JP3497788B2 - 製版印刷機及びその電源制御システム - Google Patents

製版印刷機及びその電源制御システム

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JP3497788B2
JP3497788B2 JP32446699A JP32446699A JP3497788B2 JP 3497788 B2 JP3497788 B2 JP 3497788B2 JP 32446699 A JP32446699 A JP 32446699A JP 32446699 A JP32446699 A JP 32446699A JP 3497788 B2 JP3497788 B2 JP 3497788B2
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  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製版印刷機及びそ
の電源制御システムに関し、特に製版動作や印刷動作の
待機中に予熱を必要としない孔版印刷機等の製版印刷機
及びその電源制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の孔版印刷機等の製版印刷機は単体
装置として取り扱われ、使用者が、直接、製版印刷機の
操作パネルを操作するようになっていた。使用者は、製
版動作や印刷動作を行う際、つまり製版印刷機を稼働さ
せる際には電源を投入し、製版印刷機の稼働を停止させ
る際には電源を遮断する作業を行う。
【0003】最近のこの種の製版印刷機はコンピュータ
ネットワークに組み込まれ、コンピュータネットワーク
上の上位装置であるコンピュータから製版印刷機に画像
データが入力される傾向にある。コンピュータネットワ
ークに組み込むことで、一台の製版印刷機を複数の使用
者(複数のコンピュータ)が利用できるようになる特徴
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記製版印刷機におい
ては、以下の点について配慮がなされていなかった。
【0005】(1)製版印刷機を単体装置として使用し
ていた場合には、製版印刷機を稼働させる時に電源の投
入を行い、稼働を停止する時に電源を遮断すればよかっ
たが、コンピュータネットワークに組み込まれた製版印
刷機においては、1つのコンピュータの稼働が停止して
いても他の1つのコンピュータが稼働し画像データを送
信してくる場合があり、常時電源を投入しておく必要が
ある。この種の製版印刷機は複写機と異なり待機中の予
熱を必要としないが、画像データの入力に備え、即座に
製版動作又は印刷動作が実行できるように、製版印刷機
の制御システムには常時電源が供給されている。このた
め、製版印刷機は、製版動作又は印刷動作がなんら行わ
れていない場合でも、例えば50W〜70W程度の待機
電力を必要としているので、電力を無駄に消費してい
た。
【0006】(2)さらに、製版印刷機のすべての電気
部品が常時通電状態になるので、電気部品によっては通
電時間に比例して寿命を迎える電気部品があるので、こ
のような電気部品の交換頻度が高くなる。このため、交
換される電機部品の購入費用、交換作業に要する人件費
用、交換中のコンピュータネットワークの停止に伴う損
失費用等が増大してしまう。
【0007】(3)待機電力の消費をできる限り減少さ
せるために、製版印刷機の電源を遮断しておき、使用時
に電源を投入することが考えられる。電源の投入直後に
おいては、印刷開始時に印刷画像の立ち上がりが悪いの
で、通常はアイドリング動作が自動的に行われ、このア
イドリング動作が終了した後に印刷動作が実行されるよ
うになっている。しかしながら、アイドリング動作が終
了するまで、製版動作や印刷動作を実行することができ
ないので、即座に印刷を実行したい場合には不便であ
る。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものである。従って、本発明の目的は、製版動作や印
刷動作が行われていない待機モードにおいて待機電力を
減少させることができるとともに、画像データの入力後
に即座に製版動作や印刷動作を実施することができる製
版印刷機及びその電源制御システムを提供することであ
る。
【0009】本発明の他の目的は、上記目的を達成しつ
つ、システム起動時の安定性を向上させることができる
製版印刷機及びその電源制御システムを提供することで
ある。
【0010】本発明の他の目的は、上記目的を達成しつ
つ、自動的に待機電力を減少させることができる製版印
刷機及びその電源制御システムを提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、上記目的を達成しつ
つ、画像信号の変換中においても待機電力を減少させる
ことができる製版印刷機及びその電源制御システムを提
供することである。
【0012】本発明の他の目的は、上記目的を達成しつ
つ、画像信号の変換中においても待機電力を減少させる
ことができ、かつ画像信号の変換後に即座に製版動作又
は印刷動作を行うことができる製版印刷機及びその電源
制御システムを提供することである。
【0013】本発明の他の目的は、上記目的を達成しつ
つ、待機モードの解除を容易に行うことができる製版印
刷機及びその電源制御システムを提供することである。
【0014】本発明の他の目的は、上記目的を達成しつ
つ、待機モードか復帰モードかの判別を容易に行うこと
ができ、かつ待機モードの解除を容易に行うことができ
る製版印刷機及びその電源制御システムを提供すること
である。
【0015】本発明の他の目的は、上記目的を達成しつ
つ、待機モードか復帰モードかの判別を容易に行うこと
ができ、かつ待機モードの解除を容易に行うことがで
き、より一層の消費電力を減少させることができる製版
印刷機及びその電源制御システムを提供することであ
る。
【0016】本発明の他の目的は、上記目的を達成しつ
つ、待機モードが長い間続いても即座に製版動作や印刷
動作を実施することができる製版印刷機及びその電源制
御システムを提供することである。
【0017】本発明の他の目的は、上記目的を達成しつ
つ、外部装置から画像データが入力されたかどうかを容
易に知ることができ、かつ待機モードの解除を自動的に
行うことができる製版印刷機及びその電源制御システム
を提供することである。
【0018】本発明の他の目的は、上記目的を達成しつ
つ、外部装置から入力される画像データを確認した上で
印刷動作を実行することができる製版印刷機の電源制御
システムを提供することである。
【0019】本発明の他の目的は、上記目的を達成しつ
つ、外部装置から入力される画像データに基づき、自動
的に電子データの小冊子を作成することができる製版印
刷機及びその電源制御システムを提供することである。
【0020】さらに、本発明の他の目的は、上記目的を
達成しつつ、外部装置から入力される画像データをスプ
ールさせておくことができる製版印刷機及びその電源制
御システムを提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴は、製版部を駆動する製版部駆
動回路及び印刷部を駆動する印刷部駆動回路を少なくと
も有する製版印刷制御ユニットと、外部装置から画像デ
ータを入力し、この画像データを製版印刷制御ユニット
に出力する画像データ待受ユニットと、製版印刷制御ユ
ニットに第1の電源を供給する第1の電源供給手段と、
画像データ待受ユニットに第2の電源を供給する第2の
電源供給手段と、第2の電源供給手段にて電源が供給さ
れている画像データ待受ユニットにより動作制御を行
い、製版印刷制御ユニットが待機モードの時に製版印刷
制御ユニットへの第1の電源の供給を遮断する電源制御
回路とを備えた製版印刷機の電源制御システムとしたこ
とである。ここで、「製版印刷機の電源制御システム」
には、少なくとも孔版印刷機の電源制御システムが含ま
れる。「待機モード」とは、製版印刷制御ユニットの稼
働を一時的に停止させて、画像データの入力があれば即
座に製版印刷制御ユニットを稼働することができる状態
を意味する。「電源制御回路」は、少なくとも「待機モ
ード」において製版印刷制御ユニットへの第1の電源の
供給を遮断するが、「待機モード」が解除された場合に
おいては製版印刷制御ユニットに第1の電源の供給を行
うようにすることができる。この「電源制御回路」に
は、第1の電源の供給経路に配設された製版印刷制御ユ
ニットの駆動リレー回路と、駆動リレー回路を駆動する
リレー駆動回路と、リレー駆動回路の動作制御を行う中
央演算処理ユニットとを少なくとも備えることが好まし
い。
【0022】このように構成される本発明の第1の特徴
に係る製版印刷機の電源制御システムにおいては、製版
印刷制御ユニットとは別に画像データ待受ユニットを備
え、製版印刷制御ユニットに第1の電源を供給する第1
の電源供給手段とは独立の第2の電源を供給する第2の
電源供給手段を画像データ待受ユニットに備えたので、
製版印刷制御ユニットの稼働状態に対して独立に画像デ
ータ待受ユニットに第2の電源を供給する(通電する)
ことで、この画像データ待受ユニットを稼働状態にする
ことができる。すなわち、通電時において、画像データ
待受ユニットは外部装置からの画像データの入力並びに
この画像データの製版印刷制御ユニットへの出力が可能
な状態であり、即座に製版印刷制御ユニットを稼働状態
にし、製版動作又は印刷動作を実施することができる。
特に、製版印刷機さらには孔版印刷機においては、複写
機のように予熱を必要としないので、製版印刷制御ユニ
ットに第1の電源が供給(通電)されれば即座に製版を
行うことができ、又画像データはマスターにてドラムに
着版されているので、度々待機モードになっても画像形
成処理等の複雑な処理をその都度行うことなく、即座に
印刷することができる。さらに、本発明の第1の特徴に
係る製版印刷機の電源制御システムにおいては、電源制
御回路を備えたので、待機モードにおいて製版印刷制御
ユニットへの第1の電源の供給を遮断することができ、
待機電力を減少させることができる。
【0023】本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電
源制御システムにおいて、電源制御回路は、画像データ
待受ユニットにより動作制御を行い、この動作制御に基
づき製版印刷制御ユニットの動作制御を行うようにする
ことが好ましい。このように構成される製版印刷機の電
源制御システムにおいては、第2の電源供給手段で第2
の電源を画像データ待受ユニットに供給し、この画像デ
ータ待受ユニットを起動した後に、電源制御回路により
第1の電源供給手段を通じて第1の電源を製版印刷制御
ユニットに供給し、この製版印刷制御ユニットを起動す
ることができ、電源供給(投入)順序を規定することが
できるので、電源制御システムの動作安定性を向上させ
ることができる。この電源制御システムの動作安定性の
向上により、製版印刷機の起動時の動作安定性を向上さ
せることができる。
【0024】本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電
源制御システムにおいて、製版印刷制御ユニットには、
操作スイッチ及び操作状態や稼働状態を表示する表示装
置を少なくとも含む操作パネルをさらに備え、製版印刷
制御ユニットは、第1の電源が供給された後、一定時
間、操作パネルから入力がない場合、又は画像データ待
受ユニットに画像データの入力がない場合に、電源制御
回路に待機モードの指令を出力することが好ましい。こ
のように構成される製版印刷機の電源制御システムにお
いては、第1の電源の供給から一定時間の経過後に、製
版印刷制御ユニットを自動的に待機モードにすることが
できるので、待機電力をより一層減少させることができ
る。
【0025】本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電
源制御システムにおいて、画像データ待受ユニットは、
外部装置から画像データが入力された時点において、電
源制御回路による待機モードを解除し、製版印刷制御ユ
ニットを稼働させることが好ましい。ここで、「画像デ
ータが入力された時点」とは、画像データの画像データ
待受ユニットへの入力時点と実効的に同一時点という意
味で使用され、電源制御回路による待機モードを解除
し、製版印刷制御ユニットを稼働させるまでに要する信
号遅延時間を含む意味で使用される。このように構成さ
れる本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電源制御シ
ステムにおいては、画像データ待受ユニットに画像デー
タが入力された時点で製版印刷制御ユニットを稼働させ
ることができるので、製版動作又は印刷動作を即座に行
うことができる。
【0026】本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電
源制御システムにおいて、画像データ待受ユニットは、
外部装置から入力された画像データを製版印刷制御ユニ
ットで使用される画像信号に変換した後に、電源制御回
路による待機モードを解除し、製版印刷制御ユニットを
稼働させることが好ましい。このように構成される本発
明の第1の特徴に係る製版印刷機の電源制御システムに
おいては、画像データ待受ユニットに画像データが入力
されてから製版印刷制御ユニットを稼働させるまでの
間、すなわち画像信号の変換中も製版印刷制御ユニット
を待機モードにすることができるので、この画像信号の
変換中も待機電力を減少させることができる。
【0027】本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電
源制御システムにおいて、画像データ待受ユニットは、
外部装置から入力された画像データを製版印刷制御ユニ
ットで使用される画像信号に変換中に、電源制御回路に
よる待機モードを解除し、製版印刷制御ユニットを稼働
させることが好ましい。ここで、「画像信号に変換中」
とは、画像信号の変換開始から変換終了までの途中とい
う意味で使用される。例えば、画像信号の変換終了まで
の残り時間が、製版印刷制御ユニットにおいて稼働開始
の指示からスタンバイ状態に至るまでに要する時間と等
しいか、この時間よりも短い時間になるように、「画像
信号に変換中」の時点を設定することが好ましい。この
ように構成される本発明の第1の特徴に係る製版印刷機
の電源制御システムにおいては、画像データ待受ユニッ
トに入力された画像データを画像信号に変換中に重複さ
せて製版印刷制御ユニットのスタンバイ動作を行うこと
ができるので、画像信号の変換中も製版印刷制御ユニッ
トを待機モードにして待機電力を減少させつつ、さらに
画像信号の変換後には即座に製版印刷制御ユニットを稼
働させることができる。
【0028】本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電
源制御システムにおいては、製版印刷制御ユニットの待
機モードを解除し、製版印刷制御ユニットを稼働させる
復帰モードスイッチをさらに備えることが好ましい。こ
のように構成される製版印刷機の電源制御システムにお
いては、製版印刷制御ユニットの待機モードを人為的に
即座に解除し、必要に応じて即座に製版動作又は印刷動
作を行うことができる。
【0029】本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電
源制御システムにおいては、復帰モードスイッチの近傍
に、製版印刷制御ユニットが待機モードにあるか、復帰
モードにあるかを判別する待機モード/復帰モード表示
装置をさらに備えることが好ましい。「待機モード/復
帰モード表示装置」には、点灯か非点灯でモードを表示
する表示装置、文字、記号、数字又はそれらの組み合わ
せでモードを表示する表示装置が少なくとも含まれる。
このように構成される製版印刷機の電源制御システムに
おいては、待機モード/復帰モード表示装置の表示によ
り待機モードであるか、復帰モードであるかを容易に知
り得ることができるので、例えば待機モードを即座に解
除し、即座に製版動作又は印刷動作を行うことができ
る。
【0030】本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電
源制御システムにおいて、復帰モードスイッチ、待機モ
ード/復帰モード表示装置のそれぞれは、画像データ待
受ユニットに接続されるとともに、画像データ待受ユニ
ットから電源を供給することが好ましい。このように構
成される本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電源制
御システムにおいては、製版印刷制御ユニットを稼働さ
せてこの製版印刷制御ユニットから電源を供給する必要
がなく、画像データ待受ユニットから復帰モードスイッ
チ、待機モード/復帰モード表示装置に必要な電源を供
給することができるので、より一層の消費電力を実現す
ることができる。さらに、製版印刷機の大半の操作を司
る操作パネル中に、この操作パネルに対して独立に復帰
モードスイッチ及び待機モード/復帰モード表示装置を
配設することにより、待機モードの時に操作パネル全体
の電源供給を遮断した状態で、復帰モードスイッチ及び
待機モード/復帰モード表示装置だけを稼働させること
ができる。
【0031】本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電
源制御システムにおいては、製版印刷制御ユニットの待
機モードを予め設定された所定時間内において解除し、
製版印刷制御ユニットをオートアイドリング稼働させる
プログラムタイマをさらに備えることが好ましい。ここ
で、「予め設定された所定時間」とは、定期的にオート
アイドリング稼働をさせる時間という意味で使用され、
例えば印刷画像の立ち上がり速度が遅くならない範囲で
使用者により設定された任意の「日」と任意の「時間」
とを含む表現として使用される。このように構成される
本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電源制御システ
ムにおいては、製版印刷制御ユニットが長い間待機モー
ドにあっても、プログラムタイマにより製版印刷制御ユ
ニットを定期的にオートアイドリング稼働させることが
できるので、印刷画像の立ち上がりをスムースにし、印
刷動作を即座に行うことができる。
【0032】本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電
源制御システムにおいては、画像データ待受ユニット
は、操作パネルの表示装置に画像データの入力を表示さ
せるとともに、製版印刷制御ユニットの待機モードを解
除して稼働させることが好ましい。このように構成され
る本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電源制御シス
テムにおいては、外部装置からの画像データが入力され
ると操作パネルの表示装置で容易に知ることができると
ともに、製版印刷制御ユニットの待機モードの解除を自
動的に行うことができる。
【0033】本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電
源制御システムにおいては、画像データ待受ユニット
は、画像データが入力されると、待機モードを解除して
製版印刷制御ユニットにより製版動作を行い、ファース
トプリントを行うとともに、このファーストプリントを
行ったことを操作パネルの表示装置に表示させることが
好ましい。このように構成される本発明の第1の特徴に
係る製版印刷機の電源制御システムにおいては、画像デ
ータ待受ユニットへの画像データの入力からファースト
プリントまでを自動的に行うことができるので、このフ
ァーストプリントからマスターの状態を確認した上で印
刷動作を行うことができる。
【0034】本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電
源制御システムにおいては、画像データ待受ユニット
は、画像データが入力されると、待機モードを解除して
製版印刷制御ユニットにより製版動作を行い、予め設定
された枚数の印刷動作を行うとともに、この印刷動作を
行ったことを操作パネルの表示装置に表示させることが
好ましい。このように構成される本発明の第1の特徴に
係る製版印刷機の電源制御システムにおいては、画像デ
ータ待受ユニットに画像データが入力されると、自動的
に指定枚数のプリントを実行することができるので、自
動的に電子データの小冊子を作成することができる。
【0035】本発明の第1の特徴に係る製版印刷機の電
源制御システムにおいては、画像データ待受ユニットに
入力された画像データをスプールする記憶装置をさらに
備えることが好ましい。このように構成される本発明の
第1の特徴に係る製版印刷機の電源制御システムにおい
ては、製版印刷制御ユニットの稼働を行わない(第1の
電源を供給しない)状態において、画像データ待受ユニ
ットに入力された画像データを記憶回路にスプールして
おくことができるので、消費電力を減少させることがで
きる。この記憶装置にスプールされた画像データは必要
な時に製版印刷制御ユニットを稼働させて出力させるこ
とができる。画像データをスプールさせておくか、前述
の待機モードにするかは、操作パネルで選択できるよう
にすることが好ましい。
【0036】本発明の第2の特徴は、製版動作を行う製
版部と、印刷動作を行う印刷部と、製版部を駆動する製
版部駆動回路及び印刷部を駆動する印刷部駆動回路を少
なくとも有する製版印刷制御ユニットと、外部装置から
画像データを入力し、この画像データを製版印刷制御ユ
ニットに出力する画像データ待受ユニットと、製版印刷
制御ユニットに第1の電源を供給する第1の電源供給手
段と、画像データ待受ユニットに第2の電源を供給する
第2の電源供給手段と、第2の電源供給手段にて電源が
供給されている画像データ待受ユニットにより動作制御
を行い、製版部又は印刷部の待機モードにおいて、製版
印刷制御ユニットへの第1の電源の供給を遮断する電源
制御回路とを備えた製版印刷機としたことである。ここ
で、「製版印刷機」には、少なくとも孔版印刷機が含ま
れる。
【0037】このように構成される本発明の第2の特徴
に係る孔版印刷機においては、製版印刷制御ユニットと
は別に画像データ待受ユニットを備え、製版印刷制御ユ
ニットに第1の電源を供給する第1の電源供給手段とは
独立の第2の電源を供給する第2の電源供給手段を画像
データ待受ユニットに備えたので、製版印刷制御ユニッ
トの稼働状態に対して独立に画像データ待受ユニットに
第2の電源を供給することで、この画像データ待受ユニ
ットを稼働状態にすることができる。すなわち、画像デ
ータ待受ユニットは外部装置からの画像データの入力並
びにこの画像データの製版印刷制御ユニットへの出力が
可能な状態であり、即座に製版印刷制御ユニットを稼働
状態にし、製版部の製版動作又は印刷部の印刷動作を実
施することができる。特に、孔版印刷機においては、複
写機のように予熱を必要としないので、製版印刷制御ユ
ニットに第1の電源が供給されれば即座に製版を行うこ
とができ、又画像データはマスターにてドラムに着版さ
れているので、度々待機モードになっても画像形成処理
等の複雑な処理をその都度行うことなく、即座に印刷す
ることができる。さらに、本発明の第2の特徴に係る製
版印刷機においては、待機モードにおいて製版印刷制御
ユニットへの第1の電源の供給が遮断されるようにした
ので、待機電力を減少することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0039】製版印刷機及びその電源制御システムの構
成 図1は本発明の実施の形態に係る製版印刷機及びその電
源制御システムの概略ブロック構成図、図2は本発明の
実施の形態に係る電源制御システムの詳細なブロック構
成図である。まず図1に示す製版印刷機1は、コンピュ
ータネットワーク上の上位装置としての外部装置(例え
ばコンピュータ)2に接続され、コンピュータネットワ
ークを構築するようになっている。この製版印刷機1
は、製版動作さらに詳細には孔版動作を行う製版部10
と、印刷動作を行う印刷部11と、製版部10及び印刷
部11の動作制御並びに電源制御を行う電源制御システ
ム12とを備えて構成されている。
【0040】電源制御システム12は、図1及び図2に
示すように、製版部10を駆動する製版部駆動回路15
1及び印刷部11を駆動する印刷部駆動回路152を少
なくとも有する製版印刷制御ユニット15と、外部装置
2から画像データを入力し、この画像データを製版印刷
制御ユニット15に出力する画像データ待受ユニット1
6と、製版印刷制御ユニット15に第1の電源を供給す
る第1の電源供給手段と、画像データ待受ユニット16
に第2の電源を供給する第2の電源供給手段と、第2の
電源供給手段にて第2の電源が供給されている画像デー
タ待受ユニット16により動作制御を行い、製版部10
又は印刷部11の待機モードにおいて、製版印刷制御ユ
ニット15への第1の電源の供給を遮断する電源制御回
路18とを備えて構成されている。
【0041】第1の電源供給手段は、第1の電源の供給
源となる製版印刷機1の外部の商用電源(交流電源)3
と、メインスイッチ17と、駆動リレー回路181と、
第1の電源回路13とを備えて構成されている。この第
1の電源供給手段においては、商用電源3と製版印刷制
御ユニット15との間にメインスイッチ17、駆動リレ
ー回路181、第1の電源回路13のそれぞれが順次配
設されている。
【0042】第2の電源供給手段は、第1の電源の供給
源と同様で第2の電源の供給源となる商用電源3と、メ
インスイッチ17と、第2の電源回路14とを備えて構
成されている。この第2の電源供給手段においては、商
用電源3と画像データ待受ユニット16との間にメイン
スイッチ17、第2の電源回路14のそれぞれが順次配
設されている。
【0043】電源制御回路18は、第1の電源の供給経
路(第1の電源供給手段内部)に配設された製版印刷制
御ユニット15の駆動リレー回路181と、駆動リレー
回路181を駆動するリレー駆動回路180と、このリ
レー駆動回路180の動作制御を行う中央演算処理ユニ
ット(CPU)160とを少なくとも備えて構成されて
いる。本発明の実施の形態において、中央演算処理ユニ
ット160は、画像データ待受ユニット16を構築する
ようになっており、電源制御回路18において兼用され
ている。すなわち、電源制御回路18は、画像データ待
受ユニット16により動作制御を行い、この動作制御に
基づき、駆動リレー回路181を通電状態にして製版印
刷制御ユニット15に第1の電源を供給し、又駆動リレ
ー回路181を遮断状態にして製版印刷制御ユニット1
5への第1の電源の供給を遮断するようになっており、
製版印刷制御ユニットの動作制御(電源供給制御)を行
うようになっている。
【0044】本発明の実施の形態に係る電源制御システ
ム12においては、第1の電源が製版印刷制御ユニット
15に供給された後つまり例えば製版動作や印刷動作が
終了した後、一定時間、操作パネル156(図2及び図
3参照。)から入力がない場合、又は画像データ待受ユ
ニット16に画像データの入力がない場合に、製版印刷
制御ユニット15から待機モードの指令が出力されるよ
うになっており、この待機モードの指令に基づき、駆動
リレー回路181により第1の電源の供給を遮断するこ
とができる。待機モードが解除されれば(復帰モードに
なれば)、電源制御システム12は、駆動リレー回路1
81による第1の電源の遮断を解除し、製版印刷制御ユ
ニット15に第1の電源を供給するようになっている。
【0045】製版印刷制御ユニット15は、図2に示す
ように、前述の製版部駆動回路151及び印刷部駆動回
路152と、製版印刷制御ユニット15の全体の動作を
制御する中央演算処理ユニット150と、操作パネル1
56と、所定プログラムを格納するメモリ回路155と
を備えて構成されている。製版印刷機1にはさらに原稿
の文字、数字、記号、画像等を読み取る画像読取部15
3を備えており、製版印刷制御ユニット15にはこの画
像読取部153で読み取った情報を画像データに変換す
る画像処理回路154をさらに備えている。画像処理回
路154において変換された画像データは、例えば製版
部駆動回路151を通して製版部10において製版(マ
スターに画像データを作成)することができ、さらに製
版された画像データは印刷部11のドラムに着版され用
紙に画像を印刷することができる。
【0046】メモリ回路155には、様々なプログラ
ム、本発明の実施の形態においては少なくとも待機モー
ドの指令を作成するプログラム、スプールモードの指令
を作成するプログラム、オートアイドリング動作を行う
プログラム等が格納されている。
【0047】図3は電源制御システム12の操作パネル
156のブロック構成図である。図3に示すように、操
作パネル156は、製版印刷機1の大半の操作を行うた
めの複数の操作スイッチ156Cと、製版印刷機1の例
えば製版部10や印刷部11の操作状態又は稼働状態を
表示する表示装置156Aと、表示処理回路/キー入力
処理回路156Bとを備えて構成されている。表示装置
156Aは、製版部10や印刷部11の操作状態又は稼
働状態を、文字、記号、数字又はそれらの組み合わせで
表示するようになっている。表示処理回路/キー入力処
理回路156Bは、操作スイッチ156Cからの入力に
基づきその入力に対応する表示を表示装置156Aに出
力するようになっている。これらの操作パネル156の
操作スイッチ156C、表示装置156A、表示処理回
路/キー入力処理回路156Bのそれぞれは、基本的に
は第1の電源供給手段を通じて製版印刷制御ユニット1
5に供給された第1の電源により稼働されるようになっ
ている。
【0048】この操作パネル156には、製版印刷制御
ユニット15の待機モードを解除し、製版印刷制御ユニ
ット15を稼働させる復帰モードスイッチ165と、復
帰モードスイッチ165の近傍に製版印刷制御ユニット
15が待機モードにあるか、復帰モードにあるかを判別
するための待機モード/復帰モード表示装置166とを
さらに備えている。この復帰モードスイッチ165及び
待機モード/復帰モード表示装置166は、製版印刷制
御ユニット15が待機モードであるか、復帰モードであ
るかを使用者が容易に知り得るようにし、例えば待機モ
ードを即座に解除し、即座に製版動作や印刷動作を行う
ことができるように便宜を図った機能である。本発明の
実施の形態においては、この形式に必ずしも限定される
ものではないが、復帰モードスイッチ165には投入式
のスイッチが使用されている。また、待機モード/復帰
モード表示装置166には、安価で寿命が長く信頼性に
優れた状態表示用LEDが使用されており、点灯か非点
灯で待機モードであるか復帰モードであるかを容易に判
別できるようになっている。なお、待機モード/復帰モ
ード表示装置16には、文字、記号、数字又はそれらの
組み合わせで待機モードであるか復帰モードであるかを
表示する液晶表示パネルのような表示装置を使用するこ
とができる。
【0049】図2及び図3に示すように、復帰モードス
イッチ165、待機モード/復帰モード表示装置166
は、いずれも、基本的には画像データ待受ユニット16
の中央演算処理ユニット160から電源が供給されるよ
うになっている。すなわち、復帰モードスイッチ16
5、待機モード/復帰モード表示装置166のそれぞれ
は、第2の電源供給手段を通じて画像データ待受ユニッ
ト16に供給される第2の電源を使用しており、製版印
刷機1のメインスイッチ17が投入状態において、製版
印刷制御ユニット15の待機モードにより操作パネル1
56に電源(第1の電源)がたとえ供給されていなくて
も画像データ待受ユニット16側から供給される電源
(第2の電源)により稼働状態を維持することができ
る。
【0050】図2に示すように、画像データ待受ユニッ
ト16は、外部インターフェイス回路161と、この画
像データ待受ユニット16の大半の動作を制御する中央
演算処理ユニット160と、メモリ回路163と、記憶
装置164と、プログラムタイマ162とを備えて構成
されている。
【0051】外部インターフェイス回路161は、外部
装置2からコンピュータネットワークを通じて画像デー
タを受け取り、この画像データを製版印刷制御ユニット
15で取り扱うことができる専用の画像信号に変換する
ようになっている。
【0052】メモリ回路163は所定プログラムを格納
するようになっている。この所定プログラムには、例え
ば製版印刷制御ユニット15から待機モードの指令が出
力された場合に電源制御回路18のリレー駆動回路18
0を起動して駆動リレー回路181で第1の電源を遮断
するプログラム、又待機モードが解除された場合に駆動
リレー回路181の第1の電源の遮断を解除し通電する
プログラム、予め設定された所定時間内に待機モードを
解除してオートアイドリング稼働させるプログラム等が
少なくとも格納されている。
【0053】プログラムタイマ162は、商用電源3か
ら供給される第2の電源とは異なり、製版印刷機1のメ
インスイッチ17が投入されていない場合でも所定の時
刻を刻むことができるように内蔵電池から電源が供給さ
れるようになっている。本発明の実施の形態において、
プログラムタイマ162は主にオートアイドリング稼働
させる時間を刻むようになっている。
【0054】記憶装置164は、外部装置2から画像デ
ータ待受ユニット16に入力された画像データ(正確に
は画像データを変換した画像信号)を一時的にスプール
するようになっており、画像データ待受ユニット16に
スプール機能を付加するようになっている。記憶装置1
64は、画像データ待受ユニット16の中央演算処理ユ
ニット160に接続され、かつこの中央演算処理ユニッ
ト160から間接的に又は画像データ待受ユニット16
から直接的に第2の電源が供給されるようになってお
り、製版印刷制御ユニット15の待機モード中に画像信
号を格納できるようになっている。なお、スプールモー
ドにするか否かは操作パネル156の操作スイッチ15
6Cにより設定することができ、さらにスプールモード
の解除は復帰モードスイッチ165で行うことができ
る。
【0055】製版印刷機及びその電源制御システムの動
作 次に、前述の製版印刷機1及びその電源制御システム1
2の動作を説明する。図4は本発明の実施の形態に係る
製版印刷機1及びその電源制御システム12の全体的な
動作を説明する状態遷移図である。図4に示すように、
製版印刷機1の標準モード20の製版動作や印刷動作
は、図1に示すメインスイッチを「ON」にする電源投
入動作21により開始され、メインスイッチを「OF
F」にする電源遮断動作22により終了する。そして、
本発明の実施の形態に係る製版印刷機1及びその電源制
御システム12においては、標準モード20に加えて、
待機モード23、オートアイドリングモード24及びス
プールモード25の各動作機能をさらに備えている。
【0056】待機モード23は、製版動作や印刷動作が
一定時間(又は一定期間)実行されない場合に図1及び
図2に示す製版印刷制御ユニット15の稼働を一時的に
停止させ、画像データ待受ユニット16に画像データの
入力があれば又は操作パネル156の復帰モードスイッ
チ165の入力があれば即座に製版印刷制御ユニット1
5を稼働することができる状態である。待機モード23
は電源制御回路18により製版印刷制御ユニット15へ
の第1の電源の供給を遮断することにより行われ、待機
モード23が解除されれば、電源制御回路18により製
版印刷制御ユニット15に第1の電源の供給が開始され
るようになっている。
【0057】オートアイドリングモード24は、製版印
刷機1の稼働が一定期間実行されていない場合又は待機
モード23が一定期間継続しているような場合に、定期
的に待機モード23を解除し、例えば印刷画像の立ち上
がり速度を速くするためにオートアイドリング稼働をさ
せる状態である。ここでの「一定期間」とは、使用者が
予め設定することができる期間であり、この期間には
「日」と「時間」とが含まれる。
【0058】スプールモード25は、製版印刷制御ユニ
ット15の稼働を行わない待機モード23の状態におい
て、画像データ待受ユニット16に入力された画像デー
タを記憶装置164にスプールすることができる状態で
ある。スプールモード25にするか、待機モード23に
するかは操作パネル156において使用者が任意に選別
することができる。スプールされた画像データは必要に
応じて、例えば別の画像データを製版又は印刷する際に
併せて製版又は印刷させることができる。
【0059】次に、各動作機能をフローチャートを用い
て詳述する。
【0060】(1)標準モードの電源投入動作 図5は製版印刷機1及びその電源制御システム12の標
準モード20の電源投入動作のフローチャートである。
【0061】まず、図1、図2、図4及び図5におい
て、製版印刷機1の電源制御システム12の電源投入動
作21が開始され(200)、メインスイッチ17が最
初に投入される(201)。このメインスイッチ17の
投入により、商用電源3からメインスイッチ17を通し
て第2の電源回路14に第2の電源が供給され(20
2)、画像データ待受ユニット16が起動される(20
3)。画像データ待受ユニット16は、自信が起動され
るとともに、中央演算処理ユニット160がメモリ回路
163に格納されたプログラムをロードし、電源制御回
路18を起動する(204)。電源制御回路18は、リ
レー駆動回路180により駆動リレー回路181を通電
状態に維持し、商用電源3からメインスイッチ17、駆
動リレー回路181のそれぞれを通して第1の電源を第
1の電源回路13に供給する(205)。この第1の電
源回路13に第1の電源が供給されることにより、製版
印刷制御ユニット15を起動することができ(20
6)、この製版印刷制御ユニット15は製版動作及び印
刷動作が即座に実行できるスタンバイ状態に維持するこ
とができる(207)。この製版印刷制御ユニット15
がスタンバイ状態になった時点で電源投入動作21を終
了させることができる(208)。
【0062】(2)標準モードの電源遮断動作 図6は製版印刷機1及びその電源制御システム12の標
準モードの電源遮断動作のフローチャートである。
【0063】図1、図4及び図6において、前述の図5
に示す製版印刷制御ユニット15のスタンバイ状態中に
電源遮断動作22が開始され(210)、メインスイッ
チ17の投入が解除される(211)と、商用電源3か
ら第2の電源回路14への第2の電源の供給が遮断され
るとともに第1の電源回路13への第1の電源の供給が
遮断され、製版印刷機1の稼働並びに電源制御システム
12の稼働そのものを停止させることができる。第1の
電源並びに第2の電源の供給が遮断された時点で電源遮
断動作22を終了させることができる(213)。
【0064】(3)待機モード及びアイドリングモード
の動作 図7は製版印刷機1及びその電源制御システム12のオ
ート待機モード並びにオートアイドリングモードのフロ
ーチャート、図8はオート待機モードの詳細なフローチ
ャート、図9はオートアイドリングモードの詳細なフロ
ーチャートである。本発明の実施の形態に係る製版印刷
機1及び電源制御システム12においては、オート待機
モードの有効か無効か、オートアイドリングモードの有
効か無効かを使用者が、操作パネル156において任意
に設定することができる。ここでは、オート待機モード
が有効とされる場合を説明する。
【0065】(3a)オート待機モード 図1乃至図4及び図7において、まず電源投入動作が行
われた後、操作パネル156の操作スイッチ156Cの
投入によりオート待機モードが有効とされ、オート待機
動作が開始される(300)。このオート待機動作を行
うプログラムは製版印刷制御ユニット15のメモリ回路
155に格納されている。
【0066】図8に示すように、オート待機動作が開始
される(300)と、最初に製版印刷制御ユニット15
の中央演算処理ユニット150は製版動作中か印刷機動
作中かを判定する(310)。製版動作中か印刷動作中
であれば前段に戻り、再度製版動作中か印刷動作中かの
判定がなされる。製版動作中、印刷動作中のいずれにも
該当しない場合には、これらの動作が実行されていない
時間の計測が開始される(311)。この時間計測中に
操作パネル156の操作スイッチ156Cの入力があっ
た場合には、時間計測が最初から行われる(312)。
操作スイッチ156Cの入力がなく、予め設定された所
定時間を経過した場合(313)には、待機モード23
の準備動作として、製版印刷制御ユニット15の中央演
算処理ユニット150から画像データ待受ユニット16
の中央演算処理ユニット160、すなわち電源制御回路
18としての中央演算処理ユニット160に待機モード
23の起動命令が出力される(314)。この起動命令
に基づき、中央演算処理ユニット160はリレー駆動回
路180を通して駆動リレー回路181を制御し、第1
の電源の供給を遮断する(315)。第1の電源の遮断
により、製版印刷制御ユニット15の稼働が一時的に停
止され、待機モード23になる。待機モード23が実行
された後にはこのプログラムは最初に戻る(316)。
【0067】このように本発明の実施の形態に係る製版
印刷機1及びその電源制御システム12においては、第
1の電源の供給から一定時間の経過後に、製版印刷制御
ユニット15を自動的に待機モード23にすることがで
きるので、待機電力をより一層減少させることができ
る。
【0068】(3b)オートアイドリングモード 待機モード23が起動された後には、図7に示すオート
アイドリングモード24が有効か無効かが判定される
(301)。操作パネル156の操作スイッチ156C
により既にオートアイドリングモード24が有効である
場合、オートアイドリング動作が開始される(30
6)。このオートアイドリングモード24のプログラム
は画像データ待受ユニット16のメモリ回路163に格
納されている。図9に示すように、オートアイドリング
モード24は、まず最初に図2に示すプログラムタイマ
162が参照され(320)、現在の日時が予め設定さ
れた日時か否かが判定される(321)。現在の日時が
予め設定された日時でない場合には、このプログラムは
最初に戻る(327)。
【0069】現在の日時が予め設定された日時と一致す
る場合には、電源制御回路180の中央演算処理ユニッ
ト160によりリレー駆動回路180が起動され、この
リレー駆動回路180の起動により駆動リレー回路18
1が通電状態に維持され(322)、商用電源3から製
版印刷制御ユニット15に第1の電源が供給される。さ
らに、画像データ待受ユニット16の中央演算処理ユニ
ット160から製版印刷制御ユニット15の中央演算処
理ユニット150にオートアイドリング指令が出力され
(323)、このオートアイドリング指令に基づき印刷
部駆動回路152を通して印刷部11のアイドリング動
作が実行される(324)。そして、このアイドリング
動作が完了したか否かが判定され(325)、完了して
いる場合には電源制御回路18の駆動リレー回路181
により第1の電源の供給が遮断され(326)、製版印
刷制御ユニット15は再び待機モード23になる。この
待機モード23になった後にプログラムは最初に戻る
(327)。
【0070】このように本発明の実施の形態に係る製版
印刷機1及びその電源制御システム12においては、製
版印刷制御ユニット15の待機モード23を予め設定さ
れた所定時間内において解除し、製版印刷制御ユニット
15をオートアイドリング稼働させるプログラムタイマ
162を備えたことで、製版印刷制御ユニット15が長
い間待機モード23にあっても、プログラムタイマ16
2により製版印刷制御ユニット15を定期的にオートア
イドリング稼働させることができるので、印刷画像の立
ち上がりをスムースにし、印刷動作を即座に行うことが
できる。
【0071】(3c)待機モードの解除 オートアイドリングモード24から待機モード23に戻
った後は、図7に示すように、操作パネル156の復帰
モードスイッチ156の投入があるか否かの判定(30
2)、画像データ待受ユニット160に外部装置2から
画像データの入力があるか否かの判定(303)が行わ
れる。
【0072】復帰モードスイッチ156の投入があった
場合は、図3に示すように復帰モードスイッチ156の
投入信号は電源制御回路18としての中央演算処理ユニ
ット160に直接入力され、中央演算処理ユニット16
0はリレー駆動回路180を通して駆動リレー回路18
1の通電を開始し(304)、商用電源3から製版印刷
制御ユニット15に第1の電源の供給が再開され(30
5)、待機モード23が解除される。この待機モード2
3が解除されたことにより、製版動作又は印刷動作を実
行することができる。待機モード23が解除されたこと
により、このプログラムは最初に戻る(308)。な
お、図3に示すように、操作パネル156には、画像デ
ータ待受ユニット16の中央演算処理ユニット160に
接続された復帰モード表示装置166が配設されている
ので、復帰モードスイッチ156の投入と同時に待機モ
ード23が解除された旨を待機モード/復帰モード表示
装置166により知ることができる。
【0073】このように本発明の実施の形態に係る製版
印刷機1及びその電源制御システム12において、復帰
モードスイッチ165、待機モード/復帰モード表示装
置166のそれぞれは、画像データ待受ユニット16
(詳細にはその中央演算処理ユニット160)に接続さ
れるとともに、画像データ待受ユニット16から第2の
電源を供給するようにしたので、製版印刷制御ユニット
15を稼働させてこの製版印刷制御ユニット15から電
源を供給する必要がなく、画像データ待受ユニット16
から復帰モードスイッチ165、待機モード/復帰モー
ド表示装置166に必要な電源を供給することができる
ので、より一層の消費電力を実現することができる。さ
らに、製版印刷機1の大半の操作を司る操作パネル15
6中に、この操作パネル156に対して独立に復帰モー
ドスイッチ165及び待機モード/復帰モード表示装置
166を配設することにより、待機モード23の時に操
作パネル156全体の電源供給を遮断した状態で、復帰
モードスイッチ165及び待機モード/復帰モード表示
装置166だけを稼働させることができる。
【0074】さらに、このように本発明の実施の形態に
係る製版印刷機1及びその電源制御システムにおいて
は、製版印刷制御ユニット15の待機モード23を人為
的に即座に解除し、必要に応じて即座に製版動作又は印
刷動作を行うことができる。
【0075】復帰モードスイッチ156の投入がない場
合は画像データが画像データ待受ユニット16に入力さ
れたか否かが判定され(303)、画像データの入力が
ない場合にはオートアイドリングモード24が有効か無
効かが再度判定される(301)。
【0076】(4)画像データ受信起動動作 図7に示すように、画像データの入力があった場合には
画像データ受信起動動作(307)が実行される。図1
0は製版印刷機1及びその電源制御システム12の画像
データ受信起動動作の詳細なフローチャートである。
【0077】図1、図2及び図10において、画像デー
タ受信起動動作(307)は、まず最初に外部装置2か
ら画像データ待受ユニット16の外部インターフェイス
回路161に入力された画像データを、この外部インタ
ーフェイス回路161において製版印刷制御ユニット1
5で使用される画像信号に変換する(330)。この
後、画像信号の変換が終了したか否かが判定され(33
1)、引き続き製版印刷制御ユニット15がスタンバイ
状態にあるか否かが判定される(332)。
【0078】ここで、製版印刷制御ユニット15がスタ
ンバイ状態にない場合には電源制御回路18の駆動リレ
ー回路181が通電状態、すなわち製版印刷制御ユニッ
ト15に第1の電源が供給状態にあるか否かが判定され
(333)、駆動リレー回路181が遮断状態にある場
合にはこの駆動リレー回路181を通電状態にする(3
34)。
【0079】製版印刷制御ユニット15のスタンバイ状
態が確認されると、図1に示す中央演算処理ユニット1
50は製版部駆動回路151を通して製版部10を駆動
し、製版動作を実行させる(335)。引き続き、製版
動作の完了か否かが判定され(336)、製版動作が完
了した後には中央演算処理ユニット150は印刷部駆動
回路152を通して印刷部11を駆動し、印刷動作を実
行させる(337)。本発明の実施の形態に係る印刷動
作においては、ファーストプリントを行い、このファー
ストプリントを行った旨を操作パネル156の表示装置
156Aに表示するか、又は予め設定された枚数若しく
は部数をプリントし、このプリントを行った旨を操作パ
ネル156の表示装置156Aに表示するかの選択が、
操作パネル156で行えるようになっている。
【0080】印刷動作が実行された後には印刷動作の完
了か否かが判定され(338)、印刷動作が完了してい
る場合には画像データ受信起動動作(307)が終了
し、このプログラムは最初に戻る(339)。
【0081】画像データ受信起動動作(307)が終了
すると、図7に示すオート待機モードのプログラムが終
了し、このプログラムは最初に戻る(308)。
【0082】このように本発明の実施の形態に係る製版
印刷機1及びその電源制御システム12において、画像
データ待受ユニット16は、外部装置2から入力された
画像データを製版印刷制御ユニット15で使用される画
像信号に変換した後に、電源制御回路18による待機モ
ード23を解除し、製版印刷制御ユニット15を稼働さ
せるようにしたので、画像データ待受ユニット16に画
像データが入力されてから製版印刷制御ユニット15を
稼働させるまでの間、すなわち画像信号の変換中も製版
印刷制御ユニット15を待機モード23にすることがで
きるので、この画像信号の変換中も待機電力を減少させ
ることができる。
【0083】さらに、本発明の実施の形態に係る製版印
刷機1及びその電源制御システム12においては、画像
データ待受ユニット16に画像データが入力されると、
待機モード23を解除して製版印刷制御ユニット15に
より製版動作を行い、ファーストプリントを行うととも
に、このファーストプリントを行ったことを操作パネル
156の表示装置156Aに表示させるようにしたの
で、画像データ待受ユニット16への画像データの入力
からファーストプリントまでを自動的に行うことがで
き、このファーストプリントからマスターの状態を確認
した上で印刷動作を行うことができる。
【0084】さらに、本発明の実施の形態に係る製版印
刷機1及びその電源制御システム12においては、画像
データ待受ユニット16に画像データが入力されると、
待機モード23を解除して製版印刷制御ユニット15に
より製版動作を行い、予め設定された枚数のプリントを
行うとともに、このプリントを行ったことを操作パネル
156の表示装置156Aに表示させるようにしたの
で、画像データ待受ユニット16に画像データが入力さ
れると、自動的に指定枚数のプリントを実行することが
でき、自動的に電子データの小冊子を作成することがで
きる。
【0085】(5)スプールモード 図4に示すように、本発明の実施の形態に係る製版印刷
機1及びその電源制御システム12においては、さらに
待機モード23中に外部装置2から入力された画像デー
タをスプールしておくスプールモード25を選択するこ
とができる。図11は本発明の実施の形態に係る製版印
刷機1及びその電源制御システム12のスプールモード
の詳細なフローチャートである。
【0086】図3に示す操作パネル156の操作スイッ
チ156Cによりスプールモード25が選択される(3
40)と、図2に示す製版印刷制御ユニット15の中央
演算処理ユニット150はメモリ回路155に格納され
ているプログラムをロードし、待機モード23の準備動
作を行うとともに、画像データ待受ユニット16の中央
演算処理ユニット160にスプールモード25の開始命
令を出力する(341)。待機モード23が併用されて
いるので、電源制御回路18の駆動リレー回路181に
より商用電源3から製版印刷制御ユニット15に供給さ
れる第1の電源は遮断される(342)。この待機モー
ド23中においては、画像データ待受ユニット16に画
像データが入力されたか否かが常に判定される(34
2)。そして、画像データの入力があった場合には、待
機モード23が維持された状態において、この画像デー
タは図2に示す記憶装置164に記憶される。画像デー
タは外部インターフェイス回路161を通して画像信号
に変換された後に記憶装置164に記憶されるようにな
っている。
【0087】ここで、スプールモード25中に図3に示
す操作パネル156の復帰モードスイッチ15の入力が
あるか否かが判定され(345)、復帰モードスイッチ
15の入力があった(待機モード23が解除された)場
合には電源制御回路18の駆動リレー回路181を通電
状態にし(346)、商用電源3から製版印刷制御ユニ
ット15に第1の電源を供給し、製版印刷制御ユニット
15を稼働状態にする。製版印刷制御ユニット15が稼
働されたことで、図3に示す操作パネル156に電源の
供給がなされ、表示装置156Aにおいて記憶装置16
4に記憶されている画像データの有無が表示される(3
47)。この表示がなされた時点でスプールモード25
のプログラムが終了し、プログラムは最初に戻る(34
8)。
【0088】このように本発明の実施の形態に係る製版
印刷機1及びその電源制御システム12においては、製
版印刷制御ユニット15の稼働を行わない(第1の電源
を供給しない)状態において、画像データ待受ユニット
16に入力された画像データを記憶回路164にスプー
ルしておくことができるので、消費電力を減少させるこ
とができる。この記憶装置164にスプールされた画像
データは必要な時に製版印刷制御ユニット15を稼働さ
せて出力させることができる。
【0089】製版印刷機1及びその電源制御システム1
2で得られる効果 このように構成される本発明の実施の形態に係る製版印
刷機1及びその電源制御システム12においては、製版
印刷制御ユニット15とは別に画像データ待受ユニット
16を備え、製版印刷制御ユニット15に第1の電源を
供給する第1の電源供給手段とは独立の第2の電源を供
給する第2の電源供給手段を画像データ待受ユニット1
6に備えたので、製版印刷制御ユニット15の稼働状態
に対して独立に画像データ待受ユニット16に第2の電
源を供給することで、この画像データ待受ユニット16
を稼働状態にすることができる。すなわち、通電時にお
いて、画像データ待受ユニット16は外部装置2からの
画像データの入力並びにこの画像データの製版印刷制御
ユニット15への出力が可能な状態であり、即座に製版
印刷制御ユニット15を稼働状態にし、製版動作又は印
刷動作を実施することができる。特に、製版印刷機1さ
らには孔版印刷機においては、複写機のように予熱を必
要としないので、製版印刷制御ユニット15に第1の電
源が供給されれば即座に製版を行うことができ、又画像
データはマスターにてドラムに着版されているので、度
々待機モード23になっても画像形成処理等の複雑な処
理をその都度行うことなく、即座に印刷することができ
る。そして、製版印刷機1及びその電源制御システム1
2に電源制御回路18を備えたので、待機モード23に
おいて製版印刷制御ユニット15への第1の電源の供給
を遮断することができ、待機電力を減少させることがで
きる。
【0090】さらに、このように構成される製版印刷機
1及びその電源制御システム12においては、第2の電
源供給手段で第2の電源を画像データ待受ユニット16
に供給し、この画像データ待受ユニット16を起動した
後に、電源制御回路18により第1の電源供給手段を通
じて第1の電源を製版印刷制御ユニット15に供給し、
この製版印刷制御ユニット15を起動することができ、
電源供給(投入)順序を規定することができるので、電
源制御システム12の動作安定性を向上させることがで
きる。この電源制御システム12の動作安定性の向上に
より、製版印刷機1の起動時の動作安定性を向上させる
ことができる。
【0091】第1の変形例 本発明の実施の形態の第1の変形例に係る製版印刷機1
及びその電源制御システム12においては、画像データ
待受ユニット16が、外部装置2から画像データが入力
された時点において、電源制御回路18による待機モー
ド23を解除し、製版印刷制御ユニット15を稼働させ
るようになっている。画像データが入力された時点と
は、画像データの画像データ待受ユニット16への入力
時点と実効的に同一時点であり、電源制御回路18によ
る待機モード23を解除し、製版印刷制御ユニット15
を稼働させるまでに要する信号遅延時間が少なくとも同
一時点の範疇に含まれる。
【0092】このように構成される本発明の実施の形態
の第1の変形例に係る製版印刷機1及びその電源制御シ
ステム12においては、画像データ待受ユニット16に
画像データが入力された時点で製版印刷制御ユニット1
5を稼働させることができるので、製版動作又は印刷動
作を即座に行うことができる。
【0093】第2の変形例 本発明の実施の形態の第2の変形例に係る製版印刷機1
の電源制御システム12においては、画像データ待受ユ
ニット16が、外部装置2から入力された画像データを
製版印刷制御ユニット15で使用される画像信号に変換
中に、電源制御回路18による待機モード23を解除
し、製版印刷制御ユニット15を稼働させるようになっ
ている。画像信号に変換中とは、画像信号の変換開始か
ら変換終了までの途中である。例えば、画像信号の変換
終了までの残り時間が、製版印刷制御ユニット15にお
いて稼働開始の指示からスタンバイ状態に至るまでに要
する時間と等しいか、この時間よりも短い時間になるよ
うに、画像信号に変換中の時点が設定されている。
【0094】このように構成される本発明の実施の形態
の第2の変形例に係る製版印刷機1及びその電源制御シ
ステム12においては、画像データ待受ユニット16に
入力された画像データを画像信号に変換中に重複させて
製版印刷制御ユニット15のスタンバイ動作を行うこと
ができるので、画像信号の変換中も製版印刷制御ユニッ
ト15を待機モード23にして待機電力を減少させつ
つ、さらに画像信号の変換後には即座に製版印刷制御ユ
ニット15を稼働させることができる。
【0095】本発明は上記実施の形態によって記載した
が、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限
定するものであると理解すべきではない。この開示から
当業者には様々な代価実施の形態、実施例及び運用技術
が明らかとなろう。
【0096】例えば、上記実施の形態においては、電源
制御システム12の画像データ待受ユニット16と電源
制御回路18とでそれぞれ中央演算処理ユニット160
を兼用し、画像データ待受ユニット16に電源制御回路
18の一部が組み込まれるようなシステム構成になって
いるが、本発明においては、画像データ待受ユニット1
6、電源制御回路18のそれぞれに中央演算処理ユニッ
トを備え、システム構成上は別々の回路ブロックとして
構築することができる。
【0097】このように、本発明はここでは記載してい
ない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従っ
て、本発明の技術的範囲は上記の妥当な特許請求の範囲
に係る発明特定事項によってのみ定められるものであ
る。
【0098】
【発明の効果】本発明は、製版動作や印刷動作が行われ
ていない待機モードにおいて待機電力を減少させること
ができるとともに、画像データの入力後に即座に製版動
作や印刷動作を実施することができる製版印刷機及びそ
の電源制御システムを提供することができる。
【0099】本発明は、さらにシステム起動時の安定性
を向上させることができる製版印刷機及びその電源制御
システムを提供することができる。
【0100】本発明は、さらに自動的に待機電力を減少
させることができる製版印刷機及びその電源制御システ
ムを提供することができる。
【0101】本発明は、さらに画像信号の変換中におい
ても待機電力を減少させることができる製版印刷機及び
その電源制御システムを提供することができる。
【0102】本発明は、さらに画像信号の変換中におい
ても待機電力を減少させることができ、かつ画像信号の
変換後に即座に製版動作又は印刷動作を行うことができ
る製版印刷機及びその電源制御システムを提供すること
ができる。
【0103】本発明は、さらに待機モードの解除を容易
に行うことができる製版印刷機及びその電源制御システ
ムを提供することができる。
【0104】本発明は、さらに待機モードか復帰モード
かの判別を容易に行うことができ、かつ待機モードの解
除を容易に行うことができる製版印刷機及びその電源制
御システムを提供することができる。
【0105】本発明は、さらに待機モードか復帰モード
かの判別を容易に行うことができ、かつ待機モードの解
除を容易に行うことができ、より一層の消費電力を減少
させることができる製版印刷機及びその電源制御システ
ムを提供することができる。
【0106】本発明は、さらに待機モードが長い間続い
ても即座に製版動作や印刷動作を実施することができる
製版印刷機及びその電源制御システムを提供することが
できる。
【0107】本発明は、さらに外部装置から画像データ
が入力されたかどうかを容易に知ることができ、かつ待
機モードの解除を自動的に行うことができる製版印刷機
及びその電源制御システムを提供することができる。
【0108】本発明は、さらに外部装置から入力される
画像データを確認した上で印刷動作を実行することがで
きる製版印刷機及びその電源制御システムを提供するこ
とができる。
【0109】本発明は、さらに外部装置から入力される
画像データに基づき、自動的に電子データの小冊子を作
成することができる製版印刷機及びその電源制御システ
ムを提供することができる。
【0110】本発明は、さらに外部装置から入力される
画像データをスプールさせておくことができる製版印刷
機及びその電源制御システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る製版印刷機及びその
電源制御システムの概略ブロック構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電源制御システムの
詳細なブロック構成図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る電源制御システムの
操作パネルのブロック構成図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る製版印刷機及びその
電源制御システムの全体的な動作を説明する状態遷移図
である。
【図5】本発明の実施の形態に係る製版印刷機及びその
電源制御システムの標準モードの電源投入動作のフロー
チャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係る製版印刷機及びその
電源制御システムの標準モードの電源遮断動作のフロー
チャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係る製版印刷機及びその
電源制御システムのオート待機モード並びにオートアイ
ドリングモードのフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態に係るオート待機モードの
詳細なフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態に係るオートアイドリング
モードの詳細なフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態に係る画像データ受信起
動動作の詳細なフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態に係るスプールモードの
詳細なフローチャートである。
【符号の説明】
1 製版印刷機 2 外部装置 3 商用電源 10 製版部 11 印刷部 12 電源制御システム 13 第1の電源回路 14 第2の電源回路 15 製版印刷制御ユニット 150,160 中央演算処理ユニット 151 製版部駆動回路 152 印刷部駆動回路 153 画像読み取り部 154 画像処理回路 155,163 メモリ回路 156 操作パネル 156A 表示装置 156B 表示処理回路/キー入力処理回路 156C 操作スイッチ 16 画像データ待受ユニット 162 プログラムタイマ 164 記憶装置 165 復帰モードスイッチ 166 待機モード/復帰モード表示装置 17 メインスイッチ 18 電源制御回路 180 リレー駆動回路 181 駆動リレー回路 20 標準モード 23 待機モード 24 オートアイドリングモード 25 スプールモード
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−81156(JP,A) 特開 平11−203101(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41C 1/055 511 B41L 13/04 B41J 29/38 G06F 1/32 G06F 3/12

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製版部を駆動する製版部駆動回路及び印
    刷部を駆動する印刷部駆動回路を少なくとも有する製版
    印刷制御ユニットと、 外部装置から画像データを入力し、この画像データを前
    記製版印刷制御ユニットに出力する画像データ待受ユニ
    ットと、 前記製版印刷制御ユニットに第1の電源を供給する第1
    の電源供給手段と、 前記画像データ待受ユニットに第2の電源を供給する第
    2の電源供給手段と、 前記第2の電源供給手段にて電源が供給されている前記
    画像データ待受ユニットにより動作制御を行い、前記製
    版印刷制御ユニットが待機モードの時に前記製版印刷制
    御ユニットへの第1の電源の供給を遮断するとともに、
    前記外部装置から入力された画像データを前記製版印刷
    制御ユニットで使用される画像信号に変換した後に待機
    モードを解除して前記製版印刷制御ユニットを稼働させ
    電源制御回路とを備えたことを特徴とする製版印刷機
    の電源制御システム。
  2. 【請求項2】 前記電源制御回路は、前記 第1の電源の供給経路に配設された前記製版印刷制
    御ユニットの駆動リレー回路と、 前記駆動リレー回路を駆動するリレー駆動回路と、 前記リレー駆動回路の動作制御を行う中央演算処理ユニ
    ットとを少なくとも備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の製版印刷機の電源制御システム。
  3. 【請求項3】 前記製版印刷制御ユニットには、操作ス
    イッチ及び操作状態や稼働状態を表示する表示装置を少
    なくとも含む操作パネルをさらに備え、 前記製版印刷制御ユニットは、第1の電源が供給された
    後、一定時間、操作パネルから入力がない場合、又は前
    記画像データ待受ユニットに画像データの入力がない場
    合に、前記電源制御回路に待機モードの指令を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の製版印刷機の電源制
    御システム。
  4. 【請求項4】 前記製版印刷制御ユニットの待機モード
    を解除し、前記製版印刷制御ユニットを稼働させる復帰
    モードスイッチをさらに備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の製版印刷機の電源制御システム。
  5. 【請求項5】 前記復帰モードスイッチの近傍に、製版
    印刷制御ユニットが待機モードにあるか、復帰モードに
    あるかを判別する待機モード/復帰モード表示装置をさ
    らに備えたことを特徴とする請求項4に記載の製版印刷
    機の電源制御システム。
  6. 【請求項6】 前記復帰モードスイッチ、待機モード/
    復帰モード表示装置のそれぞれは前記画像データ待受ユ
    ニットに接続されるとともに、前記復帰モードスイッ
    チ、待機モード/復帰モード表示装置のそれぞれには画
    像データ待受ユニットから電源が供給されることを特徴
    とする請求項5に記載の製版印刷機の電源制御システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記製版印刷制御ユニットの待機モード
    を予め設定された所定時間内において解除し、前記製版
    印刷制御ユニットをオートアイドリング稼働させるプロ
    グラムタイマをさらに備えたことを特徴とする請求項1
    に記載の製版印刷機の電源制御システム。
  8. 【請求項8】 前記画像データ待受ユニットは、画像デ
    ータが入力されると、前記操作パネルの表示装置に画像
    データの入力を表示させるとともに、待機モードを解除
    して前記製版印刷制御ユニットを稼働させることを特徴
    とする請求項3に記載の製版印刷機の電源制御システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記画像データ待受ユニットは、画像デ
    ータが入力されると、待機モードを解除して前記製版印
    刷制御ユニットにより製版動作を行い、ファーストプリ
    ントを行うとともに、このファーストプリントを行った
    ことを前記操作パネルの表示装置に表示させることを特
    徴とする請求項3に記載の製版印刷機の電源制御システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記画像データ待受ユニットは、画像
    データが入力されると、待機モードを解除して前記製版
    印刷制御ユニットにより製版動作を行い、予め設定され
    た枚数の印刷動作を行うとともに、この印刷動作を行っ
    たことを前記操作パネルの表示装置に表示させることを
    特徴とする請求項3に記載の製版印刷機の電源制御シス
    テム。
  11. 【請求項11】 前記画像データ待受ユニットは、入力
    された画像データをスプールする記憶装置をさらに備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の製版印刷機の電源
    制御システム。
  12. 【請求項12】 製版部を駆動する製版部駆動回路及び
    印刷部を駆動する印刷部駆動回路を少なくとも有する製
    版印刷制御ユニットと、 外部装置から画像データを入力し、この画像データを前
    記製版印刷制御ユニットに出力する画像データ待受ユニ
    ットと、 前記製版印刷制御ユニットに第1の電源を供給する第1
    の電源供給手段と、 前記画像データ待受ユニットに第2の電源を供給する第
    2の電源供給手段と、 前記第2の電源供給手段にて電源が供給されている前記
    画像データ待受ユニットにより動作制御を行い、前記製
    版印刷制御ユニットが待機モードの時に前記製版印刷制
    御ユニットへの第1の電源の供給を遮断するとともに、
    前記外部装置から入力された画像データを前記製版印刷
    制御ユニットで使用される画像信号に変換中に待機モー
    ドを解除して前記製版印刷制御ユニットを稼働させる電
    源制御回路とを備えたことを特徴とする製版印刷機の電
    源制御システム。
  13. 【請求項13】 製版動作を行う製版部と、 印刷動作を行う印刷部と、 前記製版部を駆動する製版部駆動回路及び前記印刷部を
    駆動する印刷部駆動回路を少なくとも有する製版印刷制
    御ユニットと、 外部装置から画像データを入力し、この画像データを前
    記製版印刷制御ユニットに出力する画像データ待受ユニ
    ットと、 前記製版印刷制御ユニットに第1の電源を供給する第1
    の電源供給手段と、 前記画像データ待受ユニットに第2の電源を供給する第
    2の電源供給手段と、 前記第2の電源供給手段にて電源が供給されている前記
    画像データ待受ユニットにより動作制御を行い、前記製
    版部又は印刷部の待機モードにおいて、前記製版印刷制
    御ユニットへの第1の電源の供給を遮断するとともに、
    前記外部装置から入力された画像データを前記製版印刷
    制御ユニットで使用される画像信号に変換した後に待機
    モードを解除して前記製版印刷制御ユニットを稼働させ
    電源制御回路とを備えたことを特徴とする製版印刷
    機。
  14. 【請求項14】 製版動作を行う製版部と、 印刷動作を行う印刷部と、 前記製版部を駆動する製版部駆動回路及び前記印刷部を
    駆動する印刷部駆動回路を少なくとも有する製版印刷制
    御ユニットと、 外部装置から画像データを入力し、この画像データを前
    記製版印刷制御ユニットに出力する画像データ待受ユニ
    ットと、 前記製版印刷制御ユニットに第1の電源を供給する第1
    の電源供給手段と、 前記画像データ待受ユニットに第2の電源を供給する第
    2の電源供給手段と、 前記第2の電源供給手段にて電源が供給されている前記
    画像データ待受ユニットにより動作制御を行い、前記製
    版部又は印刷部の待機モードにおいて、前記製版印刷制
    御ユニットへの第1の電源の供給を遮断するとともに、
    前記外部装置から入力された画像データを前記製版印刷
    制御ユニットで使用される画像信号に変換中に待機モー
    ドを解除して前記製版印刷制御ユニットを稼働させる電
    源制御回路とを備えたことを特徴とする製版印刷機。
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