる平坦化された周縁区域をサポート部材(1)の縁部の周りで折り曲げ、前記サポート部材(1)の裏面に取り付ける。この取り付けは、例えばホチキス留めによって実施されるが、他の機械的方法も同様に可能である。
芯合わせの範囲を定める内側の縫い線の配置はサポート部材(1)の外側のサイズにほぼ合わせているので、この取り付け後、このようにして構成された被覆材のパッド入り部品だけが剛性サポート部材(1)の表面上にある。従って、平坦化された部分はほとんど全部がサポート部材(1)の縁部の周りに折り曲げられるためのものである。
図面に示されているように、生地(3)のメッシュはパッド入り材料(2)の管の出口部上に配置されている。
それによって、被覆材の呼吸性が大きくなるほかに、場合によっては埃の類のミクロ粒子を捕捉することができ、それらのミクロ粒子は前記メッシュの間隙を通して前記管内に入り込むことができる。その時、これらの埃は表面では目に見えなくなり、従って、どのような状況でも本発明の被覆材の外観をより見栄えのよいものにすることに役立つ。
その上、メッシュ生地とパッド入り材料の立体構造との組み合わせは、それ自体否定しがたい審美的な長所を示す。色の遊び、例えば透かしのある生地に選択した色と異なる色を立体スポンジ(2)に選択することによって、または、少なくとも前記生地(3)と接するように配置された、管の塞がっていない縁部に異なる色を選択することによって、この長所を引き立てることができる。このように色のコントラストで遊ぶことができ、さらに、メッシュ生地(3)の後ろに配置された立体構造に複数の異なる色を使用して、ロゴ、イメージなどを浮き出させるなどして、審美的な効果をさらに高めることができる。
本発明によるパッド入り被覆材によって被覆された椅子の背もたれの構成を 示している。
1 サポート部材
2 パッド入り材料
3 メッシュ生地
4 縫い線

Claims (22)

  1. 椅子の部分を被覆するためのパッド入り被覆材の製造方法であって、
    −立体的なスポンジタイプで、少なくともその厚さにおいて弾性を示すパッド入り材料から被覆すべき椅子の部分を被覆するのに適合した形状の部品を裁断し、
    −前記部品の縁部の位置に、縁部の区域が平坦になるように、部品の周縁部全体と同心の線を少なくとも二本縫い、
    −半透明の透かしのあるメッシュ生地からパッド入り部品のサイズに合致するサイズの部品を裁断し、
    −パッド入り部品上に半透明の生地製部品を重ね、そして、
    −パッド入り部品に周縁の縫い目の平坦な区域の位置で半透明の生地製部品を取り付けることからなることを特徴とする方法。
  2. パッド入り部品は、その周縁部の位置で複数の同心の縫い線によって被覆されていることを特徴とする、請求項1に記載のパッド入り被覆材の製造方法。
  3. 前記パッド入り部品は、パッド入り材料の厚さに沿ってアキシャル方向に延びた隣接する管に基づいた立体構造を有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のパッド入り被覆材の製造方法。
  4. 半透明の生地製部品は、管が形成するくり抜きの出口部で隣接する管の境界を定める仕切り壁の塞がっていない縁部を被覆することを特徴とする、請求項3に記載のパッド入り被覆材の製造方法。
  5. 管の境界を定める仕切り壁の塞がっていない縁部は、半透明の生地が覆う表面全体にわたって反復される隣接する同一の模様を形成することを特徴とする、請求項4に記載のパッド入り被覆材の製造方法。
  6. 前記隣接する模様は、蜂の巣の形状を示すことを特徴とする、請求項5に記載のパッド入り被覆材の製造方法。
  7. 椅子の剛性または半剛性のサポート部材への前記請求項1から6のいずれか一つに記載の方法によって製造されたパッド入り被覆材の取り付け方法であって、
    −形状がサポート部材の周縁部の形状にほぼ合致する周縁部の縫い線を有し、最も内側の縫い線が前記サポート部材の輪郭をほぼ辿るように配置されているパッド入り被覆材を製造し、
    −前記縫い線の平坦化された区域の内側に中心を合わせて、被覆すべき部材の表面側にパッド入り被覆材を配置し、
    −サポート部材の縁部の周囲の縫い線で平坦化された縁部を折り曲げ、前記サポート部材の裏面に対して該縁部をかぶせるようにして、
    −平坦化された前記縁部をサポート部材の裏面に取り付ける
    ことからなることを特徴とする方法。
  8. 平坦化された縁部は、剛性のサポート部材の裏面にホチキス留めされることを特徴とする、請求項7に記載のパッド入り被覆材の取り付け方法。
  9. 請求項1から6のいずれか一つに記載の方法によって得られた椅子の部分を被覆するためのパッド入り被覆材であって、少なくともその厚さにおいて弾性を示すパッド入り材料によって構成されており、半透明の透かしのあるメッシュ生地によって被覆されており、パッド入り材料は前記生地を通して少なくとも部分的に目に見ることのできる立体構造を有し、その生地と接して開口するくり抜きを備えることを特徴とする、パッド入り被覆材。
  10. 立体構造は、材料の厚さに沿ってアキシャル方向に延びる隣接する管によって構成されており、メッシュ生地との接触部に配置されたその管の塞がっていない縁部はパッド入り材料の表面全体にわたって反復される同一の模様を形成することを特徴とする、請求項9に記載のパッド入り被覆材。
  11. 管状構造の塞がっていない縁部の反復される模様は、蜂の巣の形状を形成することを特徴とする、請求項10に記載のパッド入り被覆材。
  12. パッド入り材料の縁部は少なくとも二本の同心の縫い線によって平坦化され、メッシュ生地はこの縫い線の区域で前記材料に取り付けられることを特徴とする、請求項9から11のいずれか一つに記載のパッド入り被覆材。
  13. 複数の縫い線を備えることを特徴とする、請求項12に記載のパッド入り被覆材。
  14. 縫い線の数は、五本から十本の範囲で選択されることを特徴とする、請求項13に記載のパッド入り被覆材。
  15. メッシュ生地のパッド入り材料への取り付けは、溶接によって実施されることを特徴とする、請求項12から14のいずれか一つに記載のパッド入り被覆材。
  16. 透かしのあるメッシュは、約0.1mmから0.5mmの間隙を備えることを特徴とする、請求項9から15のいずれか一つに記載のパッド入り被覆材。
  17. メッシュ生地とパッド入り材料とは、ポリエステルで製造されていることを特徴とする、請求項9から16のいずれか一つに記載のパッド入り被覆材。
  18. 請求項9から17のいずれか一つに記載のパッド入り被覆材を用いた椅子の部分を形成する支持部材であって、
    −剛性または半剛性サポート部材構造と、
    −少なくともその厚さにおいて弾性を有するスポンジタイプで、くり抜きを備える立体構造を有するパッド入り材料と、
    −前記くり抜きの開口部と接して、パッド入り材料の面を被覆する半透明の透かしのあるメッシュ生地から構成され、
    パッド入り材料と半透明の生地とは、サポート部材構造面の被覆用に備えられるパッド入り被覆材を形成することを特徴とする支持部材。
  19. パッド入り材料を構成する立体構造は、材料の厚さに沿ってアキシャル方向に延びる隣接する管によって構成され、開口部の境界を定めるその管の塞がっていない縁部は半透明の生地と接触するパッド入り材料の表面全体にわたって反復される同一の模様を形成することを特徴とする、前記請求項18に記載の支持部材。
  20. 前記管状構造の塞がっていない縁部の反復する模様は、蜂の巣状の形状を形成することを特徴とする、前記請求項19に記載の支持部材。
  21. 透かしのあるメッシュは、約0.1mmから0.5mmの間隙を備えることを特徴とする、請求項18から20のいずれか一つに記載の支持部材。
  22. メッシュ生地とパッド入り材料とは、ポリエステルで製造されていることを特徴とする、請求項18から21のいずれか一つに記載の支持部材。
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