JP2003114786A - 印刷装置の省電力運用方法 - Google Patents
印刷装置の省電力運用方法Info
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Abstract
装置のヒータは多大な電力を消費するが、印刷が長時間
行われない場合に電力供給をカットすると再度利用しよ
うとした場合に多大な待ち時間を強いられ、それを防止
するために余熱用電力を供給すると消費される電力がば
かにならない。 【解決手段】 多段階的に電力供給が制御可能な2種類
以上の駆動モードを持つ印刷装置構成要素に対し、一定
の期間における印刷装置の稼動状況を統計処理して単位
時間毎の供給電力を異ならせた複数の駆動モードに対応
させ、精密な省電力制御を行なえるようにした。
Description
いた印刷装置の省電力運用方法に関し、特に多段階的に
電力供給が制御可能な複数の駆動モードを持つ印刷装置
構成要素に対し、精密な省電力制御を行なえるようにし
た印刷装置の省電力運用方法に関するものである。
は、例えば記録媒体に転写されたトナーを定着させるた
めの定着装置にヒータが用いられているが、このヒータ
が多大な電力を消費するため、印刷が長時間行われない
場合はヒータへの電力供給をOFFとしたり、または利
用者の待ち時間を短縮するため、余熱用の低電力を供給
するといったことが行われている。しかしながら、電力
供給をOFFとした場合は電源をONしてから使用でき
るまでの間、利用者が多大な待ち時間を強いられ、それ
を防止するために余熱用電力を供給する場合は消費され
る電力に無駄が生じる。
公報には、一定期間(例えば一週間)の間、印刷装置の
稼動状況を記憶し、どの時間帯に印刷が行われたかとい
う統計処理をして印刷装置が稼動する可能性の高い時間
帯は予め電源供給を行い、それ以外の時間帯は供給を停
止するようにしたスケジューリング方式が提案されてい
る。
平6−155859号公報に示された方式は、稼動状況
の統計結果から機構部への電源投入、及び切断のみをス
ケジューリングする方式であり、多段階的に供給電力を
制御可能な複数の駆動モードを持つ印刷装置構成要素で
あっても、精密な省電力制御を行なうことができない。
特にヒータ等の機構部では、電力供給の多寡がその耐久
性を決定する場合もあり、また定着装置のヒータだけで
なく、印刷装置の各回転要素を回転させるモータや、光
源からの光を感光体上に走査させるポリゴン用モータな
どは、使用していない場合は回転させないようにした方
がよいものが多い。
動状況の統計結果から、精密な省電力制御を行なうこと
のできる印刷装置の省電力運用方法を提供することが課
題である。
本発明においては、請求項1に記載したように、多段階
的な供給電力のそれぞれに対応した複数の駆動モードを
有した印刷装置の構成要素を持ち、各駆動モードに対応
した電力を前記構成要素に供給する制御をおこなう省電
力制御手段で駆動モードを切り替えて省電力運用を行う
ようにした印刷装置の省電力運用方法であって、前記印
刷装置の稼動状況を稼動状況検知手段によって検知して
記憶装置に記憶させ、該記憶した稼動状況を統計解析処
理手段で処理して所定時間毎の稼動状況を算出すると共
に該算出した所定時間毎の稼動状況のそれぞれに前記複
数の駆動モードにおける1つを対応づけ、前記省電力制
御手段によって所定時間毎に前記稼動状況に対応づけた
駆動モードによる供給電力で前記印刷装置構成要素への
電力供給を制御し、省電力運用を図ることを特徴とす
る。
動状況によって複数のモードから最適なモードを選ぶこ
とができ、全く稼動しない期間や比較的煩雑に稼動され
る期間、時たま稼動させる期間などに応じた電力供給モ
ードで運用させることが可能となり、消費電力の低減、
及び利用者の待ち時間短縮を実現できるという効果があ
る。また、電源の投入/切断だけでは制御できない印刷
装置の機構部の耐久性等に影響を及ぼすような要因を含
む構成要素の場合には、多段階に供給電力を制御するこ
とによって機構部の耐久性をより向上させることができ
るなど、精度の良い電力供給を行える。
は、前記印刷装置への印刷要求を前記稼動状況検知手段
で検知して稼動時間情報と共に記憶装置に設けた運用履
歴ファイルに記憶することを特徴とする。
記憶することにより、常時稼動状況を記憶させることが
可能となり、常に最新の稼動状況による省電力運用が可
能となる。
定時間毎の制御は、請求項3に記載したように、前記印
刷装置構成要素への電力供給の所定時間毎の制御は、前
記統計解析処理で得られた所定時間毎の稼動状況に前記
複数の駆動モードにおける1つを対応づけた運用表を作
成し、該運用表に基づいて行うことを特徴とする。
の所定時間毎の制御を、所定時間毎の稼動状況と駆動モ
ードを対応づけた運用表で行うようにしたから、この運
用表を更新することで常に最新の稼動状況に対応させる
ことができる。
おける前記複数の駆動モードへの対応づけは、請求項4
に記載したように、前記統計解析処理手段による所定時
間毎の稼動状況における前記複数の駆動モードへの対応
づけは、複数日数にわたって検知して記憶装置に記憶し
た印刷装置の稼動状況の各日別に重み付けを設定し、該
設定した重み付けによって算出した各日の稼動状況デー
タを所定時間毎に加算し、該加算結果と前記駆動モード
とを対応させて行うことを特徴とする。
けることにより、その日の稼動状況を重要視した稼動状
況とすることができ、それによって稼動率の高い時間帯
から低い時間帯まで、多段階的に順位を付けた供給する
モードとすることができる。
るだけでなく、請求項5に記載したように、前記印刷装
置における構成要素の駆動モードを任意時点で特定モー
ドに切り替えるための運用表の手動入力手段を設け、該
手動入力手段で入力した運用表に基づいて前記印刷装置
構成要素への電力供給の所定時間毎の制御をおこなうこ
とを特徴とする。
モードの変更時点を任意に計画できるから、利用者の利
便性を向上させることができる。
記載したようにホストコンピュータから時間情報を取得
し、該取得した時間情報によって所定時間毎の駆動モー
ドを変更するようにし、さらに前記省電力制御手段が駆
動モードを切り替えた際、請求項7に記載したように、
その内容を表示ユニットに表示するようにすることが好
ましい。このようにすることにより、正確な時間情報が
得られると共に、利用者は、印刷装置が現在どのような
モードであるかを知ることができる。
ドを切り替える印刷装置の構成要素は、請求項8に記載
したように、印刷装置における印刷エンジンであること
で、より効率的な省電力が達成できる。
と印刷装置の稼動状況範囲の対応関係、所定時間毎の駆
動モードを記した運用表、稼動状況の各日別に設定した
重み付けである稼動パラメータ情報、手動入力手段で入
力した運用表などは、それぞれ請求項9乃至13に記載
したように、これら情報を記憶装置に記憶する手段と、
その内容を記憶する記憶領域とを設定することが好まし
い。
施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの
発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる
説明例に過ぎない。
施する印刷装置における構成ブロック図であり、図2は
図1における記憶装置12に記憶されている情報を説明
するための図、図3は印刷装置1の稼動状況データとそ
れを基に対応する省電力モードを算出する方法を説明す
るための図、図4は運用表管理部4と履歴解析部7の動
作を説明するための図、図5は省電力制御部5の動作を
説明するための図、図6は本発明の印刷装置の省電力運
用方法のフロー図である。
制御をおこなうと共に省電力運用の制御をおこなうCP
U、3はメインメモリ、4は省電力運用表の適用、更新
などを行う運用表管理部、5は運用表管理部4からの運
用表情報によって省電力制御をおこなう省電力制御部、
6は印刷装置1の稼動状況を検知し、稼動情報K1とし
て記憶装置12内の運用履歴ファイルに送出する統計処
理部、7は稼動状況履歴を解析する履歴解析部、8は表
示ユニット9を制御する表示ユニット制御部、9は表示
ユニット、10は省電力制御部5からの指令によって被
制御装置11をコントロールするコントローラ、11は
印刷装置1の省電力制御対象である被制御装置、12は
図2に示した省電力用各種情報を記憶する記憶装置、1
3は電子写真法式による印刷を行うため、ポリゴンなど
の走査装置を含む露光装置、感光体ドラムなどを含む画
像形成部、記録媒体上のトナー像を定着する定着部など
で構成された印刷エンジン、14は手動により省電力運
用表を登録するための登録手段、15はホストコンピュ
ータ、16はシステムバスである。
されている情報を説明した図であり、図中20は印刷装
置1の構成要素における時間毎の多段階な省電力モード
を一覧表とした運用表で、これは運用表管理部4が作成
・更新した次期運用表情報U1を記憶し、省電力制御部
5に運用表情報U2として出力する。21は統計処理部
6が印刷装置1の稼動を検知し、稼動情報K1として出
力した値を記憶する運用履歴ファイルで、この記憶され
た稼動履歴K2は履歴解析部7に出力される。22は利
用者が登録手段14を介し、登録情報T1として設定・
登録した登録運用表で登録運用情報T2は運用表管理部
7に出力され、23は同じく利用者が登録手段14を介
し、登録情報T1として印刷装置1の稼動状況に重み付
けをするための稼動パラメータを設定・登録する稼動パ
ラメータテーブルで、この稼動パラメータP2は履歴解
析部7に出力される。24は印刷装置1の被制御装置1
1の省電力運用モードを記憶したモード情報で、このモ
ード情報M2は履歴解析部7に出力される。なお、以下
の説明では、同一構成要素には同一番号を付した。
れを基に対応する省電力モードを算出する方法を説明す
るための図であり、(a)、(b)は、印刷装置1の稼
動実績とそれに対応する省電力モードを示した表、
(c)は設定した省電力モードを表示ユニット9に表示
した一例、(d)は複数の被制御装置11における稼動
実績の統計値と対応させたモードテーブルの例である。
以下、本発明の概略をこの図3に従って説明する。
が、これは省電力運用における複数のモードを複数の被
制御装置11における稼動実績の一定範囲毎の統計値と
対応させたもので、省電力モードとしては、例えば全て
の電源をOFFするモード、印刷装置1の定着装置のヒ
ータにスタンバイ用電力のみを供給するモード、CPU
2への通電と定着装置のヒータにスタンバイ用電力を供
給して信号が来た場合に短時間で立ち上げられるように
したモード、全ての機器に通常の電力を供給するモード
などの多段階的な複数のモードがあり、これらのモード
は、図2におけるモード情報24として記憶装置12に
記憶されている。なお、上記にはモードの例として4つ
を示したが、これだけに限らないことは自明であり、ま
た、モードと一定範囲毎の統計値との対応表は、印刷装
置1固有のものとして予め定義されている必要がある
が、一般的にモードの数は被制御装置11により異なる
ため、統計値として必ずしも一対一に対応する必要はな
い。
付けは、図3の(a)、(b)に一例を示したように、
曜日と時間における印刷装置1の稼動実績を履歴解析部
7で統計処理しておこなう。この図3(a)、(b)の
表において、最上段の左端の運用期間は稼動実績を集計
する期間を示し、この例では月曜から日曜の一週間を集
計する。その右欄の0から23の数字は、1日の時刻を
1時間毎に示したもので、その下の数字は、(a)にお
いては、それぞれ1時間の間に印刷装置1が稼動した場
合は「1」を、稼動しなかった場合は「0」を記し、ま
た(b)においては、それぞれ1時間の間に印刷装置1
が稼動した回数を示している。右端の稼動パラメータ
は、曜日に重み付けをするための値であり、稼動パラメ
ータが大きく設定されるほどその曜日の稼動状況を重視
していることになり、稼動パラメータ0の土曜、日曜は
稼動状況が無視されていることを示している。なお
(b)では、曜日に対する重み付けの代わりに各時間に
おける稼動回数としているため、この稼動パラメータは
土曜、日曜を除いて一律に1となっている。
示したものは、各時間の稼動状況を一週間分加えて稼動
パラメータを掛けたもので、最下段のモードはこの統計
データの数値に対応する前記(d)に示したようなモー
ドを記したものである。なお、統計データは印刷要求で
ある必要はなく、被制御装置11に関するどのような情
報でも良い。この例では単位時間を1時間としている
が、必ずしもそうでなくても良く、単位時間を短くする
ほどより精密な制御が可能となる。
間における印刷装置1の稼動状況を前記記憶装置12の
運用履歴ファイル21に記憶し、(a)の場合は各時間
に印刷装置1が稼動した場合は「1」を、稼動しなかっ
た場合は「0」を記し、その値に稼動パラメータの値を
乗じて時間別に加算した値を統計データとし、その値に
対応した省電力方法を対応モードととしたものであり、
(b)の場合は、各時間に印刷装置1が稼動した回数を
求め、それを時間別に加算した値を統計データとし、そ
の値に対応した省電力方法を対応モードととしたもので
ある。このようにすることにより、各時間帯でどのよう
なモードで印刷装置1を稼動、もしくはスタンバイさせ
たら最も効率的に省電力を計れるかがわかるため、この
値を前記図2の運用表20として記憶装置12に記憶さ
せ、多段階の統計値に対して多段階のモード設定を実現
したものである。
0は、図3(c)に示したように、表示ユニット9に運
用時間帯と現行のモード、及びモードの更新があった場
合は変更されたモードとして表示される。
析部7の動作を説明するための図4、及び省電力制御部
5の動作を説明するための図5を用いて説明すると、当
初、図2の運用表20にデータが無い場合は、省電力運
用システムを用いない通常の運用をしながら図3の
(a)、(b)に示したようなデータを収集して運用表
20を作成する履歴モードとするか、または登録手段1
4によって登録運用表22、稼動パラメータテーブル2
3などの登録情報T1を、システムバス16、コントロ
ーラ10を介して記憶装置12に送って記憶させ、それ
をもとに省電力モードで運転をするかを選択する。
22を用いる場合は、図4における運用表管理部4は、
記憶装置12に記憶されているこの登録運用表22を選
択して、そこから登録運用情報T2を取り出し、次期運
用情報U1’として運用表20に記憶する。
なデータを収集して運用表20を作成する履歴モードが
設定されている場合、ホストコンピュータ15からシス
テムバス16を介して印刷要求があった場合、コントロ
ーラ10によって被制御装置11を構成する印刷エンジ
ン13が駆動されて印刷が行われるから、それが統計処
理部6で検知され、稼動情報K1として運用履歴ファイ
ル21に送られ、前記した図3の(a)または(b)に
おける曜日と時間毎のデータとして記憶装置12に記憶
される。そしてこれが、例えば図3の(a)、(b)に
示したように運用期間が一週間の場合は、一週間の間繰
り返される。
イル21に記憶された印刷装置1の一週間分の稼動履歴
K2、登録手段14で登録された稼動パラメータテーブ
ル23からの稼動パラメータP2、図3(d)のような
被制御装置11ごとのモード情報M2を取得し、稼動履
歴K2と稼動パラメータP2から図3(a)、(b)に
おける統計データを計算する。そして、この統計データ
と、モード情報24に記載されたモードの種類との対応
を見つけ、それによって時間によるモードの変更点と移
行すべきモードを統計運用情報S2として運用表管理部
4に渡す。そのため運用表管理部4は、この統計運用情
報S2から運用表を作成し、次期運用情報U1’として
図2の記憶装置12に送って運用表20に記憶する。
に記憶されると、この運用表20からの運用表情報U2
に基づいて省電力モードが実施されるわけであるが、こ
れについては図5に示した省電力制御部5が、記憶装置
12の運用表20に記憶されている運用表情報U2とホ
ストコンピュータ15からの現在時刻(時間情報)J1
を取得し、例えば、全ての機器に通常の電力を供給する
モードから、CPU2への通電と定着装置のヒータにス
タンバイ用電力を供給して信号が来た場合に短時間で立
ち上げられるようにしたモードなどへのモード変更点
(時間)と変更モードとを判断し、モード変更命令D2
をコントローラ10に発行する。また同時に、表示ユニ
ット制御部8にモードの変更を通知し、表示ユニット9
にこれを表示すると共にコントローラ10が被制御装置
11を指定のモードに移行させる。
方法の概略であるが、以下図6のフロー図を用いて本発
明を更に詳細に説明する。まず前記印刷装置1の電源が
投入されると様々な初期化処理が行われ、この時ステッ
プS10で、システムが省電力運用方法を用いる省電力
モードとなっているかどうかの判断を行う。省電力モー
ドは、図示していないスイッチなどで設定したり、ソフ
ト的に設定したりする。省電力モードに入らない場合
は、処理がステップS15に進み、本省電力運用システ
ムを用いない通常の運用を行う。
ップS11に進み、省電力制御部5が記憶装置12に記
憶されている運用表20から運用表情報U2を取得す
る。そして前記図5で説明したように、被制御装置11
における印刷エンジン13が所定のモードに設定され
る。その後ステップS12で、印刷装置1のシステムバ
ス16を介して接続されたホストコンピュータ15から
印刷要求、すなわち稼動割り込みがあると、ホストバッ
ファを介してデータの授受が行われ、CPU2がメイン
メモリ3等の作業領域を利用して印刷ジョブの処理を行
い、コントローラ10によって被制御装置11を構成す
る印刷エンジン13が駆動されて印刷が行われる。
ンピュータ15から時間情報J1を取得し、ステップS
14で統計処理部6が、この印刷エンジン13の印刷動
作を単位時間毎の稼動情報K1として運用履歴ファイル
21に記録する。そしてステップS16において、現在
時刻J1が運用表20に記載されたモードの変更点、す
なわち例えば、全ての機器に通常の電力を供給するモー
ドから、CPU2への通電と定着装置のヒータにスタン
バイ用電力を供給して信号が来た場合に短時間で立ち上
げられるようにしたモードなどへのモード変更時点かど
うかが判断され、変更時点でなければステップS18
へ、変更時点であればステップS17に処理が進む。そ
してステップS17では省電力制御部5が、運用表管理
部4によって運用表20から取得した運用表情報U2と
前記ホストコンピュータ15から取得した時間情報J1
を基に変更すべきモードを判断し、モード変更命令D2
をコントローラ10、及び表示ユニット制御部8に送っ
て被制御装置11の印刷エンジン13の運転モードを変
更させると共に、その変更結果を表示ユニット9に表示
する。
けであるが、次のステップS18でこの省電力モードの
運用期間が終わりかどうかが判断され、終わりでない場
合は処理がステップS12、またはステップS13に戻
って以上説明してきた統計処理と省電力制御処理が繰り
返され、省電力モードの運用期間が終わりの場合は処理
がステップS19に進む。
(a)、(b)に示したようなデータを収集して運用表
20を作成する履歴モードかどうかの判断を行い、履歴
モードでない場合は、処理がステップS20に進んで前
記したように運用表管理部4が登録運用表22から登録
運用情報T2を取得し、また、履歴モードである場合は
ステップS21で履歴解析部7が、記憶装置12の運用
情報ファイル21から稼動履歴K2を、稼動パラメータ
テーブル23から稼動パラメータP2を、そしてモード
情報24からモード情報M2などの必要な各種パラメー
タを取得する。そしてステップS22で、これらの情報
を基に統計運用情報S2として運用表管理部4に渡し、
ステップS23で運用表管理部4は、これら統計運用情
報S2、またはステップS20で取得された登録運用情
報T2を基に次期運用情報U1’を作成し、記憶装置1
2の運用表20に記憶する。
ある運用履歴ファイル21を常に更新し、登録手段14
からの稼動パラメータ(稼動パラメータテーブル23に
記憶)、モード情報(モード情報24に記憶)などの登
録情報を基に、記憶装置12や印刷エンジン13などの
印刷装置1の構成装置に対して能動的にモード変更を行
うことで、効率のよい省電力運用が実現できる。
置の稼動状況と稼動時刻を記憶し、その統計結果と予め
設定されていた適切な電力モード情報から、適切なモー
ド及びモード変更点を記載した運用計画表を作成するこ
とで、印刷装置を構成する被制御装置をリアルタイムに
多段階的なモードで制御することが可能となる。これに
より、稼動が全く予想されない期間や比較的頻繁に稼動
される期間に応じ、被制御装置の制御モードを変更する
ことができ、電源の投入/切断の制御だけでは対応でき
なかった精密な制御が実現できる。
だけでなく利用者の待ち時間短縮を実現し、稼動状況に
関連する被制御装置固有の制御法を取ることができ、更
に、利用者が計画表を作成できる登録手段をも有するた
め、駆動モードの変更点を任意に計画できる他、現行の
モードや一定期間の計画表の内容を利用者に通知するこ
とで、利用者の利便性を向上させる効果も期待できる。
装置の構成ブロック図である。
装置の記憶装置に記憶されている情報を説明するための
図である。
装置の稼動状況データとそれを基に対応する省電力モー
ドを算出する方法を説明するための図である。
装置の運用表管理部と履歴解析部の動作を説明するため
の図である。
装置の省電力制御部の動作を説明するための図である。
ロー図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 多段階的な供給電力のそれぞれに対応し
た複数の駆動モードを有した印刷装置の構成要素を持
ち、各駆動モードに対応した電力を前記構成要素に供給
する制御をおこなう省電力制御手段で駆動モードを切り
替えて省電力運用を行うようにした印刷装置の省電力運
用方法であって、 前記印刷装置の稼動状況を稼動状況検知手段によって検
知して記憶装置に記憶させ、該記憶した稼動状況を統計
解析処理手段で処理して所定時間毎の稼動状況を算出す
ると共に該算出した所定時間毎の稼動状況のそれぞれに
前記複数の駆動モードにおける1つを対応づけ、前記省
電力制御手段によって所定時間毎に前記稼動状況に対応
づけた駆動モードによる供給電力で前記印刷装置構成要
素への電力供給を制御し、省電力運用を図ることを特徴
とする印刷装置の省電力運用方法。 - 【請求項2】 前記稼動状況は、前記印刷装置への印刷
要求を前記稼動状況検知手段で検知して稼動時間情報と
共に記憶装置に設けた運用履歴ファイルに記憶すること
を特徴とする請求項1に記載した印刷装置の省電力運用
方法。 - 【請求項3】 前記印刷装置構成要素への電力供給の所
定時間毎の制御は、前記統計解析処理で得られた所定時
間毎の稼動状況に前記複数の駆動モードにおける1つを
対応づけた運用表を作成し、該運用表に基づいて行うこ
とを特徴とする請求項1に記載した印刷装置の省電力運
用方法。 - 【請求項4】 前記統計解析処理手段による所定時間毎
の稼動状況における前記複数の駆動モードへの対応づけ
は、複数日数にわたって検知して記憶装置に記憶した印
刷装置の稼動状況の各日別に重み付けを設定し、該設定
した重み付けによって算出した各日の稼動状況データを
所定時間毎に加算し、該加算結果と前記駆動モードとを
対応させて行うことを特徴とする請求項1に記載した印
刷装置の省電力運用方法。 - 【請求項5】 前記印刷装置における構成要素の駆動モ
ードを任意時点で特定モードに切り替えるための運用表
の手動入力手段を設け、該手動入力手段で入力した運用
表に基づいて前記印刷装置構成要素への電力供給の所定
時間毎の制御をおこなうことを特徴とする請求項1に記
載した印刷装置の省電力運用方法。 - 【請求項6】 前記省電力制御手段は、ホストコンピュ
ータから時間情報を取得し、該取得した時間情報によっ
て所定時間毎の駆動モードを変更することを特徴とする
請求項1に記載した印刷装置の省電力運用方法。 - 【請求項7】 前記省電力制御手段が駆動モードを切り
替えた際、その内容を表示ユニットに表示するようにし
たことを特徴とする請求項1に記載した印刷装置の省電
力運用方法。 - 【請求項8】 前記省電力制御手段により駆動モードを
切り替える印刷装置の構成要素は、印刷エンジンである
ことを特徴とする請求項1に記載した印刷装置の省電力
運用方法。 - 【請求項9】 前記多段階的な供給電力のそれぞれに対
応した複数の駆動モードの情報を記憶装置に記憶する手
段と、その内容を記憶する記憶領域とを持つことを特徴
とする請求項1に記載した印刷装置の省電力運用方法。 - 【請求項10】 前記統計解析処理手段で算出した所定
時間毎の稼動状況を複数の駆動モードにおける1つと対
応づけるため、前記構成要素における複数の駆動モード
の各々と対応した印刷装置の稼動状況範囲テーブルを記
憶する記憶領域を記憶装置に持つことを特徴とする請求
項1に記載した印刷装置の省電力運用方法。 - 【請求項11】 前記所定時間毎の稼動状況に前記複数
の駆動モードにおける1つを対応づけた運用表は、該運
用表を記憶装置に記憶する手段と、その内容を記憶する
記憶領域とを持つことを特徴とする請求項3に記載した
印刷装置の省電力運用方法。 - 【請求項12】 前記稼動状況の各日別に設定した重み
付けを稼動パラメータ情報として記憶装置に登録する手
段と、該登録内容を記憶しておく記憶領域とを持つこと
を特徴とする請求項4に記載した印刷装置の省電力運用
方法。 - 【請求項13】 前記手動入力手段で入力した運用表を
記憶装置に記憶する手段と、その内容を記憶する記憶領
域とを持つことを特徴とする請求項5に記載した印刷装
置の省電力運用方法。
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