JP2003113862A - クラッチレリーズ軸受装置 - Google Patents
クラッチレリーズ軸受装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/12—Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
- F16D23/14—Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings
- F16D23/142—Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings with a resilient member acting radially between the bearing and its guide means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
形が生じてもスリーブの真円度に影響を及ぼさず、製作
に際してもコストアップを抑えたシンプルなクラッチレ
リーズ軸受装置を提供する。 【解決手段】 レリーズフォークからの押圧力を受ける
アンビル2を一体成形した樹脂製円筒状スリ−ブ1と、
ダイヤフラムスプリングと当接する転がり軸受3と、を
備えたクラッチレリ−ズ軸受装置の前記スリーブ1の外
周側の転がり軸受3とアンビル2との間に、バックアッ
プリング5を配置する。また、スリーブ1の外周側に凹
状のスリット1sを形成する。
Description
トランスミッションとの間に組み込まれる自動調心型の
クラッチレリ−ズ軸受装置に関する。
との間には、図6に示すように、クラッチレリ−ズ軸受
装置20が組み込まれる。このクラッチレリ−ズ軸受装
置20は、トランスミッション21の入力軸22周囲に
突設されたフロントカバ−23上を軸方向へ摺動自在と
なるように嵌挿され、クラッチペダルからの踏力により
支点24回りに回動するレリ−ズフォ−ク25の先端部
(通常、二股状)で押圧し摺動させるように構成してあ
る。即ち、クラッチペダル(図示せず)を踏むと通常二
股状のレリ−ズフォ−ク25がクラッチレリ−ズ軸受装
置20を、図6の左方向へ押圧し、更に該クラッチレリ
−ズ軸受装置20がフロントカバ−23上を軸方向に摺
動してダイヤフラムスプリング26を押圧し、該ダイヤ
フラムスプリング26の弾性によりクラッチディスク2
7をフライホィ−ル30に押圧しているプレッシャプレ
−ト28がクラッチディスク27から離れてクラッチが
開放され、エンジンの出力軸31の回転力をトランスミ
ッション21側に伝達するのを遮断する。
軸受装置20の例としては、図7に示すように、合成樹
脂で製作され外側にフランジ部41fを設け前記フロン
トカバー23外周囲を往復動するスリーブ41と、内周
部端部が前記スリーブ41と一体に形成され前記二股状
のレリーズフォーク25の先端部が当接するアンビル4
2と、前記スリーブ41のフランジ部41f側面に当接
するよう配置した転がり軸受43と、で構成したものが
知られている。そして、前記転がり軸受43の外輪43
aには、通常、ダイヤフラムスプリング26の内径部端
部が当接する。尚、前記転がり軸受43は、往復移動時
の軸中心が一致するとは限らないため内輪43cの内径
側をシール部を備えた弾性支持部材44で支持して自動
調心性を持たせるようにしてある。
のクラッチレリ−ズ軸受装置には、アンビル42のフラ
ンジ部42f側面にトランスミッション21側から二股
のレリ−ズフォ−ク25端部が繰り返し当接するため当
接部が摩耗する傾向にある。レリ−ズフォ−ク25との
当接部に摩耗が生じると、クラッチレリーズ荷重が増大
したり、クラッチ踏力が不安定になる等のトラブルが生
じる。また、クラッチレリーズ荷重が比較的大きい場
合、スリーブ41のフランジ部41fに変形が生じて該
スリーブ41の真円度が悪化し、摺動不良が生じる場合
があった。そのため、例えば、図8に示すように、耐摩
耗性を向上させる手段として転がり軸受53とスリーブ
51のフランジ部51fに設けた窓51wとの間にバッ
クアップリング55及び摺動部材56を介在させるよう
にしたもの(実公平3−22579号)や、或いは、図
9に示すように、転がり軸受63を保持するスリーブ6
1のレリーズフォーク25(図6参照)が当接するフラ
ンジ部61fの側面に補強板65を配置するもの(特開
平11−63013号)等が提案されている。しかし、
これらは構成が複雑でありコストアップとなりやすい。
になされたものであり、レリーズ荷重が大きくなり、フ
ランジ部の変形が生じてもスリーブの真円度に影響を及
ぼさず、製作に際してもコストアップを抑えたシンプル
なクラッチレリーズ軸受装置を提供することを目的とし
ている。
る課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、レ
リーズフォークからの押圧力を受けるアンビルを一体成
形した樹脂製円筒状スリ−ブと、ダイヤフラムスプリン
グと当接する転がり軸受とを備えたクラッチレリ−ズ軸
受装置において、前記スリーブの外周側であって、前記
転がり軸受とアンビルとの間にバックアップリングを配
置したことを特徴とするものである。
ーブの外周側に凹状のスリットを形成してなることを特
徴とするものである。
ズ軸受装置は、アンビル2側から押圧力がかかった場
合、従来のようにスリーブ1にフランジ部41fを設け
た場合に比べて剛性が大きくなり、更に、バックアップ
リング5を配置することにより一層スリーブ1の変形が
防止できるので真円度が崩れにくい。
ついて図面を参照して説明する。図1は、この発明のク
ラッチレリ−ズ軸受装置の軸方向の一部断面図であり、
図2は、図1のP矢視正面図である。尚、図1は、図2
のA−O−A矢視断面図である。このクラッチレリ−ズ
軸受装置は、合成樹脂で製作される円筒状のスリーブ1
と、内周部端部が前記スリーブ1と一体に形成されレリ
ーズフォークの先端部が当接し押圧力を受けるアンビル
2と、ダイヤフラムスプリング26(図6参照)の内径
部端部と当接するよう配置した転がり軸受3と、前記ス
リーブ1の外周側の該転がり軸受3と前記アンビル1と
の間に配置されるバックアップリング5と、で構成され
る。前記転がり軸受3は、ダイヤフラムスプリング26
の内径部端部と当接する外輪3aと、フランジ部3fを
形成し内周面に軌道面を設けた内輪3cと、ボール3b
と、該ボール3bを保持する保持器3dと、で構成され
る。尚、前記バックアップリング5としては鋼製のもの
が好ましい。
径側をシール部4sを設けた弾性支持部材4によりフレ
キシブルに支持される。このように、転がり軸受3は、
エンジン側出力軸31とトランスミッション21側フロ
ントカバ−33(図6参照)との軸中心が常に一致する
とは限らないため、自動調心し軸の「ずれ」を吸収する
自動調心機能を有する転がり軸受とする。前記外輪3a
の外側周囲と内輪3c内側にかけては、軸受カバー8で
覆うようにして塵埃や水分の侵入を防止している。
装置を構成するスリーブ1とバックアップリング5部分
の断面図である。該スリーブ1の中程の外周回りには凹
状のスリット1sが形成してある。そして、更に該スリ
ット1sの外周側には、前記アンビル2のフランジ部2
fと面接触するようバックアップリング5を配置する。
このようにスリーブ1にスリット1sを設けると、アン
ビル2側から押圧力がかかった場合、従来のようにスリ
ーブ1sにフランジ部41f(図7参照)を設けた場合
に比べて曲げモーメントがかからない。そして、上記す
るように、バックアップリング5を配置することにより
一層スリーブ1の変形が防止できるので真円度が崩れに
くくなる。尚、バックアップリング5を鋼製としてスリ
ット1sは必ずしも設けなくても良い。
装置の第2の実施の形態の断面図である。即ち、第1の
実施の形態では、外輪3aとダイヤフラムスプリング2
6とが接触して、動力を伝達したり、遮断する場合につ
いて説明したが、この実施の形態で使用する転がり軸受
3では、内輪13cがダイヤフラムスプリング26と接
触して動力を伝達したり、遮断する。
脂で製作されるスリーブ11と、内径部端部が前記スリ
ーブ11と一体に形成されたアンビル12と、前記スリ
ーブ11の側面に当接するよう配置した転がり軸受13
と、該転がり軸受13と前記アンビル12との間に配置
されるバックアップリング15と、で構成される。前記
転がり軸受13は、外輪13aと、一方の端部に形成し
たフランジ部13fを外方へ延ばし該フランジ部13f
近傍でダイヤフラムスプリング26が接するようにした
内輪13cと、ボール13bと保持器13dと、外輪1
3aと内輪13cの間の空間を密封するシール部材1
7、18と、で構成される。そして前記スリーブ11に
はスリット11sを設けて剛性を大きくし、アンビル1
2からの押圧力が作用し場合でもバックアップリング1
5との共働によりスリーブ11が変形しないようにして
ある。この場合もバックアップリング15を鋼製として
スリット11sを無くしても良い。
とスリーブ11との間には、外輪13aの一方を径内方
へ延長した延長部と接するように皿ばね19が設置され
ている。この皿ばね19は、ばね鋼で製作され、スリー
ブ11の突起部11aを越えて該スリーブ11の外周側
に嵌まるよう圧入嵌合される。そして、該皿ばね19
は、図5に示すように、周方向一定間隔に腕部19a
と、凹部19bとがプレス加工により形成される。従っ
て、このクラッチレリ−ズ軸受装置の転がり軸受13
は、この皿ばね19により調心されることになる。
は、以上詳述したような構成としたので、大きなレリ−
ズ荷重が作用しても、スリーブの変形を防止することが
できる。また、バックアップリングによりレリ−ズ荷重
が繰り返し作用しても、スリーブの変形は大幅に小さく
することができる。
実施の形態の軸方向の一部断面図(図2のA−O−A矢
視図)である。
実施の形態の正面図である。
実施の形態を構成するスリーブ部分の拡大断面図であ
る。
実施の形態の軸方向の一部断面図である。
実施の形態を構成する皿ばねの平面図である。
する動力伝達機構の構成を示す図であって、クラッチレ
リーズ軸受装置の配置位置を示す図である。
部断面図である。
部断面図である。
部断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 レリーズフォークからの押圧力を受ける
アンビルを一体成形した樹脂製円筒状スリ−ブと、ダイ
ヤフラムスプリングと当接する転がり軸受とを備えたク
ラッチレリ−ズ軸受装置において、 前記スリーブの外周側であって、前記転がり軸受とアン
ビルとの間にバックアップリングを配置したことを特徴
とするクラッチレリ−ズ軸受装置。 - 【請求項2】 前記スリーブの外周側に凹状のスリット
を形成してなることを特徴とする請求項1に記載のクラ
ッチレリ−ズ軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001307141A JP3879975B2 (ja) | 2001-10-03 | 2001-10-03 | クラッチレリーズ軸受装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3879975B2 JP3879975B2 (ja) | 2007-02-14 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006194306A (ja) * | 2005-01-12 | 2006-07-27 | Nsk Ltd | クラッチレリーズ軸受の製造方法 |
JP2010112415A (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-20 | Nsk Ltd | クラッチレリーズ軸受装置 |
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